JP7452218B2 - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置および画像形成装置に関する。
画像読取装置は、原稿を読み取る画像読取部を備える。ユーザーによっては、画像読取部による読取結果の事前確認を行いたい場合がある。そこで、従来、プレビュー機能を搭載する画像読取装置が提案されている。このような画像読取装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の画像読取装置は、画像表示部を備える。画像表示部は、読み取られたページのプレビュー画像を配したプレビュー画面を表示する。特許文献1では、不要なページの画像データ(読取データ)を削除するなどの編集処理をプレビュー画面上で行うことができる。
特開2015-91119号公報
搬送読取ジョブの実行が可能な画像読取装置には、原稿搬送ユニットが設けられる。原稿搬送ユニットは、セットされた原稿を原稿搬送路に沿って搬送する。搬送中の原稿は読取位置を通過する。画像読取装置は、原稿が読取位置を通過するとき、原稿を読み取る。読取後の原稿は排出される。
搬送読取ジョブでは、原稿搬送路でジャムが発生し得る。原稿搬送路でジャムが発生した場合、搬送読取ジョブが中断される。この場合、ユーザーは、未読取の原稿を原稿搬送ユニットに再セットする。そして、ユーザーは、搬送読取ジョブの実行指示を再度行う。
搬送読取ジョブが中断した場合(原稿搬送路でジャムが発生した場合)、原稿搬送路に原稿が滞留する。場合によっては、読取後の原稿が排出される前に搬送読取ジョブが中断される。また、読取前の原稿および読取後の原稿の両方が原稿搬送路に滞留した状態で搬送読取ジョブが中断される。読取後の原稿の一部が排出された状態で搬送読取ジョブが中断される場合もある。
このように、搬送読取ジョブが中断したとき(原稿搬送路でジャムが発生したとき)の原稿搬送路の状態は様々である。ユーザーによっては、原稿搬送ユニットに未読取の原稿を再セットするとき、どの原稿が未読取であるかを判断できない場合がある。この場合、読み取りが完了している原稿が再セットされるという不都合が生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ジャムの発生によって搬送読取ジョブが中断したときに未読取の原稿を容易に特定することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の局面による画像読取装置は、操作パネルと、搬送読取ジョブの実行中、原稿を搬送する原稿搬送ユニットと、原稿搬送ユニットが搬送している原稿を読み取る画像読取部と、画像読取部が読み取った原稿の各ページについて、画像の無い白紙ページであるか画像の有る非白紙ページであるかを判断する制御部と、を備える。搬送読取ジョブの実行中にジャムが発生したとき、制御部は、搬送読取ジョブを中断し、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた最終読取ページが白紙ページであるか否かを判断し、最終読取ページが白紙ページであるとき、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内に読み取られた白紙ページの枚数である白紙読取枚数を認識する。最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が2枚以上である場合、制御部は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた非白紙ページのプレビュー画像を操作パネルに表示させる。
本発明の第2の局面による画像形成装置は、上記画像読取装置を備える。
本発明の構成では、ジャムの発生によって搬送読取ジョブが中断したとき、容易に、未読取の原稿を特定することができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置を示す概略図である。 本発明の一実施形態による画像形成装置の原稿搬送ユニットを示す概略図である。 本発明の一実施形態による画像形成装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による画像形成装置の操作パネルが表示するエラー画面を示す図である。 本発明の一実施形態による画像形成装置の原稿搬送ユニットでジャムが発生したときの状態を示す図である。 読取対象の各ページを示す図である(第1の例)。 読取対象の各ページを示す図である(第2の例)。 本発明の一実施形態による画像形成装置の制御部が行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態について、コピージョブおよび送信ジョブなど種々のジョブの実行が可能な画像形成装置(複合機)を例にとって説明する。
<画像形成装置の構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部1および印刷部2を備える。画像読取部1は、原稿Dを読み取る。印刷部2は、用紙Pに画像を印刷する。
画像読取部1は、光源11およびイメージセンサー12を備える。光源11は、原稿Dに光を照射する。イメージセンサー12は、原稿Dで反射された反射光を受光し光電変換する。光源11およびイメージセンサー12は、画像読取部1の筐体内部に設置される。
画像読取部1の筐体上面には、コンタクトガラスG1およびG2が取り付けられる。ここで、読取モードには、搬送読取モードと載置読取モードとがある。コンタクトガラスG1は、搬送読取モードでの読み取りで使用される。コンタクトガラスG1上の所定位置RP(図2参照)が搬送読取モードでの読取位置となる。コンタクトガラスG2は、載置読取モードでの読み取りで使用される。
画像読取部1の筐体に対し、原稿搬送ユニット10が回動可能に取り付けられる。原稿搬送ユニット10は、原稿セットトレイ101および原稿排出トレイ102を有する。原稿搬送ユニット10は、原稿セットトレイ101上にセットされた原稿Dを1枚ずつ読取位置RP(コンタクトガラスG1上の所定位置)に向けて搬送する。原稿搬送ユニット10は、読取位置RPを通過した原稿D(読み取りが完了した原稿D)を原稿排出トレイ102に排出する。原稿搬送ユニット10の概略図を図2に示す。
原稿搬送ユニット10には、原稿搬送路10Pが設けられる。原稿搬送路10Pは、原稿セットトレイ101から、読取位置RPを経由し、原稿排出トレイ102に至る。原稿搬送ユニット10は、原稿搬送路10Pに沿って原稿Dを搬送する。搬送中の原稿Dは読取位置RPを通過する。
原稿搬送ユニット10は、原稿給紙ローラー110を備える。原稿給紙ローラー110は、原稿セットトレイ101上にセットされた原稿Dに当接し、その状態で回転する。これにより、原稿セットトレイ101から原稿搬送路10Pに原稿Dが給紙される。図示しないが、原稿給紙ローラー110の原稿搬送方向下流側には、原稿給紙ローラー110によって原稿セットトレイ101から引き出された原稿Dを1枚ずつに分離する分離機構が設置される。分離機構を設置することにより、複数枚の原稿Dが連なって原稿搬送路10Pに給紙されるのを抑制することができる。すなわち、原稿Dの重送を抑制することができる。
また、原稿搬送ユニット10は、複数の原稿搬送ローラー対120を備える。原稿搬送路10Pの複数個所に原稿搬送ローラー対120が設置される。各原稿搬送ローラー対120は、駆動ローラーおよび従動ローラーを含む。駆動ローラーおよび従動ローラーは互いに圧接し、搬送ニップを形成する。各原稿搬送ローラー対120は、回転することにより、搬送ニップに進入した原稿Dを搬送する。
搬送読取モードでは、原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされる。原稿搬送ユニット10は、原稿セットトレイ101上にセットされた原稿Dを原稿搬送路10Pに沿って1枚ずつ搬送し、原稿排出トレイ102に原稿Dを排出する。画像読取部1は、読取位置RPを通過する原稿Dを読み取る。
載置読取モードでは、図示しないが、コンタクトガラスG2上に原稿Dが載置される。画像読取部1は、コンタクトガラスG2上に載置された原稿Dを読み取る。
図1に戻り、印刷部2は、用紙給紙ローラー21を備える。用紙給紙ローラー21は、用紙カセットCAに収容された用紙Pに当接した状態で回転する。これにより、用紙カセットCAから用紙搬送路20P(図1では、破線矢印で示す)に用紙Pが給紙される。
印刷部2は、転写ローラー対22を備える。転写ローラー対22は、感光体ドラムおよび転写ローラーを含む。感光体ドラムは、その周面上にトナー像を担持する。転写ローラーは、感光体ドラムに圧接し、感光体ドラムとの間で転写ニップを形成する。転写ローラー対22は、回転することにより、転写ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pにトナー像を転写する。
図示しないが、印刷部2は、帯電装置、露光装置および現像装置をさらに備える。帯電装置は、感光体ドラムの周面を帯電させる。露光装置は、感光体ドラムの周面上に静電潜像を形成する。現像装置は、感光体ドラムの周面上の静電潜像をトナー像に現像する。
また、印刷部2は、定着ローラー対23を備える。定着ローラー対23は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーター(図示せず)を内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接し、加熱ローラーとの間で定着ニップを形成する。定着ローラー対23は、回転することにより、定着ニップに進入した用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着ニップを抜けた用紙Pは用紙排出トレイETに排出される。
コピージョブでは、原稿Dの読み取りが画像読取部1によって行われる。そして、印刷部2は、原稿Dの読み取りで得られる画像データに基づく画像を用紙Pに印刷する。
画像形成装置100は、図3に示すように、制御部3および記憶部4を備える。制御部3は、CPUを含む。制御部3は、制御プログラムおよび制御データに基づき、画像形成装置100を制御する。制御部3は、コピージョブを制御する。制御部3は、送信ジョブを制御する。制御部3は、各ジョブで用いる画像データに対して画像処理を行う。記憶部4は、ROM、RAMおよびHDDなどの記憶デバイスを含む。記憶部4は、制御部3に接続される。制御プログラムおよび制御データは記憶部4に記憶される。
制御部3は、画像読取部1を制御する。制御部3は、原稿給紙ローラー110および原稿搬送ローラー対120など、原稿搬送ユニット10に設けられた各種ローラーを回転させる給送モーターMOを制御する。また、制御部3は、印刷部2を制御する。
画像形成装置100は、操作パネル5を備える。操作パネル5には、タッチスクリーンが設けられる。タッチスクリーンは、ソフトウェアボタンを配した画面を表示し、表示画面に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。操作パネル5には、複数のハードウェアボタンが設けられる。複数のハードウェアボタンの中には、ジョブの実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートボタンがある。
操作パネル5は、制御部3に接続される。制御部3は、操作パネル5の表示動作を制御する。また、制御部3は、操作パネル5に対して行われた操作を検知する。制御部3は、操作パネル5がジョブの実行指示を受け付けると、ジョブを実行する。実行指示を受けたジョブがコピージョブである場合、制御部3は、原稿Dの読み取りを画像読取部1に行わせる。そして、制御部3は、原稿Dの読み取りで得られた画像データに基づく画像の用紙Pへの印刷を印刷部2に行わせる。
画像形成装置100は、通信部6を備える。通信部6は、通信回路および通信メモリーを含む。通信回路は、通信を制御する。通信メモリーは、通信ソフトウェアを記憶する。通信部6は、ネットワークNTを介して、外部機器200と通信可能に接続される。外部機器200は、パーソナルコンピューター(ユーザー端末)、サーバーおよびFAXなどである。
通信部6は、制御部3に接続される。制御部3は、通信部6を用いて、外部機器200との間でデータを送受信する。送信ジョブでは、画像形成装置100から外部機器200に対し、原稿Dの読み取りで得られた画像データが送信される。
<ジャムの検知>
制御部3には、原稿センサーDSが接続される(図3参照)。原稿センサーDSは、原稿搬送路10Pの搬送経路上の位置を検知位置とする。原稿センサーDSは、原稿搬送路10Pでの原稿Dの搬送状態に応じて出力値を変化させる。
原稿センサーDSは、発光素子および受光素子を有する透過型の光センサーである。原稿センサーDSは、アクチュエーター(図示せず)を検知対象とする。アクチュエーターは、原稿センサーDSの検知位置に原稿Dの前端が到達すると、原稿Dによって押圧されて一方向に回動し、原稿センサーDSの発光素子と受光素子との間の光路を遮蔽(または開放)する。アクチュエーターは、原稿センサーDSの検知位置を原稿Dの後端が通過すると、他方向に回動し、原稿センサーDSの光路を開放(または遮蔽)する。
原稿センサーDSは、対応する検知位置に原稿Dが有るとき、第1レベル(HレベルおよびLレベルの一方)の信号を出力する。原稿センサーDSは、対応する検知位置に原稿Dが無いとき、第2レベル(HレベルおよびLレベルの他方)の信号を出力する。すなわち、原稿センサーDSは、対応する検知位置に原稿Dの前端が到達したとき、出力値のレベルを第2レベルから第1エベルに変化させる。原稿センサーDSは、対応する検知位置を原稿Dの後端が通過したとき、出力値のレベルを第1レベルから第2レベルに変化させる。
原稿センサーDSの設置数は複数である。原稿搬送路10Pの搬送経路上の複数個所が原稿センサーDSの検知位置に設定される。原稿センサーDSの設置数および設置位置は特に限定されない。原稿センサーDSの設置数および設置位置は適宜変更可能である。
搬送読取モードでの読み取りの実行中、制御部3は、各原稿センサーDSの出力値を監視する。そして、制御部3は、原稿搬送路10Pでの原稿Dの搬送状態を検知する。すなわち、制御部3は、各原稿センサーDSの出力値に基づき、各原稿センサーDSの検知位置での原稿Dの有無を検知する。また、制御部3は、各原稿センサーDSの出力値に基づき、各原稿センサーDSの検知位置での原稿Dの前端到達および後端通過を検知する。
制御部3は、各原稿センサーDSの出力値に基づき、原稿搬送路10Pでのジャム検知を行う。原稿搬送路10Pでジャムが発生すると、制御部3は、原稿搬送ユニット10による原稿Dの搬送を停止させる。この後、ユーザーにより、原稿搬送路10Pに滞留している原稿Dを取り除く作業(ジャム処理作業)が行われる。
制御部3は、原稿搬送路10Pでジャムが発生したか否かを判断するため、或る原稿センサーDS(ここでは、第1センサーとする)の検知位置において原稿Dの前端到達を検知してから計時を開始する。そして、制御部3は、第1センサーの検知位置において原稿Dの前端到達を検知してから所定のジャム時間が経過するまでに、第1センサーの検知位置よりも原稿搬送方向下流側の位置を検知位置とする原稿センサーDS(ここでは、第2センサーとする)の検知位置において原稿Dの前端到達を検知できなければ、ジャムが発生したと判断する。この場合のジャム時間は、第1センサーの検知位置から第2センサーの検知位置までの理論上の原稿搬送時間にマージンを加えた時間である。
また、制御部3は、或る原稿センサーDSの検知位置において原稿Dの前端到達を検知してから、所定のジャム時間が経過しても同じ検知位置において原稿Dの後端通過を検知できなければ、ジャムが発生したと判断する。この場合のジャム時間は、原稿搬送センサーDSの検知位置に原稿Dの前端が到達してから同じ検知位置を原稿Dの後端が通過するまでの理論上の原稿搬送時間にマージンを加えた時間である。
<白紙ページの除去>
画像形成装置100には、白紙除去機能が搭載される。白紙除去機能の有効無効はユーザーが任意に設定することができる。白紙除去機能の有効無効の設定は操作パネル5がユーザーから受け付ける。
たとえば、白紙ページと非白紙ページとを含む複数ページ分の原稿Dが読取対象として画像形成装置100にセットされているとする。なお、非白紙ページは、画像(文字、図形および写真など)の有るページである。白紙ページは、画像の無いページである。
白紙ページと非白紙ページとを含む複数ページ分の原稿Dが読取対象として画像形成装置100にセットされ、搬送読取モードでの読み取りが実行された場合には、白紙ページの画像データおよび非白紙ページの画像データが生成される。
この場合、白紙除去機能の設定が無効であれば、白紙ページの画像データおよび非白紙ページの画像データが出力される。実行ジョブがコピージョブである場合、画像が印刷された用紙Pに加え、白紙の用紙Pが出力される。実行ジョブが送信ジョブである場合、白紙ページの画像データと非白紙ページの画像データとが1ファイルにまとめられて外部機器200に送信される。
白紙ページを除去したくない場合、ユーザーは白紙除去機能を無効に設定する。たとえば、白紙ページを意図的に挿入した場合には、白紙除去機能を無効に設定すればよい。これにより、白紙ページが除去されることはない。
一方で、ユーザーによっては、白紙ページを除去したい場合がある。複数ページ分の原稿Dを1ページずつ確認して白紙ページを除去する作業を事前に行っておけば、白紙ページを除去することができる。しかし、当該作業を行わなければならないのは、ユーザーにとっては煩わしい。
そこで、画像形成装置100に白紙除去機能が搭載される。白紙除去機能を有効に設定することにより、自動的に、白紙ページの画像データが除去される。すなわち、白紙ページの画像データは出力されない。非白紙ページの画像データだけが出力される。
白紙除去機能に関する処理の一処理として、制御部3は、画像読取部1が読み取った原稿Dの各ページが白紙ページであるか否かを検知する白紙検知処理を行う。そして、制御部3は、白紙ページの画像データを除去する。
白紙検知処理の方法は特に限定されない。制御部3は、原稿Dの読み取りで得られた画像データをページごとに取得する。そして、制御部3は、各ページについて、対応する画像データに基づき、白紙ページであるか否かを判断する。たとえば、各ページについて、画像データ内に存在する黒画素(濃度値が黒の画素)の数をカウントし、カウント値が閾値以下の画像データに対応するページを白紙ページと判断してもよい。
<搬送読取モードでの読み取り>
制御部3は、原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされた状態で、操作パネル5のスタートボタンに対する操作が行われたことを検知すると、搬送読取モードでの読み取りを伴うジョブの実行指示を受けたと判断する。以下の説明では、搬送読取モードでの読み取りを伴うジョブを搬送読取ジョブと称する。
搬送読取ジョブの実行指示を受けると、制御部3は、原稿搬送ユニット10に原稿Dの搬送を行わせる。原稿搬送ユニット10は、原稿セットトレイ101上の原稿Dを原稿搬送路10Pに給紙し、原稿搬送路10Pに沿って原稿Dを搬送する。搬送中の原稿Dは読取位置RPを通過する。
制御部3は、1枚目の原稿Dの給紙が終わると、セットセンサーSS(図2および図3参照)の出力値に基づき、原稿セットトレイ101上に原稿Dが残っているか否か(次に給紙すべき原稿Dが有るか否か)を判断する。セットセンサーSSは、原稿セットトレイ101に設けられる。セットセンサーSSは、原稿セットトレイ101上における原稿Dの有無(原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされているか否か)に応じて出力値を変化させる。
原稿セットトレイ101上に原稿Dが残っている場合、制御部3は、1枚目の原稿Dの後端と2枚目の原稿Dの前端との紙間が所定間隔となるよう2枚目の原稿Dの給紙および搬送を原稿搬送ユニット10に行わせる。以降、原稿セットトレイ101上に原稿Dが残っていれば、制御部3は、先行原稿Dとの紙間が所定間隔となるよう次原稿Dの給紙および搬送を原稿搬送ユニット10に行わせる。
また、搬送読取ジョブの実行指示を受けると、制御部3は、搬送中の原稿Dの読み取りを画像読取部1に行わせる。このとき、制御部3は、読取位置RPよりも原稿搬送方向上流側の位置を検知位置とする原稿センサーDSであるタイミングセンサーTS(図2参照)の出力値に基づき、原稿Dの読取開始タイミングを計る。
制御部3は、タイミングセンサーTSの検知位置に原稿Dの前端が到達してから、原稿Dの前端が読取位置RPに到達するまでにかかる時間(到達予定時間)が経過したとき、画像読取部1による1枚分の原稿Dの読み取りを開始させる。そして、制御部3は、タイミングセンサーTSの検知位置に原稿Dの前端が到達してから、原稿Dの後端が読取位置RPを通過するまでにかかる時間(通過予定時間)が経過したとき、画像読取部1による1枚分の原稿Dの読み取りを終了させる。到達予定時間は、タイミングセンサーTSの検知位置から読取位置RPまでの原稿搬送距離と原稿搬送速度とに基づき求められる。通過予定時間は、タイミングセンサーTSの検知位置から読取位置RPまでの原稿搬送距離、原稿Dのサイズ(原稿搬送方向の長さ)および原稿搬送速度に基づき求められる。
制御部3は、原稿Dの読み取りが1枚完了するごとに、1ページ分の画像データを記憶部4に記憶させる。原稿セットトレイ101上に複数ページ分の原稿Dがセットされていた場合、原稿搬送ユニット10は、複数ページ分の原稿Dを1枚ずつ給送(給紙および搬送)する。そして、画像読取部1は、読取位置RPに搬送されてくる原稿Dを1枚ずつ読み取る。したがって、複数ページ分の画像データが記憶部4に記憶される。
<原稿の再読み取り>
搬送読取ジョブの実行中、原稿搬送路10Pでジャムが発生すると、制御部3は、原稿搬送ユニット10による原稿Dの搬送を停止させる。すなわち、制御部3は、搬送読取ジョブを中断する。
制御部3は、搬送読取ジョブを中断すると、再読み取り作業(搬送読取ジョブを再開するための作業)をユーザーに促す処理を操作パネル5に行わせる。操作パネル5は、画像読取部1による読み取りが完了していない原稿D(未読取の原稿D)を原稿セットトレイ101上に再セットするよう促すメッセージM1(図4参照)を表示する。また、操作パネル5は、原稿Dの再セット後にスタートボタンを押すよう促すメッセージM2(図4参照)を表示する。
搬送読取ジョブを中断して以降、操作パネル5のスタートボタンに対する操作を検知したとき、制御部3は、セットセンサーSSの出力値に基づき、原稿セットトレイ101上での原稿Dの有無を検知する。原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされていない場合、制御部3は、原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされていない旨の警告メッセージ(図示せず)を操作パネル5に表示させる。警告メッセージにユーザーが気付くと、ユーザーによって原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされる。
原稿セットトレイ101上に原稿Dがセットされている場合、制御部3は、搬送読取ジョブを再開する。原稿搬送ユニット10は、原稿セットトレイ101上にセットされた原稿Dを給送する。画像読取部1は、読取位置RPを通過する原稿Dを読み取る。制御部3は、搬送読取ジョブ(再読み取り)で得られた各ページの画像データを記憶部4に記憶させる。
<エラー画面の表示>
搬送読取ジョブを中断したとき(原稿搬送路10Pでジャムが発生したとき)、制御部3は、図4に示すようなエラー画面50を操作パネル5に表示させる。エラー画面50には、メッセージM1およびM2が配される。図4に示すエラー画面50は一例であり、画面レイアウトなどは適宜変更可能である。
また、搬送読取ジョブを中断したとき、制御部3は、ジャムの発生前に読み取られたページのプレビュー画像PGを生成する。そして、制御部3は、プレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。操作パネル5は、プレビュー画像PGを配したエラー画面50を表示する。
たとえば、図5上図に示す状態でジャムが発生したとする。図5では、便宜上、原稿搬送ユニット10を簡略化して示す。原稿搬送路10Pは破線で示す。
図5上図に示す例では、8枚の原稿D(8ページ分の原稿D)が存在する。8枚の原稿Dのうち、符号D1、D2およびD3を付した3枚の原稿Dは、原稿排出トレイ102に完全に排出されている。また、符号D4を付した原稿Dは、原稿搬送路10Pに滞留しているが、その後端が読取位置RPを通過している。このため、原稿D1~D4の読み取りは完了している。
一方で、8枚の原稿Dのうち、符号D5およびD6を付した原稿Dは、原稿搬送路10Pに滞留しており、かつ、その後端が読取位置RPを通過していない。また、符号D7およびD8を付した原稿Dは、原稿セットトレイ101上に給紙されずに残っている。すなわち、図5上図に示す例では、原稿D5~D8が未読取の原稿Dに相当する。
図5上図に示す状態でジャムが発生した場合には、未読取の原稿Dを原稿セットトレイ101上に再セットするため、ユーザーはジャム処理作業を行い、原稿D4~D6を原稿搬送路10Pから取り出す。ここで、原稿D4の読み取りは完了しているが、原稿D4は完全には排出されていない。このため、原稿D4については、読み取りが完了しているか否かをユーザーは正確に判断できない。その結果、原稿D5~D8に加え、必要ないにもかかわらず原稿D4が原稿セットトレイ101上に再セットされる場合がある。原稿D4~D8が原稿セットトレイ101上に再セットされた状態を図5下図に示す。
このため、制御部3は、ジャムの発生前に読み取られたページのプレビュー画像PGを生成し、操作パネル5に表示させる。操作パネル5は、プレビュー画像PGを配したエラー画面50を表示する。たとえば、エラー画面50には、プレビュー画像PGについて、ジャムの発生前に読み取られたページである旨のメッセージが配される。
<プレビュー画像の設定>
図5上図に示す状態でジャムが発生したとする。
また、第1の例として、原稿D1、D3、D5~D8の各読取面(読取位置RPの通過時に下方に向く面)が画像の有る非白紙面であり、原稿D2、D4の各読取面が画像の無い白紙面であったとする。すなわち、図6に示すように、1、3、5~8ページ目が非白紙ページであり、2、4ページ目が白紙ページであったとする。図6では、非白紙ページにハッチングを付し、白紙ページを白抜きで示す。図7についても同様である。
第1の例において、4ページ目のプレビュー画像PG(原稿D4の画像データに対応するプレビュー画像PG)が表示されたとする。すなわち、白紙ページのプレビュー画像PGが表示されたとする。
第1の例では、読取面が白紙面の原稿D2が原稿排出トレイ102に排出されている。したがって、第1の例において、白紙ページのプレビュー画像PGを表示した場合、ユーザーによっては、原稿D1~D4の読み取りが完了しているにもかかわらず、原稿D1およびD2だけしか読み取りが完了していないと判断する恐れがある。その結果、原稿D3~D8が再セットされるという不都合(セットミス)が生じ得る。
第2の例として、原稿D1~D3、D5~D8の各読取面が非白紙面であり、原稿D4の読取面が白紙面であったとする。すなわち、図7に示すように、1~3、5~8ページ目が非白紙ページであり、4ページ目が白紙ページであったとする。
第2の例において、4ページ目のプレビュー画像PG(原稿D4の画像データに基づくプレビュー画像PG)が表示されたとする。すなわち、白紙ページのプレビュー画像PGが表示されたとする。
第2の例では、読取面が白紙面の原稿Dは原稿排出トレイ102に排出されていない。したがって、第2の例において、白紙ページのプレビュー画像PGを表示した場合、ユーザーは、原稿D4までの読み取りが完了していると判断する。その結果、原稿D5~D8が再セットされる。
セットミスの発生を抑制するため、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内に画像読取部1が読み取った白紙ページの枚数に基づき、操作パネル5に表示させるプレビュー画像PGを設定する。言い換えると、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内に画像読取部1が読み取った白紙ページの枚数に基づき、操作パネル5に何ページ目のプレビュー画像PGを表示させるかを判断する。
以下、図8に示すフローチャートを参照し、具体的に説明する。図8に示すフローは、搬送読取ジョブの実行中、原稿搬送路10Pでジャムが発生したことを制御部3が検知したとき、スタートする。
ステップS1において、制御部3は、搬送読取ジョブを中断する。このとき、原稿搬送ユニット10は、原稿Dの搬送を停止する。このため、原稿搬送路10Pには原稿Dが滞留する。
ステップS2において、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取りが完了したページ(以下、最終読取ページと称する)を認識する。制御部3は、搬送読取ジョブで最初に読み取られた先頭ページから数えて最終読取ページが何ページ目に当たるかを認識する。言い換えると、制御部3は、画像読取部1による読み取りが何ページ目まで完了しているかを認識する。さらに言い換えると、制御部3は、原稿搬送路10Pでのジャムが何ページ目の読み取りが完了した後に発生したかを認識する。
ステップS3において、制御部3は、最終読取ページが白紙ページであるか否かを判断する。最終読取ページが白紙ページではないと制御部3が判断した場合には、ステップS4に移行する。すなわち、最終読取ページが非白紙ページであると制御部3が判断した場合、ステップS4に移行する。
ステップS4において、制御部3は、最終読取ページの画像データに基づき、最終読取ページのプレビュー画像PGを生成する。そして、制御部3は、最終読取ページのプレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。操作パネル5は、最終読取ページのプレビュー画像PGを配したエラー画面50を表示する。
たとえば、図5上図に示す状態でジャムが発生したとする。図5上図に示す例では、原稿D4の読み取りが完了した後、次の原稿D5の読み取りが完了する前にジャムが発生している。すなわち、最終読取ページは4ページ目である。この例において、ステップS3でNoであるということは、4ページ目が白紙ページではない(原稿D4の読取面が白紙面ではない)ということである。この場合には、非白紙ページである4ページ目のプレビュー画像PGが表示される。
ステップS3において、最終読取ページが白紙ページであると制御部3が判断した場合には、ステップS5に移行する。
ステップS5において、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内に画像読取部1が読み取った白紙ページの枚数を認識する。以下、当該枚数を白紙読取枚数と称する。
ステップS6において、制御部3は、白紙読取枚数が1枚であるか否かを判断する。白紙読取枚数が1枚であると制御部3が判断した場合には、ステップS4に移行する。
たとえば、図5上図に示す状態でジャムが発生したとする。図5上図に示す例では、原稿D4の読み取りが完了した後、次の原稿D5の読み取りが完了する前にジャムが発生している。すなわち、最終読取ページは4ページ目である。この例において、ステップS6に移行したということは、4ページ目が白紙ページである(原稿D4の読取面が白紙面である)ということである。さらに、ステップS6でYesであるということは、白紙読取枚数が1枚であり、当該1枚は4ページ目であるので、原稿排出トレイ102に排出されている原稿D1~D3の各読取面は非白紙面であるということである。この場合には、4ページ目は白紙ページであるが、4ページ目のプレビュー画像PGが表示される。
なお、白紙除去機能の有効無効はユーザーが任意に設定する。場合によっては、白紙除去機能の設定が有効の状態で搬送読取ジョブが実行される。しかし、制御部3は、白紙除去機能の設定が有効であっても、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が1枚であれば、最終読取ページすなわち白紙ページのプレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。
ここで、ステップS6からステップS4に移行した場合に行う処理の変形例について説明する。変形例では、制御部3は、最終読取ページが搬送読取ジョブで最初に読み取られた先頭ページから数えて何ページ目に当たるかを示すページ情報を操作パネル5に表示させる。操作パネル5は、たとえば、ページ情報を配したエラー画面50を表示する。変形例では、最終読取ページ(白紙ページ)のプレビュー画像PGを表示しなくてもよい。最終読取ページ(白紙ページ)のプレビュー画像PGおよびページ情報の両方を表示してもよい。
ステップS6において、白紙読取枚数が1枚ではないと制御部3が判断した場合には、ステップS7に移行する。言い換えると、白紙読取枚数が2枚以上である場合、ステップS7に移行する。さらに言い換えると、最終読取ページとは別のいずれかのページも白紙ページである場合、ステップS7に移行する。
ステップS7において、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取りが完了した非白紙ページ(以下、最終非白紙ページと称する)を認識する。また、制御部3は、最終非白紙ページの画像データに基づき、最終非白紙ページのプレビュー画像PGを生成する。そして、制御部3は、最終非白紙ページのプレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。操作パネル5は、最終非白紙ページのプレビュー画像PGを配したエラー画面50を表示する。
たとえば、図5上図に示す状態でジャムが発生したとする。図5上図に示す例では、原稿D4の読み取りが完了した後、次の原稿D5の読み取りが完了する前にジャムが発生している。すなわち、最終読取ページは4ページ目である。この例において、ステップS6に移行したということは、4ページ目が白紙ページである(原稿D4の読取面が白紙面である)ということである。さらに、ステップS6でNoであるということは、白紙読取枚数が2枚以上であり、当該2枚のうち1枚は4ページ目であるので、原稿排出トレイ102に排出されている原稿D1~D3の各読取面のいずれかが白紙面であるということである。
ここで、一例として、原稿D3の読取面が非白紙面であったとする。この場合、最終非白紙ページは3ページ目となるので、3ページ目(非白紙ページ)のプレビュー画像PGが表示される。
別の例として、原稿D4に加え原稿D3の読取面も白紙面であり、原稿D2の読取面が非白紙面であったとする。この場合、最終非白紙ページは2ページ目となるので、2ページ目(非白紙ページ)のプレビュー画像PGが表示される。
いずれにしても、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が2枚以上である場合には、最終非白紙ページのプレビュー画像PGが表示され、白紙ページのプレビュー画像PGは表示されない。
なお、白紙ページの読み取りが複数回連続して行われた後、次ページの読み取りが完了する前にジャムが発生したとき、制御部3は、ジャムの発生直前に連続して読み取られた白紙ページの枚数である連続読取枚数を認識し、連続読取枚数を示す情報を操作パネル5に表示させる。
たとえば、原稿D4に加え原稿D3の読取面も白紙面であり、原稿D2の読取面が非白紙面であった場合には、連続読取枚数が2枚となる。その結果、連続読取枚数が2枚であることを示す情報が操作パネル5に表示される。
本実施形態の画像形成装置100は、上記のように、操作パネル5と、搬送読取ジョブの実行中、原稿Dを搬送する原稿搬送ユニット10と、原稿搬送ユニット10が搬送している原稿Dを読み取る画像読取部1と、画像読取部1が読み取った原稿Dの各ページについて、画像の無い白紙ページであるか画像の有る非白紙ページであるかを判断する制御部3と、を備える。搬送読取ジョブの実行中にジャムが発生したとき、制御部3は、搬送読取ジョブを中断する。制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた最終読取ページが白紙ページであるか否かを判断する。また、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内に読み取られた白紙ページの枚数である白紙読取枚数を認識する。
そして、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が2枚以上である場合、制御部3は、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた非白紙ページのプレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。
ここで、図6に示した第1の例では、4ページ目の読み取りが完了した後、5ページ目の読み取りが完了する前にジャムが発生している。
この場合、従来では、4ページ目のプレビュー画像が表示される。4ページ目は白紙ページであるので、白紙ページのプレビュー画像が表示される。白紙ページのプレビュー画像が表示された場合、ユーザーによっては、表示中のプレビュー画像が2ページ目に対応するものであると勘違いする。なぜなら、2ページ目も白紙ページであるためである。このようにユーザーが勘違いした場合には、読み取りが完了した原稿Dが再セットされるというセットミスが生じ得る。
一方で、本実施形態では、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が2枚以上である場合、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた非白紙ページのプレビュー画像PGが表示される。最終読取ページは4ページ目であり、4ページ目は白紙ページである。また、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で1~4ページ目までの読み取りが完了しており、2ページ目および4ページ目が白紙ページであるので、白紙読取枚数は2枚以上である。また、搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた非白紙ページは3ページ目である。
これにより、3ページ目のプレビュー画像PGが表示される。表示中のプレビュー画像PGは白紙ではないので、表示中のプレビュー画像PGが何ページ目のものであるかを容易に特定することができる。すなわち、未読取の原稿Dを容易に特定することができる。この例では、少なくとも3ページ目までの読み取りが完了しているとユーザーが判断する。その結果、読み取りが完了した原稿Dが再セットされるというセットミスが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が1枚である場合、制御部3は、最終読取ページのプレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。この構成では、最終読取ページのプレビュー画像PGが表示されるので、何ページ目までの読み取りが完了しているかを正確に知ることができる。ここで、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が1枚であるということは、搬送読取ジョブの開始から中断までに読み取られた白紙ページが最終読取ページだけということである。このため、最終読取ページのプレビュー画像PGすなわち白紙ページのプレビュー画像PGを表示しても、読み取りが完了している原稿D(原稿排出トレイ102に排出されている原稿D)が未読取であるとユーザーが勘違いするのを抑制することができる。
また、本実施形態では、最終読取ページが白紙ページであり、かつ、白紙読取枚数が1枚である場合、制御部3は、最終読取ページが搬送読取ジョブで最初に読み取られた先頭ページから数えて何ページ目に当たるかを示すページ情報を操作パネル5に表示させる。ここで、白紙ページのプレビュー画像PGを表示すると、ユーザーが戸惑う場合がある。たとえば、画像読取部1(イメージセンサー12など)に異常が発生していると勘違いする可能性がある。しかし、白紙ページのプレビュー画像PGに加えてページ情報も表示することにより、先頭ページからNページ目(Nはページ情報で示される値である)が白紙ページであったことをユーザーに認識させることができる。言い換えると、白紙ページが挿入されていたことをユーザーに認識させることができる。これにより、白紙ページのプレビュー画像PGを表示しても、ユーザーが戸惑うことはない。
また、本実施形態では、白紙ページの読み取りが複数回連続して行われた後、次ページの読み取りが完了する前にジャムが発生したとき、制御部3は、ジャムの発生直前に連続して読み取られた白紙ページの枚数である連続読取枚数を認識し、連続読取枚数を示す情報を操作パネル5に表示させる。これにより、表示中のプレビュー画像PGに対応するページの読取後に何ページ分の白紙ページが読み取られたかを知ることができるので、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、最終読取ページが非白紙ページである場合、制御部3は、白紙読取枚数にかかわらず、最終読取ページのプレビュー画像PGを操作パネル5に表示させる。最終読取ページが非白紙ページである場合には、最終読取ページのプレビュー画像PGを表示することにより、未読取の原稿Dの特定が容易になる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像読取部
3 制御部
5 操作パネル
10 原稿搬送ユニット
100 画像形成装置
D 原稿
PG プレビュー画像

Claims (6)

  1. 操作パネルと、
    搬送読取ジョブの実行中、原稿を搬送する原稿搬送ユニットと、
    前記原稿搬送ユニットが搬送している前記原稿を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部が読み取った前記原稿の各ページについて、画像の無い白紙ページであるか画像の有る非白紙ページであるかを判断する制御部と、を備え、
    前記搬送読取ジョブの実行中にジャムが発生したとき、前記制御部は、
    前記搬送読取ジョブを中断し、
    前記搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた最終読取ページが前記白紙ページであるか否かを判断し、
    前記搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内に読み取られた前記白紙ページの枚数である白紙読取枚数を認識し、
    前記最終読取ページが前記白紙ページであり、かつ、前記白紙読取枚数が2枚以上である場合、前記制御部は、前記搬送読取ジョブの開始から中断までの期間内で最後に読み取られた前記非白紙ページのプレビュー画像を前記操作パネルに表示させることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記最終読取ページが前記白紙ページであり、かつ、前記白紙読取枚数が1枚である場合、前記制御部は、前記最終読取ページのプレビュー画像を前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記最終読取ページが前記白紙ページであり、かつ、前記白紙読取枚数が1枚である場合、前記制御部は、前記最終読取ページが前記搬送読取ジョブで最初に読み取られた先頭ページから数えて何ページ目に当たるかを示す情報を前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 前記白紙ページの読み取りが複数回連続して行われた後、次ページの読み取りが完了する前に前記ジャムが発生したとき、前記制御部は、前記ジャムの発生直前に連続して読み取られた前記白紙ページの枚数である連続読取枚数を認識し、前記連続読取枚数を示す情報を前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記最終読取ページが前記非白紙ページである場合、前記制御部は、前記白紙読取枚数にかかわらず、前記最終読取ページのプレビュー画像を前記操作パネルに表示させることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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