JP3550494B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成装置に関し、詳細には、第1のジョブの実行中に第2のジョブの設定操作が可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機においてコピー動作を行わせる場合には、各種の機能の設定を行った後に、例えば、コピーキー等を押下してコピー動作を開始させている。1回のコピーキーの押下によって実行される一連のコピー動作をジョブと呼ぶ。従来の複写機では、各種の機能の設定は、コピー動作の待機中に限り、可能であったた。そのため、コピーを必要としたときに、複写機が他のジョブを実行していた場合は、実行中のジョブを待たなければならなかった。動作中のコピーの原稿やコピー枚数が少ない場合には待ち時間は少ないが、ADFやソーター等が付いている複写機においては、大量にコピーをとっている場合には、待ち時間がかなり長くなってしまうという問題があった。
【0003】
このような待ち時間を少なくするために、例えば、特開平8−55228号公報に記載された「画像形成装置」では、第1のジョブの動作中にも第2のジョブに対する機能設定および実行指示を行うことが可能な構成として、第1のジョブの記録動作と第2の読取動作を並行して実行させることを可能としている。さらに、かかる画像形成装置では、第1のジョブの画像形成中に、第2のジョブの機能設定をする際には、第2のジョブの操作画面で第1のジョブのセット枚数やコピー枚数を表示可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平8−55228号公報に記載された「画像形成装置」にあっては、オペレーターが第2のジョブを操作中に第1のジョブの実行状態を知ることが可能であるが、第1のジョブの設定状態(どの機能が使用されているか)や警告状態(ジョブの中断理由)を把握しにくいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、オペレータが操作操作画面で第2のジョブを設定中に、第1のジョブの設定状態や警告状態を通知し、ジョブの実行を妨げないようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読み取られた画像を記憶する記憶手段と、前記記憶された画像を出力する画像出力手段と、を備えた画像形成装置において、操作画面上でジョブを設定する設定手段と、前記設定手段で設定されたジョブを実行すべく、前記画像形成装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記設定手段は、前記画像形成装置が第1のジョブを実行中に第2のジョブの設定を受付け、当該第1のジョブと当該第2のジョブとで同一のリソースが設定された場合には、当該第2のジョブの設定を解除するか、若しくは当該第2のジョブの設定に基づく前記読取手段による原稿の読み取り開始動作のみを開始して、当該第2のジョブが実行可能となるまで待機するかを選択する選択手段を含むものである。
【0007】
また、請求項2に係る発明は、原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読み取られた画像を記憶する記憶手段と、前記記憶された画像を出力する画像出力手段と、を備え、各々が画像を出力する画像出力手段を備えた他の1又は複数の画像形成装置と伝送路を介して接続可能であり、かつ、前記読取手段で読み取った画像を自機の画像出力手段若しくは前記他の画像形成装置により出力可能な画像形成装置において、操作画面上でジョブを設定する設定手段と、前記設定手段で設定されたジョブを実行すべく、前記自機の画像形成装置の動作を制御するとともに、前記読取手段で読み取った画像を前記他の画像形成装置に転送して画像出力させる制御手段と、を備え、前記設定手段は、前記自機若しくは他の画像形成装置が第1のジョブを実行中に第2のジョブの設定を受付け、当該第1のジョブと当該第2のジョブとで同一のリソースが設定された場合には、当該第2のジョブの設定を解除するか、若しくは当該第2のジョブの設定に基づく前記読取手段による原稿の読み取り開始動作のみを開始して、当該第2のジョブが実行可能となるまで待機するかを選択する選択手段を含むものである。
【0008】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記リソースは、両面機能若しくはステープラー機能であることとした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0015】
[画像形成装置の構成]、[画像形成装置の操作部]、[画像形成装置の制御系(第1の構成例)、(第2の構成例)]、[画像形成装置の画像処理部]、[コピーネットワークシステム]、[ネットワークコピー機のハード構成]、[用語の説明・定義]、[動作例(動作例1)、(動作例2)、(動作例3)]の順に説明を行う。
【0016】
[画像形成装置の構成]
図1は、この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の構成図である。ADF(自動原稿送り装置)101の原稿台102上に原稿画像面を上にして置かれた原稿束(図示せず)は、後述する操作部201上のプリントキー202が押下されると一番下の原稿から給送ローラ103及び給送ベルト104によってコンタクトガラス105上の所定の原稿読取位置に給送される。
【0017】
コンタクトガラス105上に給送された原稿は、読み取りユニット106によって原稿画像が読み取られた後、給送ベルト104及び排送ローラ107によって排出される。更に、原稿セット検知センサ108にて原稿台102上に次の原稿が有ると検知された場合、次の原稿は、前の原稿と同様な動作を繰り返す。尚、給送ローラ103、給送ベルト104及び排送ローラ107は、図示せぬ搬送モータによって駆動される。
【0018】
また、第1トレイ109、第2トレイ110及び第3トレイ111に積載された転写紙は、各々、第1給紙部112、第2給紙部113及び第3給紙部114によって給紙され、縦搬送ユニット115によって感光体116に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット106にて読み取られた原稿画像は画像データとして、書き込みユニット117からのレーザ(図示せず)によって感光体116に書き込まれ、現像ユニット118によってトナー像として可視化される。
【0019】
次に、転写紙は、搬送ベルト119によって感光体116の回転と等速で搬送されながら、感光体116上のトナー像を転写される。転写紙に転写されたトナー像は、定着ユニット120で画像として定着させられる。続いて、画像を定着(以下、作像と記す)された転写紙は、排紙ユニット121によって後処理装置であるフィニシャ122に排出される。
【0020】
後処理装置のフィニシャ122は、装置本体の排紙ユニット121によって搬送された転写紙を、排紙トレイ126方向やステイプル処理部(図面左下)方向に導くことができる。このときの導き方は、切り換え板124を使用して行われる。切り換え板124を上に切り替えることにより、排紙ローラ123及び搬送ローラユニット132を経由して通常の排紙トレイ126側に排紙することができる。また、切り換え板124を下方向に切り替えることで、搬送ローラ125、127を経由して、ステイプル台128に搬送することができる。
【0021】
ステイプル台128に積載された転写紙は、一枚排紙される毎に紙揃え用のジョガー129によって紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ130によって綴じられる。ステープラ130で綴じられた転写紙群は自重によってステイプル完了排紙トレイ131に収納される。
【0022】
一方、通常の排紙トレイ126は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ126は、原稿毎、或いは、後述する画像メモリ501によってソーティングされたコピー一部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0023】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、第1トレイ109、第2トレイ110及び第3トレイ111から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ126側に導かないで、経路切り換えの為の分岐爪133を上側にセットすることで、一旦、両面給紙ユニット134にストックする。
【0024】
その後、両面給紙ユニット134にストックされた転写紙は、両面給紙ユニット134から再び給紙され、感光体116に形成されたトナー画像を転写された後、経路切り換えの為の分岐爪133を下側にセットすることにより、排紙トレイ126に導かれる。この様に両面給紙ユニット134は、転写紙の両面に作像する場合に使用される。
【0025】
感光体116、搬送ベルト119、定着ユニット120、排紙ユニット121及び現像ユニット118は、メインモータ(図示せず)によって駆動され、第1給紙部112、第2給紙部113及び第3給紙部114は、メインモータの駆動を各々、第1給紙クラッチ(図示せず)、第2給紙クラッチ(図示せず)及び第3給紙クラッチ(図示せず)によって伝達することにより駆動される。縦搬送ユニット115は、メインモータの駆動を中間クラッチ(図示せず)によって伝達することにより駆動される。
【0026】
次に、画像読み取りユニット106における画像の読み取り動作、及び、書き込みユニット117における画像の書き込み動作、即ち、画像を記録面上に潜像形成するまでの動作について説明する。ここで潜像とは、感光体面上に画像を光り情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
【0027】
先ず、読み取りユニット106は、原稿を載置するコンタクトガラス105と、光学走査系とで構成されている。光学走査系は、露光ランプ135、第1ミラー136、レンズ137、CCDイメージセンサ138、第2ミラー139及び第3ミラー140等で構成されている。露光ランプ135及び第1ミラー136は、第1キャリッジ(図示せず)上に固定され、第2ミラー139及び第3ミラー140は、第2キャリッジ(図示せず)上に固定されている。原稿画像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、スキャナ駆動モータ(図示せず)にて駆動される。
【0028】
また、原稿画像は、CCDイメージセンサ138によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ137及びCCDイメージセンサ138を左右方向(図1において)に移動させることにより、画像倍率が変わる。即ち、指定された倍率に対応してレンズ137及びCCDイメージセンサ138の左右方向に位置が設定される。
【0029】
書き込みユニット117は、レーザ出力ユニット141、結像レンズ142及びミラー143で構成され、レーザ出力ユニット141の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード(図示せず)及びモータ(図示せず)によって高速で定速回転する回転多面鏡(以下、ポリゴンミラーと記し、図示せず)が備わっている。
【0030】
レーザ出力ユニット141により照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ142を通り、ミラー143で折り返され、感光体116の面上に集光結像する。
【0031】
偏光されたレーザ光は感光体116が回転する方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理ユニット402のセレクタ502(図5参照)より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。感光体116の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体116の面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0032】
上述のように、書き込みユニット117から出力されるレーザ光が、感光体116に照射される。感光体116の一端近傍のレーザビームを照射する位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示せず)が配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、及び、後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0033】
[操作部の構成]
次に、図2および図3を参照して、ユーザに対する表示、並びにユーザからの機能設定入力制御を行う操作部201の構成について説明する。図2は、操作部201を示す図である。図2に示す如く、操作部201には、スタートキーであるプリントキー202、クリア/ストップキー203、テンキー204、液晶タッチパネル205、初期設定キー207およびモードクリアキー208、割り込みキー209がある。尚、液晶タッチパネル205は、部数及び画像形成装置の状態を示す各種メッセージの表示や、更に各種情報の入力等に使用される。
【0034】
本実施の形態では、液晶タッチパネル205としてドット表示器を使用しているため、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことができる。尚、この実施の形態では、液晶タッチパネル205をドット表示器を使用するが特にこれに限定されるものではない。
【0035】
また、図3は、操作部201の液晶タッチパネル205の表示画面例を示した説明図である。オペレータが液晶タッチパネル205に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍であれは変倍値等)は、キーにタッチする事で、詳細機能の設定画面が表示される。
【0036】
また、図3において、画面左上は、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア、その右側には、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部、その下の画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する消去/移動キー、スタンプや日付やページ等の印字を設定する印字キーである。同図においては、選択されているモードはキーが斜線で表示されている。
【0037】
[画像形成装置の制御系]
次に、図4及び図5を参照して、上記画像形成装置の制御系について詳細に説明する。
【0038】
(第1の構成例)
図4は上記画像形成装置の制御系を示し、図示の如く、画像形成装置全体を制御するメインコントローラ401を中心に各部が配置されている。メインコントローラ401には、システムバスを介して、画像読み取り部402,画像書き込み部403,メモリユニット404,CSS407,時計408が接続され、また、システムコントローラ401には、直接、利用者制限機器405,人体検知センサ406、操作部201が接続されている。そして、画像読み取り部402、画像書き込み部403,メモリユニット404は、画像データバスにより互いに接続されている。
【0039】
上記メモリユニット404は、圧縮ブロック、DRAMブロック、DMAブロックからなる。メモリユニット404内のDRAMブロックは、画像読みとり部402から読みとった画像信号を記憶するためのもので、システムコントローラー407からの要求に応じて、画像書き込み部403に保存されている画像データを転送することができる。また、圧縮ブロックは、MH、MR、MMR方式などの圧縮機能を具備しており、一旦読みとった画像を圧縮し、メモリ(DRAM)の使用効率の向上を図ることができる。また、画像書き込み部403からの読み出すアドレスとその方向を変えることにより画像の回転を実現している。尚、、このメモリユニット404は、通常のコピー機能を実現することだけを考えれば、必要とはならない。
【0040】
上記時計404は、ある特定の時間になったら、機械をブートしたり、シャットダウンするようなウィークリータイマー機能を実現する場合のみ必要である。また、人体検知センサ406は、予熱モード時に機械の前にユーザを近づいてきたときに自動的に予熱モードを解除する機能を実現する場合のみ必要である。CSS407は、遠隔診断、すなわち、機械のエラーが発生した場合は自動的にサービスセンターに通報したり、機械の実行状態/使用状態を遠隔地からモニターする機能を有する。これらは、上記機能が必要な場合のみ装着されればよい。
【0041】
(第2の構成例)
図5は、画像形成装置の制御系の他の構成例を示す図である。上記した第1の構成例(図4)では、システムコントローラ401のCPUが、画像読みとり部402、画像書き込み部403、メモリユニット404、CSS407の制御を行う中央制御方式であるが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図5に示す如く、画像読みとり部402、画像書き込み部403、メモリユニット404が夫々CPUを備え、システムコントローラーから各コントローラへのコマンドを制御信号線で伝達する分散制御方式としても良い。尚、画像形成装置の制御系の構成は、上記構成例1及び2に限られるものではなく、他の構成としても良い。
【0042】
[画像形成装置の画像処理部(IPU)の構成]
図6は、本発明に係る画像処理部(画像読みとり部402と画像書き込み部403)の構成を示す図である。以下、図6を参照して画像処理部の構成を説明する。まず、露光ランプ51からの照射光は原稿面を照射し、結像レンズ(図示せず)により読み取りユニット106のCCDイメージセンサに結像される。読み取りユニット106のCCDイメージセンサ138は、受光した原稿像を光電変換して画像データ(アナログ電気信号)を生成し、この画像データは、A/Dコンバータ503によってデジタル信号に変換され、そして、シェーディング補正回路504でシェーディング補正が施された後、MTF・γ補正回路505でMTF補正・γ補正処理等が施される。
【0043】
セレクタ502は、MTF・γ補正回路505から第1印字合成部506を介して入力した画像データを、第2印字合成部507を介して変倍回路508へ、或いは、画像メモリコントローラ510へ、切り替えて供給するものであり、変倍回路508を経由した画像データは変倍率に合わせて拡大縮小され、書き込みユニット117に送られる。
【0044】
一方、メモリコントローラ510とセレクタ502の間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となっている。図6には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読み取りユニット106から入力される画像データ以外にもI/Oポート514やSCSIドライバ515を介して外部から供給される画像データ、例えば、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から入力したデータも処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有しているものとする。
【0045】
また、画像処理部は、画像メモリコントローラ510等への各種情報(指令)の設定や、読み取りユニット106及び書き込みユニット117の制御を行うためのCPU511と、CPU511のプログラムやデータを格納したROM512及びRAM513とを備えている。更にCPU511は、メモリコントローラ510を介して、画像メモリ501のデータの書き込み或いは読み出しが行える構成である。
【0046】
次に、図7を参照して、セレクタ502における1ページ分の画像データについて詳細に説明する。図7は、1ページ分の画像データのタイミングチャートである。フレームゲート信号(以下、/FGATEと略記す)は、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。主走査同期信号(以下、/LSYNCと略記す)は1ライン毎であり、/LSYNCが立ち上がった後の所定クロックで画像データが有効となる。
【0047】
主走査方向の画像データが有効であることを示す信号が、ラインゲート信号(以下、/LGATEと略記す)である。これら/FGATE、/LSYNC及び/LGATEは、画素同期信号(以下、VCLKと略記す)に同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。
【0048】
尚、詳細な説明は省略するが、IPU402は、画像入力、画像出力のそれぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE及びVCLKの発生機構を有しており、読み取った原稿画像(画像データ)の直接出力を行う場合等の位相調整等を行うことにより、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能な構成である。
【0049】
次に、図5及び図8を参照して、メモリコントローラ510及び画像メモリ501について詳細に説明する。図8は、メモリコントローラ510及び画像メモリ501の詳細な構成を示した図である。メモリコントローラ510は、入力データセレクタ701、画像合成部702、1次圧縮/伸長部703、出力データセレクタ704、2次圧縮/伸長部705を有している。上記各部への制御データの設定は、CPU511によって行われる。尚、図6に示したアドレス、データは画像データのアドレス及びデータを示しており、CPU511に接続される制御データのデータ、アドレスは省略してある。
【0050】
画像メモリ501は、1次記憶装置706及び2次記憶装置707から構成される。1次記憶装置706は、入力した画像データの転送速度に略同期して画像メモリ501への書き込み、または、画像出力時の画像メモリ501からの読み出しが高速に行えるように、例えば、DRAM等の高速アクセスが可能なものを使用する。また、1次記憶装置706は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(図示を省略するが、メモリコントローラ510とのインターフェース部)を採っている。
【0051】
各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能とするためにメモリコントローラ510とのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0052】
2次記憶装置707は、入力された画像の合成、ソーティングを行うためのデータを保存しておく大容量のメモリである。1次記憶装置706及び2次記憶装置707共に高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次記憶装置706、2次記憶装置707の区別なくデータの処理が行え、且つ、メモリコントローラ510の制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価であるため、1次記憶装置706のアクセス速度を高速として、入出力データの処理を行う構成にしている。尚、1次記憶装置706と同様に2次記憶装置707にもDRAM等の高速素子を使用しても良いことは勿論である。
【0053】
上述のように画像メモリ501を1次記憶装置706及び2次記憶装置707で構成することにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、且つ、比較的簡単な構成で実現することが可能になる。尚、集約コピー機能のおける集約画像は、1次記憶装置706上に複数の原稿画像を1枚の転写紙へ書き込む形式に並べて保存されている。
【0054】
次に、メモリコントローラ510の動作の概略を説明する。まず、画像入力(画像メモリ501への保存)について説明する。
【0055】
入力データセレクタ701は、複数のデータの内から、画像メモリ(1次記憶装置706)への書き込みを行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ701によって選択された画像データは、画像合成部702に供給され、画像合成部702で既に画像メモリ501に保存されているデータと合成される。画像合成部702によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長部703によりデータ圧縮を施され、圧縮後のデータが1次記憶装置706に書き込まれる。1次記憶装置706に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長部705で更に圧縮を行った後に、2次記憶装置707に保存される。
【0056】
次に、画像出力(画像メモリ501からの画像データの読み出し)について説明する。まず、画像出力時は、1次記憶装置706に記憶されている画像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次記憶装置706に格納されている場合にも、1次圧縮/伸長部703で1次記憶装置706の画像データの伸長を行い、伸長後のデータ、或いは、伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ704で選択し、出力する。
【0057】
画像合成部702は、1次記憶装置706のデータと、入力データとの合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置706へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行う。
【0058】
出力対象となる画像が1次記憶装置706に格納されていない場合には、2次記憶装置707に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長部705で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置706に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0059】
[コピーネットワークシステムの構成]
図9は、本実施の形態に係るデジタル複写機を複数台接続したコピーネットワークシステムを示している(尚、コピーネットワークを構成するデジタル複写機を「ネットワークコピー機」と称する)。図9に示すように、複数台のデジタルコピー機がネットワークインターフェースを介して互いに接続されている。同図では、8台のデジタル複写機をネットワーク化した例をしているが、接続するデジタル複写機の台数はこれに限定されるものではなく、何台を接続する構成としても良い。
【0060】
[ネットワークコピー機のハード構成]
図10は、上記ネットワークコピー機のハード構成を示す図であり、特に、2台のネットワークコピー機(「デジタルPPC−I」と「デジタルPPC−II」)を接続した例を示している。同図に示すように1台のデジタル複写機のハード構成は、図4のハード構成例1とほぼ同様な構成であるが、さらに、読み取った画像を外部のネットワーク上に転送、或いは、ネットワーク上からの画像データをメモリユニット内のDRAMブロック部に保存するために、ネットワーク手段としてSCSI(Small Computer System Interface)及びSCSIコントローラを備えている。
【0061】
ネットワーク通信手段には、例えば、イーサネットを物理手段として用い、データ通信にOSI(Open System Interface)参照モデルのTCP/IP通信を用いるなど、種々の手段が考えられる。また、同図のような構成を用いることにより、上述のように画像データの転送はもちろんのこと、ネットワーク上に存在する各機械の機内状態通知や後述するリモート出力コマンドのような制御コマンド、設定コマンドの転送も行っている。
【0062】
次に「デジタルPPC−I」で読みとった画像を「デジタルPPC−II」の画像書き込み部に転送する動作(以下、「リモート出力」と称する)を図10及び図11を参照して説明する。図11は、「デジタルPPC−I」と「デジタルPPC−II」のソフトウェアの概念図を示している。
【0063】
図11において、「コピーアプリ」は複写動作を実行するためのコピーシーケンスを実行するアプリケーション、「入出力制御」はデータを論理/物理変換するレイア(デバイスドライバー)、操作部コントローラは、MMI(Man Machine Interface)を実行するレイア(LCD表示やLED点灯/消灯、キー入力スキャン等を論理レベルで行うレイア)、「周辺機コントローラ」は自動両面ユニット、ソータや、ADFなどのPPCに装着される周辺機のコントロールを論理レベルで実行するレイアを示し、「画像形成部コントローラ」、「画像読みとり装置コントローラ」、「メモリユニット」は前述の如くである。
【0064】
また、「デーモンプロセス」はネットワーク上にある他の機械からプリント要求が依頼された場合に、メモリユニット内に保存されている画像データ読み出し、「画像形成部」に画像データを転送する役目を行うアプリケーションとして存在している。当然のことながら、「デーモンプロセス」がメモリユニットから画像を読み出し、プリント動作を実行する前に、ネットワーク上の他の機械からの画像転送は終了しておかなければならない。
【0065】
また、操作部、周辺機、画像形成部、画像読みとり装置、メモリユニットはそれぞれのPPCが保有するリソース(資源)として扱われる。同図の「デジタルPPC−I」が自身の各リソースを使用して複写動作を実行する場合(プリントスタートキ−押下時)には、「システムコントローラ」に対して、「画像形成装置」、「画像読みとり装置」、或いは、必要に応じて、「周辺機」、「メモリユニット」の各リソースを「システム制御」部に要求する。
【0066】
「システム制御」部は、「コピーアプリ」からの要求に対して、リソースの使用権の調停を行い、「コピーアプリ」にその調停結果(使用可否)を通知する。「デジタルPPC−I」がスタンドアローンで使用される場合(ネットワーク接続されない状態)では、システムが保有するリソースは全て「コピーアプリ」が占有可能状態であるため、即時に複写動作が実行される。一方、本実施の形態の如く、ネットワーク上に存在する別の機械(以下、遠隔デジタルPPC)のリソースを使用してプリント動作を実行する遠隔デジタルPPCの「システムコントローラ」に対してリソースの使用権を要求する。
【0067】
遠隔デジタルPPCのシステムコントローラは、要求に従ってリソースの調停を行い、その結果を要求元の機械のアプリケーションに通知する。アプリケーションは使用権が許可された場合は、画像の読みとりを実行し、自身のメモリユニット内への画像記憶が終了すると、外部インターフェース(本実施例ではSCSI)を介して、リモート出力先の機械のメモリユニットに画像転送を行う。画像転送が終了すると、リモート出力先の機械の「デーモンプロセス」に対してプリント実行するための各条件(給紙口、排紙口、プリント枚数など)を送信した後に、「プリント開始」コマンドを送信する。リモート出力先の「デーモンプロセス」は「プリント開始」コマンドを受信すると、自身(リモート出力を実行する機械)の「システムコントローラ」に対してプリント開始を要求し、リモート出力がシステムコントローラによって実行される。
【0068】
「デジタルPPC−I」によって「デジタルPPC−II」のメモリユニットが使用されている場合は、「デジタルPPC−II」のメモリユニットは、「デジタルPPC−II」(或いは、図9に示すような複数のデジタルPPCがネットワーク上に接続される場合は「デジタルPPC−I」以外のデジタルPPC)のアプリケーションの使用は不可状態となる。
【0069】
[用語の説明・定義]
次に、本明細書で使用する用語について説明する。
[画像読みとり装置(画像読みとり部)]:デジタルPPCで用いられる「画像読みとり装置」としては、光源を原稿に照射し、その反射光を「固体作像素子=CCD」で電気信号に変換し、「必要な画像処理」を行う機能を持った装置が使用されている。ここで、「必要な画像処理」とは、量子化(CCDで電気信号に変換されたアナログデータを2値或いは多値データに変換する。)、シェーディング補正(原稿を照射する光源の照射ムラや、CCDの感度ばらつきを補正する)・MTF補正(光学系によるボケを補正する。)・変倍処理(画像の読みとり密度を変化させ、読みとった画像データを用いてデータ補間する等の処理を示す。)等をいう。
【0070】
[画像形成部]:デジタルPPCで用いられる[画像形成部」は、電気信号で送られた画像イメージを電子写真、感熱、熱転写、インクジェット等の手段により普通紙、感熱紙などに形成する装置である。
【0071】
[ビデオ信号]、[画像データ]:前述の「画像読みとり装置」で変換された画像の電気信号、「画像形成部」へ入力される画像の電気信号、及び、画像の電気信号と同期をとるための信号をまとめて「ビデオ信号」或いは「画像データ」と表現する。
【0072】
[制御信号]、[コマンド]:「ビデオ信号」を「画像読みとり装置」、「画像形成部」、「アプリケーション」間でやりとりするためには、装置間で情報を伝達し合う必要がある。この手段を「制御信号」または「コマンド」発行と表現する。
【0073】
[拡張機能]、[アプリケーション(アプリと略す)]、[メモリ機能]、[メモリユニット]:デジタルPPCの大きな特徴に、画像を電気信号に変換して読み込み、電気信号を画像形成装置で復元する。このとき読みとった電気信号を様々に変化、伝達する手段を持つことによって、従来のアナログPPC以外の分野に応用可能となる。FAX、ページプリンター、スキャナ、ファイルシステムなどの機能を実現できるほか、最近では、PPC機能の実行時におても、読みとった画像データを一旦、DRAMなどの記憶装置に記憶させ、必要に応じて画像データを読み出すことによって、複数の複写時には1スキャンで複数プリントを実行したり、或いは、複数の原稿を1枚の転写紙にプリントする機能(=以下メモリ機能)等も実現されている。これらのデジタルPPCシステムならでは実現できる機能を「拡張機能」或いは「アプリ」と表現する。尚、本発明においては、メモリユニットはネットワーク上にある機械間の画像データ転送時の緩衝手段としても利用している。
【0074】
[システムコントローラ]、「システム]:複写モードを実行する上で、画像書き込み部で画像形成するために、紙搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給紙カセット状態(紙の有無など)等の機内監視、及び、画像読みとり部で画像を読みとるために、スキャナ動作や光源のON/OFFなどを制御するコントローラを総称して「システムコントローラ」と表現する。更に、最近のデジタルPPCでは拡張機能を1つ搭載するのみではなく複数アプリを同時搭載するようになってきた。このように、1つの資源を共有するデジタルPPCを「システム」と表現し、このシステムを制御するコントローラを「システムコントローラ」と表現する場合もある。
【0075】
[資源]、[リソース]:複数のアプリから共有される機能ユニット単位を「資源」、「リソース」と表現する。前述の「システムコントローラ」は、このリソース単位でシステム制御を行っている。本件のデジタルPPCで管理している資源は「画像読みとり装置」、「画像形成部」、「操作部」、「メモリ」、「周辺機(=ADF、ソーター、自動両面ユニットなど)」などがある。
【0076】
[利用者制限]:特に電子写真プロセスを使用しているPPCは、消費量が多いため、無制限に使用を許可したくない場合がある。このとき、「利用者」を特定、限定、管理するために、「コインラック」、「キーカウンター」、「キーカード」、「プリペードカード」、等の「利用者制限機器」や「暗証コード」等を使用する。
【0077】
[ユーザ設定]:システムが複雑になると、ユーザ毎の個別対応が必要となる。工場出荷時にこれらの対応を全て満足することは不可能であるため、市場での対応が不可欠となる。従って、通常は、不揮発RAMを装備し客の要求に応じたシステム設定を可能としているが、この機能を「ユーザ設定」と表現する。
【0078】
[アイドル状態]:ユーザーよる操作が行われていない状態が一定期間継続した状態を「アイドル状態」、それ以外の状態を「ビジー状態」と表現する。「ビジー状態」から「アイドル状態」に遷移するまでの時間はユーザー設定可能である。例えば、複写動作中はもちろん、複写動作が終了しても一定期間、ユーザーによる無操作状態が継続しないと「アイドル状態」には遷移しない。
【0079】
[ウィークリータイマー]:各曜日ごとに設定されたON/OFF時間にあわせ電源をON/OFFする機能。
【0080】
[予熱]:定着温度を一定温度(たとえば10℃)下げて制御し、操作部表示を消すことにより、消費電力を節約するモードである。このモードの設定は、操作部でのキー入力や、機械設定によっては動作および操作が無くなってから一定時間後に自動的に設定される。このモードの解除は、操作部でのキー入力や、機械設定によって人体検知センサにより機械の前に人が立ったことを検出したときに解除される。
【0081】
[リロード]:定着温度が定着可能温度に到達しコピーが可能である状態をリロードという。
【0082】
[割り込みモード]:コピー動作実行中および操作中において一時的にコピー作業を割り込んでコピーするときのモードである。このモードを設定することによりその前のコピーモード、およびコピー途中であればその途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割り込みモードに移行し、モードを初期化する。コピー動作実行後、割り込みモード解除すると、不揮発RAMに記憶したモードおよび情報を戻して割り込みモード設定前の状態を復帰させ、再スタートにて、割り込み前のモードを継続する事ができる。このモードの設定/解除は操作部201のキーにて行うことができる。
【0083】
[予約モード]:複数のコピーアプリを起動させ、システムコントローラによりリソース管理を行う。あるコピーアプリが画像形成動作中にあり、操作部や画像読み取り装置が開放されていれば、別のコピーアプリに使用を許可し、設定の操作や原稿の読み取りを行う(図12参照)。図13〜図22は操作部201の液晶タッチパネル205の表示例を示す図である。図13はコピー動作中の操作画面を示している。この画面で「予約」キーaが押下されれば、図15に示す予約コピーの操作画面が表示され、予約コピーモードの設定が可能になる。この図15に示す予約コピーの操作画面で「登録」キーbが押下されれば、予約コピーモードになり、図16に示すコピー中画面が表示される。他方、図15に示す予約コピー画面で、「解除」キーcが押下されれば、予約コピーモードは解除され、図13に示す操作画面に移行する。また、図16に示すコピー中画面で、「予約中画面へ」キーdがを押下されれば、図17に示す予約コピーの設定画面が表示される。この図17に示す予約コピーの設定画面で、「コピー画面へ」キーeが押下されれば、図16に示すコピー動作画面に戻る。
【0084】
[CSS](或いは[遠隔診断システム]、[画像形成装置管理システム]):図23は、画像形成装置管理システムの構成を示している。サービス拠点に設置されている管理装置1003とユーザの元に設置されているPPC1000等の機器とを公衆回線網1002を介して接続している。ユーザ側には管理装置1003との通信を制御するための通信コントロール装置1001が設置されており、ユーザ元のPPC1000はこの通信コントロール装置1001に接続されている。通信コントロール装置1001には、電話機やファクシミリが接続可能になっており、ユーザの既存の回線に挿入する形で設置が可能になっている。通信コントロール装置1001には、複数のPPCが接続可能になっているが、勿論単数の場合もある。
【0085】
これらのPPCは同型のものである必要はなく異なる機種でもかまわず、PPC以外の機器でもかまわない。ここでは説明の便宜上、1台の通信コントロール装置には最大5台のPPCが接続可能であるとする。通信コントロール装置と複数のPPCはRS−485規格によりマルチドロップ接続されている。通信コントロール装置と各PPC間の通信制御は基本型データ伝送制御手順により行われる。通信コントロール装置を制御局としたセントラライズド制御のポーリング/セレクティング方式でデータリンクの確立を行うことにより、任意のPPCとの通信が可能になっている。各PPCはアドレス設定スイッチによって固有の値を設定できるようになっており、これによって各PPCのポーリングアドレス、セレクティングアドレスが決定される。
【0086】
[予約コピー]は、上記図12に示したように、複数のコピーアプリを起動させ、それぞれが独立した動作をするものとする。共有資源である、操作部、周辺機、画像書き込み部(画像形成手段)、画像読み取り装置、メモリはシステムコントローラにより調停される。複数のコピーアプリは、操作部が提供する仮想画面にそれぞれの操作画面情報を書き込むことが可能である。操作部はシステムコントローラから指示される操作部オーナーアプリの仮想画面の画面情報を実画面に展開する。
【0087】
[動作予約]:動作予約の段階では、複写機において定着の加熱中等の時はコピー動作が開始できないが、モード設定及び原稿のセットを終了させ予約することにより、定着加熱終了後、コピー動作可になった時点で自動的にコピー動作を開始する機能のことである。この実施例では、定着加熱中を動作予約可能対象としているが、これ以外にも時間の経過と共に動作可能になるものについては、対象になる資格がある。LCTトレイ上昇時間、ポリゴンモータ回転安定時間、トナー補給動作中等考えられる。
【0088】
[動作例]
次に、上記画像形成装置の操作部の画面制御の動作例を図13〜図22に示す操作部201のタッチパネル205の操作画面の表示例及び図24〜図28のフローチャートを参照して説明する。図13はコピー中画面、図14は連結コピー中画面、図15は予約コピー画面、図16はコピー中画面、図17は予約中画面、図18は予約中画面、図19は予約コピー中画面(警告表示)、図20は予約中画面、図21は予約コピー画面(警告表示)、図22は予約コピー画面(警告表示)を示す。図24は動作例1を説明するためのフローチャート、図25及び図26は動作例2を説明するためのフローチャート、図27及び図28は動作例3を説明するためのフローチャートである。
【0089】
(動作例1)
上記画像形成装置の操作部205の画面制御の動作例1を図13〜図22の表示例及び図24のフローチャートを参照して説明する。
【0090】
まず、動作例1における操作部201の液晶タッチパネル205の表示の遷移を図13〜図19を参照して説明する。図13は、コピー動作中の画面を示している。この状態では動作中のコピーの設定状態を示すが、操作部の操作許可を限定し、余分な操作が行われないようにする。
【0091】
この図13に示すコピー動作中の操作画面において、[予約]キーaが押下されると、図15に示す予約コピー画面に遷移する。ここで、操作部201、画像読み込み部の動作を許可し、予約コピーの設定操作および原稿読み込みを行えるようにする。この図15に示す予約コピー画面で、[解除]キーcが押下されると図13に示すコピー動作中の画面に戻る。
【0092】
他方、図15に示す予約コピー画面で[登録]キーbが押下されると、読み取り部が、原稿読み込み動作を行い、原稿読み込み動作が終了すると、「予約」コピーが登録され、図17に示す予約中画面が表示される。この予約中画面で[コピー中画面への移行]キーeが押下されると、図16に示すコピー中画面に遷移する。
【0093】
他方、図17の予約中画面で[取消]キーfが押下されると、予約コピーが取り消され、図13に示すコピー動作中画面に戻る。また、図16に示すコピー中画面で[予約中画面への移行]キーdが押下されると、図17に示す予約中画面に遷移する。
【0094】
図18に示す予約コピー画面において、設定が指示されると、システムコントローラ401に対してリソース(この場合は両面やステープル)の獲得依頼を通知する。リソースが獲得できる場合は、システムコントローラ401からリソース獲得通知が来るので、予約コピーの設定を確定する。
【0095】
すでにリソースが他の機能により獲得されている場合は、システムコントローラ401からリソース獲得失敗の通知が行われる。予約コピーはリソース獲得できずの通知により、図19に示す警告画面として、例えば、「他の機能でステープルを使用中のためコピーできません」を表示すると共に、[継続]キーgと[確認]キーhを表示し、両者を選択できるようにする。
【0096】
ここで、[確認]キーgが押下されると、リソースの獲得できなかった設定を解除し、図15に示す予約コピー画面に戻る。他方、[継続]キーgが押下されると、画像読み取り部による原稿読み込み動作を行う。そして、原稿読み込み動作が終了すると、予約コピーが登録され、図20に示す予約中画面に移行する。
【0097】
登録された予約コピーは使用されているリソースの獲得依頼通知をある一定時間おきにシステムコントローラ401に通知することにより、リソースが開放されるのを監視し、使用可能になった時点で予約コピーの画像形成動作を行う。
【0098】
つぎに、画像形成装置での画面制御の手順を図24のフローチャートを参照して説明する。図24において、まず、画像形成装置では、予約コピー状態(図18参照)であるか否かを判断する(ステップS1)。この判断の結果、予約コピー状態でなければ、このフローを終了する一方、予約コピー状態であれば、設定操作処理を行う(ステップS2)。続いて、設定内容がリソース獲得必要であるか否かを判断する(ステップS3)。この判断の結果、設定内容がリソース獲得が必要であれば、リソース獲得依頼をシステムコントローラ401に通知する(ステップS4)。そして、システムコントローラ401からのリソース獲得状況の通知待ちとなる(ステップS5)。
【0099】
システムコントローラ401からの通知があれば、リソース獲得が成功したか否かを判断する(ステップS6)。リソース獲得に失敗した場合には、警告画面(図19参照)を表示する(ステップS7)。ついで、この警告画面において、継続キーが押されたか否かを判断する(ステップS8)。この判断の結果、継続キーが押下された場合には、原稿読み取り動作を行う(ステップS9)。そして、システムコントローラ401に対して、リソース獲得依頼を通知する(ステップS10)。そして、システムコントローラ401からのリソース獲得状況の通知待ちとなる(ステップS11)。そして、通知があると、リソースの獲得ができたか否かを判断し(ステップS12)、リソースの獲得ができた場合には画像形成動作を行い当該フローを終了する。他方、ステップS12において、リソースの獲得ができない場合には、待ち時間処理を行い(ステップS13)、ある一定時間後、ステップS10に戻り、再度システムコントローラ401に対して、リソース獲得依頼を通知する。
【0100】
他方、ステップS8において、警告画面で、継続キーが押下されない場合には、ステップS14に移行して、確認キーが押下されたか否かを判断する。
確認キーが押下されれば、指示された設定を解除し(ステップS15)、ステップS2の設定操作処理(図15参照)に戻る。また、ステップS14において、確認キーが押下されいない場合には、ステップS8に移行する。
【0101】
さて、ステップS3において、設定操作処理でリソース獲得不要な場合や、ステップS6において、リソースが獲得できた場合には、設定された内容を確定させる(ステップS17)。つづいて、登録キーが押下された否かの判断を行い(ステップS18)、押下された場合には、予約コピーの登録処理を行い(ステップS19)、当該フローを終了する。
【0102】
以上説明したように、上記動作例1においては、第2のジョブの設定が第1のジョブで使用されている機能(両面、ステープラー)を指示した際に、設定を解除して操作画面に戻るか、原稿読み取り動作を行い、機能が使用可能になるまで待機状態にするかを選択可能な構成としたので、オペレータの操作性を向上させることが可能となる。尚、本動作例1は、画像形成装置をスタンドアロンで使用する場合は勿論のこと、図9に示したようにネットワークシステムを構成して、他の画像形成装置に画像を転送して画像形成(印刷)させる場合についても適用可能である。
【0103】
(動作例2)
上記画像形成装置の操作部の画面制御の動作例2を図13〜図21の表示例及び図24及び図25のフローチャートを参照して説明する。
【0104】
まず、動作例2における操作部の表示の遷移を図13〜図22を参照して説明する。図13は、コピー動作中の画面を示している。この状態では、動作中のコピーの設定状態を示すが、操作部201の操作許可を限定し、余分な操作が行われないようにする。
【0105】
この図13に示すコピー動作中の画面で、「予約」キーaが押下されると、図15に示す予約コピー画面に遷移する。ここで、操作部201、画像読み込み部の動作を許可し、予約コピーの設定操作および原稿読み込みを行えるようにする。
【0106】
この図15に示す予約コピー画面で、「解除」キーcが押下されると図13で示したコピー動作中の画面に戻る。他方、図15に示す予約コピー画面で「登録」キーbが押下されると原稿読み込み動作を行う。原稿読み込み動作が終了すると、予約コピーが登録され、図17に示す予約中画面に移行する。
【0107】
この図17に示す予約中画面で「コピー中画面へ」の移行キーeが押下されると、図15に示すコピー中画面に遷移する。他方、図17に示す予約中画面で「取消」キーfが押下されると、予約コピーが取り消され、図13に示すコピー動作中画面に遷移する。また、図16に示すコピー中画面で「予約中画面へ」の移行キーdが押下されると、図17に示す予約中画面に遷移する。
【0108】
動作中のコピーが中断される要因(例えば、紙なし、ステープル針なし)が発生した場合には、動作中のコピーはシステムコントローラ401に対してジョブ中断の通知を行う。システムコントローラ401では、操作部オーナーが予約コピーであれば、予約コピーに対してジョブ中断の通知を行う。予約コピーでは、システムコントローラ401からジョブ中断が通知されると、図21に示すような予約コピー画面及び予約中画面(図示せず)で表示切り替えを指示する表示を行う。図21に示す例では、「コピー中エラーです。画面を切り替えて下さい。」が表示される。
【0109】
つぎに、画像形成装置での操作部の画面制御の手順を図25及び図26のフローチャートを参照して説明する。図25は、動作中コピー状態でジョブ(第1のジョブ)が中断した際に警告を行う場合を特に示している。
【0110】
図25において、まず、画像形成装置では、動作中コピー状態であるか否かを判断する(ステップS21)。この判断に結果、動作中コピー状態でなければ、このフローを終了する。他方、動作中コピー状態であれば、給紙動作中のトレイが紙無しか否かを判断する(ステップS22)。この判断の結果、動作中のトレイが紙無しでなければ、ステップS23に移行して、ステープルモードの設定がされているか否かの判断を行う。この判断の結果、ステープルモードの設定がされていなければ、当該フローを終了する。他方、ステープルモードの設定がされていれば、ステープル針無しであるか否かを判断する(ステップS24)。ステープル針無しでなければ、このフローを終了する。
【0111】
一方、ステップS22において給紙動作中のトレイが紙無しの場合、または、ステップS24においてステープル針無しの場合には、ステップS25に移行して、システムコントローラ401に対してジョブ中断通知を行う(ステップS25)。そして、紙無しまたはステープル針無しの警告画面表示を行って、操作者に画面を切り替える旨を報知し(ステップS26)、このフローを終了する。
【0112】
図26は、予約コピー状態でジョブ(第1のジョブ)が中断した際に警告を行う場合を特に示している。図26において、まず、画像形成装置では、予約コピー状態(図20参照)であるか否かを判断する(ステップS30)。この判断の結果、予約コピー状態でなければ、このフローを終了する。他方、予約コピー状態であれば、システムコントローラ401からのジョブ中断通知があったか否かを判断する(ステップS31)。この判断の結果、システムコントローラ401からのジョブ中断通知があれば、画面を切り替える旨の警告表示(図21参照)を行う(ステップS32)。他方、システムコントローラ401からのジョブ中断通知がなければ、設定操作処理を行い(ステップS33)、このフローを終了する。
【0113】
以上説明したように、上記動作例2においては、第2のジョブの操作画面に切り替えられている際に、第1のジョブの動作を中断させる要因(紙なし、ステープルなし)が発生した場合、第2のジョブの操作画面上に第1のジョブの操作画面に切り替える旨を表示することにより、第1のジョブが中断されたままにならないようにしたので、ジョブの円滑な実行を促進させることが可能である。尚、本動作例は、画像形成装置をスタンドアロンで使用する場合は勿論のこと、図9に示したようにネットワークシステムを構成して、他の画像形成装置に画像を転送して画像形成(印刷)させる場合についても適用可能である。
【0114】
(動作例3)
上記画像形成装置の操作部の画面制御の動作例3を図13〜図22の表示例及び図27及び図28のフローチャートを参照して説明する。
【0115】
まず、動作例3における操作部の表示の遷移を図13〜図22を参照して説明する。図13は、コピー動作中の画面を示している。この状態では動作中のコピーの設定状態を示すが、操作部の操作許可を限定し、余分な操作が行われないようにする。
【0116】
この図13に示すコピー動作中画面で、「予約」キーaの押下により、図15に示す予約コピー画面に遷移する。ここで、操作部201、画像読み込み部の動作を許可し、予約コピーの設定操作および原稿読み込みを行えるようにする。図15に示す予約コピー画面で「解除」キーcが押下されると図13に示すコピー動作中の画面に遷移する。
【0117】
また、図15に示す予約コピー画面で「登録」キーbが押下されると、原稿読み込み動作を行う。原稿読み込み動作が終了すると、予約コピーが登録され、図17に示す予約中画面に移行する。この予約中画面で「コピー中画面へ」の移行キーeが押下されると、図16に示すコピー中画面に遷移する。他方、予約中画面で「取消」キーfが押下されると、予約コピーが取り消され、図13に示すコピー動作中画面に遷移する。
【0118】
図16に示すコピー中画面で「予約中画面へ」の移行キーdが押下されると、図17に示す予約中画面に遷移する。動作中のコピーが中断される要因(紙なし、ステープル針なし)が発生した場合、動作中のコピーはシステムコントローラに対してジョブ中断及びその理由の通知を行う。システムコントローラでは、操作部オーナーが予約コピーであれば、予約コピーに対してジョブ中断の通知を行う。予約コピーでは、システムコントローラからジョブ中断が通知されると、図22に示すような予約コピー画面及び予約中画面(図示せず)でコピー中断要因の解除を指示する表示を行う。図22に示す例では、”ステープル補給 ステープラーの針がもうすぐなくなります。ステープラーの針を補給して下さい。”という中断要因が表示されている。
【0119】
つぎに、画像形成装置での操作部201の画面制御の手順を図27及び図28のフローチャートを参照して説明する。図27は、動作中コピー状態でジョブ(第1のジョブ)が中断する要因が発生した場合に警告を行う場合を特に示している。
【0120】
図27において、まず、画像形成装置では、動作中コピー状態であるか否かを判断する(ステップS40)。この判断の結果、動作中コピー状態でなければ、このフローを終了する。他方、動作中コピー状態であれば、給紙動作中のトレイが紙無しか否かを判断する(ステップS41)。この判断の結果、給紙動作中のトレイが紙無しでなければ、ステープルモードの設定がされているか否かを判断する(ステップS42)。この判断の結果、ステープルモードの設定がされていなければ、このフローを終了する。また、ステープルモードの設定がされていれば、ステップS43に移行して、ステープル針無しであるか否かを判断する。この判断の結果、ステープル針無しでなければ、このフローを終了する。
【0121】
一方、ステップS41において給紙動作中のトレイが紙無しの場合、またはステップS43において、ステープル針無しであれば、ステップS44に移行して、システムコントローラ401に対してジョブ中断通知を行う。そして、紙無しまたはステープル針無しの警告画面表示を行い、操作者にジョブの中断要因を報知し(ステップS45)、このフローを終了する。
【0122】
図28は、予約コピー状態でジョブ(第1のジョブ)が中断する要因が発生した場合に警告を行う場合を特に示している。図28において、まず、画像形成装置では、予約コピー状態(図17参照)であるか否かを判断する(ステップS50)。この判断の結果、予約コピー状態でなければ、この処理を終了する。他方、予約コピー状態であれば、システムコントローラ401からのジョブ中断通知があったか否かの判断を行う(ステップS51)。この判断の結果、ジョブ中断通知がなければ、このフローを終了する。他方、システムコントローラ401からのジョブ中断通知があれば、警告画面表示(図22参照)を行って、操作者にジョブの中断要因を報知する(ステップS52)。
【0123】
つづいて、システムコントローラ401からのジョブ中断解除通知があったか否かを判断する(ステップS53)。この判断の結果、ジョブ中断解除通知がなければ、待ち時間処理を行い(ステップS54)、一定時間経過後に、ステップS53に戻り、再度ジョブ中断解除通知の判断を行う。他方、システムコントローラ401からのジョブ中断解除通知があれば、警告画面表示解除を行い(ステップS52)、このフローを終了する。
【0124】
以上説明したように、上記動作例3においては、第2のジョブの操作画面に切り替えられている際に、第1のジョブの動作を中断させる要因(紙なし、ステープルなし)が発生した場合、第2のジョブの操作画面上に第1のジョブの中断要因を表示することとしたので、第1のジョブが中断されたままにならないようにし、ジョブの円滑な実行を促進させることが可能である。尚、本動作例3は、画像形成装置をスタンドアロンで使用する場合は勿論のこと、図9に示したようにネットワークシステムを構成して、他の画像形成装置に画像を転送して画像形成(印刷)させる場合についても適用可能である。
【0125】
また、以上説明したように、予約コピーを複数の独立したコピーアプリを用いて実現し、仮想画面に画面情報を書き込むことにより、画面切り替え時の画面の反映もれや描画の遅れを抑制することが可能である。
【0126】
また、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施可能である。
【0127】
【発明の効果】
請求項1に係る発明は、原稿の画像を読み取る読取手段と、読み取られた画像を記憶する記憶手段と、記憶された画像を出力する画像出力手段と、を備えた画像形成装置において、操作画面上でジョブを設定する設定手段と、設定手段で設定されたジョブを実行すべく、画像形成装置の動作を制御する制御手段と、を備え、設定手段は、画像形成装置が第1のジョブを実行中に第2のジョブの設定を受付け、当該第1のジョブと当該第2のジョブとで同一のリソースが設定された場合には、当該第2のジョブの設定を解除するか、若しくは当該第2のジョブの設定に基づく読取手段による原稿の読み取り開始動作のみを開始して、当該第2のジョブが実行可能となるまで待機するかを選択する選択手段を含むこととしたので、第2のジョブの設定が第1のジョブで使用されている機能(リソース)を指示した際に、設定を解除して操作画面に戻るか、原稿読み取り動作を行い、機能(リソース)が使用可能になるまで待機状態にするかを選択することが可能となり、オペレータの操作性が向上する。
【0128】
また、請求項2に係る発明は、原稿の画像を読み取る読取手段と、読み取られた画像を記憶する記憶手段と、記憶された画像を出力する画像出力手段と、を備え、各々が画像を出力する画像出力手段を備えた他の1又は複数の画像形成装置と伝送路を介して接続可能であり、かつ、読取手段で読み取った画像を自機の画像出力手段若しくは他の画像形成装置により出力可能な画像形成装置において、操作画面上でジョブを設定する設定手段と、設定手段で設定されたジョブを実行すべく、自機の画像形成装置の動作を制御するとともに、読取手段で読み取った画像を他の画像形成装置に転送して画像出力させる制御手段と、を備え、設定手段は、自機若しくは他の画像形成装置が第1のジョブを実行中に第2のジョブの設定を受付け、当該第1のジョブと当該第2のジョブとで同一のリソースが設定された場合には、当該第2のジョブの設定を解除するか、若しくは当該第2のジョブの設定に基づく読取手段による原稿の読み取り開始動作のみを開始して、当該第2のジョブが実行可能となるまで待機するかを選択する選択手段を含むこととしたので、自機若しくは他の画像形成装置で画像出力する際に、第2のジョブの設定が第1のジョブで使用されている機能を指示した際に、設定を解除して操作画面に戻るか、原稿読み取り動作を行い、機能が使用可能になるまで待機状態にするかを選択することが可能となり、オペレータの操作性が向上する。
【0129】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記リソースは、両面機能若しくはステープラー機能であることとしたので、両面機能やステープラー機能を使用する際に、オペレータの操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成装置の構成図である。
【図2】操作部の構成を示す説明図である。
【図3】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例を示す説明図である。
【図4】図1に示した画像形成装置の制御系(構成例1)を示す図である。
【図5】図1に示した画像形成装置の制御系(構成例2)を示す図である。
【図6】図4の画像処理部を示した構成図である。
【図7】1ページ分の画像信号のタイミングチャートである。
【図8】図6に示したメモリコントローラ及び画像メモリの詳細な構成を示す説明図である。
【図9】コピーネットワークシステムを示す図である。
【図10】ネットワークコピー機のハード構成を示す図である。
【図11】ネットワークコピー機のソフトウエア概念図である。
【図12】複数のコピーアプリを起動させた場合のソフトウエア概念図である。
【図13】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(コピー中画面)を示す説明図である。
【図14】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(連結コピー中画面)を示す説明図である。
【図15】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約コピー画面)を示す説明図である。
【図16】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(コピー中画面)を示す説明図である。
【図17】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約中画面)を示す説明図である。
【図18】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約コピー中画面)を示す説明図である。
【図19】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約コピー画面)を示す説明図である。
【図20】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約中画面)を示す説明図である。
【図21】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約コピー画面)を示す説明図である。
【図22】操作部の液晶タッチパネルの表示画面例(予約コピー画面)を示す説明図である。
【図23】画像形成装置管理システムの構成を示す図である。
【図24】画像形成装置の操作部の画面制御の動作例1を説明するためのフローチャートである。
【図25】画像形成装置の操作部の画面制御の動作例2を説明するためのフローチャートである。
【図26】画像形成装置の操作部の画面制御の動作例2を説明するためのフローチャートである。
【図27】画像形成装置の操作部の画面制御の動作例3を説明するためのフローチャートである。
【図28】画像形成装置の操作部の画面制御の動作例3を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 自動原稿送り部(ADF)
102 原稿台
103 給送ローラ
104 給送ベルト
105 コンタクトガラス
106 読み取りユニット
107 排送ローラ
108 原稿セット検知センサ
109 第1トレイ
110 第2トレイ
111 第3トレイ
112 第1給紙ユニット
113 第2給紙ユニット
114 第3給紙ユニット
115 縦搬送ユニット
117 書き込みユニット
118 現像ユニット
122 フィニシャ
134 両面給紙ユニット
201 操作部
202 プリントキー
203 クリア/ストップキー
204 テンキー
205 液晶タッチパネル
207 初期設定キー
208 モードクリアキー
209 割り込みキー
401 メインコントローラ
402 画像読み取り部
403 画像書き込み部
404 メモリユニット
405 利用者制限機
406 人体検知センサ
407 CSS
408 時計
501 画像メモリ
502 セレクタ
506 第1印字合成部
507 第2印字合成部
510 メモリコントローラ
511 CPU
512 ROM
513 RAM
514 I/Oポート
515 SCSIドライバ
701 入力データセレクタ
702 画像合成部
703 1次圧縮/伸長部
704 出力データセレクタ
705 2次圧縮/伸長部
706 1次記憶装置
707 2次記憶装置

Claims (3)

  1. 原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読み取られた画像を記憶する記憶手段と、前記記憶された画像を出力する画像出力手段と、を備えた画像形成装置において、
    操作画面上でジョブを設定する設定手段と、前記設定手段で設定されたジョブを実行すべく、前記画像形成装置の動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記画像形成装置が第1のジョブを実行中に第2のジョブの設定を受付け、当該第1のジョブと当該第2のジョブとで同一のリソースが設定された場合には、当該第2のジョブの設定を解除するか、若しくは当該第2のジョブの設定に基づく前記読取手段による原稿の読み取り開始動作のみを開始して、当該第2のジョブが実行可能となるまで待機するかを選択する選択手段を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 原稿の画像を読み取る読取手段と、前記読み取られた画像を記憶する記憶手段と、前記記憶された画像を出力する画像出力手段と、を備え、各々が画像を出力する画像出力手段を備えた他の1又は複数の画像形成装置と伝送路を介して接続可能であり、かつ、前記読取手段で読み取った画像を自機の画像出力手段若しくは前記他の画像形成装置により出力可能な画像形成装置において、
    操作画面上でジョブを設定する設定手段と、前記設定手段で設定されたジョブを実行すべく、前記自機の画像形成装置の動作を制御するとともに、前記読取手段で読み取った画像を前記他の画像形成装置に転送して画像出力させる制御手段と、を備え、
    前記設定手段は、前記自機若しくは他の画像形成装置が第1のジョブを実行中に第2のジョブの設定を受付け、当該第1のジョブと当該第2のジョブとで同一のリソースが設定された場合には、当該第2のジョブの設定を解除するか、若しくは当該第2のジョブの設定に基づく前記読取手段による原稿の読み取り開始動作のみを開始して、当該第2のジョブが実行可能となるまで待機するかを選択する選択手段を含むことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記リソースは、両面機能若しくはステープラー機能であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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