JP4249362B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は電子写真複写機、プリンタ、FAX等の電子写真プロセスを利用した画像形成装置に関し、特に複数の画像データ入力手段を備えたデジタル複合機として使用される画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来の画像形成装置における両面印字の生産性を表したタイムチャートを示している。ここで、M1,M2,M3は1次記憶装置の分割であるエリア1、エリア2、エリア3を、2次記憶装置にはハードディスク(HD)が使用されていることを、「SCAN」は画像読み取りを、「印刷」は画像書き込みタイミングをそれぞれ表している。また、この図12では原稿12ページ、両面1部の印刷中にプリンタ等他の画像入力手段からの印刷割込みが5枚発生した場合のタイミングチャートをそれぞれ示している。また、図中「Tcycle」とは両面設定時、つまり同一転写紙の表紙が印刷してから機械内で反転しその裏面が印刷できるまでに要する転写紙の搬送時間を示している。
【0003】
すなわち、図12のタイミングチャートに示すようにスキャナで原稿を読み取りながら1部目の両面印刷を行う時には、第1面は画像入力しながら2次記憶装置へとデータを転送すると共に印字動作を行い、次いで第2面印字用の画像入力を行う。この画像は2次記憶装置に転送するが1次記憶装置にも止どめ以降、印字が行われるまで1次記憶装置における、所定のエリアは上書き禁止状態とする。この場合、第2面が印字されると1次記憶装置における前記画像エリアを開放し他の画像データを記憶させることができる。これによって、第2面の印字時に2次記憶装置から画像を読み出して印刷するために発生した待ちが無くなり、両面生産性を最速に保つことができる。そして、このように1次記憶装置の使用が効率よく行われることからコストも最小限に抑えることができる。
【0004】
また、例えば(1)「特開平8-154159号公報」には原稿画像のメモリへの記録動作と画像形成動作を並行して行うことにより、両面コピー時の生産性を向上させる技術が、また(2)「特開平8-52907号公報」には画像データがメモリ容量を越えた場合は印字順を変更することにより、小さなメモリ容量でも両面印字動作が行うことのできる技術が、それぞれ記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来のような画像形成装置の場合には、以下に示す問題がある。すなわち、プリンタ、ファックス、コピー機能等複数の画像データ入力手段を備えたデジタル複合型の画像形成装置の場合には、上述したような両面印刷中に他の画像入力手段からの入力画像(例では、プリンタ画像)の印刷が割込んだ場合、1次記憶装置が上記制御に最適容量しか持たないと割込み印刷中のスキャナ読み取りができないため読み取り動作も1次中断してしまうこととなり、この結果この割込み印刷の量が多いと原稿の読み取りがなかなか終わらない事になる。
【0006】
すなわち、上述した従来の場合では、画像入力と画像出力が並行動作できるよう1次記憶装置の容量が画像データ2ページ分だと画像入力しながら両面印刷する場合、画像入力順と印字順序が異なるため2次記憶装置へ入力動作と出力動作がぶつかって待ちが発生するため、両面時の生産性が低下するという問題がある。このように、入力動作と出力動作がぶつかるのは、第2面印字時に2次記憶装置から画像データを読み出す必要があるためで、第2面の2次記憶装置からの読み出しが無いよう1次記憶装置の記憶容量をこの印字待機中の第2面分(例えば、3ページ分)搭載することで生産性を最速に保つ方式のものがあった。ところが前述したように、プリンタ、ファックス、コピーなど複数の画像データ入力手段を備えたデジタル複合機で上記のような両面印刷中に他の画像入力手段からの入力画像(例えば、プリンタ画像)の印刷が割込んだ場合、1次記憶装置が上記制御に最適容量しか持たないと割込み印刷中のスキャナ読み取りができないため読み取り動作も1次中断してしまううえ、この割込み印刷の量が多いと原稿の読み取りがなかなか終わらない事になる。また、(1)公報の場合には両面印字の生産性を上げることであるが適正なメモリ容量やその効率よい使用方法に関する発明ではなく、さらに(2)公報の場合には画像データがメモリ容量を越えた場合は印字順を変更することにより、小さなメモリ容量でも両面印字動作を行い両面印字を小さなメモリ容量で対応することであるが、生産性を上げるための適正なメモリ容量に関する発明ではないため、前記と同様な問題を生じる恐れがある。
【0007】
そこで、この発明の目的は、前記のような従来の画像形成装置のもつ問題を解決し、印刷指令の割込み時でも原稿の読み取り待ち時間が発生することがなく、この割込み印刷が発生しても原稿の読み取りは継続させ、読み取り動作を最短時間で終了させることのできる画像形成装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、両面印刷中に他の画像入力手段からの割り込み印刷を行う場合、1次記憶手段の複数のエリアうち、まだ一度も印字が行われていない画像データを記憶する所定エリアへの上書きを禁止して、他のエリアに他の画像入力手段から入力された画像データを記憶させて割り込み印刷を行うよう制御する画像形成装置において、読み取りユニットで原稿から画像データを読み取っている最中に前記割り込み印刷を行う場合には、前記制御手段は、まだ一度も印字が行われていない画像データを記憶する前記所定エリアの上書き禁止を解除して、該エリアに前記読み取りユニットで読み取った画像データを記憶さると共に、前記割り込み印刷を行うよう制御することを特徴とするものである。この発明では、両面印刷中に他の画像入力手段からの割り込み印刷が発生しても、上書き禁止を解除することにより原稿の読み取りは継続させ、原稿の読み取り待ち時間が発生することなく、読み取り動作を最短時間で終了させることができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は前記読み取りユニットで原稿から画像データを読み取っている最中に前記割り込み印刷を行う場合、且つ、前記1次記憶手段の複数のエリアが上書き禁止されている場合には、前記制御手段は、印刷順が後に予定されている画像データを記憶するエリアの上書き禁止を解除することを特徴とするので、コピー印刷再開時に無駄な時間を省略することができるため、より両面生産時の生産性を向上することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一形態である画像形成装置Aの基本構成を示している。すなわち、図1に示すように画像形成装置Aはエンジン及び感光体等の画像形成部を含む本体1と、この本体1への作動指示信号を入力する操作部30と読み取りユニット3及び書き込みユニット4とを備えている。図1に示すように、読み取りユニット3は原稿が載置されるコンタクトガラス6と光学走査系とで構成されており、この光学走査系は露光ランプ22、第1,2,3ミラー19,20,21、レンズ24、CCDイメージセンサ25とを備えている。ここで、露光ランプ22及び第1ミラー19は第1キャリッジに固定され、第2ミラー20及び第3ミラー21は第2キャリッジに固定されている。原稿画像の読み取り時には光路長が変化しないように第1,2キャリッジの走査は2対1の相対速度で行われる。この光学走査系はスキャナ駆動モータ(図示せず)にて駆動される。原稿画像はCCDイメージセンサ25によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。また、指定された倍率に対応してレンズ24及びCCDイメージセンサ25を移動(図の、左右方向)させることにより画像倍率の変更設定が行われる。
【0011】
また、書き込みユニット4はレーザ出力ユニット23、結像レンズ26、ミラー28とで構成され、レーザ出力ユニット23の内部にはレーザ光源であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザ出力ユニット23より照射されるレーザ光はポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ26からミラー28により反射され、画像作像系の感光体15上に集光されて結像する。ここで、偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64(図3)より出力された画像信号のライン単位の記録を行う。また、感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体15面上に静電潜像が形成される。また、感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置には主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されており、この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、及び後述する画像信号の入出力を行うための制御信号の生成が行われる。
【0012】
一方、給紙トレイ8a,8b,8cにセット(積載)された転写紙は、各々給紙装置10a,10b,10cによって給紙され、縦搬送ユニット14の搬送駆動によって感光体15の位置まで送られる。そして、読み取りユニット3により読み取られた画像データは書き込みユニット4からのレーザ照射によって感光体15上に書き込まれる。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成され、定着装置17により転写画像が熱定着され排紙トレイ8に排紙される。また、両面複写設定時には定着装置17通過後の転写紙(表面コピー)はそのまま排紙されずに分岐爪11の切り替えによって、一旦両面搬送経路12を介して再び感光体15にまで到達し裏面コピーが行われた後排紙トレイ8に排紙されることとなる。
【0013】
また、自動原稿送り装置2(ADF)の原稿台にセットされた原稿は操作部30上のスタートキー34が押下されると、最下位の原稿用紙が給送ローラ7及び給送ベルト13によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。そして、読み取りユニット3によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト13及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知9にて原稿台に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。
【0014】
ここで、図2に示すように操作部30には液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34(PRINT)、モードクリアキー35(モードクリア)がそれぞれ配置され、このうち液晶タッチパネル31には機能や部数、及び画像形成装置の状態を示すメッセージ等が表示される。各キーの機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば、変倍であれば変倍値等)は、キーにタッチする事で詳細機能の設定画面が自動的に表示され、この場合の液晶タッチパネルはドット表示器等を使用することにより、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。また、この操作部30には「コピーできます」、「お待ちください」等のメッセージを表示するメッセージエリアやセット枚数を表示するコピー枚数表示部、画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー、コピーを一部ずつページ順に揃える処理を指定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタックキー、倍率を等倍にセットする等倍キー、拡大/縮小倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面キー、とじ代モード等を設定する消去/移動キーがそれぞれの所定位置に設けられている。
【0015】
以下、画像処理部(画像読み取り部と画像書き込み部)の構成及び機能の詳細を図3を参照して説明する。すなわち、露光ランプ22(図1)から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ25にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、この信号はA/Dコンバータ61によりデジタル信号に変換される。次いで、このようにデジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、MTFγ補正63により画像補正が行われる。また、セレクタ64では画像信号の送り先を変倍部71またはメモリコントローラ65への切り替えが行われる。変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合せて拡大又は縮小され、その信号は書き込みユニット4に送られる。メモリコントローラ65とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。そして、画像処理部(IPU)には読み取りユニット3から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えば、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力の選択を行う機能を有している。メモリコントローラ65等への設定や、読み取りユニット3及び書き込みユニット4の制御を行うCPU68、及びそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更に、CPU68はメモリコントローラ65を介して画像メモリ66のデータの書き込み及び読み出しを行うことができる。
【0016】
以下、図4,5を参照してセレクタ64における画像信号(1ページ分)の機能について説明する。「FGATE」は、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表し、「LSYNC」は、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定のクロックで画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が「LGATE」である。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、「VCLK」の1周期に対し1画素のデータが送られてくる。また、画像処理部(IPU)は画像入力、出力それぞれに対して別個の「FGATE」、「LSYNC」、「LGATE」、「VCLK」の発生機構を有しており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
【0017】
また、メモリコントローラ65は入力データセレクタ81、画像合成82、1次圧縮/伸長83、出力データセレクタ84、2次圧縮/伸長85のブロックを有しており、各ブロックへの制御データの設定はCPU68(図3)より行われる。ここで、アドレス、データは画像データを示しており、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図示していない。画像メモリ66は1次記憶装置86及び2次記憶装置87とを有し、このうち1次記憶装置86は入力画像データの転送速度に略同期してメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出しが高速に行えるように、例えばDRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。さらに、この1次記憶装置86は処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラー65とのインターフェース部)をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェースにリード用とライト用の2組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0018】
また、2次記憶装置87は入力された画像の合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく大容量のメモリである。1次、2次記憶装置86,87はともに、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理が行え、制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置87にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を一次記憶装置を介して行う構成になっている。本発明では、上述のような画像メモリの構成を採用することにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、且つ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
【0019】
次に、メモリコントローラ65の動作の概略を説明する。このメモリコントローラ65は画像入力(画像メモリへの保存)として、入力データセレクタ81からの複数のデータの内から、画像メモリに対しての1次記憶装置86への書き込みを行う画像データの選択を行う。そして、入力データセレクタ81によって選択された画像データは、画像合成82に供給され、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を行う。画像合成82によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長83によりデータを圧縮し、圧縮後のデータを1次記憶装置86に書き込む。1次記憶装置86に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長85で更に圧縮を行った後に2次記憶装置87に保存される。また、画像出力(画像メモリからの読み出し出力)として、画像出力時は1次記憶装置86に記憶されている画像データの読み出しを行う。ここで、出力対象となる画像が1次記憶装置86に格納されている場合には、1次圧縮/伸長83で1次記憶装置86の画像データの伸長を行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ84で選択し、その出力を行う。さらに、画像合成82は画像データの位相調整機能を有するもので、1次記憶装置86のデータと入力データとの合成、合成後のデータの出力先の選択を行うと共に、画像出力、1次記憶装置86へのライトバック、両方の出力先への同時出力等のデータ処理を行う。ここで、出力対象となる画像が1次記憶装置86に格納されていない場合には、2次記憶装置87に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長85で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置86に書き込んでから、上述した画像出力動作を行う。
【0020】
図6は本発明の第1,2実施形態を示している。ここで、本発明の特徴は両面設定時において第1面を3枚印字後、第2面、第1面の順に交互に印字することで紙搬送上最速の両面生産性が得られる画像形成装置を備えたことに特徴がある。すなわち、前述したように従来では画像入力と画像出力が並行動作できるよう1次記憶装置の容量が画像データ2ページ分だと画像入力しながら両面印刷する場合、画像入力順と印字順序が異なるため2次記憶装置へ入力動作と出力動作がぶつかることによる待ちが発生するため、割込み印刷中のスキャナ読み取りができないため読み取り動作も1次中断してしまい、この割込み印刷の量が多いと原稿の読み取りがなかなか終わらない事になる。従って、本発明ではこのような場合でも原稿の読み取り待ちが発生しないようにするのが目的である。
【0021】
すなわち、図6は原稿12ページ、両面1部の印刷中にプリンタの印刷割込みが5枚発生した場合のタイミングチャートを示しており、コピーのページ7を印刷したところでプリンタの割込み印刷が発生している。この時、コピーのページ4とページ6が上書き禁止状態になっている。このままプリンタ印刷でM2を使用してしまうと新たに原稿の読み取りができない。そこで、割込み印刷が発生したところで上書き禁止状態を解除し続けて原稿読み取りを続行できるようにしたのが第1実施形態の特徴である。また、この時ページ4(M2)はプリンタの割込み印刷が終了後すぐに印刷が予定されているため、このエリアを上書きされるとコピー印刷再開時にページ4の画像をHDから再読み込みしないといけない無駄な時間が発生する。そこで、ここでは複数の上書き禁止エリアがあった場合(この例では、M1とM3)、その予定された印刷順が後のもの(この例では、M1)を解除することにより、でコピー印刷再開時に無駄な時間を省略できより生産性を上げられることができる。ここで、前述したように「Tcycle」とは同一転写紙の表紙が印刷してから機械内で反転しその裏面が印刷できるまでに要する転写紙の搬送時間を示しているため、例えば印刷のページ1の裏面はページ2で「Tcycle」時間後の4番目に印刷されることとなる。
【0022】
次に、図7,8を参照して第3実施形態について説明する。図7,8は原稿8ページ、両面ソート2部の印刷中にプリンタの印刷割込みが5枚発生した場合のタイミングチャートを示している。すなわち、例えば原稿7ページの読み取り中に印刷要求があるなど、1部目の途中でプリンタの割込み印刷の要求があった場合には原稿の読み取り終了後(例えば、原稿8ページの読み取り後)にプリンタ割込みを開始する。これによって、従来のように原稿8ページの原稿の読み取り待ちは発生することがなく継続した原稿の読み取りを行うことができる。尚、ここでプリンタ割込み時に上書き禁止エリアはそのまま解除してもその効果を得ることができる。
【0023】
図9は複数の画像入力手段を表すブロック図の一例である。ここでは、画像入力手段として外部装置に接続したプリンタコントローラと原稿の画像を読み取る画像読取装置とがあり、セレクタを切り替えることで画像メモリへの転送及びこの画像メモリからの画像を書き込みユニットへ転送することができ、両面生産性を向上させた印刷方式で複数の画像入力手段からの印刷が混入した場合でも読み取りが中断しないため、ユーザーに原稿を早く戻すことができる。これによって、ユーザはその後の原稿の処理を迅速に行うことができる。
【0024】
また、図10は第1,2実施形態における画像入力手順を表すフローチャートであり、Midはメモリエリアの番号を、Mmaxは最大のエリア数をそれぞれ示している。すなわち、図10に示すように本発明では先ず使用変数(Mid,Mf,Mk)の初期化を行うと共に、Midが最大エリア数Mmaxを超えるまで上書き禁止状態をチェックする。そして、Mid番目のメモリエリアが上書き可能な場合には、Mfに対してその番号のバックアップを行う。また、Mid番目のメモリエリアが上書き禁止の場合には、他の画像入力手段によって上書き禁止にされているのかどうかチェックする。そして、チェックの結果他の画像入力手段によって上書き禁止にされている場合、すでに上書き禁止のエリアが見つかっている際には、その両者を比較してどちらの画像が後に印刷するかを判断し、後のほうを上書き可能にする。その後、上書き禁止の番号をMkにバックアップすると共に、次いで全てのエリアのチェック終了後に上書き可能エリアが存在するかどうかのチェックを行う。上書き可能エリアがあればMf番目のエリアに画像データを入力する。最終的に、他のメモリエリアに他の画像入力手段による画像があるかどうか判断し無ければMf番目のエリアは上書き禁止にする。このエリアは印刷されるか他の画像入力手段により解除されるまで上書き禁止となる。一方、上書き可能エリアが存在しない場合は、画像入力を保留しメモリエリアに空きができた時に画像入力の制御を行うようにする。
【0025】
図11は第3実施形態における画像印字手順を表すフローチャートである。すなわち、図10に示すように本発明では先ず使用変数(Mid,Mf,Mk)の初期化を行うと共に、Midが最大エリア数Mmaxを超えるまで上書き禁止状態をチェックする。そして、Mid番目のメモリエリアが上書き可能な場合には、Mfにその番号のバックアップを行う。ここで、Mid番目のメモリエリアが上書き禁止の場合には他の画像入力手段によって禁止にされているのかどうのチェックを行う。そして、他の画像入力手段によって上書き禁止にされている場合には、Mkにその番号をバックアップする。ここで、全てのエリアのチェック終了にMkに番号があり、その画像入力手段による画像入力中であれば画像入力を保留する。一方で、これ以外の場合、つまり上書き可能エリアがある場合にはMf番目のエリアに指定の画像の入力を行うようにする。
【0026】
【発明の効果】
この発明は、上記のようであって請求項1に記載の発明は印刷方式で複数の画像入力手段からの印刷が混入した場合でも読み取りが中断しないため、生産作業としての原稿の処理を迅速に行うことができ、両面生産性の向上を図ることができるという効果がある。請求項2に記載の発明では複数の上書き禁止エリアがあった場合、その予定された印刷順が後のものを解除することで、コピー印刷再開時に無駄な時間を省略することができるため、より両面生産時の生産性を向上することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置を示す概略斜視図である。
【図2】同操作部の拡大平面図である。
【図3】同回路構成の一例を示す全体ブロック図である。
【図4】同メモリコントローラ及び画像メモリの一例を示す全体ブロック図である。
【図5】同各信号のタイミングチャート図である。
【図6】本発明による第1,2実施形態のタイミングチャート図である。
【図7】本発明による第3実施形態のタイミングチャート図である。
【図8】同第3実施形態のタイミングチャート図である。
【図9】画像読みとり部と画像書き込み部の構成例を示すブロック図である。
【図10】第1,2実施形態による両面印字時の生産性を表したフローチャート図である。
【図11】第3実施形態による同両面印字時の生産性を表したフローチャート図である。
【図12】従来の両面印字の生産性を表したタイミングチャート図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置
1 本体
2 ADF
3 読み取りユニット
4 書き込みユニット
15 感光体
17 定着装置
23 出力ユニット
25 CCD
30 操作部
64 セレクタ
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
68 CPU
69 ROM
70 RAM
81 入力データセレクタ
83 1次圧縮/伸長
84 出力データセレクタ
85 2次圧縮/伸長
86 1次記憶装置
87 2次記憶装置

Claims (2)

  1. 原稿から画像データを読み取る読み取りユニットと、
    複数のエリアに分割され、前記読み取りユニット又は他の画像入力手段からの原稿1ページ分の画像データをそれぞれのエリア毎に記憶する1次記憶手段と
    大量の画像データを記憶できる2次記憶手段と
    前記1次記憶手段の複数のエリアに別々に記憶されている2ページ分の画像データから記録紙の第1面と第2面をそれぞれ別々に印字して両面印刷が可能な印字手段と
    前記1次記憶手段への前記画像データの記憶、読み出しと同期して前記1次記憶手段に記憶されている画像データを基に前記印字手段の印字動作を制御する制御手段と
    記録紙を前記印字手段に給送する給紙手段と
    印字された記録紙を再び前記印字手段へ給送する再給紙手段とを備え、
    前記制御手段は、両面印刷を行う場合、前記印字手段により最初第1面に印字された記録紙が前記再給紙手段により再び前記印字手段に到達するまで、前記給紙手段により給送される別の新しい記録紙の第1面を所定枚数続けて印字し、最初に第1面に印字された記録紙が前記再給紙手段により前記印字手段に到達すると、その記録紙の第2面を印字、以降、前記給紙手段により新しく給送される記録紙の第1面への印字と、第1面への印字が既に行われ前記再給紙手段により再供給される記録紙の第2面の印字とを交互に行うよう制御すると共に、両面印刷中に他の画像入力手段からの割り込み印刷を行う場合、前記1次記憶手段の複数のエリアうち、まだ一度も印字が行われていない画像データを記憶する所定エリアへの上書きを禁止して、他のエリアに前記他の画像入力手段から入力された画像データを記憶させて割り込み印刷を行うよう制御する画像形成装置において、
    前記読み取りユニットで原稿から画像データを読み取っている最中に前記割り込み印刷を行う場合には、前記制御手段は、まだ一度も印字が行われていない画像データを記憶する前記所定エリアの上書き禁止を解除して、該エリアに前記読み取りユニットで読み取った画像データを記憶させると共に、前記割り込み印刷を行うよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記読み取りユニットで原稿から画像データを読み取っている最中に前記割り込み印刷を行う場合、且つ、前記1次記憶手段の複数のエリアが上書き禁止されている場合には、前記制御手段は、印刷順が後に予定されている画像データを記憶するエリアの上書き禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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