JP3977834B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複数の原稿を読み取り、読み取った複数の原稿画像を記録紙に印刷する画像形成装置に関するものである。
従来より、コピー機や複合機などの画像形成装置において、原稿を複数部数印刷する際に、何部目を印刷しているかを表示画面上に1/10、2/10、・・・、10/10といった表示をさせることが一般的に行われている。
しかし複数ページからなる原稿のコピーにおいて、現在何ページ目を印刷しているかは表示されず、何ページまで印刷動作が進んだかを知るためには、出力中のページをユーザが確認しなければならないといった問題があった。
これを解決するために、プリンタからホストコンピュータに対し現在何ページ目の印刷をしているかを示す識別番号を通知し、何ページ目を印刷中であるかをユーザに知らせるプリンタ制御方法(例えば、特許文献1参照)や、原稿読取装置で読み取った原稿の画像を表示装置に表示させ、送信時に1ページ単位で表示装置に表示するファクシミリ装置の表示方法(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
特開平9−6550号公報 特開平4−123671号公報
しかしながら、上記特許文献1ではページの識別番号をホストコンピュータに通知することで何ページ目を処理しているかがわかるものの、ホストコンピュータを介してしかその情報を知ることができず不便であった。また、上記特許文献2では現在処理中のページがわかるものの、表示が1ページ単位であるために、現在何ページ目を処理しているかを知ることはできないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、複数枚の原稿を印刷する際に現在原稿の何ページ目が印刷されているかを認識することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る画像形成装置は、複数の原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた複数の原稿画像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像を記録紙に印刷する印刷処理手段と、前記印刷処理手段によって印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何頁目であるかを視認可能に表示する表示手段とを備え、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像を所定の頁数単位でグループ化した複数の原稿群画像をグループ化されている原稿画像の頁番号とともに表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を含む前記原稿群画像の各頁の原稿画像を頁番号とともに表示し、前記複数の原稿群画像のうち、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を含む前記原稿群画像を他の原稿群画像とは異なる態様で表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を他の頁の原稿画像とは異なる態様で表示する
この構成によれば、読取手段によって、複数の原稿が読み取られ、記憶手段に読取手段により読み取られた複数の原稿画像が記憶され、印刷処理手段によって、記憶手段に記憶されている複数の原稿画像が記録紙に印刷される。そして、表示手段によって、印刷処理手段により印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何頁目であるかが視認可能に表示される。
また、表示手段によって、記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁が表示され、印刷処理手段により現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像とは異なる態様で表示される。
また、表示手段によって、記憶手段に記憶されている複数の原稿画像を所定の頁数単位でグループ化した原稿群画像が表示され、印刷処理手段により現在印刷されている頁の原稿画像を含む原稿群画像の各頁の原稿画像が表示され、印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像とは異なる態様で表示される。
また、上記の画像形成装置において、前記表示手段の表示画面上に原稿画像の一部分を表示するための範囲を設定する範囲設定手段をさらに備え、前記表示手段は、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を含む前記原稿群画像の各頁の原稿画像を頁番号とともに表示する際、前記範囲設定手段によって設定された前記範囲内の原稿画像のみを表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の前記範囲内の原稿画像を他の頁の前記範囲内の原稿画像とは異なる態様で表示することが好ましい。
この構成によれば、範囲設定手段によって、表示手段の表示画面上に表示する原稿画像の所定の範囲が設定され、表示手段によって、記憶手段に記憶されている各原稿画像のうち範囲設定手段により設定された所定の範囲の画像のみが表示され、印刷処理手段により現在印刷されている頁の所定の範囲の画像が他の所定の範囲の画像とは異なる態様で表示される。
また、上記の画像形成装置において、前記表示手段は、現在印刷されている頁の原稿画像の明度を他の頁の原稿画像の明度よりも高くして表示する、現在印刷されている頁の原稿画像を他の頁の原稿画像よりも拡大して表示する、現在印刷されている頁の原稿画像を他の頁の原稿画像と反転させて表示する、現在印刷されている頁の原稿画像の表示位置を他の頁の原稿画像の表示位置とは異なる位置に表示する、又は現在印刷されている頁の原稿画像を縁取りして表示することが好ましい。
この構成によれば、現在印刷されている頁の原稿画像の明度が他の頁の原稿画像の明度よりも高くして表示される。又は、現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像よりも拡大して表示される。又は、現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像と反転させて表示される。又は、現在印刷されている頁の原稿画像の表示位置が他の頁の原稿画像の表示位置とは異なる位置に表示される。又は、現在印刷されている頁の原稿画像が縁取りして表示される。
また、上記の画像形成装置において、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードと、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷するモノクロモードとに切り替えるモード切替手段をさらに備え、前記モード切替手段によってカラーモードに切り替えられている場合、前記印刷処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷し、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁を概略的に表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像をカラーで表示し、前記モード切替手段によってモノクロモードに切り替えられている場合、前記印刷処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷し、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁を概略的に表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像をモノクロで表示することが好ましい。
この構成によれば、モード切替手段によって、記憶手段に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードと、記憶手段に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷するモノクロモードとに切り替えられる。そして、モード切替手段によりカラーモードに切り替えられている場合、印刷処理手段によって、記憶手段に記憶された複数の原稿画像がカラーで印刷され、表示手段によって、記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁が表示され、印刷処理手段により現在印刷されている頁の原稿画像がカラーで強調して表示される。また、モード切替手段によりモノクロモードに切り替えられている場合、印刷処理手段によって、記憶手段に記憶された複数の原稿画像がモノクロで印刷され、表示手段によって、記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁が表示され、印刷処理手段により現在印刷されている頁の原稿画像がモノクロで強調して表示される。
請求項1に記載の発明によれば、印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何頁目であるかが視認可能に表示されるので、ユーザは、複数枚の原稿を印刷する際に現在原稿の何ページ目が印刷されているかを認識することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
また、現在印刷されている頁の原稿画像が、他の頁の原稿画像とは異なる態様で表示されるので、現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像よりも強調して表示され、ユーザは、強調して表示される原稿画像を見ることによって、現在原稿の何ページ目が印刷されているかを認識することができる。
また、複数の原稿画像を所定の頁数単位でグループ化した原稿群画像が表示され、現在印刷されている頁の原稿画像を含む原稿群画像の各頁の原稿画像が表示され、現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像とは異なる態様で表示されるので、全ての原稿画像を1頁ずつ表示画面に表示することができないほど原稿の枚数が多い場合であっても原稿画像を効率的に表示することができる。
請求項2に記載の発明によれば、表示画面上に表示する原稿画像の所定の範囲が設定され、各原稿画像のうち所定の範囲の画像のみが表示され、現在印刷されている頁の所定の範囲の画像が他の頁の所定の範囲の画像とは異なる態様で表示されるので、原稿画像の一部分が拡大して表示され、各頁の文章等のレイアウトをより視認し易くすることができる。
請求項に記載の発明によれば、現在印刷されている頁の原稿画像の明度が他の頁の原稿画像の明度よりも高くして表示されるので、印刷中の原稿画像を他の原稿画像よりも強調して表示することができる。また、現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像よりも拡大して表示されるので、印刷中の原稿画像を他の原稿画像よりも強調して表示することができる。また、現在印刷されている頁の原稿画像が他の頁の原稿画像と反転させて表示されるので、印刷中の原稿画像を他の原稿画像よりも強調して表示することができる。また、現在印刷されている頁の原稿画像の表示位置が他の頁の原稿画像の表示位置とは異なる位置に表示されるので、印刷中の原稿画像を他の原稿画像よりも強調して表示することができる。また、現在印刷されている頁の原稿画像が縁取りして表示されるので、印刷中の原稿画像を他の原稿画像よりも強調して表示することができる。
請求項に記載の発明によれば、複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードに切り替えられている場合、現在印刷されている頁の原稿画像がカラーで表示され、複数の原稿画像をモノクロで印刷するモノクロモードとに切り替えられている場合、現在印刷されている頁の原稿画像がモノクロで表示されるので、ユーザは印刷中の原稿がカラーで印刷されているのか、モノクロで印刷されているのかを容易に判別することができる。
以下、本発明の一実施の形態による画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示すブロック図である。また、図2は、図1に示す複合機が備える操作部の外部構成を示す図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。図1に示す複合機1は、制御部100、原稿読取部4、原稿給送部5、操作部7、画像メモリ2、HDD(ハードディスクドライブ)3及び印刷処理部6を備えて構成される。
操作部7は、操作キー71,72及び表示部73を備えて構成される。図2に示すように、この操作部7には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー71と、印刷部数等を入力するためのテンキー72と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部73と、表示部73で設定された設定内容等をリセットするリセットキー74と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー75と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー76が備えられている。
図1に戻って、原稿読取部4は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ラン
プ等からなるスキャナ部と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台及び原稿読取スリットとを備える。スキャナ部は、駆動部によって移動可能に構成され、原稿台に載置された原稿を読み取るときは、原稿台に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部100へ出力する。また、原稿給送部5により給送された原稿を読み取るときは、スキャナ部が原稿読取スリットと対向する位置に移動され、原稿読取スリットを介して原稿給送部5による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを後述する制御部100へ出力する。
原稿給送部5は、原稿を載置するための原稿載置部と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部と、原稿載置部に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリットに対向する位置へ搬送し、原稿排出部へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ等からなる原稿搬送機構とを備える。原稿搬送機構は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリットと対向する位置へ再搬送する用紙反転機構を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリットを介してスキャナ部から読み取り可能にしている。
複合機1は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセットから記録紙を1枚ずつ繰り出して印刷処理部6へ搬送する。
印刷処理部6は、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像を記録紙に印刷する。印刷処理部6は、スキャナ部で取得された画像データに基づきレーザ光等を出力して感光体ドラムを露光し、感光体ドラム上にトナー像を形成する画像形成部62と、感光体ドラム上のトナー像を記録紙に転写する転写部63と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部64と、印刷処理部6内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等によって記録紙をスタックトレイ又は排出トレイまで搬送する用紙搬送装置61とを備える。定着部64は、トナー像が転写された印刷用紙を加熱及び加圧することによってトナー像を印刷用紙に定着させる。定着部64によって画像が定着された記録紙は、搬送ローラからスタックトレイ又は排出トレイに排出される。
画像メモリ2は、原稿読取部4によって読み取られた原稿の画像データ、あるいは、図略のネットワークI/F部等を介して外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
HDD3は、原稿読取部4によって読み取られた原稿の画像データ及び上記外部装置から送信されてきた画像データ、並びに当該画像データに設定されている出力形式等が記憶される記憶装置である。
制御部100は、複合機1の制御プログラムを記憶するROM(リードオンリメモリ)、一時的にデータを保管するRAM(ランダムアクセスメモリ)、及び制御プログラム等を上記ROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作部7等において入力された所定の指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行うものである。制御部100は、印刷制御部101及び表示制御部102を備えている。
印刷制御部101は、操作キー(スタートキー)71によって印刷開始の指示が受け付けられた場合、原稿給送部5に対して原稿の読み取り位置への原稿の給送を開始させ、原稿読取部4によって読み取られた原稿画像データを画像メモリ2に記憶する。また、印刷制御部101は、画像メモリ2に記憶されている原稿画像データを読み出し、読み出した原稿画像データを記録紙に印刷するよう印刷処理部6を制御する。
表示制御部102は、印刷処理部6によって印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何ページ目であるかを視認可能に表示するよう表示部73を制御する。そして、表示部73は、印刷処理部6によって印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何ページ目であるかを視認可能に表示する。
なお、表示制御部102は、原稿読取部4によって読み取った原稿画像を表示用の原稿画像に変換し、変換した表示用の原稿画像データを表示部73に出力する。この表示用の原稿画像とは、読み取った原稿画像を表示部73の表示画面の大きさに応じて縮小した画像であり、原稿中の文章をライン状に表し、原稿の文章や画像等のレイアウト(配置位置)を概略的に表す画像である。
次に、第1の実施形態における複合機1の動作について説明する。図3は、図1に示す複合機1の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、操作部7は、ユーザによる印刷開始指示を受け付ける。ここで、ユーザは、印刷部数の設定、用紙サイズの設定、片面又は両面印刷の設定、及び倍率の設定等を表示部73のタッチパネル機能又はテンキー72を用いて行い、スタートキー71を押下することによって印刷の開始を指示する。
次に、ステップS2において、原稿読取部4は、総ページ数がm枚である複数の原稿をページ単位で読み取る。なお、原稿読取部4は、読み取った複数の原稿のページ数をカウントしており、カウントされたページ数mは、制御部100のRAMに記憶される。
次に、ステップS3において、画像メモリ2は、原稿読取部4によって読み取られた複数の原稿画像をページ単位で記憶する。なお、原稿読取部4は、載置された全ての複数の原稿を読み取り、画像メモリ2は、原稿読取部4によって読み取られた全ての原稿画像をページ単位で記憶する。
次に、ステップS4において、表示制御部102は、画像メモリ2に記憶された原稿画像の各ページを表示部73に表示するよう制御し、表示部73は、原稿画像の各ページを表示する。
ここで、表示部73の表示画面に表示される原稿画像について説明する。図4は、本実施形態において、表示部73の表示画面に表示される原稿画像について説明するための図である。なお、図4は、5ページの原稿を1部だけ印刷する場合の例である。図4に示すように、表示部73の表示画面の上部の状態表示領域731には複合機1の現在の状態が表示され、中央部の進行状況表示領域732には複数の原稿画像G1がページ単位で表示され、右下部の部数表示領域733には印刷部数が表示される。図4に示す状態表示領域731には、現在印刷中であることを示す「コピーしています」という文字が表示され、部数表示領域733には、現在印刷している原稿が全体の何部数目であるかが表示される。図4の例では、1部のみ印刷しているので、部数表示領域733には「1/1」と表示されており、x部のうちの1部目が印刷されている場合には、「1/x」と表示される。図4に示す進行状況表示領域732には、5ページ分の原稿画像G1が表示される。また、各ページの原稿画像G1の下方には、それぞれページ番号が表示される。
なお、原稿画像G1は、読み取った文章や画像等の内容を判読可能に表示することが好ましいが、表示部73のサイズが小さい場合や解像度が低い場合は、判読可能に表示することが困難である。そこで、本実施形態では、図4に示すように原稿中の文章をライン状に表示することで、原稿の文章や画像等のレイアウト(配置位置)を概略的に表示している。このように、原稿の文章や画像等のレイアウトを概略的に表示したとしても、現在印刷中の原稿を充分に把握することができる。
図3に戻って、ステップS5において、印刷制御部101は、ページ番号nを1に設定する。なお、ページ番号nと原稿の総ページ数mとは制御部100が備えるRAMに記憶される。
次に、ステップS6において、印刷制御部101は、ページ番号nの原稿画像を画像メモリ2から読み出す。次に、ステップS7において、印刷制御部101は、画像メモリ2から読み出した原稿画像を印刷処理部6へ出力し、印刷処理部6は、原稿画像を記録紙に印刷する。
次に、ステップS8において、表示制御部102は、進行状況表示領域732に表示されている原稿画像のうち、現在印刷中であるページ番号nに対応する原稿画像を強調表示する。例えば、図4では、2ページ目の原稿が印刷されているので、進行状況表示領域732における2ページ目の原稿画像G1が強調表示されているが、この場合、2ページ目の原稿画像G1の明度を他のページ(1,3〜5ページ)の原稿画像G1の明度よりも高くする(ハイライト表示)ことによって、現在印刷中である2ページ目の原稿画像G1を強調して表示している。
なお、本実施形態では、現在印刷されているページの原稿画像の明度を他のページの原稿画像の明度よりも高くすることによって、現在印刷中の原稿画像を強調して表示しているが、本発明は特にこれに限定されず、現在印刷されているページの原稿画像を他のページの原稿画像よりも拡大して表示してもよい。また、現在印刷されているページの原稿画像を他のページの原稿画像と反転させて表示してもよく、現在印刷されているページの原稿画像の表示位置を他のページの原稿画像の表示位置とは異なる位置に表示してもよい。また、現在印刷されているページの原稿画像を縁取りして表示してもよく、現在印刷されているページの原稿画像を他のページの原稿画像よりも浮き立たせて表示してもよい。さらに、現在印刷されているページの原稿画像のみを点滅させて表示してもよい。さらにまた、表示部73がカラー表示可能である場合、現在印刷されているページの原稿画像の色を他のページの原稿画像の色と異なるように表示してもよい。いずれの場合であっても、印刷中の原稿画像を他の原稿画像よりも強調して表示することができる。
図3に戻って、ステップS9において、印刷制御部101は、RAMからページ番号nと総ページ数mとを読み出し、ページ番号nが総ページ数mに達したか否かを判断する。ここで、ページ番号nが総ページ数mに達したと判断された場合(ステップS9でYES)、ステップS11に処理を移行し、ページ番号nが総ページ数mに達していないと判断された場合(ステップS9でNO)、ステップS10に処理を移行する。
ページ番号nが総ページ数mに達していないと判断された場合、ステップS10において、印刷制御部101は、ページ番号nを1だけインクリメントし、ステップS6に処理を戻す。
一方、ページ番号nが総ページ数mに達したと判断された場合、ステップS11において、印刷制御部101は、操作部7によって設定された全ての部数について印刷が終了したか否かが判断される。ここで、全ての部数について印刷が終了したと判断された場合(ステップS11でYES)、処理を終了する。全ての部数について印刷が終了していないと判断された場合(ステップS11でNO)、ステップS5に処理を戻す。
このように、原稿読取部4によって、複数の原稿が読み取られ、画像メモリ2に原稿読取部4により読み取られた複数の原稿画像が記憶され、印刷処理部6によって、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像が記録紙に印刷される。そして、表示制御部102によって、印刷処理部6により印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何ページ目であるかが視認可能に表示される。
したがって、印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何ページ目であるかが視認可能に表示されるので、ユーザは、複数枚の原稿を印刷する際に現在原稿の何ページ目が印刷されているかを認識することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
また、表示制御部102によって、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像の各ページが表示され、印刷処理部6により現在印刷されているページの原稿画像が他のページの原稿画像とは異なる態様で表示される。
したがって、現在印刷されているページの原稿画像が、他のページの原稿画像とは異なる態様で表示されるので、現在印刷されているページの原稿画像が他のページの原稿画像よりも強調して表示され、ユーザは、強調して表示される原稿画像を見ることによって、現在原稿の何ページ目が印刷されているかを認識することができる。
なお、本実施形態では、図4に示すように、印刷する原稿のページ数が5ページであるため、表示部73の表示画面上に全ての原稿画像を表示することが可能である。しかしながら、印刷する原稿によっては、ページ数が5ページを超える場合もあり、必ずしも全ての原稿画像を表示することができるとは限らない。そこで、表示部73は、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像を所定のページ数単位でグループ化した原稿群画像を表示し、印刷処理部6によって現在印刷されているページの原稿画像を含む原稿群画像の各ページの原稿画像を概略的に表示する。
図5は、複数の原稿画像をグループ化して表示する場合における表示画面の一例を示す図である。図5は、20ページの原稿を5ページずつにグループ化し、7ページ目を印刷している場合における表示画面を示している。図5に示す進行状況表示領域732には、5ページ分の原稿画像G1が表示され、その下方に5ページずつにグループ化した原稿群画像G2が表示される。原稿群画像G2は、複数の原稿を重ね合わせた画像とすることにより、複数の原稿画像がグループ化されていることを表している。原稿群画像G2は、予めHDD3に記憶されており、印刷する原稿数に応じた原稿群画像G2が表示される。図5では、4つの原稿群画像G2が表示され、それぞれの原稿群画像G2の下方にはページ番号が「1〜5」、「6〜10」、「11〜15」、「16〜20」と表示される。また、現在印刷中の原稿画像G1を含む原稿群画像G2は、他の原稿群画像G2とは異なる態様で表示される。図5では、現在7ページ目の原稿画像G1が印刷されているので、「6〜10」ページに対応する原稿群画像G2が破線で表示され、他の原稿群画像G2が実線で表示されている。なお、現在印刷中の原稿画像G1を含む原稿群画像G2の表示態様は、上記破線で示す以外に様々な態様が考えられ、上述の原稿画像G1の強調表示と同様の態様でもよい。
このように、表示制御部102によって、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像を所定のページ数単位でグループ化した原稿群画像G2が表示され、印刷処理部6により現在印刷されているページの原稿画像G1を含む原稿群画像G2の各ページの原稿画像G1が表示され、印刷処理部6によって現在印刷されているページの原稿画像G1が他のページの原稿画像G1とは異なる態様で表示される。
したがって、複数の原稿画像を所定のページ数単位でグループ化した原稿群画像G2が表示され、現在印刷されているページの原稿画像G1を含む原稿群画像G2の各ページの原稿画像G1が表示され、現在印刷されているページの原稿画像G1が他のページの原稿画像G1とは異なる態様で表示されるので、全ての原稿画像G1を1ページずつ表示画面に表示することができないほど原稿の枚数が多い場合であっても原稿画像を効率的に表示することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、原稿読取部4によって読み取られた原稿画像を表示部73に表示しているが、表示部73の大きさや解像度によっては、原稿画像の文章のレイアウトの視認が困難となる場合がある。そこで、第2の実施形態では、原稿読取部4によって読み取られた原稿画像の所定の範囲を表示部73に表示することで、各ページの文章等のレイアウトをより視認し易くする。また、複合機によっては、カラーモードによる印刷とモノクロモードによる印刷とを切り替えることが可能な場合がある。そこで、第2の実施形態では、現在印刷している原稿がどちらのモードであるかを視認可能にする。
図6は、第2の実施形態における複合機1の概略構成を示すブロック図である。図6に示す複合機1は、制御部100、原稿読取部4、原稿給送部5、操作部7、画像メモリ2、HDD3及び印刷処理部6を備えて構成される。なお、図6に示す複合機1において、図1の構成と同じものについては、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2の実施形態における制御部100は、印刷制御部101、表示制御部102、原稿範囲設定部103及びモード切替部104を備えている。
原稿範囲設定部103は、表示部73の表示画面上に表示する原稿画像の範囲を設定する。操作部7は、画像メモリ2に記憶されている原稿画像において、表示部73の表示画面上に表示する所定の範囲の指定を受け付け、原稿範囲設定部103は、操作部7によって受け付けられた原稿画像における所定の範囲を設定する。表示制御部102は、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像の各ページのうち、原稿範囲設定部103によって設定された範囲のみを概略的に表示し、印刷処理部6によって現在印刷されているページの原稿画像を他のページの原稿画像とは異なる態様で表示する。
モード切替部104は、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードと、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をモノクロ(白黒)で印刷するモノクロモードとに切り替える。操作部7は、カラーモードで印刷するか、モノクロモードで印刷するかを受け付け、モード切替部104は、操作部7によって受け付けられたモードに切り替える。モード切替部104によってカラーモードに切り替えられている場合、印刷処理部6は、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷し、表示制御部102は、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像の各ページを概略的に表示し、印刷処理部6によって現在印刷されているページの原稿画像をカラーで強調して表示する。モード切替部104によってモノクロモードに切り替えられている場合、印刷処理部6は、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷し、表示制御部102は、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像の各ページを概略的に表示し、印刷処理部6によって現在印刷されているページの原稿画像をモノクロで強調して表示する。
次に、第2の実施形態における複合機1の動作について説明する。図7は、図6に示す複合機1の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS21において、原稿範囲設定部103は、画像メモリ2に記憶されている原稿画像において、表示部73の表示画面上に表示する所定の範囲を設定する。例えば、操作部7は、表示部73に原稿画像を表示し、表示された原稿画像上に選択可能な複数の選択範囲を表示する。ユーザは、この複数の選択範囲の中から所望する選択範囲を指定する。そして、原稿範囲設定部103は、操作部7によって受け付けられた原稿画像上の所定の選択範囲を設定する。
次に、ステップS22において、モード切替部104は、カラーで印刷するカラーモードと、モノクロで印刷するモノクロモードとに切り替える。例えば、操作部7は、カラーモードで印刷するか、モノクロモードで印刷するかを受け付ける。そして、モード切替部104は、操作部7によってカラーモードが受け付けられた場合、カラーモードに切り替え、操作部7によってモノクロモードが受け付けられた場合、モノクロモードに切り替える。なお、ステップS21の処理とステップS22の処理とは、どちらを先に行ってもよい。
ステップS23〜S25までの処理は、図3におけるステップS1〜S3までの処理と同じであるので説明を省略する。
ステップS26において、表示制御部102は、画像メモリ2に記憶された原稿画像の各ページの所定の範囲を表示部73に表示するよう制御し、表示部73は、原稿画像の各ページの所定の範囲を表示する。
ここで、表示部73の表示画面に表示される原稿画像の所定の範囲について説明する。図8は、本実施形態において、表示部73の表示画面に表示される原稿画像の所定の範囲について説明するための図であり、図8(a)は、7ページ目の原稿画像を示す図であり、図8(b)は、表示部73に表示される表示画面の一例を示す図である。なお、図8(b)は、20ページの原稿を1部だけ印刷する場合の例である。
図8(a)に示すように、原稿範囲設定部103によって、原稿画像G1の左上部の範囲Hが設定された場合、画像メモリ2から範囲Hに対応する部分の原稿画像が読み出され、図8(b)に示す進行状況表示領域732には、読み出された原稿画像G1’が表示される。このように、表示部73に表示される原稿画像G1’は、原稿読取部4によって読み取った原稿画像G1全体ではなく、原稿範囲設定部103によって設定された原稿画像G1上の所定の範囲Hである。そのため、原稿画像G1の一部分が拡大して表示されることとなるので、ユーザは各ページの文章等の内容をより視認し易くなる。
図7に戻って、ステップS27,S28の処理は、図3に示すステップS5,6の処理と同じであるので説明を省略する。
次に、ステップS29において、印刷制御部101は、画像メモリ2から読み出した原稿画像を印刷処理部6へ出力し、印刷処理部6は、原稿画像を記録紙に印刷する。ここで、モード切替部104によってカラーモードに切り替えられている場合、印刷処理部6は、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷する。モード切替部104によってモノクロモードに切り替えられている場合、印刷処理部6は、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷する。
次に、ステップS30において、表示制御部102は、モード切替部104によってカラーモードに切り替えられているか否かを判断する。ここで、カラーモードに切り替えられていると判断された場合(ステップS30でYES)、ステップS31の処理に移行し、カラーモードに切り替えられていない、すなわち、モノクロモードに切り替えられていると判断された場合(ステップS30でNO)、ステップS32の処理に移行する。
カラーモードに切り替えられていると判断された場合、ステップS31において、表示制御部102は、進行状況表示領域732に表示されている原稿画像のうち、現在印刷中であるページ番号nに対応する原稿画像をカラーで強調表示する。例えば、図8(b)では、7ページ目の原稿が印刷されているので、進行状況表示領域732における7ページ目の原稿画像G1’が強調表示されているが、この場合、7ページ目の原稿画像G1’の明度を他のページ(6,8〜10ページ)の原稿画像G1’の明度よりも高くするとともに、カラーで表示することによって現在印刷中である7ページ目の原稿画像を強調して表示している。
一方、カラーモードに切り替えられていないと判断された場合、ステップS32において、表示制御部102は、進行状況表示領域732に表示されている原稿画像のうち、現在印刷中であるページ番号nに対応する原稿画像をモノクロで強調表示する。例えば、図8(b)では、7ページ目の原稿が印刷されているので、進行状況表示領域732における7ページ目の原稿画像G1’が強調表示されているが、この場合、7ページ目の原稿画像G1’の明度を他のページ(6,8〜10ページ)の原稿画像G1’の明度よりも高くするとともに、モノクロで表示することによって現在印刷中である7ページ目の原稿画像を強調して表示している。
ステップS33〜S35の処理は、図3に示すステップS9〜S11の処理と同じであるので説明を省略する。
なお、本実施形態では、カラーモードとモノクロモードとを予め設定しておき、設定されたモードに切り替えた状態で全ての原稿を印刷しているが、本発明は特にこれに限定されず、図7に示すステップS22でモードを切り替えるのではなく、ステップS28の処理とステップS29の処理との間において、読み取った原稿画像がカラーであるかモノクロであるかをページ単位で判別し、印刷するページ単位でカラーモードとモノクロモードとを切り替えてもよい。
このように、原稿範囲設定部103によって、表示部73の表示画面上に表示する原稿画像の所定の範囲が設定され、表示制御部102によって、画像メモリ2に記憶されている各ページの原稿画像のうち原稿範囲設定部103により設定された所定の範囲の画像のみが表示され、印刷処理部6により現在印刷されているページの所定の範囲の画像が他のページの所定の範囲の画像とは異なる態様で表示される。
したがって、表示画面上に表示する原稿画像の所定の範囲が設定され、各原稿画像のうち所定の範囲の画像のみが表示され、現在印刷されているページの所定の範囲の画像が他のページの所定の範囲の画像とは異なる態様で表示されるので、原稿画像の一部分が拡大して表示され、各ページの文章等のレイアウトをより視認し易くすることができる。
また、モード切替部104によって、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードと、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷するモノクロモードとに切り替えられる。そして、モード切替部104によりカラーモードに切り替えられている場合、印刷処理部6によって、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像がカラーで印刷され、表示制御部102によって、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像の各ページが表示され、印刷処理部6により現在印刷されているページの原稿画像がカラーで強調して表示される。また、モード切替部104によりモノクロモードに切り替えられている場合、印刷処理部6によって、画像メモリ2に記憶された複数の原稿画像がモノクロで印刷され、表示制御部102によって、画像メモリ2に記憶されている複数の原稿画像の各ページが表示され、印刷処理部6により現在印刷されているページの原稿画像がモノクロで強調して表示される。
したがって、複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードに切り替えられている場合、現在印刷されているページの原稿画像がカラーで強調して表示され、複数の原稿画像をモノクロで印刷するモノクロモードとに切り替えられている場合、現在印刷されているページの原稿画像がモノクロで強調して表示されるので、ユーザは印刷中の原稿がカラーで印刷されているのか、モノクロで印刷されているのかを容易に判別することができる。
なお、上記第1の実施形態及び第2の実施形態では、原稿読取部4によって読み取られた原稿画像を表示部73に表示しているが、本発明は特にこれに限定されず、画像メモリ2に記憶されている原稿画像のページ番号を表す画像のみを表示部73に表示し、印刷処理部6によって現在印刷中のページの番号を表す画像のみを他のページの番号を表す画像とは異なる態様で表示してもよい。
図9は、ページ番号のみを表示する場合における表示画面の一例を示す図である。図9に示すように、進行状況表示領域732には、画像メモリ2に記憶された原稿画像のページ数のみを表すページ番号画像B1が表示され、現在印刷中である2ページ目のページ番号画像B1を他のページ番号画像B1とは異なる態様で表示している。
また、本実施形態における画像形成装置では、一旦全ての原稿を読み取り、読み取った全ての原稿画像を画像メモリ2に記憶してから印刷を開始しているので、原稿画像を画像メモリ2に記憶した時点で全ての原稿画像を表示することが可能である。しかしながら、画像形成装置の種類によっては、1ページ毎に原稿を読み取り、読み取った原稿画像を画像メモリ2に記憶してから1ページ毎に印刷を行うものがある。この場合、複数の原稿画像を全て表示することはできない。そこで、1ページ分の原稿画像が画像メモリ2に記憶される毎に原稿画像を強調して表示してもよい。
図10は、原稿画像を順次強調して表示する場合における表示画面の一例を示す図であり、図10(a)は、1ページ目を印刷する場合における表示画面の一例を示す図であり、図10(b)は、2ページ目を印刷する場合における表示画面の一例を示す図であり、図10(c)は、3ページ目を印刷する場合における表示画面の一例を示す図である。
まず原稿読取部4によって1ページ目の原稿が読み取られ、読み取られた1ページ目の原稿画像が画像メモリ2に記憶され、記憶された1ページ目の原稿画像が読み出され、読み出された1ページ目の原稿画像G1が表示部73に表示される。このとき、図10(a)に示すように、表示制御部102は、1ページ目の原稿画像G1を強調して表示する。
次に、原稿読取部4によって2ページ目の原稿が読み取られ、読み取られた2ページ目の原稿画像が画像メモリ2に記憶され、記憶された2ページ目の原稿画像が読み出され、読み出された2ページ目の原稿画像G1が表示部73に表示される。このとき、図10(b)に示すように、表示制御部102は、2ページ目の原稿画像G1を1ページ目の原稿画像G1よりも強調して表示する。
同様に、原稿読取部4によって3ページ目の原稿が読み取られ、読み取られた3ページ目の原稿画像が画像メモリ2に記憶され、記憶された3ページ目の原稿画像が読み出され、読み出された3ページ目の原稿画像G1が表示部73に表示される。このとき、図10(c)に示すように、表示制御部102は、3ページ目の原稿画像G1を1ページ目及び2ページ目の原稿画像G1よりも強調して表示する。以下、読み取られる原稿の枚数だけ、原稿画像の表示が行われる。
このように、原稿を一括して読み取る画像形成装置ではなく、原稿を1ページ毎に読み取る画像形成装置であっても、ユーザは、現在何ページを印刷しているかを容易に認識することができる。なお、図10では、原稿読取部4によって読み取られた原稿画像を順次表示しているが、本発明は特にこれに限定されず、ページ番号のみを表すページ番号画像を順次表示してもよい。
さらに、本実施形態では、原稿画像又はページ番号画像を表示し、現在印刷中の原稿画像又はページ番号画像を強調して表示しているが、本発明は特にこれに限定されず、総ページ数と現在印刷中のページ番号とを表示することによって、ユーザに対して印刷の進行状況(現在何ページ目が印刷されているか)を報知してもよい。
図11は、原稿の総ページ数に対する現在印刷中のページ番号を表示する場合における表示画面の一例を示す図である。図11は、総ページ数が10ページの原稿を1部だけ印刷する場合の例である。図11の例では、3ページ目の原稿が印刷中であるので、進行状況表示領域732には、原稿の総ページ数に対する現在印刷中のページ番号が「現在3/10ページ目」と表示されている。
このように、原稿画像又はページ番号画像を表示するのではなく、原稿の総ページ数に対する現在印刷中のページ番号を表示することによっても、ユーザは、現在原稿の何ページ目が印刷されているかを認識することができる。
また、本実施形態における画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備える複合機として説明しているが、本発明は特にこれに限定されず、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能のいずれか一つの機能のみを備える画像形成装置であってもよい。要は、表示装置を備えており、現在印刷されている原稿画像が何ページ目であるかを視認可能に表示するようにした画像形成装置であればよい。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示す複合機が備える操作部の外部構成を示す図である。 図1に示す複合機の動作について説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、表示部の表示画面に表示される原稿画像について説明するための図である。 複数の原稿画像をグループ化して表示する場合における表示画面の一例を示す図である。 第2の実施形態における複合機の概略構成を示すブロック図である。 図6に示す複合機の動作について説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、表示部の表示画面に表示される原稿画像の所定の範囲について説明するための図である。 ページ番号のみを表示する場合における表示画面の一例を示す図である。 原稿画像を順次強調して表示する場合における表示画面の一例を示す図である。 原稿の総ページ数に対する現在印刷中のページ番号を表示する場合における表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 複合機
2 画像メモリ
3 HDD
4 原稿読取部
5 原稿給送部
6 印刷処理部
7 操作部
61 用紙搬送装置
62 画像形成部
63 転写部
64 定着部
71,72 操作キー
73 表示部
100 制御部
101 印刷制御部
102 表示制御部
103 原稿範囲設定部
104 モード切替部

Claims (4)

  1. 複数の原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた複数の原稿画像を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像を記録紙に印刷する印刷処理手段と、
    前記印刷処理手段によって印刷される複数の原稿画像のうち、現在印刷されている原稿画像が何頁目であるかを視認可能に表示する表示手段とを備え、
    前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像を所定の頁数単位でグループ化した複数の原稿群画像をグループ化されている原稿画像の頁番号とともに表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を含む前記原稿群画像の各頁の原稿画像を頁番号とともに表示し、前記複数の原稿群画像のうち、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を含む前記原稿群画像を他の原稿群画像とは異なる態様で表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を他の頁の原稿画像とは異なる態様で表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記表示手段の表示画面上に原稿画像の一部分を表示するための範囲を設定する範囲設定手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像を含む前記原稿群画像の各頁の原稿画像を頁番号とともに表示する際、前記範囲設定手段によって設定された前記範囲内の原稿画像のみを表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の前記範囲内の原稿画像を他の頁の前記範囲内の原稿画像とは異なる態様で表示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段は、現在印刷されている頁の原稿画像の明度を他の頁の原稿画像の明度よりも高くして表示する、現在印刷されている頁の原稿画像を他の頁の原稿画像よりも拡大して表示する、現在印刷されている頁の原稿画像を他の頁の原稿画像と反転させて表示する、現在印刷されている頁の原稿画像の表示位置を他の頁の原稿画像の表示位置とは異なる位置に表示する、又は現在印刷されている頁の原稿画像を縁取りして表示することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷するカラーモードと、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷するモノクロモードとに切り替えるモード切替手段をさらに備え、
    前記モード切替手段によってカラーモードに切り替えられている場合、前記印刷処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をカラーで印刷し、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁を表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像をカラーで表示し、
    前記モード切替手段によってモノクロモードに切り替えられている場合、前記印刷処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の原稿画像をモノクロで印刷し、前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されている複数の原稿画像の各頁を表示し、前記印刷処理手段によって現在印刷されている頁の原稿画像をモノクロで表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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