JP3898069B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、より詳しくは電子ソートモード且つ大量原稿モード時の原稿読み直しを行なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置にあっては、コピーを行なう原稿を読みとり、蓄積し、ページ順に印刷するいわゆる電子ソートが行なえるようになっていた。そして、電子ソートを行った結果、印刷物が意に反したときは、印刷を中止して再度同じ操作を繰り返す必要があった。これを改善するために、電子ソートを行なう際に原稿を全て読みとり、1部のみ印刷して一旦停止し、印刷物が意図した通りであることを確認してから、複数部印刷するようにする機能(以下、試しコピーという)を備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
この試しコピーによれば、確定した原稿の画像に対して後から付加できるモード(例えば、印字モード、ステープルモードなど)の変更は可能であるが、原稿の画像データの不良に関しては、印刷を中止して再度同じ操作をする必用があった。
【0004】
また、原稿トレイに全てを載置できないような大量の原稿を読み込む際に、原稿を複数の原稿束に分けて順次読み込ませて行く機能(以下、大量原稿モードという)を備る画像形成装置も知られている。
【0005】
また、前述した試しコピーをした際に、原稿の画像データが不良であったときに原稿を再度読みとるようにした技術として、特開平6−266188号公報、特開平11―127324号公報に記載されたものが知られている。
【0006】
これらのものは、原稿を全て読みとり、1部のみ印刷し一旦停止してはじめて原稿の読み直しが有効となるようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の画像形成装置にあっては、原稿読み込み中や印刷中に原稿の画像データ不良を発見しても、全ての原稿の読みとりが終わり、試しコピーとしての1部のみの印刷が終わるまでは原稿の読み直しを実行することができないという問題があった。
【0008】
また、原稿の読み直しをするときには、原稿のページ数を入力する必要があるため、原稿が大量であるときは原稿のページを数えるのが煩わしいという問題があった。特に、両面印刷をするときや集約印刷をするときのように、原稿のページ数と転写紙のページ数が異なる場合には原稿のページを数えるのは困難であった。
【0009】
そこで本発明は、上記問題を解決するために、大量原稿モードでの電子ソート処理における原稿の読み直しをする際の操作性を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、原稿を載置する載置手段と、前記載置手段に載置された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された原稿を読みとる読みとり手段と、前記読みとり手段により読みとられた画像情報を記憶する記憶手段と、前記画像情報を転写紙に印刷する印刷手段と、前記記憶手段に記憶された前記画像情報により複数部の印刷を行なう電子ソート手段と、前記載置手段の容量を越える枚数の原稿であって、所定枚数の原稿読みとり単位に分割された原稿束を個々に読み込み、前記記憶手段に記憶する大量原稿読みとり手段と、前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により転写紙の両面に印刷する両面コピー手段と、前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により1枚の転写紙にまとめて印刷する集約コピー手段と、原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段とを備えた画像形成装置において、前記大量原稿読みとり手段により読みとられ前記記憶手段に記憶された原稿束のデータを、前記電子ソート手段によって複数部印刷する際に、前記読み直し指示手段から原稿の読み直しが指示されたとき、前記原稿読みとり単位に分割された原稿束ごとに読み直しを行なうとともに1部のみ試し印刷する原稿読み直し手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
このため、大量原稿モードにおける原稿読みとり単位に分割された原稿束ごとでの読み直しをすることにより、原稿のページ数を数えることなく読み直しをすることができる。
【0012】
また、本発明は、上記課題を解決するため、前記原稿読み直し手段が読み直しをする原稿束を指定する読み直し原稿束指定手段を備えたことを特徴としている。
【0013】
このため、大量原稿モードにおける原稿読みとり単位に分割された原稿のうち、読み直しをする原稿を指示することにより、いくつか前に読みとった原稿束の読み直しもすることができる。
【0014】
また、本発明は、上記課題を解決するため、原稿を載置する載置手段と、前記載置手段に載置された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された原稿を読みとる読みとり手段と、前記読みとり手段により読みとられた画像情報を記憶する記憶手段と、前記画像情報を転写紙に印刷する印刷手段と、前記載置手段の容量を越える枚数の原稿であって、所定枚数の原稿読みとり単位に分割された原稿束を個々に読み込み、前記記憶手段に記憶する大量原稿読みとり手段と、前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により転写紙の両面に印刷する両面コピー手段と、原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段とを備えた画像形成装置において、前記大量原稿読みとり手段により読みとられ前記記憶手段に記憶された原稿束のデータを複数部印刷する際に、前記読み直し指示手段から原稿の読み直しが指示されたとき、前記原稿読みとり単位に分割された原稿束ごとに読み直しを行なう原稿読み直し手段と、前記大量原稿読みとり手段により読みとられた原稿束を、前記原稿読み直し手段により読み直すとき、読み直しを行う原稿束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷した転写紙の裏面に前記両面コピー手段により印刷される場合に警告を発生する両面コピー警告手段と、前記読み直しを行う原稿束の先頭ページが転写紙の裏面に印刷される場合に、前記1つ前に読みとった原稿束の最後の1ページを、前記読み直しを行う原稿束の最初に追加する旨の表示をする第1のメッセージ表示手段と、前記第1のメッセージ表示手段により利用者によって追加された原稿束を読み直す両面コピー読み直し手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】
このため、互いに異なる原稿束の原稿が1枚の転写紙の表裏に両面印刷されたときでも、原稿の読み直し時には、転写紙の表裏を正しく試し印刷することができる。
【0016】
また、本発明は、上記課題を解決するため、前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により1枚の転写紙にまとめて印刷する集約コピー手段を備え、前記大量原稿読みとり手段により読みとられた原稿束を、前記原稿読み直し手段により読み直すとき、前記読み直しを行う原稿束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷した転写紙に前記集約コピー手段により印刷される場合に警告を発生する集約コピー警告手段と、前記読み直しを行う原稿束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷する転写紙に印刷される場合に、前記1つ前に読みとった原稿束の後ろから何ページを前記読み直しを行う原稿束の最初に追加するかを表示する第2のメッセージ表示手段と、前記第2のメッセージ表示手段により利用者によって追加された原稿束を読み直す集約コピー読み直し手段とを備えたことを特徴としている。
【0017】
このため、互いに異なる原稿束の原稿が1枚の転写紙に集約印刷されたときでも、原稿の読み直し時には、1つ前に読みとった原稿束の原稿を、読み直しをする原稿束に追加して、転写紙に集約される原稿の順番を正しく試し印刷することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
まず、構成を説明する。
【0019】
図1は、第1の実施の形態の画像形成装置500を示す図であり、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能等を備えたいわゆる複合機と呼ばれる画像形成装置に適用した例を示している。
【0020】
図1に示す画像形成装置500において、自動原稿送り装置(ADF)1が備える原稿台2に原稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のプリントキー34(図2参照)が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3および給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送されるようになっている。
【0021】
そして、読みとりユニット50がコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読みとった後、読みとりが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。続いて、原稿セット検知7が原稿台2に次の原稿が載置されていることを検知すると、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。ここで、給送ローラ3、給送ベルト4および排送ローラ5は図示しないモータによって駆動されるようになっている。
【0022】
第1トレイ8、第2トレイ9および第3トレイ10の各給紙トレイに積載された転写紙は、各々第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12および第3給紙ユニット13によって縦搬送ユニット14に給紙され、縦搬送ユニット14は感光体15に当接する位置まで搬送する。読みとりユニット50により読み込まれた画像データは、書き込みユニット57が照射するレーザによって感光体15に書き込まれた後、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。
【0023】
そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上に形成されたトナー像が転写紙に転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置としてのフィニシャ100に排出される。
【0024】
フィニシャ100は、切り替え板101を備え、画像形成装置500から排紙された転写紙を、切り替え板101により排紙搬送ローラ102の方向、またはステープラ106の方向に導くようになっている。すなわち、切り替え板101を上方に切り替えたときは、転写紙が排紙搬送ローラ103を経由して排紙トレイ104側に排紙され、切り替え板101を下向に切り替えたときは、転写紙がステープラ搬送ローラ105、107を経由して、ステープルトレイ108に搬送され積載される。
【0025】
ステープルトレイ108に積載された転写紙は、一枚搬送される毎に紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピーが完了するとステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0026】
一方、排紙トレイ104は前後(排出方向に対し両側面の方向)に移動するようになっており、原稿毎、あるいは画像メモリによって電子ソートされたコピー1部毎に前後に移動することにより、画像形成装置500から排出されるコピー紙の仕分けが行われる。
【0027】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、図示しない分岐爪を、転写紙が両面搬送ユニット111に導かれるようにセットする事により、一方の面のみに作像された転写紙を、両面搬送ユニット111に蓄えるようになっている。
【0028】
その後、両面搬送ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15により作像されたトナー画像を転写するために、両面搬送ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の図示しない分岐爪の切り替えにより、転写紙を排紙トレイ104に導く。この様に両面給紙ユニット111は転写紙の両面に画像を作成する場合に、転写紙の裏表を反転するようになっている。
【0029】
なお、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18および現像ユニット27は、図示しないメインモータによって駆動される。また、各給紙ユニット11〜13は、図示しないメインモータの駆動を各々図示しない給紙クラッチによって伝達することにより駆動される。縦搬送ユニット14は、図示しないメインモータの駆動を図示しない中間クラッチによって伝達することにより駆動される。
【0030】
図2に、画像形成装置500に設けられた操作部30を示す。
【0031】
操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35および割り込みキー36が設けられている。また、液晶タッチパネル31には、機能キー37、部数および画像形成装置500の状態を示すメッセージ等が表示されるようになっている。アプリ切り替えキー39は、キー押下により選択したアプリケーションに切り替えをするためのものであり、搭載されているアプリケーションの数のキーを備える。例えば、画像形成装置500をコピー機として動作させるためには、アプリ切り替えキー39のうち“コピー”と表示されたキーを押下する。また、アプリ切り替えキーにはLEDが内蔵されており、現在選択されているアプリケーション、動作中のアプリケーション、動作の中断等の不具合が発生しているアプリケーションの状態を表すようになっている。
【0032】
図3は、操作部30に設けた液晶タッチパネル31の表示例を示した図である。
【0033】
液晶タッチパネル31は、オペレータが液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが黒く反転するようになっている。また、例えば変倍コピーを行なう際の変倍値等を設定するときのように、選択した機能の詳細設定をするために、機能を選択した際に詳細を設定するための設定画面が表示されるようになっている。なお、変倍とは、画像の読みとり密度を変化させ、読みとった画像データを用いてデータ補間をすること等により行われる。また、本実施の形態では、液晶タッチパネル31がドット表示により表示されグラフィカルで最適な表示を行なう事ができるようになっている。
【0034】
本実施の形態において、液晶タッチパネル31には図3に示すような「コピーできます」、または「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリア301、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部302、画像濃度を自動的に調整する機能を選択する自動濃度キー303、転写紙を自動的に選択する機能を選択する自動用紙選択キー304、コピーを一部ずつページ順にそろえる動作を選択するソートキー305、コピーをページ毎に仕分けする動作を選択するスタックキー306、ソート処理された転写紙を一部ずつ綴じる動作を選択するステープルキー307、拡大倍率および縮小倍率をセットする変倍キー309、倍率を等倍にセットする等倍キー308、両面モードを設定する両面キー310、とじ代モード等を設定する消去/移動キー311、スタンプ、日付およびページ等の印字を設定する印字キー312が表示されるようになっている。
【0035】
次に、図1を参照して、読みとりユニット50および書き込みユニット57について、両者の動作の説明を交えて詳細に説明する。
【0036】
読みとりユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53およびCCDイメージセンサ54を備えている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定されており、第2ミラー55および第3ミラー56は、図示しない第1キャリッジ上に固定されている。また、原稿画像を読みとるときには、光路長が変わらないように、図示しない第1キャリッジと図示しない第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。なお、この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動されるようになっている。
【0037】
原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読みとられた後、電気信号に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図1の左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の位置が設定されるようになっている。
【0038】
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58と、結像レンズ59と、ミラー60とを有し、レーザ出力ユニット58はさらに、レーザ光源としての図示しないレーザダイオードと、図示しないモータによって高速で定速回転する図示しない回転多面鏡(ポリゴンミラー)とを内部に有している。
【0039】
レーザ出力ユニット58が照射するレーザ光は、定速回転するポリゴンミラー(図示しない)によって偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60によって反射されて、感光体15上に集光結像するようになっている。
【0040】
ポリゴンミラー(図示しない)によって偏光されたレーザ光は、感光体15の回転方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、画像形成装置500が備える画像処理部600(図6を用いて後述する)のセレクタ64から出力された画像信号をライン単位で記録する。感光体15の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体15面上に画像(静電潜像)が形成されるようになっている。なお、潜像とは感光体15面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
【0041】
前述したように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光は、感光体15を照射するが、この感光体15の一端近傍のレーザ光が照射される位置には、主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示しない)が配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行なうための制御信号の生成を行なうようになっている。
【0042】
次に、図6を用いて画像処理部600(画像読みとり部50と画像書き込み部57の制御部を画像処理部という)の構成について説明する。露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射するようになっており、この照射光の原稿面からの反射光は、結像レンズ(図示せず)により結像され、CCDイメージセンサ54により受光および光電変換され、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換される。
【0043】
そして、デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62によってシェーディング補正された後、MTF・γ補正部63によりMTF補正、γ補正等がなされる。なお、MTF補正とは、光学系による画像のボケを補正することである。セレクタ64は、画像信号の送り先を変倍部71または画像メモリコントローラ65のいずれかに切り替えるようになっている。変倍部71によって、画像信号は所望の変倍率で拡大または縮小され、書き込みユニット57に送られる。画像メモリコントローラ65とセレクタ64の間は、双方向に画像信号が入出力されるように構成されている。なお、図6に示した画像処理部600は、読みとり部50から入力される画像データ以外に、外部から供給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるように、複数のデータの入出力の選択を行なう機能を有している。
【0044】
また、CPU68は、画像メモリコントローラ65等の設定と、読みとりユニット50および書き込みユニット57の制御を行なうようになっている。また、ROM69およびRAM70は、CPU68が制御を行なうための制御プログラムやデータを格納するようになっている。更にCPU68は、画像メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66へのデータの書き込みおよび画像メモリ66からのデータの読み出しを行なうようになっている。
【0045】
ここで、図8を用いてセレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。
【0046】
図8において、/FGATE801は、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表すものである。また、/LSYNC802は、1ライン毎の主走査同期信号を表し、この信号が立ち上がった後の所定クロックで画像信号が有効となる。また、/LGATE803は、主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号である。これらの信号は、画素クロックであるVCLK804に同期しており、VCLK804の1周期に対し1画素のデータが送られてくる。図6で説明した画像処理部600は、画像入力および画像出力のそれぞれに対して個別に/FGATE801、/LSYNC802、/LGATE803、VCLK804を発生するようになっており、様々な画像入出力の組み合わせができるようになっている。
【0047】
次に、図7を参照して、図6に示した画像メモリコントローラ65および画像メモリ66の詳細について説明する。
【0048】
画像メモリコントローラ65は、入力データセレクタ121、画像合成122、1次圧縮/伸長123、出力データセレクタ124および2次圧縮/伸長125のブロックを有しており、上記各ブロックへの制御データの設定はCPU68(図6参照)により行われるようになっている。
【0049】
一方、画像メモリ66は、1次記憶装置126および2次記憶装置127から構成される。1次記憶装置126としては、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用するものとし、入力画像データの転送速度に略同期してこの1次記憶装置126へのデータ書き込み、または画像出力時における1次記憶装置126からのデータ読み出しが高速に行なえるようになっている。また、1次記憶装置126は、処理を行なう画像データのデータ量に応じて複数のエリアに分割され、画像データの入出力を同時に実行可能な構成となっている。また、各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行するために、画像メモリコントローラ65とのインターフェースをリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続している。これにより1つのエリアに画像を入力(ライト)する間に他のエリアから画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0050】
2次記憶装置127は、入力された画像の合成およびソーティングを行なうためのデータを保存する大容量のメモリである。もし、1次記憶装置126、2次記憶装置127ともに、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次または2次の区別なくデータの処理ができ、また制御も比較的簡単になる。しかし、DRAM等の素子は高価であるため、2次記憶装置127にはアクセス速度はそれほど速くない代りに安価で大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理は1次記憶装置126を介して行なう構成としている。
【0051】
上述のような画像メモリ66の構成とすることによって、大量の画像データの入出力、保存および加工等の処理をすることができる画像形成装置を安価に、かつ、比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
【0052】
次に、画像メモリコントローラ65の詳細について説明する。
<1>画像入力(画像メモリ66への画像データの保存)
図7において、入力データセレクタ101は、複数の画像データの内から、画像メモリ66の1次記憶装置126への書き込みを行なう画像データの選択を行なう。入力データセレクタ121によって選択された画像データは、画像合成122に供給され、既に画像メモリ66に保存されている画像データとの合成を行なう。
【0053】
画像合成122によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長123により圧縮されて、圧縮後の画像データは1次記憶装置126に書き込まれる。
【0054】
1次記憶装置126に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長125によって更なる圧縮が行われた後、2次記憶装置127に保存される。
<2>画像出力(画像メモリ66からの画像データの読み出し)
画像出力時は、1次記憶装置126に記憶されている画像データの読み出しを行なう。出力対象となる画像が1次記憶装置126に格納されている場合には、1次圧縮/伸長123によって1次記憶装置126の画像データの伸長を行い、伸長後の画像データ、または伸長後の画像データと入力データとの画像合成が行われた後のデータを、出力データセレクタ124により選択し、出力する。
【0055】
画像合成122は、1次記憶装置126の画像データと、入力データとの合成(画像データの位相調整も行なわれるようになっている)、および合成後の画像データの出力先の選択等の処理を行なうようになっている。また、合成後の画像データの出力先としては、画像出力、1次記憶装置126へのライトバックまたはこれら両方の出力先への同時出力をするようになっている。
【0056】
また、出力対象となる画像が1次記憶装置126に格納されていない場合には、2次記憶装置127に格納されている出力対象画像データが、2次圧縮/伸長125によって伸長が行われ、伸長後の画像データは1次記憶装置126に書き込まれ、以下前述した画像出力動作が行われる。
【0057】
また、本実施の形態では、定着加熱中の動作予約が可能となっているが、この他にも、時間の経過とともに予約した動作を動作可能にするようにしてもよい。一例としては、LCTトレイ上昇時間、ポリゴンモータ回転安定時間、トナー補給動作中等を挙げることができる。なお、動作予約とは、複写動作の際の定着加熱中等の時のように直ちにコピー動作を開始できないときでも、モード設定と原稿のセットを終了し次の動作を予約することにより、定着加熱終了後、コピー動作が可能になり次第自動的にコピー動作を開始する機能のことである。
【0058】
図4は本実施の形態の画像形成装置500のハード構成図の一例を示す。図4において、画像形成装置500は、読みとりユニット50、書き込みユニット57、システムコントローラ403、メモリユニット404、利用者制限機器405、人体検知センサ409、CSS(遠隔診断装置)407および時計408を有している。この内、メモリユニット404は、本実施の形態の動作の説明で後述するような電子ソートモードや大量原稿モード等のメモリ機能を実現する場合にのみ必要となり、通常のコピー機能を実現するだけであれば、必要とはならない。更に、時計408は、ある特定の時間に、画像形成装置500を起動したり、シャットダウンするいわゆるウィークリータイマー機能を実現する場合のみ必要となる。また、人体検知センサ406は、予熱モード時において画像形成装置500の前にユーザが近づいたときに自動的に予熱モードを解除する機能を実現する場合のみ必要である。また、CSS407は、遠隔診断、すなわち画像形成装置500にエラーが発生した場合に、エラーが発生した旨を自動的にサービスセンターに通報したり、画像形成装置500の実行状態または使用状態を遠隔地からモニターする機能であるため、このような機能が必要な場合のみ装着されればよい。また、システムコントローラ403は、画像形成装置500の動作を制御するものであり、本実施の形態の動作の説明で後述するような動作を制御する他、コピーモードを実行する際に、書き込みユニット57で画像形成をするための、紙搬送処理、電子写真プロセス処理、異常状態や給紙カセット状態(紙の有無等)当の機内監視をしたり、読みとりユニット50で画像を読みとる際の、スキャナ動作や光源のオン・オフ等を制御するものである。さらに、システムコントローラ403は、操作部30、ADF1、ソーティングを行なう排紙トレイ104、両面搬送ユニット111等の制御を行なう。
【0059】
また、図4に示したメモリユニット404内のDRAMブロック404aは、読みとりユニット50から読みとった画像信号を記憶するためのもので、システムコントローラ403からの要求に応じて、書き込みユニット57に保存されている画像データを転送することができるようになっている。また、圧縮ブロック404bは、MH、MRおよびMMR方式などの圧縮機能を具備しているので、一旦読みとった画像を圧縮し、メモリ(DRAM)の使用効率の向上を図ることができる。また、書き込みユニット57から読み出すアドレスとその方向を変えることにより画像を回転することができるようになっている。
【0060】
なお、以上説明したハード構成例1においては、読みとりユニット50、書き込みユニット57、メモリユニット404、CSS407は、システムコントローラ403が備える1つのCPU403Pのみが制御を行なうようになっている。
【0061】
一方、図5に示すようなハード構成を採ってもよく、図5に示すハード構成2においては、読みとりユニット451、書き込みユニット452およびメモリユニット454が、それぞれCPU451P、452Pおよび454Pを有し、システムコントローラ453から書き込みユニット452、読みとりユニット451およびメモリユニット454へのコマンドは制御信号線で伝達されるようになっている。
【0062】
図9は、本実施の形態の画像形成装置500の液晶タッチパネル31の表示例を示す。
【0063】
図9は、画像形成装置500が、電子ソート(セット枚数5枚)および大量原稿モードに設定された状態において、プリントキー34が押下され、原稿束の読みとりが終了し、次の原稿束の追加待ちの状態であることを示している。なお、原稿読みとりと同時に1部目の印刷は行われているものとする。メッセージエリア301に表示されるメッセージとしては、「原稿を追加して下さい。」「原稿の最終ページを終了したら#キーを押下して下さい。」等の表示が行われるようになっている。また、メッセージエリア301の大きさが小さいときは、複数のメッセージを交互に表示するようにしてもよい。
【0064】
次に、この状態においてテンキー32に設けられた#キー320が押下されると、原稿の読みとりが終了したものと判断し2部目以降の印刷を継続する。また、液晶タッチパネル31は原稿読み直しキー314が表示されるようになっており、大量原稿モードかつ電子ソートのモードのときに読みとった原稿束を読み直しするときにこの原稿読み直しキー314を押すようになっている。
【0065】
次に動作を説明する。
【0066】
このような構成を有する画像形成装置500にあっては、図9に示した次原稿束の追加待ちの状態で、原稿読み直しキー314が押下されると、図10に示すように原稿読み直しモードとなり、原稿束を戻す旨のメッセージがメッセージ表示エリア301に表示される。なお、図10に示した例では、メッセージ表示エリア301に「原稿束を1つ戻してください。」と表示されているが、これと併せて「原稿の読み直しを行ないます。」等を表示してもよい。
【0067】
次に、メッセージに促された利用者により原稿束がセットされると、原稿カウンタを原稿束の読みとり前の値に戻し、原稿の読み直しを行なう。また、このとき、1部目の印刷も同時に行なう。そして、原稿束の読みとりが終了すると、原稿読み直しモードは自動的に解除され、大量原稿モードにおける次原稿待ち状態となる。
【0068】
図14は、大量原稿モード時における原稿読みとり単位ごとのページ数保存のフローチャートを示す。ここで、大量原稿モードとは、原稿の枚数がトレイに積載できないほど大量であるときに、この大量の原稿をトレイに積載できる枚数に分割して読み込みを行って、全ての原稿の読みとりが完了したのちにコピー動作を行なうモードのことである。
【0069】
図14において、まず動作モードが大量原稿モードであるか否かの判断を行い(S111)、大量原稿モードでなければ、この関数を抜ける(S112)。ステップS111において大量原稿モードであれば原稿の読みとりを行い(S112)、続いて、原稿カウンタの加算を行なう(S113)。
【0070】
次に、原稿終了であるかの判断を行い(S114)、原稿の読みとりが終了しておらず、まだ原稿が存在する場合は、原稿の読み散り(S112)および原稿カウンタの加算(S113)を繰り返す。
【0071】
ステップS114において、原稿終了であれば、原稿束のページ数を保存する(S115)。
【0072】
続いて、原稿が追加されたか否かの判断を行い(S116)、原稿が追加されれば、原稿の読みとり(S112)、原稿カウンタの加算(S113)を行なう。
【0073】
ステップS116において、原稿の追加が行われていない場合は、原稿の最終ページの読みとりを終了したことを意味する#キー320が押下されたか否かの判断を行なう(S117)。そして、#キー320が押下されていなければ、ステップS116に戻り、#キー320が押下されれば、原稿読みとり終了とみなし、この関数を抜ける。
【0074】
次に、図15を用いて、原稿読み直しの原稿が追加され、原稿読み直しモードが解除されるまでの動作を説明する。
【0075】
図15において、まず読み直し原稿が追加されたか否かの判断を行い(S121)、原稿が追加されるまで待ちの状態となる。読み直し原稿が追加されれば、原稿カウンタの戻しを行い、原稿カウンタから原稿束ページ数を減算する(S122)。続いて、原稿の読みとり動作(S123)、原稿カウンタの加算処理を行なう(S124)。
【0076】
次に、原稿が終了したか否かの判断を行い(S125)、原稿の読みとりが終了していなければ、ステップS123に戻り、原稿読みとり(S123)および原稿カウンタの加算(S124)を繰り返す。
【0077】
ステップS125において、原稿の読みとりが終了したら、読み直しを行なった分の読み直し前の画像を消去して(S126)、原稿読み直しモードを解除し(S127)、この関数を抜ける。
【0078】
以上のように、本実施の形態では、大量原稿モードでの原稿読みとり単位(原稿束)毎に読み直しをすることにより、原稿のページ数を数えることなく読み直しをすることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態について説明する。なお、全体構成その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、同一構成には同一符号を付して説明を省略し、動作を説明する。
【0079】
図9に示すような次原稿束の追加待ちの状態のとき、原稿読み直しキー314が押下されると、原稿読み直しモードとなり、図11に示すように原稿読み直しポップアップウィンドウ315が開き、読み直し原稿束数の入力を促す。
【0080】
そして、読み直し原稿束数が入力されると、「原稿束をNつ戻してください。」等の原稿束を戻す旨のメッセージをメッセージエリア301に表示し、原稿束数を反映させる。
【0081】
原稿束がセットされると、原稿カウンタを原稿束の読み込み前の値に戻し原稿の読み直しを行なう。このとき、1部目の印刷も同時に行なう。原稿束の読み直しが終了すると原稿読み直しモードは自動的に解除され大量原稿モードにおける次原稿待ちの状態となる。
【0082】
図16を用いて、原稿読み直しの原稿が追加され原稿読み直しモードが解除されるまでの動作を具体的に説明する。
【0083】
まず、読み直し原稿が追加されたか否かの判断を行い(S210)、原稿が追加されるまで待ち状態となる。
【0084】
読み直し原稿が追加されたときは原稿カウンタの戻しすなわち原稿カウンタから原稿束ページ合計を減算する(S220)。
【0085】
続いて、原稿の読み直し(S230)の動作、原稿カウンタの加算(S240)の処理を行い、原稿が終了したか否かの判断を行なう(S250)。読み直しをする原稿の読みとりが終了していなければステップS230に戻り原稿読み直し(S230)、原稿カウンタの加算(S240)を繰り返す。
【0086】
ステップS250において、原稿の読みとりが終了した場合は読み直しを行なった分の読み直し前の画像を消去して(S260)、原稿読み直しモードを解除し(S270)、この関数を抜ける。
【0087】
以上のように、本実施の形態では、大量原稿モードで原稿読みとり単位である原稿束毎の読み直しを行い、読み直しをする原稿束を指示することにより、前の原稿束の読み直しもすることができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態について説明する。なお、全体構成その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、同一構成には同一符号を付して説明を省略し、動作を説明する。
【0088】
片面原稿の両面印刷時における原稿読み直し動作のときに、読み直す原稿束の先頭の原稿が転写紙の裏面に印刷されていた場合は、図12に示すように利用者に警告を行い、転写紙の表面の原稿を読み直しの原稿束に追加する(以下、原稿束の補正という)旨のメッセージを液晶タッチパネル31に表示する。
【0089】
原稿束の補正をすることを利用者が選択すると、保存しておいた原稿束のページ数に表面のページ数(1ページ)を加算し、表面の原稿から読み直しを行なう。
【0090】
図17を用いて、大量原稿モードにおける片面原稿両面印刷モードの際の、原稿読みとり単位ごとのページ数保存および転写紙の表裏の面確認の動作を具体的に説明する。
【0091】
まず、大量原稿モードか否かの判断を行い(S311)、大量原稿モードでなければ、この関数を抜ける。
【0092】
ステップS311において、動作モードが大量原稿モードである場合は、片面原稿の両面印刷モードか否かの判断を行い(S312)、片面原稿の両面印刷モードでなければ、この関数を抜ける。
【0093】
ステップS312において、片面原稿の両面印刷モードである場合は、原稿束の1枚目の原稿であるか否かの判断を行い(S313)、原稿束の1枚目の原稿であれば、原稿の画像が転写紙のおもて面に印刷されるか否かの判断を行なう(S314)。
【0094】
ステップS314において、原稿の画像が転写紙の表面に印刷されるのでない場合、すなわち原稿の画像が転写紙の裏面に印刷される場合は、該原稿束が転写紙の裏面から印刷されるという状態を保存する(S315)。
【0095】
そして、ステップS313で原稿束の最初の原稿でない場合、ステップS314で原稿が転写紙の表面である場合およびステップS315の裏面から転写紙が始まる状態を保存した後に、原稿の読みとり(S316)の動作および原稿カウンタの加算(S317)の処理を行なう。
【0096】
続いて、原稿終了であるかの判断を行い(S318)、読みとっていない原稿がまだ存在する場合は、原稿読み散り(S316)および原稿カウンタの加算(S317)を繰り返す。
【0097】
ステップS318において、原稿終了である場合は、原稿束のページ数を保存する(S319)。
【0098】
次に、原稿の追加が行われたか否かの判断を行い(S3110)、原稿が追加されれば、原稿読みとり(S316)、原稿カウンタの加算(S317)を行なう。
【0099】
一方、ステップS3110において、原稿の追加が行われていない場合は、原稿の最終ページの読みとりを終了したことを意味する#キー320が押下されたかの判断を行い(S3111)、#キー320が押下されていなければ、原稿が追加されたか否かのチェック(S3110)に戻る。一方、#キー320が押下された場合は、原稿読みとり終了とみなしこの関数を抜ける。
【0100】
次に、図18に示すフローチャートを参照して、警告表示後から原稿読み直しモードが解除されるまでの動作を説明する。
【0101】
まず、原稿束のページ補正をすることを利用者が選択したか否かの判断を行い(S321)、原稿束のページ補正をすることを利用者が選択した場合は、原稿束のページ数を原稿カウンタに加算する(S322)。
【0102】
ステップS322にて原稿束のページ数を加算した後およびステップS321にて原稿束の補正をしないことを利用者が選択した場合は、読み直し原稿が追加されたか否かの判断を行い(S323)、読み直し原稿が追加されてない場合は原稿が追加されるまで待ち状態となる。
【0103】
そして、読み直し原稿が追加された場合は、原稿カウンタから原稿束ページ数合計を減算する(S324)。すなわち、ここでは原稿カウンタの戻しを行なう。
【0104】
続いて、原稿の読みとり動作(原稿の読み直し)(S325)をしてから、原稿カウンタの加算処理(S326)を行った後、読みとり原稿が終了したかの判断を行なう(S327)。
【0105】
原稿が終了していない場合は、原稿読み直し(S325)、原稿カウンタの加算(S326)を繰り返し、原稿が終了した場合は、読み直しをした分の前画像を消去(S328)してから、原稿読み直しモードを解除してこの関数を抜ける(S329)。
【0106】
以上のように、本実施の形態では片面原稿の両面印刷時に一枚の転写紙の表裏に原稿束が異なる原稿の印刷が行なわれる場合に警告表示をし、原稿束の補正ページ数を指示することにより、原稿束が異なる画像の読み直しをすることができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態について説明する。なお、全体構成その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、同一構成には同一符号を付して説明を省略し、動作を説明する。
【0107】
複数枚の片面原稿を一枚の転写紙にまとめて印刷するいわゆる集約印刷時の原稿読み直しにおいて、読み直しをする原稿の最初の1枚が、集約印刷される転写紙の第1面に印刷されていない場合、すなわち集約印刷で原稿束の切れ目が存在する場合は、図13に示すように、液晶タッチパネル31上でその旨を警告するとともに、原稿束の補正(読み直しをする原稿の最初の1枚が、集約印刷される転写紙の第1面に印刷されるようにすることをいう)をするか否かを利用者に問い合わせ、併せて前原稿束の後ろから何枚の原稿を、読み直しをする原稿束に追加しなければならないかのメッセージを表示する。なお、本明細書において集約印刷される転写紙の第1面とは、4枚の原稿を1枚の転写紙に集約印刷する場合を例にとると、転写紙のうち原稿の最初の1枚が印刷されるべきのことをいう。
【0108】
原稿束の補正をすることが選択され、読み直しをする原稿束に1つ前の原稿束の原稿が追加されると、原稿カウンタがカウントし保存した読み直しをする原稿束のページ数に追加する原稿のページ数を加算して、集約印刷時に転写紙の第1面となるべき原稿から読み直しを行なう。
【0109】
図19に示すフローチャートを参照して、大量原稿モードかつ集約印刷モード時に原稿の読み直しをするときの動作を説明する。
【0110】
まず、大量原稿モードか否かの判断を行い(S411)、大量原稿モードでない場合はこの関数を抜ける。
【0111】
大量原稿モードである場合は、集約印刷モードか否かの判断を行い(S412)、集約印刷モードでない場合は、この関数を抜ける。
【0112】
S412で集約印刷モードである場合は、原稿束の1枚目の原稿であるか否かの判断を行い(S413)、原稿束の1枚目の原稿である場合は、原稿の画像が転写紙の第1面に印刷されるか否かの判断を行なう(S414)。
【0113】
ステップS414において、原稿の画像が転写紙の第1面に印刷されない場合は、該原稿束が転写紙の第何面から印刷されるかを保存する(S415)。
【0114】
ステップS413で原稿束の1枚目の原稿でない場合、ステップS414で原稿が転写紙の第1面に印刷される場合およびステップ415で原稿束が転写紙の何面から印刷されるのかを保存した後に、原稿の読みとりを行い(S416)、続いて原稿カウンタの加算の処理を行なう(S417)。
【0115】
次に、原稿終了であるかの判断を行い(S418)、読みとるべき原稿がまだある場合は、ステップS416に戻り、原稿がなくなるまで原稿の読みとり(S416)と、原稿カウンタの加算(S417)を繰り返し、原稿終了である場合は、原稿束のページ数を保存する(S419)。
【0116】
続いて、原稿の追加が行われたか否かの判断を行い(S4110)、原稿が追加された場合は、ステップS416に戻り、原稿の追加が行われていない場合は、原稿の最終ページの読みとりを終了したことを意味する#キー320が利用者により押下されたか否かの判断を行い(S4111)、#キー320が押下されていなければ、ステップS4110の原稿が追加されたか否かのチェックに戻り、#キー320が押下されれば、原稿読みとり終了とみなし、この関数を抜ける。
【0117】
次に、図20に示すフローチャートを参照して、警告表示後から原稿読み直しモードが解除されるまでの動作を説明する。
【0118】
まず、原稿束のページ補正をすることを利用者が選択したか否かの判断を行い(S421)、原稿束のページ補正をすることが選択されていれば、原稿束のページ数を加算する(S422)。
【0119】
ステップS421で原稿束のページ補正をすることが選択されない場合およびステップ422で原稿束のページ数を加算した後は、読み直し原稿が追加されたか否かの判断を行い(S423)、読み直し原稿が追加されるまでステップ423を繰り返して待ち状態となる。
【0120】
ステップS423において、読み直し原稿が追加された場合は、原稿カウンタから原稿束ページ合計を減算して原稿カウンタの戻しを行なう(S424)。
【0121】
続いて、原稿の読み直し(S425)と、原稿カウンタの加算処理(S426)を行い、原稿が終了したか否かの判断を行なう(S427)。
【0122】
ステップS427において、原稿が終了していない場合は、ステップS425に戻り、原稿が終了した場合は、読み直しした分の読み直し前の画像を消去し(S428)、原稿読み直しモードを解除して(S429)、この関数を抜ける。
【0123】
このように本実施の形態では、原稿の集約印刷時に同一転写紙で原稿束が異なる画像の印刷が行なわれる場合に警告表示し、原稿束の補正ページ数を指示することにより、原稿束が異なる画像の読み直しをすることができる。
【0124】
【発明の効果】
本発明によれば大量原稿モードでの電子ソート処理における原稿の読み直しをする際の操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第4の実施の形態の画像形成装置の全体図
【図2】画像形成装置の操作部を示す図
【図3】操作部の液晶タッチパネルを示す図
【図4】画像形成装置のハードウェア構成図
【図5】画像形成装置のその他のハードウェア構成図
【図6】画像形成装置の画像処理部の構成を示すブロック図
【図7】画像形成装置の画像メモリコントローラおよび画像メモリの構成を示すブロック図
【図8】セレクタ64における1ページ分の画像信号を示す図
【図9】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図10】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図11】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図12】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図13】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図14】第1の実施の形態の動作を示すフロー図
【図15】第1の実施の形態の動作を示すフロー図
【図16】第2の実施の形態の動作を示すフロー図
【図17】第3の実施の形態の動作を示すフロー図
【図18】第3の実施の形態の動作を示すフロー図
【図19】第4の実施の形態の動作を示すフロー図
【図20】第4の実施の形態の動作を示すフロー図
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縱搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
19 排紙トレイ
27 現像ユニット
30 操作部
31 液晶タッチパネル
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー
35 モードクリアキー
36 割り込みキー
37 機能キー
38 初期設定キー
39 アプリ切り替えキー
50 読みとりユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサ
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザ出力ユニット
59 結像レンズ
60 ミラー
61 ADコンバータ
62 シェーディング補正
63 MTF・γ補正部
64 セレクタ
65 画像メモリコントローラ
66 画像メモリ
67 I/Oポート
68 CPU
69 ROM
70 RAM
71 変倍部
100 フィニッシャ
101 切り替え板
102 排紙搬送ローラ
103 排紙搬送ローラ
104 排紙トレイ
105 ステープラ搬送ローラ
106 ステープラ
107 ステープラ搬送ローラ
108 ステープルトレイ
109 ジョガー
110 フィニッシャ
110 ステープル完了排紙トレイ
111 両面搬送ユニット
112 反転ユニット
113 両面入紙搬送路
114 反転排紙搬送路
121 入力データセレクタ
122 画像合成
123 1次圧縮/伸長
124 出力データセレクタ
125 2次圧縮/伸長
126 1次記憶装置
127 2次記憶装置
301 メッセージエリア
302 コピー枚数表示部
303 自動濃度キー
304 自動用紙選択キー
305 ソートキー
306 スタックキー
307 ステープルキー
308 等倍キー
309 変倍キー
310 両面キー
311 消去/移動キー
312 印字キー
314 原稿読み直しキー
320 #キー
403 システムコントローラ
404 メモリユニット
404a DRAMブロック
404b 圧縮ブロック
405 利用者制限器機
406 人体検知センサ
407 CSS
408 時計
500 画像形成装置

Claims (3)

  1. 原稿を載置する載置手段と、
    前記載置手段に載置された原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送された原稿を読みとる読みとり手段と、
    前記読みとり手段により読みとられた画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記画像情報を転写紙に印刷する印刷手段と、
    前記載置手段の容量を越える枚数の原稿であって、所定枚数の原稿読みとり単位に分割された原稿束を個々に読み込み、前記記憶手段に記憶する大量原稿読みとり手段と、
    前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により転写紙の両面に印刷する両面コピー手段と、
    原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段とを備えた画像形成装置において、
    前記大量原稿読みとり手段により読みとられ前記記憶手段に記憶された原稿束のデータを複数部印刷する際に、前記読み直し指示手段から原稿の読み直しが指示されたとき、前記原稿読みとり単位に分割された原稿束ごとに読み直しを行なう原稿読み直し手段と、
    前記大量原稿読みとり手段により読みとられた原稿束を、前記原稿読み直し手段により読み直すとき、読み直しを行う原稿束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷した転写紙の裏面に前記両面コピー手段により印刷される場合に警告を発生する両面コピー警告手段と、
    前記読み直しを行う原稿束の先頭ページが転写紙の裏面に印刷される場合に、前記1つ前に読みとった原稿束の最後の1ページを、前記読み直しを行う原稿束の最初に追加する旨の表示をする第1のメッセージ表示手段と、
    前記第1のメッセージ表示手段により利用者によって追加された原稿束を読み直す両面コピー読み直し手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記原稿読み直し手段が読み直しをする原稿束を指定する読み直し原稿束指定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により1枚の転写紙にまとめて印刷する集約コピー手段を備え、
    前記大量原稿読みとり手段により読みとられた原稿束を、前記原稿読み直し手段により読み直すとき、前記読み直しを行う原稿束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷した転写紙に前記集約コピー手段により印刷される場合に警告を発生する集約コピー警告手段と、
    前記読み直しを行う原稿束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷する転写紙に印刷される場合に、前記1つ前に読みとった原稿束の後ろから何ページを前記読み直しを行う原稿束の最初に追加するかを表示する第2のメッセージ表示手段と、
    前記第2のメッセージ表示手段により利用者によって追加された原稿束を読み直す集約コピー読み直し手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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