JP2002232692A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002232692A
JP2002232692A JP2001026952A JP2001026952A JP2002232692A JP 2002232692 A JP2002232692 A JP 2002232692A JP 2001026952 A JP2001026952 A JP 2001026952A JP 2001026952 A JP2001026952 A JP 2001026952A JP 2002232692 A JP2002232692 A JP 2002232692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
data
image data
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001026952A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Yonetani
善文 米谷
Yukiya Satou
之也 佐藤
Hiroshi Takatani
宏 高谷
Norihide Kunikawa
憲英 国川
Kenichi Morimoto
賢一 森元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001026952A priority Critical patent/JP2002232692A/ja
Publication of JP2002232692A publication Critical patent/JP2002232692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電子写真方式とインクジェット方式とを兼ね備
え、カラー及びモノクロ画像形成を行なうことが可能
で、画像データを処理するメモリ容量を少なくしつつ
も、カラー画像データの回転処理を行なうことが可能な
画像形成装置を低コストで提供する。 【解決手段】画像を分割して分割ブロック毎に圧縮させ
てメモリに蓄え、この蓄えられたメモリの中から回転さ
せる方向に応じた分割ブロックデータを呼び出し解凍を
行ない、その後ライン単位で回転させて出力、画像形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの回転処
理機能を備えた、電子写真方式の画像形成ユニットとイ
ンクジェット方式の画像形成ユニットとを1つの装置内
に併設しカラー及びモノクロ印刷を行なう画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式とインクジェット方
式とを兼ね備えたカラー及びモノクロ印刷を行なう画像
形成装置として、特開平8−286451号公報に記載
のように、モノクロ画像の印刷を電子写真方式の画像形
成ユニットで行ない、カラー画像の印刷をインクジェッ
ト方式の画像形成ユニットで行なうものがあった。
【0003】これによると、モノクロ画像の印刷には、
高速かつ高品位の画像を得るとともに、カラー画像の印
刷には安価なカラー画像を得るという一般的なメリット
に加えて、電子写真方式による画像形成手段の寿命の長
期化と、インクジェット記録方式による画像形成手段の
低コスト化が実現できる、とされている。
【0004】また、データの回転処理機能を有する画像
形成装置として、特開昭62−190969号公報に記
載のように、カラー画像を回転させるために画像データ
を分割して圧縮した後に回転処理をさせる方法を採用し
たものがあった。
【0005】これによれば、主走査方向又は副走査方向
のうち、より高い圧縮率を得ることができる方向を選択
して圧縮することが可能になる等、装置の機能を向上さ
せることができる、とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真方式とインクジェット方式とを兼ね備えたカラー及び
モノクロ印刷を行なう画像形成装置においても、当該装
置の機能向上を目的として、画像データの回転機能を搭
載させることに対する要請はあるが、上述のそれぞれの
技術を組み合わせることによっては、以下の欠点を解消
することができない。
【0007】例えば、特開平8−286451号公報に
記載の画像形成装置では、画像データに回転処理を施す
に際して、カラー画像データを回転処理するのに必要と
なるメモリ容量がモノクロ画像データを回転処理するの
に必要となるメモリ容量の数倍となり、画像形成装置の
コストアップにつながる。
【0008】つまり、カラー画像データを、モノクロ画
像データと同様に1ページ分記憶し回転させる場合に
は、メモリ容量が膨大な量になってしまい、低コストな
システムを実現することができなくなる。
【0009】また、特開昭62−190969号公報に
記載の方法を電子写真方式の画像形成ユニットとインク
ジェット方式の画像形成ユニットとを1つの装置内に併
設しカラー及びモノクロ印刷を行なう画像形成装置に適
用すると、モノクロ画像データを電子写真方式の画像形
成ユニットによって印刷し、カラー画像データをインク
ジェット方式の画像形成ユニットで印刷する画像形成装
置の場合に、電子写真方式の画像形成ユニットで印刷を
行なう場合にはデータの出力の速度をレーザ作像プロセ
スのスピードに合わせる必要があるため、モノクロ画像
データの出力が回転処理のため遅くなり、電子写真方式
の画像形成ユニットでの印刷に間に合わないことにな
る。
【0010】この発明の目的は、電子写真方式とインク
ジェット方式とを兼ね備え、カラー及びモノクロ印刷を
行なうことが可能で、画像データを処理するメモリ容量
を少なくしつつも、カラー画像データの回転処理を行な
うことが可能な画像形成装置を低コストで提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は以下の構成を
備えている。
【0012】(1)モノクロ画像を形成する電子写真方
式の画像形成ユニットとカラー画像を形成するインクジ
ェット方式の画像形成ユニットとを備え、画像データの
回転処理に伴う圧縮・解凍機能を搭載する画像形成装置
において、カラー画像データのみに対して圧縮・解凍処
理を行なうことを特徴とする。
【0013】この構成においては、インクジェット方式
の画像形成ユニットに供給されるカラー画像データのみ
に対して圧縮・解凍・処理が施される。通常、電子写真
方式の画像形成ユニットでは、画像データの出力スピー
ドを画像形成処理の途中で変化させることができない
が、インクジェット方式の画像形成ユニットでは画像デ
ータの出力スピードにあわせて画像形成動作を行なうこ
とができる。
【0014】したがって、画像データの出力スピードの
低下を生じさせる圧縮・解凍処理が画像データの出力ス
ピードにあわせて画像形成動作のスピードを変更しうる
インクジェット方式の画像形成ユニットに供給される画
像データのみについて行なわれ、電子写真方式の画像形
成ユニットにおける画像形成、及び、インクジェット方
式の画像形成ユニットにおける画像形成動作の両方が正
確に行なわれる。
【0015】また、モノクロ画像と比較して大きい容量
のカラー画像データに対して圧縮・解凍処理が行なわ
れ、大容量のカラー画像データをより小さい容量のデー
タとして扱うことになる。
【0016】(2)前記圧縮・解凍処理は、1ページ分
の画像データをマトリックス状に分割した各ブロック毎
に行なわれることを特徴とする。
【0017】この構成においては、圧縮・解凍処理は、
1ページ分の画像データをマトリックス状に分割した各
ブロック毎に行なわれることにより、圧縮された各ブロ
ック毎のデータがメモリ内に点在する複数の空き領域に
分散されて格納された場合においても、解凍後にもとの
1ページ分の画像データを復元することが容易になる。
【0018】(3)前記解凍処理は、圧縮されたブロッ
ク毎の画像データに対して、回転処理の有無に応じて、
任意の順序で行なわれることを特徴とする。
【0019】この構成においては、解凍処理は圧縮され
た状態で格納されているブロック毎の画像データに対し
て、回転処理の有無に応じて、任意の順序で行なわれる
ことにより、回転を行なわないときには前記画像データ
のマトリックスにおける任意の1行が解凍された時点
で、また、回転を行なうときには回転角度に応じて任意
の1列又は1行が出力された時点で、画像形成ユニット
に画像データを出力することになり、1ページ分の画像
データの解凍が完了するまでに画像データの回転処理又
は出力がされることから、回転処理に必要となるメモリ
容量が少なくなる。
【0020】(4)前記各ブロックは、4行×4列のマ
トリックス状に分割されていることを特徴とする。
【0021】この構成においては、4行×4列のマトリ
ックス状に分割されていることにより、分割・圧縮・解
凍処理による画像形成スピードが著しく低下することを
防止するとともに、カラー画像を構成する4色のそれぞ
れの色について、行又は列毎に4分割して解凍・出力処
理を行なうことになるため、処理に必要となるメモリ容
量がおよそモノクロ画像1ページに相当する最適な大き
さになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の画像形
成装置1の説明をする。
【0023】図1は、本発明の画像形成装置1の構成を
示す図である。本実施形態に係る画像形成装置1は同図
に示すように、原稿台10、画像読取ユニット20、給
紙ユニット30及び画像形成ユニット40から構成され
ている。
【0024】原稿台10は透明なガラス等から構成され
ており、ここに画像形成ユニット20に読み取らせるべ
き原稿が載置される。
【0025】この原稿台10の下方には、画像読取ユニ
ット20のスキャナ光学系が配置されている。このスキ
ャナ光学系は、原稿台10上に載置される原稿に光を照
射する露光用光源21と、原稿からの反射光の光路を、
例えば図中の直線25が示すように、調整する複数の反
射鏡24(24a〜24c)と、この光路中に配される
結像レンズ22と、光電変換素子(以下、CCDとい
う。)23とを備えている。
【0026】つぎに、給紙ユニット30について説明す
る。画像処理がされる用紙は用紙カセット31に収めら
れる。用紙カセット31の先端部には、用紙を給紙する
ための半月状ローラ32aが配されており、下流側に向
かって用紙の通過を検知するためのアイドルローラ前検
知スイッチ33、前記アイドルローラ前検知スイッチの
信号を基に感光体46上のトナー像と用紙の位置あわせ
を行なうアイドルローラ34、が設けられている。ま
た、用紙は手差しトレイ35からの給紙も可能であり、
この場合半月状ローラ32bによって給紙が行なわれ、
用紙搬送路を経由して上述と同様にアイドルローラ前検
知スイッチ33へと導かれる。
【0027】ここで、画像形成装置1の画像形成ユニッ
ト40について、電子写真方式の画像形成ユニット40
a及びインクジェット方式の画像形成ユニット40bの
それぞれに分けて説明する。
【0028】まず、電子写真方式の画像形成ユニット4
0aについて説明すると、CCD23によって読み取ら
れた原稿中のモノクロ画像データは、後述の画像処理が
施され電子写真方式の画像形成ユニット40aへと送ら
れ、レーザスキャナユニット41によってレーザ光を感
光体46の表面に照射し静電潜像が形成されることにな
る。
【0029】感光体46は、矢印A方向に回転駆動され
るドラム形状をなしている。この感光体46の周囲には
感光体46表面を一様に帯電させる帯電装置45と、感
光体46表面を露光するレーザスキャナユニット41、
レーザスキャナユニット41によって露光された感光体
46表面の静電潜像をトナーにより顕像化する現像装置
42、感光体46表面のトナー像を用紙に転写する転写
チャージャ43、感光体46表面の残留トナーを除去す
る図外のクリーニング装置、感光体46表面の電位を除
去する除電装置44等が順に設けられている。
【0030】また、転写チャージャ43の下流側には、
用紙上のトナー像を熱により定着させる定着ローラ47
が設けられており、定着ローラ47を用紙が通過したこ
とを検知する図外の定着紙検知スイッチが設けられてい
る。
【0031】次に、インクジェット方式の画像形成ユニ
ット40bについて説明する。
【0032】CCD23によって読み取られた原稿中の
カラー画像データは、後述する画像処理が施され、イン
クジェット方式の画像形成ユニット40bに送られる。
【0033】用紙の給紙については、上述の電子写真方
式の場合と同様に、前記半月状ローラ32aによって1
枚の用紙が搬送される。用紙は前記アイドルローラ3
4、転写チャージャ43、定着ローラ47を経由してイ
ンクジェット方式の画像形成ユニット40bに搬送され
る。
【0034】ここで、用紙は搬送ローラ49で一旦停止
した後に、画像データの先端と用紙先端とが調整されて
から、画像形成位置へと搬送が行なわれる。
【0035】画像形成ユニット40bはインクジェット
を搭載して、用紙搬送方向に直交する方向(主走査方
向)に用紙上を走査するインクキャリッジ50と、その
走査を円滑にするために配置されたインクキャリッジ保
持シャフトと、によって構成され、カラー画像データに
対応して必要なインクヘッドよりインクが吐出され用紙
上に画像形成される。この時、用紙は一旦停止し、イン
クキャリッジ50が1ラインの走査を終了した時点で、
インクヘッドが有する複数のインクノズル分に相当する
用紙の搬送がなされる。
【0036】このように画像形成位置において、画像情
報の出力速度に対応した上述の処理が繰り返し行なわれ
ることによって、用紙上にインクによる画像データに基
づくカラー画像が書き込まれる。
【0037】画像形成された用紙は排紙ローラ48を経
て、図外の排紙トレイに排出されて印刷物としてユーザ
に提供される。
【0038】上述のような電子写真方式とインクジェッ
ト方式との両方の画像形成ユニットを備えた画像形成装
置1において、画像データを回転させて出力させる場合
には以下の処理を行なうことになる。
【0039】図2に本発明におけるメモリ管理システム
のブロック図を示す。
【0040】同図に示すように、CCD23から読み込
んだ画像データは多値のカラーデータとして画像処理部
61へ送られる。画像処理部61において、読み込まれ
た画像に、シェーディング、テキスト/網点/写真の領
域分離、視感度補正等の画像処理を行ない、モノクロ画
像の場合には誤差拡散等により2値(0又は1)のモノ
クロ画像データとしてモノクロ画像回転部62へデータ
が送られ、カラー画像の場合には4色2値(0又は1)
の値としてカラー画像回転部65へとデータが送られ
る。
【0041】送られてきた画像データは画像メモリ63
へ転送されモノクロ画像回転部62又はカラー画像回転
部65により回転処理がされる。
【0042】モノクロ画像の画像形成においては、電子
写真方式の画像形成ユニット40aによる画像形成を行
なう。電子写真方式の画像形成ユニットはインパクトプ
リンタやインクジェットプリンタの様にデータの出力ス
ピードにあわせて画像形成させることができず、レーザ
による作像プロセスのスピードに画像形成スピードを合
わせる必要がある。
【0043】特開昭62−190969号公報にあるよ
うに、分割して圧縮した後のデータを解凍させながら回
転させ、画像形成したのではデータ処理が間に合わな
い。そこで1ページ分のデータを記憶させることが可能
なメモリ容量を備えさせることにより、分割・圧縮・解
凍処理を行なうことなく高速な回転処理が可能となる。
【0044】一方、カラー画像の画像形成においては、
インクジェット方式の画像形成ユニット40bによって
画像形成を行なう。この場合、電子写真方式の画像形成
ユニット40aと相違して、インクジェット方式の画像
形成ユニット40bは、データの出力スピードにあわせ
て画像形成させることが可能であるため、分割・圧縮・
解凍処理を行なうことにより、回転処理を行なうのに必
要となるメモリ容量を減少させることができる。なお、
これらの処理の詳細については後述する。
【0045】メモリ上の画像データ部アドレスを図3に
示す。
【0046】画像データは600dpi/A4サイズの
画像であれば、主走査方向に4961画素、副走査方向
に7016画素のデータとなっているため、主走査方向
のデータはD0〜D4960、副走査方向のデータはL
0〜L7015となっている。
【0047】ここで、画像を回転させずに画像形成する
場合には、画像データの読み出しを(D0,L0)から
(D4960,L0)へ、(D0,L1)から(D49
60,L1)へ、という順番に行ない、順次画像形成ユ
ニット40へと出力する。
【0048】画像を90°回転させる場合には画像デー
タを読み出しを(D4961,L0)から(D496
1,L7015)へ、(D4960,L0)から(D4
960,L7015)へ、の順番に行なうため、結果と
して画像形成される画像は主走査方向と副走査方向が入
れ替わることとなり、90°回転されて出力することに
なる。
【0049】画像を180°回転させる場合には同様に
画像データの読み出しを(D4961,L7015)
へ、(D4961,L7014)から(D0,L701
4)へ、の順番に行ない、上下入れ替わり、画像が18
0°回転されて出力する。
【0050】画像処理部61からの出力データがカラー
画像データの場合は、イエロー(Y)/マゼンタ(M)
/シアン(C)/ブラック(BK)の4色分のデータが
必要であるため、モノクロ画像データに比較して4倍の
データ量が必要となる。このため画像データを、圧縮す
ることなく生データのまま1ページ分メモリに蓄え、回
転処理を行なう事は回転処理に必要なメモリ容量が膨大
となってしまうため、システム全体のコストが非常に大
きくなってしまう。
【0051】このメモリ容量を削減するために画像デー
タの圧縮を行なう必要がある。ここで、高い圧縮率を確
保するために画像圧縮を行なう場合は、JBIG等の画
像ブロックの情報を統計的に処理して圧縮する方法が一
般的に用いられる。
【0052】この様な圧縮を行なう場合には、圧縮後の
データがどの画素のデータに対応するか分からないた
め、一旦圧縮されたデータは元のデータの並びでしか解
凍できない。したがって、回転処理を行なう場合には、
1回の圧縮処理で圧縮されたデータを全て解凍してから
回転させる必要がある。
【0053】そこで、4色のカラー画像データのそれぞ
れについて1ページ分のメモリ容量を必要とせずに、1
ページ分のカラー画像の回転処理を行なうために、画像
を図4の様に分割して分割ブロック毎に圧縮させてメモ
リに蓄える。この蓄えられたメモリの中から回転させる
方向に応じた分割ブロックデータを呼び出し、解凍を行
なう。その後ライン単位で回転させて出力、画像形成す
る。
【0054】分割ブロック毎に圧縮・回転を行なう方法
は、インクジェットプリンタのように画像データの出力
タイミングに応じて画像形成することが可能であり、ま
た、カラー画像のようにデータ量の多い画像を扱う場合
に顕著な効果を奏する。
【0055】図4はカラー画像データ1ページ分を分割
した状態を示す図である。同図では画像を主走査方向に
4分割し副走査方向にも4分割してそのアドレスを図示
するようにA1からD4まで割り振っている。ここで便
宜上、主走査方向(A1〜A4)における配列を「行」
とし、副走査方向(A1、B1、C1、D1)における
配列を「列」とする。
【0056】画像処理部61から出力された画像データ
は各イエロー(Y)/マゼンタ(M)/シアン(C)/
ブラック(BK)の4色の2値(0又は1)のデータと
してカラーデータ回転部65に入力される。このとき、
カラーデータ回転部65において同図中A1〜A4に相
当する主走査方向の画像データが揃えば、画像圧縮部6
4においてA1、A2、A3、及びA4のそれぞれにつ
いて1まとまりのブロックとして画像データの圧縮を行
ない、図外のメモリの別のエリアに格納する。
【0057】その後、同様にB行(B1〜B4)の主走
査方向のデータが揃えば、これらのそれぞれを1まとま
りのブロックとして画像データの圧縮を行なう。このよ
うにして、順次主走査方向のC行及びD行についても同
様の処理を行ない、全てのブロックの圧縮が終われば、
本発明の回転処理の準備が完了する。
【0058】ここで、回転処理を行なう必要がないとき
には、カラーデータ回転部65はA行のブロックの画像
データを画像メモリから呼び出し解凍する。解凍された
データは(D0,L0)〜(D4961,L0)の画像
データの出力がされ、続いて(D0,L1)〜(D49
61,L1)の画像データの出力がされ、主走査方向に
沿って順番に出力・画像形成がされる。
【0059】A行(A1〜A4)のブロックの出力が終
了すれば、B行(B1〜B4)の4ブロックを呼び出
し、同様の解凍・出力・画像形成処理を行なう。この様
にして、各行の1まとまりのブロック毎に解凍を行ない
出力し画像形成していく。
【0060】90°の回転を行なう場合には、カラーデ
ータ回転部65は、第4列(A4・B4・C4・D4)
の4ブロックを呼び出し、解凍する。解凍されたデータ
は(D4960,L0)から(D4960,L701
5)へ、(D4959,L0)から(D4959,L7
015)へ、の順番に順次出力され画像形成する。
【0061】A4・B4・C4・D4の第4列の4ブロ
ックが終了すれば、A3・B3・C3・D3の第3列の
4ブロックを呼び出し同様の処理を行なう。このように
して、順次出力すれば、用紙に画像形成される画像の主
走査方向と副走査方向のデータ入れ替えができ、90°
回転された状態で画像形成できることとなる。
【0062】180°の回転を行なう場合には、カラー
データ回転部65は、D1・D2・D3・D4の第4行
の4ブロックを呼び出し、解凍する。解凍されたデータ
は(D4960,L7015)から(D0,L701
5)へ、(D4960,L7014)から(D0,L7
014)へ、の順番に順次出力され画像形成する。
【0063】D1・D2・D3・D4の第4行4ブロッ
クが出力終了すれば、C1・C2・C3・C4の第3行
の4ブロックを呼び出し同様の処理を行なう。このよう
にして、順次出力すれば上下のデータの入れ替えがで
き、90°回転された状態で画像形成できることとな
る。
【0064】なお、上記方法は各色の画像形成位置を一
致させるために、4色同時に並行して処理する必要があ
る。また、上記方法は説明の簡略化のために16ブロッ
クに分割した方法を書いてあるが、さらに分割ブロック
数を増やせば処理に必要なメモリ容量が少なく実現可能
となる。つまり、画像データを読み出しを行なう際に、
行又は列の画像データが準備されていればよく、各行又
は各列毎に解凍し回転処理を行なうによって、分割され
た行又は列の数だけこれらの処理に必要なメモリ容量を
減少させることができる。
【0065】この様に上記方法を用いることにより、モ
ノクロ画像をレーザ印刷するためのデータ出力速度を保
証し、かつ、カラー画像の回転を行なう場合に1ページ
分のメモリを確保する必要無く、つまりメモリ容量を削
減することができ、両方の画像の回転処理を効率良く行
なうことができる。
【0066】また、この方法は電子写真方式の画像形成
ユニットをインクジェットエンジンの両方を持つコピー
機能付き複合機に対して説明を行なってきたが、スキャ
ナ、電子写真方式の画像形成ユニットのカラーコピア、
インクジェットプリンタエンジンのカラーコピア等、他
の機器においても適用可能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、 (1)画像データの出力スピードの低下を生じさせる圧
縮・解凍処理が画像データの出力スピードにあわせて画
像形成動作のスピードを変更しうるインクジェット方式
の画像形成ユニットに供給される画像データのみについ
て行なわれ、電子写真方式の画像形成ユニットにおける
画像形成、及び、インクジェット方式の画像形成ユニッ
トにおける画像形成動作の両方を正確に行なうことがで
きる。
【0068】また、モノクロ画像と比較して大きい容量
のカラー画像データに対して圧縮・解凍処理が行なわ
れ、大容量のカラー画像データをより小さい容量のデー
タとして扱うことができる。
【0069】(2)圧縮・解凍処理は、1ページ分の画
像データをマトリックス状に分割した各ブロック毎に行
なわれることにより、圧縮された各ブロック毎のデータ
がメモリ内に点在する複数の空き領域に分散されて格納
された場合においても、解凍後にもとの1ページ分の画
像データを容易に復元することができる。
【0070】(3)解凍処理は圧縮された状態で格納さ
れているブロック毎の画像データに対して、回転処理の
有無に応じて、任意の順序で行なわれることにより、回
転を行なわないときには任意の1行が解凍された時点
で、また、回転を行なうときには回転角度に応じて任意
の1列又は1行が出力された時点で、画像形成ユニット
に画像データを出力することになり、1ページ分の画像
データの解凍が完了するまでに画像データの回転処理又
は出力がされることから、回転処理に必要となるメモリ
容量を少なくすることができる。
【0071】(4)4行×4列のマトリックス状に分割
されていることにより、分割・圧縮・解凍処理による画
像形成スピードが著しく低下することを防止できるとと
もに、カラー画像を構成する4色のそれぞれの色につい
て、行又は列毎に4分割して解凍・出力処理を行なうこ
とになるため、処理に必要となるメモリ容量がおよそモ
ノクロ画像1ページに相当する最適な大きさにすること
ができる。
【0072】よって、電子写真方式とインクジェット方
式とを兼ね備え、カラー及びモノクロ画像形成を行なう
ことが可能で、画像データを処理するメモリ容量を少な
くしつつも、カラー画像データの回転処理を行なうこと
が可能な画像形成装置を低コストで提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明のメモリ管理システムの動作を示すブロ
ック図である。
【図3】メモリ上の画像データのアドレスを示す図であ
る。
【図4】メモリ上の画像データの分割状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1−画像形成装置 10−原稿台 20−画像読取ユニット 23−CCD 30−給紙ユニット 40(40a〜40b)−画像形成ユニット 61−画像処理部 62−モノクロデータ回転部 63−画像メモリ 64−画像圧縮部 65−カラーデータ回転部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 C 5C079 (72)発明者 高谷 宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 国川 憲英 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 森元 賢一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C055 KK00 KK05 KK06 2C087 AA15 BC02 BD24 BD40 2H078 AA15 AA29 BB01 BB08 DD73 DD79 FF07 FF14 5C076 AA24 AA36 BA02 BA06 BA08 BA09 5C078 AA09 BA21 BA42 CA27 DA01 DA02 5C079 HA13 HB03 KA12 LA27 LA39 MA02 NA10 NA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノクロ画像を形成する電子写真方式の画
    像形成ユニットとカラー画像を形成するインクジェット
    方式の画像形成ユニットとを備え、画像データの回転処
    理に伴う圧縮・解凍機能を搭載する画像形成装置におい
    て、カラー画像データのみに対して圧縮・解凍処理を行
    なうことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記圧縮・解凍処理は、1ページ分の画像
    データをマトリックス状に分割した各ブロック毎に行な
    われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記解凍処理は、圧縮されたブロック毎の
    画像データに対して、回転処理の有無に応じて、任意の
    順序で行なわれることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記各ブロックは、4行×4列のマトリッ
    クス状に分割されていることを特徴とする請求項2又は
    3に記載の画像形成装置。
JP2001026952A 2001-02-02 2001-02-02 画像形成装置 Pending JP2002232692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001026952A JP2002232692A (ja) 2001-02-02 2001-02-02 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001026952A JP2002232692A (ja) 2001-02-02 2001-02-02 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002232692A true JP2002232692A (ja) 2002-08-16

Family

ID=18891687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001026952A Pending JP2002232692A (ja) 2001-02-02 2001-02-02 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002232692A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010258903A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Kyocera Mita Corp 画像処理装置
US9565336B2 (en) 2015-05-29 2017-02-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Copying apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010258903A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Kyocera Mita Corp 画像処理装置
US9565336B2 (en) 2015-05-29 2017-02-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Copying apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7894094B2 (en) System and method for image rotation
JP4553015B2 (ja) 画像形成装置
JPH05307307A (ja) カラー画像形成装置
JP4929064B2 (ja) 秘匿処理装置および画像形成装置
JP6701735B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JP3354227B2 (ja) デジタル複写機の動作制御方法
JP3989472B2 (ja) 画像データ処理回路およびそれを備えてなる画像処理装置
JP2002325180A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
US7167279B2 (en) Image forming apparatus
JP2007136775A (ja) 露光画像入力装置及びプリンタ装置
JP2002232692A (ja) 画像形成装置
JPH1134438A (ja) 印刷処理装置
JP4141629B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
CN100456161C (zh) 图像形成装置
JP3226718B2 (ja) 画像処理装置
JP2005026835A (ja) 画像処理装置
JP3969938B2 (ja) 複数出力の画像形成装置
JP2010118946A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
US10990862B2 (en) Printing on a web of a printing substrate
US6462843B2 (en) Image processing apparatus, and processing method in the image processing apparatus
JPH10186768A (ja) 画像形成装置
JP2004112297A (ja) 画像読み取り装置および画像形成装置
JP2008103919A (ja) 画像形成装置及びその方法
JP2001013822A (ja) 画像形成装置、付加情報出力方法および記憶媒体
JP2005010434A (ja) 両面印刷機能がある画像形成装置