JP2003244366A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003244366A
JP2003244366A JP2002040591A JP2002040591A JP2003244366A JP 2003244366 A JP2003244366 A JP 2003244366A JP 2002040591 A JP2002040591 A JP 2002040591A JP 2002040591 A JP2002040591 A JP 2002040591A JP 2003244366 A JP2003244366 A JP 2003244366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量原稿モードでの電子ソート処理における
原稿の読み直しをする際の操作性を向上すること。 【解決手段】 読みとりユニット50により読みとられ
画像メモリ66に記憶された所定枚数の原稿読みとり単
位に分割された原稿束のデータを電子ソートによって複
数部印刷する際に、操作部30から原稿の読み直しが指
示されたとき、原稿読みとり単位に分割された原稿束単
位で読み直しを行なうとともに1部のみ試し印刷するシ
ステムコントローラ403を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、より詳しくは電子ソートモード且つ大量原稿モード
時の原稿読み直しを行なう画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置にあっては、コピー
を行なう原稿を読みとり、蓄積し、ページ順に印刷する
いわゆる電子ソートが行なえるようになっていた。そし
て、電子ソートを行った結果、印刷物が意に反したとき
は、印刷を中止して再度同じ操作を繰り返す必要があっ
た。これを改善するために、電子ソートを行なう際に原
稿を全て読みとり、1部のみ印刷して一旦停止し、印刷
物が意図した通りであることを確認してから、複数部印
刷するようにする機能(以下、試しコピーという)を備
えた画像形成装置が知られている。
【0003】この試しコピーによれば、確定した原稿の
画像に対して後から付加できるモード(例えば、印字モ
ード、ステープルモードなど)の変更は可能であるが、
原稿の画像データの不良に関しては、印刷を中止して再
度同じ操作をする必用があった。
【0004】また、原稿トレイに全てを載置できないよ
うな大量の原稿を読み込む際に、原稿を複数の原稿束に
分けて順次読み込ませて行く機能(以下、大量原稿モー
ドという)を備る画像形成装置も知られている。
【0005】また、前述した試しコピーをした際に、原
稿の画像データが不良であったときに原稿を再度読みと
るようにした技術として、特開平6−266188号公
報、特開平11―127324号公報に記載されたもの
が知られている。
【0006】これらのものは、原稿を全て読みとり、1
部のみ印刷し一旦停止してはじめて原稿の読み直しが有
効となるようになっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の画像形成装置にあっては、原稿読み込み中や印刷
中に原稿の画像データ不良を発見しても、全ての原稿の
読みとりが終わり、試しコピーとしての1部のみの印刷
が終わるまでは原稿の読み直しを実行することができな
いという問題があった。
【0008】また、原稿の読み直しをするときには、原
稿のページ数を入力する必要があるため、原稿が大量で
あるときは原稿のページを数えるのが煩わしいという問
題があった。特に、両面印刷をするときや集約印刷をす
るときのように、原稿のページ数と転写紙のページ数が
異なる場合には原稿のページを数えるのは困難であっ
た。
【0009】そこで本発明は、上記問題を解決するため
に、大量原稿モードでの電子ソート処理における原稿の
読み直しをする際の操作性を向上することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、原稿を載置する載置手段と、前記載置手段
に載置された原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段
により搬送された原稿を読みとる読みとり手段と、前記
読みとり手段により読みとられた画像情報を記憶する記
憶手段と、前記画像情報を転写紙に印刷する印刷手段
と、前記記憶手段に記憶された前記画像情報により複数
部の印刷を行なう電子ソート手段と、前記載置手段の容
量を越える枚数の原稿であって、所定枚数の原稿読みと
り単位に分割された原稿束を個々に読み込み、前記記憶
手段に記憶する大量原稿読みとり手段と、前記読みとり
手段により読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前
記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により転写紙の両面
に印刷する両面コピー手段と、前記読みとり手段により
読みとられた連続する複数枚の片面原稿を前記記憶手段
に記憶し、前記印刷手段により1枚の転写紙にまとめて
印刷する集約コピー手段と、原稿の読み直しを指示する
読み直し指示手段とを備えた画像形成装置において、前
記大量原稿読みとり手段により読みとられ前記記憶手段
に記憶された原稿束のデータを、前記電子ソート手段に
よって複数部印刷する際に、前記読み直し指示手段から
原稿の読み直しが指示されたとき、前記原稿読みとり単
位に分割された原稿束ごとに読み直しを行なうとともに
1部のみ試し印刷する原稿読み直し手段を備えたことを
特徴としている。
【0011】このため、大量原稿モードにおける原稿読
みとり単位に分割された原稿束ごとでの読み直しをする
ことにより、原稿のページ数を数えることなく読み直し
をすることができる。
【0012】また、本発明は、上記課題を解決するた
め、前記原稿読み直し手段が読み直しをする原稿束を指
定する読み直し原稿束指定手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0013】このため、大量原稿モードにおける原稿読
みとり単位に分割された原稿のうち、読み直しをする原
稿を指示することにより、いくつか前に読みとった原稿
束の読み直しもすることができる。
【0014】また、本発明は、上記課題を解決するた
め、前記大量原稿読みとり手段により読みとられた原稿
束が、前記原稿読み直し手段により読み直され、前記両
面コピー手段により転写紙の両面に印刷された結果、前
記読み直された原稿束の先頭ページが、1つ前に読みと
った原稿束を印刷した転写紙の裏面に印刷された場合に
警告を発生する両面コピー警告手段と、前記読み直され
た原稿の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印
刷した転写紙の裏面に印刷された場合に、前記1つ前に
読みとった原稿束の最後の1ページを前記読み直された
原稿束の最初に追加する旨の表示をする第1のメッセー
ジ表示手段と、前記第1のメッセージ表示手段により利
用者によって追加された原稿束を読み直すとともに1部
のみ試し印刷する両面コピー読み直し手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0015】このため、互いに異なる原稿束の原稿が1
枚の転写紙の表裏に両面印刷されたときでも、原稿の読
み直し時には、転写紙の表裏を正しく試し印刷すること
ができる。
【0016】また、本発明は、上記課題を解決するた
め、前記大量原稿読みとり手段により読みとられた原稿
束が、前記原稿読み直し手段により読み直され、前記集
約コピー手段により1枚の転写紙に印刷された結果、前
記読み直された原稿束の先頭ページが、1つ前に読みと
った原稿束を印刷した転写紙に印刷された場合に警告を
発生する集約コピー警告手段と、前記読み直された原稿
束の先頭ページが、1つ前に読みとった原稿束を印刷し
た転写紙に印刷された場合に、前記1つ前に読みとった
原稿束の後ろから何ページを前記読み直された原稿束の
最初に追加するかを表示する第2のメッセージ表示手段
と、前記第2のメッセージ表示手段により利用者によっ
て追加された原稿束を読み直すとともに1部のみ試し印
刷する集約コピー読み直し手段とを備えたことを特徴と
している。
【0017】このため、互いに異なる原稿束の原稿が1
枚の転写紙に集約印刷されたときでも、原稿の読み直し
時には、1つ前に読みとった原稿束の原稿を、読み直し
をする原稿束に追加して、転写紙に集約される原稿の順
番を正しく試し印刷することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 [第1の実施の形態]まず、構成を説明する。
【0019】図1は、第1の実施の形態の画像形成装置
500を示す図であり、コピー機能、プリンタ機能、フ
ァクシミリ機能、スキャナ機能等を備えたいわゆる複合
機と呼ばれる画像形成装置に適用した例を示している。
【0020】図1に示す画像形成装置500において、
自動原稿送り装置(ADF)1が備える原稿台2に原稿
の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上の
プリントキー34(図2参照)が押下されると、一番下
の原稿から給送ローラ3および給送ベルト4によってコ
ンタクトガラス6上の所定の位置に給送されるようにな
っている。
【0021】そして、読みとりユニット50がコンタク
トガラス6上の原稿の画像データを読みとった後、読み
とりが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5
によって排出される。続いて、原稿セット検知7が原稿
台2に次の原稿が載置されていることを検知すると、前
原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。ここ
で、給送ローラ3、給送ベルト4および排送ローラ5は
図示しないモータによって駆動されるようになってい
る。
【0022】第1トレイ8、第2トレイ9および第3ト
レイ10の各給紙トレイに積載された転写紙は、各々第
1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12および第3
給紙ユニット13によって縦搬送ユニット14に給紙さ
れ、縦搬送ユニット14は感光体15に当接する位置ま
で搬送する。読みとりユニット50により読み込まれた
画像データは、書き込みユニット57が照射するレーザ
によって感光体15に書き込まれた後、現像ユニット2
7を通過することによってトナー像が形成される。
【0023】そして、転写紙は感光体15の回転と等速
で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15
上に形成されたトナー像が転写紙に転写される。その
後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニッ
ト18によって後処理装置としてのフィニシャ100に
排出される。
【0024】フィニシャ100は、切り替え板101を
備え、画像形成装置500から排紙された転写紙を、切
り替え板101により排紙搬送ローラ102の方向、ま
たはステープラ106の方向に導くようになっている。
すなわち、切り替え板101を上方に切り替えたとき
は、転写紙が排紙搬送ローラ103を経由して排紙トレ
イ104側に排紙され、切り替え板101を下向に切り
替えたときは、転写紙がステープラ搬送ローラ105、
107を経由して、ステープルトレイ108に搬送され
積載される。
【0025】ステープルトレイ108に積載された転写
紙は、一枚搬送される毎に紙揃え用のジョガー109に
よって、紙端面が揃えられ、一部のコピーが完了すると
ステープラ106によって綴じられる。ステープラ10
6で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完
了排紙トレイ110に収納される。
【0026】一方、排紙トレイ104は前後(排出方向
に対し両側面の方向)に移動するようになっており、原
稿毎、あるいは画像メモリによって電子ソートされたコ
ピー1部毎に前後に移動することにより、画像形成装置
500から排出されるコピー紙の仕分けが行われる。
【0027】転写紙の両面に画像を作像する場合は、図
示しない分岐爪を、転写紙が両面搬送ユニット111に
導かれるようにセットする事により、一方の面のみに作
像された転写紙を、両面搬送ユニット111に蓄えるよ
うになっている。
【0028】その後、両面搬送ユニット111にストッ
クされた転写紙は再び感光体15により作像されたトナ
ー画像を転写するために、両面搬送ユニット111から
再給紙され、経路切り替えの為の図示しない分岐爪の切
り替えにより、転写紙を排紙トレイ104に導く。この
様に両面給紙ユニット111は転写紙の両面に画像を作
成する場合に、転写紙の裏表を反転するようになってい
る。
【0029】なお、感光体15、搬送ベルト16、定着
ユニット17、排紙ユニット18および現像ユニット2
7は、図示しないメインモータによって駆動される。ま
た、各給紙ユニット11〜13は、図示しないメインモ
ータの駆動を各々図示しない給紙クラッチによって伝達
することにより駆動される。縦搬送ユニット14は、図
示しないメインモータの駆動を図示しない中間クラッチ
によって伝達することにより駆動される。
【0030】図2に、画像形成装置500に設けられた
操作部30を示す。
【0031】操作部30には、液晶タッチパネル31、
テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキ
ー34、モードクリアキー35および割り込みキー36
が設けられている。また、液晶タッチパネル31には、
機能キー37、部数および画像形成装置500の状態を
示すメッセージ等が表示されるようになっている。アプ
リ切り替えキー39は、キー押下により選択したアプリ
ケーションに切り替えをするためのものであり、搭載さ
れているアプリケーションの数のキーを備える。例え
ば、画像形成装置500をコピー機として動作させるた
めには、アプリ切り替えキー39のうち“コピー”と表
示されたキーを押下する。また、アプリ切り替えキーに
はLEDが内蔵されており、現在選択されているアプリ
ケーション、動作中のアプリケーション、動作の中断等
の不具合が発生しているアプリケーションの状態を表す
ようになっている。
【0032】図3は、操作部30に設けた液晶タッチパ
ネル31の表示例を示した図である。
【0033】液晶タッチパネル31は、オペレータが液
晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチする事
で、選択された機能を示すキーが黒く反転するようにな
っている。また、例えば変倍コピーを行なう際の変倍値
等を設定するときのように、選択した機能の詳細設定を
するために、機能を選択した際に詳細を設定するための
設定画面が表示されるようになっている。なお、変倍と
は、画像の読みとり密度を変化させ、読みとった画像デ
ータを用いてデータ補間をすること等により行われる。
また、本実施の形態では、液晶タッチパネル31がドッ
ト表示により表示されグラフィカルで最適な表示を行な
う事ができるようになっている。
【0034】本実施の形態において、液晶タッチパネル
31には図3に示すような「コピーできます」、または
「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセー
ジエリア301、セットした枚数を表示するコピー枚数
表示部302、画像濃度を自動的に調整する機能を選択
する自動濃度キー303、転写紙を自動的に選択する機
能を選択する自動用紙選択キー304、コピーを一部ず
つページ順にそろえる動作を選択するソートキー30
5、コピーをページ毎に仕分けする動作を選択するスタ
ックキー306、ソート処理された転写紙を一部ずつ綴
じる動作を選択するステープルキー307、拡大倍率お
よび縮小倍率をセットする変倍キー309、倍率を等倍
にセットする等倍キー308、両面モードを設定する両
面キー310、とじ代モード等を設定する消去/移動キ
ー311、スタンプ、日付およびページ等の印字を設定
する印字キー312が表示されるようになっている。
【0035】次に、図1を参照して、読みとりユニット
50および書き込みユニット57について、両者の動作
の説明を交えて詳細に説明する。
【0036】読みとりユニット50は、原稿を載置する
コンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光
学走査系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ
53およびCCDイメージセンサ54を備えている。露
光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャ
リッジ上に固定されており、第2ミラー55および第3
ミラー56は、図示しない第1キャリッジ上に固定され
ている。また、原稿画像を読みとるときには、光路長が
変わらないように、図示しない第1キャリッジと図示し
ない第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走
査される。なお、この光学走査系は、図示しないスキャ
ナ駆動モータにて駆動されるようになっている。
【0037】原稿画像は、CCDイメージセンサ54に
よって読みとられた後、電気信号に変換されて処理され
る。レンズ53及びCCDイメージセンサ54を図1の
左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。
すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53および
CCDイメージセンサ54の位置が設定されるようにな
っている。
【0038】書き込みユニット57は、レーザ出力ユニ
ット58と、結像レンズ59と、ミラー60とを有し、
レーザ出力ユニット58はさらに、レーザ光源としての
図示しないレーザダイオードと、図示しないモータによ
って高速で定速回転する図示しない回転多面鏡(ポリゴ
ンミラー)とを内部に有している。
【0039】レーザ出力ユニット58が照射するレーザ
光は、定速回転するポリゴンミラー(図示しない)によ
って偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60によ
って反射されて、感光体15上に集光結像するようにな
っている。
【0040】ポリゴンミラー(図示しない)によって偏
光されたレーザ光は、感光体15の回転方向と直行する
方向(主走査方向)に露光走査され、画像形成装置50
0が備える画像処理部600(図6を用いて後述する)
のセレクタ64から出力された画像信号をライン単位で
記録する。感光体15の回転速度と記録密度に対応した
所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体1
5面上に画像(静電潜像)が形成されるようになってい
る。なお、潜像とは感光体15面上に画像を光情報に変
換して照射することにより生じる電位分布である。
【0041】前述したように、書き込みユニット57か
ら出力されるレーザ光は、感光体15を照射するが、こ
の感光体15の一端近傍のレーザ光が照射される位置に
は、主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示しな
い)が配置されている。この主走査同期信号をもとに主
走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述
する画像信号の入出力を行なうための制御信号の生成を
行なうようになっている。
【0042】次に、図6を用いて画像処理部600(画
像読みとり部50と画像書き込み部57の制御部を画像
処理部という)の構成について説明する。露光ランプ5
1から照射された光は原稿面を照射するようになってお
り、この照射光の原稿面からの反射光は、結像レンズ
(図示せず)により結像され、CCDイメージセンサ5
4により受光および光電変換され、A/Dコンバータ6
1にてデジタル信号に変換される。
【0043】そして、デジタル信号に変換された画像信
号は、シェーディング補正62によってシェーディング
補正された後、MTF・γ補正部63によりMTF補
正、γ補正等がなされる。なお、MTF補正とは、光学
系による画像のボケを補正することである。セレクタ6
4は、画像信号の送り先を変倍部71または画像メモリ
コントローラ65のいずれかに切り替えるようになって
いる。変倍部71によって、画像信号は所望の変倍率で
拡大または縮小され、書き込みユニット57に送られ
る。画像メモリコントローラ65とセレクタ64の間
は、双方向に画像信号が入出力されるように構成されて
いる。なお、図6に示した画像処理部600は、読みと
り部50から入力される画像データ以外に、外部から供
給される画像データ(例えばパーソナルコンピュータ等
のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できる
ように、複数のデータの入出力の選択を行なう機能を有
している。
【0044】また、CPU68は、画像メモリコントロ
ーラ65等の設定と、読みとりユニット50および書き
込みユニット57の制御を行なうようになっている。ま
た、ROM69およびRAM70は、CPU68が制御
を行なうための制御プログラムやデータを格納するよう
になっている。更にCPU68は、画像メモリコントロ
ーラ65を介して、画像メモリ66へのデータの書き込
みおよび画像メモリ66からのデータの読み出しを行な
うようになっている。
【0045】ここで、図8を用いてセレクタ64におけ
る1ページ分の画像信号について説明する。
【0046】図8において、/FGATE801は、1
ページの画像データの副走査方向の有効期間を表すもの
である。また、/LSYNC802は、1ライン毎の主
走査同期信号を表し、この信号が立ち上がった後の所定
クロックで画像信号が有効となる。また、/LGATE
803は、主走査方向の画像信号が有効であることを示
す信号である。これらの信号は、画素クロックであるV
CLK804に同期しており、VCLK804の1周期
に対し1画素のデータが送られてくる。図6で説明した
画像処理部600は、画像入力および画像出力のそれぞ
れに対して個別に/FGATE801、/LSYNC8
02、/LGATE803、VCLK804を発生する
ようになっており、様々な画像入出力の組み合わせがで
きるようになっている。
【0047】次に、図7を参照して、図6に示した画像
メモリコントローラ65および画像メモリ66の詳細に
ついて説明する。
【0048】画像メモリコントローラ65は、入力デー
タセレクタ121、画像合成122、1次圧縮/伸長1
23、出力データセレクタ124および2次圧縮/伸長
125のブロックを有しており、上記各ブロックへの制
御データの設定はCPU68(図6参照)により行われ
るようになっている。
【0049】一方、画像メモリ66は、1次記憶装置1
26および2次記憶装置127から構成される。1次記
憶装置126としては、例えばDRAM等の高速アクセ
スが可能なメモリを使用するものとし、入力画像データ
の転送速度に略同期してこの1次記憶装置126へのデ
ータ書き込み、または画像出力時における1次記憶装置
126からのデータ読み出しが高速に行なえるようにな
っている。また、1次記憶装置126は、処理を行なう
画像データのデータ量に応じて複数のエリアに分割さ
れ、画像データの入出力を同時に実行可能な構成となっ
ている。また、各分割したエリアに画像データの入力、
出力をそれぞれ並列に実行するために、画像メモリコン
トローラ65とのインターフェースをリード用とライト
用の二組のアドレス・データ線で接続している。これに
より1つのエリアに画像を入力(ライト)する間に他のエ
リアから画像を出力(リード)するという動作が可能にな
る。
【0050】2次記憶装置127は、入力された画像の
合成およびソーティングを行なうためのデータを保存す
る大容量のメモリである。もし、1次記憶装置126、
2次記憶装置127ともに、高速アクセス可能な素子を
使用すれば、1次または2次の区別なくデータの処理が
でき、また制御も比較的簡単になる。しかし、DRAM
等の素子は高価であるため、2次記憶装置127にはア
クセス速度はそれほど速くない代りに安価で大容量の記
録媒体を使用し、入出力データの処理は1次記憶装置1
26を介して行なう構成としている。
【0051】上述のような画像メモリ66の構成とする
ことによって、大量の画像データの入出力、保存および
加工等の処理をすることができる画像形成装置を安価
に、かつ、比較的簡単な構成で実現することが可能にな
る。
【0052】次に、画像メモリコントローラ65の詳細
について説明する。 <1>画像入力(画像メモリ66への画像データの保
存) 図7において、入力データセレクタ101は、複数の画
像データの内から、画像メモリ66の1次記憶装置12
6への書き込みを行なう画像データの選択を行なう。入
力データセレクタ121によって選択された画像データ
は、画像合成122に供給され、既に画像メモリ66に
保存されている画像データとの合成を行なう。
【0053】画像合成122によって処理された画像デ
ータは、1次圧縮/伸長123により圧縮されて、圧縮
後の画像データは1次記憶装置126に書き込まれる。
【0054】1次記憶装置126に書き込まれたデータ
は、必要に応じて2次圧縮/伸長125によって更なる
圧縮が行われた後、2次記憶装置127に保存される。 <2>画像出力(画像メモリ66からの画像データの読
み出し) 画像出力時は、1次記憶装置126に記憶されている画
像データの読み出しを行なう。出力対象となる画像が1
次記憶装置126に格納されている場合には、1次圧縮
/伸長123によって1次記憶装置126の画像データ
の伸長を行い、伸長後の画像データ、または伸長後の画
像データと入力データとの画像合成が行われた後のデー
タを、出力データセレクタ124により選択し、出力す
る。
【0055】画像合成122は、1次記憶装置126の
画像データと、入力データとの合成(画像データの位相
調整も行なわれるようになっている)、および合成後の
画像データの出力先の選択等の処理を行なうようになっ
ている。また、合成後の画像データの出力先としては、
画像出力、1次記憶装置126へのライトバックまたは
これら両方の出力先への同時出力をするようになってい
る。
【0056】また、出力対象となる画像が1次記憶装置
126に格納されていない場合には、2次記憶装置12
7に格納されている出力対象画像データが、2次圧縮/
伸長125によって伸長が行われ、伸長後の画像データ
は1次記憶装置126に書き込まれ、以下前述した画像
出力動作が行われる。
【0057】また、本実施の形態では、定着加熱中の動
作予約が可能となっているが、この他にも、時間の経過
とともに予約した動作を動作可能にするようにしてもよ
い。一例としては、LCTトレイ上昇時間、ポリゴンモ
ータ回転安定時間、トナー補給動作中等を挙げることが
できる。なお、動作予約とは、複写動作の際の定着加熱
中等の時のように直ちにコピー動作を開始できないとき
でも、モード設定と原稿のセットを終了し次の動作を予
約することにより、定着加熱終了後、コピー動作が可能
になり次第自動的にコピー動作を開始する機能のことで
ある。
【0058】図4は本実施の形態の画像形成装置500
のハード構成図の一例を示す。図4において、画像形成
装置500は、読みとりユニット50、書き込みユニッ
ト57、システムコントローラ403、メモリユニット
404、利用者制限機器405、人体検知センサ40
9、CSS(遠隔診断装置)407および時計408を
有している。この内、メモリユニット404は、本実施
の形態の動作の説明で後述するような電子ソートモード
や大量原稿モード等のメモリ機能を実現する場合にのみ
必要となり、通常のコピー機能を実現するだけであれ
ば、必要とはならない。更に、時計408は、ある特定
の時間に、画像形成装置500を起動したり、シャット
ダウンするいわゆるウィークリータイマー機能を実現す
る場合のみ必要となる。また、人体検知センサ406
は、予熱モード時において画像形成装置500の前にユ
ーザが近づいたときに自動的に予熱モードを解除する機
能を実現する場合のみ必要である。また、CSS407
は、遠隔診断、すなわち画像形成装置500にエラーが
発生した場合に、エラーが発生した旨を自動的にサービ
スセンターに通報したり、画像形成装置500の実行状
態または使用状態を遠隔地からモニターする機能である
ため、このような機能が必要な場合のみ装着されればよ
い。また、システムコントローラ403は、画像形成装
置500の動作を制御するものであり、本実施の形態の
動作の説明で後述するような動作を制御する他、コピー
モードを実行する際に、書き込みユニット57で画像形
成をするための、紙搬送処理、電子写真プロセス処理、
異常状態や給紙カセット状態(紙の有無等)当の機内監
視をしたり、読みとりユニット50で画像を読みとる際
の、スキャナ動作や光源のオン・オフ等を制御するもの
である。さらに、システムコントローラ403は、操作
部30、ADF1、ソーティングを行なう排紙トレイ1
04、両面搬送ユニット111等の制御を行なう。
【0059】また、図4に示したメモリユニット404
内のDRAMブロック404aは、読みとりユニット5
0から読みとった画像信号を記憶するためのもので、シ
ステムコントローラ403からの要求に応じて、書き込
みユニット57に保存されている画像データを転送する
ことができるようになっている。また、圧縮ブロック4
04bは、MH、MRおよびMMR方式などの圧縮機能
を具備しているので、一旦読みとった画像を圧縮し、メ
モリ(DRAM)の使用効率の向上を図ることができ
る。また、書き込みユニット57から読み出すアドレス
とその方向を変えることにより画像を回転することがで
きるようになっている。
【0060】なお、以上説明したハード構成例1におい
ては、読みとりユニット50、書き込みユニット57、
メモリユニット404、CSS407は、システムコン
トローラ403が備える1つのCPU403Pのみが制
御を行なうようになっている。
【0061】一方、図5に示すようなハード構成を採っ
てもよく、図5に示すハード構成2においては、読みと
りユニット451、書き込みユニット452およびメモ
リユニット454が、それぞれCPU451P、452
Pおよび454Pを有し、システムコントローラ453
から書き込みユニット452、読みとりユニット451
およびメモリユニット454へのコマンドは制御信号線
で伝達されるようになっている。
【0062】図9は、本実施の形態の画像形成装置50
0の液晶タッチパネル31の表示例を示す。
【0063】図9は、画像形成装置500が、電子ソー
ト(セット枚数5枚)および大量原稿モードに設定され
た状態において、プリントキー34が押下され、原稿束
の読みとりが終了し、次の原稿束の追加待ちの状態であ
ることを示している。なお、原稿読みとりと同時に1部
目の印刷は行われているものとする。メッセージエリア
301に表示されるメッセージとしては、「原稿を追加
して下さい。」「原稿の最終ページを終了したら#キー
を押下して下さい。」等の表示が行われるようになって
いる。また、メッセージエリア301の大きさが小さい
ときは、複数のメッセージを交互に表示するようにして
もよい。
【0064】次に、この状態においてテンキー32に設
けられた#キー320が押下されると、原稿の読みとり
が終了したものと判断し2部目以降の印刷を継続する。
また、液晶タッチパネル31は原稿読み直しキー314
が表示されるようになっており、大量原稿モードかつ電
子ソートのモードのときに読みとった原稿束を読み直し
するときにこの原稿読み直しキー314を押すようにな
っている。
【0065】次に動作を説明する。
【0066】このような構成を有する画像形成装置50
0にあっては、図9に示した次原稿束の追加待ちの状態
で、原稿読み直しキー314が押下されると、図10に
示すように原稿読み直しモードとなり、原稿束を戻す旨
のメッセージがメッセージ表示エリア301に表示され
る。なお、図10に示した例では、メッセージ表示エリ
ア301に「原稿束を1つ戻してください。」と表示さ
れているが、これと併せて「原稿の読み直しを行ないま
す。」等を表示してもよい。
【0067】次に、メッセージに促された利用者により
原稿束がセットされると、原稿カウンタを原稿束の読み
とり前の値に戻し、原稿の読み直しを行なう。また、こ
のとき、1部目の印刷も同時に行なう。そして、原稿束
の読みとりが終了すると、原稿読み直しモードは自動的
に解除され、大量原稿モードにおける次原稿待ち状態と
なる。
【0068】図14は、大量原稿モード時における原稿
読みとり単位ごとのページ数保存のフローチャートを示
す。ここで、大量原稿モードとは、原稿の枚数がトレイ
に積載できないほど大量であるときに、この大量の原稿
をトレイに積載できる枚数に分割して読み込みを行っ
て、全ての原稿の読みとりが完了したのちにコピー動作
を行なうモードのことである。
【0069】図14において、まず動作モードが大量原
稿モードであるか否かの判断を行い(S111)、大量
原稿モードでなければ、この関数を抜ける(S112)。
ステップS111において大量原稿モードであれば原稿
の読みとりを行い(S112)、続いて、原稿カウンタの
加算を行なう(S113)。
【0070】次に、原稿終了であるかの判断を行い(S
114)、原稿の読みとりが終了しておらず、まだ原稿
が存在する場合は、原稿の読み散り(S112)および
原稿カウンタの加算(S113)を繰り返す。
【0071】ステップS114において、原稿終了であ
れば、原稿束のページ数を保存する(S115)。
【0072】続いて、原稿が追加されたか否かの判断を
行い(S116)、原稿が追加されれば、原稿の読みと
り(S112)、原稿カウンタの加算(S113)を行
なう。
【0073】ステップS116において、原稿の追加が
行われていない場合は、原稿の最終ページの読みとりを
終了したことを意味する#キー320が押下されたか否
かの判断を行なう(S117)。そして、#キー320
が押下されていなければ、ステップS116に戻り、#
キー320が押下されれば、原稿読みとり終了とみな
し、この関数を抜ける。
【0074】次に、図15を用いて、原稿読み直しの原
稿が追加され、原稿読み直しモードが解除されるまでの
動作を説明する。
【0075】図15において、まず読み直し原稿が追加
されたか否かの判断を行い(S121)、原稿が追加さ
れるまで待ちの状態となる。読み直し原稿が追加されれ
ば、原稿カウンタの戻しを行い、原稿カウンタから原稿
束ページ数を減算する(S122)。続いて、原稿の読み
とり動作(S123)、原稿カウンタの加算処理を行な
う(S124)。
【0076】次に、原稿が終了したか否かの判断を行い
(S125)、原稿の読みとりが終了していなければ、
ステップS123に戻り、原稿読みとり(S123)お
よび原稿カウンタの加算(S124)を繰り返す。
【0077】ステップS125において、原稿の読みと
りが終了したら、読み直しを行なった分の読み直し前の
画像を消去して(S126)、原稿読み直しモードを解
除し(S127)、この関数を抜ける。
【0078】以上のように、本実施の形態では、大量原
稿モードでの原稿読みとり単位(原稿束)毎に読み直し
をすることにより、原稿のページ数を数えることなく読
み直しをすることができる。 [第2の実施の形態]第2の実施の形態について説明す
る。なお、全体構成その他の構成は第1の実施の形態と
同様であるため、同一構成には同一符号を付して説明を
省略し、動作を説明する。
【0079】図9に示すような次原稿束の追加待ちの状
態のとき、原稿読み直しキー314が押下されると、原
稿読み直しモードとなり、図11に示すように原稿読み
直しポップアップウィンドウ315が開き、読み直し原
稿束数の入力を促す。
【0080】そして、読み直し原稿束数が入力される
と、「原稿束をNつ戻してください。」等の原稿束を戻
す旨のメッセージをメッセージエリア301に表示し、
原稿束数を反映させる。
【0081】原稿束がセットされると、原稿カウンタを
原稿束の読み込み前の値に戻し原稿の読み直しを行な
う。このとき、1部目の印刷も同時に行なう。原稿束の
読み直しが終了すると原稿読み直しモードは自動的に解
除され大量原稿モードにおける次原稿待ちの状態とな
る。
【0082】図16を用いて、原稿読み直しの原稿が追
加され原稿読み直しモードが解除されるまでの動作を具
体的に説明する。
【0083】まず、読み直し原稿が追加されたか否かの
判断を行い(S210)、原稿が追加されるまで待ち状
態となる。
【0084】読み直し原稿が追加されたときは原稿カウ
ンタの戻しすなわち原稿カウンタから原稿束ページ合計
を減算する(S220)。
【0085】続いて、原稿の読み直し(S230)の動
作、原稿カウンタの加算(S240)の処理を行い、原
稿が終了したか否かの判断を行なう(S250)。読み
直しをする原稿の読みとりが終了していなければステッ
プS230に戻り原稿読み直し(S230)、原稿カウ
ンタの加算(S240)を繰り返す。
【0086】ステップS250において、原稿の読みと
りが終了した場合は読み直しを行なった分の読み直し前
の画像を消去して(S260)、原稿読み直しモードを
解除し(S270)、この関数を抜ける。
【0087】以上のように、本実施の形態では、大量原
稿モードで原稿読みとり単位である原稿束毎の読み直し
を行い、読み直しをする原稿束を指示することにより、
前の原稿束の読み直しもすることができる。 [第3の実施の形態]第3の実施の形態について説明す
る。なお、全体構成その他の構成は第1の実施の形態と
同様であるため、同一構成には同一符号を付して説明を
省略し、動作を説明する。
【0088】片面原稿の両面印刷時における原稿読み直
し動作のときに、読み直す原稿束の先頭の原稿が転写紙
の裏面に印刷されていた場合は、図12に示すように利
用者に警告を行い、転写紙の表面の原稿を読み直しの原
稿束に追加する(以下、原稿束の補正という)旨のメッ
セージを液晶タッチパネル31に表示する。
【0089】原稿束の補正をすることを利用者が選択す
ると、保存しておいた原稿束のページ数に表面のページ
数(1ページ)を加算し、表面の原稿から読み直しを行
なう。
【0090】図17を用いて、大量原稿モードにおける
片面原稿両面印刷モードの際の、原稿読みとり単位ごと
のページ数保存および転写紙の表裏の面確認の動作を具
体的に説明する。
【0091】まず、大量原稿モードか否かの判断を行い
(S311)、大量原稿モードでなければ、この関数を
抜ける。
【0092】ステップS311において、動作モードが
大量原稿モードである場合は、片面原稿の両面印刷モー
ドか否かの判断を行い(S312)、片面原稿の両面印
刷モードでなければ、この関数を抜ける。
【0093】ステップS312において、片面原稿の両
面印刷モードである場合は、原稿束の1枚目の原稿であ
るか否かの判断を行い(S313)、原稿束の1枚目の原
稿であれば、原稿の画像が転写紙のおもて面に印刷され
るか否かの判断を行なう(S314)。
【0094】ステップS314において、原稿の画像が
転写紙の表面に印刷されるのでない場合、すなわち原稿
の画像が転写紙の裏面に印刷される場合は、該原稿束が
転写紙の裏面から印刷されるという状態を保存する(S
315)。
【0095】そして、ステップS313で原稿束の最初
の原稿でない場合、ステップS314で原稿が転写紙の
表面である場合およびステップS315の裏面から転写
紙が始まる状態を保存した後に、原稿の読みとり(S3
16)の動作および原稿カウンタの加算(S317)の
処理を行なう。
【0096】続いて、原稿終了であるかの判断を行い
(S318)、読みとっていない原稿がまだ存在する場
合は、原稿読み散り(S316)および原稿カウンタの
加算(S317)を繰り返す。
【0097】ステップS318において、原稿終了であ
る場合は、原稿束のページ数を保存する(S319)。
【0098】次に、原稿の追加が行われたか否かの判断
を行い(S3110)、原稿が追加されれば、原稿読み
とり(S316)、原稿カウンタの加算(S317)を
行なう。
【0099】一方、ステップS3110において、原稿
の追加が行われていない場合は、原稿の最終ページの読
みとりを終了したことを意味する#キー320が押下さ
れたかの判断を行い(S3111)、#キー320が押
下されていなければ、原稿が追加されたか否かのチェッ
ク(S3110)に戻る。一方、#キー320が押下さ
れた場合は、原稿読みとり終了とみなしこの関数を抜け
る。
【0100】次に、図18に示すフローチャートを参照
して、警告表示後から原稿読み直しモードが解除される
までの動作を説明する。
【0101】まず、原稿束のページ補正をすることを利
用者が選択したか否かの判断を行い(S321)、原稿
束のページ補正をすることを利用者が選択した場合は、
原稿束のページ数を原稿カウンタに加算する(S32
2)。
【0102】ステップS322にて原稿束のページ数を
加算した後およびステップS321にて原稿束の補正を
しないことを利用者が選択した場合は、読み直し原稿が
追加されたか否かの判断を行い(S323)、読み直し
原稿が追加されてない場合は原稿が追加されるまで待ち
状態となる。
【0103】そして、読み直し原稿が追加された場合
は、原稿カウンタから原稿束ページ数合計を減算する
(S324)。すなわち、ここでは原稿カウンタの戻し
を行なう。
【0104】続いて、原稿の読みとり動作(原稿の読み
直し)(S325)をしてから、原稿カウンタの加算処
理(S326)を行った後、読みとり原稿が終了したか
の判断を行なう(S327)。
【0105】原稿が終了していない場合は、原稿読み直
し(S325)、原稿カウンタの加算(S326)を繰
り返し、原稿が終了した場合は、読み直しをした分の前
画像を消去(S328)してから、原稿読み直しモード
を解除してこの関数を抜ける(S329)。
【0106】以上のように、本実施の形態では片面原稿
の両面印刷時に一枚の転写紙の表裏に原稿束が異なる原
稿の印刷が行なわれる場合に警告表示をし、原稿束の補
正ページ数を指示することにより、原稿束が異なる画像
の読み直しをすることができる。 [第4の実施の形態]第4の実施の形態について説明す
る。なお、全体構成その他の構成は第1の実施の形態と
同様であるため、同一構成には同一符号を付して説明を
省略し、動作を説明する。
【0107】複数枚の片面原稿を一枚の転写紙にまとめ
て印刷するいわゆる集約印刷時の原稿読み直しにおい
て、読み直しをする原稿の最初の1枚が、集約印刷され
る転写紙の第1面に印刷されていない場合、すなわち集
約印刷で原稿束の切れ目が存在する場合は、図13に示
すように、液晶タッチパネル31上でその旨を警告する
とともに、原稿束の補正(読み直しをする原稿の最初の
1枚が、集約印刷される転写紙の第1面に印刷されるよ
うにすることをいう)をするか否かを利用者に問い合わ
せ、併せて前原稿束の後ろから何枚の原稿を、読み直し
をする原稿束に追加しなければならないかのメッセージ
を表示する。なお、本明細書において集約印刷される転
写紙の第1面とは、4枚の原稿を1枚の転写紙に集約印
刷する場合を例にとると、転写紙のうち原稿の最初の1
枚が印刷されるべきのことをいう。
【0108】原稿束の補正をすることが選択され、読み
直しをする原稿束に1つ前の原稿束の原稿が追加される
と、原稿カウンタがカウントし保存した読み直しをする
原稿束のページ数に追加する原稿のページ数を加算し
て、集約印刷時に転写紙の第1面となるべき原稿から読
み直しを行なう。
【0109】図19に示すフローチャートを参照して、
大量原稿モードかつ集約印刷モード時に原稿の読み直し
をするときの動作を説明する。
【0110】まず、大量原稿モードか否かの判断を行い
(S411)、大量原稿モードでない場合はこの関数を
抜ける。
【0111】大量原稿モードである場合は、集約印刷モ
ードか否かの判断を行い(S412)、集約印刷モード
でない場合は、この関数を抜ける。
【0112】S412で集約印刷モードである場合は、
原稿束の1枚目の原稿であるか否かの判断を行い(S4
13)、原稿束の1枚目の原稿である場合は、原稿の画
像が転写紙の第1面に印刷されるか否かの判断を行なう
(S414)。
【0113】ステップS414において、原稿の画像が
転写紙の第1面に印刷されない場合は、該原稿束が転写
紙の第何面から印刷されるかを保存する(S415)。
【0114】ステップS413で原稿束の1枚目の原稿
でない場合、ステップS414で原稿が転写紙の第1面
に印刷される場合およびステップ415で原稿束が転写
紙の何面から印刷されるのかを保存した後に、原稿の読
みとりを行い(S416)、続いて原稿カウンタの加算
の処理を行なう(S417)。
【0115】次に、原稿終了であるかの判断を行い(S
418)、読みとるべき原稿がまだある場合は、ステッ
プS416に戻り、原稿がなくなるまで原稿の読みとり
(S416)と、原稿カウンタの加算(S417)を繰
り返し、原稿終了である場合は、原稿束のページ数を保
存する(S419)。
【0116】続いて、原稿の追加が行われたか否かの判
断を行い(S4110)、原稿が追加された場合は、ス
テップS416に戻り、原稿の追加が行われていない場
合は、原稿の最終ページの読みとりを終了したことを意
味する#キー320が利用者により押下されたか否かの
判断を行い(S4111)、#キー320が押下されて
いなければ、ステップS4110の原稿が追加されたか
否かのチェックに戻り、#キー320が押下されれば、
原稿読みとり終了とみなし、この関数を抜ける。
【0117】次に、図20に示すフローチャートを参照
して、警告表示後から原稿読み直しモードが解除される
までの動作を説明する。
【0118】まず、原稿束のページ補正をすることを利
用者が選択したか否かの判断を行い(S421)、原稿
束のページ補正をすることが選択されていれば、原稿束
のページ数を加算する(S422)。
【0119】ステップS421で原稿束のページ補正を
することが選択されない場合およびステップ422で原
稿束のページ数を加算した後は、読み直し原稿が追加さ
れたか否かの判断を行い(S423)、読み直し原稿が
追加されるまでステップ423を繰り返して待ち状態と
なる。
【0120】ステップS423において、読み直し原稿
が追加された場合は、原稿カウンタから原稿束ページ合
計を減算して原稿カウンタの戻しを行なう(S42
4)。
【0121】続いて、原稿の読み直し(S425)と、
原稿カウンタの加算処理(S426)を行い、原稿が終
了したか否かの判断を行なう(S427)。
【0122】ステップS427において、原稿が終了し
ていない場合は、ステップS425に戻り、原稿が終了
した場合は、読み直しした分の読み直し前の画像を消去
し(S428)、原稿読み直しモードを解除して(S4
29)、この関数を抜ける。
【0123】このように本実施の形態では、原稿の集約
印刷時に同一転写紙で原稿束が異なる画像の印刷が行な
われる場合に警告表示し、原稿束の補正ページ数を指示
することにより、原稿束が異なる画像の読み直しをする
ことができる。
【0124】
【発明の効果】本発明によれば大量原稿モードでの電子
ソート処理における原稿の読み直しをする際の操作性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第4の実施の形態の画像形成装
置の全体図
【図2】画像形成装置の操作部を示す図
【図3】操作部の液晶タッチパネルを示す図
【図4】画像形成装置のハードウェア構成図
【図5】画像形成装置のその他のハードウェア構成図
【図6】画像形成装置の画像処理部の構成を示すブロッ
ク図
【図7】画像形成装置の画像メモリコントローラおよび
画像メモリの構成を示すブロック図
【図8】セレクタ64における1ページ分の画像信号を
示す図
【図9】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図10】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図11】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図12】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図13】液晶タッチパネルの表示例を示す図
【図14】第1の実施の形態の動作を示すフロー図
【図15】第1の実施の形態の動作を示すフロー図
【図16】第2の実施の形態の動作を示すフロー図
【図17】第3の実施の形態の動作を示すフロー図
【図18】第3の実施の形態の動作を示すフロー図
【図19】第4の実施の形態の動作を示すフロー図
【図20】第4の実施の形態の動作を示すフロー図
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF) 2 原稿台 3 給送ローラ 4 給送ベルト 5 排送ローラ 6 コンタクトガラス 7 原稿セット検知 8 第1トレイ 9 第2トレイ 10 第3トレイ 11 第1給紙ユニット 12 第2給紙ユニット 13 第3給紙ユニット 14 縱搬送ユニット 15 感光体 16 搬送ベルト 17 定着ユニット 18 排紙ユニット 19 排紙トレイ 27 現像ユニット 30 操作部 31 液晶タッチパネル 32 テンキー 33 クリア/ストップキー 34 プリントキー 35 モードクリアキー 36 割り込みキー 37 機能キー 38 初期設定キー 39 アプリ切り替えキー 50 読みとりユニット 51 露光ランプ 52 第1ミラー 53 レンズ 54 CCDイメージセンサ 55 第2ミラー 56 第3ミラー 57 書き込みユニット 58 レーザ出力ユニット 59 結像レンズ 60 ミラー 61 ADコンバータ 62 シェーディング補正 63 MTF・γ補正部 64 セレクタ 65 画像メモリコントローラ 66 画像メモリ 67 I/Oポート 68 CPU 69 ROM 70 RAM 71 変倍部 100 フィニッシャ 101 切り替え板 102 排紙搬送ローラ 103 排紙搬送ローラ 104 排紙トレイ 105 ステープラ搬送ローラ 106 ステープラ 107 ステープラ搬送ローラ 108 ステープルトレイ 109 ジョガー 110 フィニッシャ 110 ステープル完了排紙トレイ 111 両面搬送ユニット 112 反転ユニット 113 両面入紙搬送路 114 反転排紙搬送路 121 入力データセレクタ 122 画像合成 123 1次圧縮/伸長 124 出力データセレクタ 125 2次圧縮/伸長 126 1次記憶装置 127 2次記憶装置 301 メッセージエリア 302 コピー枚数表示部 303 自動濃度キー 304 自動用紙選択キー 305 ソートキー 306 スタックキー 307 ステープルキー 308 等倍キー 309 変倍キー 310 両面キー 311 消去/移動キー 312 印字キー 314 原稿読み直しキー 320 #キー 403 システムコントローラ 404 メモリユニット 404a DRAMブロック 404b 圧縮ブロック 405 利用者制限器機 406 人体検知センサ 407 CSS 408 時計 500 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 376 G03G 21/00 386 386 H04N 1/21 H04N 1/21 G03G 21/00 382 Fターム(参考) 2H027 DC09 ED12 ED21 EE08 FA02 FA13 FB06 FD01 FD08 GB05 HA07 2H028 BA03 BA06 BA09 BB06 BB08 BD04 2H076 BA19 BA22 BA42 BA58 BA78 BA85 BB11 5C062 AA05 AB02 AB17 AB22 AB23 AB30 AB35 AC02 AC04 AC05 AC09 AC22 AC24 AE01 AF07 AF15 BC00 5C073 AA06 AB04 CC03 CC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を載置する載置手段と、 前記載置手段に載置された原稿を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送された原稿を読みとる読みとり
    手段と、 前記読みとり手段により読みとられた画像情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記画像情報を転写紙に印刷する印刷手段と、 前記記憶手段に記憶された前記画像情報により複数部の
    印刷を行なう電子ソート手段と、 前記載置手段の容量を越える枚数の原稿であって、所定
    枚数の原稿読みとり単位に分割された原稿束を個々に読
    み込み、前記記憶手段に記憶する大量原稿読みとり手段
    と、 前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の
    片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により
    転写紙の両面に印刷する両面コピー手段と、 前記読みとり手段により読みとられた連続する複数枚の
    片面原稿を前記記憶手段に記憶し、前記印刷手段により
    1枚の転写紙にまとめて印刷する集約コピー手段と、 原稿の読み直しを指示する読み直し指示手段とを備えた
    画像形成装置において、 前記大量原稿読みとり手段により読みとられ前記記憶手
    段に記憶された原稿束のデータを、前記電子ソート手段
    によって複数部印刷する際に、前記読み直し指示手段か
    ら原稿の読み直しが指示されたとき、前記原稿読みとり
    単位に分割された原稿束ごとに読み直しを行なうととも
    に1部のみ試し印刷する原稿読み直し手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記原稿読み直し手段が読み直しをする原
    稿束を指定する読み直し原稿束指定手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記大量原稿読みとり手段により読みとら
    れた原稿束が、前記原稿読み直し手段により読み直さ
    れ、前記両面コピー手段により転写紙の両面に印刷され
    た結果、前記読み直された原稿束の先頭ページが、1つ
    前に読みとった原稿束を印刷した転写紙の裏面に印刷さ
    れた場合に警告を発生する両面コピー警告手段と、 前記読み直された原稿の先頭ページが、1つ前に読みと
    った原稿束を印刷した転写紙の裏面に印刷された場合
    に、前記1つ前に読みとった原稿束の最後の1ページを
    前記読み直された原稿束の最初に追加する旨の表示をす
    る第1のメッセージ表示手段と、 前記第1のメッセージ表示手段により利用者によって追
    加された原稿束を読み直すとともに1部のみ試し印刷す
    る両面コピー読み直し手段とを備えたことを特徴とする
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記大量原稿読みとり手段により読みとら
    れた原稿束が、前記原稿読み直し手段により読み直さ
    れ、前記集約コピー手段により1枚の転写紙に印刷され
    た結果、前記読み直された原稿束の先頭ページが、1つ
    前に読みとった原稿束を印刷した転写紙に印刷された場
    合に警告を発生する集約コピー警告手段と、 前記読み直された原稿束の先頭ページが、1つ前に読み
    とった原稿束を印刷した転写紙に印刷された場合に、前
    記1つ前に読みとった原稿束の後ろから何ページを前記
    読み直された原稿束の最初に追加するかを表示する第2
    のメッセージ表示手段と、 前記第2のメッセージ表示手段により利用者によって追
    加された原稿束を読み直すとともに1部のみ試し印刷す
    る集約コピー読み直し手段とを備えたことを特徴とする
    請求項2記載の画像形成装置。
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