JP7290192B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷ジョブで用いる用紙を搬送する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、印刷ジョブの実行時、用紙搬送路に沿って用紙を搬送し、搬送中の用紙に画像を印刷する。このような画像形成装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像形成装置は、給紙部および分離部を備える。給紙部は、用紙搬送路に用紙を給紙する。分離部は、用紙搬送路に給紙される用紙を1枚ずつに分離する。画像形成装置に分離部を設けることにより、先に給紙した用紙(先行の用紙)に次に給紙すべき用紙(次の用紙)が連なって給紙されるのを抑制することができる。
特開2002-205838号公報
たとえば、画像形成装置には、給紙部の近傍(給紙部の用紙搬送方向下流側)の位置における用紙の有無に応じて出力を変化させる給紙センサーが設けられる。特許文献1の画像形成装置では、当該給紙センサーに相当するのはシート端検知センサーである。
画像形成装置に給紙センサーを設けることにより、給紙センサーの検知位置における用紙の先端到達や後端通過を検知できるので、用紙の搬送状態の把握が可能となる。給紙センサーの検知位置における用紙の先端到達や後端通過の検知は制御部が行う。たとえば、用紙搬送路に用紙を給紙して以降、当該用紙の後端通過を検知できれば、当該用紙が正常に搬送されていると言える。一方で、当該用紙の後端通過を検知できなければ、当該用紙にジャムが発生した可能性が高い。
したがって、用紙搬送路に給紙センサーが設置された画像形成装置では、給紙センサーの検知位置において用紙の後端通過を検知できなければ、用紙の搬送を停止しエラーメッセージを操作パネルに表示するという制御が行われる。操作パネルにエラーメッセージが表示されると、ユーザーはジャム処理作業を行うことにより、用紙搬送路に残留している用紙を取り除く。
ここで、特許文献1のように、画像形成装置に分離部を設けても、用紙の連なりを完全に抑制することはできない。しかし、先行の用紙と次の用紙とが連なって給紙されても、次の用紙の進行が途中で止まり、先行の用紙だけが搬送される場合がある。すなわち、用紙の連なりが途中で解消される場合がある。この場合には、先行の用紙と次の用紙とが分離されるので、そのまま先行の用紙の搬送を継続しても問題はない。
しかし、用紙の連なりが解消されて以降、先行の用紙が給紙センサーの検知位置を通過しても、次の用紙が給紙センサーの検知位置に突っ込んだ状態になっていれば、先行の用紙の後端が給紙センサーの検知位置を通過したことを制御部は検知できない。このため、用紙の連なりが解消されても、ジャムが発生したと判断され、用紙の搬送が不必要に停止されるという不都合が生じる。用紙の搬送が停止されると、生産性が低下する。また、ジャム処理作業を行わなければならないので、ユーザーにとっては煩わしい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、用紙の搬送が不必要に停止されるのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、印刷ジョブで用いる用紙を用紙搬送路に給紙する給紙部と、用紙搬送路に給紙された用紙を搬送する搬送部と、用紙搬送路の予め定められた位置を検知位置とし、検知位置における用紙の有無に応じて出力を変化させる給紙センサーと、給紙部および搬送部を制御するとともに、給紙センサーの出力に基づき検知位置における用紙の先端到達および用紙の後端通過を検知する制御部と、を備える。給紙センサーには、用紙搬送路の第1位置を検知位置とする第1センサーと、用紙搬送路の第1位置よりも用紙搬送方向下流側の第2位置を検知位置とする第2センサーとがある。制御部は、給紙部による用紙の給紙開始から用紙の後端が第1位置を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間を第1時間に設定するとともに、給紙部による用紙の給紙開始から用紙の後端が第2位置を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間を第2時間に設定する。制御部は、第1センサーの出力に基づき、給紙部による用紙の給紙開始から第1時間内に第1位置を用紙の後端が通過したか否かを検知する第1検知を行うとともに、第2センサーの出力に基づき、給紙部による用紙の給紙開始から第2時間内に第2位置を用紙の後端が通過したか否かを検知する第2検知を行い、第1検知で用紙の後端通過を検知できなくても、第2検知で用紙の後端通過を検知した場合、搬送部による用紙の搬送を継続させる。
本発明の構成では、用紙の搬送が不必要に停止されるのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施形態による画像形成装置の構成を示す概略図 本発明の一実施形態による画像形成装置に設置される給紙センサーの検知位置を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の用紙搬送路でジャムが発生した状態を示す図 本発明の一実施形態による画像形成装置の用紙搬送路に給紙された用紙の搬送状態を示す図(第1時間が経過した時点の図) 本発明の一実施形態による画像形成装置の用紙搬送路に給紙された用紙の搬送状態を示す図(第2時間が経過した時点の図) 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が用紙の給紙開始以降に行う処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が2枚目以降の用紙の給紙開始時に行う処理の流れを示すフローチャート
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、制御部1および記憶部2を備える。制御部1は、CPUを含む。制御部1は、制御用のプログラムおよびデータに基づき、画像形成装置100の各部を制御するための処理を行う。記憶部2は、ROMおよびRAMを含む。記憶部2は、制御用のプログラムおよびデータを記憶する。記憶部2は、制御部1に接続される。制御部1は、記憶部2からの情報の読み出しおよび記憶部2への情報の書き込みを行う。
また、画像形成装置100は、画像読取部3および印刷部4を備える。画像読取部3および印刷部4は、制御部1に接続される。制御部1は、画像読取部3の読取動作を制御するとともに、印刷部4の印刷動作を制御する。
画像読取部3は、原稿を光学的に読み取る光学系部材(図示せず)を備える。光学系部材は、光源およびイメージセンサーを含む。光源は、原稿に光を照射する。イメージセンサーは、原稿で反射された反射光を受光して光電変換する。
印刷部4は、印刷ジョブの実行時、用紙P(図2参照)を搬送するとともに、印刷すべき画像を形成し、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。たとえば、印刷部4は、画像読取部3による原稿の読み取りで得られた画像データに基づき印刷を行う。
印刷部4は、図2に示すように、用紙搬送路40(図2では、破線矢印で示す)を備える。また、印刷部4は、給紙部41を備える。給紙部41は、ピックアップローラー411を含む。給紙部41は、用紙搬送路40に用紙Pを給紙する。
給紙部41により用紙搬送路40に給紙される用紙Pは、用紙カセットCAに収容される。用紙カセットCAは、画像形成装置100に対して着脱可能である。用紙カセットCAに収容された用紙Pは、リフト板LPに載置される。ピックアップローラー411は、用紙カセットCAに収容された用紙Pの上方に配置される。
用紙搬送路40への用紙Pの給紙時、用紙カセットCAの用紙Pにピックアップローラー411が当接し、その状態でピックアップローラー411が回転する。これにより、用紙カセットCAから用紙Pが引き出され、用紙搬送路40に用紙Pが給紙される。なお、用紙搬送路40に用紙Pが給紙されることによって用紙カセットCAの用紙Pが減ると、リフト板LPが上昇する。したがって、用紙カセットCAの用紙Pに対してピックアップローラー411が当接した状態を維持することができる。
図示しないが、分離ローラーやフリクションパッドなど、ピックアップローラー411により用紙カセットCAから引き出された用紙Pを1枚ずつに分離するための部材を給紙部41の構成部材として含めてもよい。
用紙搬送路40に給紙された用紙Pは、用紙搬送路40に沿って搬送される。用紙搬送路40に沿って用紙Pを搬送するため、用紙搬送路40には搬送ローラー対42が設けられる。搬送ローラー対42は、「搬送部」に相当する。
搬送ローラー対42は、搬送ニップを有する。搬送ローラー対42のうち、一方のローラーおよび他方のローラーが互いに圧接することにより、一方のローラーと他方のローラーとの間に搬送ニップが形成される。搬送ローラー対42は、回転することにより、搬送ニップに進入した用紙Pを搬送する。
搬送ローラー対42は、用紙搬送路40に複数設けられる。図2では、用紙搬送路40における搬送ローラー対42の設置数を3つとしているが、搬送ローラー対42の設置数は特に限定されず、用紙Pの搬送経路の長さに応じて変更可能である。搬送ローラー対42の設置位置も用紙Pの搬送経路の長さに応じて変更可能である。
また、印刷部4は、転写ローラー対43を備える。転写ローラー対43は、感光体ドラムおよび転写ローラーを含む。感光体ドラムは、その周面上にトナー像を担持する。転写ローラーは、感光体ドラムに圧接し、感光体ドラムとの間で転写ニップを形成する。
用紙搬送路40に給紙された用紙Pは、転写ローラー対43に向けて搬送され、転写ニップに進入する。転写ローラー対43は、転写ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pにトナー像を転写する。転写済みの用紙Pは、定着ローラー対44に向けて搬送される。
図示しないが、印刷部4は、帯電装置、露光装置および現像装置を備える。これら装置と転写ローラー対43とにより、用紙Pに転写するトナー像を形成するための画像形成部が構成される。帯電装置は、感光体ドラムの周面を帯電させる。露光装置は、感光体ドラムの周面上に静電潜像を形成する。現像装置は、感光体ドラムの周面上の静電潜像をトナー像に現像する。
また、印刷部4は、定着ローラー対44を備える。定着ローラー対44は、定着ローラーおよび加圧ローラーを含む。定着ローラーは、ヒーター(図示せず)を内蔵する。加圧ローラーは、定着ローラーに圧接し、定着ローラーとの間で定着ニップを形成する。
転写済みの用紙Pは、定着ローラー対44に向けて搬送され、定着ニップに進入する。定着ローラー対44は、定着ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pを加熱および加圧する。これにより、用紙Pにトナー像が定着される。定着済みの用紙Pは、排出トレイETに向けて搬送され、最終的に排出トレイETに排出される。
なお、搬送ローラー対42に加え、転写ローラー対43および定着ローラー対44も用紙Pの搬送を担う。すなわち、搬送ローラー対42、転写ローラー対43および定着ローラー対44は、全て「搬送部」に相当する。以下の説明では、特に区別する必要がない場合、搬送ローラー対42、転写ローラー対43および定着ローラー対44を総じて搬送部と称し、符号45を付す。
図1に戻り、制御部1は、印刷部4の各種回転体を回転させるためのモーターMTに接続される。制御部1は、モーターMTを制御し、印刷部4の各種回転体を適切に回転させる。たとえば、モーターMTの設置数は複数であり、給紙ローラー411、搬送ローラー対42、転写ローラー対43および定着ローラー対44のそれぞれごとにモーターMTが割り当てられる。
また、画像形成装置100は、給紙センサー5を備える。給紙センサー5は、用紙搬送路40に設置される。給紙センサー5の設置数は複数であり、用紙搬送路40の予め定められた複数の位置がそれぞれ給紙センサー5の検知位置とされる。複数の給紙センサー5は、それぞれ、対応する検知位置での用紙Pの有無に応じて出力を変化させる。
たとえば、複数の給紙センサー5は、それぞれ、発光部および受光部を有する透過型の光センサーであり、対応する検知位置(用紙搬送路40の内側)に突出するよう回動可能に支持されたアクチュエーター(図示せず)を検知対象とする。複数のアクチュエーターは、それぞれ、対応する検知位置に用紙Pの先端が到達すると用紙Pに押されて一方側に回動し、発光部と受光部との間の光路(検知領域)を遮蔽または開放する。一方で、複数のアクチュエーターは、それぞれ、対応する検知位置を用紙Pの後端が通過すると他方側に回動して元の位置に戻り、発光部と受光部との間の光路(検知領域)を開放または遮蔽する。したがって、複数の給紙センサー5は、それぞれ、対応する検知位置に用紙Pが有るときと無いときとで出力を変化させる。
複数の給紙センサー5は、制御部1に接続される。制御部1は、複数の給紙センサー5の各出力に基づき、用紙搬送路40での用紙Pの搬送状態(各検知位置における用紙Pの先端到達および後端通過)を検知する。
給紙センサー5の設置数は2つである。以下の説明では、一方の給紙センサー5に符号51を付して第1センサー51と称するとともに、他方の給紙センサー5に符号52を付して第2センサー52と称する。第1センサー51および第2センサー52の各検知位置は、図示しない他の搬送センサー(用紙搬送路40での用紙Pの搬送状態を検知するためのセンサー)の検知位置よりも用紙搬送方向上流側の位置に設定される。
ここで、図3を参照し、第1センサー51および第2センサー52の各検知位置について説明する。図3では、便宜上、用紙搬送路40を左右方向に延ばして図示する。以下の説明で参照する図4~図6についても同様である。
図3に示すように、図示しない搬送センサーの検知位置を含む複数の検知位置のうち、用紙搬送路40に給紙された用紙Pの先端が最初に到達する検知位置P1が第1センサー51の検知位置である。検知位置P1は「第1位置」に相当し、以下の説明では第1位置P1と称する。
また、図示しない搬送センサーの検知位置を含む複数の検知位置のうち、用紙搬送路40に給紙された用紙Pの先端が2番目に到達する検知位置P2が第2センサー52の検知位置である。すなわち、第2センサー52の検知位置P2は第1センサー51の検知位置P1よりも用紙搬送方向下流側である。検知位置P2は「第2位置」に相当し、以下の説明では第2位置P2と称する。
図1に戻り、画像形成装置100は、操作パネル6を備える。操作パネル6は、タッチスクリーンおよびハードウェアボタンを含む。タッチスクリーンは、ソフトウェアボタンやメッセージを配した画面を表示し、タッチ操作をユーザーから受け付ける。ハードウェアボタンは、操作パネル6に複数設けられる。ハードウェアボタンとしては、印刷ジョブの実行要求をユーザーから受け付けるためのスタートボタンなどがある。
画像読取部3による原稿の読み取りを伴う印刷ジョブ(コピージョブ)では、操作パネル6がユーザーから印刷ジョブの実行要求を受け付ける。操作パネル6は、印刷ジョブの実行要求を受け付けるとき、ユーザー指定の用紙サイズ(印刷ジョブで使用する用紙サイズ)の設定を受け付ける。操作パネル6が印刷ジョブの実行要求を受け付けると(スタートボタンが操作されると)、制御部1は、画像読取部3に原稿の読み取りを行わせる。そして、制御部1は、画像読取部3による原稿の読み取りで得られた読取データに基づき画像データを生成し、当該生成した画像データに基づく印刷を印刷部4に行わせる。
なお、操作パネル6は、ユーザーに対して種々の報知を行う報知部として機能する。たとえば、操作パネル6は、印刷ジョブの実行中に用紙搬送路40でジャムが発生すると、ジャムが発生した旨のエラーメッセージを表示する。
また、画像形成装置100は、通信部7を備える。通信部7は、画像形成装置100をLANなどの通信ネットワークCNに接続するためのインターフェースである。通信部7は、通信用回路、通信用メモリーおよび通信用コネクターを含む。
通信部7は、制御部1に接続される。制御部1は、通信部7を用いて、通信ネットワークCNに接続されたユーザー端末200と通信する。ユーザー端末200は、画像形成装置100のユーザーにより使用される。ユーザー端末200は、たとえば、パーソナルコンピューターである。
画像形成装置100がプリンターとして使用される場合、ユーザー端末200から画像形成装置100に対して、PDL(ページ記述言語)データなどのジョブデータが送信される。ジョブデータには、ユーザー指定の用紙サイズ(印刷ジョブで使用する用紙サイズ)を示す情報が含まれる。制御部1は、通信部7がジョブデータを受信すると、ユーザーから印刷ジョブの実行要求を受け付けたと判断する。制御部1は、通信部7がジョブデータを受信すると、ジョブデータに基づき画像データを生成し、当該生成した画像データに基づく印刷を印刷部4に行わせる。
<用紙の状態検知>
制御部1は、印刷ジョブの実行要求を受け付けたとき、印刷部4に印刷を行わせる。このとき、印刷部4(給紙部41)は、用紙搬送路40に用紙Pを給紙する。また、印刷部4(搬送部45)は、用紙搬送路40に給紙した用紙Pを用紙搬送路40に沿って搬送する。
制御部1は、給紙部41による用紙Pの給紙が開始されて以降、第1センサー51および第2センサー52の各出力に基づき、用紙搬送路40における用紙Pの状態の検知を行う。そして、制御部1は、当該検知の結果に基づき、用紙搬送路40でジャムが発生したか否かを判断する。
制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生したと判断すると、印刷部4による用紙Pの給送(給紙部41による用紙Pの給紙および搬送部45による用紙Pの搬送)を停止させる。また、制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生した旨のエラーメッセージを操作パネル6に表示させる。操作パネル6にエラーメッセージが表示されることにより、用紙搬送路40からジャムした用紙Pを取り除くジャム処理作業がユーザーによって行われる。
制御部1は、第1センサー51および第2センサー52を用いた検知を行うため、第1時間および第2時間を設定する。第1時間は、給紙部41による用紙Pの給紙開始から用紙Pの後端が第1位置P1を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間である。第2時間は、給紙部41による用紙Pの給紙開始から用紙Pの後端が第2位置P2を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間である。
第1時間を設定するための理論時間は、用紙搬送路40の用紙搬送方向上流側の端部位置から第1位置P1までの用紙Pの搬送距離、用紙Pの搬送速度、および、用紙Pの搬送方向の長さに基づき求めることができる。第2時間を設定するための理論時間は、用紙搬送路40の用紙搬送方向上流側の端部位置から第2位置P2までの用紙Pの搬送距離、用紙Pの搬送速度、および、用紙Pの搬送方向の長さに基づき求めることができる。
なお、印刷ジョブで使用可能な用紙サイズは複数種あり、複数種の用紙サイズごとに理論時間を定めた情報が予め記憶部2に記憶される。また、第1時間および第2時間を設定するためのマージンを示す情報も予め記憶部2に記憶される。制御部1は、印刷ジョブの実行要求を受け付けると、ユーザー指定の用紙サイズ(印刷ジョブで使用する用紙サイズ)を認識し、当該認識した用紙サイズに対応する理論時間に基づき、第1時間および第2時間を設定する。
制御部1は、給紙部41による用紙Pの給紙が開始されて以降、第1センサー51の出力に基づき、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1を用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第1検知を行う。制御部1は、第1検知で用紙Pの後端を検知できた場合、すなわち、第1センサー51の出力が第1時間内に用紙Pの有りを示す値から用紙Pの無しを示す値に変化した場合、用紙Pの後端が第1位置P1を正常に通過したと判断する。
仮に、用紙搬送路40に給紙された用紙Pにジャムが発生すると、用紙Pの進行が遅くなったり、用紙Pの進行が止まったりする。その結果、図4に示す状態で、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第1時間が経過する場合がある。図4に示す状態では、用紙Pの後端が未だ第1位置P1を通過していない。したがって、制御部1は、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1において用紙Pの後端通過を検知できない。
図4に示す状態になっている場合には、用紙搬送路40に給紙した用紙Pにジャムが発生しているので、用紙Pの給送を停止すればよい。なお、用紙Pにジャムが発生したにもかかわらず、用紙Pの給送を継続すると、用紙Pが破損する恐れがある。たとえば、用紙Pが蛇腹に折れ曲がっていく。
ここで、場合によっては、用紙搬送路40に先に給紙した用紙P(先行の用紙P)に連なって次の用紙Pも進行することがある。このときの状態を図5の上図に示す。図5の上図に示す状態において、先行の用紙Pにジャムが発生していれば、そのまま用紙Pの搬送を続けても、先行の用紙Pの後端は第1時間内に第1位置P1を通過しない(図5の左下図に示す状態になる)。一方で、図5の上図に示す状態において、先行の用紙Pにジャムが発生していなければ、そのまま用紙Pの搬送を続けることにより、先行の用紙Pの後端が第1時間内に第1位置P1を通過する(図5の右下図に示す状態になる)。
図5の右下図に示す状態になっている場合には、ジャムが発生したわけではないので、用紙Pの給送を継続しても問題はない。しかし、この場合には、先行の用紙Pの後端は第1位置P1を通過しているが、次の用紙Pが第1位置P1に有る(次の用紙Pの一部が第1位置P1に突っ込んだ状態になっている)。したがって、制御部1は、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1において用紙Pの後端通過を検知できない(第1検知で用紙Pの後端通過を検知できない)。
そこで、制御部1は、給紙部41による用紙Pの給紙が開始されて以降、第2センサー52の出力に基づき、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第2時間内に第2位置P2を用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第2検知を行う。また、制御部1は、第1検知で用紙Pの後端通過を検知できなくても、この時点ではジャムが発生したと判断せず、搬送部45による用紙Pの搬送を継続させる。
そして、制御部1は、第1検知で用紙Pの後端通過を検知できなくても、第2検知で用紙Pの後端通過を検知した場合、すなわち、第2センサー52の出力が第2時間内に用紙Pの有りを示す値から用紙Pの無しを示す値に変化した場合、用紙Pの後端が第2位置P2を正常に通過したと判断する。図6の上図に示す状態(図5の右下図に示す状態)から図6の下図に示す状態になると、制御部1による第2検知で用紙Pの後端通過が検知される。この場合、制御部1は、搬送部45による用紙Pの搬送を継続させる。また、制御部1は、給紙部41に次の用紙Pの給紙も行わせる。
なお、従前の印刷ジョブにおいて、図4に示した状態のときにジャムの発生によって印刷ジョブが停止されたとする。この場合には、操作パネル6にエラーメッセージが表示され、ユーザーによりジャム処理作業が行われる。図4に示した状態のままでは、印刷ジョブを再開することはできない。このため、1枚目の用紙Pの給紙開始時に第1センサー51および第2センサー52の両方の出力値が用紙Pの有りを示す値になっていることはない。
ただし、1枚目の用紙Pの給紙開始時に第1センサー51の出力値だけが用紙Pの有りを示す値になっている場合がある。すなわち、用紙カセットCAに収容された用紙P(1枚目の用紙P)の一部が第1位置P1に突っ込んだ状態になっている場合がある。1枚目の用紙Pの一部が第1位置P1に突っ込んでいるだけであれば、給紙部41による1枚目の用紙Pの給紙を開始しても問題はない。したがって、制御部1は、1枚目の用紙Pの給紙開始時に第1センサー51の出力が用紙Pの有りを示す値になっていても、給紙部41による1枚目の用紙Pの給紙を行わせる。
まず、図7に示すフローチャートを参照し、給紙部41による用紙Pの給紙開始以降に制御部1が行う処理の流れについて説明する。制御部1は、用紙搬送路40に用紙Pが給紙されるごとに、図7に示すフローチャートに沿った処理を行う。印刷ジョブの印刷枚数が複数枚である場合には、図7に示すフローチャートに沿った処理が繰り返し行われる。
ステップS1において、制御部1は、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1を先行の用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第1検知を行う。制御部1による第1検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知された場合にはステップS2に移行する。
ステップS2に移行すると、制御部1は、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第2時間内に第2位置P2を先行の用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第2検知を行う。制御部1による第2検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知された場合にはステップS3に移行する。
ここで、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1において先行の用紙Pの後端通過が検知されたということは、次の用紙Pが先行の用紙Pに連なっていないということである。また、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第2時間内に第2位置P2において先行の用紙Pの後端通過が検知されたということは、この時点では先行の用紙Pの進行が遅れたり止まったりしていないということである。このため、ステップS3に移行した場合、制御部1は、搬送部45による先行の用紙Pの搬送を継続させる。
ステップS2において、制御部1による第2検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知されなかった場合にはステップS4に移行する。ステップS4に移行すると、制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生したと判断する。
制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生したと判断すると、ジャムが発生した旨を報知するためのエラーメッセージを操作パネル6に表示させる。また、制御部1は、印刷部4による用紙Pの給送を停止させる。すなわち、搬送部45による先行の用紙Pの搬送が停止される。また、給紙部41による次の用紙Pの給紙は行われない。
ステップS1において、制御部1による第1検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知されなかった場合にはステップS5に移行する。ここで、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1において用紙Pの後端通過が検知されなかったということは、図5の左下図に示した状態になっている可能性もあるし、図5の右下図に示した状態になっている可能性もある。しかし、第1センサー51の出力値だけでは、図5の左下図に示した状態になっているか図5の右下図に示した状態になっているかは分からない。したがって、この時点では、制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生したと判断しない。
ステップS5に移行すると、制御部1は、第2時間を変更する時間変更処理を行う。制御部1は、時間変更処理を行うことにより、第2時間を時間変更処理前よりも短くする。たとえば、理論時間に加えるマージン時間を短くしてもよい。仮に、図5の左下図に示した状態になっている場合(先行の用紙Pにジャムが発生している場合)には、先行の用紙Pの搬送を停止するタイミングが遅れると、先行の用紙Pが破損する恐れがある。したがって、第2時間を短くすることにより、先行の用紙Pにジャムが発生しているか否かの判断結果が出るタイミングを早めるのが好ましい。
ステップS5の処理後、ステップS2に移行する。ステップS5からステップS2に移行した場合、制御部1は、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から時間変更処理後の第2時間内に第2位置P2を先行の用紙Pの後端が通過したか否かの検知を第2検知として行う。なお、時間変更処理を行っている場合の第2時間は時間変更処理を行っていない場合の第2時間よりも短い。したがって、時間変更処理を行っている場合には時間変更処理を行っていない場合に比べて、先行の用紙Pにジャムが発生しているか否かの判断結果が出るタイミングが早くなる。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、給紙部41による2枚目以降の用紙Pの給紙開始時に制御部1が行う処理の流れについて説明する。制御部1は、給紙部41による2枚目以降の用紙Pの給紙開始時に毎回、図8に示すフローチャートに沿った処理を行う。
ステップS11において、制御部1は、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1を先行の用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第1検知を行う。制御部1による第1検知の結果、先行の用紙Pの後端端通が検知された場合には、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、制御部1は、次の用紙Pの給紙開始タイミングになったか否かを判断する。たとえば、制御部1は、先行の用紙Pの後端が第1位置P1を通過してからの経過時間や、先行の用紙Pの後端が第2位置P2を通過してからの経過時間に基づき、先行の用紙Pと次の用紙Pとの間隔(紙間)が許容範囲となるよう給紙開始タイミングを計る。
ステップS12において、給紙開始タイミングになったと制御部1が判断した場合にはステップS13に移行し、給紙開始タイミングになっていないと制御部1が判断した場合にはステップS12の処理が繰り返される。ステップS13に移行すると、制御部1は、給紙部41に次の用紙Pの給紙を開始させる。
ステップS11において、制御部1による第1検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知されなかった場合には、ステップS14に移行する。ステップS14に移行すると、制御部1は、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第2時間内に第2位置P2を用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第2検知を行う。
ステップS14において、制御部1による第2検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知された場合には、ステップS12に移行する。すなわち、図6の上図に示す状態から図6の下図に示す状態に遷移した場合にステップS12に移行する。この場合には、給紙部41による次の用紙Pの給紙が行われる。
ステップS14において、制御部1による第2検知の結果、先行の用紙Pの後端通過が検知されなかった場合には、ステップS15に移行する。すなわち、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から第2時間が経過しても、図5の左下図に示した状態になったままであれば、ステップS15に移行する。また、図示しないが、給紙部41による先行の用紙Pの給紙開始から、先行の用紙Pに次の用紙Pが連なったまま、用紙Pの連なりが解消されずに第2時間が経過した場合にも、ステップS15に移行する。ステップS15に移行すると、制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生したと判断する。
制御部1は、用紙搬送路40でジャムが発生したと判断すると、ジャムが発生した旨を報知するためのエラーメッセージを操作パネル6に表示させる。また、制御部1は、印刷部4による用紙Pの給送を停止させる。したがって、給紙部41による次の用紙Pの給紙は行われない。
ここで、制御部1は、印刷ジョブが完了したとき、第1センサー51の出力に基づき、第1位置P1における用紙Pの有無を判断する。その結果、第1位置P1に用紙Pが有ると判断した場合、制御部1は、用紙搬送路40に用紙Pが残っている旨の報知を操作パネル6に行わせる。操作パネル6は、報知情報を表示する。たとえば、用紙搬送路40に用紙Pが残っている旨のメッセージや、用紙カセットCAの取り外し時に注意するよう促すメッセージが報知情報として表示される。
本実施形態の画像形成装置100は、上記のように、印刷ジョブで用いる用紙Pを用紙搬送路40に給紙する給紙部41(ピックアップローラー411)と、用紙搬送路40に給紙された用紙Pを搬送する搬送部45(搬送ローラー対42、転写ローラー対43および定着ローラー対44)と、用紙搬送路40の予め定められた位置(P1およびP2)を検知位置とし、当該検知位置における用紙Pの有無に応じて出力を変化させる給紙センサー5と、給紙部41および搬送部45を制御するとともに、給紙センサー5の出力に基づき給紙センサー5の検知位置における用紙Pの先端到達および後端通過を検知する制御部1と、を備える。給紙センサー5には、用紙搬送路40の第1位置P1を検知位置とする第1センサー51と、用紙搬送路40の第1位置P1よりも用紙搬送方向下流側の第2位置P2を検知位置とする第2センサー52とがある。制御部1は、給紙部41による用紙Pの給紙開始から用紙Pの後端が第1位置P1を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間を第1時間に設定するとともに、給紙部41による用紙Pの給紙開始から用紙Pの後端が第2位置P2を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間を第2時間に設定する。制御部1は、第1センサー51の出力に基づき、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第1時間内に第1位置P1を用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第1検知を行うとともに、第2センサー52の出力に基づき、給紙部41による用紙Pの給紙開始から第2時間内に第2位置P2を用紙Pの後端が通過したか否かを検知する第2検知を行い、第1検知で用紙Pの後端通過を検知できなくても、第2検知で用紙Pの後端通過を検知した場合、搬送部45による用紙Pの搬送を継続させる。
本実施形態の構成では、制御部1は、第1検知を行う。制御部1は、第1検知の結果、先行の用紙Pの後端通過を検知できなくても、搬送部45による用紙Pの搬送を停止させない(ジャムが発生したと判断しない)。なぜなら、先行の用紙Pがジャムしている可能性もあるが、先行の用紙Pに次の用紙Pが連なって給紙されたことにより次の用紙Pが第1位置P1に突っ込んだ状態になっている可能性もあるためである。
ここで、先行の用紙Pにジャムが発生している場合、用紙Pの搬送を続けても、先行の用紙Pの後端は第2時間内に第2位置P2を通過しない可能性が高い。一方で、次の用紙Pが第1位置P1に突っ込んだ状態になっている場合には、用紙Pの搬送を続けることにより、先行の用紙Pと次の用紙Pとが分離され、その状態で、先行の用紙Pの後端が第2位置P2を通過する可能性がある。
そこで、制御部1は、第2検知を行う。制御部1は、第2検知の結果、先行の用紙Pの後端通過を検知すれば、そのまま用紙Pの搬送を継続させる(ジャムが発生したと判断しない)。これにより、用紙Pの搬送が不必要に停止されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、第1検知で用紙Pの後端通過を検知できなかった場合、第2時間を変更する時間変更処理を行うことにより、第2時間を時間変更処理前よりも短くし、時間変更処理後の第2時間(時間変更処理前よりも短い第2時間)に基づき第2検知を行う。
ここで、上記したように、制御部1は、第1検知で先行の用紙Pの後端通過を検知できなくても、用紙Pの搬送を継続させる。しかし、先行の用紙Pにジャムが実際に発生していた場合には、用紙Pの搬送を継続させると、先行の用紙Pが蛇腹に折れ曲がっていき、用紙Pが破損する恐れがある。したがって、制御部1は、第2時間を短くする。これにより、先行の用紙Pにジャムが発生しているか否かの判断結果が出るタイミングを早めることができるので、先行の用紙Pにジャムが実際に発生していても、先行の用紙Pが破損するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、第1検知で用紙Pの後端通過を検知できなくても、第2検知で用紙Pの後端通過を検知した場合、給紙部41に次の用紙Pの給紙を行わせる。第1検知で用紙Pの後端通過が検知されておらず、第2検知で用紙Pの後端通過が検知されているということは、次の用紙Pが第1位置P1に突っ込んだ状態になっているということであり、ジャムが発生しているわけではない。したがって、この場合には、給紙部41に次の用紙Pの給紙を行わせても問題はない。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、第1検知で用紙Pの後端通過を検知できず、第2検知でも用紙Pの後端通過を検知できなかった場合、すなわち、ジャムが発生している可能性が高い場合、給紙部41による用紙Pの給紙および搬送部45による用紙Pの搬送を停止させる。これにより、ジャムが発生しているにもかかわらず、用紙Pの給送が継続されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部1は、印刷ジョブが完了したとき、第1センサー51の出力に基づき第1位置P1における用紙Pの有無を判断し、第1位置P1に用紙Pが有ると判断した場合、用紙搬送路40に用紙Pが残っている旨の報知を操作パネル6(報知部)に行わせる。これにより、用紙カセットCAに収容された用紙Pの一部が第1位置P1に突っ込んでいる状態になっていることをユーザーに認識させることができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 制御部
5 給紙センサー
6 操作パネル(報知部)
41 給紙部
42 搬送ローラー対(搬送部)
43 転写ローラー対(搬送部)
44 定着ローラー対(搬送部)
45 搬送部
51 第1センサー
52 第2センサー
100 画像形成装置
P 用紙
P1 第1位置
P2 第2位置

Claims (4)

  1. 印刷ジョブで用いる用紙を用紙搬送路に給紙する給紙部と、
    前記用紙搬送路に給紙された用紙を搬送する搬送部と、
    前記用紙搬送路の予め定められた位置を検知位置とし、前記検知位置における用紙の有無に応じて出力を変化させる給紙センサーと、
    前記給紙部および前記搬送部を制御するとともに、前記給紙センサーの出力に基づき前記検知位置における用紙の先端到達および用紙の後端通過を検知する制御部と、を備え、
    前記給紙センサーには、前記用紙搬送路の第1位置を前記検知位置とする第1センサーと、前記用紙搬送路の前記第1位置よりも用紙搬送方向下流側の第2位置を前記検知位置とする第2センサーとがあり、
    前記制御部は、前記給紙部による用紙の給紙開始から用紙の後端が前記第1位置を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間を第1時間に設定するとともに、前記給紙部による用紙の給紙開始から用紙の後端が前記第2位置を通過するのに要する理論時間にマージンを持たせた時間を第2時間に設定し、
    前記制御部は、前記第1センサーの出力に基づき、前記給紙部による用紙の給紙開始から前記第1時間内に前記第1位置を用紙の後端が通過したか否かを検知する第1検知を行うとともに、前記第2センサーの出力に基づき、前記給紙部による用紙の給紙開始から前記第2時間内に前記第2位置を用紙の後端が通過したか否かを検知する第2検知を行い、
    前記制御部は、前記第1検知で用紙の後端通過を検知できた場合、前記第1位置を用紙の後端が正常に通過したと判断し、その後、前記第2検知で用紙の後端通過を検知できた場合、前記搬送部による用紙の搬送を継続させ、
    前記制御部は、前記第1検知で用紙の後端通過を検知できなくても、前記第2検知で用紙の後端通過を検知した場合、前記搬送部による用紙の搬送を継続させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1検知で用紙の後端通過を検知できなくても、前記第2検知で用紙の後端通過を検知した場合、前記給紙部に次の用紙の給紙を行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第1検知で用紙の後端通過を検知できず、前記第2検知でも用紙の後端通過を検知できなかった場合、前記給紙部による用紙の給紙および前記搬送部による用紙の搬送を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 報知を行う報知部を備え、
    前記制御部は、前記印刷ジョブが完了したとき、前記第1センサーの出力に基づき前記第1位置における用紙の有無を判断し、前記第1位置に用紙が有ると判断した場合、前記用紙搬送路に用紙が残っている旨の報知を前記報知部に行わせることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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