JP3863504B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等の画像形成装置に関し、特に、集約コピーが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等の画像形成装置は、原稿台に載置されるなどした複数枚の原稿を読み取り、この読み取りによって得られた複数の原稿画像を縮小させて1枚の記録紙に集約してコピーさせる、所謂集約コピーが可能な構成を備えたものが普及している。この集約コピーに関し、例えば特許文献1においては、複数の章で構成されている原稿の集約コピーを行う場合、各章の先頭ページが記録紙の先頭位置になるように集約させて、章区切りの位置を把握できるようにする技術が開示されている。例えば、第1章が10枚(1〜10頁)、第2章が5枚(11〜15頁)からなる合計15枚の原稿を、例えば1枚の記録紙に対して4枚の原稿を集約コピーする、すなわち、原稿サイズを1/4に縮小してコピーを行う場合、まず第1章に対しては、第1及び第2枚目の記録紙にそれぞれ原稿が4枚づつ(1〜8頁)コピーされ、第3枚目の記録紙には原稿が2枚(9、10頁)コピーされる(第3枚目の記録紙の半分は空白で出力される)。そして、第2章に対しては、第4枚目の記録紙に4枚の原稿がコピーされ、第5枚目の記録紙に1枚の原稿がコピーされる(第4枚目の記録紙には、11〜14頁が、第5枚目の記録紙には15頁がコピーされる)。
【0003】
このように、第1章の先頭ページである1頁目の原稿は、第1枚目の記録紙の先頭(例えば、記録紙を4分割した場合の、当該記録紙の左上の印刷領域)にコピーされ、第2章の先頭ページである11頁目の原稿は、第4枚目の記録紙にコピーされることにより、章区切りの位置が把握される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−148774号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術では、各章の先頭ページを、記録紙の先頭位置に配置させるといったように集約コピーを行う際の記録紙に対する原稿の位置を設定することが可能であったとしても、原稿に対してページ単位で集約するか否かの設定を行うことができず、集約コピーを行う原稿と行わない原稿とが混在するような原稿に対しては対応することができなかった。例えば、原稿の1頁目(表紙)には集約コピーを行わず、それ以降のページに対して集約コピーを行なうといったことを、一回のコピー動作で実行することができなかった。この場合、原稿の1頁目のみ別にコピーしておいて、残りのページに対して集約コピーを行う、すなわち、集約コピーが不要な原稿は別にコピーしておき、集約コピーを要する原稿に対してのみ集約コピーすることが可能であるが、集約コピーが不要の原稿を別にコピーする分だけ手間がかかってしまう。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、原稿に対してページ単位で集約コピーするか否かを設定することができ、ひいてはコピー効率を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の原稿をページ単位で読み取って得られた原稿画像を集約率に応じて縮小して記録紙に集約する集約印刷が可能に構成された画像形成装置であって、複数の原稿を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段による原稿の読み取りによって得られた各原稿画像に対する、前記集約を行うか否かに関する情報と、該集約を行う場合の集約率の情報とを含む集約情報をユーザの選択に応じて設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された集約情報に基づいて、前記集約を行う原稿画像を該原稿画像に対する集約率に応じて縮小し、該縮小した原稿画像が集約された集約画像を作成するとともに、前記集約を行わない原稿画像に対する等倍画像を作成する画像処理手段と、前記集約画像及び等倍画像を記録紙に印刷する印刷手段と、前記設定手段によって設定された前記集約情報を表示する表示手段と、前記原稿画像に対して前記集約情報を反映した第1のプレビュー画像の作成を行うプレビュー画像作成手段とを備え、前記表示手段は、前記プレビュー画像作成手段によって作成された第1のプレビュー画像と、コピー設定を行うための入力ボタン群と含む画面を表示することを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
上記構成によれば、読み取り手段によって複数の原稿が読み取られ、この読み取り手段による原稿の読み取りによって得られた各原稿画像に対する、集約を行うか否かに関する情報と、当該集約を行う場合の集約率の情報とを含む集約情報がユーザの選択に応じて設定手段によって設定される。この設定手段によって設定された集約情報に基づいて、画像処理手段によって、集約を行う原稿画像を該原稿画像に対する集約率に応じて縮小され、この縮小された原稿画像を集約した集約画像が作成されるとともに、集約を行わない原稿画像に対する等倍画像が作成される。画像処理手段によって作成されたこれら集約画像及び等倍画像が印刷手段によって記録紙に印刷される。また、表示手段によって、設定手段により設定された集約情報が表示され、プレビュー画像作成手段によって、原稿画像に対して集約情報が反映された第1のプレビュー画像の作成が行われる。そして、この表示手段によって、プレビュー画像作成手段によって作成された第1のプレビュー画像と、コピー設定を行うための入力ボタン群と含む画面が表示される。
【0009】
このように、読み取って得られた原稿画像それぞれに対して、集約を行うか否か、及び集約を行う場合の集約率がユーザの選択に応じて任意に設定され、この設定に応じて印刷動作が行われるため、集約コピーに関する設定が原稿のページ単位で行うことが可能となり、ひいてはコピー効率が向上される。また、各原稿画像に対して設定されている集約情報が確認される。さらに、各原稿画像に対して設定されている集約情報が視覚的に容易に確認される。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の画像形成装置において、前記設定手段は、原稿画像の印刷順に連続する所定数の該原稿画像からなるグループ毎に前記集約率を設定し、前記画像処理手段は、前記各グループにおける原稿画像を該グループ毎に設定された集約率に応じて縮小し、該縮小した原稿画像が、記録紙に対する所定の先頭位置から前記印刷順に詰めて配置された前記集約画像を作成することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、設定手段によって、原稿画像の印刷順に連続する所定数の当該原稿画像からなるグループ毎に、前記集約率が設定される。そして、画像処理手段によって、各グループにおける原稿画像が、当該グループ毎に設定された集約率に応じて縮小され、この縮小された原稿画像が、記録紙に対する所定の先頭位置から印刷順に詰めて配置された集約画像が作成される。このように、読み取った原稿画像は、グループ(1つの原稿画像からなるグループも含む)毎に集約率が設定され、かつ、各集約率に応じて縮小された各グループの原稿画像が記録紙の先頭位置から順に詰めて配置されるため、すなわち、各グループの先頭画像(印刷の順番が小さい原稿画像)が記録紙の所定の先頭位置から順に詰めて配置されるため、各グループの原稿画像の数を調整することによって、原稿画像が記録紙に印刷される場合の各グループ毎(各集約率毎)の区切り位置(章区切り位置)が任意に設定される。また、記録紙に対して原稿画像が詰めて配置されるため記録紙の枚数が低減される。
【0012】
請求項記載の発明は、上記請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記設定手段は、前記集約画像及び等倍画像の少なくともいずれか一方のうちの偶数個の画像に対する、記録紙への両面印刷を行うか否かに関する両面印刷情報をユーザの選択に応じて設定し、前記画像処理手段は、前記設定手段によって設定された両面印刷情報に基づいて、前記両面印刷を行う集約画像及び等倍画像を用いて両面印刷用画像を作成するとともに、前記両面印刷を行わない集約画像及び等倍画像に対する片面印刷用画像を作成し、前記印刷手段は、前記両面印刷用画像を用いた両面印刷と前記片面印刷用画像を用いた片面印刷とを行うことを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、ユーザの選択に応じて、集約画像及び等倍画像の少なくともいずれか一方のうちの偶数個の画像に対する、記録紙への両面印刷を行うか否かに関する両面印刷情報が設定手段によって設定され、設定手段によって設定された両面印刷情報に基づいて、画像処理手段によって、両面印刷を行う集約画像及び等倍画像を用いて両面印刷用画像が作成されるとともに、両面印刷を行わない集約画像及び等倍画像に対する片面印刷用画像が作成される。そして、印刷手段によって、両面印刷用画像を用いた両面印刷と片面印刷用画像を用いた片面印刷とが行われる。このように、両面印刷に関する設定が集約画像及び等倍画像における偶数個の画像単位で行うことが可能となり、ひいてはコピー効率が向上される。
【0014】
請求項記載の発明は、上記請求項記載の画像形成装置において、前記表示手段は、前記設定手段によって設定された両面印刷情報を表示することを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、設定手段によって設定された両面印刷情報が表示手段によって表示されるため、集約画像及び等倍画像に対して設定されている両面印刷情報が確認される。
【0016】
請求項記載の発明は、上記請求項記載の画像形成装置において、前記プレビュー画像作成手段は、前記集約画像及び等倍画像に対して前記両面印刷情報を反映した第2のプレビュー画像を作成し、前記表示手段は、前記プレビュー画像作成手段によって作成された第2のプレビュー画像を表示することを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、集約画像及び等倍画像に対して両面印刷情報が反映された第2のプレビュー画像の作成がプレビュー画像作成手段によって行われ、このプレビュー画像作成手段によって作成された第2のプレビュー画像が表示手段によって表示されるため、各集約画像及び等倍画像に対して設定されている両面印刷情報が視覚的に容易に確認される。
【0018】
請求項6記載の発明は、上記請求項5記載の画像形成装置において、前記表示手段は、前記第1のプレビュー画像と前記第2のプレビュー画像とを前記画面の上下2つの表示領域に分割表示することを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明は、上記請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記表示手段は、前記原稿の読み取りによって得られた複数の原稿画像の所定ページ以降の残り全てのページに対するグループ範囲を指定するための全ページボタンを前記画面に表示することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の一例としての複写機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを備えている。また、複写機1のフロント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、各種操作指令を入力するための種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器473(ディスプレイ)とを備えて構成される操作部47が設けられている。この操作部47において、後述する集約コピー設定、及び両面コピー設定に関する情報の入力が行われる。
【0021】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52(プラテンガラス)及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取る場合には原稿台52に対向する位置に移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部10へ出力する。また、スキャナ51は、原稿給送部6により搬送された原稿を読み取る場合には原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、当該画像に対する画像データを後述する制御部10(あるいは、画像メモリ7又は画像処理部9)へ出力する。
【0022】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り後の原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ順に繰り出して上記原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ等からなる原稿搬送機構63を備える。また、原稿給送部6は可倒式に構成されており、原稿台52の上面を開放するように上方に持ち上げることにより、原稿台52の上面に、読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置することが可能に構成されている。
【0023】
本体部2は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462とを備えている。
【0024】
記録部40は、スキャナ51で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する光学ユニット42と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上にトナー像を形成する画像形成部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等によって記録紙を搬送してスタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出する用紙搬送装置46とを備えている。
【0025】
用紙搬送装置46は、読み取った原稿の記録紙に対する両面印刷を行うための用紙搬送路463、464を含んでいる。両面印刷が行われる場合の記録紙の搬送手順についての一例を説明する。給紙カセット461から繰り出された記録紙は、転写部41(感光体ドラム43)及び定着部45まで搬送されてその片面が印刷され、その後、搬送ローラ465の位置まで搬送される。搬送ローラ465は、搬送されてきた記録紙が排出トレイ48に排出される前に逆回転して当該記録紙を用紙搬送路463に搬送する。用紙搬送路463に搬送された記録紙は、搬送ローラ463によって用紙搬送路464に搬送される。用紙搬送路464に搬送された記録紙は、その裏表が反転した状態となり、再び転写部41及び定着部45に搬送され、上記印刷した面と反対の面が印刷される。このようにして両面印刷が行われた記録紙は、スタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出される。
【0026】
図2は、図1に示す複写機1の概略構成を示すブロック図である。複写機1には、装置全体の動作制御を司る制御部10が備えられている。この制御部10は、スキャナ51等からなる原稿読取部5、原稿搬送機構63等からなる原稿給送部6、画像形成部44等からなる記録部40、テンキー472や表示器473等からなる操作部47、画像メモリ7、HDD8及び画像処理部9が接続されている。
【0027】
画像メモリ7は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ、あるいは、図略のネットワークI/F部等を介して外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
【0028】
HDD(Hard Disk Drive)8は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ及び上記外部装置から送信されてきた画像データ、並びに当該画像データに設定されている出力形式等が記憶される記憶装置である。
【0029】
画像処理部9は、上記画像データに対して所定の画像処理を行うものである。画像処理部9の詳細については後述する。
【0030】
制御部10は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等を上記ROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作部47等において入力された所定の指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行うものである。制御部10は、印刷条件設定部101及び設定画面表示制御部102を備えている。
【0031】
印刷条件設定部101は、ユーザの選択に応じて、すなわち、ユーザによる操作部47からの指示入力に基づいて、原稿を読み取って得られた各原稿画像に対する、集約コピー及び両面コピーなどに関する印刷条件の設定を行うものである。印刷条件設定部101は、集約情報設定部103及び両面印刷情報設定部104を備えている。
【0032】
集約情報設定部103は、ユーザによる操作部47からの指示入力に基づいて、各原稿画像に対する、集約を行うか否かに関する情報と、当該集約を行う場合の集約率の情報とを含む情報(以降、集約情報という)の設定を行うものである。以降、このような集約情報の設定を行うことを、集約コピー設定という。集約情報設定部103は、後述する集約設定画像群730が有する当該集約コピー設定に関する情報を、上記集約情報として設定する。
【0033】
両面印刷情報設定部104は、ユーザによる操作部47からの指示入力に基づいて、各原稿画像に対して集約コピー設定が行われた結果得られた画像(後述する集約画像及び等倍画像)のうちの偶数個の画像に対して両面印刷を行うか否かに関する情報、すなわち、各原稿画像に対して集約コピー設定が行われた結果得られた画像のうちの偶数個の画像に対しては両面印刷又は片面印刷、奇数個の画像に対しては片面印刷を行うということに関する情報(以降、両面印刷情報という)の設定を行うものである。以降、このような両面印刷情報の設定を行うことを、両面コピー設定という。両面印刷情報設定部104は、後述する両面設定画像群750が有する当該両面コピー設定の情報を、上記両面印刷情報として設定する。
【0034】
なお、上述した偶数個の画像に対しては両面印刷又は片面印刷、奇数個の画像に対しては片面印刷を行うという設定を行う場合、両面印刷情報設定部104は、操作部47からの入力情報が、偶数個の画像−両面印刷、偶数個の画像−片面印刷、奇数個の画像−両面印刷、奇数個の画像−片面印刷といった4つの組合せ情報のうちのいずれであるかを判別する。その結果、両面印刷情報設定部104は、奇数個の画像−両面印刷の組合せ以外の設定を行い、奇数個の画像−両面印刷の組合せの設定、すなわち、奇数個の画像に対して両面印刷となる設定は行わない。
【0035】
また、両面印刷情報設定部104は、操作部47からの入力情報が上記奇数個の画像−両面印刷の組合せであると判別した場合には、奇数個の画像に対する両面印刷の設定は不可能である旨のメッセージを操作部47に表示させるための所定の信号を、後述する設定画面表示制御部102へ出力する。
【0036】
設定画面表示制御部102は、上記集約情報及び両面印刷情報の設定を行うための各種設定画面(入力用画面)の、操作部47への表示制御を行うものである。設定画面表示制御部102は、後述する各プレビュー画像、各種入力用ボタン、あるいは所定のメッセージ文などを含む各設定用画面を、操作部47からの指示入力に基づいて当該操作部47に切り替え表示する。設定画面表示制御部102は、両面印刷情報設定部104からの上記信号を受信して、奇数個の画像に対する両面印刷の設定は不可能である旨のメッセージを操作部47に表示する。
【0037】
上記集約情報及び両面印刷情報の設定方法について、又は各設定画面の詳細については後述する。
【0038】
ところで、上記集約率とは、1枚の記録紙(の片面)に何枚の原稿が集約されて印刷されているかを示す指標であり、この集約率は、以降、集約率Nin1(Nイン1)と表現する。このNin1における変数「N」は、記録紙の片面に対して集約される原稿画像の数を示しており、例えば1枚の記録紙に4枚の原稿が集約される場合の集約率は4in1となる。ただし、「N」は2以上の整数とする。
【0039】
なお、以降、集約コピー用に縮小された原稿画像のことを縮小画像といい、この縮小画像が集約されたものを集約画像という。また、以降、集約を行わない原稿画像のことを等倍画像という。ただし、この等倍画像は、集約を行わないということを示す所定の情報が原稿画像に対して付与されてなるものである。
【0040】
これら集約画像及び等倍画像に関し、図8に、原稿画像が各集約率に応じて記録紙に集約される場合の集約状態の一例を示す。図8に示す原稿画像800は、集約(縮小)されていない状態を示している。集約画像820は、原稿画像800が集約率2in1で集約される場合を示しており、この場合、集約画像820は、第1原稿エリア801及び第2原稿エリア802の2つの原稿エリア(印刷領域)に区分されており、これら各原稿エリア内に、集約率2in1に対応して縮小された、すなわち、元の原稿画像800の画像サイズを1とすると、1/2のサイズに縮小された原稿画像(縮小画像)が配置される。集約原稿840は、同様に、集約率4in1で集約される場合を示しており、第1原稿エリア803〜第4原稿エリア806に区分されており、これら各原稿エリア内に、集約率4in1に対応して縮小された、すなわち、元の原稿画像800の画像サイズを1とすると、1/4のサイズに縮小された原稿画像が配置される。なお、図8に示す原稿画像800、集約画像820及び840は全て同じサイズ(主走査方向及び副走査方向が同じ長さ)である。
【0041】
ここで、上述の集約情報の及び両面印刷情報の設定方法の詳細について、図7を用いて説明する。図7は、原稿の読み取りによって得られた複数の原稿画像に対して印刷順に集約コピー設定及び両面コピー設定を行う場合の、各原稿画像の設定状態の一例を示す図である。図7に示す読み取り画像群700は、複数ページ(例えば22ページ;22枚)からなる原稿が、原稿読取部5によってページ単位で読み取られた結果得られた印刷順(ページ順)に連続する22個の原稿画像(原稿画像701〜722)を示している。なお、原稿画像701は、印刷順が1番の原稿画像を示しており、以降、原稿画像702、703・・・と印刷順が連続している。
【0042】
集約設定画像群730は、読み取り画像群700に対して集約コピー設定が行われた結果得られた例えば11個の画像(この集約コピー設定が行われた結果得られた各画像のことを、以降、集約設定画像という)を示している。これら11個の集約設定画像を集約設定画像731〜741に示す。両面設定画像群750は、集約設定画像群730に対して両面コピー設定が行われた結果得られた例えば7個の画像(以降、両面設定画像という)を示している。これら7個の両面設定画像を両面設定画像751〜757に示す。
【0043】
まず、読み取り画像群700における原稿画像701に対して、集約を行わない、すなわち、原稿画像701を等倍にするという操作部47における入力がユーザによりなされた結果、集約設定画像731が得られる。この集約設定画像731は上記等倍画像に相当する。次に、原稿画像702〜706に対して集約を行うという入力がなされ、さらに、この場合の集約率が2in1であると入力される。原稿画像702〜706は、この集約率2in1に応じて1/2サイズに縮小され、集約設定画像732〜734に集約される。このとき、原稿画像702〜706は、先頭の原稿画像702から順に、集約設定画像732の所定の先頭位置から詰めて配置される。この先頭位置とは、例えば集約設定画像(記録紙)の上部あるいは左上部の位置である。集約率2in1では、例えば集約設定画像732の原稿エリア743(上部)の位置に相当し、また、集約率4in1では、例えば集約設定画像735の原稿エリア744(左上部)の位置に相当する。ただし、当該先頭位置はこれに限らず、別の原稿エリアに設定されてもよい。
【0044】
同様に、原稿画像707〜717は、集約率4in1で集約設定画像735〜737に集約され、原稿画像718は、集約率2in1で集約設定画像738に集約される。また、原稿画像719〜721は、集約率2in1で集約設定画像739、740に集約される。そして、原稿画像701と同様、原稿画像722に対して、等倍画像である集約設定画像741が得られる。なお、集約設定画像732〜740は上記集約画像に相当する。
【0045】
このように、読み取り画像群700の各原稿画像は、原稿画像701は等倍、原稿画像702〜706は集約率2in1、原稿画像707〜717は集約率4in1、・・・というように、印刷順に所定数の原稿画像からなるグループに分けられて集約コピー設定が行われ、その結果、等倍画像(集約設定画像731、741)と集約画像(集約設定画像732〜740)とからなる集約設定画像群730が得られる。ただし、集約設定画像群730は、必ずしも等倍画像と集約画像とから構成されなくてもよく、集約設定画像群730が全て等倍画像、あるいは全て集約画像となるように、原稿画像701〜722を1つのグループとして集約コピー設定が行われてもよい。
【0046】
ところで、或る1つのグループとして、原稿画像718を集約率2in1で集約設定画像738に集約し、次のグループとして、原稿画像719〜721を集約率2in1で集約設定画像739、740に集約する場合と、原稿画像718〜721を纏めて1つのグループとして集約率2in1で集約する場合とでは、得られる集約設定画像が異なる。前者の場合、図7に示すように、或る1つのグループの先頭画像である原稿画像718が、集約設定画像738の先頭位置(原稿エリア745)に配置される。そして、次のグループの先頭画像である原稿画像719が、集約設定画像739の先頭位置(原稿エリア746)に配置され、結果として集約設定画像738〜740の合計3個の集約設定画像が得られる。
【0047】
一方、後者の場合、原稿画像718〜721が、当該グループの先頭画像である原稿画像718から順に詰めて配置され、その結果、集約設定画像738、739の2個の集約設定画像に、当該原稿画像718〜721が全て収めて配置される。このように、グループの分け方によって、同じ集約率であっても得られる集約設定画像が異なる。換言すれば、同じ集約率であっても、グループの分け方に応じて原稿画像(縮小画像)の区切り位置を変えることができる。
【0048】
次に、上述のように集約コピー設定が行われた集約設定画像群730に対して、さらに両面コピー設定が行われる。まず、集約設定画像731に対して両面コピーを行わない(片面コピーを行う)という選択がなされ、記録紙の表面(片面)が当該集約設定画像731となる両面設定画像751が得られる。以降、この片面のみが集約設定画像となる両面設定画像のことを、適宜、片面印刷用画像という。次に、集約設定画像732、733に対して両面コピーを行うという選択がなされ、記録紙の表面が集約設定画像732、裏面が集約設定画像733となる両面設定画像752が得られる(表面が集約設定画像733、裏面が集約設定画像732となるように両面印刷されてもよい)。以降、記録紙の両面が集約設定画像となる両面設定画像のことを、適宜、両面印刷用画像という。
【0049】
上記と同様に、集約設定画像734に対する片面印刷用画像(両面設定画像753)、集約設定画像735〜740に対する両面印刷用画像(両面設定画像754〜756)及び、集約設定画像741に対する片面印刷用画像(両面設定画像757)が得られる。このように、集約設定画像群730における各集約設定画像が、先頭の集約設定画像731から順に両面コピー設定がなされ、その結果、両面設定画像郡750が得られる。ただし、両面印刷用画像は、偶数個の集約設定画像に対して(裏表に対応する2画像分の集約設定画像毎に)両面コピーを行うという選択によって得られる。例えば、上記両面設定画像752は、集約設定画像732及び733の2個(偶数)の画像から作成され、両面設定画像754〜756は、集約設定画像735〜740の6個(偶数)の画像から作成される。なお、両面設定画像群750における両面設定画像は、全て片面印刷用画像から構成されてもよい。すなわち、集約設定画像731〜741全てに対して上記両面コピーを行わないような両面コピー設定がなされてもよい。
【0050】
ここで、上述した画像処理部9の詳細について説明する。
画像処理部9は、例えば、原稿読取部5によって読み取られるなどして得られた原稿の画像データに対するA/D変換等を行い、当該変換された画像データを用いて縮小率に応じて原稿画像の画像サイズを縮小したり、この縮小された縮小画像の画像データを記録紙の画像サイズ内に1つに纏めてレイアウトするといった画像処理を行なう。また、画像処理部9は、集約を行わない原稿画像に対して、集約を行わないということを示す所定の情報を付与して等倍画像を作成する。さらに、画像処理部9は、上記画像データに基づいて、原稿読取部5によって読み取られた原稿の総ページ数(総枚数)を計測する。
【0051】
画像処理部9は、拡大縮小処理部91、レイアウト処理部92及びプレビュー画像作成部93を備えている。拡大縮小処理部91は、原稿画像を拡大又は縮小する画像処理を行うものである。拡大縮小処理部91は、集約コピー設定における各集約率に応じて、原稿画像サイズの縮小処理を行う。例えば、拡大縮小処理部91は、上記図7において、原稿画像702を集約率2in1で集約設定画像732に集約する場合、当該原稿画像702の画像サイズを1/2に縮小する。また、例えば原稿画像707を集約率4in1で集約設定画像735に集約する場合、当該原稿画像707の画像サイズを1/4に縮小する。
【0052】
レイアウト処理部92は、集約情報設定部103及び両面印刷情報設定部104において設定された集約情報及び両面印刷情報に基づいて、拡大縮小処理部91によって得られた縮小画像を、記録紙に対して印刷順(ぺージ順)に詰めて配置して集約画像を作成するとともに、この集約画像と等倍画像とを印刷順に配列(配置)するものである。また、レイアウト処理部92は、集約画像又は等倍画像を記録紙の両面あるいは片面に配置して両面設定画像(両面印刷用画像あるいは片面印刷用画像)を作成するものである。すなわち、レイアウト処理部92は、読み取り画像群700における各原稿画像を、集約設定画像群730あるいは両面設定画像郡750となるようにレイアウトする処理(以降、レイアウト処理という)を行うものである。
【0053】
また、レイアウト処理部92は、当該レイアウト処理を行う場合、必要に応じて(集約率に応じて)原稿画像の回転処理を行う。例えば、レイアウト処理部92は、図7に示すように、拡大縮小処理部91によって縮小された各原稿画像702〜706を、原稿画像702から順に集約設定画像732〜734に詰めて配置する際に、原稿画像の縦横の長さの割合と、当該原稿画像が収められる原稿エリア(例えば原稿エリア743)の縦横の長さの割合とを同じにするべく、各原稿画像702〜706に対して例えば90度の回転処理を行う。
【0054】
プレビュー画像作成部93は、原稿画像に対して集約情報が反映されたプレビュー画像(以降、集約設定プレビュー画像という)、あるいは、集約画像及び等倍画像に対して両面印刷情報が反映されたプレビュー画像(以降、両面設定プレビュー画像という)を作成するものである。プレビュー画像作成部93は、集約情報に基づいて得られた等倍画像又は集約画像からなる例えば図7に示す集約設定画像731〜741を、操作部47に表示するための集約設定プレビュー画像を作成する。また、プレビュー画像作成部93は、両面設定情報に基づいて得られた片面印刷用画像又は両面印刷用画像からなる例えば図7に示す両面設定画像751〜757を、操作部47に表示するための両面設定プレビュー画像を作成する。
【0055】
ここで、上記集約情報及び両面印刷情報の設定用画面の詳細、及びこれら設定用画面を用いた当該集約情報及び両面印刷情報の入力方法について、以下、図5及び図6を用いて説明する。図5は、集約コピー設定用の画面を含む操作部47の一例を示す拡大詳細図である。図5に示すように、集約コピー設定を行う場合、操作部47の例えば表示器473には、集約コピー設定用の画面(以降、集約設定画面という)500が表示される。この集約設定画面500には、上記集約設定プレビュー画像からなる集約設定プレビュー画像群510、集約コピー設定に関する入力を行うための入力ボタン群520、及びユーザに対して所定の情報を報知するためのメッセージ文530などが含まれている。
【0056】
原稿読取部5によって原稿が読み取られると、集約設定画面500の所定の位置に、例えば「読み取り原稿は全20ページです。集約設定を行ってください。」などといった、原稿の総ページ数(総枚数)、あるいは集約コピー設定を促すなどのメッセージ文530が表示される。ユーザは、この全20ページの原稿に対し、1頁目は集約を行わないという設定を行う場合、まず、テンキー472における「1」のボタンを押下する。次に、等倍ボタン502を押下し、さらに、確定ボタン503を押下する。これによって1頁目は集約を行わずに等倍(等倍画像)にすることが確定される。1頁目の当該確定に伴って集約設定プレビュー画像511が表示される。ただし、この確定を取り消す場合には、C(クリア)ボタン507を押下する。Cボタン507が押下されると、集約設定プレビュー画像511の表示が取り消される。この集約設定プレビュー画像511中には、当該1頁目を示す「1」という文字が含まれて表示されてもよい。
【0057】
次に、2頁〜6頁目のグループは集約率2in1で集約するという設定を行う場合、まず、2〜6頁のページ範囲を指定するための入力がテンキー472を用いて行われる。テンキー472は、例えば、toボタン521を備えており、ユーザは、このtoボタン521を併せて用いて、「2」、「to」、「6」と順にテンキー472の該当ボタンを押下する。次に、集約ボタン501を押下し、さらに、テンキー472における「2」のボタンを押下する。この「2」のボタンの押下によって集約率が2in1であることを示す情報が入力される。次に、確定ボタン503を押下して、2〜6頁のグループが集約率2in1で集約されることが確定される。この確定に伴って集約設定プレビュー画像512〜514が表示される。この集約設定プレビュー画像512〜514の各原稿エリアには、それぞれ2〜6頁目を示す「2」〜「6」の文字が順に詰めて表示されてもよい。2〜6頁目に対する集約率2in1の確定を取り消す場合にはCボタン507を押下する。これにより、集約設定プレビュー画像512〜514の表示が取り消される。
【0058】
次に、7頁〜17頁目のグループは集約率4in1で集約するという設定を行う場合、ユーザは、まず、7〜17頁のページ範囲を、テンキー472における「7」、「to」、「1」、「7」のボタンの押下によって入力する。次に、集約ボタン501を押下し、さらに、テンキー472における「4」のボタンを押下して集約率4in1の情報を入力し、確定ボタン503を押下する。この確定に伴って、集約設定プレビュー画像515〜517が表示される。この集約設定プレビュー画像515〜517の各原稿エリアには、上記と同様、それぞれ7〜17頁目を示す「7」〜「17」の文字が順に詰めて表示されてもよい。18頁〜19頁目、20頁目に対しても上記と同様に集約コピー設定がなされ、集約設定プレビュー画像518、519が表示されてもよい。
【0059】
原稿の各ページに対する集約コピー設定が当該設定内容でよければ、最終確定ボタン509を押下する。集約コピー設定を始めからやり直しする場合には、AC(オールクリア)ボタン508を押下する。なお、例えば1〜20頁の全てのページ範囲を入力する場合には、「1」、「to」、「2」、「0」などと順にテンキー472のボタンを押下する代わりに、全ページボタン505を押下してもよい。また、これら全ページに対して集約を行わない場合には、各ページに対して等倍ボタン502を押下する代わりに、集約設定不要ボタン506を押下してもよい。
【0060】
読み取った全ての原稿に対して上記集約コピー設定が終了した後(集約設定プレビュー画像511〜519が表示された後)、さらに、両面コピー設定を行う場合には、両面印刷設定ボタン504が押下される。これにより、集約設定画面500は後述する両面設定画面600に切り替わる。
【0061】
図6は、両面コピー設定用の画面を含む操作部47の一例を示す拡大詳細図である。図6に示すように、両面コピー設定を行う場合、操作部47の例えば表示器473には、両面コピー設定用の画面(以降、両面設定画面という)600が表示される。この両面設定画面600には、上記集約設定プレビュー画像群510、両面設定プレビュー画像からなる両面設定プレビュー画像群610、両面コピー設定に関する入力を行うための入力ボタン群620、及びユーザに対して所定の情報を報知するためのメッセージ文630などが含まれている。
【0062】
図6に示すように、両面設定画面600は、例えば境界部621を挟んで上下2つの表示領域に分割表示されている。両面設定画面600の上半分の表示領域には、図5における集約コピー設定によって得られた集約設定プレビュー画像群510が表示される。ユーザは、集約設定プレビュー画像群510を参照しながら両面コピー設定を行い、この両面コピー設定の結果、両面設定画面600の下半分の表示領域に両面設定プレビュー画像群610が表示される。両面設定画面600の所定の位置には、例えば「両面印刷設定を行ってください。」などといった両面コピー設定を促すなどの上記メッセージ文630が表示される。
【0063】
両面コピー設定に関し、まず、集約設定プレビュー画像群510における1頁目の集約設定プレビュー画像511(以降、集約設定プレビュー画像群510における各集約設定プレビュー画像を、先頭から順番に1頁、2頁、3頁・・・というようにページとして数えることとする)に対して、両面印刷は行わないという設定を行う場合、まず、1頁目のグループ範囲を指定するために、「1」というテンキー472のボタンを押下し、次に、片面ボタン602を押下し、更に、確定ボタン603を押下する。これにより、1頁目の集約設定プレビュー画像511は、両面印刷を行わずに片面印刷されることが確定される。この確定に伴って、両面設定プレビュー画像611が表示される。ただし、この確定を取り消す場合には、C(クリア)ボタン606を押下する。Cボタン606が押下されると、両面設定プレビュー画像611の表示が取り消される。
【0064】
次に、2頁〜9頁目の合計8個(偶数)の集約設定プレビュー画像に対して両面印刷を行うという設定を行う場合、まず、2〜9頁のグループ範囲を指定するための入力がテンキー472を用いて行われる。この場合、「2」、「to」、「9」というようにテンキー472の該当するボタンを順に押下する。次に、両面ボタン601を押下し、更に、確定ボタン603を押下して、当該2〜9頁のグループの集約設定プレビュー画像が両面印刷されることを確定する。この確定に伴って、両面設定プレビュー画像612〜615が表示される。この確定を取り消す場合には、Cボタン606を押下する。これにより、両面設定プレビュー画像612〜615の表示が取り消される。
【0065】
両面コピー設定に関する上記グループ範囲を入力する際に、グループの集約設定プレビュー画像の個数が奇数個となるように入力された場合、すなわち、例えば2頁〜8頁目の合計7個に対して両面コピー設定を行うとしてテンキー472のボタンが「2」、「to」、「7」と順に押下された場合、例えば「奇数個の画像に対して両面印刷設定は行えません。再設定してください。」などといったメッセージ文が両面設定画像の所定の位置(メッセージ文630の位置でもよい)に表示される。
【0066】
1〜9頁の集約設定プレビュー画像に対する両面コピー設定の内容が確定すれば、最終確定ボタン608を押下する。両面コピー設定を始めからやり直す場合には、AC(オールクリア)ボタン607を押下する。なお、例えば1〜9頁の全ページ範囲を入力する場合に、「1」、「to」、「9」などとテンキー472のボタンを押下する代わりに、全ページボタン605を押下してもよい。最終確定ボタン608が押下されて両面コピー設定が完了した後、スタートキー471が押下されて当該設定内容に応じた印刷動作が開始される。ただし、集約コピー設定を行って最終確定ボタン509を押下した後、スタートキー471を押下すると、両面コピー設定がなされずに印刷動作が開始される。また、最終確定ボタン608を押下した後、あるいは両面コピー設定を行っている途中に集約設定画面に戻りたい場合には、集約設定ボタン604を押下してもよい。
【0067】
また、両面設定画面600の上述した上下の表示領域それぞれにおける、プレビュー画像の個数が多くなり、これらを一度に当該表示領域に表示することが不可能となる場合には、スクロールバー622、623などを用いてスクロール表示させ、全プレビュー画像が見られるようにしてもよい。ただし、スクロール表示でなくともよく、例えば両面設定画面600の所定の位置に、「次画面」などと表示されたボタンを備え、このボタンを押下することにより各表示領域の画面を切り替えて現在見ることができない残りのプレビュー画像を表示してもよい。
【0068】
なお、図5及び図6に示す集約設定プレビュー画像及び両面設定プレビュー画像は、それぞれ、集約されているか否か(集約率はどれ位か)、原稿画像の各ページが集約画像のどの原稿エリアに配置されるのか、あるいは両面印刷されるのか否かといった集約コピー設定及び両面コピー設定に関する情報のみが反映されてなるプレビュー画像であって、このプレビュー画像は、原稿内容が省略されたものとなっている。
【0069】
上述のように、集約コピー設定に関する集約情報及び両面印刷情報が、それぞれ集約設定画面500及び両面設定画面600などから上述の入力方法等によって入力され、この入力された各情報が集約情報設定部103及び両面印刷情報設定部104に設定される。
【0070】
図3及び図4は、集約情報及び両面印刷情報の設定に関する動作の一例を示すフローチャートである。まず、原稿読取部5によって原稿がページ単位で読み取られて所定数の原稿画像が得られる(ステップS1)。集約コピー設定用(集約情報入力用)の例えば集約設定画面500が表示された操作部47(テンキー472)から入力された、上記所定数の原稿画像のうちの第1番目のグループのページ範囲に関する情報が集約情報設定部103によって受け付けられる(ステップS2)。この第1番目のグループの原稿画像に対して集約を行う場合(ステップS3のYES)、図5に示す集約ボタン501、テンキー472及び確定ボタン503等を用いて入力された、当該第1番目のグループの原稿画像に対する集約率を示す情報が集約情報設定部103によって設定される(ステップS4)。この集約率が設定された原稿画像は、拡大縮小処理部91によって当該集約率に応じて縮小処理される(ステップS5)。そして、この縮小処理の結果得られた縮小画像がレイアウト処理部92によってレイアウト処理されて集約画像が作成される(ステップS6)。
【0071】
第1番目のグループの原稿画像に対して集約を行わない場合(ステップS3のNO)、等倍ボタン502等を用いて入力された、当該第1番目のグループの原稿画像に対して集約を行わない(等倍にする)ことを示す等倍情報が集約情報設定部103によって設定される(ステップS7)。この等倍情報が設定された原稿画像に対して、画像処理部9によって等倍画像が作成される(ステップS8)。そして、集約画像及び等倍画像がレイアウト処理部92によって印刷順に配列されて例えば集約設定画像郡730(あるいは集約設定プレビュー画像群510)とされ、この集約設定画像郡730に対応した集約設定プレビュー画像がプレビュー画像作成部93によって作成される(ステップS9)。さらに、このプレビュー画像作成部93で作成された当該集約設定プレビュー画像が、設定画面表示制御部102によって操作部47の表示器473(例えば集約設定画面500)に表示される(ステップS10)。
【0072】
次に、全ての原稿画像に対する集約コピー設定が終了していなければ、すなわち、上記第1番目のグループが原稿画像の全ページ範囲で構成されていなければ(ステップS11のNO)、上記ステップS2において、原稿画像に対する次の(第2番目の)グループのページ範囲に関する情報が集約情報設定部103によって受け付けられる。全ての原稿画像に対する集約コピー設定が終了すれば(ステップS11のYES)、集約設定画面500における両面印刷設定ボタン504等の押下による入力情報が両面印刷情報設定部104によって受け付けられ、この受け付けられた入力情報に基づいて、設定画面表示制御部102によって、両面コピー設定用(両面印刷情報入力用)の例えば両面設定画面600が操作部47の表示器473に表示される(ステップS12)。ただし、上記集約設定画像郡730は、設定画面表示制御部102によって両面設定画面600中に含んで表示される。
【0073】
次に、集約設定画像郡730における各集約設定画像に対する第1番目のグループのページ範囲(グループの総ページ数が偶数であるか奇数であるか)に関する情報両面印刷情報設定部104によって受け付けられる(ステップS13)。そして、このステップS13における第1番目のグループのページ範囲に対して両面印刷を行うか、あるいは片面印刷を行うかに関する情報、すなわち図6に示す両面ボタン601又は片面ボタン602の押下による入力情報が両面印刷情報設定部104によって受け付けられる(ステップS14)。さらに、確定ボタン603の押下による入力情報が両面印刷情報設定部104によって受け付けられる(ステップS15)。上記ステップS13、S14において受け付けられた入力情報が、偶数、奇数(グループの総ページ数が偶数又は奇数)、両面印刷、及び片面印刷の4つの組合せのうちのいずれの組合わせになっているか、すなわち、偶数−両面印刷、偶数−片面印刷、奇数−両面印刷、奇数−片面印刷のうちのいずれの組合せになっているかが当該両面印刷情報設定部104によって判別され、偶数−両面印刷の組合せになっていると判別された場合には(ステップS16のYES)、当該第1番目のグループにおける全ての集約設定画像に対して両面印刷を行うということを示す情報が、両面印刷情報設定部102によって設定される(ステップS17)。そして、レイアウト処理部92によって、当該両面印刷を行うことが設定された集約設定画像に対するレイアウト処理が行われて両面印刷用画像が作成される(ステップS18)。
【0074】
偶数−両面印刷の組合せになっていないと判別された場合には(ステップS16のNO)、さらに、奇数−両面印刷の組合せになっているかが両面印刷情報設定部104によって判別され、奇数−両面印刷の組合せになっていない場合には、すなわち、奇数−片面印刷、及び偶数−片面印刷の組合せになっている場合には(ステップS19のNO)、当該第1番目のグループにおける全ての集約設定画像に対して片面印刷を行うということを示す情報が両面印刷情報設定部104によって設定される(ステップS20)。そして、レイアウト処理部92によって、当該片面印刷を行うことが設定された集約設定画像に対するレイアウト処理が行われて片面印刷用画像が作成される(ステップS21)。上記ステップS19において奇数−両面印刷の組合せになっている場合には(ステップS19のYES)、両面印刷情報設定部104からの指示信号に基づいて、上記奇数−両面印刷の組合せの設定が不可能であり、この第1のグループに対する当該組合せの設定のやり直しが必要である旨のメッセージが設定画面表示制御部102によって操作部47に表示され(ステップS22)、上記ステップS13に戻って当該再設定に関するページ情報の受け付けが行われる。
【0075】
次に、上記ステップS18、S21において作成された両面印刷用画像及び片面印刷用画像がレイアウト処理部92によって印刷順に配列され、例えば両面設定画像郡750(あるいは両面設定プレビュー画像群610)とされ、この両面設定画像郡750に対応した両面設定プレビュー画像がプレビュー画像作成部93によって作成される(ステップS23)。そして、このプレビュー画像作成部93で作成された当該両面設定プレビュー画像が、設定画面表示制御部102によって操作部47の表示器473(例えば両面設定画面600)に表示される(ステップS24)。
【0076】
集約設定画像群(例えば集約設定画像群730)における全ての集約設定画像に対する両面コピー設定が終了していなければ(ステップS25のNO)、上記ステップ13に戻り、集約設定画像群における次の(第2番目の)グループのページ範囲に関する情報が両面印刷情報設定部104によって受け付けられる。集約設定画像群における全ての集約設定画像に対する両面コピー設定が終了すれば(ステップS25のYES)、当該両面コピー設定がなされた結果得られた両面設定画像群(例えば両面設定画像群750)の各両面設定画像が、順に記録部40によって記録紙に印刷される(ステップS26)。
【0077】
なお、上記ステップS11における、全ての原稿画像に対する集約コピー設定が終了した後に、両面コピー設定を行わない場合、ステップS11(のYES)からステップS26に移行して、集約設定画像群730における各集約設定画像の印刷が行われる。
【0078】
以上のとおり、本発明の画像形成装置によれば、原稿読取部5による原稿の読み取りによって得られた各原稿画像(各グループ)に対する、集約を行うか否かに関する情報と、当該集約を行う場合の集約率の情報とを含む集約情報が集約情報設定部103によって設定される。そして、この集約情報設定部103によって設定された集約情報に基づいて、画像処理部9によって集約画像及び等倍画像が作成される。画像処理部9によって作成されたこれら集約画像及び等倍画像は記録部40によって印刷される。したがって、集約コピー設定を原稿のページ単位で行うことが可能となり、等倍画像や集約画像が混在する場合であっても、一回のコピー動作で当該全ての等倍画像や集約画像を印刷することができるようになり、ひいてはコピー効率を向上することができる。
【0079】
また、読み取られた原稿画像は、グループ(1つの原稿画像からなるグループも含む)毎に集約率が設定され、かつ、各集約率に応じて縮小された各グループの原稿画像が記録紙の先頭位置から順に詰めて配置されるため、すなわち、各グループの先頭画像(印刷の順番が小さい原稿画像)が記録紙の先頭位置から順に詰めて配置されるため、各グループに属する原稿画像の数を調整することによって、ユーザの好みに応じた各グループ毎の区切り位置を設定することができ、ひいては当該区切り位置を見易く、あるいは見栄え良くすることができる。また、記録紙に対して原稿画像が詰めて配置されるため、印刷に要する記録紙の枚数を低減することができる。
【0080】
また、両面印刷情報設定部104によって、上記画像処理部9により作成された集約設定画像群730における各集約設定画像(各グループ)に対する両面印刷情報が設定される。そして、この両面印刷情報設定部104によって設定された両面印刷情報に基づいて、画像処理部9により両面印刷用画像及び片面印刷用画像が作成される。そして、当該作成された両面印刷用画像及び片面印刷用画像は、記録部40によって印刷される。よって、上記集約画像及び等倍画像からなる集約設定画像群に対して、偶数個の集約設定画像から構成されるグループ毎の両面印刷又は片面印刷、あるいは、奇数個の集約設定画像から構成されるグループ毎の片面印刷の設定が可能となり、両面印刷用画像や片面印刷用画像が混在する場合であっても一回のコピー動作でこれら全ての両面印刷用画像や片面印刷用画像を印刷することができるようになり、ひいてはコピー効率を向上することができる。
【0081】
また、上記集約情報と両面印刷情報とが、例えば操作部47に表示されるため、各原稿画像に対して設定されている集約情報、あるいは各集約設定画像に対して設定されている両面印刷情報をユーザが確認できるようになる。さらに、これら集約情報及び両面印刷情報は、当該集約情報及び両面印刷情報の設定に基づいて得られた、それぞれ集約設定プレビュー画像(群)及び両面設定プレビュー画像(群)として上記操作部47に表示されるため、集約情報及び両面印刷情報をユーザが視覚的に容易に確認することができるようになる。
【0082】
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(A)本実施形態においては、原稿画像又は集約設定画像における各グループ(各ページ範囲)に対する集約コピー設定又は両面コピー設定が終了する都度、当該各グループに対応する集約設定プレビュー画像が表示される構成、すなわち、例えば原稿画像の1頁目のグループに対する集約コピー設定が終了すると(確定ボタン503が押下されると)、この1頁目に対する例えば集約設定プレビュー画像511が表示され、2〜6頁目のグループに対する集約コピー設定が終了すると(確定ボタン503が押下されると)、次に、この2〜6頁目に対する例えば集約設定プレビュー画像512〜514が表示されるといった構成であるが、
全ての原稿画像又は集約設定画像に対する集約コピー設定又は両面コピー設定が終了した後に(最終確定ボタン509又は608が押下された後に)、各グループに対する集約コピー設定又は両面コピー設定の内容に対応する集約設定プレビュー画像又は両面設定プレビュー画像を一度に纏めて表示する構成であってもよい。
【0083】
(B)本実施形態においては、テンキー472を用いて各ページ範囲や集約率に関する数字を入力する構成であるが、このテンキー472に相当する例えばテンキーボタン画像を、集約設定画面500又は両面設定画面600内に表示し、このテンキーボタン画像を用いて当該入力を行う構成であってもよい。
【0084】
(C)本実施形態においては、集約情報及び両面印刷情報をそれぞれ集約設定プレビュー画像及び両面設定プレビュー画像として表示する構成であるが、集約情報及び両面印刷情報を、当該集約情報及び両面印刷情報を示す所定の文字(文章)、例えば、1頁は等倍、2〜6頁は集約率2in1、7〜17頁は4in1、・・・によって表示する構成であってもよい。ただし、当該文字表示とプレビュー画像表示とを共に行ってもよいし、文字表示のみ行ってもよい。
【0085】
(D)本実施形態においては、原稿内容が省略されたプレビュー画像であるが、集約設定プレビュー画像及び両面設定プレビュー画像を、読み取った各原稿画像が縮小表示された(原稿画像の内容が視認可能な)所謂サムネイル画像としてもよい。
【0086】
(E)本実施形態においては、偶数個の集約設定画像(1つのグループ)に対して両面印刷の設定を行う構成であるが、奇数個の集約設定画像に対して両面印刷の設定が可能な構成であってもよい。この場合、当該奇数個のうち印刷順が最後の集約設定画像は、片面印刷用画像(両面設定画像)として自動的に設定される。例えば、2頁〜8頁の合計7個の集約設定画像に対して両面印刷の設定を行うという場合、まず、2頁〜8頁のグループ範囲を指定するために、「2」、「to」、「8」というようにテンキー472の該当するボタンを順に押下する。次に、両面ボタン601を押下し、更に、確定ボタン603を押下する。これにより、2頁〜7頁に対して両面印刷用画像が3つ作成される(この3つの両面印刷用画像には、2頁〜7頁の集約設定画像が印刷順にレイアウトされている)。そして、印刷順が最後の8頁目に対して片面印刷用画像が1つ作成される。このように、まず2頁〜7頁(偶数個)のグループ範囲に対して両面ボタン601を押下し、次に8頁(奇数個)に対して片面ボタン602を押下するといったように、偶数個、奇数個を区別して各ボタンを押下する手間を省くことができ、ひいては操作性を向上できる。
【0087】
(F)本実施形態においては、設定対象となっている全てのページに対するページ範囲を指定する場合にのみ全ページボタン505、605を用いる構成であるが、この全ページボタン505、605を用いて、設定対象となっている全ページにおける、或るページ以降の残り全てのページに対するページ範囲を指定することが可能な構成であってもよい。すなわち、例えば全ページ数が20頁であるとする。このうち1頁〜3頁に対して所定の設定(例えば集約率2in1で集約する設定)を行った後、4ページ以降の全てのページ(4頁〜20頁)に対して所定の設定を行うべく当該4頁〜20頁のグループ範囲を指定する場合、「4」、「to」、「2」、「0」などと順にテンキー472を押下して指定するのではなく、全ページボタン505又は506を押下することによって指定する構成であってもよい。このように、全ページボタン505又は506の押下のみによって残り全てのページに対するグループ範囲を指定できるため、上記のように「4」、「to」、「2」、「0」などと残りのページ(ページ番号)を確認しながらテンキー472を押下する手間を省くことができ、ひいては操作性を向上できる。
【0088】
(G)上記変形態様(F)において、4頁〜20頁(残り全てのページ)に対するグループ範囲を指定する場合、まず、当該残りのページにおける先頭ページに関する入力を行うべく「4」、「to」などと順にテンキー472を押下し、次に、全ページボタン505又は506を押下する構成であってもよい。これにより、設定対象となっている全てのページにおける最後のページ(20頁目)を確認しながら、「2」、「0」などと順にテンキー472を押下する手間を省くことができ、ひいては操作性を向上できる。
【0089】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、読み取って得られた原稿画像それぞれに対して、集約を行うか否か、及び集約を行う場合の集約率がユーザの選択に応じて任意に設定され、この設定に応じて印刷動作が行われるため、集約コピーに関する設定を原稿のページ単位で行うことができるようになり、ひいてはコピー効率を向上することができる。また、各原稿画像に対して設定されている集約情報を確認することができる。さらに、各原稿画像に対して設定されている集約情報を視覚的に容易に確認することができる。
【0090】
請求項2記載の発明によれば、原稿画像が記録紙に印刷された場合の各集約率毎の区切り位置を任意に設定することができる。また、記録紙に対して原稿画像が詰めて配置されるため記録紙の枚数を低減することができる。
【0091】
請求項記載の発明によれば、両面印刷に関する設定が集約画像及び等倍画像における偶数個の画像単位で行うことができるようになり、ひいてはコピー効率を向上することができる。
【0092】
請求項記載の発明によれば、集約画像及び等倍画像に対して設定されている両面印刷情報を確認することができる。
【0093】
請求項記載の発明によれば、各集約画像及び等倍画像に対して設定されている両面印刷情報を視覚的に容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。
【図2】 複写機の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 集約情報及び両面印刷情報の設定に関する動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 集約情報及び両面印刷情報の設定に関する動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 集約コピー設定用の画面を含む操作部の一例を示す拡大詳細図である。
【図6】 両面コピー設定用の画面を含む操作部の一例を示す拡大詳細図である。
【図7】 原稿の読み取りによって得られた複数の原稿画像に対して印刷順に集約コピー設定及び両面コピー設定を行う場合の各原稿画像の設定状態の一例を示す図である。
【図8】 原稿画像が各集約率に応じて記録紙に集約される場合の集約状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置)
5 原稿読取部(読み取り手段)
9 画像処理部(画像処理手段)
91 拡大縮小処理部
92 レイアウト処理部
93 プレビュー画像作成部(プレビュー画像作成手段)
10 制御部
101 印刷条件設定部(設定手段)
102 設定画面表示制御部
103 集約情報設定部(設定手段)
104 両面印刷情報設定部(設定手段)
40 記録部(印刷手段)
47 操作部(表示手段)
471 スタートキー
472 テンキー
473 表示器(表示手段)
500 集約設定画面
510 集約設定プレビュー画像群(第1のプレビュー画像)
511、519 集約設定プレビュー画像(等倍画像)
512〜518 集約設定プレビュー画像(集約画像)
600 両面設定画面
610 両面設定プレビュー画像群(第2のプレビュー画像)
611 両面設定プレビュー画像(片面印刷用画像)
612〜615 両面設定プレビュー画像(両面印刷用画像)
700 読み取り画像群
701〜722 原稿画像
730 集約設定画像群(第1のプレビュー画像)
731、741 集約設定画像(等倍画像)
732〜740 集約設定画像(集約画像)
750 両面設定画像郡(第2のプレビュー画像)
751、753、757 両面設定画像(片面印刷用画像)
752、754〜756 両面設定画像(両面印刷用画像)

Claims (7)

  1. 複数の原稿をページ単位で読み取って得られた原稿画像を集約率に応じて縮小して記録紙に集約する集約印刷が可能に構成された画像形成装置であって、
    複数の原稿を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段による原稿の読み取りによって得られた各原稿画像に対する、前記集約を行うか否かに関する情報と、該集約を行う場合の集約率の情報とを含む集約情報をユーザの選択に応じて設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された集約情報に基づいて、前記集約を行う原稿画像を該原稿画像に対する集約率に応じて縮小し、該縮小した原稿画像が集約された集約画像を作成するとともに、前記集約を行わない原稿画像に対する等倍画像を作成する画像処理手段と、
    前記集約画像及び等倍画像を記録紙に印刷する印刷手段と
    前記設定手段によって設定された前記集約情報を表示する表示手段と、
    前記原稿画像に対して前記集約情報を反映した第1のプレビュー画像の作成を行うプレビュー画像作成手段とを備え、
    前記表示手段は、前記プレビュー画像作成手段によって作成された第1のプレビュー画像と、コピー設定を行うための入力ボタン群とを含む画面を表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記設定手段は、原稿画像の印刷順に連続する所定数の該原稿画像からなるグループ毎に前記集約率を設定し、
    前記画像処理手段は、前記各グループにおける原稿画像を該グループ毎に設定された集約率に応じて縮小し、該縮小した原稿画像が、記録紙に対する所定の先頭位置から前記印刷順に詰めて配置された前記集約画像を作成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記設定手段は、前記集約画像及び等倍画像の少なくともいずれか一方のうちの偶数個の画像に対する、記録紙への両面印刷を行うか否かに関する両面印刷情報をユーザの選択に応じて設定し、
    前記画像処理手段は、前記設定手段によって設定された両面印刷情報に基づいて、前記両面印刷を行う集約画像及び等倍画像を用いて両面印刷用画像を作成するとともに、前記両面印刷を行わない集約画像及び等倍画像に対する片面印刷用画像を作成し、
    前記印刷手段は、前記両面印刷用画像を用いた両面印刷と前記片面印刷用画像を用いた片面印刷とを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示手段は、前記設定手段によって設定された両面印刷情報を表示することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  5. 前記プレビュー画像作成手段は、前記集約画像及び等倍画像に対して前記両面印刷情報を反映した第2のプレビュー画像を作成し、
    前記表示手段は、前記プレビュー画像作成手段によって作成された第2のプレビュー画像を表示することを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  6. 前記表示手段は、前記第1のプレビュー画像と前記第2のプレビュー画像とを前記画面の上下2つの表示領域に分割表示することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段は、前記原稿の読み取りによって得られた複数の原稿画像の所定ページ以降の残り全てのページに対するグループ範囲を指定するための全ページボタンを前記画面に表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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