JP2004186784A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004186784A JP2004186784A JP2002348442A JP2002348442A JP2004186784A JP 2004186784 A JP2004186784 A JP 2004186784A JP 2002348442 A JP2002348442 A JP 2002348442A JP 2002348442 A JP2002348442 A JP 2002348442A JP 2004186784 A JP2004186784 A JP 2004186784A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- page
- image
- document
- instruction
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】ユーザーが意図した通りに複写不要なページを除外して原稿を複写することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】操作を案内するための表示を行う表示器473と、操作指示を受付けるための操作キー471等と、表示器473に操作案内を表示させると共に操作キー472等を介して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示を受付けるページ指定受付部12と、ページ指定受付部12によってページ指定指示が受付けられた場合、このページ指定指示により指定されたページ以外の原稿から取得した画像を複写するべく画像メモリ8、HDD9、記録部40等の動作を制御する複写制御部11とを備えた。
【選択図】図2
【解決手段】操作を案内するための表示を行う表示器473と、操作指示を受付けるための操作キー471等と、表示器473に操作案内を表示させると共に操作キー472等を介して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示を受付けるページ指定受付部12と、ページ指定受付部12によってページ指定指示が受付けられた場合、このページ指定指示により指定されたページ以外の原稿から取得した画像を複写するべく画像メモリ8、HDD9、記録部40等の動作を制御する複写制御部11とを備えた。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像を複写する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、表裏両面に画像が形成された両面原稿を複写する場合に、原稿の表裏を反転させる反転機構を備えた自動原稿給送装置を用いて一枚ずつ原稿を画像読み取り位置に搬送し、1ページ分の画像データを取得すると共に、さらにこの原稿を反転させて裏面に形成された1ページ分の画像データを取得し、このようにして原稿の表裏両面から取得した2ページ分の画像データを2枚の記録紙の片面に1ページずつ複写する両面から片面への分割コピーモードを備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
また、本の見開き原稿を複写する場合に、本の見開きの2ページ分の画像データを2枚の記録紙の片面に1ページずつ複写するブック原稿分割コピーモードを備えた画像形成装置も知られている。
【0004】
ところが、両面原稿の中に片面原稿が混在している場合や本の見開き原稿の片側ページが白紙である場合に、このような分割コピーモードにより原稿を複写すると、片面原稿の裏側や本の見開き原稿の白紙ページ等の画像が形成されていないページが複写され、用紙の無駄が生じるという問題があった。そこで、複写が不要な原稿の白紙ページを、例えば原稿から読み取った画像データの情報量を基準値と比較することにより検出し、その白紙ページについては複写を行わないようにする画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−278484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、原稿から読み取った画像データの情報量から白紙ページを検出する場合、原稿の汚れや原稿の用紙の色等と、原稿に形成された画像とを判別することが難しく、そのため複写が不要なページをユーザーが意図した通りに除外して複写を行うことが困難であるという不都合があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ユーザーが意図した通りに複写不要なページを除外して原稿を複写することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数ページの原稿から取得した画像を記録紙に複写する画像形成装置であって、操作を案内するための表示を行う表示手段と、操作指示を受付けるための操作手段と、前記表示手段に操作案内を表示させると共に前記操作手段を介して前記原稿に対して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示を受付けるページ指定受付手段と、前記ページ指定受付手段によって前記ページ指定指示が受付けられた場合、前記ページ指定指示により指定されたページ以外の原稿から取得した画像を複写する複写手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、表示手段によって操作案内が表示され、ページ指定受付手段によって前記原稿に対して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示が受付けられ、このページ指定指示により指定されたページ以外の原稿が複写される。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ページ指定受付手段は、前記複数ページの原稿から取得した画像を表わす画像データをページ毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された画像データを、前記表示手段によりページ毎に選択可能に画像表示させる選択表示制御手段と、前記表示手段により表示された画像を選択するための画像選択指示を前記操作手段を介して受付ける画像選択手段とを備え、前記ページ指定受付手段は、前記画像選択指示により選択指示された画像を、前記複写を除外するページとする前記ページ指定指示を受付けることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、記憶手段によって、複数ページの原稿から取得した画像を表わす画像データがページ毎に記憶され、記憶手段により記憶された画像データは、表示手段によりページ毎に選択可能に画像表示される。そして、画像選択指示により選択指示された画像のページが前記ページ指定指示として受付けられる。この場合、ユーザーは、原稿から取得した画像に基づいて、複写を除外するページを指定することが可能になる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記選択表示制御手段は、前記記憶手段によって記憶された原稿の各ページの画像データを一覧にして前記表示手段に画像表示させ、前記画像選択手段は、この一覧にして表示された画像の中から所定の画像を選択する指示を、前記操作手段を介して前記画像選択指示として受付けることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、記憶手段によって記憶された原稿の各ページの画像データが一覧にして表示手段に画像表示され、この一覧にして表示された画像の中から所定の画像を選択する指示が、画像選択手段によって、前記画像選択指示として受付けられる。この場合、ユーザーは、表示手段に一覧にして画像表示された原稿の画像を見ながら複写を除外するページを指定することが可能になる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記選択表示制御手段は、前記記憶手段によって記憶された画像データのページを指定するためのページ番号の入力を前記操作手段を介して受付けると共に、このページ番号で指定されたページの画像データを前記表示手段により画像表示させ、前記画像選択手段は、前記表示手段により画像表示されたページの画像を選択する指示を、前記操作手段を介して前記画像選択指示として受付けることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、記憶手段によって記憶された画像データのページを指定するためのページ番号が、選択表示制御手段によって受付けられ、このページ番号で指定されたページの画像データが表示手段により画像表示される。そして、この画像表示されたページの画像を選択する指示が、画像選択手段によって、前記画像選択指示として受付けられる。この場合、ページ番号で指定されたページの画像のみが表示手段で表示されるので、指定されたページの画像を大きく表示することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。
【0017】
複写機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。また、複写機1のフロント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、分割コピーモード等の各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示する液晶表示器等からなる表示器473と、表示器473に表示された情報を選択するためのカーソルを上に移動させるための上カーソルキー474と、このカーソルを下に移動させるための下カーソルキー475と、分割コピーモード等のモード選択指示を入力するためのモードキー476と、操作指示入力を確定するためのOKキー477とを備えた操作パネル47が設けられている。
【0018】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置に移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部10へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部10へ出力する。
【0019】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ51から読取可能にしている。
【0020】
また、原稿給送部6は、可倒式に構成されており、原稿台52上面を開放するように上方に持ち上げることにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置することが可能にされている。
【0021】
本体部2は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
【0022】
記録部40は、スキャナ51で取得された画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する画像形成部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等により記録紙を搬送し、その記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出する用紙搬送装置46とを備える。
【0023】
図2は、図1に示す複写機1の概略構成の一例を示すブロック図である。画像メモリ8は、スキャナ51によって読み取られた原稿画像のデータが一時的に記憶されるメモリである。HDD(Hard Disk Drive)9は、スキャナ51によって読み取られた原稿画像のデータがページ毎にそのページ番号と関連付けられて記憶される記憶装置である。
【0024】
制御部10は、装置全体の動作を司るもので、例えば複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memoly)や、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラムをROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等から構成される。そして、複写動作を制御するためのプログラムを実行することにより複写制御部11として機能する。この場合、操作パネル47によって受付けられた指示入力に応じて、画像メモリ8、HDD9、スキャナ51、原稿搬送機構63、記録部40、及び操作パネル47の各部の動作を制御するための制御信号を出力することにより、複写機1に所定の複写動作を行わせる。
【0025】
また、制御部10は、分割コピーモードでの動作制御を行う場合、複写しないページの指示を受付けるための制御を行うページ指定受付部12、及びページ指定受付部12で受付けられた原稿のページを記憶する指定ページ記憶部121としても機能する。
【0026】
次に、上記のように構成された複写機1による複写動作について説明する。図3、図4は、図2に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。説明のため、原稿載置部61には、図5に示す両面原稿が載置されているものとする。図5に示す両面原稿は、1枚目の表面(1ページ)に画像A、1枚目の裏面(2ページ)に画像B、2枚目の表面(3ページ)に画像C、2枚目の裏面(4ページ)に画像D、3枚目の表面(5ページ)に画像E、3枚目の裏面(6ページ)は白紙、以下4枚目と5枚目の7〜10ページに順にF,G,H,Iの画像が形成されている。
【0027】
まず、ステップS101において、ユーザーによりモードキー476が押下されたことが制御部10によって受付けられると、制御部10から表示器473へモードを選択するための画面を表示させるデータが出力され、表示器473によって、図6に示すモード選択画面が表示され、選択可能なモードの一覧リストが表示される。次に、ユーザーにより下カーソルキー475が押下されたことが制御部10によって受付けられると、図7に示すように、一覧リストのモードを指示するカーソル501が下方向に移動表示され、一覧リストの下側に表示されていた分割モードが指示される。そして、ユーザーによりOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、分割コピーモードが選択されると共にステップS102へ移行する。
【0028】
次に、ステップS102において、制御部10から表示器473へ分割コピーの種類を選択する画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって、図8に示す種類選択画面が表示され、両面から片面への分割コピーモードと、ブック原稿分割コピーモードとが選択可能にされる。そして、両面から片面への分割コピーモードがカーソル501によって指示されている状態でOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、両面から片面への分割コピーモードが選択されると共にステップS103へ移行する。
【0029】
次に、ステップS103において、制御部10から表示器473へ原稿編集の設定画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって、図9に示す原稿編集設定画面が表示される。そして、原稿編集を”しない”がカーソル501によって指示されている状態でユーザーによりOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、通常の複写動作を行うべくステップS109へ移行し、一方、原稿編集を”する”がカーソル501によって指示されている状態でOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、複写除外ページの指定を受付けるべくステップS104へ移行する。
【0030】
次に、ステップS104において、ページ指定受付部12から表示器473へ複写除外ページの設定画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって図10に示す複写除外ページ指定画面が表示される。そして、ステップS105において、原稿のページを指示するためのテンキー472の”6”のキーがユーザーにより押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられ、その指示されたページ番号”6”が表示器473の右下方に表示される(図11参照)。
【0031】
さらに、ステップS106において、ユーザーにより下カーソルキー475が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると、図12に示すようにカーソル501が下方向に移動表示され、”コピーしない”が指示される。そして、この状態でOKキー477が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると(ステップS106でYES)、”コピーしない”が設定されたことを示すべく、”コピーしない”が白黒反転した白抜きで文字表示され(図13参照)、ステップS107へ移行する。
【0032】
次に、ステップS107において、ステップ105で受付けられた原稿のページ、例えば”6”が、コピー対象外の原稿を指定するコピー対象外指定ページ番号として、指定ページ記憶部121に記憶される。そして、”設定終了”がカーソル501によって指示されている状態(図14参照)でユーザーによりOKキー477が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると、複写除外ページの指定処理を終了してステップS109へ移行し(ステップS108でYES)、一方、テンキー472が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると(ステップS108でNO)、新たな複写除外ページの指定を受付けるべくステップS105へ移行し、ステップS106〜S108の処理が再び実行される。
【0033】
次に、ステップS109において、複写制御部11から表示器473へ複写部数の設定画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって図15に示す複写部数設定画面が表示される。そして、ユーザーによりテンキー472が押下されることにより、そのテンキー472で示される数字が複写部数設定値として複写制御部11によって受付けられると共に記憶される。そして、ユーザーによりスタートキー471が押下されたことが複写制御部11によって受付けられると、原稿画像の読み取りを開始すべくステップS110へ移行する。
【0034】
次に、ステップS110において、複写制御部11により、ページをカウントするための変数iに1が代入される。そして、複写制御部11により、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号であるか否かが判断され、指定ページである場合(ステップS111でYES)にはステップS112に移行して、複写制御部11から原稿搬送機構63へ原稿を1ページ搬送させるための制御信号が出力され、原稿搬送機構63により原稿が1ページ分、画像読み取り動作を行うことなく搬送される。
【0035】
この場合、iページが原稿の表面であった場合は、原稿搬送機構63の用紙反転機構によって原稿が表裏反転されることにより原稿のページが1ページ進められ、iページが原稿の裏面であった場合には、その原稿は原稿搬送機構63によって原稿排出部62に排出される。
【0036】
一方、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号ではない場合(ステップS111でNO)は、ステップS113に移行し、複写制御部11から原稿搬送機構63へ原稿を1ページ搬送させるための制御信号が出力され、iページが原稿の表面であった場合は原稿搬送機構63によって原稿載置部61から1枚ずつ繰り出された原稿が原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送され、一方、iページが原稿の裏面であった場合は、原稿が表裏反転された後、原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送される。そして、この原稿の搬送動作と同期して、複写制御部11からスキャナ51へ原稿画像の読み取りを行わせる制御信号が出力され、スキャナ51によって、原稿読取スリット53と対向する位置へ搬送されてきたiページの原稿画像が読み取られ、この原稿画像を表わす画像データが画像メモリ8によって受信されると共に記憶される。
【0037】
次に、ステップS114において、画像メモリ8によって記憶された画像データが、HDD9によって受信されると共にiページの画像データとして記憶される。次に、ステップS115において、原稿載置部61に載置されている原稿の有無を検出する図略の原稿センサにより原稿の有無が検出され、原稿が検出されなかった場合には、複写制御部11によって、原稿読み取りが終了したと判断され(ステップS115でYES)、画像形成処理を行うべくステップS117へ移行し、一方原稿が検出された場合(ステップS115でNO)には、ステップS116へ移行し、次ページの原稿読み取りを行うべく複写制御部11によって変数iに1が加算された後、再びステップS111〜S115の処理が実行される。
【0038】
なお、ステップS110〜S116の原稿画像読み取り処理において、ステップS102でブック原稿分割コピーモードが選択されている場合には、原稿台52には見開き状態にされた本が載置されるので、1回の原稿読み取り動作で2ページ分の原稿画像が取得される。そのため、例えば、ステップS111では、iページとi+1ページとの両ページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号であった場合は原稿の読み取り動作を行わずにステップS115へ移行し、一方、iページ又はi+1ページのいずれかのページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号でなかった場合は、ステップS113へ移行して見開き2ページ分のブック原稿の画像読み取りを行い、ステップS114では、例えば、その原稿画像の右半分をiページの画像データ、左半分をi+1ページの画像データとしてHDD9に記憶するようにしてもよい。
【0039】
そして、ステップS115では、例えば次のブック原稿の載置を促す案内表示を表示器473に表示させる等の処理を行い、操作パネル47を介して次のブック原稿の読み取りを要求するユーザー指示が受付けられた場合にステップS116へ移行し、ブック原稿の読み取りを終了する指示が受付けられた場合にステップS117へ移行するようにしてもよい。この場合、ステップS116では、変数iに2が加算される。これにより、ブック原稿分割コピーモードが選択されている場合であっても、ステップS117以降、両面から片面への分割コピーモードが選択されている場合と同様に複写処理を行うことが可能となる。
【0040】
次に、複写制御部11により、複写部数をダウンカウントするための変数nに複写部数設定値が代入され(ステップS117)、変数iを初期化すべく1が代入される(ステップS118)。そして、複写制御部11により、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号であるか否かが判断され、指定ページである場合(ステップS119でYES)にはiページの画像形成を行うことなくステップS122へ移行する。
【0041】
これにより、例えば、コピー対象外指定ページ番号として”6”が指定されていた場合には、6ページの原稿画像は複写されない。
【0042】
一方、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号ではない場合(ステップS119でNO)は、ステップS120へ移行する。そして、複写制御部11により、HDD9からiページの画像データが読み出され、その画像データが光学ユニット42へ出力される。
【0043】
次に、ステップS121において、画像形成部44により帯電させられた感光体ドラム43に、光学ユニット42からiページの画像データに基づいてレーザー光が出力され、感光体ドラム43上に静電潜像が形成され、図略の現像部によりその静電潜像がトナー像に現像される。そして、複写制御部11からの制御信号により駆動された給紙ローラ462によって給紙カセット461から記録紙が繰り出され、さらにその記録紙が、複写制御部11からの制御信号により駆動された用紙搬送装置46によって、転写部41へ搬送される。そして、転写部41へ搬送されてきた記録紙に、感光体ドラム43上に形成されたトナー像が転写され、さらにトナー像が転写された記録紙は、定着部45で加熱されて定着された後、スタックトレイ3へ排出される。これにより、iページの画像が片面に複写された記録紙がスタックトレイ3へ排出される。
【0044】
次に、ステップS122において、複写制御部11により、iページがHDD9に記憶された画像データの最後のページであるか否かが判断され、最後のページではない場合は(ステップS122でNO)、さらに次ページの画像データを画像形成すべくステップS123で変数iに1を加算した後、再びステップS119〜S122の処理を実行する。
【0045】
一方、最後のページであった場合は(ステップS122でYES)、複写制御部11によって、複写部数をダウンカウントすべく変数nから1減算(ステップS124)された後にnが零か否かが判断される(ステップS125)。そして、nが零ではなかった場合(ステップS125でNO)は、さらにもう一部複写すべく再びステップS118〜S125の処理が実行される。一方、nが零であった場合(ステップS125でYES)は、複写動作を終了する。
【0046】
以上、ステップS104〜S125に示す処理により、コピー対象外の原稿として指定されたページは複写されることがなく、コピー対象外の原稿として指定されたページ以外のページはすべて複写される。その結果、例えば図5に示す両面原稿を複写する場合、6ページをコピー対象外の原稿として指定することにより、図16に示すように、白紙原稿を除いた出力結果を得ることができる。
【0047】
また、表示器473は、文字記号による表示を用いて操作を案内するので、表示器473として文字記号が表示可能な程度の低解像度、例えば240×64画素の低コストの液晶表示器を用いることができる。
【0048】
なお、複写機1としてデジタル方式のものを例に説明したが、複写機1は、例えば露光ランプ、ミラー、レンズ等を用いて、原稿の画像を光学的に感光体ドラム43上に結像させることにより、感光体ドラム43を露光させるアナログ方式の複写機であってもよい。この場合、例えば、ステップS113で原稿の画像を読み取ると同時に感光体ドラム43を露光させ、ステップS114においてステップS121相当の画像形成動作を行わせることにより、複写機1としてアナログ方式の複写機を用いることが可能である。
【0049】
(第2実施形態)
図17は、本発明の第2の実施形態に係る複写機1の概略構成を示すブロック図である。図2に示す複写機1と図17に示す複写機1とでは、下記の点で異なる。すなわち、図17に示す複写機1は、表示器473の替わりに例えば320×240画素程度のより高解像度での画像表示が可能なタッチスクリーン478を備える。また、タッチスクリーン478は、分割コピーモード等の各種複写動作の設定等を入力するための操作キーを表示可能にされ、この操作キーが押圧されたことを検出することにより、ユーザーからの種々の指示入力を受付けて制御部10へ送信する。
【0050】
また、ページ指定受付部12aは、ユーザに対して複写しないページの指示入力操作を案内するために、この指示入力されたページの原稿画像をタッチスクリーン478に表示させる選択表示制御部122と、選択表示制御部122によってタッチスクリーン478に表示された原稿画像を、複写を行わない原稿として選択する旨のユーザーの操作指示を受付ける画像選択部123とを備える。
【0051】
その他の構成は図2に示す複写機1とほぼ同様であるので、以下、図17に示す複写機1の複写動作について説明する。図18は、図17に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。原稿載置部61には、上述の第2実施形態の場合と同様に、図5に示す両面原稿が載置されているものとする。
【0052】
まず、タッチスクリーン478に図19に示す初期画面が表示された状態で、ユーザーにより機能キー511が押圧されたことが制御部10によって受付けられると、制御部10からタッチスクリーン478へモード選択画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図20に示すモード選択画面が表示され、選択可能なモードの一覧リストが表示される。この場合、機能キー511は、白黒反転した白抜き文字で表示され、機能キー511が選択されたことが判るようにされている。
【0053】
次に、分割コピーモードを設定するための分割モードキー512がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、分割コピーモードが選択されると共にステップS202へ移行する。
【0054】
次に、ステップS202において、制御部10からタッチスクリーン478へ原稿の種類を選択する画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図21に示す原稿の種類選択画面が表示され、両面原稿と、ブック原稿とが選択可能にされる。そして、両面原稿を選択するための両面原稿キー513がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、両面から片面への分割コピーモードが選択されると共にステップS203へ移行する。
【0055】
次に、ステップS203において、制御部10からタッチスクリーン478へ原稿編集の設定画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図22に示す原稿編集設定画面が表示される。そして、原稿編集をしない旨を指示するための”しないキー514”がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、原稿編集をしない旨の原稿編集設定が制御部10によって記憶され、一方、原稿編集をする旨を指示するための”するキー515”がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、原稿編集をする旨の原稿編集設定が制御部10によって記憶される。
【0056】
次に、ステップS204において、制御部10からタッチスクリーン478へ、ユーザーに対してスタートキー471の押下を促す案内画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図23に示す画面が表示される。そして、ユーザーによりスタートキー471が押下されたことが制御部10によって受付けられると、原稿画像の読み取りを行うべく、複写制御部11により、ページをカウントするための変数iに1が代入され(ステップS205)、複写制御部11から原稿搬送機構63へ原稿を1ページ搬送させるための制御信号が出力され、原稿搬送機構63によって原稿載置部61から1枚ずつ繰り出された原稿が原稿読取スリット53と対向する位置へ搬送されると同期して、複写制御部11からスキャナ51へ原稿画像の読み取りを行わせる制御信号が出力され、スキャナ51によって原稿読取スリット53へ搬送されてきたiページの原稿画像が読み取られ、この原稿画像を表わす画像データが画像メモリ8によって受信されると共に記憶される(ステップS206)。
【0057】
次に、ステップS207において、画像メモリ8によって記憶された画像データが、複写制御部11によって、HDD9にiページの画像データとして書込まれる。次に、ステップS208において、原稿載置部61に載置されている原稿の有無を検出する図略の原稿センサにより原稿の有無が検出され、原稿が検出されなかった場合には、複写制御部11によって、原稿読み取りが終了したと判断され(ステップS208でYES)、複写を除外するページの指定を行うべくステップS210へ移行し、一方原稿が検出された場合(ステップS208でNO)には、ステップS209へ移行し、次ページの原稿読み取りを行うべく複写制御部11によって変数iに1が加算された後、再びステップS206〜S208の処理が実行される。
【0058】
次に、ステップS210において、選択表示制御部122からタッチスクリーン478へ、HDD9に記憶された原稿画像データを選択可能にするための画面を表示させるデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図24に示す画面が表示される。図24に示す画面には、原稿のページ番号を示すページ番号キー516が表示され、初期状態で選択されている1ページのページ番号キー516が白抜き文字で表示されている。
【0059】
また、選択表示制御部122によって、白抜き文字で表示されているページ番号キー516のページ番号が受付けられると共に、HDD9からそのページ番号に対応する画像データが読み出され、さらにその画像データが、選択表示制御部122からタッチスクリーン478へ送信される。そして、その画像データが、タッチスクリーン478によって原稿画像表示ウィンドウ518に縮小表示される。したがって、白抜き文字で表示されているページ番号キー516のページ番号が”1”である場合、1ページの原稿画像”A”が原稿画像表示ウィンドウ518に縮小表示される。
【0060】
また、原稿画像表示ウィンドウ518下部のページウィンドウ517には、合計10ページの原稿のうちの1ページの原稿画像が原稿画像表示ウィンドウ518に表示されていることを示す”1/10”の表示がされている。さらに、原稿画像表示ウィンドウ518に表示されているページをコピー対象に指定するための”コピーするキー519”と、そのページをコピー対象外に指定するための”コピーしないキー520”とが画面下部中央に表示されている。この場合、初期状態ではすべての原稿画像ページがコピー対象に指定されているため、”コピーするキー519”が白抜き文字で表示されている。
【0061】
また、図24に示す画面で、例えば6ページのページ番号キー516が押圧されたことが選択表示制御部122によって受付けられると、6ページのページ番号キー516が白抜き文字で表示されると共に、6ページの原稿画像、すなわち白紙が原稿画像表示ウィンドウ518に表示される(図25参照)。これにより、ユーザーは、6ページの原稿画像が白紙であることを確認することができる。
【0062】
次に、ステップS211において、例えば6ページが原稿画像表示ウィンドウ518に表示された状態で”コピーしないキー520”がユーザーにより押圧されたことが画像選択部123によって受付けられると、”コピーしないキー520”が白抜き文字で表示され(図26参照)、さらに6ページがコピー対象外指定ページ番号として、指定ページ記憶部121に記憶される。そして、ユーザーにより設定終了キー521が押圧されたことが画像選択部123によって受付けられると、コピー対象外指定ページの設定を終了して画像形成処理を行うべくステップS212へ移行する。
【0063】
次に、ステップS212において、複写制御部11からタッチスクリーン478へ複写部数の設定画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478に図27に示す画面が表示される。そして、テンキー472が押下されることにより、そのテンキー472で示される数字が複写部数設定値として複写制御部11によって受付けられると共に記憶される。そして、スタートキー471が押下されたことが複写制御部11によって受付けられることにより、画像形成動作が開始される。画像形成動作は、図4に示すステップS117〜S125と同様であるので、以下説明を省略する。
【0064】
以上、ステップS201〜S212、及びステップS117〜S125に示す処理により、コピー対象外の原稿として指定されたページは複写されることがなく、コピー対象外の原稿として指定されたページ以外のページはすべて複写される。その結果、図16に示すように、白紙原稿を除いた出力結果を得ることができる。
【0065】
また、ユーザーは、タッチスクリーン478を用いて指定したページが、意図した通りのページであるか否かを原稿画像表示ウィンドウ518に表示された画像で確認することができるので、複写を除外するページの指定を誤ることが抑制できる。
【0066】
また、原稿画像表示ウィンドウ518には、ページ番号キー516を用いて選択されたページの原稿画像のみが表示されるので、タッチスクリーン478上の大きな面積を原稿画像表示ウィンドウ518に占有させることが可能となり、したがって、指定されたページの画像を大きく表示することができ、視認性が向上する。
【0067】
なお、例えば図24に示したように、ページ番号キー516を用いて選択されたページの原稿画像のみを原稿画像表示ウィンドウ518に表示させる例を示したが、例えば、各ページの原稿画像を小さく縮小表示する等の表示方法により、複数の原稿画像、例えば原稿の全ページ、あるいは原稿の一部分のページを一覧にしてタッチスクリーン478に表示させる構成としてもよい。
【0068】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ページ指定指示により指定されたページ以外の原稿が複写されるので、ユーザーが意図した通りに複写不要なページを除外して原稿を複写することができる。
【0069】
請求項2に記載の発明によれば、ユーザーは、原稿から取得した画像に基づいて、複写を除外するページを指定することができるので、複写を除外するページを誤って指定することを抑制できる。
【0070】
請求項3に記載の発明によれば、ユーザーは、表示手段に一覧にして画像表示された原稿の画像を見ながら複写を除外するページを指定することができるので、ユーザーが複写を除外するページを誤って指定することが抑制できる。
【0071】
請求項4に記載の発明によれば、表示手段は、指定されたページの画像を大きく表示することができるので、表示手段として解像度の低い表示装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る複写機1の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図5】原稿載置部61に載置される両面原稿の一例を示す図である。
【図6】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図7】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図8】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図9】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図10】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図11】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図12】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図13】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図14】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図15】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図16】図1に示す複写機1を用いて複写された記録紙の一例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る複写機1の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図18】図17に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図19】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図20】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図21】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図22】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図23】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図24】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図25】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図26】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図27】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 本体部
5 原稿読取部
8 画像メモリ
9 HDD
10 制御部
11 複写制御部(複写手段)
12,12a ページ指定受付部
40 記録部
47 操作パネル(表示手段、操作手段)
121 指定ページ記憶部
122 選択表示制御部
123 画像選択部
473 表示器
478 タッチスクリーン
518 原稿画像表示ウィンドウ
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像を複写する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、表裏両面に画像が形成された両面原稿を複写する場合に、原稿の表裏を反転させる反転機構を備えた自動原稿給送装置を用いて一枚ずつ原稿を画像読み取り位置に搬送し、1ページ分の画像データを取得すると共に、さらにこの原稿を反転させて裏面に形成された1ページ分の画像データを取得し、このようにして原稿の表裏両面から取得した2ページ分の画像データを2枚の記録紙の片面に1ページずつ複写する両面から片面への分割コピーモードを備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
また、本の見開き原稿を複写する場合に、本の見開きの2ページ分の画像データを2枚の記録紙の片面に1ページずつ複写するブック原稿分割コピーモードを備えた画像形成装置も知られている。
【0004】
ところが、両面原稿の中に片面原稿が混在している場合や本の見開き原稿の片側ページが白紙である場合に、このような分割コピーモードにより原稿を複写すると、片面原稿の裏側や本の見開き原稿の白紙ページ等の画像が形成されていないページが複写され、用紙の無駄が生じるという問題があった。そこで、複写が不要な原稿の白紙ページを、例えば原稿から読み取った画像データの情報量を基準値と比較することにより検出し、その白紙ページについては複写を行わないようにする画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−278484号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、原稿から読み取った画像データの情報量から白紙ページを検出する場合、原稿の汚れや原稿の用紙の色等と、原稿に形成された画像とを判別することが難しく、そのため複写が不要なページをユーザーが意図した通りに除外して複写を行うことが困難であるという不都合があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ユーザーが意図した通りに複写不要なページを除外して原稿を複写することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数ページの原稿から取得した画像を記録紙に複写する画像形成装置であって、操作を案内するための表示を行う表示手段と、操作指示を受付けるための操作手段と、前記表示手段に操作案内を表示させると共に前記操作手段を介して前記原稿に対して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示を受付けるページ指定受付手段と、前記ページ指定受付手段によって前記ページ指定指示が受付けられた場合、前記ページ指定指示により指定されたページ以外の原稿から取得した画像を複写する複写手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、表示手段によって操作案内が表示され、ページ指定受付手段によって前記原稿に対して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示が受付けられ、このページ指定指示により指定されたページ以外の原稿が複写される。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ページ指定受付手段は、前記複数ページの原稿から取得した画像を表わす画像データをページ毎に記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された画像データを、前記表示手段によりページ毎に選択可能に画像表示させる選択表示制御手段と、前記表示手段により表示された画像を選択するための画像選択指示を前記操作手段を介して受付ける画像選択手段とを備え、前記ページ指定受付手段は、前記画像選択指示により選択指示された画像を、前記複写を除外するページとする前記ページ指定指示を受付けることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、記憶手段によって、複数ページの原稿から取得した画像を表わす画像データがページ毎に記憶され、記憶手段により記憶された画像データは、表示手段によりページ毎に選択可能に画像表示される。そして、画像選択指示により選択指示された画像のページが前記ページ指定指示として受付けられる。この場合、ユーザーは、原稿から取得した画像に基づいて、複写を除外するページを指定することが可能になる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記選択表示制御手段は、前記記憶手段によって記憶された原稿の各ページの画像データを一覧にして前記表示手段に画像表示させ、前記画像選択手段は、この一覧にして表示された画像の中から所定の画像を選択する指示を、前記操作手段を介して前記画像選択指示として受付けることを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、記憶手段によって記憶された原稿の各ページの画像データが一覧にして表示手段に画像表示され、この一覧にして表示された画像の中から所定の画像を選択する指示が、画像選択手段によって、前記画像選択指示として受付けられる。この場合、ユーザーは、表示手段に一覧にして画像表示された原稿の画像を見ながら複写を除外するページを指定することが可能になる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、前記選択表示制御手段は、前記記憶手段によって記憶された画像データのページを指定するためのページ番号の入力を前記操作手段を介して受付けると共に、このページ番号で指定されたページの画像データを前記表示手段により画像表示させ、前記画像選択手段は、前記表示手段により画像表示されたページの画像を選択する指示を、前記操作手段を介して前記画像選択指示として受付けることを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、記憶手段によって記憶された画像データのページを指定するためのページ番号が、選択表示制御手段によって受付けられ、このページ番号で指定されたページの画像データが表示手段により画像表示される。そして、この画像表示されたページの画像を選択する指示が、画像選択手段によって、前記画像選択指示として受付けられる。この場合、ページ番号で指定されたページの画像のみが表示手段で表示されるので、指定されたページの画像を大きく表示することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。
【0017】
複写機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。また、複写機1のフロント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、分割コピーモード等の各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示する液晶表示器等からなる表示器473と、表示器473に表示された情報を選択するためのカーソルを上に移動させるための上カーソルキー474と、このカーソルを下に移動させるための下カーソルキー475と、分割コピーモード等のモード選択指示を入力するためのモードキー476と、操作指示入力を確定するためのOKキー477とを備えた操作パネル47が設けられている。
【0018】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置に移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部10へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部10へ出力する。
【0019】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ51から読取可能にしている。
【0020】
また、原稿給送部6は、可倒式に構成されており、原稿台52上面を開放するように上方に持ち上げることにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置することが可能にされている。
【0021】
本体部2は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
【0022】
記録部40は、スキャナ51で取得された画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラム43を露光する光学ユニット42と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する画像形成部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等により記録紙を搬送し、その記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出する用紙搬送装置46とを備える。
【0023】
図2は、図1に示す複写機1の概略構成の一例を示すブロック図である。画像メモリ8は、スキャナ51によって読み取られた原稿画像のデータが一時的に記憶されるメモリである。HDD(Hard Disk Drive)9は、スキャナ51によって読み取られた原稿画像のデータがページ毎にそのページ番号と関連付けられて記憶される記憶装置である。
【0024】
制御部10は、装置全体の動作を司るもので、例えば複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memoly)や、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラムをROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等から構成される。そして、複写動作を制御するためのプログラムを実行することにより複写制御部11として機能する。この場合、操作パネル47によって受付けられた指示入力に応じて、画像メモリ8、HDD9、スキャナ51、原稿搬送機構63、記録部40、及び操作パネル47の各部の動作を制御するための制御信号を出力することにより、複写機1に所定の複写動作を行わせる。
【0025】
また、制御部10は、分割コピーモードでの動作制御を行う場合、複写しないページの指示を受付けるための制御を行うページ指定受付部12、及びページ指定受付部12で受付けられた原稿のページを記憶する指定ページ記憶部121としても機能する。
【0026】
次に、上記のように構成された複写機1による複写動作について説明する。図3、図4は、図2に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。説明のため、原稿載置部61には、図5に示す両面原稿が載置されているものとする。図5に示す両面原稿は、1枚目の表面(1ページ)に画像A、1枚目の裏面(2ページ)に画像B、2枚目の表面(3ページ)に画像C、2枚目の裏面(4ページ)に画像D、3枚目の表面(5ページ)に画像E、3枚目の裏面(6ページ)は白紙、以下4枚目と5枚目の7〜10ページに順にF,G,H,Iの画像が形成されている。
【0027】
まず、ステップS101において、ユーザーによりモードキー476が押下されたことが制御部10によって受付けられると、制御部10から表示器473へモードを選択するための画面を表示させるデータが出力され、表示器473によって、図6に示すモード選択画面が表示され、選択可能なモードの一覧リストが表示される。次に、ユーザーにより下カーソルキー475が押下されたことが制御部10によって受付けられると、図7に示すように、一覧リストのモードを指示するカーソル501が下方向に移動表示され、一覧リストの下側に表示されていた分割モードが指示される。そして、ユーザーによりOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、分割コピーモードが選択されると共にステップS102へ移行する。
【0028】
次に、ステップS102において、制御部10から表示器473へ分割コピーの種類を選択する画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって、図8に示す種類選択画面が表示され、両面から片面への分割コピーモードと、ブック原稿分割コピーモードとが選択可能にされる。そして、両面から片面への分割コピーモードがカーソル501によって指示されている状態でOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、両面から片面への分割コピーモードが選択されると共にステップS103へ移行する。
【0029】
次に、ステップS103において、制御部10から表示器473へ原稿編集の設定画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって、図9に示す原稿編集設定画面が表示される。そして、原稿編集を”しない”がカーソル501によって指示されている状態でユーザーによりOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、通常の複写動作を行うべくステップS109へ移行し、一方、原稿編集を”する”がカーソル501によって指示されている状態でOKキー477が押下されたことが制御部10によって受付けられると、複写除外ページの指定を受付けるべくステップS104へ移行する。
【0030】
次に、ステップS104において、ページ指定受付部12から表示器473へ複写除外ページの設定画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって図10に示す複写除外ページ指定画面が表示される。そして、ステップS105において、原稿のページを指示するためのテンキー472の”6”のキーがユーザーにより押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられ、その指示されたページ番号”6”が表示器473の右下方に表示される(図11参照)。
【0031】
さらに、ステップS106において、ユーザーにより下カーソルキー475が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると、図12に示すようにカーソル501が下方向に移動表示され、”コピーしない”が指示される。そして、この状態でOKキー477が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると(ステップS106でYES)、”コピーしない”が設定されたことを示すべく、”コピーしない”が白黒反転した白抜きで文字表示され(図13参照)、ステップS107へ移行する。
【0032】
次に、ステップS107において、ステップ105で受付けられた原稿のページ、例えば”6”が、コピー対象外の原稿を指定するコピー対象外指定ページ番号として、指定ページ記憶部121に記憶される。そして、”設定終了”がカーソル501によって指示されている状態(図14参照)でユーザーによりOKキー477が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると、複写除外ページの指定処理を終了してステップS109へ移行し(ステップS108でYES)、一方、テンキー472が押下されたことがページ指定受付部12によって受付けられると(ステップS108でNO)、新たな複写除外ページの指定を受付けるべくステップS105へ移行し、ステップS106〜S108の処理が再び実行される。
【0033】
次に、ステップS109において、複写制御部11から表示器473へ複写部数の設定画面を表示させるためのデータが出力され、表示器473によって図15に示す複写部数設定画面が表示される。そして、ユーザーによりテンキー472が押下されることにより、そのテンキー472で示される数字が複写部数設定値として複写制御部11によって受付けられると共に記憶される。そして、ユーザーによりスタートキー471が押下されたことが複写制御部11によって受付けられると、原稿画像の読み取りを開始すべくステップS110へ移行する。
【0034】
次に、ステップS110において、複写制御部11により、ページをカウントするための変数iに1が代入される。そして、複写制御部11により、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号であるか否かが判断され、指定ページである場合(ステップS111でYES)にはステップS112に移行して、複写制御部11から原稿搬送機構63へ原稿を1ページ搬送させるための制御信号が出力され、原稿搬送機構63により原稿が1ページ分、画像読み取り動作を行うことなく搬送される。
【0035】
この場合、iページが原稿の表面であった場合は、原稿搬送機構63の用紙反転機構によって原稿が表裏反転されることにより原稿のページが1ページ進められ、iページが原稿の裏面であった場合には、その原稿は原稿搬送機構63によって原稿排出部62に排出される。
【0036】
一方、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号ではない場合(ステップS111でNO)は、ステップS113に移行し、複写制御部11から原稿搬送機構63へ原稿を1ページ搬送させるための制御信号が出力され、iページが原稿の表面であった場合は原稿搬送機構63によって原稿載置部61から1枚ずつ繰り出された原稿が原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送され、一方、iページが原稿の裏面であった場合は、原稿が表裏反転された後、原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送される。そして、この原稿の搬送動作と同期して、複写制御部11からスキャナ51へ原稿画像の読み取りを行わせる制御信号が出力され、スキャナ51によって、原稿読取スリット53と対向する位置へ搬送されてきたiページの原稿画像が読み取られ、この原稿画像を表わす画像データが画像メモリ8によって受信されると共に記憶される。
【0037】
次に、ステップS114において、画像メモリ8によって記憶された画像データが、HDD9によって受信されると共にiページの画像データとして記憶される。次に、ステップS115において、原稿載置部61に載置されている原稿の有無を検出する図略の原稿センサにより原稿の有無が検出され、原稿が検出されなかった場合には、複写制御部11によって、原稿読み取りが終了したと判断され(ステップS115でYES)、画像形成処理を行うべくステップS117へ移行し、一方原稿が検出された場合(ステップS115でNO)には、ステップS116へ移行し、次ページの原稿読み取りを行うべく複写制御部11によって変数iに1が加算された後、再びステップS111〜S115の処理が実行される。
【0038】
なお、ステップS110〜S116の原稿画像読み取り処理において、ステップS102でブック原稿分割コピーモードが選択されている場合には、原稿台52には見開き状態にされた本が載置されるので、1回の原稿読み取り動作で2ページ分の原稿画像が取得される。そのため、例えば、ステップS111では、iページとi+1ページとの両ページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号であった場合は原稿の読み取り動作を行わずにステップS115へ移行し、一方、iページ又はi+1ページのいずれかのページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号でなかった場合は、ステップS113へ移行して見開き2ページ分のブック原稿の画像読み取りを行い、ステップS114では、例えば、その原稿画像の右半分をiページの画像データ、左半分をi+1ページの画像データとしてHDD9に記憶するようにしてもよい。
【0039】
そして、ステップS115では、例えば次のブック原稿の載置を促す案内表示を表示器473に表示させる等の処理を行い、操作パネル47を介して次のブック原稿の読み取りを要求するユーザー指示が受付けられた場合にステップS116へ移行し、ブック原稿の読み取りを終了する指示が受付けられた場合にステップS117へ移行するようにしてもよい。この場合、ステップS116では、変数iに2が加算される。これにより、ブック原稿分割コピーモードが選択されている場合であっても、ステップS117以降、両面から片面への分割コピーモードが選択されている場合と同様に複写処理を行うことが可能となる。
【0040】
次に、複写制御部11により、複写部数をダウンカウントするための変数nに複写部数設定値が代入され(ステップS117)、変数iを初期化すべく1が代入される(ステップS118)。そして、複写制御部11により、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号であるか否かが判断され、指定ページである場合(ステップS119でYES)にはiページの画像形成を行うことなくステップS122へ移行する。
【0041】
これにより、例えば、コピー対象外指定ページ番号として”6”が指定されていた場合には、6ページの原稿画像は複写されない。
【0042】
一方、iページが指定ページ記憶部121に記憶されているコピー対象外指定ページ番号ではない場合(ステップS119でNO)は、ステップS120へ移行する。そして、複写制御部11により、HDD9からiページの画像データが読み出され、その画像データが光学ユニット42へ出力される。
【0043】
次に、ステップS121において、画像形成部44により帯電させられた感光体ドラム43に、光学ユニット42からiページの画像データに基づいてレーザー光が出力され、感光体ドラム43上に静電潜像が形成され、図略の現像部によりその静電潜像がトナー像に現像される。そして、複写制御部11からの制御信号により駆動された給紙ローラ462によって給紙カセット461から記録紙が繰り出され、さらにその記録紙が、複写制御部11からの制御信号により駆動された用紙搬送装置46によって、転写部41へ搬送される。そして、転写部41へ搬送されてきた記録紙に、感光体ドラム43上に形成されたトナー像が転写され、さらにトナー像が転写された記録紙は、定着部45で加熱されて定着された後、スタックトレイ3へ排出される。これにより、iページの画像が片面に複写された記録紙がスタックトレイ3へ排出される。
【0044】
次に、ステップS122において、複写制御部11により、iページがHDD9に記憶された画像データの最後のページであるか否かが判断され、最後のページではない場合は(ステップS122でNO)、さらに次ページの画像データを画像形成すべくステップS123で変数iに1を加算した後、再びステップS119〜S122の処理を実行する。
【0045】
一方、最後のページであった場合は(ステップS122でYES)、複写制御部11によって、複写部数をダウンカウントすべく変数nから1減算(ステップS124)された後にnが零か否かが判断される(ステップS125)。そして、nが零ではなかった場合(ステップS125でNO)は、さらにもう一部複写すべく再びステップS118〜S125の処理が実行される。一方、nが零であった場合(ステップS125でYES)は、複写動作を終了する。
【0046】
以上、ステップS104〜S125に示す処理により、コピー対象外の原稿として指定されたページは複写されることがなく、コピー対象外の原稿として指定されたページ以外のページはすべて複写される。その結果、例えば図5に示す両面原稿を複写する場合、6ページをコピー対象外の原稿として指定することにより、図16に示すように、白紙原稿を除いた出力結果を得ることができる。
【0047】
また、表示器473は、文字記号による表示を用いて操作を案内するので、表示器473として文字記号が表示可能な程度の低解像度、例えば240×64画素の低コストの液晶表示器を用いることができる。
【0048】
なお、複写機1としてデジタル方式のものを例に説明したが、複写機1は、例えば露光ランプ、ミラー、レンズ等を用いて、原稿の画像を光学的に感光体ドラム43上に結像させることにより、感光体ドラム43を露光させるアナログ方式の複写機であってもよい。この場合、例えば、ステップS113で原稿の画像を読み取ると同時に感光体ドラム43を露光させ、ステップS114においてステップS121相当の画像形成動作を行わせることにより、複写機1としてアナログ方式の複写機を用いることが可能である。
【0049】
(第2実施形態)
図17は、本発明の第2の実施形態に係る複写機1の概略構成を示すブロック図である。図2に示す複写機1と図17に示す複写機1とでは、下記の点で異なる。すなわち、図17に示す複写機1は、表示器473の替わりに例えば320×240画素程度のより高解像度での画像表示が可能なタッチスクリーン478を備える。また、タッチスクリーン478は、分割コピーモード等の各種複写動作の設定等を入力するための操作キーを表示可能にされ、この操作キーが押圧されたことを検出することにより、ユーザーからの種々の指示入力を受付けて制御部10へ送信する。
【0050】
また、ページ指定受付部12aは、ユーザに対して複写しないページの指示入力操作を案内するために、この指示入力されたページの原稿画像をタッチスクリーン478に表示させる選択表示制御部122と、選択表示制御部122によってタッチスクリーン478に表示された原稿画像を、複写を行わない原稿として選択する旨のユーザーの操作指示を受付ける画像選択部123とを備える。
【0051】
その他の構成は図2に示す複写機1とほぼ同様であるので、以下、図17に示す複写機1の複写動作について説明する。図18は、図17に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。原稿載置部61には、上述の第2実施形態の場合と同様に、図5に示す両面原稿が載置されているものとする。
【0052】
まず、タッチスクリーン478に図19に示す初期画面が表示された状態で、ユーザーにより機能キー511が押圧されたことが制御部10によって受付けられると、制御部10からタッチスクリーン478へモード選択画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図20に示すモード選択画面が表示され、選択可能なモードの一覧リストが表示される。この場合、機能キー511は、白黒反転した白抜き文字で表示され、機能キー511が選択されたことが判るようにされている。
【0053】
次に、分割コピーモードを設定するための分割モードキー512がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、分割コピーモードが選択されると共にステップS202へ移行する。
【0054】
次に、ステップS202において、制御部10からタッチスクリーン478へ原稿の種類を選択する画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図21に示す原稿の種類選択画面が表示され、両面原稿と、ブック原稿とが選択可能にされる。そして、両面原稿を選択するための両面原稿キー513がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、両面から片面への分割コピーモードが選択されると共にステップS203へ移行する。
【0055】
次に、ステップS203において、制御部10からタッチスクリーン478へ原稿編集の設定画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図22に示す原稿編集設定画面が表示される。そして、原稿編集をしない旨を指示するための”しないキー514”がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、原稿編集をしない旨の原稿編集設定が制御部10によって記憶され、一方、原稿編集をする旨を指示するための”するキー515”がユーザーにより押圧されたことが制御部10によって受付けられると、原稿編集をする旨の原稿編集設定が制御部10によって記憶される。
【0056】
次に、ステップS204において、制御部10からタッチスクリーン478へ、ユーザーに対してスタートキー471の押下を促す案内画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図23に示す画面が表示される。そして、ユーザーによりスタートキー471が押下されたことが制御部10によって受付けられると、原稿画像の読み取りを行うべく、複写制御部11により、ページをカウントするための変数iに1が代入され(ステップS205)、複写制御部11から原稿搬送機構63へ原稿を1ページ搬送させるための制御信号が出力され、原稿搬送機構63によって原稿載置部61から1枚ずつ繰り出された原稿が原稿読取スリット53と対向する位置へ搬送されると同期して、複写制御部11からスキャナ51へ原稿画像の読み取りを行わせる制御信号が出力され、スキャナ51によって原稿読取スリット53へ搬送されてきたiページの原稿画像が読み取られ、この原稿画像を表わす画像データが画像メモリ8によって受信されると共に記憶される(ステップS206)。
【0057】
次に、ステップS207において、画像メモリ8によって記憶された画像データが、複写制御部11によって、HDD9にiページの画像データとして書込まれる。次に、ステップS208において、原稿載置部61に載置されている原稿の有無を検出する図略の原稿センサにより原稿の有無が検出され、原稿が検出されなかった場合には、複写制御部11によって、原稿読み取りが終了したと判断され(ステップS208でYES)、複写を除外するページの指定を行うべくステップS210へ移行し、一方原稿が検出された場合(ステップS208でNO)には、ステップS209へ移行し、次ページの原稿読み取りを行うべく複写制御部11によって変数iに1が加算された後、再びステップS206〜S208の処理が実行される。
【0058】
次に、ステップS210において、選択表示制御部122からタッチスクリーン478へ、HDD9に記憶された原稿画像データを選択可能にするための画面を表示させるデータが出力され、タッチスクリーン478によって、図24に示す画面が表示される。図24に示す画面には、原稿のページ番号を示すページ番号キー516が表示され、初期状態で選択されている1ページのページ番号キー516が白抜き文字で表示されている。
【0059】
また、選択表示制御部122によって、白抜き文字で表示されているページ番号キー516のページ番号が受付けられると共に、HDD9からそのページ番号に対応する画像データが読み出され、さらにその画像データが、選択表示制御部122からタッチスクリーン478へ送信される。そして、その画像データが、タッチスクリーン478によって原稿画像表示ウィンドウ518に縮小表示される。したがって、白抜き文字で表示されているページ番号キー516のページ番号が”1”である場合、1ページの原稿画像”A”が原稿画像表示ウィンドウ518に縮小表示される。
【0060】
また、原稿画像表示ウィンドウ518下部のページウィンドウ517には、合計10ページの原稿のうちの1ページの原稿画像が原稿画像表示ウィンドウ518に表示されていることを示す”1/10”の表示がされている。さらに、原稿画像表示ウィンドウ518に表示されているページをコピー対象に指定するための”コピーするキー519”と、そのページをコピー対象外に指定するための”コピーしないキー520”とが画面下部中央に表示されている。この場合、初期状態ではすべての原稿画像ページがコピー対象に指定されているため、”コピーするキー519”が白抜き文字で表示されている。
【0061】
また、図24に示す画面で、例えば6ページのページ番号キー516が押圧されたことが選択表示制御部122によって受付けられると、6ページのページ番号キー516が白抜き文字で表示されると共に、6ページの原稿画像、すなわち白紙が原稿画像表示ウィンドウ518に表示される(図25参照)。これにより、ユーザーは、6ページの原稿画像が白紙であることを確認することができる。
【0062】
次に、ステップS211において、例えば6ページが原稿画像表示ウィンドウ518に表示された状態で”コピーしないキー520”がユーザーにより押圧されたことが画像選択部123によって受付けられると、”コピーしないキー520”が白抜き文字で表示され(図26参照)、さらに6ページがコピー対象外指定ページ番号として、指定ページ記憶部121に記憶される。そして、ユーザーにより設定終了キー521が押圧されたことが画像選択部123によって受付けられると、コピー対象外指定ページの設定を終了して画像形成処理を行うべくステップS212へ移行する。
【0063】
次に、ステップS212において、複写制御部11からタッチスクリーン478へ複写部数の設定画面を表示させるためのデータが出力され、タッチスクリーン478に図27に示す画面が表示される。そして、テンキー472が押下されることにより、そのテンキー472で示される数字が複写部数設定値として複写制御部11によって受付けられると共に記憶される。そして、スタートキー471が押下されたことが複写制御部11によって受付けられることにより、画像形成動作が開始される。画像形成動作は、図4に示すステップS117〜S125と同様であるので、以下説明を省略する。
【0064】
以上、ステップS201〜S212、及びステップS117〜S125に示す処理により、コピー対象外の原稿として指定されたページは複写されることがなく、コピー対象外の原稿として指定されたページ以外のページはすべて複写される。その結果、図16に示すように、白紙原稿を除いた出力結果を得ることができる。
【0065】
また、ユーザーは、タッチスクリーン478を用いて指定したページが、意図した通りのページであるか否かを原稿画像表示ウィンドウ518に表示された画像で確認することができるので、複写を除外するページの指定を誤ることが抑制できる。
【0066】
また、原稿画像表示ウィンドウ518には、ページ番号キー516を用いて選択されたページの原稿画像のみが表示されるので、タッチスクリーン478上の大きな面積を原稿画像表示ウィンドウ518に占有させることが可能となり、したがって、指定されたページの画像を大きく表示することができ、視認性が向上する。
【0067】
なお、例えば図24に示したように、ページ番号キー516を用いて選択されたページの原稿画像のみを原稿画像表示ウィンドウ518に表示させる例を示したが、例えば、各ページの原稿画像を小さく縮小表示する等の表示方法により、複数の原稿画像、例えば原稿の全ページ、あるいは原稿の一部分のページを一覧にしてタッチスクリーン478に表示させる構成としてもよい。
【0068】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ページ指定指示により指定されたページ以外の原稿が複写されるので、ユーザーが意図した通りに複写不要なページを除外して原稿を複写することができる。
【0069】
請求項2に記載の発明によれば、ユーザーは、原稿から取得した画像に基づいて、複写を除外するページを指定することができるので、複写を除外するページを誤って指定することを抑制できる。
【0070】
請求項3に記載の発明によれば、ユーザーは、表示手段に一覧にして画像表示された原稿の画像を見ながら複写を除外するページを指定することができるので、ユーザーが複写を除外するページを誤って指定することが抑制できる。
【0071】
請求項4に記載の発明によれば、表示手段は、指定されたページの画像を大きく表示することができるので、表示手段として解像度の低い表示装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る複写機1の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図5】原稿載置部61に載置される両面原稿の一例を示す図である。
【図6】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図7】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図8】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図9】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図10】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図11】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図12】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図13】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図14】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図15】図2に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図16】図1に示す複写機1を用いて複写された記録紙の一例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る複写機1の概略構成の一例を示すブロック図である。
【図18】図17に示す複写機1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【図19】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図20】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図21】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図22】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図23】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図24】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図25】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図26】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【図27】図17に示す複写機1の操作を案内するための表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機
2 本体部
5 原稿読取部
8 画像メモリ
9 HDD
10 制御部
11 複写制御部(複写手段)
12,12a ページ指定受付部
40 記録部
47 操作パネル(表示手段、操作手段)
121 指定ページ記憶部
122 選択表示制御部
123 画像選択部
473 表示器
478 タッチスクリーン
518 原稿画像表示ウィンドウ
Claims (4)
- 複数ページの原稿から取得した画像を記録紙に複写する画像形成装置であって、
操作を案内するための表示を行う表示手段と、
操作指示を受付けるための操作手段と、
前記表示手段に操作案内を表示させると共に前記操作手段を介して前記原稿に対して複写を除外するページを指定するためのページ指定指示を受付けるページ指定受付手段と、
前記ページ指定受付手段によって前記ページ指定指示が受付けられた場合、前記ページ指定指示により指定されたページ以外の原稿から取得した画像を複写する複写手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ページ指定受付手段は、前記複数ページの原稿から取得した画像を表わす画像データをページ毎に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶された画像データを、前記表示手段によりページ毎に選択可能に画像表示させる選択表示制御手段と、
前記表示手段により表示された画像を選択するための画像選択指示を前記操作手段を介して受付ける画像選択手段とを備え、
前記ページ指定受付手段は、前記画像選択指示により選択指示された画像を、前記複写を除外するページとする前記ページ指定指示を受付けることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記選択表示制御手段は、前記記憶手段によって記憶された原稿の各ページの画像データを一覧にして前記表示手段に画像表示させ、
前記画像選択手段は、この一覧にして表示された画像の中から所定の画像を選択する指示を、前記操作手段を介して前記画像選択指示として受付けることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記選択表示制御手段は、前記記憶手段によって記憶された画像データのページを指定するためのページ番号の入力を前記操作手段を介して受付けると共に、このページ番号で指定されたページの画像データを前記表示手段により画像表示させ、
前記画像選択手段は、前記表示手段により画像表示されたページの画像を選択する指示を、前記操作手段を介して前記画像選択指示として受付けることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002348442A JP2004186784A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002348442A JP2004186784A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004186784A true JP2004186784A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32751353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002348442A Pending JP2004186784A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004186784A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081778A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2007116434A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
US8736868B2 (en) | 2005-09-14 | 2014-05-27 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002348442A patent/JP2004186784A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081778A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP4671821B2 (ja) * | 2005-09-14 | 2011-04-20 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置 |
US8736868B2 (en) | 2005-09-14 | 2014-05-27 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus |
JP2007116434A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4786776B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US6795664B2 (en) | Image forming method for handling tab pages | |
JP5129080B2 (ja) | 入出力制御装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP2009296409A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2007223236A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005227588A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2004302958A (ja) | 情報入力装置及び画像形成装置 | |
JP2009037340A (ja) | 表示制御装置及び画像形成装置 | |
JP2004186784A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005234253A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4024771B2 (ja) | 画像読取装置、及び読取機能付き画像形成装置 | |
JP2005298202A (ja) | 記録紙受付システム、記録紙設定システム及び記録紙設定プログラム | |
JP2006039470A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006039469A (ja) | 表示装置、画像形成装置 | |
JP5286189B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2006035583A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011023818A (ja) | 画像編集装置及びコンピュータプログラム | |
JP3934646B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004287042A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4708039B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3538415B2 (ja) | 倍率設定装置を備えた画像形成装置 | |
JP3977834B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006018081A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4643286B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004096245A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050616 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050818 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |