JP4488908B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像形成装置に関する。
近年、コピー機能以外にもファクシミリ機能など複数の機能を備えた画像形成装置が普及している。これに伴い、画像形成装置の操作部の構成も複雑になっている。そこで、画像形成装置の操作部の使い勝手を向上させるために、さまざまな技術が提案されている(たとえば、特許文献1〜4を参照。)。
特開平8−293224号公報 特開平8−227341号公報 特開平11−134160号公報 特許第3527633号公報
上記特許文献1に記載の技術は、切替スイッチによって操作部に設けられた各キーの機能の切替が可能になっている。このため、少ないキー操作で多機能を実現することができるが、一つのキーで複数の機能設定を行うことはかえって操作が煩雑になる。
また、上記特許文献2〜4に記載の技術は、操作部の液晶パネルの表示を、一般的な機能設定を行うための通常表示画面と、特定の機能設定を行うための簡易表示画面とに切り替え、ユーザの使い勝手の向上を図っている。しかしながら、簡易表示画面で設定できる内容は通常表示画面に比較して少ないため、通常表示画面で特定のモードを設定した後に簡易表示画面に切り替えると、表示できない設定が生じてしまうという問題がある。これがユーザの操作ミスを誘発する原因となる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、表示の切替時に発生する操作ミスを誘発する原因を排除し、操作性を向上させた画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明の画像形成装置は、複写機能、ファクシミリ機能を備えた画像形成装置において、前記機能毎に、一般的な操作・設定メニューを表示する通常表示画面と、特定の操作・設定メニューのみを拡大表示する簡易表示画面との切替表示が可能な表示手段と、前記通常表示画面と前記簡易表示画面とを切り替えるために操作される画面切替手段と、前記画面切替手段の操作により前記通常表示画面と前記簡易表示画面とを切り替える制御手段とを備え、前記制御手段は、1つの機能について前記通常表示画面と前記簡易表示画面とが切り替えられた場合、他の機能の画面の設定状態の変更を行わないことを特徴とする。
また、前記制御手段は、電源切断時に前記表示手段に表示されていた画面の情報をそのままの状態で記憶手段に保存し、電源投入時に前記記憶手段に保存された前記情報を前記表示手段に再表示させることを特徴とする。
また、前記制御手段は、画像形成装置のジョブ実行中には、前記画面切替手段が操作されても前記通常表示画面と前記簡易表示画面との切り替えは行わないことを特徴とする。
また、前記表示手段と前記画面切替手段は、前記画像形成装置の操作部に設けられ、前記画面切替手段は、前記表示手段が設けられている前記操作部上の位置とは異なる位置に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、1つの機能について通常表示画面と、特定の操作・設定メニューの簡易表示画面とが切り替えられた場合、他の機能の画面の設定状態の変更を行わないため、ミスコピーやFAXの送信ミスの発生を防止することができるという効果を奏する。
また、電源投入時には電源切断時に保存された情報が表示手段に再表示されるので、表示手段に表示された情報が最終設定状態で保存されるという効果を奏する。
また、画像形成装置のジョブ実行中は表示手段に表示される画面が切り替わらないので、たとえば、通常表示画面が表示されている場合のコピー動作中に、簡易表示画面に切り替わることによる表示欠落を防ぐことができるという効果を奏する。
また、表示手段に表示される画面の切替を行う画面切替手段ので、画面切替操作と機能設定操作とを混同することなく、画面切替操作を確実に行うことができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の操作部の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかる操作部が搭載される画像形成装置の概略構成図である。また、図2は図1のA部の部分拡大図である。
自動原稿送り装置(ADF)1の上部の原稿台2には、原稿の画像面を上にして原稿束が置かれる。操作部30(図5参照)上のスタートキー34が押下されると、一番上の原稿から給送ローラ3,給送ベルト(不図示)によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り、読み取りが終了した原稿は、前記給送ベルトおよび排送ローラ(不図示)によって排出される。さらに、原稿セット検知部7にて原稿台2に次の原稿があることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3,前記給送ベルト,前記排送ローラは搬送モータ26(図3参照)によって駆動される。
画像形成装置下方の第1トレイ8,第2トレイ9,第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11,第2給紙ユニット12,第3給紙ユニット13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザーによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニッシャ200に排出される。定着ユニット17は、ローラの薄肉化と大電力ヒータにより数秒で定着可能になるように構成されている。
また、転写紙の両面に画像を作像する場合は、第1の給紙トレイ8〜第3の給紙トレイ10から給紙され作像された転写紙を、図2の反転経路切替爪115を切り替えることにより上排紙トレイ203あるいは下排紙トレイ204側に導かないで、両面入紙搬送路113に搬送し、反転ユニット112でスイッチバック反転し、用紙揃えジョガー117で両サイドをそろえられた後に、両面搬送モータ118で駆動される両面搬送ユニット111に送る。両面搬送ユニット111に送られた用紙は、再度縦搬送ユニット14に送られて裏面に画像を印刷された後に排紙される。また、転写紙を反転して排出する場合は、反転ユニット112でスイッチバック反転した用紙を両面搬送ユニット111に送らずに反転排紙搬送路114に送り出して排紙する。
フィニッシャ200に排紙された転写紙をステープル処理する場合、一旦スタックトレイ201にスタックされる。すべての転写紙がスタックトレイ201に溜められた後、この用紙束はステープルユニット202により綴じられて上排紙トレイ203または、下排紙トレイ204に排出される。ステープル動作を行わない場合は、転写紙はストレート排紙用の搬送路207を通り、同じように上排紙トレイ203,下排紙トレイ204に排紙される。上排紙トレイ203,下排紙トレイ204は上下に移動することにより、ステープルトレイあるいはストレート排紙用の搬送路207からの転写紙を選択的にどちらかに排紙することができる。また、各排紙トレイ203,204には印刷済みの転写紙が残っているかどうかを検出するための上用紙検知手段205,下用紙検知手段206が設けられている。
図3は、画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。感光体15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18,現像ユニット27は、メインモータ25によって駆動される。反転経路切替爪115は、メインモータ25の駆動を反転経路切替爪SOL116によって伝達駆動される。両面搬送モータ118は、両面搬送ユニット111を駆動する。用紙揃えジョガー駆動モータ119は、用紙揃えジョガー117を駆動する。メインCPU20は、これらを統括制御する。また、メインCPU20は、操作部30における情報入力や表示出力、自動原稿送り装置1、フィニッシャ200などの制御を行っている。
次に、図1を用いて、原稿の画像読み取りから記録面上に潜像形成するまでの動作を説明する。潜像とは感光体15の面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51,第1ミラー52,レンズ53,CCDイメージセンサ54等で構成されている。露光ランプ51および第1ミラー52は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は、図示しない第2キャリッジ上に固定されている。
原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向の位置が設定される。読み取られた画像データは、MTF補正、フィルタ処理、圧縮等の画像処理が行われた後に、順次画像メモリ66(図4参照)に蓄えられる。
書き込みユニット57は、レーザー出力ユニット58,結像レンズ59,ミラー60で構成され、レーザー出力ユニット58の内部には、レーザー光源であるレーザーダイオードおよびモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザー出力ユニット58より照射されるレーザー光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体15の面上に集光結像する。
偏光されたレーザー光は、感光体15が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査された後、後述する画像処理部により処理される。感光体15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体15の面上に画像(静電潜像)が形成される。
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザー光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザービームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
次に、画像処理部(読み取りユニット50と書き込みユニット57)の構成について説明する。図4は、画像処理部の構成を示すブロック図である。露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(不図示)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部62でシェーディング補正がなされた後、MTF・γ補正部63にてMTF補正、γ補正等がなされ、変倍処理部72で変倍処理がなされ、メモリコントローラ65へ送られる。
メモリコントローラ65に送られた画像信号は、一次圧縮処理をかけられてから画像メモリ66に書き込まれる。ここまでの動作は、原稿の読み込みを開始するとそのページすべてを画像メモリ66に書き込むまで停止することなく処理される。画像メモリ66に書き込まれた画像信号は、二次圧縮部67で二次圧縮処理がなされた後HDD68に書き込まれる。この動作は読み取りユニット50から画像メモリ66に画像信号を書き込む動作とは同期せずに行なうことができるように構成されている。すなわち、画像信号が画像メモリ66に書き込まれた後は、HDD68がドライブレディー状態になっていれば任意のタイミングでHDD68に転送可能である。
また、このとき画像メモリ66に書き込まれた画像信号は、ページごとにJPEGやTIFFなどの汎用画像フォーマットでイメージが作られ、これもHDD68に保存される。保存された画像は、操作部30からの操作によりパーソナルコンピュータのフォルダ等に配信することができる。
以上の動作は読み取りユニット50から原稿を読み込む動作に関するものであるが、ネットワーク経由でプリンタ印刷要求を行う場合は次のように動作する。ネットワーク経由で送信されてきたページ記述言語(PDL)は、その内容がメインCPU20により解析されてビットマップ画像データに変換される。画像データは画像メモリ66上に書き込まれると同時に、二次圧縮処理後にHDD68にも保存される。また、コピーの時と同様画像メモリ66の画像はTIFFなどのフォーマットでサムネイル化された後にHDD68に保存される。
画像メモリ66に書き込まれた画像を印刷する場合は、画像メモリ66からメモリコントローラ65に画像データが送られて、そこから書き込み・γ補正ユニット71を経由し書き込みユニット57に送られる。書き込みユニット57に送られた画像データは、感光体15上に潜像を作成し、これを現像化することでコピー画像を得る。なお、画像を印刷しない場合(単に蓄積だけしておく場合)は、当該印刷動作は行わない。
また、この画像処理部は、メモリコントローラ65等への設定や、読み取りユニット50および書き込みユニット57の制御をおこなうメインCPU20、およびそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備え、その他NIC73も接続されている。メインCPU20は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しなどを行う。
図5は、操作部30の一例を示す図である。操作部30には、液晶タッチパネル31,コピーキー32,ファクスキー33,スタートキー34,テンキー35,画面切替キー36などが設けられ、液晶タッチパネル31には、後述するモード設定のためのキーや画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
図5の液晶タッチパネル31には、コピー処理を行う場合の通常表示画面の一例が示されている。オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルにおこなうことが可能である。
図5において、液晶タッチパネル31の上部には、「コピーできます」、「お待ちください」などのメッセージを表示するメッセージエリア31aが表示される。メッセージエリア31a内の右側には、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部31bが表示される。メッセージエリア31aの下側には、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー31cが表示される。
さらに、自動用紙選択キー31cの下側には、等倍や拡大/縮小倍率をセットする倍率セットキー31d、片面,両面モードや集約印刷モードなどを設定する印刷モード設定キー31e、コピーを1部ずつページ順に揃える処理(ソート)やコピーをページごとに仕分けする処理(スタック)を指定するソート/スタックキー31f、ソート処理されたものを1部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー31g、用紙のパンチ孔位置を指定するパンチキー31hなどが表示される。
また、図5に示した状態で、画面切替キー36を押下すると、液晶タッチパネル31は図6のような表示に切り替わる。この図6に示した液晶タッチパネル31は、簡易表示画面の一例を示すものである。この例では、元がコピー処理用の画面表示であるため、切り替えた画面もコピー処理用の簡易表示画面になっている。
この液晶タッチパネル31の表示状態は、電源切断または省エネ状態に移行する場合、それまでの表示状態がたとえばHDD68などに記憶され、電源投入時または省エネ状態解除時に記憶された状態で再現されるようになっている。
図7は、電源投入時または省エネ状態解除時の液晶タッチパネル31の表示処理を説明するためのフローチャートである。まず、電源投入または省エネ状態が解除されると(ステップS701)、電源切断または省エネ状態に移行前の液晶タッチパネル31が簡易表示画面であったか否かを検出する(ステップS702)。ここで、簡易表示画面であった場合(ステップS702:Yes)は、液晶タッチパネル31には簡易表示画面が表示される(ステップS703)。一方、簡易表示画面でなかった場合(ステップS702:No)は、液晶タッチパネル31には通常表示画面が表示される(ステップS704)。
また、この操作部30において、画面切替キー36を押下したとき、押下時にコピージョブやFAXの送信ジョブを実行中であった場合、画面は切り替わらずキー操作は無効になる。ジョブ実行中でない場合は、設定されている機能モードをすべてリセットした状態で簡易表示画面へ、あるいは通常表示画面へ切り替わる。なお、簡易表示画面で設定した機能モードは通常表示画面ではすべて表示可能であるため、この場合は機能モードをリセットしなくても問題はない。しかし、画面の切替方向によって機能モードがリセットされたり、されなかったりするのはユーザを混乱させるおそれがあるため、この実施の形態では、一律画面切替時には機能モードがリセットされるものとした。また、このとき表示中の機能モードがコピーであればコピー画面のみを切り替え、FAX画面(FAXの機能モード設定状態)は一切変更しない。
図8は、操作部30における画面切替キー36が押下された場合の処理を説明するためのフローチャートである。ここでは、画像形成装置がコピー機能とファクシミリ機能を備えているものとする。まず、画面切替キー36が押下されると(ステップS801)、液晶タッチパネル31の表示モードがコピーモードか否か検出する(ステップS802)。ここで、コピーモードの場合(ステップS802:Yes)は、ステップS803へ移行する。コピーモードでない(FAXモード)場合(ステップS802:No)は、ステップS804へ移行する。
ステップS802においてコピーモードの場合(ステップS802:Yes)は、次にコピージョブ実行中か否かを検出する(ステップS803)。ここで、コピージョブ実行中の場合(ステップS803:Yes)は、画面切替は実施せず、キー操作を無効にする(ステップS805)。一方、コピージョブ実行中でない場合(ステップS803:No)は、コピーモードをリセットし、画面を切り替える(通常表示画面から簡易表示画面に、あるいはその逆)(ステップS806)。
ステップS802においてコピーモードでない(FAXモード)場合(ステップS802:No)は、次にFAXジョブ実行中か否かを検出する(ステップS804)。ここで、FAXジョブ実行中の場合(ステップS804:Yes)は、画面切替は実施せず、キー操作を無効にする(ステップS805)。一方、FAXジョブ実行中でない場合(ステップS804:No)は、FAXモードをリセットし、画面を切り替える(通常表示画面から簡易表示画面に、あるいはその逆)(ステップS807)。
以上説明したように、この発明によれば、操作部30の液晶タッチパネル31の表示切替を行う場合に、すべての機能モードをリセットしてしまうので、たとえば通常表示画面から簡易表示画面への切替時に予期しない設定が残ってしまうことによるミスコピーやFAXの送信ミスの発生を防止することができる。
また、この発明によれば、液晶タッチパネル31の最終設定状態が確保されるので、液晶タッチパネル31を一度簡易表示画面に変更すれば、次の電源投入時あるいは省エネ状態解除時には再度簡易表示画面への切替を行う必要はない。したがって、たとえば、簡易表示画面をデフォルト画面として使用したいユーザにとっては、一度簡易表示画面に切り替えておけば、いつでも簡易表示画面で使用することができる。また、ジョブ実行中は、液晶タッチパネル31の画面表示が切り替わらないので、たとえば、通常表示画面が表示されている場合のコピー動作中に、簡易表示画面に切り替わることによる表示欠落を防ぐことができる。また、簡易表示画面の切替を表示中のアプリケーションのみに限定することにより、切替による他アプリケーション設定状態への悪影響をなくすことができる。
以上のように、この発明は画像形成装置の操作部の操作性の向上に有用であり、特に、液晶表示の切替時に発生する操作ミスなどの排除に適している。
この発明の実施の形態にかかる操作部が搭載される画像形成装置の概略構成図である。 図1のA部の部分拡大図である。 画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 画像処理部の構成を示すブロック図である。 画像形成装置に搭載される操作部の一例を示す図である。 画像形成装置に搭載される操作部の一例を示す図である。 電源投入時または省エネ状態解除時の液晶タッチパネルの表示処理を説明するためのフローチャートである。 操作部における画面切替キーが押下された場合の処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知部
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縦搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
20 メインCPU
27 現像ユニット
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 コピーキー
33 ファクスキー
34 スタートキー
35 テンキー
36 画面切替キー
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサ
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザー出力ユニット
59 結像レンズ
60 ミラー
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
67 二次圧縮部
69 ROM
70 RAM
73 NIC
111 両面搬送ユニット
112 反転ユニット
113 両面入紙搬送路
114 反転排紙搬送路
115 反転経路切替爪
117 用紙揃えジョガー
118 両面搬送モータ
200 フィニッシャ
203 上排紙トレイ
204 下排紙トレイ

Claims (4)

  1. 複写機能、ファクシミリ機能備えた画像形成装置において
    前記機能毎に、一般的な操作・設定メニューを表示する通常表示画面と、特定の操作・設定メニューのみを拡大表示する簡易表示画面との切替表示が可能な表示手段
    前記通常表示画面と前記簡易表示画面とを切り替えるために操作される画面切替手段と、
    前記画面切替手段の操作により前記通常表示画面と前記簡易表示画面とを切り替える制御手段とを備え、
    前記制御手段は、1つの機能について前記通常表示画面と前記簡易表示画面とが切り替えられた場合、他の機能の画面の設定状態の変更を行わないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、電源切断時に前記表示手段に表示されていた画面の情報をそのままの状態で記憶手段に保存し、電源投入時に前記記憶手段に保存された前記情報を前記表示手段に再表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像形成装置のジョブ実行中には、前記画面切替手段が操作されても前記通常表示画面と前記簡易表示画面との切り替えは行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示手段と前記画面切替手段は、前記画像形成装置の操作部に設けられ、前記画面切替手段は、前記表示手段が設けられている前記操作部上の位置とは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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