JP3914167B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等の画像形成装置に関し、特に、集約コピーが可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等の画像形成装置は、原稿台に載置されるなどした複数枚の原稿を読み取り、この読み取りによって得られた複数の原稿画像を縮小させて1枚の記録紙に集約してコピーさせる、所謂集約コピーが可能な構成を備えたものが普及している(例えば特許文献1)。そして、この集約コピーされた原稿(集約コピー原稿)と通常の原稿(通常原稿)とを混在させてコピーを行うことが一般的に行われるようになってきている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−49985号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、集約コピー原稿においては、記録紙に集約される原稿画像の数、すなわち、後述する集約率が異なる場合が多く、これら集約コピー原稿と通常原稿とが混在した原稿に対し、これら原稿の集約率を所定の集約率に揃えて再コピーし直すといった場合、集約コピー原稿と通常原稿とを手作業等により仕分けする必要があり、特に、この場合、集約コピー原稿の各集約率を揃えるべく各集約コピー原稿に対する集約率を1つ1つ確認し、この集約率が所定の集約率に揃うように、当該集約コピー原稿の拡大又は縮小コピーを行う必要があり、非常に手間がかかってしまうといった問題がある。
【0005】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、集約コピーされた原稿の集約率を揃えて再コピーすることが容易に行える画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の原稿画像を一枚の記録紙に集約して印刷した複数の集約原稿を読み取り、集約原稿毎に当該集約原稿に印刷されている複数の集約画像を取得する集約画像取得手段と、前記集約画像取得手段によって取得された集約画像間の境界を集約原稿毎に検出する境界検出手段と、前記境界検出手段によって検出された境界に基づいて各集約原稿の集約率を判別する集約率判別手段と、前記集約率判別手段によって判別された各集約原稿の集約率に基づいて、前記各集約原稿の集約率のうちの最小の集約率、前記各集約原稿の集約率のうちの集約原稿の枚数が最大となる集約率、及び前記各集約原稿の集約率の平均となる集約率のうちの一つを再集約率として決定する再集約率決定手段と、前記集約率判別手段によって判別された集約率が前記再集約率となるように各集約画像を加工して再集約率用集約画像を作成する画像加工手段と、前記再集約率用集約画像を前記再集約率決定手段によって決定された再集約率で記録紙に印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
【0007】
上記構成によれば、集約画像取得手段によって、複数の原稿画像を一枚の記録紙に集約して印刷した複数の集約原稿が読み取られ、この集約原稿毎の複数の集約画像が取得される。そして、この取得された集約画像間の境界が境界検出手段によって集約原稿毎に検出され、この検出された境界に基づいて各集約原稿毎の集約率が集約率判別手段によって判別される。また、集約率判別手段により判別された各集約原稿の集約率に基づいて、各集約原稿の集約率のうちの最小の集約率、各集約原稿の集約率のうちの集約原稿の枚数が最大となる集約率、及び各集約原稿の集約率の平均となる集約率のうちの一つが再集約率として再集約率決定手段によって決定される。そして、画像加工手段によって、集約率判別手段により判別された集約率が、再集約率決定手段によって決定された再集約率となるように各集約画像が加工されて再集約率用集約画像が作成され、印刷手段によって再集約率用集約画像が当該再集約率で印刷される。
【0008】
このように、読み取られた集約原稿の集約率が自動的に算出されるため、集約原稿の集約率をユーザが算出する必要がなく、ひいては、集約コピーされた集約原稿の集約率を揃えて再コピーすることが容易に行える。また、集約率判別手段によって自動的に判別された集約原稿の集約率に基づいて、再集約率決定手段によって自動的に決定された再集約率に揃えた集約コピーが行えるため、集約コピーされた集約原稿の集約率を揃えて再コピーすることが容易に行える。また、再集約率が再集約率決定手段によって自動的に決定されるため、当該決定された再集約率に揃えた再コピーを容易に行える。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の画像形成装置において、前記境界検出手段は、前記各原稿画像間の帯状の空白部及び前記原稿画像間の境界線の少なくとも一方を検出し、前記集約率判別手段は、前記境界検出手段によって検出された帯状の空白部及び前記境界線の少なくとも一方に基づいて各集約原稿の集約率を判別することを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、各原稿画像間の帯状の空白部及び前記原稿画像間の境界線の少なくとも一方が境界検出手段によって検出され、当該境界検出手段によって検出された帯状の空白部及び前記境界線の少なくとも一方に基づいて集約率判別手段によって集約原稿の集約率が判別される。このように、原稿画像間の帯状の空白部又は境界線の検出に基づいて集約原稿の集約率が判別されるため、確実に集約原稿の集約率が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の一例としての複写機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複写機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを備えている。また、複写機1のフロント部には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、各種操作指令を入力するための種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる表示器473(ディスプレイ)とを備えて構成される操作部47が設けられている。
【0012】
この操作部47では、当該操作部47における例えば表示器473のタッチパネル等から、後述するユーザ指定集約率、あるいは後述する最終集約率を算出するための決定条件に関する情報の入力が行われる。この場合、例えば操作部47の表示器473に、種々の集約率を示す操作ボタンが複数個表示され、かつ、「集約コピーの集約率を選択して下さい」、あるいは「最終集約率の決定条件を選択して下さい」などとユーザ指定集約率や決定条件の選択を促すメッセージが表示され、上記複数の操作ボタンから所定の操作ボタンが押下されることでユーザが所望するユーザ指定集約率や決定条件が選択される構成となっている。
【0013】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52(プラテンガラス)及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取る場合には原稿台52に対向する位置に移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを後述する制御部10へ出力する。また、スキャナ51は、原稿給送部6により搬送された原稿を読み取る場合には原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、当該画像に対する画像データを後述する制御部10(あるいは、画像メモリ7又は画像処理部11)へ出力する。
【0014】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り後の原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ順に繰り出して上記原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ等からなる原稿搬送機構63を備える。また、原稿給送部6は可倒式に構成されており、原稿台52の上面を開放するように上方に持ち上げることにより、原稿台52の上面に、読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を載置することが可能に構成されている。
【0015】
本体部2は、それぞれサイズが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して後述する記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備えている。
【0016】
記録部40は、スキャナ51で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する光学ユニット42と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上にトナー像を形成する画像形成部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられた搬送ローラ等によって記録紙を搬送してスタックトレイ3又は排出トレイ48へ排出する用紙搬送装置46とを備えている。
【0017】
図2は、図1に示す複写機1の概略構成を示すブロック図である。複写機1には、装置全体の動作制御を司る制御部10が備えられており、この制御部10は、スキャナ51等からなる原稿読取部5、原稿搬送機構63等からなる原稿給送部6、画像形成部44等からなる記録部40、テンキー472や表示器473等を含む操作部47、画像メモリ7、HDD8、ネットワークI/F部9及び画像処理部11が接続されている。
【0018】
画像メモリ7は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ、あるいは、後述するネットワークI/F部9を介して図略の外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
【0019】
HDD(Hard Disk Drive)8は、原稿読取部5によって読み取られた画像データ並びに外部装置から送信されてきた画像データ、及び当該画像データに設定されている出力形式等が記憶される記憶装置である。
【0020】
ネットワークI/F部9は、ネットワークインタフェース(例えば10/100Base-TX)等を用い、LAN3などのネットワークを介して接続された外部装置との間における種々のデータの送受信を制御するものである。
【0021】
制御部10は、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、一時的にデータを保管するRAM(Random Access Memory)、及び制御プログラム等を上記ROMから読み出して実行するマイクロコンピュータ等からなり、操作部47等において入力された指示情報や、本装置の各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行う処理を実行するものである。制御部10は、集約率判別部101、集約情報受付部102、集約率決定部103及び決定条件受付部104を備えている。
【0022】
集約率判別部101は、後述する境界検出部111によって検出された境界の情報に基づいて、複数の原稿画像が集約して印刷された原稿(以降、集約原稿という)の集約率を判別するものである。ところで、この集約率とは、1枚の記録紙(の片面)に何枚の原稿が集約されて印刷されているかを示す指標であり、当該集約率は、以降、集約率Nin1(Nイン1)と表現する。このNin1における変数「N」は、記録紙の片面に対して集約される原稿画像の数(以降、集約数という)を示しており、例えば1枚の記録紙に4枚の原稿が集約される場合、すなわち、集約数が4の場合の集約率は4in1となる。なお、以降、集約原稿に集約された原稿画像を集約画像という。
【0023】
ここで、図5に、各集約率に対応して原稿画像が記録紙に集約された状態の一例を示す。図5に示す記録紙500は、集約コピーされていない状態の記録紙を示している。記録紙520は、集約率2in1で集約コピーされる場合を示しており、この場合、記録紙520は、第1原稿エリア501及び第2原稿エリア502の2つの原稿エリア(印刷領域)に区分されており、これら各原稿エリア内に、集約率2in1に対応して縮小された、すなわち、元の原稿画像の画像サイズ(記録紙500のサイズ)を1とすると、1/2のサイズに縮小された原稿画像が印刷される。記録紙540は、同様に、集約率4in1で集約コピーされる場合を示しており、第1原稿エリア503〜第4原稿エリア506に区分されており、これら各原稿エリア内に、集約率4in1に対応して縮小された、すなわち、元の原稿画像の画像サイズを1とすると、1/4のサイズに縮小された縮小画像が印刷される。なお、図5に示す記録紙500、520及び540は、全て同じサイズ(主走査方向及び副走査方向が同じ長さ)である。
【0024】
集約情報受付部102は、操作部47から指示入力された集約率(以降、ユーザ指定集約率という)に関する情報(集約情報)を受け付けるものである。集約情報受付部102は、操作部57において選択されたユーザ指定集約率、例えば集約率2in1の情報を受け付ける。なお、当該ユーザ指定集約率は、集約率が互いに異なる集約原稿を所定の集約率に揃えて(統一して)コピーし直す(再コピーする)場合に用いられる。例えば、ユーザによって集約率2in1が選択された場合、集約率が4in1又は2in1といった集約原稿、及び集約コピーされていない原稿(以降、等倍原稿という)を含む複数種類の集約率が混在した原稿の各集約率が、後述する画像処理部11における画像処理の結果、当該ユーザ指定集約率である集約率2in1に揃えられる。
【0025】
集約率決定部103は、集約率判別部101によって判別された各集約原稿の集約率の情報に基づいて、所定の決定条件(演算条件)において演算し、上述した集約率が互いに異なる集約原稿を揃えるための集約率(以降、集約率決定部103において算出された当該原稿を揃えるための集約率を最終集約率という)を決定するものである。
【0026】
上記決定条件は、最小集約率、最多集約率、及び平均集約率といった最終集約率を算出するための条件である。最小集約率は、原稿読取部5で読み取られた各集約原稿の集約率のうち、最小の集約率を示している。ところで、集約率決定部103では、上記集約率Nin1を、数値(分数)である1/Nとして各種演算を行うものとする。この場合、集約率2in1は分数「1/2」、集約率4in1は分数「1/4」となる。なお、等倍原稿(の集約率1in1)に対応する数値は「1」とする。これによれば、上記最小の集約率は、Nin1におけるNの数が最も大きい集約率(最小の値となる分数)のことを示しており、例えば、集約率2in1、4in1、及び等倍原稿が混在した原稿のうち、最小の集約率は4in1となる。
【0027】
最多集約率とは、原稿読取部5で読み取られた各集約原稿の集約率のうち、集約原稿の枚数が最大となる集約率、すなわち、同じとなる集約率が最も多いもの(集約率)を示している。例えば、集約率2in1である集約原稿が3枚、集約率4in1である集約原稿が2枚混在した場合の最多集約率は、同じ集約率が3枚と最も多くなる場合である集約率2in1となる。
【0028】
次に、平均集約率とは、原稿読取部5で読み取られた各集約原稿の集約率の平均となる集約率を示している。ここで、集約率決定部103における上記各決定条件での最終集約率の算出方法について説明する。
【0029】
まず、最小集約率の算出の場合、集約率判別部101で判別された集約画像の各集約率を、当該各集約率に対応した数値(上記分数)に置き換え、この数値の大小を比較することにより当該最小集約率を算出し、この算出された最小集約率が上記最終集約率とする。
【0030】
次に、最多集約率の算出の場合、集約率判別部101で判別された集約画像の各集約率に対する枚数を示す数値を比較し、その中で最大の数値となる集約率を当該最多集約率として算出する。この場合、等倍原稿の枚数を例えば「N1」枚、集約率2in1の集約原稿の枚数を例えば「N2」枚、集約率4in1の集約原稿の枚数を例えば「N4」枚とすると、最多集約率は、このN1、N2及びN4のうち最大の数値となる集約率が最終集約率となる。この場合、(最多集約率)=MAX(N1、N2、N4)という式で示される。なお、式中の「MAX」は、括弧内の数値「N1」、「N2」、「N4」のうちの最大の数という意味である。例えば、原稿読取部5で読み取られた集約原稿が、等倍原稿が2枚、集約率2in1の集約原稿が3枚、及び集約率4in1の集約原稿が5枚混在したものである場合、(最多集約率)=MAX(2、3、5)で示され、よって、最も枚数の多い(5枚)集約率4in1が最終集約率となる。なお、同じ(数値の)集約率を有した集約原稿が同枚数となった場合には、集約率の値がより小さいものを最終集約率とする。例えば、等倍原稿が2枚、集約率2in1が3枚、集約率4in1が3枚というように、3枚となる集約率が2in1及び4in1の2つ存在する場合には、これら2つの集約率が比較され、集約率がより小さい方である集約率4in1が最終集約率として選択される。ただし、同じ集約率の集約原稿が同枚数となる場合は、集約率がより大きいものを最終集約率としてもよい。
【0031】
また、平均集約率の算出の場合、集約率判別部101で判別された集約画像の各集約率毎の枚数を上記と同様に、N1(等倍原稿の枚数)、N2枚(集約率2in1の原稿枚数)及びN4(集約率Nin1の原稿枚数)とすると、(平均集約率)={N1・(1/2)+N2・(1/4)+N4・(1/8)}/(N1+N2+N4)などの式を用いて当該平均集約率を算出する。この演算の結果、平均集約率が1/2の値となる場合には、集約原稿を集約コピーせずに等倍でコピーする。すなわち、平均集約率が1/2の値となる場合は、原稿読取部5によって読み取られた原稿は全て等倍原稿であり、これら等倍原稿は集約コピーを行わずに等倍でコピーする。また、上記演算の結果、平均集約率が、(1/2)>(平均集約率)>(1/4)の大小関係となった場合は、最終集約率を1/2(集約率2in1)とする。また、平均集約率が、(1/4)>(平均集約率)という大小関係になった場合は、最終集約率を「1/4」(集約率4in1)とする。
【0032】
決定条件受付部104は、操作部47から指示入力された、上記集約率決定部103における最終集約率を決定する際の決定条件(演算条件)に関する情報を受け付けるものである。例えば操作部47の表示器473には、最小集約率、最多集約率及び平均集約率といった決定条件に対応した操作ボタンが表示され、ユーザによってこれら決定条件の中から所定の条件が、当該所定の条件に対応する操作ボタンがタッチ(押下)されるなどして選択され、この選択された決定条件に関する情報が決定条件受付部104によって受け付けられる。
【0033】
画像処理部11は、原稿読取部5によって読み取られて得られた原稿の画像データに対する画像処理を行うものである。画像処理部11では、例えば、原稿読取部5によって読み取られて得られた画像データのA/D変換が行われ、当該変換された画像データを用いて原稿画像の画像サイズを縮小したり、縮小された縮小画像の画像データを記録紙の画像サイズ内に1つに纏めてレイアウトするといった画像処理が行なわれる。
【0034】
画像処理部11は、境界検出部111、拡大縮小処理部112、レイアウト処理部113、及び印刷領域分離部114を備えている。境界検出部111は、原稿読取部5によって読み取られて得られた集約原稿における集約画像間の境界を各集約原稿毎に検出するものである。
【0035】
ここで、図6(a)(b)に、集約原稿における上記集約画像間の境界の一例を示す。図6(a)に示す集約原稿600及び集約原稿610は、いずれも集約率が2in1の同じサイズの集約原稿であり、集約原稿600及び集約原稿610の主走査方向と副走査方向とが互いに入れ替わっている状態を示している。図6(b)に示す集約原稿620及び集約原稿630についても同様である。図6(a)に示す集約原稿600は、複数の集約画像、すなわち、集約画像601、602が集約(縮小)されて印刷されており、当該集約画像601及び集約画像602の間の境界部603には、帯状の空白部又は境界線が存在している。集約原稿610も同様に、集約画像604、605の間の境界部606には、帯状の空白部又は境界線が存在している。また、図6(b)に示す集約原稿620及び集約原稿630についても同様に、各集約画像621〜624間の境界部625、及び各集約画像626〜629間の境界部631には、上記帯状の空白部又は境界線が存在している。境界検出部111は、原稿読取部5で読み取られて得られた集約画像の画像データから上記境界部603、606、625及び631における当該帯状の空白部又は境界線の検出(抽出)を行う。境界検出部111は、上記境界が検出されない原稿は、集約コピーが施されていない等倍原稿であると判別する。なお、この境界検出部111によって検出された境界の情報が上記集約率判別部101に送信され、この境界の情報に基づいて、各集約原稿に集約されている集約画像の数、すなわち、集約率が上記集約率判別部101によって算出される。
【0036】
拡大縮小処理部112は、集約原稿における集約画像を拡大あるいは縮小する画像処理を行うものである。拡大縮小処理部112は、例えば、上記ユーザ指定集約率又は上記最終集約率に集約率を揃えるべく、集約画像の画像サイズの拡大あるいは縮小処理を行う。集約率が4in1の集約原稿や等倍原稿を、ユーザ指定集約率である2in1に揃えるといった場合、集約率が4in1である集約原稿の集約画像のサイズを2倍に拡大したり、等倍原稿の画像サイズを1/2倍に縮小したりする。
【0037】
レイアウト処理部113は、ユーザ指定集約率や最終集約率に基づいて画像処理部11において所定の画像処理(例えば拡大縮小処理部112における拡大や縮小処理)が施された各集約画像1枚の記録紙に対してレイアウト(配置)する処理(以降、レイアウト処理という)を行うものである。レイアウト処理部113は、当該レイアウト処理を行う場合、必要に応じて(ユーザ指定集約率や最終集約率に応じて)集約画像の回転処理を行う。
【0038】
ここで、図7及び図8に、原稿読取部5で読み取って得られた原稿画像の、記録紙に対するレイアウト処理の一例を示す。図7は、異なった集約率を含む複数の集約原稿を集約率2in1に揃えて再コピーする場合のレイアウトの一例を示している。原稿701〜704は、原稿読取部5で読み取られる原稿を示しており、原稿701、702は等倍原稿、原稿703、704は、集約率2in1の集約原稿である。記録紙705〜707は、集約率2in1に揃えられた各集約画像が印刷される記録紙(記録紙の画面)を示している。レイアウト処理部113は、原稿701及び原稿702を、それぞれ記録紙705の印刷領域708及び印刷領域709に配置する。この場合、原稿701、702の画像サイズは1/2倍に縮小され、かつ、原稿701、702は、当該原稿701、702の縦横の長さの比と、印刷領域708、709の縦横の長さの比とが同じになるように回転処理(例えば90度の回転)されてそれぞれ印刷領域708及び印刷領域709に嵌め込まれる(レイアウトされる)。原稿703及び原稿704は、共に集約率が既に2in1であるため、拡大や縮小処理されずに集約率が等倍のまま(回転処理は行われない)記録紙706、707に印刷される。
【0039】
図8は、異なった集約率を含む複数の集約原稿を、集約率4in1に揃えて再コピーする場合のレイアウトの一例を示している。原稿801〜804は、原稿読取部5で読み取られる原稿を示しており、原稿801、802は等倍原稿であり、原稿803は集約率2in1の集約原稿、原稿804は集約率4in1の集約原稿である。記録紙805、806は、集約率4in1に揃えられた各集約画像が印刷される記録紙(記録紙の画面)を示している。レイアウト処理部113は、原稿801及び原稿802を、それぞれ記録紙805の印刷領域807及び印刷領域808に配置する。この場合、原稿801、802の画像サイズは1/4倍に縮小されてそれぞれ印刷領域807、808に嵌め込まれる。また、レイアウト処理部113は、原稿803を、画像サイズを1/2倍に縮小して記録紙805の印刷領域809に配置する。この場合、原稿803は、当該原稿803の縦横の長さの比と、印刷領域809の縦横の長さの比とが同じになるように回転処理(例えば90度の回転)されて当該印刷領域809に嵌め込まれる。原稿804は、集約率が既に4in1であるため、拡大や縮小処理されずに集約率が等倍のまま(回転処理は行われない)記録紙806に印刷される。
【0040】
なお、上記図7又は図8に示すように集約率の異なる集約原稿を、例えば上記ユーザ指定集約率又は上記最終集約率等の所定の集約率に揃える場合、拡大縮小処理部112等において、当該所定の集約率に相当する数値を集約率判別部101によって得られた各集約原稿の集約率に相当する数値で割り算し、この割り算の結果得られた数値に対応する集約率に基づいて、レイアウト処理(拡大縮小処理)を施す前の集約原稿の画像サイズが拡大縮小される。例えば、原稿読取部5で読み取られて集約率判別部101で判別された各原稿の集約率が、例えば等倍(1)、2in1(1/2)、4in1(1/4)であり、これら各集約率を最終集約率である例えば4in1(1/4)に揃えるといった場合、当該最終集約率である「1/4」を、集約率判別部101で判別された各原稿の集約率である「1」、「1/2」及び「1/4」で割り算する。すなわち、(1/4)÷1=1/4、(1/4)÷(1/2)=1/2、及び(1/4)÷(1/4)=1という計算が行われる。そして、この計算の結果得られた数値である「1/4」、「1/2」及び「1」をそれぞれ集約率4in1、2in1及び等倍(1in1)として扱い、これら割り算の結果得られた集約率に基づいて、集約原稿の各集約画像が拡大縮小処理(等倍のままの処理も含む)され、当該拡大縮小された集約画像の、記録紙の画面内へのレイアウト処理が行われる。なお、集約率2in1に揃えて集約コピーする場合も、上述と同様に、当該揃えられる集約率2in1に対する分数「1/2」が、集約率判別部101で判別された各原稿の集約率に対する数値で割り算され、その結果得られた集約率(数値)に基づいて集約画像の拡大縮小処理が行われ、上記と同様にレイアウト処理が行われる。
【0041】
印刷領域分離部114は、原稿読取部5により読み取られ、集約率判別部101で集約率が判別された各集約原稿における各集約画像の印刷領域を互いに区切って分離させるものである。例えば集約率が2in1の場合、印刷領域分離部114は、図6に示す集約画像601と集約画像602との各印刷領域(原稿エリア)を分離する。当該分離された印刷領域における集約画像の画像データは、例えば、拡大縮小処理を施すべく画像処理部11に送られる。
【0042】
図3は、集約画像間の境界が検出された集約原稿をユーザ指定集約率に揃えて再コピーを行う動作の一例を示すフローチャートである。まず、原稿読取部5によって集約原稿が読み取られて当該集約原稿の集約画像が得られる(ステップS1)。次に、この集約画像の互いの境界が境界検出部111によって検出され(ステップS2)、この検出された境界の情報に基づいて集約率判別部101において各集約原稿に対する集約率が算出される(ステップS3)。一方、上記各集約原稿それぞれの集約率を揃えるべく、操作部47においてユーザ指定集約率の入力が行われ、指示受付部102によりこのユーザ指定集約率の情報が受け付けられる(ステップS4)。上記ステップS3及びステップS4において得られた各集約原稿の集約率、及びユーザ指定集約率の情報に基づいて、集約原稿の各集約画像に対して拡大縮小処理等の画像処理が画像処理部11によって施される(ステップS5)。そして、この画像処理(画像加工)が施された各集約画像は、レイアウト処理部113によって記録紙(の画面)に対するレイアウト処理が施され(ステップS6)、記録部40によって印刷される(ステップS7)。なお、ステップS6においては、各集約画像に対して必要に応じ(ユーザ指定集約率に応じ)回転処理が施される。
【0043】
図4は、集約画像間の境界が検出された集約原稿を最終集約率に揃えて再コピーを行う動作の一例を示すフローチャートである。まず、上記図3におけるステップS1〜ステップS3と同様に、原稿読取部5によって集約原稿が読み取られて当該集約原稿の集約画像が得られる(ステップS11)。次に、この集約画像の互いの境界が境界検出部111によって検出され(ステップS12)、この検出された境界の情報に基づいて集約率判別部101において各集約原稿に対する集約率が算出される(ステップS13)。一方、集約率決定部103において決定される最終集約率の決定条件を最小集約率とする場合(ステップS14のYES)、操作部47から入力された上記最小集約率に関する決定条件が決定条件受付部104によって受け付けられる(ステップS15)。決定条件受付部104によって受け付けられた最小集約率の算出を指示する情報(最終集約率を決定するための決定条件に関する情報)に基づいて、集約率決定部103において当該最小集約率の算出が行われる(ステップS16)。そして、集約率決定部103において算出されたこの最小集約率に揃えるべく、集約原稿の各集約画像に対して拡大縮小処理等の画像処理が画像処理部11によって施される(ステップS17)。この画像処理が施された各集約画像は、レイアウト処理部113によって、記録紙(の画面)に対する上記回転処理を含むレイアウト処理が施され(ステップS25)、記録部40によって印刷される(ステップS26)。
【0044】
集約率決定部103において決定される最終集約率の決定条件を最小集約率とせず(ステップS14のNO)、最終集約率の決定条件を最多集約率とする場合(ステップS18のYES)、上記最小集約率の場合と同様に、操作部47から入力された最多集約率に関する決定条件が決定条件受付部104によって受け付けられる(ステップS19)。決定条件受付部104によって受け付けられた最多集約率の算出を指示する情報に基づいて、集約率決定部103において当該最多集約率の算出が行われる(ステップS20)。そして、集約率決定部103において算出されたこの最多集約率に揃えるべく、集約原稿の各集約画像に対して拡大縮小処理等の画像処理が画像処理部11によって施される(ステップS21)。この画像処理が施された各集約画像は、上記ステップS25における、レイアウト処理部113による記録紙(の画面)に対する上記回転処理を含むレイアウト処理が施され、上記ステップS26における、記録部40による印刷が行われる。
【0045】
集約率決定部103において決定される最終集約率の決定条件を上記最多集約率とせずに(ステップS18のNO)、最終集約率の決定条件を平均集約率とする場合、上記最小集約率や最多集約率の場合と同様に、操作部47から入力された平均集約率に関する決定条件が決定条件受付部104によって受け付けられる(ステップS22)。決定条件受付部104によって受け付けられた平均集約率の算出を指示する情報に基づいて、集約率決定部103において当該平均集約率の算出が行われる(ステップS23)。そして、集約率決定部103において算出されたこの平均集約率に揃えるべく、集約原稿の各集約画像に対して拡大縮小処理等の画像処理が画像処理部11によって施される(ステップS24)。この画像処理が施された各集約画像は、上記ステップS25における、レイアウト処理部113による記録紙に対する上記回転処理を含むレイアウト処理が施され、上記ステップS26における、記録部40による印刷が行われる。
【0046】
なお、上記ステップS14やステップS18における、上記最終集約率の決定条件の選択は、最小集約率、最多集約率及び平均集約率(あるいはこれら3つの決定条件のうち2つが選択される組み合わせ)のうちから、例えば操作部47においてユーザによって再コピーを行う都度選択されるといった構成でもよいし、また、例えば制御部10の所定の箇所に、最小集約率、最多集約率、及び平均集約率のうちのいずれか1つが予めデフォルト条件(デフォルト値)として設定(固定)されており、上記したように再コピーを行う都度ユーザによって当該決定条件が選択されることなく、当該設定されたデフォルト条件が最終集約率の決定条件となる構成であってもよい。
【0047】
以上のとおり、本発明の画像形成装置によれば、原稿読取部5によって複数の集約原稿が読み取られてこの各集約原稿における複数の集約画像が取得され、この取得された集約画像間の帯状の空白部又は境界線などの境界が、境界検出部111によって検出される。そして、当該検出された境界の情報に基づいて各集約原稿毎の集約率が集約率判別部101によって判別される。このように、読み取られた原稿の集約率が自動的に算出されるため、集約コピーされた原稿の集約率を所定の集約率に揃えて再コピーするといったことが容易に行えるようになる。
【0048】
また、集約率判別部101によって自動的に判別された集約原稿の集約率の情報を用いて、ユーザの選択に応じて操作部47から入力された集約率(ユーザ指定集約率)に揃えた再コピー(集約コピー)を容易に行うことができ、再コピー時の生産性が向上する。また、集約率判別部101によって自動的に判別された集約原稿の集約率に基づいて、最小集約率、最多集約率、あるいは平均集約率を算出するといった最終集約率の決定条件により集約率決定部103によって自動的に決定された集約率(最終集約率)を用いて再コピーを容易に行うことができ、ひいては、再コピー時の生産性を向上させることができる。
【0049】
なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(A)本実施形態においては、最終集約率の決定条件は、最小集約率、最多集約率及び平均集約率のうちからユーザによって選択されたり、あるいは、これら3つの決定条件のうちの1つがデフォルト条件として固定されている構成であるが、これに限らず、最終集約率の決定条件は、原稿(集約原稿)を読み込んだ場合の所定の条件に応じて、適宜これら3つの決定条件のうち1つが自動的に選択される構成であってもよい。例えば、原稿読取部5によって読み込まれた集約原稿の枚数が所定数以上である場合に、集約して再コピーする際の記録紙の枚数を低減するべく自動的に最小集約率が選択される構成であってもよい。
【0050】
(B)原稿画像の記録紙に対するレイアウト処理は、以下の図9に示すようになされてもよい。図9は、原稿読取部5で読み取って得られた原稿画像の記録紙に対するレイアウト処理の一例を示している。図9に示す原稿901〜903は、原稿読取部5で読み取られる原稿を示しており、原稿901、902は等倍原稿、原稿903は、集約率2in1の集約原稿である。符号904及び905は、原稿903に集約されて印刷された2つの集約画像(集約画像の印刷領域)を示している。これら原稿901〜903が集約率4in1に揃えて記録紙906に集約して印刷される。この場合、拡大縮小処理部112によって、これら原稿901、902の画像サイズは1/4倍に縮小され、かつ、原稿903の画像サイズは1/2倍に縮小される。そして、レイアウト処理部113によって原稿901及び原稿902はそれぞれ記録紙906の印刷領域907及び印刷領域908に配置される。また、原稿903は、印刷領域分離部114等によって集約画像904及び集約画像905に分離され、集約画像904は、印刷領域909に、集約画像905は、印刷領域910にそれぞれ回転処理されて配置される。この原稿903の記録紙906へのレイアウト処理のように、各集約画像のレイアウト処理を行う際に、各集約画像を互いの境界で分離して当該分離された集約画像を、記録紙内の各印刷領域の向き(サイズ)に対応させて任意に並べ替えるように配置される構成であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、読み取られた集約原稿の集約率が自動的に算出されるため、集約原稿の集約率をユーザが算出する必要がなく、ひいては、集約コピーされた集約原稿の集約率を揃えて再コピーすることを容易に行うことができる。また、集約率判別手段によって自動的に判別された集約原稿の集約率に基づいて、再集約率決定手段によって自動的に決定された再集約率に揃えた集約コピーが行えるため、集約コピーされた集約原稿の集約率を揃えて再コピーすることを容易に行うことができる。また、再集約率が再集約率決定手段によって自動的に決定されるため、当該決定された再集約率に揃えた再コピーを容易に行うことができる。
【0052】
請求項2記載の発明によれば、原稿画像間の帯状の空白部又は境界線の検出に基づいて集約原稿の集約率が判別されるため、確実に集約原稿の集約率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。
【図2】 複写機の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 集約画像間の境界が検出された集約原稿をユーザ指定集約率に揃えて再コピーを行う動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】 集約画像間の境界が検出された集約原稿を最終集約率に揃えて再コピーを行う動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 各集約率に対応して原稿画像が記録紙に集約された状態の一例を示す。
【図6】 集約原稿における集約画像間の境界の一例を示し、(a)は、集約率2in1の場合を、(b)は、集約率4in1の場合を示す。
【図7】 原稿読取部で読み取って得られた原稿画像の記録紙に対するレイアウト処理の一例を示す。
【図8】 原稿読取部で読み取って得られた原稿画像の記録紙に対するレイアウト処理の一例を示す。
【図9】 原稿読取部で読み取って得られた原稿画像の記録紙に対するレイアウト処理の一例を示す。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置)
5 原稿読取部(集約画像取得手段)
6 原稿給送部
7 画像メモリ
8 HDD
9 ネットワークI/F部
10 制御部
101 集約率判別部(集約率判別手段)
102 集約情報受付部(受け付け手段)
103 集約率決定部(再集約率決定手段)
104 決定条件受付部
11 画像処理部(画像加工手段)
111 境界検出部(境界検出手段)
112 拡大縮小処理部
113 レイアウト処理部
114 印刷領域分離部
40 記録部(印刷手段)
47 操作部
Claims (2)
- 複数の原稿画像を一枚の記録紙に集約して印刷した複数の集約原稿を読み取り、集約原稿毎に当該集約原稿に印刷されている複数の集約画像を取得する集約画像取得手段と、
前記集約画像取得手段によって取得された集約画像間の境界を集約原稿毎に検出する境界検出手段と、
前記境界検出手段によって検出された境界に基づいて各集約原稿の集約率を判別する集約率判別手段と、
前記集約率判別手段によって判別された各集約原稿の集約率に基づいて、前記各集約原稿の集約率のうちの最小の集約率、前記各集約原稿の集約率のうちの集約原稿の枚数が最大となる集約率、及び前記各集約原稿の集約率の平均となる集約率のうちの一つを再集約率として決定する再集約率決定手段と、
前記集約率判別手段によって判別された集約率が前記再集約率となるように各集約画像を加工して再集約率用集約画像を作成する画像加工手段と、
前記再集約率用集約画像を前記再集約率決定手段によって決定された再集約率で記録紙に印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記境界検出手段は、前記各原稿画像間の帯状の空白部及び前記原稿画像間の境界線の少なくとも一方を検出し、
前記集約率判別手段は、前記境界検出手段によって検出された帯状の空白部及び前記境界線の少なくとも一方に基づいて各集約原稿の集約率を判別することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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