JP2009249075A - 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009249075A
JP2009249075A JP2008095964A JP2008095964A JP2009249075A JP 2009249075 A JP2009249075 A JP 2009249075A JP 2008095964 A JP2008095964 A JP 2008095964A JP 2008095964 A JP2008095964 A JP 2008095964A JP 2009249075 A JP2009249075 A JP 2009249075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
paper
output value
double feed
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008095964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5240433B2 (ja
Inventor
Minoru Oshima
穣 大島
Kaoru Yoshida
薫 吉田
Yoshinari Iwaki
能成 岩城
Takao Furuya
孝男 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2008095964A priority Critical patent/JP5240433B2/ja
Publication of JP2009249075A publication Critical patent/JP2009249075A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5240433B2 publication Critical patent/JP5240433B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】記録媒体の重送を検知する精度を向上する。
【解決手段】画像形成装置は、搬送路の第1の位置を搬送される記録媒体を検知する用紙検知センサ65と、記録媒体の搬送方向において第1の位置より下流である搬送路の第2の位置を搬送される記録媒体の厚さにより変動する出力値を検出する変動値検出センサ64とを有し、搬送路の第2の位置を記録媒体が搬送される前であってその前の記録媒体が通過した後に前記出力値検出手段により検出された第1の出力値と、当該第2の位置を記録媒体が搬送されている間に変動値検出センサ64により検出された第2の出力値とに基づいて、記録媒体の厚さを算出して記録媒体の重送の有無を判定し、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間に基づいて、記録媒体の連れ重送の有無を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送される記録媒体の重送を検知する記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置が、複数の用紙が重なり合っている状態(重送)を検知することはよく知られている。
特許文献1では、搬送ロールの変位量から用紙の厚さを読み取り、読み取られた厚さと過去の用紙の厚さとを比較して、重送の有無を検知する手法が開示されている。
特許文献2では、用紙の搬送方向に対する用紙長(搬送方向の送り長さ)を計測し、用紙の搬送方向中間部の厚さを読み取って、複数の用紙が搬送方向に対してずれて重なり合っている状態(連れ重送)を検知する手法が開示されている。
特開平10−310286号公報 特開2007−223688号公報
しかしながら、重なり合った用紙の搬送方向におけるずれ量が小さいと、重送が検知されない場合ある。また、画像形成装置の用紙搬送路には、複数の搬送ロールが、短い間隔で配置されていることが多い。この場合、搬送ロールが用紙をニップすると、その前に配置されている搬送ロールは駆動状態から従動状態に切り替えられ、搬送ロールの速度や挙動が変化してしまう。このため、用紙の厚さは、用紙が搬送ロールにニップされてからこの搬送ロールが駆動状態である間に検出されることが好ましい。よって、搬送ロールが駆動状態から従動状態に切り替わった後に用紙の厚さが検出される場合、重送の誤検知が発生することがある。
本発明は、記録媒体の重送を検知する精度を向上することを目的とする。
本発明に係る記録媒体の重送検知装置は、搬送路の第1の位置を搬送される記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、記録媒体の搬送方向において第1の位置より下流である搬送路の第2の位置を搬送される記録媒体の厚さにより変動する出力値を検出する出力値検出手段と、搬送路の第2の位置を記録媒体が搬送される前であってその前の記録媒体が通過した後に前記出力値検出手段により検出された第1の出力値と、当該第2の位置を記録媒体が搬送されている間に前記出力値検出手段により検出された第2の出力値と、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間とに基づいて、記録媒体の重送の有無を判定する重送判定手段とを有する。
好適には、前記出力値検出手段は、記録媒体の前半部分が搬送路の第2の位置を通過するまでに出力値を検出する。
好適には、前記判定手段は、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間が、既定の記録媒体長と当該既定の記録媒体長に記録媒体の重送の有無を判定可能な記録媒体のずれ量を加えた値との間に設定される値に対応する閾値より大きい場合、記録媒体が搬送方向に対してずれて重なる連れ重送が発生したと判定する。
本発明に係る画像形成装置は、搬送路の第1の位置を搬送される記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、記録媒体の搬送方向において第1の位置より下流である搬送路の第2の位置を搬送される記録媒体の厚さにより変動する出力値を検出する出力値検出手段と、搬送路の第2の位置を記録媒体が搬送される前であってその前の記録媒体が通過した後に前記出力値検出手段により検出された第1の出力値と、当該第2の位置を記録媒体が搬送されている間に前記出力値検出手段により検出された第2の出力値と、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間とに基づいて、記録媒体の重送の有無を判定する重送判定手段とを有し、前記重送判定手段により重送があると判定された場合、重送がないと判定された場合とは異なる処理を行う。
本発明によれば、記録媒体の重送を検知する精度を向上することができる。
まず、本発明の概要を説明する。
図1は、重送及び連れ重送の検知手法を模式的に示す図であり、図1(A)は重送の検知を示し、図1(B)は連れ重送の検知を示す。
ここで、用紙の重送とは、複数の用紙が重なり合っている状態である。用紙の連れ重送とは、用紙の重送の一形態であり、複数の用紙が用紙搬送方向に対してずれて重なり合っている状態である。なお、重送であって連れ重送ではない状態を便宜的にずれなし重送と呼ぶと、このずれなし重送には、複数の用紙がわずかにずれて重なり合っている状態も含まれる。
図1に示される画像形成装置は、用紙を搬送する複数の搬送ロール38、用紙の厚さを計測するため情報を検出する変動値検出センサ64、及び用紙の長さを計測するための情報を検出する用紙検知センサ65を有する画像形成装置を例とする。変動値検出センサ64は、搬送ロール38の用紙の厚さ方向の移動量を検出する。用紙の厚さは、検出された移動量に基づいて算出される。用紙検知センサ65は、用紙が搬送路に既定位置にある場合にはオン信号を出力し、用紙がない場合にはオフ信号を出力する。用紙の長さは、オン信号が出力された時間と用紙の搬送速度とに基づいて算出される。
図1(A)に示すように、重送が発生すると、用紙をニップする搬送ロール38の一方が用紙の厚さ分だけ厚さ方向上方に移動され、変動値検出センサ64がこの移動量を検出する。ここで変動値検出センサ64は、用紙の前半部分(用紙の先端と搬送方向中間部との間の部分)を対象にして、移動量を計測する。したがって、画像形成装置10は、検出された移動量が所定の閾値以上であることから、重送が発生したことを検知する。なお、用紙検知センサ65は、用紙1枚分が搬送される時間、オン信号を出力する。
図1(B)に示すように、連れ重送が発生すると、用紙検知センサ65は、用紙1枚分が搬送される時間より長い時間、オン信号の出力を継続する。したがって、画像形成装置10は、オン信号が出力された時間が所定の閾値以上であることから、連れ重送が発生したことを検知する。なお、変動値検出センサ64は、用紙1枚分に相当する移動量を検出する。
したがって、画像形成装置は、重送(即ち、ずれなし重送及び連れ重送)の発生を検知することができる。なお、以降、ずれなし重送を単に重送とも呼ぶ。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置を説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10を示す図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、例えば電子写真方式の画像形成部12、原稿読取装置14、用紙が積載された例えば2段の給紙トレイ16a、16b、手差しトレイ18及び制御部60を有する。画像形成装置10は、例えば、印刷機能、複写機能及び読取機能を有する複合機であり、原稿読取装置14により読み取られた読取画像又は外部の端末装置(不図示)から送信された印刷データに基いて描画された画像を、給紙トレイ16a、16b又は手差しトレイ18から用紙搬送路20に供給された用紙に形成する。
なお、画像形成装置10は、プリンタやファクシミリであってもよい。また、画像形成部12は、電子写真方式とは異なる方式(例えばインクジェット方式など)であってもよい。用紙は、記録媒体の一例であり、OHPシート、普通紙、厚紙、光沢紙などでもよい。
制御部60は、CPU、メモリ、ハードディスクドライブ等の記憶装置、及び外部のコンピュータとの間でデータの送受信を行う通信インタフェースを有する。制御部60は、画像形成装置10に含まれる各構成要素の制御及び各構成要素との間でのデータの入出力を行う。
画像形成部12は、像保持体22、この像保持体22を一様に帯電する帯電器24、この帯電器24により一様に帯電された像保持体22に潜像を形成する例えばレーザ走査方式の露光装置26、この露光装置26により形成された像保持体22上の潜像を現像剤で可視化する現像器28、この現像器28により形成された現像剤像を用紙に転写する転写装置30、及び像保持体22に残った現像剤をクリーニングするクリーナ32を有する。したがって、像保持体22が帯電器24により一様に帯電され、潜像が露光装置26により像保持体22に形成され、この潜像が現像器28により現像剤で可視化され、現像剤像が転写装置30により用紙に転写され、定着装置34により定着され、用紙が排出トレイ36に排出される。
原稿読取装置14は、原稿の画像を光学的に読み取る光学系42及びADF(Auto Document Feeder)等の自動原稿送り装置44を有する。光学系42は、原稿に光を照射するランプ46、原稿からの光を反射する反射ミラー48a、48b、48c、この反射ミラー48a〜48cからの光を収束させるレンズ50、及びこのレンズ50により収束した光を読み取る読取センサ52を有する。読取センサ52は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)から構成されている。この光学系42は、後述する自動原稿送り装置44により送られた原稿を流し読みする機能、及び反射ミラー48a〜48c等を走査してプラテンガラス54上に載置された原稿を読み取る機能を備えている。
自動原稿送り装置44は、多数の原稿が載置される原稿載置台56、原稿搬送路58及び画像を読み取った後の原稿が排出される排出台59を有する。なお、自動原稿送り装置44は、開閉可能であり、自動原稿送り装置44の下面は、原稿をプラテンガラス54上に押圧するプラテンカバーとして機能する。
用紙搬送路20には、複数の搬送ロール38が設けられている。この搬送ロール38の一つとして、転写装置30上流側近傍には、レジストロール40が配置されている。このレジストロール40は、レジストセンサ62により用紙の先端が検知されたタイミングに基づいて、供給された用紙を一時停止させ、像保持体22に潜像が形成されるタイミングと同期して用紙を転写装置30に供給するように制御される。
また、用紙搬送路20には、用紙検知センサ65(記録媒体検知手段)が設けられている。用紙検知センサ65は、例えば透過型フォトセンサや反射型フォトセンサであり、用紙搬送路20の第1の既定位置を搬送される用紙を検知し、その旨の信号を制御部60に対して出力する。例えば、用紙検知センサ65は、用紙通過時にはオン信号を出力し、用紙非通過時にはオフ信号を出力する。用紙搬送路20には、同様にして、用紙検知センサ66,67が、用紙検知センサ65より用紙搬送路下流に設けられている。
さらに、用紙搬送路20には、変動値検出センサ64(出力値検出手段)が、レジストロール40の上流側に設けられている。変動値検出センサ64は、用紙搬送路20において第1の既定位置より下流である第2の既定位置を搬送される用紙の厚さにより変動する値を検出し、この検出した値を出力値として制御部60に対して出力する。したがって、制御部60は、用紙検知センサ65からの出力信号に基づいて用紙通過時と用紙非通過時とを判定し、用紙通過時及び用紙非通過時のそれぞれにおいて変動値検出センサ64からの出力値を入力する。
図3は、変動値検出センサ64及び搬送ロール38を中心とした具体的な構成を示す図である。
図3に示すように、画像形成装置10は、駆動モータ76、この駆動モータ76によりギア78を介して駆動されるロールシャフト70a、このロールシャフト70aに設けられ画像形成装置10の本体に固定されたベアリング68、駆動モータ76により駆動される駆動ロールとしての搬送ロール38a、この搬送ロール38aに対向して設けられ搬送ロール38aの回転に従って回転する従動ロールとしての搬送ロール38b、この搬送ロール38bの回転軸であるロールシャフト70b、及びこのロールシャフト70bを指示する揺動規制部材98をさらに有する。
ロールシャフト70b及び搬送ロール38bは、搬送ロール38aと搬送ロール38bとの間での用紙のニップにより、図中の矢印に示されるように、揺動規制部材98に従って用紙の厚さ方向に移動する。
変動値検出センサ64は、変位センサ72及びセンサアクチュエータ74を有する。センサアクチュエータ74は、ロールシャフト70b及び搬送ロール38bの移動に伴って揺動する。変位センサ72は、センサアクチュエータ74の移動量(即ち、搬送ロール38bの用紙の厚さ方向の移動量)により変動する出力値を検出して制御部60に対して出力する。
図4は、変動値検出センサ64の構成を模式的に示す図であって、図4(A)は側面図を示し、図4(B)は上面図を示す。
図4(A)及び図4(B)に示すように、ロールシャフト70bにはベアリング68が設けられており、このベアリング68にはホルダー80が被せられている。センサアクチュエータ74は、ホルダー80に当接するように設けられている。したがって、ホルダー80が、ロールシャフト70b及びベアリング68とともに上下方向に移動すると、この移動に伴って、センサアクチュエータ74は、アクチュエータ回転軸82を中心にして移動する。
変位センサ72は、例えばLEDなどの発光素子84及びこの発光素子84に対向して設けられた受光素子86を有する。受光素子86は、発光素子84から発せられた光を受け付け、その光量(受光量)を出力する。即ち、変位センサ72は、受光素子86の受光量を出力値として制御部60に対して出力する。
発光素子84と受光素子86との間には、センサアクチュエータ74の一部が位置する。したがって、発光素子84から発せられた光の一部は、センサアクチュエータ74により遮られる。このため、受光素子86の受光量は、センサアクチュエータ74の位置に従って変動する。
本実施形態では、用紙が、用紙搬送路20を搬送されて搬送ロール38aと搬送ロール38bとの間を通過している間、この用紙の厚さに応じて、搬送ロール38bが上方へ移動される。センサアクチュエータ74は、この搬送ロール38bの移動に伴って、受光素子86の受光量が増加する方向(遮断量が減少する方向)に移動される。したがって、変動値検出センサ64は、用紙非通過時には所定値を出力し、用紙通過時には当該所定値より大きい値を出力する。また、変動値検出センサ64は、用紙が厚いほど大きい値を出力する。
図5は、搬送ロール38が駆動されるタイミングを説明する図である。
図5に示すように、用紙検知センサ65は搬送ロール38a,38bの用紙搬送方向上流側に、用紙検知センサ66は搬送ロール38a,38bと搬送ロール38c,38dとの間に、用紙検知センサ67は搬送ロール38c,38dの用紙搬送方向下流側に、それぞれ設けられている。搬送ロール38bは、搬送される用紙の厚さに応じて用紙の厚さ方向に移動する。変動値検出センサ64は、搬送ロール38bの移動量dに応じた値を出力する。
駆動モータ76a,76bは、それぞれ搬送ロール38a,38cを駆動する。駆動モータ76aは、搬送された用紙の後端が用紙検知センサ66の検知位置を通過すると搬送ロール38aの駆動を開始し、その次の用紙が搬送ロール38a,38bにより搬送され、さらに搬送ロール38c,38dにニップされると搬送ロール38aの駆動を停止する。そして、この用紙の後端が用紙検知センサ66の検知位置を通過すると、駆動モータ76aは搬送ロール38aの駆動を再び開始する。
図6は、駆動モータ76aのオンオフ制御、用紙検知センサ65,66,67の出力値、変動値検出センサ64の出力値、及び変動値検出センサ64からの出力値を取得する時間の関係を示す図である。なお、図6において、駆動モータ76、搬送ロール38は、それぞれ図5の駆動モータ76a、搬送ロール38aに対応する。
図6に示すように、用紙検知センサ65,66,67は、用紙搬送路20の用紙搬送方向上流側から用紙検知センサ65,66,67の順に設けられているので、用紙が搬送されるに従って、用紙検知センサ65,66,67の順にオン信号を出力する。
駆動モータ76は、用紙の後端が用紙検知センサ66の検知位置を過ぎることにより用紙検知センサ66の出力がオン信号からオフ信号に切り替わるタイミングに同期して、オン状態になって搬送ロール38の駆動を開始する。これにより、搬送ロール38の速度は、所定値まで上がる。駆動モータ76は、その次の用紙の先端が用紙検知センサ67の検知位置を過ぎる(即ち、搬送ロールにニップされる)ことにより用紙検知センサ67の出力がオフ信号からオン信号に切り替わるタイミングに同期して、オフ状態になって搬送ロール38の駆動を停止する。これにより、搬送ロール38の速度は下降する。
変動値検出センサ64は、搬送ロール38に搬送される用紙の厚さに応じて変動する値を出力するので、用紙通過時には、用紙非通過時の出力値より大きい値を出力する。制御部60(図1)は、変動値検出センサ64の出力が安定している時間(安定領域)に、変動値検出センサ64からの出力値を取得する。
具体的には、用紙非通過時の安定領域は、用紙検知センサ66がオフ信号を出力し、搬送ロール38の速度が略一定である範囲である。ここで記憶されるデータを、用紙なし時出力値V0(第1の出力値)という。このように、用紙なし時出力値V0は、用紙が用紙検知位置を搬送される前であってその前の用紙が通過した後に、用紙が用紙検知位置にない状態で検出される値である。例えば、制御部60は、変動値検出センサ64からの出力値がオンからオフに切り替わってから既定時間後に、変動値検出センサ64からの出力値V0を取得する。制御部60は、複数の用紙なし時出力値V0を変動値検出センサ64から取得し、その平均値を算出してメモリに記憶させる。例えば、n回目の用紙なし時出力値V0は、複数の出力値の平均値である。
用紙通過時の安定領域は、用紙検知センサ66がオン信号を出力し、駆動モータ76が搬送ロール38を駆動している状態(オン状態)である範囲である。ここで記憶されるデータを、用紙あり時出力値V1(第2の出力値)という。例えば、制御部60は、変動値検出センサ64からの出力値がオフからオンに切り替わると、変動値検出センサ64からの出力値V1を取得する。制御部60は、複数の用紙あり時出力値V1を変動値検出センサ64から取得し、その平均値を算出してメモリに記憶させる。
用紙送り長さ情報L(用紙長)は、用紙検知センサ65がオンである時間(用紙が検出され続けた時間)に基づいて算出される。用紙厚さ情報Dは、変動値検出センサ64の用紙通過時における出力値と用紙非通過時における出力値とに基づいて算出される。
図7は、本実施形態に係る画像形成装置10において、制御部60のメモリ100に記憶されるデータの内容と、制御部60による重送判定処理及び連れ重送判定処理を示す図である。
図7に示すように、メモリ100には、用紙あり時出力値V1、この用紙あり時出力値V1が検出される直前の用紙なし時出力値V0、複数の用紙厚データd、この複数の用紙厚データの平均値d、複数の用紙通過時間T及びこの複数の用紙通過時間の平均値Tが記憶される。用紙厚データd及び用紙通過時間Tは、例えば、6回分のデータが保存される。なお、図7では、用紙通過時間の値は省略されている。
重送判定処理において、制御部60は、用紙なし時出力値V0を取得し、メモリ100に記憶させる。次に、制御部60は、用紙あり時出力値V1を取得し、メモリ100に記憶させる。制御部60は、用紙あり時出力値V1と用紙なし時出力値V0との差分から、用紙厚データdを算出する。さらに、制御部60は、過去m回分(例えば5回分)の用紙厚データの平均値dを算出し、算出された用紙厚データdと過去の用紙厚データの平均値dとに基づいて、用紙の重送の有無を判定する。具体的には、制御部60は、過去の用紙厚データの平均値dに所定値αを掛けた結果を閾値とし、用紙厚データdが閾値より小さい場合には用紙の重送はないと判定し、用紙厚データdが閾値より大きい場合には重送が発生したと判定する。
連れ重送判定処理において、制御部60は、用紙通過時間Tを取得し、メモリ100に記憶させる。次に、制御部60は、過去p回分(例えば5回分)の用紙通過時間の平均値Tを算出し、取得された用紙通過時間Tと過去の用紙通過時間の平均値Tとに基づいて、用紙の連れ重送の有無を判定する。具体的には、制御部60は、過去の用紙通過時間の平均値Tに所定値βを加算した結果を閾値とし、用紙通過時間Tが閾値より小さい場合には用紙の連れ重送はないと判定し、用紙通過時間Tが閾値より大きい場合には連れ重送が発生したと判定する。
ここで、搬送方向の用紙長(既定の長さ)をL、重送判定処理において重送の有無を判定可能な記録媒体のずれ量の最大値をLとすると、連れ重送判定処理で用いられる閾値は、L〜L+Lの間に設定される値に対応する。
例えば、図7に示されるn−1回目の重送判定処理では、用紙なし時出力値V0n−1は71であり、用紙あり時出力値V1n−1は81である。この場合、用紙厚データdn−1は、81−71=10である。また、過去の用紙厚データ(dn−6〜dn−2の5回分)の平均値dは、10.8と求められる。ここでα=1.5とすると、閾値は、10.8×1.5=16.2である。したがって、用紙厚データdn−1(10)は、閾値(16.2)より小さいので、制御部60は重送はないと判定する。n−1回目の連れ重送判定処理では、用紙通過時間Tn−1と、過去の用紙通過時間(Tn−6〜Tn−2の5回分)の平均値Tにβが加算された閾値とが比較される。
また例えば、n回目の重送判定処理では、用紙なし時出力値V0は68であり、用紙あり時出力値V1は78である。この場合、用紙厚データdは10である。また、過去の用紙厚データ(dn−5〜dn−1の5回分)の平均値dは、10.8と求められる。したがって、n−1回目の判定処理と同様に、閾値は16.2であり、用紙厚データd(10)は閾値(10.8)より小さいので、制御部60は重送はないと判定する。n回目の連れ重送判定処理では、用紙通過時間Tと、過去の用紙通過時間(Tn−5〜Tn−11の5回分)の平均値Tにβが加算された閾値とが比較される。
また例えば、n+1回目の重送判定処理では、用紙なし時出力値V0n+1は65であり、用紙あり時出力値V1n+1は86である。この場合、用紙厚データdn+1は21である。また、過去の用紙厚データ(dn−4〜dの5回分)の平均値dは、10.6と求められる。閾値は10.6×1.5=15.9であり、用紙厚データdn+1(21)は閾値(10.6)より大きいので、制御部60は重送が発生したと判定する。n回目の連れ重送判定処理では、用紙通過時間Tn+1と、過去の用紙通過時間(Tn−4〜Tの5回分)の平均値Tにβが加算された閾値とが比較される。
制御部60は、重送が発生したと判定した場合、重送及び連れ重送はないと判定した場合とは異なって、重送が発生した場合に対応する例外処理を実行する。重送が発生した場合、制御部60は、例外処理として、例えば、重送の発生を通知し、印刷ジョブを停止し、用紙なし時出力値V0、用紙あり時出力値V1、及びV0とV1とから算出される用紙厚データdをクリアする。
制御部60は、連れ重送が発生したと判定した場合、重送及び連れ重送はないと判定した場合とは異なって、連れ重送が発生した場合に対応する例外処理を実行する。連れ重送が発生した場合、制御部60は、例えば、連れ重送の発生を通知し、印刷ジョブを停止し、取得された用紙通過時間Tをクリアする。
図8は、本実施形態に係る画像形成装置10の連れ重送検知処理(S10)を示すフローチャートである。なお、図8では、n回目の重送検知処理を例として説明する。また、以降のフローチャートにおいても、n回目の処理を例とする。
図8に示すように、ステップ100(S100)において、画像形成装置10の制御部60は、用紙検知センサ65(第1の用紙検知センサ)からの出力値がオン信号であるか否かを判定する。画像形成装置10は、出力値がオン信号である場合にはS102の処理に進み、そうでない場合にはS100の処理に戻る。
ステップ102(S102)において、制御部60は、時間カウンタt1を初期化する(t1=0)。
ステップ104(1204)において、制御部60は、用紙検知センサ65からの出力値がオフ信号であるか否かを判定する。画像形成装置10は、出力値がオフ信号である場合にはS108の処理に進み、そうでない場合にはS106の処理に進む。
ステップ106(S106)において、制御部60は、時間カウンタt1を1増加させ、S104の処理に戻る。例えば、制御部60は、時間カウンタt1を1ms増加させる。
ステップ108(S108)において、制御部60は、時間カウンタt1を、用紙通過時間Tとしてメモリ100に記憶させる。
ステップ110(S110)において、制御部60は、過去の用紙通過時間の平均値Tを算出し、メモリ100に記憶させる。
ステップ112(S112)において、制御部60は、用紙通過時間Tと、過去の用紙通過時間の平均値Tにβを加算して算出された閾値とを比較し、用紙通過時間Tが閾値より小さいか否かを判定する。画像形成装置10は、用紙通過時間Tが閾値より小さい場合にはS114の処理に進み、そうでない場合にはS114の処理に進む。
ステップ114(S114)において、制御部60は、連れ重送は発生していないと判定する。
ステップ116(S116)において、制御部60は、連れ重送が発生したと判定する。これにより、画像形成装置10は、連れ重送の発生を検知する。
図9は、本実施形態に係る画像形成装置10の重送検知処理(S20)を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップ200(S200)において、制御部60は、時間カウンタt2を初期化する(t2=0)。
ステップ202(S202)において、制御部60は、時間カウンタt2が既定時間T0を超えたか否かを判定する。画像形成装置10は、t2がT0を超えた場合にはS206の処理に進み、そうでない場合にはS204の処理に進む。
ステップ204(S204)において、制御部60は、時間カウンタt2を1増加させ、S202の処理に戻る。例えば、制御部60は、時間カウンタt2を1ms増加させる。
ステップ206(S206)において、制御部60は、変動値検出センサ64からの出力値を取得し、用紙なし時出力値V0としてメモリ100に記憶させる。なお、V0は、取得された複数の出力値の平均値である。これにより、搬送ロール38が駆動されてから時間T0後、安定領域での用紙なし時出力値V0が取得される。
ステップ208(S208)において、制御部60は、用紙検知センサ66(第2の用紙検知センサ)からの出力値がオン信号であるか否かを判定する。画像形成装置10は、出力値がオン信号である場合にはS210の処理に進み、そうでない場合にはS218の処理に戻る。
ステップ210(S210)において、制御部60は、時間カウンタt2を初期化する(t2=0)。
ステップ212(S212)において、制御部60は、時間カウンタt2が既定時間T1を超えたか否かを判定する。画像形成装置10は、t2がT1を超えた場合にはS216の処理に進み、そうでない場合にはS214の処理に進む。
ステップ214(S214)において、制御部60は、時間カウンタt2を1増加させ、S212の処理に戻る。例えば、制御部60は、時間カウンタt2を1ms増加させる。
ステップ216(S216)において、制御部60は、変動値検出センサ64からの出力値を取得し、用紙あり時出力値V1としてメモリ100に記憶させる。なお、V1は、取得された複数の出力値の平均値である。これにより、用紙が既定位置を通過してから時間T1後、安定領域での用紙あり時出力値V1が取得される。ここで、時間T1は、用紙の搬送方向中間部が当該既定位置を通過するまでの時間より小さい。したがって、用紙あり時出力値V1は、用紙の搬送方向前半部を対象にして計測される値である。
ステップ218(S218)において、制御部60は、用紙あり時出力値V1とその直前の用紙なし時出力値V0との差分の絶対値を算出し、算出された値を用紙厚データdとしてメモリ100に記憶させる。
ステップ220(S220)において、制御部60は、過去の用紙厚データの平均値dを算出し、メモリ100に記憶させる。
ステップ222(S222)において、制御部60は、用紙厚データdと、過去の用紙厚データの平均値dにαを掛けて算出された閾値とを比較し、用紙厚データdが閾値より小さいか否かを判定する。画像形成装置10は、用紙厚データdが閾値より小さい場合にはS224の処理に進み、そうでない場合にはS226の処理に進む。
ステップ224(S224)において、制御部60は、重送は発生していないと判定する。
ステップ226(S226)において、制御部60は、重送が発生したと判定する。これにより、画像形成装置10は、重送の発生を検知する。
図10は、本実施形態に係る画像形成装置10の動作(S30)を示すフローチャートである。
図10に示すように、ステップ300(S300)において、画像形成装置10の制御部60は、用紙検知センサ65、66からの出力値がオフ信号であるか否かを判定する。画像形成装置10は、出力値がオフ信号である場合にはS304の処理に進み、そうでない場合にはS302の処理に進む。
ステップ302(S302)において、制御部60は、用紙残留エラーを検知する。この場合、制御部60は、用紙残留エラーに対応する処理(例えばエラーの通知など)を行い、印刷ジョブを停止する。
ステップ304(S304)において、制御部60は、搬送ロール38の駆動を開始する。なお、以降、制御部60は、各搬送ロール38の駆動及び停止を所定のタイミングで行う。
制御部60は、画像形成動作において、用紙が搬送される毎に、上述した連れ重送検知処理S10(図8)及び重送検知処理S20(図9)を実行する。連れ重送検知処理S10が終了すると、ステップ306(S306)において、制御部60は、連れ重送が発生したか否かを判定する。画像形成装置10は、連れ重送が発生した場合にはS308の処理に進み、そうでない場合にはS316の処理に進む。
ステップ308(S308)において、制御部60は、連れ重送が発生した場合に対応する例外処理を実行する。具体的には、制御部60は、タッチパネルや液晶ディスプレイなどの表示装置(不図示)に連れ重送が発生した旨のメッセージを表示したり、当該メッセージを含む電子メールを管理者など所定のユーザに対して送信するなどして連れ重送の発生を通知する。さらに、制御部60は、印刷ジョブを停止し、メモリ100に記憶されている用紙通過時間Tをクリアする。
また、重送検知処理S20が終了すると、ステップ310(S310)において、制御部60は、重送が発生したか否かを判定する。画像形成装置10は、重送が発生した場合にはS312の処理に進み、そうでない場合にはS314の処理に進む。
ステップ312(S312)において、制御部60は、重送が発生した場合に対応する例外処理を実行する。具体的には、制御部60は、重送の発生を通知し、印刷ジョブを停止し、メモリ100に記憶されている用紙なし時出力値V0、用紙あり時出力値V1、及びV0とV1とから算出される用紙厚データdをクリアする。
ステップ314(S314)において、制御部60は、用紙検知センサ66からの出力値がオフ信号であるか否かを判定する。画像形成装置10は、出力値がオフ信号である場合にはS316の処理に進み、そうでない場合にはS314の処理に戻る。
連れ重送検知処理S10及びその後続処理(S306)と、重送検知処理S20及びその後続処理(S310,S314)が終了すると、ステップ316(S316)において、制御部60は、印刷ジョブが終了したか否かを判定する。画像形成装置10は、印刷ジョブが終了した場合にはS318の処理に進み、そうでない場合にはS304の処理に戻る。
ステップ318(S318)において、制御部60は、メモリ100に記憶されている用紙なし時出力値V0及び用紙あり時出力値V1をクリアし、動作を終了する。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る画像形成装置10は、用紙検知センサ66から出力される信号に基づいて連れ重送の有無を判定し、変動値検出センサ64により検出される出力量に基づいて重送の有無を判定する。重送の判定では、画像形成装置10は、搬送ロール38が駆動モータ76により駆動され搬送ロール38の速度が略一定である安定領域において検出される出力量を取得する。このため、画像形成装置10は、連れ重送の発生を検知し、さらに、搬送ロール38の駆動が停止している状態又は搬送ロール38の速度が変化している状態と比較して、より安定した状態で検出された値を用いて、重送の発生を検知することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10を説明する。
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10は、第1の実施形態に係る画像形成装置10において、変動値検出センサ64が変動値検出センサ88に置き換えられた構成を有する。
図11は、変動値検出センサ88の構成を模式的に示す図であって、図11(A)は側面図を示し、図11(B)は上面図を示す。なお、図11に示された各構成のうち、図4に示された構成と実質的に同一のものには同一の符号が付されている。
図11(A)及び図11(B)に示すように、変動値検出センサ88は、ホルダー80に当接するセンサアクチュエータ74、アクチュエータ回転軸82及び変位センサ90を有する。変位センサ90は、センサアクチュエータ74の移動量(アクチュエータ回転軸82を中心として回転する回転量)を検出し、検出された値を制御部60に対して出力する。
例えば、図11で示される構成では、センサアクチュエータ74は、搬送ロール38bの上方への移動に伴って、反時計回りの方向へ移動される。当該方向を正方向とすると、変動値検出センサ88は、用紙非通過時には所定値を出力し、用紙通過時には当該所定値より大きい値を出力する。また、変動値検出センサ88は、用紙が厚いほど大きい値を出力する。
重送及び連れ重送の検知手法を模式的に示す図であり、(A)は重送の検知を示し、(B)は連れ重送の検知を示す。 本発明の実施形態に係る画像形成装置10を示す図である。 変動値検出センサ64及び搬送ロール38を中心とした具体的な構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の変動値検出センサ64の構成を模式的に示す図であって、(A)は側面図を示し、(B)は上面図を示す。 搬送ロール38が駆動されるタイミングを説明する図である。 駆動モータ76aのオンオフ制御、用紙検知センサ65,66,67の出力値、変動値検出センサ64の出力値、及び変動値検出センサ64からの出力値を取得する時間の関係を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置10において、制御部60のメモリ100に記憶されるデータの内容と、制御部60による重送判定処理及び連れ重送判定処理を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置10の連れ重送検知処理(S10)を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置10の重送検知処理(S20)を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置10の動作(S30)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10の変動値検出センサ88の構成を模式的に示す図であって、(A)は側面図を示し、(B)は上面図を示す。
符号の説明
10 画像形成装置
12 画像形成部
20 用紙搬送路
38 搬送ロール
40 レジストロール
60 制御部
64 変動値検出センサ
65,66,67 用紙検知センサ
72 変位センサ
74 センサアクチュエータ
76 駆動モータ
80 ホルダー
82 アクチュエータ回転軸
88 変動値検出センサ
90 変位センサ
98 揺動規制部材
100 メモリ

Claims (4)

  1. 搬送路の第1の位置を搬送される記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、
    記録媒体の搬送方向において第1の位置より下流である搬送路の第2の位置を搬送される記録媒体の厚さにより変動する出力値を検出する出力値検出手段と、
    搬送路の第2の位置を記録媒体が搬送される前であってその前の記録媒体が通過した後に前記出力値検出手段により検出された第1の出力値と、当該第2の位置を記録媒体が搬送されている間に前記出力値検出手段により検出された第2の出力値と、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間とに基づいて、記録媒体の重送の有無を判定する重送判定手段と
    を有する記録媒体の重送検知装置。
  2. 前記出力値検出手段は、記録媒体の前半部分が搬送路の第2の位置を通過するまでに出力値を検出する
    請求項1に記載の記録媒体の重送検知装置。
  3. 前記判定手段は、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間が、既定の記録媒体長と当該既定の記録媒体長に記録媒体の重送の有無を判定可能な記録媒体のずれ量を加えた値との間に設定される値に対応する閾値より大きい場合、記録媒体が搬送方向に対してずれて重なる連れ重送が発生したと判定する
    請求項1又は2に記載の記録媒体の重送検知装置。
  4. 搬送路の第1の位置を搬送される記録媒体を検知する記録媒体検知手段と、
    記録媒体の搬送方向において第1の位置より下流である搬送路の第2の位置を搬送される記録媒体の厚さにより変動する出力値を検出する出力値検出手段と、
    搬送路の第2の位置を記録媒体が搬送される前であってその前の記録媒体が通過した後に前記出力値検出手段により検出された第1の出力値と、当該第2の位置を記録媒体が搬送されている間に前記出力値検出手段により検出された第2の出力値と、前記記録媒体検知手段により記録媒体が検知され続けた時間とに基づいて、記録媒体の重送の有無を判定する重送判定手段と
    を有し、
    前記重送判定手段により重送があると判定された場合、重送がないと判定された場合とは異なる処理を行う
    画像形成装置。
JP2008095964A 2008-04-02 2008-04-02 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5240433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008095964A JP5240433B2 (ja) 2008-04-02 2008-04-02 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008095964A JP5240433B2 (ja) 2008-04-02 2008-04-02 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009249075A true JP2009249075A (ja) 2009-10-29
JP5240433B2 JP5240433B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=41310142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008095964A Expired - Fee Related JP5240433B2 (ja) 2008-04-02 2008-04-02 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5240433B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201488A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 後処理装置、画像形成システム、サイズエラー検知方法及びプログラム
JP2013040039A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Ricoh Co Ltd シート長計測装置及び画像形成装置
JP2015074532A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成システムおよび画像形成システムの重送判定方法
US9821974B2 (en) 2014-03-31 2017-11-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0899744A (ja) * 1994-10-03 1996-04-16 Ricoh Co Ltd 原稿重送検知装置
JP2006256804A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 媒体識別装置およびシート搬送装置
JP2007223688A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0899744A (ja) * 1994-10-03 1996-04-16 Ricoh Co Ltd 原稿重送検知装置
JP2006256804A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 媒体識別装置およびシート搬送装置
JP2007223688A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201488A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Konica Minolta Business Technologies Inc 後処理装置、画像形成システム、サイズエラー検知方法及びプログラム
JP2013040039A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Ricoh Co Ltd シート長計測装置及び画像形成装置
JP2015074532A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成システムおよび画像形成システムの重送判定方法
US9821974B2 (en) 2014-03-31 2017-11-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sheet conveying apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP5240433B2 (ja) 2013-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4623436B2 (ja) 記録媒体の厚さ計測装置、記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置
US7959151B2 (en) Image forming apparatus and recording medium conveying device included in the image forming apparatus
JP2008065307A (ja) 画像形成装置
US20100310261A1 (en) Image forming apparatus and sheet conveying method for the image forming apparatus
US20120075681A1 (en) Image forming apparatus
JP5240433B2 (ja) 記録媒体の重送検知装置及び画像形成装置
US8023837B2 (en) Image forming apparatus capable of preventing a sheet jamming during detected abnormal situations
JP7155707B2 (ja) 画像形成装置
JP2009042541A (ja) 画像形成装置
JP2008050166A (ja) 画像形成装置
JP2006188359A (ja) シート種類判別装置及び画像形成装置
US8047536B2 (en) Image forming apparatus
JP2014038241A (ja) 画像形成装置
JP4376196B2 (ja) 画像形成装置
JP3941425B2 (ja) 画像形成装置の用紙搬送管理装置及び重送判別方法
JP4898553B2 (ja) 重送検知装置、画像形成装置
JP4995528B2 (ja) 画像形成装置
US20240051775A1 (en) Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device
JP5317815B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2011013381A (ja) 画像形成装置
JP7290192B2 (ja) 画像形成装置
JP2005324872A (ja) 自動原稿給紙装置
JP4641475B2 (ja) 画像形成装置
JP2008116499A (ja) 画像形成装置及び制御方法
JP2004043158A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5240433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees