JP5186432B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
印刷装置などの画像処理装置では、印刷用紙の向き、サイズなどに応じて、印刷すべき画像を回転させて、画像の向きを変更することがある。ある印刷装置では、画像を分割し、分割後の小さい画像ごとに回転させている(例えば特許文献1)。
特開2006−159468号公報
画像処理装置では、コピージョブなど、ジョブの結果をユーザが待つジョブの場合、ユーザの待ち時間を短くするために、高速な処理が要求される。ジョブにおいて画像回転が実行される場合、画像回転の処理時間に起因してユーザの待ち時間が大幅に長くなってしまうことがある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、高速な処理が要求されるジョブにおいて画像回転を高速に実行することができる画像処理装置を得ることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを伝送するバスと、バスに接続され、バスから画像データを取得し、画像を90度または−90度回転させ、画像回転後の画像データをバスへ出力する第1画像回転回路と、バスに接続され、第1画像回転回路よりバスの使用優先度が低く、バスから画像データを取得し、画像を90度または−90度回転させ、画像回転後の画像データをバスへ出力する第2画像回転回路と、画像回転を伴うジョブの種別に対応する、第1画像回転回路および第2画像回転回路のいずれか一方に、画像データによる画像に対して画像回転処理を実行させる制御回路と、バスに接続され、画像データのバンドデータに対して、画像処理として少なくとも画像拡大、画像縮小、180度の画像回転、および色変換を実行可能な画像処理回路と、バスに接続され、画像データに対してラスタ処理を行いラスタデータを生成するラスタ処理回路と、ラスタ処理回路により生成されたラスタデータに対して画像回転処理を行う第3画像処理回路とを備える。そして、制御回路は、(a)コピージョブの場合、(a1)コピージョブが画像拡大を伴うときには、画像処理回路による画像処理の前に、第1画像回転回路に画像回転処理を実行させ、(a2)コピージョブが等倍または画像縮小を伴うときには、画像処理回路による画像処理の後に、第3画像回転回路、または第1画像回転回路および第3画像回転回路に画像回転処理を実行させ、(b)センドジョブの場合、センドジョブが画像拡大を伴うか否かに拘わらず、第2画像回転回路に画像回転処理を実行させる。
これにより、高速な処理が要求されるジョブにおいて画像回転が必要な場合には、バス使用優先度の高い画像回転回路を使用できるため、画像回転を高速に実行することができる。コピージョブの場合、ユーザがジョブ結果をその場で待っており、高速な処理が要求されるが、バス使用優先度の高い画像回転回路を使用するため、画像回転を高速に実行することができる。センドジョブの場合、ユーザがジョブ結果をその場で待っていないため、高速な処理は要求されない。このため、バス使用優先度の低い画像回転回路を使用し、他の処理回路がバスを優先的に使用できるようにする。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、制御回路は、コピージョブが等倍または画像縮小を伴う場合において、画像データに対応するオーバーレイ画像データの画像回転を第1画像回転回路に実行させる。

これにより、画像データの画像回転とオーバーレイ画像データの画像回転とを別々の画像回転回路で行うため、高速に画像回転を行うことができる。
また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、画像処理装置は、メモリを備える。そして、第1画像回転回路および第2画像回転回路は、そのメモリにおける所定のメモリ領域を画像回転に使用し、画像データのすべてをメモリ領域に格納できない場合、画像データを複数の部分画像データに分割し、部分画像データに対して順番に画像回転処理を行う。
本発明によれば、高速な処理が要求されるジョブにおいて画像回転が必要な場合には、バス使用優先度の高い画像回転回路を使用できるため、画像回転を高速に実行することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図2は、図1におけるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図1における画像回転モード指定テーブルの一例を示す図である。 図4は、図1に示す画像処理装置における、画像データおよび属性データのHDDへの一時保存のデータフローを示す図である。 図5は、図1に示す画像処理装置における、画像拡大を伴うジョブの場合のデータフローを示す図である。 図6は、図1に示す画像処理装置における、画像拡大を伴わないSENDジョブの場合のデータフローを示す図である。 図7は、図1に示す画像処理装置における、画像拡大を伴わないコピージョブの場合のデータフローを示す図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1におけるデータ処理装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示す画像処理装置は、データ処理装置1、メインコントローラ2、RAM(Random Access Memory)3、ハードディスクドライブ(HDD)4、スキャナ5、印刷エンジン制御回路6、記憶装置7、ファクシミリ通信装置8、ネットワークインタフェース9、操作パネル10、用紙に印刷を行う印刷エンジン(図示せず)などを備える。
データ処理装置1は、スキャナ5などからの画像データを、バンド単位またはページ単位で処理し、メインコントローラ2、HDD4、印刷エンジン制御回路6などへ出力する装置である。なお、スキャナ5からは、画像データとその画像データに対応する属性データが出力されるため、データ処理装置1は、両方に対して所定の処理を行う。属性データは、画像処理において色処理、階調処理などの設定に使用される。属性データは、例えば文字か否かといった画素ごとの情報を含む。また、画像データおよび属性データは、1ページ単位のページデータ、または1ページを分割した複数のバンドの1つに対応するバンドデータとして取り扱われる。例えば、画像データは、CMYKの4プレーンを有し、属性データは、AプレーンおよびSプレーンを有する。CMYKの各プレーンは、高さ8ビットのプレーンである。また、Aプレーンは、高さ4ビットのプレーンであり、Sプレーンは、高さ8ビットのプレーンである。
メインコントローラ2は、操作パネル10に対するユーザ操作に基づいて、スキャナ5、ファクシミリ装置8およびネットワークインタフェース9を制御するとともに、データ処理装置1へ指令を供給する回路である。特に、メインコントローラ2は、ユーザ操作により指定されたジョブ種別を特定し、そのジョブ種別のジョブが画像回転を伴う場合、記憶装置7の画像回転モード指定テーブル7aを参照して、そのジョブ種別に対応する画像回転回路を特定し、その特定した画像回転回路に画像回転処理を実行させる制御回路とを備える。
メインコントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAMなどを有するコンピュータであり、ROMなどに格納されているプログラムに従って指令を出力したり、データ処理を行う。
メインコントローラ2は、ファクシミリ装置8およびネットワークインタフェース9を制御し、送信データのデータ処理を行う通信処理部2aを有する。
RAM3は、データ処理装置1による処理においてバンドデータを一時的に格納するためのメモリである。RAM3としては、例えば、1または複数のDRAM(Dynamic RAM)が使用される。
RAM3の一部の記憶領域は、それぞれ対となる、バンドメモリ3a1,3a2、バンドメモリ3b1,3b2、バンドメモリ3c1,3c2、バンドメモリ3d1,3d2、バンドメモリ3e1,3e2、バンドメモリ3f1,3f2として使用される。各バンドメモリは、各バンドデータを格納可能なサイズのバンドデータ領域を有する。
バンドメモリ3a1,3a2,3b1,3b2は、主に、データ取得回路15から出力されるバンドデータを保持するために使用される。特に、バンドメモリ3a1,3a2は、画像データのバンドデータのために使用され、バンドメモリ3b1,3b2は、属性データのバンドデータのために使用される。なお、複数のプレーンが存在する場合には、各プレーンに対して2つのバンドメモリが事前に確保される。
バンドメモリ3c1,3c2,3d1,3d2は、主に、画像回転回路19g1,19g2から出力されるバンドデータを保持するために使用される。特に、バンドメモリ3c1,3c2は、画像データのバンドデータのために使用され、バンドメモリ3d1,3d2は、属性データのバンドデータのために使用される。なお、複数のプレーンが存在する場合には、各プレーンに対して2つのバンドメモリが事前に確保される。
バンドメモリ3e1,3e2,3f1,3f2は、主に、画像処理回路16から出力されるバンドデータを保持するために使用される。特に、バンドメモリ3e1,3e2は、画像データのバンドデータのために使用され、バンドメモリ3f1,3f2は、属性データのバンドデータのために使用される。なお、複数のプレーンが存在する場合には、各プレーンに対して2つのバンドメモリが事前に確保される。
HDD4は、1ページ分のバンドデータからなるページデータを格納するためのデータ格納装置である。HDD4は、RAM3より大容量で低速なデータ格納装置である。この実施の形態では、圧縮されたバンドデータが1ページ分ずつHDD4に格納される。
スキャナ5は、原稿の片面または両面の画像を光学的に読み取り、その画像読み取りにより得られる画像データおよび属性データを出力する装置である。スキャナ5は、画像読み取りで生成した画像データおよび属性データをバンドデータとして順次出力する。
印刷エンジン制御回路6は、印刷エンジンへ印刷画像データを供給するとともに、印刷エンジンを制御して印刷を実行させる回路である。
記憶装置7は、メインコントローラ2により使用されるデータやプログラムが格納される装置である。記憶装置7としては、ROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、ハードディスクドライブなどが使用される。記憶装置7は、予め画像回転モード指定テーブル7aを記憶している。
画像回転モード指定テーブル7aは、ユーザにより指定されるジョブ種別と、そのジョブ種別に対応する一連の画像処理における画像回転を実行する画像回転回路の指定とを関連付ける指定情報を含む。図3は、図1における画像回転モード指定テーブルの一例を示す図である。図3では、ジョブ種別および画像拡大の有無の組合せに対して、画像回転回路の指定および画像回転のタイミングの指定が関連付けられている。
ファクシミリ装置8は、画像データから生成されたファクシミリデータを送信するとともに、ファクシミリデータを受信しそのファクシミリデータから画像データを生成する装置である。
ネットワークインタフェース9は、ネットワークに接続され、そのネットワークを介して、端末装置とのデータ通信を行う通信装置である。
操作パネル10は、装置筐体の表面に配置され、各種情報を表示する表示装置と、ユーザ操作を検出しそのユーザ操作に対応する電気信号を出力する入力装置とを有する。表示装置としては、例えば液晶ディスプレイが使用され、入力装置としては、タッチパネル、キースイッチなどが使用される。操作パネル10の入力装置は、ジョブ種別を入力するための第1ユーザ操作、および作業を開始させるための第2ユーザ操作を検出する。
ここで、図2を参照して、データ処理装置1の構成について説明する。
データ処理装置1は、インタフェース11、データフローコントローラ12、メモリインタフェース13、HDDコントローラ14、データ取得回路15、画像処理回路16、JPEGコーデック17、RLEコーデック18、画像回転回路19g1,19g2,19v、ラスタ処理回路20、ハーフトーン処理回路21、およびデータ出力回路22を有する。メモリインタフェース13、HDDコントローラ14、データ取得回路15、画像処理回路16、JPEGコーデック17、RLEコーデック18、画像回転回路19g1,19g2,19v、ラスタ処理回路20、ハーフトーン処理回路、およびデータ出力回路22は、バス23に接続されている。バス23を介して画像データ、属性データなどが伝送される。これらの回路のうち、データ伝送要求が発生した時点でバス23の使用権を有する回路がバス23へデータを送出できる。バス23の使用要求が競合した場合、使用優先度の高い回路が、優先的にバス23を使用することができる。
インタフェース11は、メインコントローラ2とデータフローコントローラ12との間のデータおよび指令の送受を行う回路である。
データフローコントローラ12は、メインコントローラ2からの指令に従って、データ取得回路15、画像処理回路16、JPEGコーデック17、およびRLEコーデック18のDMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)を制御し、動作させる回路である。また、データフローコントローラ12は、メインコントローラ2からの指令に従って、画像回転回路19g1,19g2,19v、ラスタ処理回路20、ハーフトーン処理回路21およびデータ出力回路22を動作させる。データフローコントローラ12は、複数の処理回路のうちのある処理回路の出力DMA(Direct Memory Access )コントローラによりバンドデータを第1バンドメモリおよび第2バンドメモリの一方へ書き込ませ、それと並行して、その処理回路の後段の処理回路の入力DMAコントローラによりそのバンドデータの1つ前のバンドデータを第1バンドメモリおよび第2バンドメモリの他方から読み出させる。
メモリインタフェース13は、RAM3と内部信号線との間のデータおよび指令の送受を行う回路である。内部信号線は、メモリインタフェース13、HDDコントローラ14、および回路15〜22を接続する信号線である。信号線を介して、アドレスやデータの送受が行われる。
HDDコントローラ14は、HDD4に対するデータの読み書きを行う回路である。
データ取得回路15は、スキャナ5から画像データおよび属性データをバンドデータとして順番に取得し、RAM3に格納する回路である。データ取得回路15は、出力DMAコントローラ(出力DMAC)15wを有する。出力DMAコントローラ(出力DMAC)15wは、画像データのバンドデータを、バンドメモリ3a1,3a2に交互に書き込むとともに、属性データのバンドデータを、バンドメモリ3b1,3b2に交互に書き込む。
画像処理回路16は、画像データおよび属性データのバンドデータをRAM3から読み出し、それらのバンドデータに対して所定の画像処理(画像拡大、画像縮小、画像回転(180度のみ)、色変換など)を実行し、処理後のバンドデータをRAM3に格納する回路である。画像処理回路16は、入力DMAコントローラ(入力DMAC)16rおよび出力DMAC16wを有する。画像処理回路16の入力DMAC16rは、バンドメモリ3a1,3a2またはバンドメモリ3c1,3c2から画像データのバンドデータを交互に読み出すとともに、バンドメモリ3b1,3b2またはバンドメモリ3d1,3d2から属性データのバンドデータを交互に読み出す。画像処理回路16の出力DMAC16wは、画像処理回路16における処理後の画像データのバンドデータを、バンドメモリ3e1,3e2に交互に書き込むとともに、画像処理回路16における処理後の属性データのバンドデータを、バンドメモリ3f1,3f2に交互に書き込む。
JPEGコーデック17は、RAM3に格納されている画像データのバンドデータを読み出して、そのバンドデータをJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式で符号化して圧縮しHDD4へ格納するとともに、HDD4に格納されている画像データのページデータからバンドデータを読み出して、そのバンドデータをJPEG方式で復号して伸張しRAM3へ格納する回路である。JPEGコーデック17は、入力DMAC17rおよび出力DMAC17wを有する。符号化の際には、JPEGコーデック17の入力DMAC17rは、バンドメモリ3a1,3a2、バンドメモリ3c1,3c2、およびバンドメモリ3e1,3e2のいずれかからバンドデータを交互に読み出し、JPEGコーデック17の出力DMAC17wは、JPEG方式で圧縮されたバンドデータを、HDDコントローラ14を介してHDD4に書き込む。復号の際には、入力DMAC17rは、HDDコントローラ14を介してHDD4からJPEG方式で圧縮されたバンドデータを読み出し、出力DMAC17wは、バンドメモリ3a1,3a2へバンドデータを交互に書き込む。
RLEコーデック18は、RAM3に格納されている属性データのバンドデータを読み出して、そのバンドデータをRLE(Run Length Encoding)方式で符号化して圧縮しHDD4へ格納するとともに、HDD4に格納されている属性データのページデータからバンドデータを読み出して、そのバンドデータをRLE方式で復号して伸張しRAM3へ格納する回路である。RLEコーデック18は、入力DMAC18rおよび出力DMAC18wを有する。符号化の際には、RLEコーデック18の入力DMAC18rは、バンドメモリ3b1,3b2、バンドメモリ3d1,3d2、およびバンドメモリ3f1,3f2のいずれかからバンドデータを交互に読み出し、RLEコーデック18の出力DMAC18wは、RLE方式で圧縮されたバンドデータを、HDDコントローラ14を介してHDD4に書き込む。復号の際には、入力DMAC18rは、HDDコントローラ14を介してHDD4からRLE方式で圧縮されたバンドデータを読み出し、出力DMAC18wは、バンドメモリ3b1,3b2へバンドデータを交互に書き込む。
画像回転回路19g1,19g2は、バス23から画像データを取得し、その画像データによる画像を90度または−90度回転させた画像の画像データを生成する回路である。画像回転回路19g1のバス使用優先度は、画像回転回路19g2を含む他の回路のバス使用優先度より高く設定されている。画像回転回路19vは、ラスタ処理回路20により生成されたラスタデータに対して90度または−90度の画像回転処理を行う回路である。画像回転回路19vは、ラスタ処理回路20によりラスタ処理に使用されるメモリ領域を使用して、画像回転処理を行う。
ラスタ処理回路20は、画像データ(および属性データ)のバンドデータをRAM3から読み出し、それらのバンドデータに対してラスタライズを実行し、ラスタデータを生成する回路である。ラスタデータは、バンドごとに、RLEコーデック18により圧縮された後、HDD4に格納される。その後、RLEコーデック18により、バンドごとに、圧縮されたラスタデータが読み出されて伸張され、ラスタデータがRAM3に格納される。
ハーフトーン処理回路21は、バンドごとにラスタデータをRAM3から読み出し、ハーフトーン処理を実行し、ハーフトーン処理後のデータをRAM3に格納する回路である。
データ出力回路22は、HDD4から読み出されコーデック17,18により伸張されたバンドデータを通信処理部2aへ供給したり、ハーフトーン処理後のデータをRAM3から読み出し印刷エンジン制御回路6へ供給する回路である。データ出力回路22は、コピージョブの場合、そのデータを印刷エンジン制御回路6へ供給し、SEND(センド)ジョブの場合、そのデータを通信処理部2aへ供給する。
なお、これらの回路11〜18,19g1,19g2,19v,20〜22は、それぞれASIC(Application Specific Integrated Circuit)として実現される。
次に、上記装置の動作について説明する。
ユーザは、操作パネル10の入力装置を操作して、第1ユーザ操作によりジョブ種別を指定し、第2ユーザ操作によりそのジョブ種別の作業をこの装置に実行させる。第1ユーザ操作は、操作パネル10におけるタッチパネルに対する、例えばメニューからジョブ種別を選択する操作であり、第2ユーザ操作は、例えば操作パネル10におけるスタートボタンの押下である。
メインコントローラ2は、第1ユーザ操作により指定されたジョブ種別を特定し、そのジョブ種別のジョブにおいて画像回転が必要であるか否か、並びに画像拡大または画像縮小が必要であるか否かを判定する。そして、そのジョブにおいて画像回転が必要であると判定した場合、メインコントローラ2は、記憶装置7の画像回転モード指定テーブル7aを参照して、第1ユーザ操作により指定されたジョブ種別および画像拡大の有無に対応する、画像回転のタイミングおよび画像回転回路を特定し、第2ユーザ操作が検出されると、データ処理装置1により画像データを取得させ、データ処理を行わせる。
ここで、まず、スキャナ5により出力された画像データおよび属性データを、データ処理装置1によりHDD4へ一時保存する際のデータフローについて説明する。
図4は、図1に示す画像処理装置における、画像データおよび属性データのHDDへの一時保存のデータフローを示す図である。
まず、メインコントローラ2は、スキャナ5に画像読み取りを開始させるとともに、特定したジョブ種別の処理をそのスキャナ5で生成された画像データおよび属性データに対して実行させるために指令をデータフローコントローラ12へ供給する。
データフローコントローラ12は、その指令を受信すると、データ取得回路15、画像処理回路16、JPEGコーデック17およびRLEコーデック18を以下のように動作させる。
データ取得回路15は、画像バンドデータ、および属性バンドデータを順番に取得し、出力DMAC15wは、画像バンドデータをバンドメモリ3a1,3a2のいずれかに書き込み、属性バンドデータをバンドメモリ3b1,3b2のいずれかに書き込む。
まず、バンド#0の画像バンドデータがバンドメモリ3a1に書き込まれ、バンド#0の属性バンドデータがバンドメモリ3b1に書き込まれる。
次に、割り込みなどで、データ取得回路15によるバンド#0の画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了が、データフローコントローラ12を介してJPEGコーデック17およびRLEコーデック18に通知されると、JPEGコーデック17の入力DMAC17rは、バンド#0の画像バンドデータをバンドメモリ3a1から読み出し、出力DMAC17wは、JPEG方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込み、RLEコーデック18の入力DMAC18rは、バンド#0の属性バンドデータをバンドメモリ3b1から読み出し、出力DMAC18wは、RLE方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込む。このとき、入力DMAC17rおよび出力DMAC17wは並列動作し、入力DMAC18rおよび出力DMAC18wは並列動作する。
一方、データ取得回路15の出力DMAC15wは、バンド#0の画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了後、バンド#1の画像バンドデータおよび属性バンドデータをバンドメモリ3a2,3b2にそれぞれ書き込む。
このとき、出力DMAC15wによるバンドメモリ3a2,3b2への書き込みと、入力DMAC17r,18rによるバンドメモリ3a1,3b1からの読み出しとは並行して行われる。
次に、割り込みなどで、データ取得回路15によるバンド#1の画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了が、データフローコントローラ12を介してJPEGコーデック17およびRLEコーデック18に通知されると、JPEGコーデック17の入力DMAC17rは、バンド#1の画像バンドデータをバンドメモリ3a2から読み出し、出力DMAC17wは、JPEG方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込み、RLEコーデック18の入力DMAC18rは、バンド#1の属性バンドデータをバンドメモリ3b2から読み出し、出力DMAC18wは、RLE方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込む。
一方、データ取得回路15の出力DMAC15w1は、バンド#1の画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了後、バンド#2の画像バンドデータおよび属性バンドデータをバンドメモリ3a1,3b1にそれぞれ書き込む。このとき、データ取得回路15は、バンドメモリ3a1,3b1におけるバンド#0の画像バンドデータおよび属性バンドデータを、バンド#2の画像バンドデータおよび属性バンドデータで上書きする。JPEGコーデック17およびRLEコーデック18の1バンドあたりの処理時間は、データ取得回路15の1バンドあたりの処理時間より短く設定されている。したがって、この時点で、コーデック17,18はバンド#0に対する処理を既に完了しており、データ上書きに起因する問題は生じない。
同様にして、バンド#2以降のバンドデータが処理される。これにより、1ページ分のバンドデータが、順次、データ取得回路15、およびコーデック17,18によりパイプライン処理され、処理後のデータがHDD4に保存される。
そして、1ページ分のバンドデータがHDD4に保存された後、後段の処理が実行される。なお、後段の処理に必要なバンドデータは、コーデック17,18によりHDDコントローラ14を介してHDD4から順次読み出され、復号される。復号された画像バンドデータは、バンドメモリ3a1,3a2のいずれかに書き込まれ、復号された属性バンドデータは、バンドメモリ3b1,3b2のいずれかに書き込まれる。
(a)後段の処理に画像拡大が含まれる場合
まず、後段の処理に画像拡大が含まれる場合について説明する。図5は、図1に示す画像処理装置における、画像拡大を伴うジョブの場合のデータフローを示す図である。
画像拡大を伴うジョブの場合、画像処理回路16の前段で画像回転が実行される。
図3に示すように、この実施の形態では、画像拡大は、画像拡大を伴うコピージョブである場合、画像回転回路19g1により行われ、画像拡大を伴うSENDジョブである場合、画像回転回路19g2により行われる。印刷処理を伴うジョブ(例えばコピージョブ)の場合、リアルタイム性が要求されるため、画像回転回路19g1が使用されるが、印刷処理を伴わないジョブ(例えばSENDジョブ)の場合、リアルタイム性があまり要求されず、原稿読み取りにおけるページ間のブランク時間を使用して処理を行ってもよいため、画像回転回路19g2が使用される。画像回転回路19g1,19g2は、データサイズ(画像データおよび属性データの合計サイズ)と、RAM3において画像回転に使用可能なメモリ領域のサイズとを比較する。データサイズがそのメモリ領域サイズ以下である場合には、画像回転回路19g1,19g2は、バンドメモリ3a1,3a2,3b1,3b2を介して、1ページ分の画像データおよび属性データをそのメモリ領域に書き込み、その後、そのメモリ領域から画像データおよび属性データを読み出して画像回転処理を行う(以下、この処理を一括回転処理という)。一方、データサイズがそのメモリ領域サイズより大きい場合には、画像回転回路19g1,19g2は、画像データおよび属性データを分割し、画像データおよび属性データを一部ずつメモリ領域に書き込み、分割された画像データおよび属性データを順番にメモリ領域から読み出して画像回転処理を行う(以下、この処理を分割回転処理という)。なお、画像回転処理自体には、公知の方法が使用される。
画像回転回路19g1,19g2は、画像回転後の画像データを、バンドデータごとに生成していき、生成したバンドデータをバンドメモリ3c1,3c2に交互に書き込んでいくとともに、画像回転後の属性データを、バンドデータごとに生成していき、生成したバンドデータをバンドメモリ3d1,3d2に交互に書き込んでいく。
画像処理回路16は、バンドメモリ3c1,3c2から交互に画像バンドデータを読み出し、読み出した画像バンドデータに対して画像拡大処理を行うとともに、バンドメモリ3d1,3d2から交互に属性バンドデータを読み出し、読み出した属性バンドデータに対して画像拡大処理を行う。
画像回転回路19g1,19g2によるバンドメモリ3c1,3d1へのバンドデータの書き込みが完了すると、画像処理回路16によるバンドメモリ3c1,3d1からのバンドデータの読み出しが開始されるとともに、画像回転回路19g1,19g2によるバンドメモリ3c2,3d2へのバンドデータの書き込みが開始される。同様に、画像回転回路19g1,19g2によるバンドメモリ3c2,3d2へのバンドデータの書き込みが完了すると、画像処理回路16によるバンドメモリ3c2,3d2からのバンドデータの読み出しが開始されるとともに、画像回転回路19g1,19g2によるバンドメモリ3c1,3d1へのバンドデータの書き込みが開始される。なお、画像回転回路19g1,19g2による1バンド分のバンドデータの生成より、画像処理回路16による1バンド分のバンドデータの処理のほうが短時間で完了するため、バンドメモリ3c1,3c2,3d1,3d2にはバンドデータが順次上書きされていく。
割り込みなどで、画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了が、データフローコントローラ12を介して画像処理回路16に通知されると、画像処理回路16の入力DMAC16rは、画像バンドデータおよび属性バンドデータをバンドメモリ3c1,3d1(またはバンドメモリ3c2,3d2)から読み出し、出力DMAC16wは、画像処理後の画像バンドデータおよび属性バンドデータをバンドメモリ3e1,3f1(またはバンドメモリ3e2,3f2)にそれぞれ書き込む。このとき、入力DMAC16rおよび出力DMAC16wは並列動作する。
そして、割り込みなどで、画像処理回路16による処理およびバンドメモリ3e1,3f1(またはバンドメモリ3e2,3f2)への画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了が、データフローコントローラ12を介してJPEGコーデック17およびRLEコーデック18に通知されると、JPEGコーデック17の入力DMAC17rは、画像バンドデータをバンドメモリ3e1(またはバンドメモリ3e2)から読み出し、出力DMAC17wは、JPEG方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込み、RLEコーデック18の入力DMAC18rは、属性バンドデータをバンドメモリ3f1(またはバンドメモリ3f2)から読み出し、出力DMAC18wは、RLE方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込む。このとき、入力DMAC17rおよび出力DMAC17wは並列動作し、入力DMAC18rおよび出力DMAC18wは並列動作する。
コピージョブの場合には、このようにしてHDD4に1ページ分のデータが保存された後、ラスタ処理回路20によるラスタライズ、およびハーフトーン処理回路21によるハーフトーン処理により、そのデータから印刷画像データが生成され、データ出力回路22により印刷エンジン制御回路6へ供給され、印刷が実行される。
また、ネットワーク送信のSENDジョブの場合には、このようにしてHDD4に1ページ分のデータが保存された後、必要に応じてコーデック17,18により復号され、データ出力回路22により通信処理部2aへ供給され、通信処理部2aにより、そのデータから所定のファイル形式(例えばPDF形式)のデータファイルが生成され、所定のプロトコル(ファイル共有、電子メールなど)で所定の端末装置へネットワークインタフェース9により送信される。なお、ネットワーク送信のSENDジョブの場合、JPEG形式で画像データを出力するときには、画像データの復号は行われない。
また、ファクシミリ送信のSENDジョブの場合には、このようにしてHDD4に1ページ分のデータが保存された後、コーデック17,18により復号され、データ出力回路22により通信処理部2aへ供給され、通信処理部2aにより、そのデータからファクシミリデータが生成され、ユーザにより指定されたファクシミリ番号へファクシミリ装置8により送信される。
このように、画像拡大を伴うコピージョブの場合、ユーザがジョブ結果をその場で待っており、高速な処理が要求されるが、バス使用優先度の高い画像回転回路19g1を使用するため、データの読み書きが速くなり、画像回転を高速に実行することができる。これにより、ユーザの待ち時間が短くて済む。
(b)後段の処理に画像拡大が含まれない場合
次に、後段の処理に画像拡大が含まれない場合について説明する。
画像拡大を伴わないジョブの場合、画像処理回路16より後段で画像回転が実行される。
(b1)画像拡大を伴わないSENDジョブの場合
まず、画像拡大を伴わないSENDジョブの場合のデータフローについて説明する。図6は、図1に示す画像処理装置における、画像拡大を伴わないSENDジョブの場合のデータフローを示す図である。
図3に示すように、この実施の形態では、画像拡大を伴わないSENDジョブである場合、画像拡大は、画像回転回路19g2により行われる。画像回転回路19g2は、データサイズ(画像データおよび属性データの合計サイズ)と、RAM3において画像回転に使用可能なメモリ領域のサイズとを比較する。データサイズがそのメモリ領域サイズ以下である場合には、画像回転回路19g2は、一括回転処理を行う。一方、データサイズがそのメモリ領域サイズより大きい場合には、画像回転回路19g2は、分割回転処理を行う。
まず、画像処理回路16は、バンドメモリ3a1,3a2から交互に画像バンドデータを読み出し、読み出した画像バンドデータに対して画像縮小処理などの画像処理を行うとともに、バンドメモリ3b1,3b2から交互に属性バンドデータを読み出し、読み出した属性バンドデータに対して画像縮小処理などの画像処理を行う。
割り込みなどで、画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了が、データフローコントローラ12を介して画像処理回路16に通知されると、画像処理回路16の入力DMAC16rは、画像バンドデータおよび属性バンドデータをバンドメモリ3a1,3b1(またはバンドメモリ3a2,3b2)から読み出し、出力DMAC16wは、画像処理後の画像バンドデータおよび属性バンドデータをバンドメモリ3e1,3f1(またはバンドメモリ3e2,3f2)にそれぞれ書き込む。このとき、入力DMAC16rおよび出力DMAC16wは並列動作する。
一括回転処理の場合、画像回転回路19g2は、バンドメモリ3e1,3e2,3f1,3f2を介して、1ページ分の画像データおよび属性データをそのメモリ領域に書き込み、一括回転処理を行う。
一方、分割回転処理の場合、画像処理回路16は、画像回転回路19g2による分割回転処理に必要なデータを含むバンドデータを、コーデック17,18に読み出させ、バンドメモリ3a1,3b1(またはバンドメモリ3a2,3b2)に格納させる。そして、画像処理回路16は、そのバンドデータを処理し、処理後のバンドデータをバンドメモリ3e1,3e2,3f1,3f2に書き込む。画像回転回路19g2は、その画像バンドデータおよび属性バンドデータを一部ずつメモリ領域に書き込み、分割回転処理を行う。
画像回転回路19g2は、画像回転後の画像データを、バンドデータごとに生成していき、生成したバンドデータをバンドメモリ3c1,3c2に交互に書き込んでいくとともに、画像回転後の属性データを、バンドデータごとに生成していき、生成したバンドデータをバンドメモリ3d1,3d2に交互に書き込んでいく。
そして、割り込みなどで、画像回転回路19g2による処理およびバンドメモリ3c1,3d1(またはバンドメモリ3c2,3d2)への画像バンドデータおよび属性バンドデータの書き込みの完了が、データフローコントローラ12を介してJPEGコーデック17およびRLEコーデック18に通知されると、JPEGコーデック17の入力DMAC17rは、画像バンドデータをバンドメモリ3c1(またはバンドメモリ3c2)から読み出し、出力DMAC17wは、JPEG方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込み、RLEコーデック18の入力DMAC18rは、属性バンドデータをバンドメモリ3d1(またはバンドメモリ3d2)から読み出し、出力DMAC18wは、RLE方式で圧縮された後の画像バンドデータをHDDコントローラ14を介してHDD4に書き込む。このとき、入力DMAC17rおよび出力DMAC17wは並列動作し、入力DMAC18rおよび出力DMAC18wは並列動作する。
画像拡大を伴わないSENDジョブの場合、その後の処理は、画像拡大が含まれる場合と同様であるので、その説明を省略する。
(b2)画像拡大を伴わないコピージョブの場合
コピージョブの場合、高速な処理が要求されるため、画像回転回路19g2は使用せず、画像回転回路19v(あるいは、画像回転回路19vと画像回転回路19g1)が使用される。
この場合において、画像データに対応するオーバーレイ画像データがなければ、画像回転は、画像回転回路19vのみにより実行される。なお、オーバーレイ画像データとは、印刷またはSENDされる画像において、画像データの画像(メイン画像)に重畳される画像(つまり、オーバーレイ画像)の画像データのことである。一方、画像データに対応するオーバーレイ画像データがある場合には、メイン画像の画像回転は、画像回転回路19vで実行され、オーバーレイ画像の画像回転は、画像回転回路19g1で実行される。
図7は、図1に示す画像処理装置における、画像拡大を伴わないコピージョブの場合のデータフローを示す図である。
オーバーレイ画像データがない場合、図7に示すように、画像処理回路16により処理されたバンドデータは、コーデック17,18により圧縮された後、HDDコントローラ14によりHDD4に書き込まれる。画像処理回路16は、1ページ分のバンドデータを順番に処理する。これにより、HDD4に1ページ分のデータが保存される。
そして、ラスタ処理回路20は、HDD4に保存されている1ページ分のデータを読み出し、ラスタ処理を行って、メイン画像のラスタデータを生成する。そして、画像回転回路19vは、そのラスタデータに対して画像回転処理を行う。
ハーフトーン処理回路21によるハーフトーン処理により、画像回転回路19vによる画像回転後のラスタデータから印刷画像データが生成され、データ出力回路22により印刷エンジン制御回路6へ供給され、印刷が実行される。
一方、オーバーレイ画像データがある場合、オーバーレイ画像データが、上述の場合と同様にして、例えばHDD4から読み出され、オーバーレイ画像データに対して、画像回転回路19g1により画像回転が行われ、画像回転後のオーバーレイ画像データがHDD4に保存される。そして、そのオーバーレイ画像データは、ラスタ処理回路20によりラスタデータに変換され、ラスタ処理回路20またはハーフトーン処理回路21により、オーバーレイ画像のラスタデータとメイン画像のラスタデータとが合成され、1つのラスタデータが生成され、そのラスタデータから印刷画像データが生成され、データ出力回路22により印刷エンジン制御回路6へ供給され、印刷が実行される。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態において、画像データがCMYKの4つのプレーンを有し、属性データが、AプレーンおよびSプレーンを有する場合、CMYの3プレーンを画像データとして取り扱い、Kプレーン、AプレーンおよびSプレーンを属性データとして取り扱うようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、RAM3として、対となる2つのバンドメモリ(3a1,3a2),(3b1,3b2),(3c1,3c2),(3d1,3d2),(3e1,3e2),(3f1,3f2)の一方と他方とで独立したRAMモジュールを設け、各RAMモジュールに対して並列にアクセス可能な構成としてもよい。あるいは、RAM3として、バンドメモリと同数の独立したRAMモジュールを設け、各RAMモジュールに対して並列にアクセス可能な構成としてもよい。
本発明は、例えば、複合機などの画像形成装置に適用可能である。
2 メインコントローラ(制御回路の一例)
3 RAM(メモリの一例)
16 画像処理回路
19g1 画像回転回路(第1画像回転回路の一例)
19g2 画像回転回路(第2画像回転回路の一例)
19v 画像回転回路(第3画像回転回路の一例)
20 ラスタ処理回路
23 バス

Claims (3)

  1. 画像データを伝送するバスと、
    前記バスに接続され、前記バスから画像データを取得し、画像を90度または−90度回転させ、画像回転後の画像データを前記バスへ出力する第1画像回転回路と、
    前記バスに接続され、前記第1画像回転回路より前記バスの使用優先度が低く、前記バスから画像データを取得し、画像を90度または−90度回転させ、画像回転後の画像データを前記バスへ出力する第2画像回転回路と、
    画像回転を伴うジョブの種別に対応する、前記第1画像回転回路および前記第2画像回転回路のいずれか一方に、前記画像データによる画像に対して画像回転処理を実行させる制御回路と、
    前記バスに接続され、前記画像データのバンドデータに対して、画像処理として少なくとも画像拡大、画像縮小、180度の画像回転、および色変換を実行可能な画像処理回路と、
    前記バスに接続され、画像データに対してラスタ処理を行いラスタデータを生成するラスタ処理回路と、
    前記ラスタ処理回路により生成されたラスタデータに対して画像回転処理を行う第3画像処理回路とを備え、
    前記制御回路は、(a)コピージョブの場合、(a1)前記コピージョブが前記画像拡大を伴うときには、前記画像処理回路による前記画像処理の前に、前記第1画像回転回路に画像回転処理を実行させ、(a2)前記コピージョブが等倍または前記画像縮小を伴うときには、前記画像処理回路による前記画像処理の後に、前記第3画像回転回路、または前記第1画像回転回路および前記第3画像回転回路に画像回転処理を実行させ、(b)センドジョブの場合、前記センドジョブが前記画像拡大を伴うか否かに拘わらず、前記第2画像回転回路に画像回転処理を実行させること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御回路は、前記コピージョブが等倍または前記画像縮小を伴う場合において、前記画像データに対応するオーバーレイ画像データの画像回転を前記第1画像回転回路に実行させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. メモリを備え、
    前記第1画像回転回路および前記第2画像回転回路は、前記メモリにおける所定のメモリ領域を前記画像回転に使用し、前記画像データのすべてを前記メモリ領域に格納できない場合、前記画像データを複数の部分画像データに分割し、前記部分画像データに対して順番に画像回転処理を行うこと、
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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