JP2008191538A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートクリア実行後に装置の設定をユーザ設定に戻した際に、オートクリア実行前にどの設定項目までユーザ設定をしたかがすぐに分かり、速やかにユーザ設定の続きを再開することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ユーザ設定を受け付ける設定受付手段405と、ユーザ設定の設定情報を記憶する記憶手段403と、ユーザ設定中にユーザによる操作がない状態が所定時間経過すると、装置の設定をユーザ設定から標準設定にリセットするオートクリア手段401とを備える。オートクリア解除手段402は、そのリセット後に、ユーザの操作に応じて、装置の設定を標準設定からリセット前に設定受付手段405が受け付けたユーザ設定に戻す。上記リセット後に標準設定からユーザ設定に戻された場合、表示手段404は、リセット直前に設定受付部405が受け付けた直前ユーザ設定の項目を、他の設定項目と異なる形式で表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関し、詳しくは、装置の設定を所定の標準設定にリセットするオートクリア機能を有する画像形成装置に関する。
近年コピー、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等の複数の機能を兼ね備えたデジタル複合機が広く普及している。このような複合機では、ユーザは、用紙のサイズや向き、部数、倍率、濃度などの各種項目を装置の初期状態として標準設定しておくことができる。そして、ユーザが標準設定と異なる設定で複写する場合には、ユーザが所望の設定(以下、ユーザ設定という。)に変更してから複写する。
オートクリア機能では、例えばジョブの完了から一定時間が経過するまでに操作がなければ、ユーザによる設定を自動的に解除し、装置の設定を標準設定に戻す。これにより、変更された設定のまま他のユーザが意図しない結果を得るのを避けることができる。
ところが、ユーザの意図に反してユーザの設定指示がオートクリアされてしまう場合があった。例えばユーザが設定に手間取っている間に一定時間が経過した場合や、設定中に緊急の用事で(例えば電話がかかってきたとき)複合機の前から離れなければならなくなった場合には、所望のユーザ設定が完了しないうちにオートクリア機能が実行されてしまう。このような場合に備えて、例えば下記特許文献1には、オートクリア機能が実行された後であっても、装置の設定を、オートクリア機能実行前のユーザ設定に戻す画像形成装置が記載されている。これによれば、途中まで行っていた設定状態から続きの設定を行うだけでよく、所望のユーザ設定に速やかに再設定することができる。
特開平11−45032号公報
ところが、オートクリア機能実行前のユーザ設定に戻されても、設定途中であったために本来ユーザが設定したいものからすると中途半端な設定内容になっている。このため、どこまでユーザ設定をしたかが分からなくなり、ユーザ設定の続きを再開する際に設定項目が標準設定の項目なのかユーザ設定の項目なのかを確認しなければならない。例えば、ユーザは、何度もユーザ設定を行っているうちに自分の設定しやすい設定手順が決まってくることが多いのであるが、ユーザ設定中にオートクリアされると、どの設定項目の順番までユーザ設定を行ったかが分からなくなる。また、工場の組み立て時においてユーザ設定が正常に働くかを点検する場合にも、点検者は自分が点検しやすいよう設定順序を決めることが多い。この場合であっても、ユーザ設定中に一度オートクリアされると自分がどの設定項目まで設定したのかを判別することは困難である。
本発明は、上記従来の問題を解決するために提案するものであって、オートクリア機能実行前にどの設定項目までユーザ設定がなされたかが明確になり、次にどこから設定するべきかを容易に判断することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、装置の設定が標準設定である場合には標準設定の設定項目を表示し、装置の設定が前記標準設定からユーザによるユーザ設定にされた場合にはユーザ設定の設定項目を表示する。
また本発明の画像形成装置は、前記ユーザ設定を受け付ける設定受付手段と、前記ユーザ設定の設定情報を記憶する記憶手段と、ユーザ設定中にユーザによる操作がない状態が所定時間経過すると、装置の設定をユーザ設定から所定の標準設定にリセットするオートクリア手段と、前記オートクリア手段が実行された後に、ユーザの操作に基づき、装置の設定を標準設定から前記ユーザ設定に戻すオートクリア解除手段とを備える。オートクリア解除手段は、記憶手段に記憶されたユーザ設定の設定情報を読み出すことによって、標準設定からユーザ設定に戻すことができる。
さらに、画像形成装置は、前記オートクリア解除手段が実行された場合、前記オートクリア手段が実行される直前に設定受付部が受け付けたユーザ設定(以下、直前ユーザ設定よいう。)の項目を、他の設定項目と異なる形式で表示する。
前記表示手段は、例えば前記直前ユーザ設定の項目のみを他の設定項目と異なる色彩で表示しても良い。なお、異なる形式の表示とは、直前ユーザ設定の項目と他の設定項目との色彩を変更する以外に、例えば直前ユーザ設定項目を破線で他の設定項目を実線で表示しても良いし、あるいは直前ユーザ設定項目のみを点滅で表示しても良い。前記他の設定項目とは、前記標準設定項目、あるいは直前ユーザ設定項目以外のユーザ設定項目(すなわち、直前ユーザ設定項目より前に行ったユーザ設定項目)をいう。
以上のように、直前ユーザ設定の項目と、他の設定項目(すなわち、標準設定項目や、直前ユーザ設定項目以外のユーザ設定項目)との表示形式を異ならせることで、オートクリア手段が実行される直前にユーザがどの設定項目についてユーザ設定をしていたかが明確になる。ユーザは設定していく順序は自然と決まっていることから、この直前ユーザ設定の項目が分かれば、次にどこから設定を再開すればいいのかを容易に判断することができる。
本発明の画像形成装置によれば、オートクリア手段の実行後に装置の設定をユーザ設定に戻した場合、前記オートクリア手段実行前にどの設定項目までユーザ設定をしたかがすぐに分かり、オートクリア手段を解除した後速やかにユーザ設定の続きを再開することが出来る。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。この実施の形態において、本発明はデジタル複写機として具体化される。
図1は、本実施の形態における複写機の全体構成を示す図である。デジタル複写機101は、画像読取部102及び画像形成部103を備えており、画像読取部102の上側には、原稿送り装置104が開閉可能に取り付けられている。ユーザは、画像読取部102の筐体上面に配置されたコンタクトガラスのような原稿台105か、原稿送り装置104に原稿を載置する。
画像読取部102は、原稿の画像を読み取りその画像のデジタルデータを生成する。画像読取部102は、原稿台105の下方にラインイメージセンサ106および走査光学系107を有している。走査光学系107は、原稿からの反射光像をラインイメージセンサ106に導く。走査光学系107は、ラインイメージセンサ106と平行な主走査方向に沿って配置された線状の光源108、およびミラー109乃至111を有している。光源108は原稿を照明し、ミラー109乃至111は原稿からの反射光をラインイメージセンサ107の受光面に導く。光源108およびミラー109乃至111は副走査方向に往復動可能である。光源108およびミラー109乃至111が副走査方向に移動することによって、原稿台105に載置された原稿の2次元画像をラインイメージセンサ106で読み取ることができる。イメージセンサ106は、受光面に入射した光像から原稿の画像データを生成する。
画像読取部102は、原稿送り装置104に載置された原稿の画像を読み取ることもできる。原稿送り装置104には、原稿トレイ112、搬送路113および排紙トレイ114が備えられている。原稿送り装置104は、原稿トレイ112にセットされた原稿を1枚ずつ搬送路113へ送り出す。その搬送路113上には画像読取位置115がある。原稿送り装置104にセットされた原稿の画像を読み取る場合、画像読取部102は、光源108およびミラー109乃至111の副走査方向の位置を画像読取位置115に合わせて一時的に固定する。搬送路113上の原稿が画像読取位置115を通過するとき、光源108で原稿を照明し、原稿の画像を読み取る。画像読取位置115を通過した原稿は、排紙トレイ114に排出される。
画像形成部103は、画像読取部102で得た画像データや、ネットワークを通じて他の機器から受信した画像データを用紙に印刷する。画像形成部103には、感光体ドラム116が設けられている。この感光体ドラム116は、一定速度で矢印117の方向に回転する。感光体ドラム116の周囲には、回転方向の上流側から順に、帯電器118、露光器119、現像器120、転写器121などが配置されている。帯電器118は、感光体ドラム116表面を一様に帯電させる。露光器119は、一様に帯電した感光体ドラム116の表面に、画像データに応じて光を照射し、感光体ドラム116上に静電潜像を形成する。現像器120は、その静電潜像にトナーを付着させ、感光体ドラム116上にトナー像を形成する。転写器121は、感光体ドラム116上のトナー像を用紙に転写する。感光体ドラム116が回転することによりこれらのプロセスが一連で行われる。
画像形成部103は、給紙カセット122乃至124か給紙装置125から、感光体ドラム115と転写器121との間の転写部に用紙を給送する。給紙カセット122乃至124は、画像形成部103の下方に配置されており、それぞれ500枚程度の用紙を収容する。給紙カセット122乃至124からの用紙は、搬送ローラ126によりレジストローラ127へ搬送される。レジストローラ127は、原稿の読取と同期して転写部に用紙を送り込む。転写部でトナー像を転写した用紙は、定着器130に搬送される。定着器130は、定着ローラ131および加熱ローラ132を有しており、熱と押圧力によってトナー像を用紙に定着する。画像形成部103は、定着器130を通過した用紙を排紙トレイ133へ排紙する。
図2は、複写機における操作パネルの外観の一例を示す図である。ユーザは、操作パネル201を用いて、上述のような複写機に複写開始やその他の指示を与えたり、複写機の状態や設定を確認したりすることができる。操作パネル201には、タッチパネル付きディスプレイ202や操作キー203が配置されている。
ディスプレイ202は、設定部204およびメッセージ表示部205を有する操作画面を表示する。
設定部204には、用紙のサイズや向き、複写倍率、濃度などの設定を行う領域が設けられている。この設定部204により、複写機の設定を標準設定として初期設定しておくことができる。この標準設定の項目としては、用紙のサイズや向き、部数、倍率、濃度などの各種項目があり、それぞれの設定項目についてユーザが最も頻繁に使用する状態に設定する。例えば、用紙のサイズについては「自動用紙」に、部数については「1部」に、倍率については「等倍」に、濃度については「普通」に標準設定しておく。標準設定されている設定項目は設定部204に表示される。例えば、標準設定されている設定項目は黒色で表示され、設定されていない項目は白色で表示される。ユーザは、この表示を見て現在の複写機がどのように設定されているか、すなわち標準設定の設定内容を確認する。
またユーザは、設定部204により、複写機の設定を、前記標準設定から所望の設定(ユーザ設定)に変更することもできる。例えば、倍率を1.5倍に拡大したい場合は倍率の欄に「150%」と入力し、5部の部数を複写したい場合は部数の欄に「5部」と入力する。標準設定からユーザ設定に変更された内容は、設定部204に表示される。例えば、標準設定されていた設定項目が黒色から白色に表示され、ユーザ設定された設定項目が白色から黒色に表示される。ユーザは、この表示を見て複写機の設定がどのように変更されたか、すなわちユーザ設定の設定内容を確認する。
メッセージ表示部205は、コピーが可能かどうかや用紙の補給が必要かどうかなどの複写機の状態や、複写部数、複写倍率、選択された用紙のサイズなどの設定をユーザに知らせるメッセージを表示する。
操作キー203は、テンキー206やスタートキー207、クリアキー208を含む。テンキー206は、複写部数を指定したり、複写倍率を設定したりするのに用いることができる。ユーザがそれらの設定(すなわちユーザ設定)をすると、例えば「コピーできます(設定あり)。」のようなメッセージを表示部205に表示し、ユーザによる設定が行われたことを通知する。スタートキー207は、複写開始を指示するのに用いる。ユーザは、自身でした設定を解除する場合、クリアキー208を操作する。ユーザによる設定を機械が受け付けているかどうかは上述のメッセージで判断することができるので、その設定が不要になれば、クリアキー208を操作すればよい。それによって、複写機の設定はユーザが入力したユーザ設定から標準設定に戻る。
また、この実施形態では、ユーザが手動でユーザ設定を解除しない場合でも、そのユーザ設定を自動的に解除するオートクリア手段を有している。ユーザによる設定が行われてから一定期間が経過しても操作がない場合には、ユーザ設定を解除し、複写機の設定を標準設定に戻して初期化する。このオートクリア手段により、ユーザが入力したユーザ設定を毎回解除する必要はなく、また、他のユーザが意図せず標準設定以外の設定で複写をしてしまうのを避ける。
しかしながら、ユーザの意図に反してユーザ設定がオートクリアされてしまう場合があった。例えばユーザが、何らかの事情で設定に手間取り、ユーザ設定が完了しないうちにオートクリア手段が実行される場合や、ユーザ設定中に複写機から離れなければならない緊急の用事(例えば、電話が掛かってきた場合等)ができ、その間にオートクリア手段が実行される場合等がこれに該当する。
そこで、本実施形態の操作キー203には、装置の設定をオートクリア手段実行前のユーザ設定に戻すためのオートクリア解除キー209が含まれる。オートクリア解除キー209を操作することで、ユーザの意図に反してオートクリア手段が実行された場合であっても、複写機の設定を、オートクリア手段実行前までのユーザ設定に戻す。これにより、途中まで行っていたユーザ設定の続きから設定を再開することができる。
図3は複写機における制御系ハードウェアの概略構成図である。複写機100本体の制御回路301は、上述のような設定や指示を受け付けて複写機を動作させたりする。その制御回路301には、操作パネルの回路302や給紙装置等のそれぞれの回路が接続される。
制御回路301は、CPU(Central Processing Unit)303およびバス304を備えている。このバス304には、ROM(Read Only Memory)305やRAM(Random Access Memory)306が接続されている。ROM305には、制御プログラムおよび標準設定やその他のデータが格納されている。CPU303は、ROM305の制御プログラムを読み出して実行し、その制御プログラムが、同じくROM305に記憶されている、各駆動部に対応するドライバとデータや命令を授受することにより各駆動部の動作を制御する。RAM306は、CPU303の作業領域として用いられたり一時的なデータ(例えば、ユーザ設定のデータ)を格納したりするのに用いられる。
制御回路301のバス304には、内部インターフェイス309も接続されている。内部インターフェイス309は、操作パネルの回路302やその他の回路を制御回路301と接続する。CPU303は、内部インターフェイス309を通じて、操作パネル等の回路からの信号を受信したり、操作パネル等の回路へ信号を送信したりする。
操作パネルの回路302では、バス311に、CPU312やタッチパネル313、ディスプレイ202、操作キー203、内部インターフェイス314を備える。操作キー203やタッチパネル313をユーザが操作すると、CPU325は、内部インターフェイス314を通じて、その操作に基づく信号を制御回路301に送信する。例えば濃度や複写倍率を操作キー203やタッチパネル313でユーザ設定すると、その設定情報が制御回路301に送られる。制御回路301は、その設定情報にしたがって画像形成部を制御する。
次に図4、図5を参照しながら、オートクリア機能が実行される場合の処理手順について説明する。図4は、本実施形態の複写機の機能ブロック図を示す。図5は、オートクリア機能が実行される場合の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが、標準設定の設定項目の一部を変更して、所望のユーザ設定に設定し直しているとする。なおユーザは、何度もユーザ設定を行っている間に設定手順に慣れ、自分の設定しやすい順序にしたがって、ユーザ設定を行っていく。このとき、複写機の設定受付手段405は、ユーザによる設定入力を受け付けている状態にある(S1)。
ユーザ設定がなされると、ディスプレイ202には、表示手段404によって標準設定から変更したユーザ設定の項目、例えば複写部数、複写倍率、選択された用紙のサイズなどの設定項目が表示される(S2)。この表示により、ユーザは標準設定からどの設定項目を変更したかを確認する。
ある設定入力から所定時間が経過しても次の設定入力がない場合(S3)、ユーザが行ったユーザ設定の設定情報を記憶手段403に記憶する(S4)。記憶手段403は、前記RAM306、ROM305等で構成され、前記ユーザ設定の設定情報を一時的に記憶する。本実施形態で記憶される設定情報には、どの設定項目をユーザ設定したか(設定項目の内容)や、どの順番で設定項目をしたか(設定項目の順序)等が含まれる。また、前記記憶手段403には、後述するようにユーザ設定以外にも、標準設定の設定内容や、後述するオートクリアプログラム、オートクリア解除プログラム等の制御プログラムも記憶する。
ユーザ設定の設定情報が記憶手段403に記憶されると、オートクリア手段401が実行される(S5、S6)。オートクリア手段401は、ユーザによる操作がない状態が所定時間経過すると、複写機の設定を所定の標準設定にリセットする。具体的には、記憶手段403に記憶されている前記オートクリアプログラムが、同じく記憶手段403に記憶されている標準設定の設定情報を読み出し(S5)、複写機の設定をユーザ設定から標準設定に初期化する(S6)。
オートクリア手段が実行されると、ディスプレイ202には前記表示手段404によって標準設定の設定項目が表示される(S7)。この表示により、ユーザは複写機の設定が標準設定にリセットされたこと知ることができる。
以上が、オートクリア手段が実行される場合の処理手順である。
ところが、上述のように、上記オートクリア手段がユーザの意図に反して実行される場合がある。このような場合に備えて、本実施形態の複写機は、オートクリア手段が実行された後に、オートクリア機能を解除して元のユーザ設定に戻すオートクリア解除機能を備えている。
次に図4、図6を参照しながらオートクリア機能が解除される場合の処理手順について説明する。図6は、オートクリア機能が解除される場合の処理手順を示すフローチャートである。
上述のように、ユーザの意図に反してオートクリア手段が実行された場合、ユーザはオートクリア解除キー209を押下する。
オートクリア解除キー209のキー入力を受け付けると(S11)、オートクリア解除手段402によりオートクリアは解除される。オートクリア解除手段402は、オートクリア手段が実行された後に、ユーザのオートクリア解除キー209の操作に基づき、複写機の設定を標準設定からオートクリア手段が実行される前のユーザ設定に戻す。具体的には、記憶手段403に記憶されているオートクリア解除プログラムが、記憶手段403に記憶されているユーザ設定の設定情報を読み出すことで(S12)、複写機の設定を標準設定からユーザ設定に戻す(S13)。これにより、ユーザの意図に反してオートクリア手段が実行された場合であっても、ユーザは一から所望のユーザ設定に設定し直す必要はなく、オートクリア実行前に設定されていた状態から設定を再開することができる。
そして、オートクリア手段が解除されると、ディスプレイ202には、表示手段404によってオートクリア実行前のユーザ設定の設定項目が表示される(S14)。
ここで、オートクリア手段が実行される前にユーザ設定が完了していなかった場合には、ユーザ設定の続きを再開する。ところが、一度オートクリア手段401により標準設定に戻されているため、オートクリア実行前にどの設定項目までユーザ設定をしたかをはっきりと記憶していない場合がある。このような場合には、どこから設定を再開すれば良いのかを判断できず、全ての設定項目について確認しなければならなくなる。このようなとき、ユーザはある一定の決まった順序でユーザ設定することが多いため、どの設定項目までユーザ設定が完了しているかを知ることができれば、続きのユーザ設定をどこから再開するかを容易に判断することができる。
そこで、本実施形態の表示手段404は、前記オートクリア解除手段402により装置の設定がユーザ設定に戻された場合、前記オートクリア手段が実行される直前に設定受付部が受け付けたユーザ設定(以下、直前ユーザ設定という)の項目を、他の設定項目と異なる形式で表示する。具体的には、直前ユーザ設定の項目と前記標準設定の項目(すなわち、ユーザ設定に変更していない設定項目)と異なる形式で表示する(S15)。異なる形式は、直前ユーザ設定の項目と標準設定の項目とが明確に区別できれば特に限定はせず、本実施形態では、直前ユーザ設定の項目と標準設定の項目との色彩を異ならせて表示する。
図7は、本実施形態におけるオートクリア機能が解除された場合のディスプレイの概観図を示す。いま、ユーザは「濃度設定」を「うすい」にユーザ設定し、続いて「出力条件」を「パンチング」にユーザ設定したとする。そして、更に「両面設定」を「両面→片面」にユーザ設定したときに、ユーザの意図に反して標準設定にリセットされ、その後オートクリア解除手段によりユーザ設定の内容に戻った場合を想定する(この場合、「両面設定」の「両面→片面」が直前ユーザ設定となる。)。
この場合は、図7に示すように、直前ユーザ設定の項目「両面→片面」701のみを、例えば赤色で表示する(図7では点模様で表示する)。他方、「倍率設定」、「紙種選択」、「集約設定」の設定項目については標準設定のままであるため、標準設定の「等倍」「普通紙」「片面→片面」702を例えば黒色で表示する(図7では斜線で表示する)。また本実施形態では、直前ユーザ設定項目以外のユーザ設定の項目(すなわち、「濃度設定」の「うすく」703、「出力条件」の「パンチング」703)は、標準設定の項目と同様、黒色で表示する(図7では斜線で表示する)。
このように、直前ユーザ設定の設定項目のみを異なる色で表示することで、直前ユーザ設定の設定項目が明確になり、オートクリア実行前にどの設定項目までユーザ設定が完了したかが直ぐに分かる。その結果、ある一定の順序でユーザ設定をすることが決まっているユーザにとっては、次にどの設定項目からユーザ設定をするべきかを容易に判断できる。
本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複合機などデジタル複写機以外の画像形成装置に適用することも可能である。例えば複合機に本発明を適用する場合、複合機が有するスキャナ機能やプリント機能、ファクシミリ機能といった各種の機能毎にオートリクリア機能を解除するように制御してもよい。
上述のような前記オートクリアプログラムや前記オートクリア解除プログラムは、コンピュータ読取可能な媒体を用いて第三者に提供することができる。例えばプログラムの指令を電気信号や光信号、磁気信号などで表現し、その信号を搬送波に載せて送信することで、同軸ケーブルや銅線、光ファイバのような伝送媒体でそのプログラムを提供することができる。また上述の制御プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録してもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROMやCD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、DVD−RWなどの光学メディアや、フレキシブルディスクのような磁気メディア、フラッシュメモリやRAMのような半導体メモリを利用することができる。
上述した実施の形態は本発明の技術的範囲を制限するものではなく、既に記載したもの以外でも、本発明の範囲内で種々の変形や応用が可能である。
上述の実施形態では、オートクリア解除手段が実行された場合、直前ユーザ設定項目以外のユーザ設定の項目(すなわち、「うすく」、「パンチング」703)は、標準設定の項目と同様、黒色で表示する(図7では斜線で表示する)が、これに限定するものではない。
例えば表示手段は、オートクリア手段実行前にされたユーザ設定の設定順序が分かるように表示しても良い。一例として以下に示すように、ユーザ設定の設定順序を表示する。まず、最初にユーザ設定した「濃度設定」の「うすい」を赤色で表示する。これにより、ユーザは最初にユーザ設定した項目を確認することができる。続いて、前記「うすい」の赤色表示が所定時間経過すると黒色に戻るとともに、次に「出力条件」の「パンチング」を赤色で表示する。この表示により、ユーザは2番目にユーザ設定した項目を確認することができる。最後に前記「パンチング」が赤色表示が所定時間経過すると黒色に戻るとともに「両面設定」の「両面→片面」を赤色で表示する。これにより、ユーザは、オートクリア手段が実行される前にどの順序でユーザ設定をしていたかを思い出すことができ、次にどこから設定を行えばよいかがすぐに分かる。
また上述の実施形態では、直前ユーザ設定の項目と他の設定項目を色彩を異ならせて表示しているが、これに限定するものではない。例えば直前ユーザ設定の設定項目を破線で表示し、他の設定項目を実線で表示しても良い。また、直前ユーザ設定の項目のみを点滅で表示しても良い。
次に、別の実施形態における複写機について説明する。図8は、別の実施形態におけるオートクリア機能が解除された場合のディスプレイの概観図を示す。この実施形態では、直前ユーザ設定の設定項目と、この直前ユーザ設定以外のユーザ設定の項目(すなわち、オートクリア手段実行前において直前ユーザ設定より前に行われたユーザ設定の項目)と、標準設定の設定項目とをそれぞれ異なる色彩で表示する。例えば、図8に示すように、直前ユーザ設定項目(すなわち、「両面→片面」801)を赤色で表示し(図8では、点模様で表示)、標準設定項目(すなわち、「等倍」「普通紙」802)を黒色で表示し(図8では、斜線で表示)、直前ユーザ設定以外のユーザ設定項目(すなわち、「うすく」「パンチング」803)を青色で表示する(図8では、縦線で表示)。
これにより、直前ユーザ設定の設定項目だけでなく、それ以前にユーザ設定した設定項目についても判別できる。このため、ユーザは、自分がどの設定項目までユーザ設定したかをより判断しやすくなる。
本発明にかかる画像形成装置は、複写機やプリンタ、ファクシミリ装置、複合機など様々な機器に有用である。
本実施の形態における複写機の全体構成図。 本実施形態の複写機における操作パネルの外観図。 本実施形態の複写機における制御系ハードウェアの概略構成図。 本実施形態の複写機の機能ブロック図。 オートクリア機能が実行される場合の処理手順を示すフローチャート。 オートクリア機能が解除される場合の処理手順を示すフローチャート。 本実施形態におけるオートクリア機能が解除された場合のディスプレイの概観図。 別の実施形態におけるオートクリア機能が解除された場合のディスプレイの概観図。
符号の説明
100 複写機
201 操作パネル
202 ディスプレイ
203 操作キー
204 設定部
209 オートクリア解除キー
301 制御回路
302 操作パネルの回路
303 制御回路のCPU
305 ROM
306 RAM
312 操作パネルのCPU
401 オートクリア手段
402 オートクリア解除手段
403 記憶手段
404 表示手段
405 設定受付手段

Claims (5)

  1. 装置の設定が所定の標準設定である場合には標準設定の設定項目を表示し、装置の設定が前記標準設定からユーザによるユーザ設定に変更された場合にはユーザ設定の設定項目を表示する画像形成装置であって、
    前記ユーザ設定を受け付ける設定受付手段と、
    前記ユーザ設定の設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記ユーザ設定中にユーザによる操作がない状態が所定時間経過すると、装置の設定をユーザ設定から標準設定にリセットするオートクリア手段と、
    前記オートクリア手段によるリセット後に、ユーザの操作に基づき、装置の設定を前記標準設定から前記オートクリア手段によるリセット前に設定受付手段が受け付けたユーザ設定に戻すオートクリア解除手段と、
    前記オートクリア解除手段により前記標準設定から前記ユーザ設定に戻された場合、前記オートクリア手段によるリセット直前に設定受付部が受け付けた直前ユーザ設定の項目を、他の設定項目と異なる形式で表示する表示手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記表示手段が、前記直前ユーザ設定の項目を、前記標準設定の項目と異なる形式で表示する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段が、前記直前ユーザ設定の項目を、他のユーザ設定の項目と異なる形式で表示する
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記表示手段が、前記直前ユーザ設定の項目と他の設定項目との色彩を異ならせて表示する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記表示手段が、前記オートクリア手段によるリセット前に設定受付部が受け付けたユーザ設定の設定順序を表示する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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