JP2008116499A - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面搬送路において搬送不可能な記録材であっても、記録材のサイズに合わせて最適な搬送制御を実行することによって、エラー発生時の記録材を除去しやすい画像形成装置を提供する。
【解決手段】本画像形成装置は、搬送路に配置されたセンサを用いて記録材の搬送方向のサイズを測定する測定部と、測定されたサイズに基づいて、センサよりも搬送方向で下流に位置する両面搬送路が記録材を搬送可能であるか否かを判定する判定部とを含む。また、本画像形成装置は、記録材の搬送を制御する搬送制御部であって、判定部によって搬送不可能であると判定されたときに、予め定められた取り出し位置で記録材を停止させる停止処理を実行する搬送制御部を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、任意サイズの記録材に画像形成する画像形成装置に関する。
従来から、画像形成装置において、記録材を搬送する搬送路のセンサによって記録材長を測定し、搬送制御に反映させる装置が用いられている。近年、画像形成装置において、多様なサイズの記録材への画像形成が求められており、従来に比べて短い記録材や長い記録材をサポートするニーズが生まれている。また、画像形成装置の排紙機構や両面反転機構も様々な構成のものが作られている。
特許文献1は、搬送中に記録材長を測定し、両面搬送に適さない場合に、両面搬送させずに排出する画像形成装置を示している。特許文献1に記載の画像形成装置は、搬送不可能な記録材を排出することで、ユーザにとって取り出しづらい両面搬送ユニット内でのジャムを抑制している。
特開平8−123262号公報
しかし、特許文献1では、両面搬送路において搬送不可能な場合に排紙口にも排出できない問題や、排出口に排出すると記録材がかえって除去しにくいといった問題が発生することがある。これらの問題は、例えば、記録材長を測定した時点で記録材の先端が既に両面搬送路に引き込まれているような記録材において発生する。一方、両面搬送路において搬送不可能な場合であっても排出可能な記録材とは、例えば、両面搬送路内のローラ間の距離よりも記録材長が短い記録材である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、両面搬送路において搬送不可能な記録材であっても、記録材のサイズに合わせて最適な搬送制御を実行することによって、エラー発生時の記録材を除去しやすい画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本画像形成装置は、搬送路に配置されたセンサを用いて記録材の搬送方向のサイズを測定する測定部と、測定されたサイズに基づいて、センサよりも搬送方向で下流に位置する両面搬送路が記録材を搬送可能であるか否かを判定する判定部とを含む。また、本画像形成装置は、記録材の搬送を制御する搬送制御部であって、判定部によって搬送不可能であると判定されたときに、予め定められた取り出し位置で記録材を停止させる停止処理を実行する搬送制御部を含む。
本発明は、両面搬送路において搬送不可能な記録材であっても、記録材のサイズに合わせて最適な搬送制御を実行することによって、エラー発生時の記録材を除去しやすい画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に記載された発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1の実施形態]
以下では、図1から図4を参照して、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に対応する画像形成装置の構成を示す断面図である。画像形成装置100は、記録材を積載する記録材カセット101、102、マルチトレー109、画像形成部114、定着器117、両面フラッパ118、横レジスト調整板121及び排紙トレイ124を含む。また、画像形成装置100は、記録材が搬送される搬送路に沿って記録材を搬送する複数のローラ及び記録材を検出する複数のセンサを含む。また、画像形成装置100は、両面反転ユニットとして、反転搬送路127及び両面搬送路128を含む。さらに、画像形成装置100は、プリンタ制御装置131を含む。
画像形成装置100は、記録材カセット101からピックアップ給紙ローラ103によって記録材を繰り出し、給紙搬送ローラ105によって当該記録材を搬送する。同様に、画像形成装置100は、記録材カセット102からピックアップ給紙ローラ104によって記録材を繰り出し、給紙搬送ローラ106によって当該記録材を搬送する。記録材カセット101、102から搬送された記録材は、下流の給紙センサ107により検知され、再給紙ローラ108によってさらに搬送される。また、記録材を積載するマルチトレー109からは、ピックアップ給紙ローラ110により記録材を繰り出し、給紙搬送ローラ111により記録材を搬送する。また、本実施形態によれば、記録材カセット101、102及びマルチトレー109には、予め定められたサイズである定型サイズの記録材又は定型サイズと異なる任意サイズの記録材が積載される。
記録材カセット101、102及びマルチトレー109から搬送された記録材は、レジストローラ対112まで搬送され、記録材の搬送方向に対して下流側のレジストセンサ113により検知される。その後、記録材は、画像形成タイミング(VSYNC信号)と同期するように、タイミングが調整されて搬送される。レジストセンサ113の下流には、画像形成部114が配置される。画像形成部114には、レーザスキャナからのレーザ光に基づいて感光体ドラム115上にトナー像を形成する着脱可能なプロセスカートリッジが設けられている。感光体ドラム115上に形成されたトナー像は、転写装置116によって記録材に転写される。
その後、トナー像が形成された記録材は、定着器117に搬送される。定着器117は、記録材上に形成されたトナー像を加熱加圧することによって記録材に定着させる。トナー像が定着されると、記録材は、両面フラッパ118に搬送される。
両面フラッパ118は、片面印刷の場合において記録材を排紙ローラ123の方向に誘導し、両面印刷の場合において記録材を反転搬送路127に誘導する。排紙ローラ123へ搬送された記録材は、排紙ローラ123により排紙トレイ124に排紙される。一方、反転搬送路127へ搬送された記録材は、反転センサ119により検知され、反転ローラ120により引き込まれる。記録材が引き込まれると、反転ローラ120は、回転方向を逆にすることで記録材を反転させ、両面搬送路128へ誘導する。
両面搬送路128へ搬送された記録材は、切り欠けローラ125で搬送され、切り欠けローラ125の切り欠け部分が記録材と接する位置で搬送を停止し、記録材が自由になったところで横レジスト調整板121にて斜行を補正する。その後、切り欠けローラ125によって搬送が再開され、記録材は、両面ローラ126に引き継がれて搬送され、両面センサ122によって搬送位置が確認される。その後、記録材は、再給紙ローラ108にて搬送されて2面目の画像形成が行われる。
プリンタ制御装置131は、画像形成装置100を制御する装置であり、ビデオコントローラ134及びエンジン制御部135を含む。ビデオコントローラ134及びエンジン制御部135は、マイクロコンピュータ、タイマ及び不揮発メモリを含む。さらに、プリンタ制御装置131は、インタフェース133を介して外部機器132(ホストPCなど)と通信可能な状態で接続されている。このインタフェース133を介して、プリンタ制御装置131は、外部機器132からの印刷要求や設定の変更等を受け付けたり、画像形成装置100の設定状態及び動作状態を外部機器132へ報知する。また、画像形成装置100は、ユーザに情報を報知したり、ユーザが設定を操作したりするための表示操作パネル(不図示)を含む。
図2は、第1の実施形態に対応する画像形成装置の機能構成を示す図である。ここでは、プリンタ制御装置131に含まれるビデオコントローラ134及びエンジン制御部135について説明する。
ビデオコントローラ134は、ホストコンピュータなどの外部機器132からインタフェース133を介して送られてくる画像データを、画像形成に必要なビットデータに展開する。ビデオコントローラ134は、シリアルI/Fによってエンジン制御部135へ画像形成を行う条件(例えば、給紙口や排紙口の指定など)を指定する。ビデオコントローラ134は、ビットデータへの展開が終了すると、エンジン制御部135に画像形成の指示を行う。また、ビデオコントローラ134は、プリンタ状態を表示操作パネル203に表示したり、表示操作パネル203によってユーザが操作した設定内容を認識する機能を有する。
エンジン制御部135は、ビデオコントローラ134から受信した画像形成の条件に従って各コンポーネントを制御する。ここで、各コンポーネントとは、画像形成装置100に含まれる記録材カセット101、102、画像形成部114、定着器117、記録材搬送機構201及びセンサ入力部202を示す。また、記録材搬送機構201とは、図1に示す各ローラや両面フラッパ118など、記録材を搬送及び誘導するコンポーネントを示す。センサ入力部202は、図1に示す各センサからの信号を受信する。
エンジン制御部135は、感光体ドラム115を回転させ、記録材搬送機構201を制御して画像形成の条件に従い記録材カセット101等から給紙を行う。また、エンジン制御部135は、画像形成部114を制御して感光体ドラム115上にトナー像を形成する。記録材の搬送タイミングと、画像形成のタイミングとを同期させるため、エンジン制御部135は、記録材1枚ごとにビデオコントローラ134へ垂直同期信号(VSYNC信号)を出力する。さらに、エンジン制御部135は、1ライン毎に水平同期信号(HSYNC信号)を出力しながら、ビデオコントローラ134から入力されるビデオ信号(VDO信号)に従って画像形成部114を制御しながら感光体ドラム115上に静電潜像を形成する。その後、エンジン制御部135は、静電潜像をトナーで現像化し、転写装置116によって記録材に画像を形成する。さらに、エンジン制御部135は、定着器117によって記録材に画像を定着させて、記録材搬送機構201を制御して画像形成の条件に指定された排紙口へ記録材を排出する。また、エンジン制御部135は、センサ入力部47により、各種センサからの信号を読み込み、搬送路上を搬送される記録材を検知する。
図3は、第1の実施形態に対応する画像形成装置のビデオコントローラ及びエンジン制御部の詳細を示す図である。なお、ここでは、本発明に関する機能についてのみ説明を記載する。すなわち、エンジン制御部135及びビデオコントローラ134には、以下で説明されない機能が含まれてもよい。また、ここで説明する構成例は、一適用例であり限定されない。例えば、報知部307等は、エンジン制御部135に含まれてもよい。
エンジン制御部135は、測定部301、判定部302、搬送制御部303及び切替部304を含む。ビデオコントローラ134は、報知部307を含む。測定部301は、記録材の搬送方向のサイズ(以下、記録材の副走査方向の長さと言う)を搬送路に配置されたレジストセンサ113を用いて測定する。具体的に測定部301は、センサ入力部202から受信するレジストセンサ113で記録材の先端から後端までを検知した時間と、記録材の搬送速度とに基づいて記録材の副走査方向の長さを算出する。判定部302は、測定された副走査方向の長さに基づいて、レジストセンサ113が配置された位置から下流に位置する両面搬送路で記録材が搬送可能であるか否かを判定する。また、判定部302は、両面搬送路で搬送可能な副走査方向の長さに対して、測定された副走査方向の長さが長すぎるのか又は短すぎるのかを判断する判断部305を含む。具体的な判定部302の処理については、図5を用いて後述する。
搬送制御部303は、記録材搬送機構201を制御することによって記録材の搬送を制御する。また、判定部302によって記録材の搬送が不可能であると判定されると、搬送制御部303は、停止処理又は排出処理を実行する。停止処理は、記録材を画像形成装置100内から手動で取り出すために、予め定められた取り出し位置で記録材を停止させる。ここで、予め定められた取り出し位置とは、ユーザが記録材を容易に取り出すことができる位置となる。具体的に、両面搬送路128内に配置された切り欠けローラ125の位置では、記録材の取り出しが困難であるため、両面搬送路128内に入る前に記録材が停止されることが望ましい。また、排出処理は、記録材への画像形成が両面形成である場合に、記録材の1面目を形成した後に両面搬送路128内に記録材を搬送することなく、片面形成の場合と同様に、排紙トレイ124に記録材を排出させる。
切替部304は、判定部302によって搬送不可能であると判定されたときに、両面搬送路128へ搬送する代わりに記録材を機外へ排出するように搬送可能な他の搬送路に切替える。したがって、搬送制御部303は、まず切替部304によって搬送路を切替えた後に、他の搬送路を介して記録材を機外へ排出する排出処理を実行する。報知部307は、外部機器132又は表示操作パネル203を介してユーザに情報を報知する。報知する情報は、例えば、排出処理が実行された場合に記録材の副走査方向の長さによってエラーが発生した情報、又は、停止処理が実行された場合に記録材の副走査方向の長さによってエラーが発生した情報及び記録材が停止している位置を表す情報を含む。
図4A〜Dは、第1の実施形態に対応する記録材の制御位置を示す断面図である。ここでは、両面搬送路128において搬送不可能な記録材が検出された場合の停止処理又は排出処理における記録材の制御位置について説明する。
図4Aは、1面目の画像形成が行われている記録材401を示す。また、図4Aに示す記録材401は、レジストセンサ113で記録材の先端から後端までが検知された時間と、記録材401の搬送速度とによって、副走査方向の長さが測定された位置である。ここで、測定された記録材401の副走査方向の長さが、両面搬送路128における両面ローラ126と再給紙ローラ108との間の長さよりも短いとする。この場合、判定部302は、両面搬送路128における記録材401の搬送が不可能であると判定する。このような場合、搬送制御部303は、排出処理を実行する。
図4Bは、搬送制御部303によって排出処理が実行された後の記録材401を示す。搬送制御部303は、記録材401が短すぎるため両面搬送路128において搬送不可能であると判定されると、両面形成の場合であっても、両面フラッパ118において、1面目の画像形成が終了した後に排紙トレイ124へ記録材を誘導する。ここで、排紙トレイ124への切替排出をしなかった場合、記録材401は、両面ローラ126と再給紙ローラ108とのローラ間にジャムとして滞留してしまう。
図4Cは、1面目の画像形成が行われている記録材402を示す。また、図4Cに示す記録材402は、レジストセンサ113で記録材の先端から後端までが検知された時間と、記録材402の搬送速度とによって、副走査方向の長さが測定された位置である。ここで、測定された記録材402の副走査方向の長さは、両面搬送路128における切り欠けローラ125の搬送力で搬送可能な長さよりも長い。切り欠けローラ125は、筒状のローラよりも記録材に接する面積が小さいため搬送力が弱い。そのため、記録材の副走査方向の長さが長すぎたり、重すぎたりすると切り欠けローラ125の部分で搬送できずジャムとなる。したがって、判定部302は、両面搬送路128における記録材402の搬送が不可能であると判定する。さらに、このような長すぎる記録材402は、両面搬送路128で搬送不可能であると判定した時点で、図4Cに示すように既に反転搬送路127に引き込み中である。このような場合、搬送制御部303は、停止処理を実行する。
図4Dは、搬送制御部303によって停止処理が実行された後の記録材402を示す。搬送制御部303は、記録材402が長すぎるため両面搬送路128において搬送不可能であると判定されると、そのまま反転搬送路127に搬送して、記録材402の後端が定着器117を抜けた位置で搬送を停止する。これは、トナー像が定着されて、記録材が取り出される際に機内を汚すことが無くなった時点で搬送を停止させたこととなる。これにより、図4Dに示すように、記録材402は、反転搬送路127の位置で停止し、両面搬送路128には搬送されない。例えば、途中で搬送を停止しなかった場合、記録材402は、切り欠けローラ125の位置でジャムとして機内の奥側に滞留してしまい、ユーザによる除去がより困難となる。
図5は、第1の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。ここでは、両面形成時の記録材の搬送制御について説明する。
ステップS501において、測定部301は、1面目の画像形成中に、両面搬送路128へ搬送される記録材の副走査方向の長さをレジストセンサ113を用いて測定する。ステップS502において、判定部302は、測定部301で測定された副走査方向の長さに基づいて、両面搬送路128で搬送可能か否かを判定する。ここで、判定部302は、例えば、エンジン制御部135内に配置されたメモリに予め格納されている基準値と、測定された副走査方向の長さとを比較することで判定してもよい。基準値とは、両面搬送路128において搬送可能な副走査方向の長さにおける上限と下限が設定された範囲の値である。上限は、切り欠けローラ125による搬送力で搬送可能な記録材の副走査方向の長さになる。また、下限は、両面ローラ126と再給紙ローラ108との間の距離となる。
記録材が両面搬送路128で搬送可能であると判定されると、搬送制御部135は、通常の両面形成時の搬送制御を行い処理を終了する。一方、両面搬送路128で搬送不可能であると判定されると、ステップ503において、判断部305は、測定された副走査方向の長さが両面搬送路128に対して短すぎであるか長すぎであるかを判断する。具体的に、この判断は、測定された副走査方向の長さが上限を超えたか下限を超えたかによって判断される。
副走査方向の長さが長すぎであると判断されると、ステップS504において、搬送制御部303は、記録材を画像形成装置100内から手動で取り出すために予め定められた位置まで搬送して搬送を停止させる。その後、ステップS505及びステップS506において、エンジン制御部135は、報知部307へ記録材の副走査方向の長さによってエラーが発生した情報及び記録材が停止している位置を表す情報を報知するように指示する。報知部307は、例えば、「反転部の機内残留紙を除去してください。」及び「両面搬送路の紙サイズエラー」等のエラーメッセージを表示してもよい。
一方、副走査方向の長さが短すぎであると判断されると、ステップS507において、切替部304は、両面搬送路128へ搬送する記録材の搬送を排紙トレイ124へ排出するように搬送路を切替える。その後、ステップS508において、搬送制御部303は、切替えられた搬送路を介して記録材を機外へ排出する。ステップS506において、エンジン制御部135は、報知部307へ記録材の副走査方向の長さによってエラーが発生した情報を報知するように指示する。報知部307は、例えば、「両面搬送路の紙サイズエラー」等のエラーメッセージを表示してもよい。
以上説明したように、本画像形成装置は、1面目の画像形成中に、搬送路に配置されたセンサによって記録材の長さを測定し、両面搬送路で搬送可能か否かを判定する。また、本画像形成装置は、記録材が両面搬送路で搬送不可能である場合に、記録材を機内から手動で取り出すために予め定められた位置で停止させる停止処理を実行する。したがって、本画像形成装置は、搬送不可能な記録材を無理に搬送することによって、例えば、画像形成装置の奥側に配置される両面搬送路内でのジャムの発生を抑制する。これにより、本画像形成装置は、両面搬送路において搬送不可能な記録材が挿入された場合であっても、ユーザにとって取り出しやすい位置に記録材が停止される。さらに、本画像形成装置は、定着器を通過した後、即ち、記録材の1面目に形成されたトナー像が定着された後に搬送を停止する。これにより、本画像形成装置は、ユーザが記録材を取り出す際に画像形成装置内をトナーで汚す可能性が低くなる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能となる。本画像形成装置は、記録材が両面搬送路で搬送不可能である場合に、両面搬送路へ搬送する代わりに記録材を機外へ排出するように搬送可能な他の搬送路に切替えて排出処理を実行してもよい。したがって、本画像形成装置は、排出可能な記録材に関しては1面目を形成した後に排出することで、ユーザが機内に停止している記録材を除去する必要がない。
また、本画像形成装置は、両面搬送路で搬送可能な記録材の副走査方向の長さに対して、長すぎるか又は短すぎるかを判断してもよい。この場合、本画像形成装置は、長すぎると判断した場合に停止処理を実行し、短すぎると判断した場合に排出処理を実行することが望ましい。これにより、本画像形成装置は、記録材のサイズに合わせて、最適な記録材の搬送を制御しうる。
[第2の実施形態]
次に、図6を参照して第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、画像形成中の記録材が両面搬送路128で搬送不可能である場合、判断部305が測定された副走査方向の長さが長すぎるか又は短すぎるかを判断した後に、搬送制御部303は、最適な搬送制御を実行していた。しかしながら、本実施形態による画像形成装置は、両面搬送路128で搬送可能か否かを判定した時点で、両面フラッパ118において搬送路の切替えが可能か否かを判断する。具体的に、図4Aに示す記録材401は、判定された時点で、まだ両面フラッパ118に記録材が到達していないため搬送路の切り替えが可能であると判断する。一方、図4Cに示す記録材402は、判定された時点で、既に反転搬送路への記録材の引き込みが開始されているため切替え不可能であると判定する。
図6は、第2の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。ここでは、図5に示すフローチャートと異なる部分についてのみ説明を記載する。したがって、ここでは、ステップS601及びステップS602についてのみ説明を記載する。ステップS503がステップS601に変更され、ステップS504がステップS602に変更されている。
両面搬送路128で記録材が搬送不可能であると判定されると、判断部305は、搬送路の切替えが可能であるか否かを判断する。言い換えると、判断部305は、記録材の先端が両面フラッパ118に到達しているか否かを判断する。具体的に、判断部305は、搬送路に沿って配置された記録材を検知するセンサからの信号によって現在の記録材の位置を判断する。
搬送路の切替えが可能である場合、ステップS602において、搬送制御部303は、手動で記録材が除去しやすく、かつ、1面目に形成されたトナー像が定着された位置まで記録材を搬送して停止させる。
以上説明したように、本画像形成装置は、両面搬送路で記録材が搬送不可能である場合に、他の搬送路で搬送可能か否かを判断する判断部を含んでもよい。したがって、本画像形成装置は、他の搬送路で搬送可能である場合に他の搬送路を介して記録材を排出する排出処理を実行し、他の搬送路で搬送不可能である場合に記録材を停止する定処理を実行することができる。これにより、本画像形成装置は、記録材のサイズに合わせて、最適な記録材の搬送を制御しうる。
[第3の実施形態]
次に図7から図10を参照して、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、複写機能付きの画像形成装置に本発明を適用する一例について説明する。図7は、第3の実施形態に対応する複写機能付き画像形成装置の構成を示す断面図である。ここでは、図1と異なる部分についてのみ説明を記載する。
画像形成装置700は、図1に示す構成に加えて、トレイ701、排出センサ702、原稿カバー703及び原稿台704を含む。画像形成装置700は、原稿カバー703が開けられて原稿が原稿台704に置かれると、図示しない原稿読取機構によって原稿を走査する。走査した原稿の画像データは、ビデオコントローラ134によってエンジン制御部135に送出される。続いて、エンジン制御部135が画像信号に基づいて画像形成を実行することにより複写が行われる。
トレイ701は、両面形成時において1面目の画像形成が終了した後に記録材を反転するために使用される。また、トレイ701は、記録材を反転する際、ユーザからの記録材の視認を阻害するように配置されている。例えば、トレイ701を設けない場合、記録材は、排紙トレイ124で両面反転することとなる。この場合、排紙トレイ124上に記録材が排出されている状態でユーザが誤って取り去ってしまう虞がある。しかしながら、図7に示すように、原稿台704の下部に配置されたトレイ701を利用すると、ユーザから記録材が見えにくいため、両面反転中に誤って取り去られる可能性が低い。
また、画像形成装置700では、両面フラッパ118によって、排紙トレイ124又はトレイ701へ記録材が誘導される。したがって、両面形成の場合、記録材は、1面目の画像形成が終了すると、まずトレイ701へ搬送され、反転された後に両面搬送路128へ搬送される。トレイ701へ搬送された記録材は、記録材検知センサである排紙センサ702から予め定められた距離だけトレイ701へ引き込み搬送した後に、各ローラの回転方向を逆にすることで記録材を反転させて、両面搬送路128へ搬送する。一方、排出される場合、記録材は、両面フラッパ118によって排紙ローラ123の方向へ誘導されて、排紙トレイ124へ排出される。
図8は、第3の実施形態に対応する複写機能付き画像形成装置の機能構成を示す図である。ここでは、図2の構成と異なる部分についてのみ説明を記載する。
画像形成装置700は、図2に示す構成に加えて、原稿読取機構801を含む。複写の場合、ビデオコントローラ134は、原稿読取機構801によって原稿台の原稿を走査した画像データを、画像形成に必要なビットデータに展開する。ビデオコントローラ134は、シリアルI/Fによってエンジン制御部135に対して、画像形成を行う条件(例えば、給紙口や排紙口の指定など)を指定する。ビデオコントローラ134は、ビットデータへの展開が終了すると、エンジン制御部135に対して画像形成の指示を行う。エンジン制御部135は、ビデオコントローラ134から受信した画像形成の条件に従って各コンポーネントを制御する。
図9A〜Dは、第3の実施形態に対応する記録材の制御位置を示す断面図である。ここでは、両面搬送路128において搬送不可能な記録材が検出された場合の停止処理又は排出処理における記録材の制御位置について説明する。なお、以下では、図4A〜Dを参照して説明した技術内容と重複する部分については省略する。
図9Aは、1面目の画像形成が行われている記録材901を示す。また、図9Aに示す記録材901は、レジストセンサ113で記録材の先端から後端までが検知された時間と、記録材901の搬送速度とによって、副走査方向の長さが測定された位置である。ここで、測定された記録材901の副走査方向の長さが、両面搬送路128における両面ローラ126と再給紙ローラ108との間の長さよりも短いとする。したがって、判定部302は、両面搬送路128における記録材901の搬送が不可能であると判定する。このような場合、搬送制御部303は、排出処理を実行する。
図9Bは、搬送制御部303によって排出処理が実行された後の記録材901を示す。搬送制御部303は、記録材901が短すぎるため両面搬送路128において搬送不可能であると判定されると、両面形成の場合であっても、両面フラッパ118において、1面目の画像形成が終了した後に排紙トレイ124へ誘導する。ここで、排紙トレイ124への切替排出をしなかった場合、記録材901は、両面ローラ126と再給紙ローラ108とのローラ間にジャムとして滞留してしまう。
図9Cは、1面目の画像形成が行われている記録材902を示す。また、図9Cに示す記録材902は、レジストセンサ113で記録材の先端から後端までが検知された時間と、記録材902の搬送速度とによって、副走査方向の長さが測定された位置である。ここで、測定された記録材902の副走査方向の長さは、両面搬送路128における切り欠けローラ125の搬送力で搬送可能な長さよりも長い。したがって、判定部302は、両面搬送路128における記録材902の搬送が不可能であると判定する。さらに、このような長すぎる記録材902は、両面搬送路128で搬送不可能であると判定した時点で、図9Cに示すように、既に両面フラッパ118にて反転搬送路127に引き込み中である。このような場合、搬送制御部303は、停止処理を実行する。
図9Dは、搬送制御部303によって停止処理が実行された後の記録材902を示す。搬送制御部303は、記録材902が長すぎるため両面搬送路128において搬送不可能であると判定されると、そのまま反転搬送路127に搬送して、記録材902の後端が定着器117を抜けた位置で搬送を停止する。さらに、本実施形態によれば、記録材902は、排紙センサ702で検知されている位置で停止されることが望ましい。このように制御すると、記録材902を停止させる位置が、図9Dに示すようにトレイ701に排出する手前となる。これは、ユーザからの視認をわざと阻害するように配置されたトレイ701に記録材902を排出すると、ユーザにとって記録材を除去することが非常に困難となるため、トレイ701に記録材902の全体が搬送されないように制御している。さらに、トレイ701には、記録材の有無を検知するセンサが配置されておらず、ユーザの除去し忘れを検出できないため、図9Dに示すような停止位置が望ましい。
図10は、第3の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。ここでは、図5に示すフローチャートと異なる部分についてのみ説明を記載する。したがって、ここでは、ステップS1001についてのみ説明を記載する。ステップS504がステップS1001に変更されている。
両面搬送路128において記録材が搬送不可能であると判定され、かつ、長すぎると判断された場合に、ステップS1001において、搬送制御部303は、除去しやすい位置まで記録材を搬送して停止させる停止処理を実行する。ここでは、ステップS503において、判断部305が、両面搬送可能な副走査方向の長さに対して、測定された副走査方向の長さが長すぎるか又は短すぎるかを判断している。しかしながら、第2の実施形態と同様に、判断部305は、判定部302によって判定された時点で、記録材の先端が両面フラッパ118に到達しているか否かを判断してもよい。また、S505及びS506において、報知部307は、例えば、「反転部の機内残留紙を除去してください。」及び「両面搬送路の紙サイズエラー」等のエラーメッセージを表示してもよい。
以上説明したように、本画像形成装置は、記録材を反転するためのトレイと、トレイへ続く搬送路の途中に配置され、記録材を検知する記録材検知センサとをさらに含んでもよい。この場合、搬送制御部は、停止処理を実行するときに、記録材が記録材検知センサに検知されている位置で停止するように制御することが望ましい。これにより、本発明は、両面形成時の記録材の反転をトレイで行うような複写機能付き画像形成装置においても適用可能である。
[第4の実施形態]
次に、図11から図13を参照して、第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第3の実施形態から停止処理を変更したものである。図11は、第4の実施形態に対応する複写機能付き画像形成装置の構成を示す断面図である。複写機能付きレーザプリンタの例を示している。
本実施形態による画像形成装置1100は、図7に示す画像形成装置700の構成に加えて、記録材の有無を検出する記録材検知センサ1101を含む。この記録材検知センサ1101は、トレイ701の近傍に配置され、トレイ701に記録材が存在するか否かを検知する。これにより、トレイ701に滞留する記録材をユーザに放置することができる。また、トレイ701は、簡単に下側へ開放できる機構を追加してある。これにより、トレイ701に滞留した記録材は、ユーザによって容易に除去できる
図12は、第4の実施形態に対応する記録材の制御位置を示す断面図である。また、図12は、搬送制御部303によって停止処理が実行された後の記録材1201を示す。ここでは、図9Dと異なる部分についてのみ説明を記載する。本実施形態によれば、記録材1201は、トレイ701に搬送されて停止される。これは、画像形成装置700からトレイ701に開放できる機構が追加されたことと、トレイ701に搬送された記録材を検知する記録材検知センサ1101とが追加されたことから実現可能となる。
図13は、第4の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。ここでは、図5に示すフローチャートと異なる部分についてのみ説明を記載する。したがって、ここでは、ステップS1301及びステップS1302についてのみ説明を記載する。ステップS503がステップS1301に変更され、ステップS504がステップS1302に変更されている。
両面搬送路128において記録材が搬送不可能であると判定された場合に、ステップS1301において、判断部305は、搬送路の切替えが可能であるか否かを判断する。言い換えると、判断部305は、記録材の先端が両面フラッパ118に到達しているか否かを判断する。具体的に、判断部305は、搬送路に沿って配置された記録材を検知するセンサからの信号によって現在の記録材の位置を判断する。
切替が不可能であると判定すると、搬送制御部303は、記録材をトレイ701へ搬送して停止する。その後、S505及びS506において、エンジン制御部135は、報知部307へ記録材の副走査方向の長さによってエラーが発生した情報及びトレイ701に記録際が停止している情報を報知するように指示する。報知部307は、例えば、「トレイの機内残留紙を除去してください。」及び「両面搬送路の紙サイズエラー」等のエラーメッセージを表示してもよい。
以上説明したように、本画像形成装置は、低処理を実行するときに、トレイに記録材を搬送するように制御してもよい。この場合、記録材の取出しが可能な記録材を判定するために使用されるトレイと、トレイに記録材が滞留しているか否かを検知する記録材検知センサとを含むことが望ましい。本発明は、両面形成時の記録材の反転をトレイで行うような複写機能付き画像形成装置においても適用可能である。さらに、本画像形成装置は、より容易に停止処理を実行することができる。
第1の実施形態に対応する画像形成装置の構成を示す断面図である。 第1の実施形態に対応する画像形成装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に対応する画像形成装置のビデオコントローラ及びエンジン制御部の詳細を示す図である。 第1の実施形態に対応する記録材の制御位置を示す断面図である。 第1の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。 第3の実施形態に対応する複写機能付き画像形成装置の構成を示す断面図である。 第3の実施形態に対応する複写機能付き画像形成装置の機能構成を示す図である。 第3の実施形態に対応する記録材の制御位置を示す断面図である。 第3の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。 第4の実施形態に対応する複写機能付き画像形成装置の構成を示す断面図である。 第4の実施形態に対応する記録材の制御位置を示す断面図である。 第4の実施形態に対応する記録材の搬送制御を示すフローチャートである。
符号の説明
101、102:記録材カセット
114:画像形成部
117:定着器
134:ビデオコントローラ
135:エンジン制御部
201:記録材搬送機構
202:センサ入力部
203:表示操作パネル
301:測定
302:判定部
303:搬送制御部
304:切替部
305:判断部
307:報知部

Claims (8)

  1. 画像形成装置であって、
    搬送路に配置されたセンサを用いて記録材の搬送方向のサイズを測定する測定部と、
    前記測定されたサイズに基づいて、前記センサよりも搬送方向で下流に位置する両面搬送路が前記記録材を搬送可能であるか否かを判定する判定部と、
    前記記録材の搬送を制御する搬送制御部であって、前記判定部によって搬送不可能であると判定されたときに、予め定められた取り出し位置で該記録材を停止させる停止処理を実行する前記搬送制御部と
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定部によって搬送不可能であると判定されたときに、前記記録材の搬送路を、前記両面搬送路から、前記記録材を機外へ排出するための他の搬送路に切替える切替部をさらに含み、
    前記搬送制御部は、
    前記停止処理に代えて、前記他の搬送路を介して記録材を機外へ排出する排出処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定部は、
    前記測定部によって測定された搬送方向のサイズが、前記両面搬送路で搬送可能な記録材の搬送方向のサイズに対して、長すぎるか又は短すぎるかを判断する第1の判断部を含み、
    前記搬送制御部は、
    長すぎると判断された場合に、前記停止処理を実行し、
    短すぎると判断された場合に、前記切替部によって前記両面搬送路から前記他の搬送路に切替えた後で、前記排出処理を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定部は、
    搬送不可能であると判定したときに、前記測定部によって測定された副走査方向の長さを有する記録材を前記他の搬送路で搬送可能か否かを判断する第2の判断部を含み、
    前記搬送制御部は、
    前記他の搬送路で搬送可能でない場合に、前記停止処理を実行し、
    前記他の搬送路で搬送可能である場合に、前記切替部によって前記両面搬送路から該他の搬送路に切替えた後で、前記排出処理を実行する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. ユーザからの記録材の視認を阻害するように配置され、記録材を反転するために使用されるトレイと、
    前記トレイへ続く搬送路の途中に配置され、記録材を検知する記録材検知センサとをさらに含み、
    前記搬送制御部は、
    前記停止処理を実行するときに、前記記録材が前記記録材検知センサに検知されている位置で該記録材の搬送を停止するように制御する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. ユーザからの記録材の視認を阻害するように配置され、記録材を反転するために使用され、かつ、記録材の取り出しも可能なトレイと、
    前記トレイに記録材が滞留しているか否かを検知する記録材検知センサと、
    前記停止処理が実行された場合に、前記記録材検知センサからの信号に基づいて、前記記録材の副走査方向の長さによってエラーが発生したことを表す情報及び該記録材が停止している位置を表す情報を報知する報知部と
    をさらに含み、
    前記搬送制御部は、
    前記停止処理を実行するときに、前記トレイに記録材を搬送して停止するように制御する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  7. 前記排出処理が実行された場合に、前記記録材の搬送方向のサイズによってエラーが発生したことを表す情報を報知し、
    前記停止処理が実行された場合に、前記記録材の搬送方向のサイズによってエラーが発生した情報及び該記録材が停止している位置を表す情報を報知する報知部を
    さらに含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置を制御する制御方法であって、
    搬送路に配置されたセンサを用いて記録材の搬送方向のサイズを測定する測定ステップと、
    前記測定された前記サイズに基づいて、前記センサよりも搬送方向で下流に位置する両面搬送路が前記記録材を搬送可能であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記記録材の搬送を制御する搬送制御ステップであって、前記判定ステップによって搬送不可能であると判定されたときに、予め定められた取り出し位置で該記録材を停止させる停止処理を実行する前記搬送制御ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009292640A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Riso Kagaku Corp 印刷装置のリカバリー機構及びリカバリー方法
JP2017097262A (ja) * 2015-11-27 2017-06-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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