JP5072439B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置における搬送不良判定方法に関し、より詳細には、複写機やプリンタなど電子写真プロセスによって画像形成する画像形成装置および画像形成装置における搬送不良判定方法に関する。
従来、画像形成装置において、搬送路上に設けられたセンサで紙の長さを検出し、給紙部に実際に置かれた紙と印刷指定された紙のサイズとが異なった場合には、ジャムと判定して報知している。例えば、紙のサイズを自動検知する給紙カセットにおいて、ユーザがスライドコマ合わせを誤って、自動検知した紙のサイズと実際の紙のサイズが異なってしまう場合も発生する。この場合、搬送路上のセンサで長さを検知した結果、カセットで自動検知されたサイズと異なるときに搬送不良(紙詰まり、またはジャムとも言う)と判定している(例えば、特許文献1を参照)。
また、印刷開始の1枚目だけを給紙搬送して長さ検知したのち、2枚目以降は長さ検知した紙の長さに従って給紙する制御方法を採用することで、ジャムを回避する機能を有した画像形成装置も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平09−40217号公報 特開2002−154682号公報
しかしながら、近年、画像形成装置においても、ますます印刷効率アップのため、印刷速度(単位時間当たりの印刷枚数を意味する。以下、スループットと言う)の改善が求められてきている。前述したように1枚目だけを給紙搬送して長さを検知したのちに、2枚目以降の給紙搬送を行う制御方法では、1枚目の長さの検知が終了するまで2枚目の給紙を行うことができず、スループットの向上ができない。従って、スループットを向上させるためには、1枚目の給紙搬送を行って長さの検知が終了しないうちに、2枚目の給紙搬送を開始することになる。この場合、実際に置かれた紙と印刷指定された紙のサイズとが異なってジャムが発生する問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、1枚目の紙の長さの検知が終了しないうちに2枚目の給紙搬送を開始してスループットを向上させつつ、さらに実際の紙と印刷設定された紙のサイズが異なる場合に可能な限り搬送不良を低減させることを目的とする。
本発明の画像形成装置は、用紙を積載する積載手段と、積載手段に積載された用紙のサイズに関する情報を受信する受信手段と、搬送中の用紙を検知する検知手段と、受信手段により受信された用紙のサイズに関する情報に基づき、搬送中の用紙のサイズを検知するために検知手段で用紙の後端を検知するための第1の検知期間を設定し、第1の検知期間以降であって検知手段で用紙の搬送不良を検知するための第2の検知期間を設定する制御手段とを備え、制御手段は、第1の検知期間において、検知手段で第1の用紙の後端が検知されない場合に、第2の用紙が搬送開始されているときは、第1の検知期間から搬送不良を検知するための第1の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とし、第2の用紙が搬送開始されていないときは、第1の検知期間に第1の搬送不良検知時間より長い第2の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とすることを特徴とする。
本発明によれば、1枚目の紙の長さの検知が終了しないうちに2枚目の紙の給紙搬送を開始してスループットを向上させつつ、さらに実際の紙と印刷設定された紙のサイズが異なる場合に可能な限りジャムの発生を低減することができる。
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置およびその方法を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構成を示す断面図である。ここでは、レーザプリンタの例を示す。プリンタ本体1は、記録材である記録媒体あるいは記録用紙を収納する上段カセット2と下段カセット5とを有している。上段カセット2から上段ピックアップ給紙ローラ3により記録媒体が繰り出され、上段給紙搬送ローラ4により記録媒体を搬送する。また、下段カセット5から下段ピックアップ給紙ローラ6により記録媒体が繰り出され、下段給紙搬送ローラ7により搬送される。上段カセット2もしくは下段カセット5より搬送された記録媒体は、下流の給紙センサ8により検知され、再給紙ローラ9によりさらに搬送される。また、記録媒体を収納するマルチトレー10からは、マルチピックアップ給紙ローラ11により記録媒体が繰り出され、マルチ給紙搬送ローラ12により搬送される。
上段カセット2、下段カセット5、マルチトレー10から給紙搬送された記録媒体は、さらにローラ対13(レジストローラ対とも呼ばれる)で搬送される。搬送後、下流のセンサ14(以下レジセンサと言う)により検知され、画像形成タイミング(VSYNC信号)との同期がとられる。下流にはレーザスキャナ部30からのレーザ光を用いて感光ドラム(電子写真感光体)15上にトナー像を形成する着脱可能なプロセスカートリッジ35が設けられている。感光ドラム15上のトナー像は、転写装置40によって記録媒体に転写される。さらに、下流には記録媒体上に形成されたトナー像を加熱加圧定着する定着器28が設けられており、定着器28の下流には搬送状態を検知する定着排紙センサ18および記録媒体を排紙部へ搬送する定着排紙ローラ17が設けられている。記録媒体はさらに、排紙ローラ20により排紙積載トレイ21に排紙される。
両面印字する場合は、両面フラッパ19により、記録媒体を反転機構部へ導く。反転機構部へ導かれた記録媒体は、反転センサ22により検知され、反転ローラ23により引き込まれる。引き込みが終了すると、反転ローラ23の回転方向を逆にすることで記録媒体を反転させ、両面搬送部へ導く。両面搬送部へ導かれた記録媒体は、切り欠けローラ25で搬送され、切り欠けローラ25の切り欠け部分が記録媒体と接する位置で搬送を停止し、記録媒体が自由になったところで用紙位置調整板24にて斜行を補正する。その後、切り欠けローラ25により搬送を再開し、下流の両面ローラ26に引き継いで、両面センサ27で記録媒体の搬送位置を確認する。そして、再給紙ローラ9にて搬送されて2面目の画像形成を行う。
上述のレーザスキャナ部30は、ビデオコントローラ42から送出される画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット31、このレーザユニット31からのレーザ光を感光ドラム15上に走査するスキャナモータユニット32を備える。さらに、レーザスキャナ部30は、結像レンズ群33、ミラー34により構成されている。スキャナモータユニット32は、スキャナモータ32aおよびポリゴンミラー32bから構成される。そして、プロセスカートリッジ35は、電子写真プロセスに必要な感光ドラム15、前露光装置36、帯電装置37、現像装置38、転写装置40、クリーナー39から構成される。また、定着器28は、熱ローラ方式の定着装置であり、加熱ローラおよび加圧ローラからなる加熱加圧回転体16、加熱ローラ内部に設けられたハロゲンヒータであるヒータ29から構成されている。加熱ローラの表面には図示しない温度検知素子を当接し、温度検知結果にもとづきヒータをON/OFFして、ローラ表面温度を一定に制御している。なお、これらの感光ドラム15、前露光装置36、帯電装置37、現像装置38、転写装置40、定着器28を画像形成装置の画像形成部とも言う。
プリンタ制御装置41は、プリンタ本体1を制御する装置であり、ビデオコントローラ42およびエンジン制御部43から構成されている。ビデオコントローラ42は、マイクロコンピュータ42a、タイマ42b、不揮発メモリ42cなどで構成される。エンジン制御部43は、マイクロコンピュータ43a、タイマ43b、不揮発メモリ43cで構成される。さらに、プリンタ制御装置41は、インターフェース45を介して外部装置44(ホストコンピュータなど)と通信可能な状態で接続されている。さらに、ここでは図示しないが、冷却を行う冷却ファン50を有している。また、図示しないが、プリンタ本体1には、ユーザに情報を通知したりユーザが選択設定を操作したりするための表示操作パネル51を持っている。
図2は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置における機能構成を示すブロック図である。プリンタ本体1は、ビデオコントローラ42とエンジン制御部43から構成されるプリンタ制御装置41を備える。ビデオコントローラ42は、ホストコンピュータなどの外部機器44からインターフェース45を介して送られてくる画像データを、プリンタの印字に必要なビットデータに展開する。ビデオコントローラ42は、シリアルI/Fによってエンジン制御部43に対して、印字する画像毎に印字条件(給紙口、排紙口など)を指定する。
ビデオコントローラ42は、ビットデータへの展開が終了すると、エンジン制御部43に対して、印字指示を行う。エンジン制御部43は、ビデオコントローラ42から受信した印刷条件に従って、印刷を制御する。エンジン制御部43は、感光ドラム15を回転させ、給紙ローラや搬送ローラやリフタなどの用紙搬送機構46を制御し印字条件で指定されている給紙口より給紙を行う。また、高圧ユニット49により、帯電装置37に対して高電圧を印加して感光ドラム表面を一様に帯電させ、現像装置38に対して高電圧を印加させる。そして、記録媒体と画像形成を同期させるため、エンジン制御部43は、記録媒体1枚ごとにビデオコントローラ42へ垂直同期信号(VSYNC信号)を出力する。さらに、1ライン毎に水平同期信号(HSYNC信号)を出しながら、ビデオコントローラ42から入力されるビデオ信号(VDO信号)に従って、レーザスキャナユニット30を制御しながら画像形成を行う。そして、画像形成された画像を、高圧ユニット49によって、現像装置38で現像高圧を印加して現像し、転写装置40で転写高圧を印加して用紙に転写し、定着器28によって定着し、用紙搬送機構46を制御して印字条件に定められた排紙口へ排紙する。
また、ビデオコントローラ42は、プリンタ状態を表示操作パネル51に表示したり、表示操作パネル51によってオペレータが操作した設定内容を認識したりする機能をもっている。また、エンジン制御部43は、センサ入力部47により、各種のセンサ読み込みを行い、搬送路上のセンサの紙有無検知をしたりする。そして、エンジン制御部43は、冷却ファン50を駆動して画像形成装置の冷却を行う。
次に画像形成装置の複数の給紙部としてのマルチトレー10、上段カセット2、下段カセット5について説明する。
マルチトレー10は、紙のサイズを検知するセンサを有しておらず、ユーザは表示操作パネル51から紙のサイズを指定するか、あるいはコンピュータなどの外部機器44から紙のサイズを指定して送り込む。ビデオコントローラ42は指定された紙のサイズをエンジン制御部43に通知し、エンジン制御部43は通知された紙のサイズをマルチトレー10の紙のサイズとして設定する。この設定された紙のサイズによって定まる一定の間隔で連続給紙するなど、用紙搬送機構46における給紙搬送制御を行う。
また、上段カセット2と下段カセット5とは、図示しない紙のサイズを検知するセンサを有しユーザが格納した紙のサイズを自動検知する。たとえば、特許文献1に記載されているようなスライドコマを合わせ、このコマのスイッチ情報を読み出して紙のサイズを検知するものもある。また、スライドコマではなく、回転コマを使用しているもののある。さらに、格納する紙を縦方向と横方向からスライド板で位置合わせをした際のスライド板の位置を読み出して紙のサイズを自動検知するものもある。
エンジン制御部43は、上段カセット2と下段カセット5との紙サイズセンサ情報から自動検知した紙のサイズを、それぞれのカセットの紙のサイズとして設定し、この設定された紙のサイズによって用紙搬送機構46における給紙搬送制御を行う。なお、給紙搬送制御に使用される紙のサイズとは、紙が搬送される方向の紙のサイズ(紙の長さ)である。
ここで、マルチトレー10では、ユーザが紙のサイズの指定を誤って設定したため、指定された紙のサイズと実際に置いた紙のサイズとが異なる場合がある。また、上段カセット2あるいは下段カセット5で、ユーザがカセットのコマやスライド板の操作を誤り、自動検知した紙のサイズと実際に格納した紙のサイズとが異なる場合がある。エンジン制御部43は、設定された紙のサイズの紙の長さをもとに給紙搬送制御を行い、給紙搬送された用紙をレジセンサ14にて長さを検知する。すなわち、給紙された用紙が搬送されてきて、その先端がレジセンサ14を通過してから、用紙が通過していることを検出して後端が通過した用紙がレジセンサ14のところに存在しないことが検出されるまでの時間を計時する。ここで得られた用紙の通過時間と、その時点の搬送速度とにより用紙の実際の長さを測定するのである。なお、紙の長さの検知動作(測定動作)は、エンジン制御部43で実行される。
次に本実施形態の処理を説明する。まず、エンジン制御部43は、設定された紙のサイズの紙の長さよりも、検知した紙の長さが所定値より長ければ、特許文献1の例と同様にジャムとする。スループット向上のため、特許文献2の例のような、1枚目の紙の長さを測定し終ってから測定した紙の長さに基づき2枚目の給紙を開始するようなことはしない。本実施形態では、設定された紙のサイズの紙の長さを基に1枚目の紙の長さの測定が終了する前に、つまり1枚目の紙の長さの測定を実行中に、次の2枚目の給紙を開始する。多くのユーザは正しく紙のサイズを指定したり、カセットのコマやスライド板を正しく操作したりしているため、スループット向上を優先したほうがユーザにとってメリットが大きいのである。但し、ユーザによっては、指定ミスや、カセットのコマやスライド板の操作ミスをする場合もあるため、本実施形態では、スループットを向上させつつ、可能な限り搬送不良(ジャム)と判断して装置を停止しないように以下に説明するようなジャム判断制御を行う。
以下、本実施形態の搬送不良判断方法について説明する。図3は、本発明の第1実施形態を示す画像形成装置におけるジャム判断制御のフローチャートである。まず、設定された紙のサイズおよびその時点における搬送速度を用いて、設定された紙のサイズが正しい場合にレジセンサ14を用紙が通過するのにかかる時間である予測時間を算出する(図示せず)。本実施形態では、レジセンサ14で給紙された用紙先端を検知したところからフローチャートを開始する。まず、予め設定されたサイズである設定された紙のサイズ(マルチトレー10はユーザ指定の紙のサイズ、上段カセット2もしくは下段カセット5は自動検出した紙のサイズ)から紙の長さを取得する(ステップS301)。そして、上記の予測時間を算出してタイマをスタートさせる(ステップS302)。レジセンサ14で後端を検知するまで、タイマを監視しながらジャム判断を行う。
次に、予測時間が経過した時点で、レジセンサ14で後端を検知していなければ(ステップS303)、後続紙の給紙を開始したかどうかチェックする(ステップS304)。開始していれば所定値1を適用し(ステップS305)、開始していなければ所定値2を適用する(ステップS306)。そして、タイマが「予測時間+所定値(所定値1または所定値2)」経過しても後端を検知しなければ(ステップS307)、ジャムすると判定する(ステップS308)。タイマが「予測時間+所定値」経過前に後端が検知されれば(ステップS303)、ジャムと判断せずに終了とする。ユーザのミスによって実際の紙が設定された紙のサイズより長い場合、後続紙を給紙していなければ、ジャム検知タイミングを延ばすことによって、ジャムとせずにミスプリントとして自動排出させることが可能となる。そこで、前述の所定値1<所定値2としておくことにより、設定誤りによるジャムを低減させることが可能となる。
なお、所定値とは、ジャムの判断をするための予測時間を変更するための時間であって、上述のように状況に応じて所定値1と所定値2とを選択して予測時間に加算する。なお、時間の算出は、エンジン制御部43内に設けられる算出部としての演算回路(不図示)によって実行される。
より具体的に説明すると、設定された用紙のサイズがαサイズの場合は、αサイズに基づいた予測時間αTを算出する。そして、レジセンサ14で紙の先端を検知してからαT時間カウントした時点で、紙の後端をレジセンサ14で検知しているかを判断し、その後は、上記で説明したように後続紙の給紙が開始されているか否かで加算する所定値を選択する。この場合は、後続紙の給紙が開始されていれば、αT+所定値1となり、開始されていなければαT+所定値2となる。
つまり、設定された用紙のサイズよりも、実際に給紙された用紙のサイズが大きい場合に、ジャムと判断せずに、ジャムの判断のための予測時間を延長する。その場合に、後続紙の給紙状況に応じて延長する時間を切り替えるものである。
また、所定値1については、設定された紙のサイズの紙の長さをもとに、次の紙を給紙したときに、その紙の後端と後続紙の先端とが重ならないようなタイミングを限度として設定しておくと好適である。所定値2については、所定値1より大きくする。たとえば、設定された紙のサイズの紙の長さの2倍程度の値でも良いし、設定された紙のサイズが間違っていた時に実際にアコーディオン状などのジャムを引き起こしてプリンタ1にダメージを与えない程度の値に設定しておくと好適である。
なお、紙を給紙する場合のデフォルト設定として、設定された用紙のサイズに応じて、紙の長さの検知を実行中に次の紙の給紙を行うように設定されている。紙を給紙する間隔は、先行して給紙した紙の後端と次に給紙される紙の先端とが重ならないようなタイミングであり、かつ、出来る限り短い間隔になるように設定されている。
上述した図2のS306の場合、つまり紙の長さの検知を実行中に次の紙の給紙が行われていない場合とは、給紙をミスして給紙動作をリトライしている場合や給紙する紙がなくなった場合などである。
以上説明したように、設定された紙のサイズを基に、1枚目の紙の長さの測定が終了する前に、後続する2枚目の給紙を開始してスループットを向上させつつ、後続紙の給紙開始済みかどうかでジャム検知タイミングを最適化することが可能となる。これにより、ユーザが設定を誤っても可能な限り搬送不良とせずに処理する画像形成装置およびその方法を提供できるようになった。
(第2実施形態)
本実施形態の画像形成装置の構成および機能構成は、上述の第1実施形態と同様であるため説明を省略する。以下の説明では図1および2を参照して行う。すなわち、第1実施形態の画像形成装置は、後続の紙の給紙が開始されたか否かにより、「所定値」を変えて適用するものだったが、本実施形態では給紙装置ごとに適用する所定値を変えるというものである。
より具体的に説明すると、スループットが同一の場合、後続紙の給紙開始タイミングはレジセンサ14より遠い給紙口から給紙するときほど早くなる。ユーザの設定が誤っており実際の紙の長さが設定された紙の長さより長い場合、画像形成装置に対して近い給紙口から給紙していて、未だ後続紙が給紙されていなければ、ジャム検知タイミングを延ばす。これによって、ジャムとせずにミスプリントであると判断して自動排出させることが可能となる。そこで、下段カセット(画像形成装置から最も遠い給紙口)の所定値1<上段カセット(画像形成装置から最も遠い給紙口)の所定値2<マルチトレー(画像形成装置から最も近い給紙口)の所定値3としておく。このことにより、ミスによるジャムを低減させることが可能となる。ここで、給紙口ごとの所定値1〜3については、設定された紙のサイズの紙の長さをもとに、次の紙を給紙したときにその紙の後端と、後続紙の先端が重ならないようなタイミングを限度に設定しておくと好適である。
以下、本実施形態の搬送不良判断方法について説明する。図4は、本発明の第2実施形態の画像形成装置におけるジャム判断制御のフローチャートである。第1実施形態を説明した図3とは、ステップS301〜S303およびステップS307〜S308は同じであり、新たに追加したステップS409〜S412が異なる。
やはり、レジセンサ14で給紙された用紙先端を検知したところからフローチャートを開始する。まず、設定された紙のサイズ(マルチトレー10はユーザ指定の紙のサイズ、上段カセット2もしくは下段カセット5は自動検出した紙のサイズ)から紙の長さを取得し(ステップS301)、タイマをスタートさせる(ステップS302)。ここで、第1実施形態と同様紙の長さから予測時間を算出しておく。
レジセンサ14で後端を検知するまで、タイマを監視しながらジャム判断を行う。予測時間が経過した時点で、レジセンサ14で後端を検知していなければ(ステップS303)、給紙口の種類を判断し(ステップS409)、下段カセット5であれば所定値1を適用する(ステップS410)。上段カセット2であれば所定値2を適用し(ステップS411)、マルチトレー10であれば所定値3を適用する(ステップS412)。そして、タイマが「予測時間+所定値」経過しても後端を検知していなければ(ステップS307)、ジャムとする(ステップS308)。タイマが「予測時間+所定値」経過前に後端を検知していれば(ステップS303)ジャムと判断せずに終了する。
なお、所定値とは、ジャムを判断するための予測時間を変更するための時間であって、上述のように状況に応じて所定値を選択して予測時間に加算する。なお、時間の算出は、エンジン制御部43内に設けられる算出部としての演算回路(不図示)によって実行される。
本実施形態は、設定された用紙のサイズよりも実際に給紙された用紙のサイズが大きい場合に、ジャムと判断せずに、ジャムの判断のための予測時間を延長する。その場合に、どの給紙装置か給紙されたかに応じて延長する時間を切り替えるものである。
以上説明したように、設定された紙のサイズの紙の長さを基に、1枚目の紙の長さの測定が終了する前に、次の2枚目の紙の給紙を開始してスループット向上させつつ、給紙口ごとにジャムを判断するタイミングを最適化することができる。これにより、ユーザが紙のサイズの設定を誤る等しても可能な限り搬送不良にしない画像形成装置を提供できる。
(第3実施形態)
本実施形態の画像形成装置の構成および機能構成は、上述の第1実施形態と同様であるため説明を省略する。以下の説明では図1および2を参照して行う。すなわち、第1実施形態の画像形成装置は、後続の用紙の給紙が開始されたか否かにより、「所定値」を変えて適用するものだったが、本実施形態では種々の画像形成条件ごとに適用する所定値を変えるというものである。
より具体的に説明すると、一般に印字モード(通常モード、厚紙モード、薄紙モード、OHTモード、封筒モード、葉書モードなど)や紙のサイズなどの印字条件によって、スループットが異なる。例えば、紙の幅(紙の搬送方向に対して直行する方向のサイズ)の狭い場合定着器で端部昇温が発生するためスループットを遅めにする必要がある。スループットを変更するため、給紙間隔を可変に設定する。つまり給紙間隔は小さいものから大きいものまで様々な値をとることとなる。ユーザが設定を誤って実際の紙が設定された紙のサイズの紙の長さより長い場合でも、給紙間隔が長いため後続紙が給紙されていなければ、ジャム検知タイミングを延ばすことによって、ジャムとせずにミスプリントと判断して自動排出させることが可能となる。そこで、給紙間隔が短い場合の所定値1<給紙間隔が中くらいの場合の所定値2<給紙間隔が大きい場合の所定値3としておくことで、ミスによるジャムを低減させることが可能となる。また、給紙間隔に応じた所定値1〜3については、設定された紙のサイズの紙の長さをもとに、次の紙を給紙したときに、その紙の後端と、後続紙の先端が重ならないようなタイミングを限度に設定しておくと好適である。ここでは、給紙間隔を、3分割(小さい、中くらい、大きい)したが、より細かく分類しても良い。
以下、本実施形態の搬送不良判断方法について説明する。図5は、本発明の第3実施形態の画像形成装置におけるジャム判断制御のフローチャートである。第1実施形態を説明した図3とステップS301〜S303、およびステップS307〜S308は同じであり、新たにステップS509〜S512を追加している。レジセンサ14で給紙された用紙先端を検知したところから、フローチャートを開始する。まず、設定された紙のサイズ(マルチトレー10はユーザ指定の紙のサイズ、上段カセット2もしくは下段カセット5は自動検出した紙のサイズ)から紙の長さを取得し(ステップS301)、タイマをスタートさせる(ステップS302)。レジセンサ14で後端を検知するまで、タイマを監視しながらジャムの判断を行う。予測時間が経過した時点で、レジセンサ14で後端を検知していなければ(ステップS303)、次の紙との給紙間隔を判断する(ステップS509)。給紙間隔が小さければ所定値1を採用し(ステップS510)、中くらいであれば所定値2を採用し(ステップS511)、大きければ所定値3を採用する(ステップS512)。そして、タイマが「予測時間+所定値」経過しても後端を検知していなければ(ステップS307)、ジャムとする(ステップS308)。タイマが「予測時間+所定値」経過前に後端を検知していれば(ステップS303)ジャムと判断せずに終了とする。
なお、所定値とは、ジャムの判断をするための予測時間を変更するための加算時間であって、上述のように状況に応じて所定値を選択して予測時間に加算する。なお、時間の算出は、エンジン制御部43内に設けられる算出部としての演算回路(不図示)によって実行される。
本実施形態は、設定された用紙のサイズよりも実際に給紙された用紙のサイズが大きい場合に、ジャムと判断せずに、ジャムの判断のための予測時間を延長する。その場合に、画像形成条件に応じて延長する時間を切り替えるものである。
以上説明したように、設定された紙のサイズの紙の長さを基に、1枚目の紙の長さの測定が終了する前に、次の2枚目の給紙を開始してスループット向上させつつ、給紙間隔ごとにジャム判断タイミングを最適化する。これにより、ユーザが紙のサイズの設定を誤る等しても可能な限り搬送不良にしないようにすることができる。
(第4実施形態)
本実施形態の画像形成装置の構成および機能構成は、上述の第1実施形態と同様であるため説明を省略する。以下の説明では図1および2を参照して行う。すなわち、第1実施形態の画像形成装置は、後続の用紙の給紙が開始されたか否かにより、「所定値」を変えて適用するものだったが、本実施形態では給紙間隔ごとに適用する値を変えるというものである。
より具体的に説明すると、一般に印字モード(通常モード、厚紙モード、薄紙モード、OHTモード、封筒モード、葉書モード)や紙のサイズなどの印字条件によって、スループットが異なる。例えば、紙の幅(紙の搬送方向に対して直行する方向のサイズ)の狭い場合、定着器で端部昇温が発生するためスループットを遅めにする必要がある。スループットを変更するため、給紙間隔を可変に設定する。つまり給紙間隔は小さいものから大きいものまで様々な値をとることとなる。ユーザが設定を誤る等して実際の紙が設定された紙のサイズより長い場合、給紙間隔が大きくて後続紙を給紙していなければ、ジャム判断のタイミングを延ばすことによって、ジャムとせずにミスプリントと判断して自動排出させることが可能となる。
そこで、印字条件によって決まる給紙間隔から、設定された紙のサイズの紙の長さと給紙口までの距離をもとに次の紙を給紙したときに、その紙の後端と後続紙の先端とが重ならないようなタイミングを計算する。このようにして計算したタイミングを、ジャム検知のタイミングの所定値としておくと好適である。たとえば、紙の長さをLpaper、レジセンサから給紙口までの距離をLinput、給紙間隔としての紙間をLint、搬送速度をVとする。これらにより、所定値=(Lint/V)+((Linput-Lpaper)/V)といった計算でも良い。
これは、給紙開始とともに紙が搬送される計算式なので、ピックローラが降りて紙を搬送するとか、ソレノイドやクラッチを駆動させて紙を搬送させるときには、給紙開始して紙が実際に動き出すまでの時間を要する。このため、これらを考慮した定数を計算式にしておくとさらに好適である。所定値の最大値については、たとえば設定された紙のサイズの紙の長さの2倍程度でも良いし、紙のサイズが間違っていた時に本当にアコーディオン状などのジャムを引き起こしてプリンタ1にダメージを与えない程度の値に設定しておくと好適である。
以下、本実施形態の搬送不良判断方法について説明する。図6は、本発明の第4実施形態を示す画像形成装置におけるジャム判断制御のフローチャートである。第1の実施形態を説明した図3とステップS301〜S303、およびステップS307〜S308は同じであり、新たにステップS609〜S611を追加している。レジセンサ14で給紙された用紙先端を検知した時点で、フローチャートを開始する。まず、設定された紙のサイズ(マルチトレー10はユーザ指定の紙のサイズ、上段カセット2もしくは下段カセット5は自動検出した紙のサイズ)から紙の長さを取得し(ステップS301)、タイマをスタートさせる(ステップS302)。レジセンサ14で後端を検知するまで、タイマを監視しながらジャム判断を行う。測時間が経過した時点で、レジセンサ14で後端を検知していなければ(ステップS303)、次の紙との給紙間隔から所定値を計算する(ステップS609)。計算した所定値が最大値より大きければ(ステップS610)、最大値を所定値とする(ステップS611)。そして、タイマが「予測時間+所定値」経過しても後端を検知していなければ(ステップS307)、ジャムとする(ステップS308)。タイマが「予測時間+所定値」経過前に後端を検知していれば(ステップS303)ジャムと判断せずに終了とする。
なお、所定値及び最大値とは、ジャムの判断をするための予測時間を変更するための加算時間であって、上述のように状況に応じて選択して予測時間に加算する。なお、時間の算出は、エンジン制御部43内に設けられる算出部としての演算回路(不図示)によって実行される。
本実施形態は、設定された用紙のサイズよりも実際に給紙された用紙のサイズが大きい場合に、ジャムと判断せずに、ジャムの判断のための予測時間を延長する。その場合に、給紙間隔に応じて延長する時間を切り替えるものである。
以上説明したように、設定された紙のサイズの紙の長さを基に給紙し、1枚目の紙の長さの測定が終了する前に、次の2枚目の給紙を開始してスループット向上させつつ、給紙間隔をもとに、最適なジャム判断のタイミングを計算する。そして、ユーザが設定を誤る等しても可能な限り搬送不良にしない画像形成装置を提供できるようになった。
(第5実施形態)
図7は,本発明の第5実施形態を示す画像形成装置の構成を示す断面図である。第1実施形態を示す図1の構成に比べて、下段給紙センサ52、上段給紙センサ53、およびマルチ給紙センサ54を追加している。上段カセット2、下段カセット5、マルチトレー10の各々の給紙機構からの搬送路の下流側上に、それぞれセンサ52〜54を追加で配置する。このことによって、給紙できなかったことをこれらのセンサにてすぐに検知し、給紙リトライを実行できるよう工夫してスループット向上を可能にしている。
第1実施形態の画像形成装置は、後続の用紙の給紙が開始されたか否かにより、「所定値」を変えて適用するものだったが、本実施形態では給紙部寄り(上流側)に設けられたセンサを活用するものである。すなわち、給紙された用紙の後端がレジセンサ14を通過していなくても、その上流側に設けられたセンサを通過すればジャムとせずに処理するというものである。つまり、複数のセンサの検知結果を用いる点が上記の実施形態とは異なる。
本発明の第5実施形態でも図2に示す画像形成装置の機能構成を用いるが、その内容は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。図8は、本発明の第5実施形態を示す画像形成装置におけるジャム判断制御のフローチャートである。第1実施形態を説明するための図3のステップS301〜S303、およびステップS307〜S308は同じであり、新たにステップS809〜S813を追加している。
以下、本実施形態の搬送不良判断方法について説明する。なお、レジセンサ14で給紙された用紙先端を検知したところからフローチャートを開始する。まず、設定された紙のサイズ(マルチトレー10はユーザ指定の紙のサイズ、上段カセット2もしくは下段カセット5は自動検出した紙のサイズ)から紙の長さを取得し(ステップS301)、タイマをスタートさせる(ステップS302)。レジセンサ14で後端を検知するまで(ステップS303)、タイマを監視しながらジャム判断を行う。タイマが「予測時間+所定値」経過前に後端を検知していれば(ステップS303)、ジャムと判断せずに終了する。タイマが「予測時間+所定値」経過しても後端を検知していなければ(ステップS307)、上流側のセンサ(給紙口に応じて下段給紙センサ52、上段給紙センサ53、マルチ給紙センサ54を選択する)を後端が検知していたかを判断する(ステップS809)。上流側のセンサでも後端を検知していなければ連れ重送などしていると判断してジャムとする(ステップS308)。上流側のセンサで後端を検知できていれば、ユーザのミスによって実際の紙が設定された紙のサイズの紙の長さより長いと判断してジャムにせずに、レジセンサ14で後端を検知するまで待つ(ステップS810)。タイマが「予測時間+最大値」経過前に後端を検知していれば(ステップS810)、設定された紙のサイズの紙の長さより長い紙が通過したと判断して自動排出する(ステップS811)。タイマが「予測時間+最大値」経過しても後端を検知しなければ、本当のジャムが発生していると判断して、ジャムにする(ステップS812)。なお。所定値の最大値については、本当にアコーディオン状などのジャムを引き起こしてプリンタ1にダメージを与えない程度の値に設定しておくと好適である。
なお、所定値及び最大値とは、ジャムの判断をするための予測時間を変更するための加算時間であって、上述のように状況に応じて選択して予測時間に加算する。なお、時間の算出は、エンジン制御部43内に設けられる算出部としての演算回路(不図示)によって実行される。
以上説明したように、設定された紙のサイズの紙の長さを基に、1枚目の紙の長さの測定が終了する前に、次の2枚目の給紙を開始してスループット向上させつつ、上流側のセンサからの情報をもとにジャム判断のタイミングを最適化する。これにより、ユーザの紙サイズ設定の誤り等により発生する搬送不良を可能な限り低減することができる。
なお、上記の第1実施形態〜第2実施形態において、ジャムと判断せずに終了した場合は、その紙をミスプリントしたものと判断し、搬送を継続して排紙する動作が行われる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の断面図である。 本発明の一実施形態の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のジャム判断制御のフローチャートである。 本発明の一実施形態のジャム判断制御のフローチャートである。 本発明の一実施形態のジャム判断制御のフローチャートである。 本発明の一実施形態のジャム判断制御のフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置の断面図である。 本発明の一実施形態のジャム判断制御のフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ本体
2 上段カセット
3 上段ピックアップ給紙ローラ
4 上段給紙搬送ローラ
5 下段カセット
6 下段ピックアップ給紙ローラ
7 下段給紙搬送ローラ
8 給紙センサ
9 再給紙ローラ
10 マルチトレー
11 マルチピックアップ給紙ローラ
12 マルチ給紙搬送ローラ
13 レジストローラ対
14 レジセンサ
15 感光ドラム
16 加熱加圧回転体
17 定着排紙ローラ
18 定着排紙センサ
19 両面フラッパ
20 排紙ローラ
21 排紙積載トレイ
22 反転センサ
23 反転ローラ
24 用紙位置調整板
25 切り欠けローラ
26 両面ローラ
27 両面センサ
28 定着器
29 ヒータ
30 レーザスキャナ部(露光装置)
31 レーザユニット
32 スキャナモータユニット
33 結像レンズ群
34 折り返しミラー
35 プロセスカートリッジ
36 前露光装置
37 帯電装置
38 現像装置
39 クリーナー
40 転写装置
41 プリンタ制御装置
42 ビデオコントローラ
43 エンジン制御部
44 外部機器
45 インターフェース
52 下段給紙センサ
53 上段給紙センサ
54 マルチ給紙センサ

Claims (7)

  1. 用紙を積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載された用紙のサイズに関する情報を受信する受信手段と、
    搬送中の用紙を検知する検知手段と、
    前記受信手段により受信された用紙のサイズに関する情報に基づき、搬送中の用紙のサイズを検知するために前記検知手段で用紙の後端を検知するための第1の検知期間を設定し、前記第1の検知期間以降であって前記検知手段で用紙の搬送不良を検知するための第2の検知期間を設定する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1の検知期間において、前記検知手段で第1の用紙の後端が検知されない場合に、第2の用紙が搬送開始されているときは、前記第1の検知期間から搬送不良を検知するための第1の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とし、第2の用紙が搬送開始されていないときは、前記第1の検知期間に前記第1の搬送不良検知時間より長い第2の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    用紙を積載する第1の積載手段と、
    前記第1の積載手段より前記画像形成手段の近くに配置され、用紙を積載する第2の積載手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第1の検知期間において、前記検知手段で第1の用紙の後端が検知されない且つ第2の用紙が搬送開始されていないときに、第2の用紙が前記第1の積載手段に積載されているときは、前記第1の検知期間に搬送不良を検知するための第3の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とし、第2の用紙が前記第2の積載手段に積載されているときは、前記第1の検知期間に前記第3の搬送不良検知時間より長い第4の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 用紙に画像を形成する画像形成手段を有し、
    前記画像形成手段は、第1の搬送間隔で用紙を搬送して画像形成を行う第1の画像形成モードと、第1の搬送間隔より長い第2の搬送間隔で用紙を搬送して画像形成を行う第2の画像形成モードを備え、
    前記制御手段は、前記第1の検知期間において、前記検知手段で第1の用紙の後端が検知されない且つ第2の用紙が搬送開始されていないときに、前記画像形成手段により第1の画像形成モードで第2の用紙に画像形成を行うときは、前記第1の検知期間に搬送不良を検知するための第5の搬送不良検知時間を加算して第2の検知期間とし、前記画像形成手段により前記第1の画像形成モードよりも第1の用紙と第2の用紙の搬送間隔が長い第2の画像形成モードで第2の用紙に画像形成を行うときは、前記第1の検知期間に前記第5の搬送不良検知時間より長い第6の検知時間を加算して第2の検知期間とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記検知手段において前記第2の検知期間において用紙の後端の検知された場合は、用紙の搬送を継続することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記検知手段において前記第2の検知期間において用紙の後端検知されない場合は、搬送不良が発生したと判断することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の検知期間において、前記検知手段で第1の用紙の後端が検知されない場合とは、前記受信手段により受信された用紙のサイズより搬送されている用紙のサイズが長い状態であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記積載手段に積載された用紙を前記画像形成手段へ搬送するための給紙手段と、を有し、
    前記検知手段は用紙を前記積載手段から前記画像形成手段まで搬送する搬送路上に配置されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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