JP2000335057A - 画像形成システム及びその方法 - Google Patents

画像形成システム及びその方法

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JP2000335057A
JP2000335057A JP11153346A JP15334699A JP2000335057A JP 2000335057 A JP2000335057 A JP 2000335057A JP 11153346 A JP11153346 A JP 11153346A JP 15334699 A JP15334699 A JP 15334699A JP 2000335057 A JP2000335057 A JP 2000335057A
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image
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Takao Okamura
隆生 岡村
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の画像形成装置にて出力中に障害が発生
した場合でも、他の画像形成装置にて印刷出力を行える
画像形成システム及びその方法を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成システムによれば、ネ
ットワーク上に接続される任意の1台の画像形成装置に
て印刷出力中に障害が発生して印刷動作を停止した場合
に、印刷を停止した要因と他の画像形成装置にて印刷出
力を継続して行わせるか否かを選択する連結モードの選
択画面を表示する。この表示された画面を確認したユー
ザは、印刷要因を確認した上で、その要因を取り除く
か、または、他の画像形成装置にて印刷出力を行わせる
かを選択することができるので、ユーザの利便性が向上
する。また、連結モードを自動的に行わせるように設定
することも可能であるので、さらに利便性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成システム
及びその方法に関し、特にネットワーク上に接続される
複数の画像形成装置により構成される画像形成システム
及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像信号を出力するためのイメー
ジスキャナやワードプロセッサ、パーソナルコンピュー
タ等の複数の画像信号出力装置と当該画像出力装置から
出力される画像信号によって各々画像形成を行う複数の
プリンタ等の画像形成装置を組み合わせた画像形成シス
ムが提案されている。
【0003】例えば、従来例1として、特公平2ー21
190号に開示される画像処理システムがある。この画
像処理システムは、複数の画像信号出力装置と複数の画
像形成装置とを画像情報の記録、記憶、通信等の各機能
で有機的に結合し、任意の場所に設置される画像信号出
力装置から他の場所に設置される画像形成装置に対して
自由にアクセス可能に構成するものである。
【0004】また、従来例2として、特開平5−304
574号公報に開示されるデジタル複写装置がある。こ
のデジタル複写装置は、他のデジタル複写装置が接続さ
れている伝送ケーブルに複写制御信号及びデジタル画像
信号を出力して、他のデジタル複写装置に同じ複写動作
を実行させる手段と、他のデジタル複写装置が接続され
ている伝送ケーブルから他のデジタル複写装置の複写制
御信号及びデジタル画像信号を入力して、他のデジタル
複写装置と同じ複写動作を実行させる手段との一方また
は双方を備える構成により、1つの原稿を複数のデジタ
ル複写装置で処理するので、大量複写等を行う際の複写
作業時間の短縮するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
に示される画像形成システムにおいては、任意の画像形
成装置にて読み取られた画像データの印刷出力中にペー
パーエンド(用紙切れ)や用紙ジャム(紙詰まり)等に
よる印刷出力動作を停止する要因が発生した場合、ユー
ザは、通常その要因を取り除かない限り印刷処理を続行
することができないという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みて成されたも
のであり、任意の画像形成装置にて出力中に障害が発生
した場合でも、他の画像形成装置にて印刷出力を行うこ
とのできる画像形成システム及びその方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ネットワーク上に複数の画
像形成装置が接続されている画像形成システムにおい
て、画像形成装置は、原稿を画像データとして読み取る
読み取り手段と、読み取り手段により読み取られた画像
データを記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶され
た画像データを出力する出力手段と、記憶手段により記
憶された画像データを他の画像形成装置に転送して出力
させる連結動作手段と、連結動作手段により画像データ
の転送を行うか否かを選択する連結動作選択手段と、出
力手段による通常の出力時における障害を検知する障害
検知手段とを有し、障害検知手段により出力時に障害が
発生したことを検知した場合に、連結動作手段により他
の画像形成装置に連結し、記憶手段に記憶されている残
りの画像データを転送して印刷出力を行わせることを特
徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、ネットワーク上に
複数の画像形成装置が接続されている画像形成システム
において、画像形成装置は、原稿を画像データとして読
み取る読み取り手段と、読み取り手段により読み取られ
た画像データを記憶する記憶手段と、記憶手段により記
憶された画像データを出力する出力手段と、記憶手段に
より記憶された画像データを他の画像形成装置に転送し
て出力させる連結動作手段と、連結動作手段により画像
データの転送を行うか否かを選択する連結動作選択手段
と、出力手段による通常の出力時における障害を検知す
る障害検知手段と、障害検知手段により出力時に障害が
発生したことを検知した場合に、ネットワーク上に接続
される画像形成装置以外の他の画像形成装置のいずれか
を選択する画像形成装置選択手段とを有し、連結動作手
段は、画像形成装置選択手段により選択された画像形成
装置に対して記憶手段に記憶される残りの画像データを
転送して出力させることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、ネットワーク上に
複数の画像形成装置が接続されてなる画像形成システム
の画像形成方法において、画像形成装置は、原稿を画像
データとして読み取る読み取り工程と、読み取り工程に
て読み取られた画像データを記憶する記憶工程と、記憶
工程にて記憶された画像データを出力する出力工程と、
記憶工程にて記憶された画像データを他の画像形成装置
に転送して出力させる連結動作工程と、連結動作工程に
て画像データの転送を行うか否かを選択する連結動作選
択工程と、出力工程による通常の出力時における障害を
検知する障害検知工程とを有し、障害検知工程にて出力
時に障害が発生したことを検知した場合に、連結動作工
程において他の画像形成装置に連結し、記憶工程に記憶
される残りの画像データを転送して印刷出力を行わせる
ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、ネットワーク上に
複数の画像形成装置が接続されている画像形成システム
において、画像形成装置は、原稿を画像データとして読
み取る読み取り工程と、読み取り工程により読み取られ
た画像データを記憶する記憶工程と、記憶工程により記
憶された画像データを出力する出力工程と、記憶工程に
より記憶された画像データを他の画像形成装置に転送し
て出力させる連結動作工程と、連結動作工程により画像
データの転送を行うか否かを選択する連結動作選択工程
と、出力工程による通常の出力時における障害を検知す
る障害検知工程と、障害検知工程により出力時に障害が
発生したことを検知した場合に、ネットワーク上に接続
される画像形成装置以外の他の画像形成装置のいずれか
を選択する画像形成装置選択工程とを有し、連結動作工
程は、画像形成装置選択工程により選択された画像形成
装置に対して記憶工程に記憶される残りの画像データを
転送して出力させることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照しながら本発
明の画像形成システム及びその方法に係る実施の形態を
詳細に説明する。図1〜図36を参照すると本発明の画
像形成システム及びその方法の実施形態が示されてい
る。
【0012】図1は、本発明の画像形成システムを構成
する画像形成装置を複写機〔以下、PPC(Plain
Paper Copier)という〕に適用した実施
形態の構成を示す断面図である。まず、図1に示された
原稿台2上に載置された原稿を以下で説明する画像読み
取り部の読み取り位置に自動的に搬送する自動原稿送り
装置(以下、ADFという)1の内部構成を説明する。
2は本装置により複写を行う原稿を乗せる原稿台、3及
び4は給送ローラ及び給送ベルトであり、この二つのロ
ーラにより原稿台2上に置かれた原稿は以下で示す画像
読み取り部のコンタクトガラス6上に搬送される。5は
排紙ローラであり、画情報を読み取られた原稿は排紙ロ
ーラ5及び給送ベルト4により排紙口に搬送され排紙さ
れる。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はモ
ータによって駆動される。また、7は原稿台2上に原稿
が置かれたことを検知する原稿セット検知器である。
【0013】次に、上記構成のADF1による原稿の搬
送動作を説明する。ADF1に設けられた原稿台2に原
稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、図5に示され
た操作部30上のスタートキー34が押下されると、一
番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコ
ンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。画像読
み取り部50によってコンタクトガラス6上の原稿の画
像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給
送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さら
に、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有るこ
とを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6
上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ロ
ーラ5はモータによって駆動される。
【0014】次に、ADF1により搬送された原稿の画
情報を読み取る画像読み取り部50の構成及び動作例を
説明する。まず、画像読み取り部50の内部構成は、原
稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系とで構成
されている。光学走査系にはコンタクトガラス6上に載
置した原稿に対してコンタクトガラス6の下方から光を
照射する露光ランプ51と、原稿からの反射光を感光体
15へと導くための第1ミラー52、第2ミラー55、
第3ミラー56、及びレンズ53、CCDイメージセン
サ54等々により構成されている。尚、露光ランプ51
及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固
定され、第2ミラー55及び第3ミラーは図示しない第
2キャリッジ上に固定されている。またこの光学走査系
は図示しないスキャナモータにより駆動される。
【0015】次に、上記構成による画情報読み取り動作
について説明する。原稿像を読み取るときには、光路長
が変わらないように、第1キャリッジ第2キャリッジと
が2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走
査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動され
る。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読
み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ5
3及びCCDイメージセンサ54を図1において左右方
向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわ
ち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイ
メージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
【0016】次に、画像読み取り部50により読み取ら
れた画像データを感光体15上に書き込むための画像書
き込み部57について説明する。まず、画像書き込み部
57の内部構成を説明する。画像書き込み部57は、レ
ーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60と
により構成されている。尚、感光体15上に画像データ
を書き込むためのレーザ光を出力するレーザ出力ユニッ
ト58の内部にはレーザ光源であるレーザダイオード及
びモータにより高速で回転する回転多面鏡(ポリゴンミ
ラー)が備わっている。
【0017】次に、上記構成の画像書き込み部による画
像読み取り部で読み取られた画像データの感光体15へ
の書き込み動作を説明する。レーザ出力ユニット58よ
り照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラー
で偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り
返され、感光体15面上に集光結像する。
【0018】偏光されたレーザ光は感光体が回転する方
向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述
する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号
のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録密
度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによっ
て、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。尚、
潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射する
ことにより生じる電位分布である。
【0019】上述されるように、画像書き込み部57か
ら出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照
射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザ
ビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生する
ビームセンサが配置されている。この主走査同期信号を
もとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御およ
び後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生
成を行う。
【0020】次に、感光体上に形成された画像データを
転写紙上に書き込むための作像ユニットについて説明す
る。作像ユニットは、画像書き込み部57により出力さ
れたレーザ光により静電潜像を形成される感光体15、
感光体15上に原稿反射光を照射することにより得られ
た静電潜像を可視化する現像ユニット27、転写を受け
た転写紙上に転写像を定着させる定着ユニット17等を
有して構成される。
【0021】次に、転写紙を給紙する給紙ユニットの構
成について説明する。給紙ユニットにはサイズの異なる
転写紙を積載する第1トレイ8、第2トレイ9、第3ト
レイ10、前記各トレイに積載された転写紙を搬送する
第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置1
3、及び前記各給紙装置により搬送された転写紙を感光
体15に当接する位置まで搬送する縦搬送ユニット1
4、画像を形成された転写紙を排紙する排紙ユニット1
8等を有して構成される。
【0022】さらに、本装置には転写紙の両面に画像を
作成する場合に使用される両面給紙ユニット111が装
備されている。転写紙の両面に画像を形成する場合は、
各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を
排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えのため
の分岐爪112を上側にセットすることにより転写紙を
一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後両
面給紙ユニット111にストックされた転写紙を再び感
光体15に当接される位置に搬送し、両面に画像データ
を形成し、経路切り替えのための分岐爪112を今度は
下側にセットすることにより転写紙を排紙トレイ104
に導く。
【0023】次に、上記作像ユニット及び給紙ユニット
による転写紙の給送動作及び給送された転写紙への画情
報の書き込み動作について説明する。第1トレイ8、第
2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各
々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置
13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感
光体15に当接する位置まで搬送される。画像読み取り
部50にて読み込まれた画像データは、画像書き込み部
57からのレーザーによって感光体15に書き込まれ、
現像ユニット27を通過することによってトナー像が形
成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で
搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上
のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17に
て画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装
置のフィニシャ100に排出される。
【0024】次に、画像を形成された転写紙を排紙する
後処理装置のフィニッシャ100の構成について説明す
る。後処理装置のフィニッシャ100には本体の排紙ロ
ーラにより搬送された転写紙を後処理を施さずに排紙ト
レイ104に排紙する経路とステープル処理を施してか
らステープル完了排紙トレイ110に排紙する経路とが
ある。この経路の切り替えを行っているのが切り替え板
101である。図1に示された切り替え板101を上側
に切り替えると後処理を施さずに排紙される経路とな
り、下側に切り替えるとステープル処理を施す経路とな
る。後処理を施さない経路には排紙された転写紙を搬送
する搬送ローラ102及び排紙ローラ103と、排紙ト
レイ104とが備えられている。
【0025】また、ステープル処理を施す経路には転写
紙を搬送する搬送ローラ105及びス排紙ローラ107
と、搬送ローラ105及び排紙ローラ107により搬送
された転写紙を排紙するステープル台108と、ステー
プル台108上に排紙される転写紙を一枚ごとに揃える
ジョガー109と、ジョガー109によって紙の端面が
揃えられた一部分の転写紙をステープルするステープラ
106と、ステープラ106により綴じられた転写紙群
を排紙するステープル完了排紙トレイ110とが備えら
れている。
【0026】後処理装置のフィニシャ100は、本体の
排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常の
排紙方向である排紙ローラ102方向と、ステープル処
理部方向へに導くことができる。切り替え板101を上
に切り替えることにより搬送ローラ103を経由して通
常の排紙トレイ104側に排紙することができる。ま
た、切り替え板101を下方向に切り替えることで、搬
送ローラ105、107を経由して、ステープル台10
8に搬送することができる。ステープル台108に積載
された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョ
ガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー
完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステ
ープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ス
テープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0027】一方、通常の排紙トレイ104は前後に移
動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレ
イ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによって
ソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易
的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0028】転写紙の両面に画像を作像する場合には、
各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を
排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の
分岐爪112を上側にセットすることで、一旦両面給紙
ユニット111にストックする。
【0029】その後、両面給紙ユニット111にストッ
クされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画
像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給
紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセッ
トし、排紙トレイ104に導く。このように転写紙の両
面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使
用される。
【0030】尚、感光体15、搬送ベルト16、定着ユ
ニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27はメ
インモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜1
3はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜
24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメ
インモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達
駆動される。
【0031】次に、本実施例における画像処理部(画像
読みとり部と画像書き込み部)及び制御部の構成につい
て図2を用いて説明する。まず画像処理部の構成は、露
光ランプ51より照射され、原稿面で反射された反射光
を光電変換するCCDイメージセンサ54、CCDイメ
ージセンサ54で変換された電気信号をアナログ信号か
らデジタル信号に変換するA/Dコンバータ61、デジ
タル信号に変換された画像信号に原稿を照射する光源の
照射ムラやCCDイメージセンサの感度のばらつきを補
正するシェーディング補正部62、シェーディング補正
された画像信号に光学系によるボケを補正するMTF補
正及び画像の明るさの変化と入出力電圧の比であるγ値
を1に近づける補正を行うMTFγ補正部63、画像の
読み取り密度を変化させ、読み取った画像データを用い
てデータ補間処理を行う変倍部71、画像信号の送り先
を変倍部71または画像メモリコントローラへ切り替え
るセレクタ64等を有して構成される。
【0032】また、制御部の構成は、画像メモリコント
ローラ等への設定やメモリコントローラ65を介しての
画像メモリ66へのデータの書き込み、読み出しや、画
像読み取り部50及び画像書き込み部57の制御を行う
CPU68、及びそのプログラムやデータを格納するR
OM69とRAM70、CPUが周辺機器との情報をや
り取りするためのI/Oポート67、外部装置とのネッ
トワーク手段としてのSCSI(Small Comp
uter System Interface)を駆動
するSCSIドライバ75等を有して構成される。
【0033】次に、上記構成の画像処理部の動作例を説
明する。露光ランプ51から照射された光は原稿面を照
射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ5
4にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光
電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変
換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェー
ディング補正62がなされた後、画像処理部63にてM
TF補正、γ補正等がなされる。セレクタ64では、画
像信号の送り先を、変倍部71または画像メモリコント
ローラ65への切り替えが行われる。変倍部71を経由
した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、画像書き
込み部57に送られる。画像メモリコントローラ65と
セレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構
成となっている。第8図には特に明示していないが、画
像処理部(IPU)には、画像読み取り部50から入力
される画像データ以外にも外部から供給される画像デー
タ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置
から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデー
タの入出力の選択を行う機能を有している。
【0034】次に、図3を用いて図2に示されたメモリ
コントローラ及び画像メモリの詳細を説明する。メモリ
コントローラ65は、入力データセレクタ80、画像合
成81、1次圧縮/伸長82、出力データセレクタ8
3、2次圧縮/伸長84のブロックを有している。各ブ
ロックへの制御データの設定はCPU68より行われ
る。図2におけるアドレス、データは画像データを示し
ており、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図
示していない。
【0035】画像メモリ66は、1次および2次記憶装
置(85、86)からなる。1次記憶装置85は、入力
画像データの転送速度に略同期してメモリへのデータ書
き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出
しが高速に行えるように、例えばDRAM等の高速アク
セスが可能なメモリを使用する。また、1次記憶装置8
5は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリ
アに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構
成(メモリコントローラとのインターフェース部)をと
っている。各分割したエリアに画像データの入力、出力
をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントロ
ーラとのインターフェースにリード用とライト用の二組
のアドレス・データ線で接続されている。これによりエ
リア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画
像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0036】2次記憶装置86は、入力された画像の合
成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大
容量のメモリである。1次、2次記憶装置とも、高速ア
クセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なく
データの処理が行え、制御も比較的簡単になるが、DR
AM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセス
速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体
を使用し、入出力データの処理を一次記憶装置を介して
行う構成になっている。上述のような画像メモリーの構
成を採用することにより、大量の画像データの入出力、
保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、かつ
比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
【0037】次に、メモリコントローラ65の動作の概
略を説明する。 <1>画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ80は複数のデータの内から、画像
メモリ(1次記憶装置85)への書き込みを行う画像デ
ータの選択を行う。入力データセレクタ80によって選
択された画像データは、画像合成81に供給され、既に
画像メモリに保存されているデータとの合成を行う。
【0038】画像合成81によって処理された画像デー
タは、1次圧縮/伸長82によりデータを圧縮し、圧縮
後のデータを1次記憶装置85に書き込む。1次記憶装
置85に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮
/伸長84で更に圧縮を行った後に2次記憶装置86に
保存される。
【0039】<2>画像出力(画像メモリからの読み出
し) 画像出力時は、1次記憶装置85に記憶されている画像
データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記
憶装置85に格納されている場合には、1次圧縮/伸長
82で1次記憶装置85の画像データの伸長を行い、伸
長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データと
の画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ8
3で選択し、出力する。
【0040】画像合成81は、1次記憶装置85のデー
タと、入力データとの合成(画像データの位相調整機能
を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出
力、1次記憶装置85へのライトバック、両方の出力先
への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0041】出力対象となる画像が1次記憶装置85に
格納されていない場合には、2次記憶装置86に格納さ
れている出力対象画像データを2次圧縮/伸長84で伸
長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置85に書き込
んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0042】次に、図4を用いてを用いて、セレクタ6
4における1ページ分の画像信号について説明する。/
FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有
効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主
走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定
クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像
信号が有効であることを示す信号が、/LGATEであ
る。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期して
おり、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られ
てくる。画像処理部(IPU)は、画像入力、出力それ
ぞれに対して別個の/FGATE,/LSYNC、/L
GATE、VCLKの発生機構を有しており、様々な画
像入出力の組み合わせが実現可能になる。
【0043】図5は、本実施形態の操作部30を示した
図である。操作部30には、液晶タッチパネル31、テ
ンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー
34、モードクリアキー35があり、液晶タッチパネル
31には、機能キー37、部数、及び画像形成装置の状
態を示すメッセージなどが表示される。
【0044】図6は、図5に示された操作部30の液晶
タッチパネル31の表示の一例を示した図である。オペ
レータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッ
チすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転す
る。また、機能の詳細を指定しなければならない場合
(例えば変倍であれば変倍値等)は、キーにタッチする
ことで、詳細機能の設定画面が表示される。このよう
に、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している
為、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可
能である。
【0045】図6に示された表示画面において左上は、
「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセー
ジを表示するメッセージエリア、その右はセットした枚
数を表示するコピー枚数表示部、その下の画像濃度を自
動的に調整する自動濃度キー、転写紙を自動的に選択す
る自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順にそろ
える処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕
分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理され
たものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキ
ー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率
をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キ
ー、とじ代モード等を設定する消去/移動キー、複写機
のネットワークを介して多量のプリント動作を複数に分
けてプリントアウトする連結モードキーである。選択さ
れているモードはキーが網かけ表示されている。
【0046】図7は、連結モードの時、どの複写機を使
用して実現するかを設定する画面の表示例である。表示
されている各複写機の選択キーを押下することにより選
択する。複写機の設定が終了したら、設定終了キーを押
下すると、図8の画面になり、網掛けで示されるように
連結モードが設定される。この連結モードを解除すると
きは、連結キーを押下すると解除され、再び押下するこ
とにより図7の表示となる。
【0047】図9は、手動用紙が選択されていることを
示す画面の表示例である。図10は、選択できない給紙
段が半輝度表示されていることを示す画面の表示例であ
る。図11は、その半輝度表示されているキーを押下し
て選択しようとする際に、警告を表示する画面の表示例
である。図12は、動作開始時に操作機以外の複写機
(他機)で用紙補給が必要である場合に、動作を一旦中
断し、用紙補給の警告を示す画面の表示例である。
【0048】次に、図13及び図14を用いて本発明の
実施形態である画像形成システムに用いられる画像形成
装置の基本構成以外に装備可能なハードの構成例を説明
する。図13に示された「ハード構成例−I」では、画
像読み取り部50、画像書き込み部57、図2中に示さ
れたCPU68とROM69とRAM70とSCSIド
ライバ75と、I/Oポート67からなるシステムコン
トローラ306、メモリコントローラ65及び画像メモ
リ66とからなるメモリユニット309、利用者制限機
器303、人体検知センサ304、遠隔診断装置(以
下、CSSという)308、時計307から構成してい
る。
【0049】尚、メモリユニット309は、メモリ機能
を実現する場合のみ必要であり、通常のコピー機能を実
現することだけを考えれば、必要とはならない。更に、
時計307は、ある特定の時間になったら、機械をブー
トしたり、シャットダウンするようなウィークリータイ
マー機能を実現する場合のみ必要である。また、人体検
知センサ304は予熱モード時に機械の前にユーザを近
づいてきたときに自動的に予熱モードを解除する機能を
実現する場合のみ必要であり、CSS308は遠隔診
断、すなわち機械のエラーが発生した場合は自動的にサ
ービスセンタに通報したり、機械の実行状態/使用状態
を遠隔地からモニターする機能であるため、このような
機能が必要な場合のみ装着させればよい。
【0050】また、メモリユニット内の画像メモリ66
は、画像読み取り部50から読み取った画像信号を記憶
するためのもので、システムコントローラからの要求に
応じて、画像書き込み部に保存されている画像データを
転送することができる。また、圧縮ブロック310は図
3に示された1次圧縮/伸長部82及び2次圧縮/伸長
部84とからなり、MH、MR、MMR方式などの圧縮
機能を具備しており、一旦読み取った画像を圧縮し、メ
モリ(DRAM)の使用効率の向上を図ることができ
る。また、画像書き込み部からの読み出すアドレスとそ
の方向を変えることにより画像の回転を実現している。
【0051】図13の「ハード構成例−I」では、画像
読み取り部50、画像書き込み部57、メモリユニット
309、CSS308の制御は、システムコントローラ
306のCPU68のみで制御を行っている。一方、図
14の「ハード構成例−II」では、図13に示された
「ハード構成例−1」と同様のハード構成をとっている
が、画像読み取り部50、画像書き込み部57、メモリ
ユニット309にそれぞれCPUを持たせ、システムコ
ントローラ306から各コントローラへのコマンドを制
御信号線で伝達している。本装置は上述のようにシステ
ムハード構成を自由に構成することができる。
【0052】次に、図15〜図17を用いて本発明の実
施形態である画像形成システムにて用いられる画像形成
装置がネットワーク接続された場合のシステム構成例を
説明する。図15は、本発明に係る画像形成システムを
実施した場合のネットワークコピー機のシステム構成例
を示したものである。図15においては、8台のデジタ
ルコピー(複写機)200をネットワーク化している
が、当然、接続される複写機の台数を限定する必要はな
い。
【0053】図16に、本発明の実施形態である画像形
成システムを図15に示されるようなネットワークにて
接続した場合の本発明を実現するためのハード構成例及
びネットワーク通信手段が示されている。図16に示さ
れるように、画像形成装置をネットワークに接続した場
合、1台のデジタルPPCのハード構成は、図13の
「ハード構成例−I」で示したものとほぼ同様の構成を
とっている。しかし、メモリユニット310内には、読
み取った画像を外部のネットワーク上に転送、或いは、
ネットワーク上からの画像データをメモリユニット31
0内の画像メモリに保存するためのネットワーク手段と
してSCSI(Small Computer System Interface) 、及
びSCSIコントローラ313を用いている。
【0054】当然のことながら、ネットワーク通信手段
には例えば、イーサネットを物理手段として用い、デー
タ通信にOSI(Open System Interface) 参照モデルの
TCP/IP通信を用いるなど、種々の手段が考えられ
る。また、図17のような構成を用いることにより、上
述のように画像データの転送はもちろんのこと、ネット
ワーク上に存在する各機械の機内状態通知や後述するリ
モート出力コマンドのような制御コマンド、設定コマン
ドの転送も行っている。
【0055】次に、図16及び図17に示された「デジ
タルPPC−I」で読み取った画像を「デジタルPPC
−II」の書き込み部に転送する動作(以下、リモート
出力)について説明する。なお、図17は画像形成装置
がネットワーク上に接続された場合のシステムソフトの
概念図である。
【0056】図17に示される「コピーアプリ」320
は、複写動作を実行するためのコピーシーケンスを実行
するアプリケーション、「入出力制御」325は、デー
タを論理/物理変換するレイア(デバイスドライバ)で
あり、操作部コントローラ321は、MMI(Man Machi
ne Interface) を実行するレイア(LCD表示やLED
点灯/消灯、キー入力スキャン等を論理レベルで行うレ
イア)であり、「周辺機コントローラ」322は、自動
両面ユニットやソータ、ADFなどのPPCに装着され
る周辺機のコントロールを論理レベルで実行するレイア
であり、「画像形成装置コントローラ」323、「画像
読み取り装置コントローラ」324、「メモリユニッ
ト」309は前述の通りである。また、「デーモンプロ
セス」326は、ネットワーク上にある他の装置からプ
リント要求が依頼された場合に、メモリユニット内に保
存されている画像データを読み出し、ネットワーク接続
された他の「画像形成装置」に画像データを転送する役
目を行うアプリケーションとして存在している。当然の
ことながら、「デーモンプロセス」326がメモリユニ
ット309から画像を読み出し、プリント動作を実行す
る前に、ネットワーク上の他の装置からの画像転送は終
了しておかなければならない。
【0057】ここで、操作部、周辺機、画像形成装置、
画像読み取り装置、メモリユニットは、それぞれのPP
Cが保有するリソース(資源)として扱われる。同図の
「デジタルPPC−I」が自身の各リソースを使用して
複写動作を実行する場合(プリントスタートキー押下
時)には、「システム制御」306に対して、「画像形
成装置」、「画像読みとり装置」、或いは、必要に応じ
て、「周辺機」、「メモリユニット」309の各リソー
スを「システム制御」306に要求する。「システム制
御」306は、「コピーアプリ」320からの要求に対
して、リソースの使用権の調停を行い、「コピーアプ
リ」320にその調停結果(使用可否)を通知する。
「デジタルPPC−I」がスタンドアローンで使用され
る場合(ネットワーク接続されない状態)では、システ
ムが保有するリソースは全て「コピーアプリ」320が
占有可能状態であるため、即時に複写動作が実行され
る。
【0058】一方、本発明のようににネットワーク上に
存在する別の機械(以下、遠隔デジタルPPC)のリソ
ースを使用してプリント動作を実行する遠隔デジタルP
PCの「システム制御」320に対してリソースの使用
権を要求する。
【0059】遠隔デジタルPPCのシステムコントロー
ラは、要求に従ってリソースの調停を行い、その結果を
要求元の機械のアプリケーションに通知する。アプリケ
ーションは使用権が許可された場合は、画像の読みとり
を実行し、自身のメモリユニット内への画像記憶が終了
すると、外部インタフェース(本実施例ではSCSI)
を介して、リモート出力先の機械のメモリユニットに画
像転送を行う。画像転送が終了すると、リモート出力先
の機械の「デーモンプロセス」326に対してプリント
実行するための各条件(給紙口、排紙口、プリント枚数
など)を送信した後に、「プリント開始」コマンドを送
信する。リモート出力先の「デーモンプロセス」326
は、「プリント開始」コマンドを受信すると、自身(リ
モート出力を実行する機械)の「システム制御」320
に対してプリント開始を要求し、リモート出力が「シス
テム制御」320によって制御実行される。
【0060】「デジタルPPC−I」によって「デジタ
ルPPC−II」のメモリユニットが使用されている場
合は、「デジタルPPC−II」のメモリユニットは、
「デジタルPPC−II」(或いは、図15に示すよう
な複数のデジタルPPCがネットワーク上に接続される
場合は「デジタルPPC−I」以外のデジタルPPC)
のアプリケーションの使用は不可状態となる。
【0061】ここで上記の説明で使用した用語の定義及
び説明を行う。
【0062】[画像読み取り装置][画像読み取り部] デジタルPPCで用いられる「画像読み取り装置」は光
源を原稿に照射し、その反射光を「固体作像素子=CC
D」で電気信号に変換し、「必要な画像処理」を行う機
能を持った装置が使用されている。ここで、「必要な画
像処理」とは、 量子化:CCDで電気信号に変換されたアナログデータ
を2値或いは多値データに変換する シェーディング補正:原稿を照射する光源の照射ムラ
や、CCDの感度ばらつきを補正する MTF補正:光学系によるボケを補正する 変倍処理:画像の読み取り密度を変化させ、読み取った
画像データを用いてデータ補間する等の処理を示す。
【0063】[画像形成装置][画像書き込み部] デジタルPPCで用いられる「画像形成装置」又は「画
像書き込み部」は、電気信号で送られた画像イメージを
電子写真、感熱、熱転写、インクジェット等の手段によ
り普通紙、感熱紙などに形成する装置である。
【0064】[ビデオ信号][画像データ] 前述の「画像読み取り装置」で変換された画像の電気信
号、「画像形成装置」へ入力される画像の電気信号、及
び、画像の電気信号と同期をとるための信号をまとめて
「ビデオ信号」或いは「画像データ」と表現する。
【0065】[制御信号][コマンド] 「ビデオ信号」を「画像読み取り装置」、「画像形成装
置」、「アプリケーション」間でやりとりするために
は、装置間で情報を伝達し合う必要がある。この手段を
「制御信号」または「コマンド」発行と表現する。
【0066】[拡張機能] [アプリケーション(アプリと略す)] [メモリ機能][メモリユニット] デジタルPPCの大きな特徴に、画像を電気信号に変換
して読み込み、電気信号を画像形成装置で復元する。こ
のとき読み取った電気信号を様々に変化、伝達する手段
を持つことによって、従来のアナログPPC以外の分野
に応用可能となる。FAX、ページプリンター、スキャ
ナ、ファイルシステムなどの機能を実現できるほか、最
近では、PPC機能の実行時においても、読み取った画
像データを一旦、DRAMなどの記憶装置に記憶させ、
必要に応じて画像データを読み出すことによって、複数
の複写時には1スキャンで複数プリントを実行したり、
或いは、複数の原稿を1枚の転写紙にプリントする機能
(=以下メモリ機能)等も実現されている。これらのデ
ジタルPPCシステムならでは実現できる機能を「拡張
機能」或いは「アプリ」と表現する。尚、本発明におい
ては、メモリユニットはネットワーク上にある機械間の
画像データ転送時の緩衝手段としても利用している。
【0067】[システムコントローラ][システム] 複写モードを実行する上で、画像書き込み部で画像形成
するために、紙搬送処理、電子写真プロセス処理異常状
態や給紙カセット状態(紙の有無など)等の機内監視、
及び、画像読み取り部で画像を読み取るためにスキャナ
動作や光源のON/OFFなどを制御するコントローラ
を総称して「システムコントローラ」と表現する。更
に、最近のデジタルPPCでは拡張機能を1つ搭載する
のみではなく複数アプリを同時搭載するようになってき
た。このように、1つの資源を共有するデジタルPPC
を「システム」と表現し、このシステムを制御するコン
トローラを「システムコントローラ」と表現する場合も
ある。
【0068】[資源][リソース] 複数のアプリから共有される機能ユニット単位を「資
源」、「リソース」と表現する。前述の「システムコン
トローラ」は、このリソースを単位としてシステムの制
御を行っている。本実施形態のデジタルPPCで管理し
ている資源は「画像読み取り装置」、「画像形成装
置」、「操作部」、「メモリ」、「周辺機器(=AD
F、ソータ、自動両面ユニット等」である。
【0069】[利用者制限]特に電子写真プロセスを使
用しているPPCは、消費量が多いため、無制限に使用
を許可したくない場合がある。このとき、「利用者」を
特定、限定、管理するために、「コインラック」、「キ
ーカウンター」、「キーカード」、「プリペードカー
ド」、等の「利用者制限機器」や「暗証コード」等を使
用する。
【0070】[ユーザ設定]システムが複雑になると、
ユーザ毎の個別対応が必要となる。工場出荷時にこれら
の対応を全て満足することは不可能であるため、市場で
の対応が不可欠となる。従って、通常は、不揮発RAM
を装備し客の要求に応じたシステム設定を可能としてい
るが、この機能を「ユーザ設定」と表現する。
【0071】[アイドル状態]ユーザーによる操作が行
われていない状態が一定期間継続した状態を「アイドル
状態」、それ以外の状態を「ビジー状態」と表現する。
「ビジー状態」から「アイドル状態」に遷移するまでの
時間はユーザー設定可能である。例えば、複写動作中は
もちろん、複写動作が終了しても一定期間、ユーザーに
よる無操作状態が継続しないと「アイドル状態」には遷
移しない。
【0072】[ウィークリータイマー]各曜日ごとに設
定されたON/OFF時間にあわせ電源をON/OFF
する機能。
【0073】[予熱]定着温度を一定温度(たとえば1
0℃)下げて制御し、操作部表示を消すことにより、消
費電力を節約するモードである。このモードの設定は、
操作部でのキー入力や、機械設定によっては動作および
操作が無くなってから一定時間後に自動的に設定され
る。このモードの解除は、操作部でのキー入力や、機械
設定によって人体検知センサにより機械の前に人が立っ
たことを検出したときに解除される。
【0074】[リロード]定着温度が定着可能温度に到
達しコピーが可能である状態をリロードという。
【0075】[割り込みモード]コピー動作実行中およ
び操作中において一時的にコピー作業を割り込んでコピ
ーをするときのモードである。このモードを設定するこ
とによりその前のコピーモード、およびコピー途中であ
ればその途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割り込
みモードに移行し、モードを初期化する。コピー動作実
行後、割り込みモード解除すると、不揮発RAMに記憶
したモードおよび情報を戻して割り込みモード設定前の
状態を復帰させ、再スタートにて、割り込み前のモード
を継続することができる。このモードの設定/解除は操
作部のキーにて行うことができる。
【0076】[CSS](或いは[遠隔診断システ
ム]、[画像形成装置管理システム]) 図18を用いてCSSの詳細な説明を行う。図18は、
画像形成装置を管理する管理システムの構成を示してい
る。サービス拠点に設置されている管理装置352とユ
ーザの元に設置されているPPC200等の機器とを公
衆回線網351を介して接続している。ユーザ側には管
理装置352との通信を制御するための通信コントロー
ル装置350が設置されており、ユーザ元のPPC20
0には、この通信コントロール装置350に接続されて
いる。通信コントロール装置350には、電話機353
やファクシミリ354が接続可能になっており、ユーザ
の既存の回線に挿入する形で設置が可能になっている。
【0077】通信コントロール装置350には、複数の
PPC200が接続可能になっているが、もちろん単数
の場合もある。これらのPPC200は、同型のもので
ある必要はなく異なる機種でも構わず、PPC200以
外の機器でもかまわない。ここでは説明の便宜上、1台
の通信コントロール装置350には最大5台のPPC2
00が接続可能であるとする。通信コントロール装置3
52と複数のPPC200は、RS−485規格により
マルチドロップ接続されている。通信コントロール装置
350と各PPC200間の通信制御は、基本型データ
伝送制御手順により行われる。通信コントロール装置3
50を制御局としたセントラライズド制御のポーリング
/セレクティング方式でデータリンクの確立を行うこと
により、任意のPPC200との通信が可能になってい
る。各PPC200はアドレス設定スイッチによって固
有の値を設定できるようになっており、これによって各
PPC200のポーリングアドレス、セレクティングア
ドレスが決定される。
【0078】[自動連結モード]コピー動作実行中に、
印刷停止要因が発生したときに、自動的にアイドル状態
のコピー機を検索して印刷ジョブを送信し、印刷を実行
させるモードである。このモードの設定及び解除は、初
期設定画面で自動的に設定しておく場合と、停止要因が
発生したときに連結する場合を選んだ時に、複写機選択
の時に自動連結モードを選択して設定することができ
る。
【0079】図19は、シリアル通信ライン周辺のハー
ド構成例を示す図である。図19において、MCU内蔵
のUARTの送信データ出力端子と受信データ入力端子
は、お互いにクロス状態で接続されてコマンドのやり取
りが可能となっている。また、この2本のシリアル通信
ラインとは別に、相手機の電源が入っているかどうかを
知るための信号線が2本用意されている。この信号線は
相手機側でVccにプルアップされ、自機側でプルダウ
ンされているため、相手機が電源ON状態であれば入力
ポートP10で読み取られる値はH、相手機が電源OF
F状態であればLとなる。これによってそれぞれの機器
は、入力ポートP10の入力信号レベルを読み取ること
で、相手機の電源が入っているのかどうかを判断するこ
とが可能となっている。
【0080】図20は、プリントエンジンに異常が発生
した場合の画面の表示例である。図20に示されるよう
に、 「エラー発生 下記の箇所が故障しました。お手数ですがサービスにご
連絡ください。定着系 SC542」 というメッセージ表示と故障箇所が表示されるので、ユ
ーザは 表示された内容を確認するだけで、障害がどこ
の箇所で発生したのかを容易に確認することができ、そ
の後の処理においても速やかな処理を行うことができ
る。
【0081】図21は、各種初期設定時の画面の表示例
である。図21に示されるように、図2の初期設定キー
38を押下することにより、「オートクリア時間」、
「自動用紙選択優先」、「優先トレイ設定」、「コピー
枚数制限」、「自動連結」等の各種初期設定が表示さ
れ、画面内の[終了]キーを押下することによって通常
のコピー画面へ復帰する。
【0082】図22は、メンテナンスモードの画面の表
示例である。図22に示されるように、ユーザが不用意
にこのメンテナンスモードへ移行させないように専用キ
ーは設けられておらず、通常の操作では発生し得ない、
または発生しにくい特定の押下順序で遷移するようにな
っている。キー押下の組み合わせとしては、例えば[モ
ードクリア]→[CL/ STOP] →[#] の順序での
押下などが考えられる。
【0083】以上のように操作されたメンテナンスモー
ドの画面には、「レジスト調整値」、「定着温度設
定」、「現像バイアス設定」、「主走査倍率調整」等の
値が数値により示され、ユーザは所望の値に設定変更す
ることが可能である。
【0084】図23は、自機が印刷中止になる要因が発
生した場合に連結モードを起動する処理を示すフローチ
ャートである。ネットワーク上に複写機が3台(複写機
1、複写機2、複写機3)が接続されているとして、自
機は複写機3として説明する。
【0085】まず、自機(複写機3)において印刷を停
止させる要因が発生したか否かを判断する(ステップS
1)。この印刷中止になる要因とは、給紙トレイのペー
パーエンド、トナーエンド、プリントエンジンエラー等
が含まれる。給紙トレイ内のペーパーエンドは、図1に
示される給紙ユニット11〜13内部のセンサによって
検知され、現在の状態を知ることができる。また、トナ
ーエンドは、現像ユニット27内部のセンサによって、
現在の状態を知ることができる。また、プリントエンジ
ンエラーとは、装置全体のエラーのうち、印刷動作に影
響を及ぼす異常(エラー)である。用紙の搬送に関する
異常や、ドラム周りの異常、定着ユニットの異常、後処
理装置の異常などである。
【0086】以上のような要因で停止した場合に、自動
連結モードが設定されているか否かを判断する(ステッ
プS2)。ステップS2において、自動連結モードが設
定されている場合には(ステップS2/YES)、自動
的に連結モードを起動し(ステップS13)、ネットワ
ークを介して接続されている他の複写機(複写機1、複
写機2)を検索してアイドル状態の複写機があるか否か
の検索を開始する(ステップS14)。
【0087】次に、アイドル状態の複写機があるか否か
の判定を行い(ステップS15)、アイドル状態の複写
機がない場合には(ステップS15/NO)、ネットワ
ーク上に接続される全ての複写機を対象にアイドル状態
の複写機を検索したか否かの確認を行う(ステップS2
0)。ステップS20において、ネットワーク上に接続
される全ての複写機を検索していない場合は(ステップ
S20/NO)、ステップS14に戻り、再度、ネット
ワーク上に接続される全ての複写機の中からアイドル状
態の複写機を検索する。
【0088】ステップS20において、ネットワーク上
に接続される全ての複写機を検索した場合(ステップS
20/YES)、または、ステップS2において、自動
連結モードが設定されていない場合(ステップS2/N
O)、図24に示されるように、連結モードの設定を行
うか否かの選択画面を自機(複写機3)に表示する(ス
テップS3)。
【0089】次に、ステップS3において表示された連
結モードの選択画面(図24)で選択モードが設定され
いるか否かを判断し(ステップS4/YES)、連結動
作を実行する場合には(ステップS4/YES)、連結
モードを起動し(ステップS5)、図25に示される連
絡先の複写機の選択キーと自動連結にするか否かの選択
画面を自機(複写機3)に表示する(ステップS6)。
選択したい連絡先の複写機の選択キーに触れ、黒く反転
する(白抜きの文字表示)と選択したことになり、選択
後、設定終了キーを押下することにより、連結モードを
起動する。
【0090】ステップS6において表示された連絡先の
複写機の選択キーの中から所望の連絡先となる複写機を
選択すると、相手先(連絡先)の複写機がアイドル状態
であるか否かを判定する(ステップS7)。
【0091】ステップS7において、相手先の複写機
(複写機1)がアイドル状態である場合には(ステップ
S7/YES)、印刷ジョブをネットワークを介して相
手先(連絡先)の複写機に対して送信し(ステップS
8)、図26に示されるように、例えば、ペーパーエン
ドにより印刷できな要因と、連絡先の複写機で印刷処理
を続行中である旨を自機(複写機3)の画面に表示する
と共に(ステップS9)、相手先の複写機(複写機1)
の画面に図27に示されるように、複写機3から送信さ
れた印刷ジョブを実行中である旨を示す画面を表示す
る。
【0092】ステップS7において、相手先の複写機
(複写機2)がアイドル状態でない場合には(ステップ
S7/NO)、図28に示されるように、自機(複写機
3)が印刷できない要因を表示し(ステップS16)、
他の複写機に連結するか否かの選択画面を表示する。
【0093】ステップS4において、連結モードが選択
されていない場合(ステップS4/NO)、または、ス
テップS16において連結できない旨が表示されると、
連結モードを解除し(ステップS17)、自機(複写機
3)における停止要因が取り除かれたか否かの確認を行
う(ステップS18)。
【0094】ステップS18において、自機(複写機
3)における停止要因が取り除かれていない場合には
(ステップS18/NO)、ステップS3に戻り、他の
複写機にて連結して続行するか否かの確認画面を表示す
る。
【0095】ステップS18において、自機(複写機
3)における停止要因が取り除かれている場合には(ス
テップS18/YES)、残りの印刷ジョブを実行し
(ステップS19)、再び、ステップS1に戻り、印刷
を停止する要因が発生したか否かの確認を行う。
【0096】ステップS9において、相手先の複写機
(複写機1)にて印刷処理を実行している間に、自機
(複写機3)の停止要因が取り除かれたか否かが確認さ
れ(ステップS10)、取り除かれている場合には(ス
テップS10/YES)、図29に示されるように、残
りの印刷ジョブを自機(複写機3)で行うか他機で行う
かを選択する選択画面を表示し(ステップS21)、自
機(複写機3)で印刷しょを行う場合には、連結モード
を解除する。
【0097】ステップS21に表示された選択画面にて
設定された内容を確認し(ステップS22)、自機(複
写機3)で印刷する場合には(ステップS22/YE
S)、相手先の複写機(複写機1)から残りの印刷ジョ
ブをネットワークを介して受信し(ステップS23)、
連結モードを解除して(ステップS24)、図30に示
されるように、連結モードを解除した旨と自機(複写機
3)にて印刷処理中であることを示す画面を表示する
(ステップS25)。ステップS26において、自機
(複写機3)による印刷ジョブを実行し、ステップS1
に戻り、印刷を停止させる要因が発生したか否かの確認
を行う。
【0098】ステップS10において、自機(複写機
3)における印刷停止要因が取り除かれていない場合
(ステップS10/NO)、または、ステップS22に
おいて、自機(複写機3)にて印刷処理を行わない場合
(ステップS22/NO)、相手先の複写機(複写機
1)にて印刷処理が問題なく終了したか否かが確認され
る(ステップS11)。
【0099】ステップS11において、相手先の複写機
(複写機1)にて問題がなかった場合には(ステップS
11/YES)、図31に示されるように、相手先の複
写機(複写機1)が自機(複写機3)との連結モードが
解除された旨と連結モード中に印刷処理した枚数を複写
機1に表示し、さらに、図32に示されるように、自機
(複写機3)にて出力された枚数と、相手先の複写機に
て出力された枚数と、印刷処理が終了した旨を示す画面
を複写機3に表示し(ステップS12)、動作を終了す
る。
【0100】ステップS11において、相手先の複写機
(複写機1)による印刷動作中に問題があり、印刷が終
了していない場合には(ステップS11/NO)、図3
4に示されるように、相手先の複写機(複写機1)にお
いて印刷処理が停止した要因を画面に表示し(ステップ
S27)、相手先の複写機(複写機1)の停止要因が取
り除かれたか否かが確認される(ステップS28)。
【0101】ステップS28において、相手先の複写機
(複写機1)の停止要因が取り除かれている場合には
(ステップS28/YES)、ステップS9に戻り、図
35に示されるように、自機(複写機3)が印刷できな
い要因と、連絡先の複写機にて印刷処理を実行している
旨を表示する。
【0102】ステップS28において、相手先の複写機
の停止要因が取り除かれていない場合には(ステップS
28/NO)、ステップS10に戻り、自機(複写機
3)の停止要因が取り除かれているか否かを確認する。
【0103】図36は、本発明の実施形態である画像形
成システムの連結モード時の相手先の複写機(複写機
1)の動作を示すフローチャートである。
【0104】図36において、複写機1に対して連結モ
ードが起動されると(ステップS31)、アイドル状態
であるか否かが判断される(ステップS32)。ステッ
プS32において、アイドル状態であると判断されると
(ステップS32/YES)、相手先の複写機(複写機
3)から印刷ジョブを受信し(ステップS33)、相手
先の複写機(複写機3)に連結している旨と相手先の複
写機(複写機3)の現在の印刷ジョブを表示した後(ス
テップS34)、印刷ジョブの印刷処理を実行する(ス
テップS35)。
【0105】ステップS5において、印刷処理を実行中
に相手先の複写機(複写機3)における印刷停止要因が
取り除かれたか否かが確認され(ステップS36)、停
止要因が取り除かれていない場合には(ステップS36
/NO)、問題なく印刷が終了したか否かが確認される
(ステップS37)。
【0106】ステップS37において、相手先の複写機
(複写機3)において印刷が問題なく終了した場合には
(ステップS37/YES)、問題なく印刷が終了した
旨を相手先の複写機(複写機3)に対して通知し(ステ
ップS38)、連結モードにより処理した印刷枚数と相
手先の複写機(複写機3)にて印刷処理された印刷枚数
とを画面に表示し(ステップS39)、連結モードにて
印刷処理した印刷枚数を相手先の複写機(複写機3)に
通知して(ステップS40)、動作を終了する。
【0107】ステップS31において、自機(複写機
1)がアイドル状態でないと判断された場合には(ステ
ップS32/NO)、相手先の複写機(複写機3)に対
して印刷処理が不可能である旨を送信する(ステップS
41)。
【0108】ステップS36において、相手先の複写機
(複写機3)における印刷停止要因が取り除かれた場合
には(ステップS36/YES)、相手先の複写機(複
写機3)にて印刷処理を実行するか否かが確認され(ス
テップS42)、印刷処理を実行する場合には(ステッ
プS42/YES)、連結モードを解除して自機(複写
機1)の印刷枚数を表示する(ステップS43)。
【0109】ステップS42において、相手先の複写機
(複写機3)にて印刷処理を実行しない場合には(ステ
ップS42/NO)、自機(複写機1)にて印刷処理を
実行し(ステップS44)、ステップS37へと移行す
る。
【0110】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の画像形成システム及びその方法によれば、ユーザが印
刷停止した要因を取り除くことなく、ネットワーク上に
接続される他の画像形成装置にて印刷処理が実行される
ため、印刷停止を気にするこがないので操作性を向上さ
せることができる。
【0111】また、本発明の画像形成システム及びその
方法によれば、ユーザは、印刷停止した場合に、印刷停
止した要因を取り除くか、または、他の画像形成装置に
て印刷処理を継続させるかを選択することができるの
で、ユーザ所望の処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像形成システムにお
ける画像形成装置の構成を示す断面図である。
【図2】画像処理部及び制御部の構成を表すブロック構
成図である。
【図3】メモリユニットの詳細な構成を表すブロック構
成図である。
【図4】画像形成の動作手順を説明するためのタイミン
グ図である。
【図5】操作部の構成例を示す外観平面図である。
【図6】操作部の液晶タッチパネルの表示例を示した図
である。
【図7】操作部における第1の表示例を示す図である。
【図8】操作部における第2の表示例を示す図である。
【図9】操作部における第3の表示例を示す図である。
【図10】操作部における第4の表示例を示す図であ
る。
【図11】操作部における第5の表示例を示す図であ
る。
【図12】操作部における第6の表示例を示す図であ
る。
【図13】画像形成装置のハード構成例1を示すブロッ
ク図である。
【図14】画像形成装置のハード構成例2を示すブロッ
ク図である
【図15】画像形成装置をネットワークに接続した画像
形成システムのシステム構成を示す図である。
【図16】画像形成装置をネットワーク接続した場合の
ハード構成例を示すブロック構成図である。
【図17】画像形成装置をネットワーク接続した場合の
ソフトウェアの概念図である。
【図18】画像形成装置の管理システムを示す概略構成
図である。
【図19】シリアル通信ライン周辺のハード構成例を示
すブロック図である。
【図20】プリントエンジンに以上が発生した場合の表
示例を示す平面図である。
【図21】初期設定画面の表示例を示す平面図である。
【図22】メンテナンスモード画面の表示例を示す平面
図である。
【図23】自機が印刷中止になる要因が発生した場合に
連結モードを起動する処理を示すフローチャートであ
る。
【図24】図23の処理を行う際の表示画面の第1の表
示例である。
【図25】図23の処理を行う際の表示画面の第2の表
示例である。
【図26】図23の処理を行う際の表示画面の第3の表
示例である。
【図27】図23の処理を行う際の表示画面の第4の表
示例である。
【図28】図23の処理を行う際の表示画面の第5の表
示例である。
【図29】図23の処理を行う際の表示画面の第6の表
示例である。
【図30】図23の処理を行う際の表示画面の第7の表
示例である。
【図31】図23の処理を行う際の表示画面の第8の表
示例である。
【図32】図23の処理を行う際の表示画面の第9の表
示例である。
【図33】図23の処理を行う際の表示画面の第10の
表示例である。
【図34】図23の処理を行う際の表示画面の第11の
表示例である。
【図35】図23の処理を行う際の表示画面の第12の
表示例である。
【図36】本発明の実施形態における相手機の処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF) 2 原稿台 3 給紙ローラ 4 給送ベルト 5 排送ローラ 6 コンタクトガラス 7 原稿セット検知 8 第1トレイ 9 第2トレイ 10 第3トレイ 11 第1給紙ユニット 12 第2給紙ユニット 13 第3給紙ユニット 14 縦搬送ユニット 15 感光体 16 搬送ベルト 17 定着ユニット 18 排紙ユニット 50 読み取り部 51 露光ランプ 52 第1ミラー 53 レンズ 54 CCDイメージセンサ 55 第2ミラー 56 第3ミラー 57 書き込み部 58 レーザ出力ユニット 59 結像レンズ 60 ミラー 100 フィニシャ 101 分岐偏向板 102 スタッカ搬送ローラ 103 スタッカ排紙ローラ 104 スタッカトレイ 105 ステープラ搬送ローラ 106 ステープラ 107 ステープラ排紙ローラ 108 ステープルトレイ 109 落下ストッパ 110 落下トレイ 111 両面給紙ユニット 112 分岐爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 AR03 AS02 HH07 HJ06 HJ07 HJ10 HK11 HN04 HN15 HN16 HN18 HN19 HQ21 HT03 HT06 HT08 HV09 HV13 HV14 HV32 HV33 HV48 5C062 AA05 AA35 AB17 AB20 AB22 AB38 AB42 AB53 AC41 AC42 AC43 AC58 BA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に複数の画像形成装置が
    接続されている画像形成システムにおいて、 前記画像形成装置は、 原稿を画像データとして読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた前記画像データを
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された前記画像データを出力す
    る出力手段と、 前記記憶手段により記憶された前記画像データを他の画
    像形成装置に転送して出力させる連結動作手段と、 前記連結動作手段により前記画像データの転送を行うか
    否かを選択する連結動作選択手段と、 前記出力手段による通常の出力時における障害を検知す
    る障害検知手段とを有し、 前記障害検知手段により前記出力時に障害が発生したこ
    とを検知した場合に、前記連結動作手段により前記他の
    画像形成装置に連結し、前記記憶手段に記憶されている
    残りの画像データを転送して印刷出力を行わせることを
    特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 ネットワーク上に複数の画像形成装置が
    接続されている画像形成システムにおいて、 前記画像形成装置は、 原稿を画像データとして読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた前記画像データを
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された前記画像データを出力す
    る出力手段と、 前記記憶手段により記憶された前記画像データを他の画
    像形成装置に転送して出力させる連結動作手段と、 前記連結動作手段により前記画像データの転送を行うか
    否かを選択する連結動作選択手段と、 前記出力手段による通常の出力時における障害を検知す
    る障害検知手段と、 前記障害検知手段により前記出力時に障害が発生したこ
    とを検知した場合に、前記ネットワーク上に接続される
    前記画像形成装置以外の他の画像形成装置のいずれかを
    選択する画像形成装置選択手段とを有し、 前記連結動作手段は、前記画像形成装置選択手段により
    選択された画像形成装置に対して前記記憶手段に記憶さ
    れる残りの画像データを転送して出力させることを特徴
    とする画像形成システム。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上に複数の画像形成装置が
    接続されてなる画像形成システムの画像形成方法におい
    て、 前記画像形成装置は、 原稿を画像データとして読み取る読み取り工程と、 前記読み取り工程にて読み取られた前記画像データを記
    憶する記憶工程と、 前記記憶工程にて記憶された前記画像データを出力する
    出力工程と、 前記記憶工程にて記憶された前記画像データを他の画像
    形成装置に転送して出力させる連結動作工程と、 前記連結動作工程にて前記画像データの転送を行うか否
    かを選択する連結動作選択工程と、 前記出力工程による通常の出力時における障害を検知す
    る障害検知工程とを有し、 前記障害検知工程にて前記出力時に障害が発生したこと
    を検知した場合に、前記連結動作工程において前記他の
    画像形成装置に連結し、前記記憶工程に記憶される残り
    の画像データを転送して印刷出力を行わせることを特徴
    とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上に複数の画像形成装置が
    接続されている画像形成システムにおいて、 前記画像形成装置は、 原稿を画像データとして読み取る読み取り工程と、 前記読み取り工程により読み取られた前記画像データを
    記憶する記憶工程と、 前記記憶工程により記憶された前記画像データを出力す
    る出力工程と、 前記記憶工程により記憶された前記画像データを他の画
    像形成装置に転送して出力させる連結動作工程と、 前記連結動作工程により前記画像データの転送を行うか
    否かを選択する連結動作選択工程と、 前記出力工程による通常の出力時における障害を検知す
    る障害検知工程と、 前記障害検知工程により前記出力時に障害が発生したこ
    とを検知した場合に、前記ネットワーク上に接続される
    前記画像形成装置以外の他の画像形成装置のいずれかを
    選択する画像形成装置選択工程とを有し、 前記連結動作工程は、前記画像形成装置選択工程により
    選択された画像形成装置に対して前記記憶工程に記憶さ
    れる残りの画像データを転送して出力させることを特徴
    とする画像形成方法。
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