JP3830880B2 - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された画像データに対して回転処理を行う機能を有し、コピー、プリンタ、スキャナ、およびFAXなどのアプリケーションを同時に動作させることができる画像処理装置、及び前記画像処理装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の画像形成装置には、コピー、プリンタ、スキャナ、FAXなど複数種のアプリケーション(以下、アプリとも称する)を備え、これらのアプリケーションを同時に動作可能な機能を備えたものがある。また、画像処理に際し、転写紙のセット方向や入力された画像情報の入力方向によっては、出力する画像の方向が意図したものでなくなったり、画像合成の際に画像方向の齟齬が生じたりする。そこで、画像処理時に画像の回転処理を実行し、画像の方向を所望の方向に設定して転写紙に画像形成するようにした画像形成装置が提供されている。
【0003】
しかし、前述のような副数種のアプリが実施可能な装置にあっても、画像回転手段は通常1つしかなかったため、回転動作が高速かつ連続で必要な場合や、複数のアプリで同時に回転動作を行おうとすると、前段の処理が終了するまで待たなければならなかった。そのため処理の遅延が発生し、所望の結果を得られない場合があった。
【0004】
これを図9のフローチャートにより説明する。図9は従来の回転手段が1つの場合の回転処理制御を説明するためのフローチャートで、(a)は回転要求があった場合を、(b)は回転起動させた場合をそれぞれ示している。回転処理に際しては、図9(a)に示すように、まず、回転要求の有無をチェックし(ステップ901)、回転要求があれば、回転処理を行う(ステップ902)。回転処理の実行に際しては、図9(b)に示すように、回転器(手段)が使用中であるか否かをチェックし(ステップ903)、使用中でなければ回転器を起動し(ステップ904)、回転器の回転処理状況をチェックする(ステップ905)。回転器が使用中の場合、使用終了まで待機(WAIT)し、前の処理が終了すると回転処理を実行する。このように処理するので待機時間が発生することになる。
【0005】
そこで、例えば、特開平8−149278号公報には、入力時に回転して画像を出力するかどうか判断し、回転が必要な蓄積出力の場合は入力時に回転して蓄積し、蓄積出力時の回転処理を省くことにより生産性を上げることが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−149278号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術においては、回転が必要な場合は、回転した画像を記憶装置に記憶しているので、記憶装置から回転した画像を読み出しながら、次の画像情報を回転させた形で記憶させることができるが、画像回転装置は1つであり、1つの画像情報の回転処理が終わらない限り、次の画像の回転処理を行うことができず、待機時間はほとんど短縮されることはない。たとえ短縮されることがあったとしても僅かである。
【0008】
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は効率的な画像処理が可能となり、画像処理時に待機時間が発生することによる処理の遅延をなくすことができる画像処理装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、画像情報を画像処理する同時に動作可能な複数のアプリケーションを装置内に搭載し、入力された画像情報を回転処理する画像回転手段と、入力された画像情報や回転された画像情報を出力する手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像処理装置において、前記画像回転手段を前記装置内に複数備え、当該複数の画像回転手段の少なくとも1つは、回転処理以外の処理も実行する機能を有し、前記制御手段はアプリケーションに応じて前記複数の画像回転手段を選択的に使用し、画像情報を出力させることを特徴とする。このように複数の画像回転手段を備え、当該複数の画像回転手段の少なくとも1つは、回転処理以外の処理も実行する機能を有し、アプリケーションに応じて前記複数の画像回転手段を選択的に使用するので、各画像回転手段によって処理させる対象を振り分け、効率的に画像処理することが可能となる。
【0011】
の手段は、第の手段において、前記制御手段は、前記複数の画像回転手段の少なくとも1つに、画像情報を記憶する記憶手段の処理に関連する処理のみを行わせることを特徴とする。
【0012】
の手段は、第の手段において、前記制御手段は、前記複数の画像回転手段の少なくとも1つに、複数のアプリケーションのうちの1つの処理に関連する処理のみを行わせることを特徴とする。
【0013】
の手段は、第または第の手段において、前記制御手段は、前記処理以外の処理を行うときは前記処理を行う画像回転手段以外の前記画像回転手段を選択することを特徴とする。
【0014】
これら第2ないし第の手段にように、制御手段により、処理する対象、使用する機能などに応じて画像回転手段を使い分けるようにすると、効率的に画像処理することが可能となる。
【0015】
の手段は、第1ないし第の手段に係る画像処理装置と、前記画像処理装置によって処理された画像データに基づいて記録媒体に可視画像を出力する画像形成手段とを備えていることを特徴とする。前記画像処理手段によって処理させた画像データに基づいて画像出力するようにすると、効率的に画像出力することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態をについて説明する。
【0017】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る複写機の全体の構成を概略的に示す図、図2はその操作部の概略構成を示す図、図3はその制御部の概略構成を示すブロック図、図4は図3のIPUの構成を示すブロック図である。
【0018】
本実施形態に係る画像形成装置は、コピー、プリンタそしてファクシミリの各アプリケーションを備えた複合機である。同図において、本実施形態に係る画像形成装置は、自動原稿送り装置(以下、ADFと称する)1、読み取りユニット50、書き込みユニット57、作像ユニット80、給紙ユニット90及びフィニッシャ100から構成されている。
【0019】
最上部に配置された自動原稿送り装置(以下、ADFと称する)1は、原稿台2に原稿の画像面を上にして原稿束を置き、図2に示す操作部30上のプリントキー34を押下することにより原稿のコピーが行われる。すなわち、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。なお、図示していないが、1枚の原稿の給送完了により原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。給送された原稿は、読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知センサ7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は図3に示す搬送モータ26によって駆動される。
【0020】
最下部に配置された給紙ユニット90の第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって作像ユニット80の感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
【0021】
フィニシャ100は、切り替え板101によって、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へ導くことができる。切り替え板101を図1において上方向に切り替えることにより、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙することができる。また、切り替え板101を図1において下方向に切り替えることにより、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送することができる。ステープル台108に積載された転写紙は、1枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0022】
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0023】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され、感光体15のトナー像が作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、両面入搬送路113から両面ユニット112に搬送される。両面ユニット112への切り替えは、排紙ユニット18内に設けられた経路切り替えのための分岐爪(図示しない)を切り替えることにより行われる。転写紙は一旦両面ユニット112の上段のスイッチバックトレイにストックされた後、両面搬送ユニット111を通り、再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えのための分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
【0024】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は、図3のメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21(図3)によって伝達駆動される。
操作部30には、図2に示すように、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、予熱キー35、リセットキー36、初期設定キー37等が設けられている。液晶タッチパネル31は、各種機能キーおよび画像形成装置の状態を示すメッセージなどを表示する。オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチすると、そのキーが選択されたことになり、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチすることにより、下の階層の詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
【0025】
初期設定キー37を押すと、機械の初期状態を任意にカスタマイズすることが可能である。機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定することができる。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等を選択すること、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間を設定すること、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定することが可能である。予熱キー35を押すと、機械は待機状態から、電力低減状態に移行し、定着温度を低下させたり、操作部の表示を消灯する。予熱状態は、国際エネルギースター計画で言う低電力状態を意味している。また、予熱状態、オフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させるには、この予熱キー35を再度押下する。
【0026】
図3はメインコントローラを中心に、制御装置を図示したものである。メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示やオペレータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理ユニット(以下、IPUと称する)49、ADF1等の分散制御装置が接続されている。各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作司令のやりとりを行っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ25、メインモータ25の動力を縦搬送ユニット14に伝達するための中間クラッチ21、メインモータ25の動力によって第1ないし第3給紙装置11〜13の給紙動作を行わせるための第1ないし第3クラッチ22〜24も接続されている。
【0027】
図1に戻り、画像形成装置の原稿読み取りから、画像の書き込みまでを説明する。
【0028】
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に操作される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
【0029】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、図示していないが、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)などが備わっている。書き込みユニット57から出力されるレーザ光は画像作像系の感光体15に照射され、図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
【0030】
IPU49では、図4に示すように露光ランプ51から照射された原稿からの反射光をCCDイメージセンサ54に導いて光電変換し、A/Dコンバータ61によってデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。その後、セレクタ64によって印字合成部71を介して入力した画像データを変倍回路77へ、或いは、画像メモリコントローラ65へ切り替えて供給する。印字合成部71から変倍回路77を経由した画像信号は変倍率に合わせて拡大縮小され、書き込みユニット57に送られる。印字合成部71には、CPU72により制御される印字ユニットである印字イメージデータ発生装置76が接続されている。
【0031】
一方、画像メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。図4には特に明示していないが、IPU49には読み取りユニット50から入力される画像データ以外にもI/Oポート67、電話回線通信制御ユニット68を介して外部から供給される画像データ、例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から入力したデータも処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。
【0032】
本実施形態においては、I/Oポート67を介して画像形成装置がネットワーク接続されており、その通信手段には、例えばインターネットの標準プロトコルとして普及してTCP/IP通信プロトコルが用いられる。また、本実施形態では、ネットワーク接続された各画像形成装置の機械構成情報や動作状況、もしくはリモート出力コマンド等の制御コマンド、設定コマンドの送受信も行っている。また、IPU49には、画像メモリコントローラ65等への設定や読み取り部50書き込み部57の制御を行うCPU72、およびそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70、NV−RAM74を備えている。
【0033】
電話回線通信制御ユニット68は、付属の図示しないアンテナを介して無線通信網より得られるアナログ情報をデジタル化したり、画像メモリ66やハードディスク(HD)75、ROM69、RAM70、NV−RAM74に記憶されているデータをアナログ情報に変換し無線通信網を経由して、所定の携帯端末に送信する機能をもつ。これにより、一般の電話と画像形成装置とのデータの送受信を可能にしている。
【0034】
更にCPU72は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しを行う。原稿画像で画像メモリコントローラ65へ送られた画像は、画像メモリコントローラ65内にある画像圧縮装置(図示しない)によって画像データを圧縮した後、画像メモリ66に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリを大変多く使用する。画像圧縮を行うことにより、限られた画像メモリを有効に利用できる。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することができるため、ソート機能として、貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力することができる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66のデータを画像メモリコントローラ65内の伸長装置で順次伸長しながら出力を行う。このような機能は、一般に「電子ソート」と呼ばれている。また、画像メモリの機能を利用して、複数枚の原稿画像を画像メモリの転写紙1枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込むことも可能となる。例えば4枚の原稿画像を、画像メモリの転写紙1枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことで、4枚の原稿が1枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。画像メモリ66の画像はCPU72からアクセス可能な構成となっている。このため画像メモリの内容を加工することが可能であり、例えば画像の間引き処理、画像の切り出し処理等が行える。加工には、画像メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことで画像メモリの処理を行うことができる。加工された画像は再度画像メモリに保持される。画像メモリ66は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0035】
画像メモリ66は、多くの画像データを収納するためハードディスクを別に設けることもある。ハードディスクを用いることにより、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴もある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスクが用いられるのが一般的である。
【0036】
書き込み、読み出しには本体の作像ユニット80や読み取りユニット50からの画像書き込みに対して処理速度の差を吸収するために、画像メモリ65に一旦記憶され、処理される。また画像記憶装置からのデータを書き込みユニット57に送る際は、画像メモリ66に一旦記憶し、書き込みユニット57に送ることになる。このように画像を記憶する装置の画像メモリ66、HD75、スキャナ画像、書き込みユニットに送る画像の入出力は全て画像メモリコントローラ65によって画像パスが決められる。
【0037】
画像メモリコントローラ65は、図5に示すように、第1ないし第3の3つの回転器81,82,83、エンジン73に対する信号の扱う入力DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)84と出力DMAC85、画像メモリ66のためのDMAC86、HD75のためのDMAC87を備えている。回転器81,82,83は、それぞれ画像の回転機能を有し、また以下に説明するように、画像回転機能以外に、複数の画像の合成機能あるいはメモリクリア機能の少なくとも一方を備えているものもある。
【0038】
ここで、図6のフローチャートにより、第1ないし第3の回転器81,82,83の回転処理制御を説明する。回転要求が発生した場合、第1の回転器81の使用状態をチェックし(ステップ601)、使用中でなければ第1の回転器81を起動して回転処理を実行し(ステップ602)、第1の回転器81の回転処理状況をチェックする(ステップ603)。
【0039】
第1の回転器81が使用中の場合、待機(WAIT)することなく第2の回転器82の使用状態をチェックし(ステップ604)、第2の回転器82が使用中でなければ回転器82を起動して第2の回転器82によって回転処理を実行し(ステップ605)、第2の回転器82の回転処理状況をチェックする(ステップ606)。
【0040】
第2の回転器82が使用中の場合、さらに第3の回転器83の使用状態をチェックし(ステップ607)、第3の回転器83が使用中でなければ第3の回転器83を起動して第3の回転器83によって回転処理を実行し(ステップ608)、第3の回転器83の回転処理状況をチェックする(ステップ609)。第3の回転器83が使用中の場合は、3つの回転機81,82,83の何れかかが空くまで待機する。これにより待機状態になる頻度がかなり軽減され、従来例のような処理の遅延を最小限に抑えることが可能となる。
【0041】
図7は本発明の第2の実施の形態に係る回転処理の処理手順を示すフローチャートである。この実施形態においては、第1の回転器81は回転機能、画像合成機能、メモリクリア機能の3つの機能を備えているが、第2及び第3の回転器82,83はいずれも回転機能のみの単機能を備えているものとする。すなわち、現実的にはコストの問題があり、全ての回転器が回転器81のような構成は採れないことが多い。
【0042】
そこで、この第2の実施形態においては、回転要求があった場合、まず回転器81,82,83を使用する要求が画像合成あるいはメモリクリアどうかをチェックする(ステップ701)。画像合成あるいはメモリクリアの場合は、処理機能を備えた第1の回転器81によって処理するため、第1の回転器81が使用中であるか否かをチェックし(ステップ702)、第1の回転器81が使用中でない場合は第1の回転器81を起動して(ステップ703)第1の回転器81で処理を行う(ステップ704)。
【0043】
一方、回転器81,82,83を使用する要求が画像合成かメモリクリアでない場合は、回転処理を実行する回転器を上述した実施の形態と同様にして決める。すなわち、まず、第2の回転器82が使用中であるか否かをチェックし(ステップ705)、使用中でない場合は第2の回転器82を起動し(ステップ706)、第2の回転器82によって回転処理を実行する(ステップ707)。第2の回転器82が使用中の場合は、第3の回転器83が使用中であるか否かをチェックし(ステップ708)、使用中でない場合は第3の回転器83を起動し(ステップ709)、第3の回転器83によって回転処理を実行する(ステップ710)。
【0044】
このように第2の実施の形態においては、第1の回転器81を回転処理に使用することなく、即ち画像合成やメモリクリアを回転処理が発生している場合にも待機させることなく処理することが可能なため、回転器の特性に合わせた処理が行えるので、システムのバランスを保った動作が可能となる。
【0045】
、図8は本発明の第3の実施形態による回転処理の処理手順を示すフローチャートである。この実施形態においては、コピーアプリ時は第1の回転器81を使用し、プリンタアプリ時は第2の回転器82を、その他のアプリは第3の回転器83を使用するようにしたものである。
【0046】
すなわち、回転要求があった場合、コピーアプリであるか否かをチェックし(ステップ801)、コピーアプリの場合は、第1の回転器81が使用中であるか否かをチェックし(ステップ802)、使用中でない場合は第1の回転器81を起動し(ステップ803)、第1の回転器81で処理を行う(ステップ804)。コピーアプリでない場合は、プリンタアプリであるか否かをチェックし(ステップ805)、第2の回転器82が使用中であるか否かをチェックする(ステップ806)。使用中でない場合は第2の回転器82を起動し(ステップ807)、第2の回転器82によって回転処理を実行する(ステップ808)。コピーアプリでも、プリンタアプリでもない場合には、第3の回転器83が使用中であるか否かをチェックし(ステップ809)、第3の回転器83が使用中でない場合は第3の回転器83を起動し(ステップ810)、第3の回転器83によって回転処理を実行する(ステップ811)。このように第3の実施の形態においては、特定アプリのみ処理を続行することなく、バランスを保った動作が可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、装置内で効率的な画像処理が可能となり、画像処理時に待機時間が発生することによる処理の遅延をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る複写機の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】その操作部の概略構成を示す図である。
【図3】その制御部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3のIPUの構成を示すブロック図である。
【図5】図4のメインコントローラの構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態における回転処理制御を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における回転処理制御を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態における回転処理制御を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来の回転器が一つの場合の回転処理制御を説明するためのフローチャートで、(a)は回転要求があった場合を、(b)は回転起動させた場合をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
20 メインコントローラ
30 操作部
31 液晶タッチパネル
34 プリントキー
49 画像処理ユニット(IPU)
50 読み取りユニット
57 書き込みユニット
65 画像メモリコントローラ
66 画像メモリ
68 電話回線通信制御ユニット
72 CPU
73 エンジン
75 ハードディスク(HD)
81,82,83 回転器
100 フィニシャ
112 両面ユニット

Claims (5)

  1. 画像情報を画像処理する同時に動作可能な複数のアプリケーションを装置内に搭載し、入力された画像情報を回転処理する画像回転手段と、入力された画像情報や回転された画像情報を出力する手段と、前記各手段を制御する制御手段とを備えた画像処理装置において、
    前記画像回転手段を前記装置内に複数備え、当該複数の画像回転手段の少なくとも1つは、回転処理以外の処理も実行する機能を有し、
    前記制御手段はアプリケーションに応じて前記複数の画像回転手段を選択的に使用し、画像情報を出力させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の画像回転手段の少なくとも1つに、画像情報を記憶する記憶手段の処理に関連する処理のみを行わせることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の画像回転手段の少なくとも1つに、複数のアプリケーションのうちの1つの処理に関連する処理のみを行わせることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記処理以外の処理を行うときは前記処理を行う画像回転手段以外の前記画像回転手段を選択することを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置によって処理された画像データに基づいて記録媒体に可視画像を出力する画像形成手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置
JP2002264317A 2002-09-10 2002-09-10 画像処理装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3830880B2 (ja)

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