JP3941425B2 - 画像形成装置の用紙搬送管理装置及び重送判別方法 - Google Patents

画像形成装置の用紙搬送管理装置及び重送判別方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙を収容する収容部から用紙を1枚ずつ取り出して、所定の搬送経路上を搬送することで、画像形成部へ送り込んで、当該用紙へ画像を形成する画像形成装置の用紙搬送管理装置、並びに重送判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置において、用紙は給紙トレイから所定の搬送経路によって転写部へ送られるようになっている。転写部で転写された用紙は、定着部を通過して、排出トレイへと送られる。
【0003】
このとき、前記給紙トレイと転写部との間の搬送経路には、レジストレーション調整センサ及び重送センサが配設されており、搬送中に用紙の姿勢を調整すると共に、前記給紙トレイから取り出される用紙の重送の有無を判断している。
【0004】
ここで、上記重送を含み、用紙の搬送に関する監視機能が、例えば、特開平11−124252号公報(以下、先行技術という)に記載されている。
【0005】
この先行技術では、同一給紙トレイ内に厚さの異なる用紙が混在している場合にも、確実に重送を検知することができる重送検知方法及び装置を提案している。
【0006】
すなわち、同一給紙トレイ内にセットされた厚さの異なる複数の用紙をセットアップモード指示部の指示により予めダミーフィードし、その用紙の種別毎に重送検知のための基準地を算出して重送検知基準値記憶部に格納すると共に、該給紙トレイから用紙をフィードする際にセット用紙厚判断部でフィードされた用紙ごとに異なる基準値と比較することでフィードされた用紙の重送を検知するものである。
【0007】
この先行技術には、着脱検知センサ、用紙検知センサ、用紙フィードセンサの出力が、各々着脱判断部、用紙有無検出部、給紙トレイ判別部で処理されることが記載されているが、用紙の形状によって用紙のない部分を検出できない場合がある。
【0008】
一方、用紙検出センサ(重送センサ)は、所謂メカ的なアクチェータ構造を持つ磁気角度センサが用いられるのが一般的であり、このような可動式のアクチュエータは、確実に用紙の有無の僅かな厚さの変化を検出できるため、用紙検出センサとして利用価値は高い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記メカ的な磁気角度センサ等は、上記利点に反して、反応が遅いという欠点がある。
【0010】
すなわち、用紙が所定の間隔をおいて送られる場合には問題ないが、高速処理に従い用紙の間隔が狭まり、用紙有りから無し、さらには有りと続く範囲で検出値に所謂チャタリングが生じ、用紙無しとされる領域でのサンプリングが十分にできないという問題点がある。
【0011】
本発明は上記事実を考慮し、処理の高速化に伴う、用紙の連続搬送によって用紙間の隙間(用紙無し領域)が狭まり、特に用紙無しの領域でのデータサンプリングができない場合でも、確実に用紙有り無しの判別を行い、用紙の重送を精度よく検知することができる画像形成装置の用紙搬送管理装置及び重送判別方法を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、用紙を収容する収容部から用紙を1枚ずつ取り出して、所定の搬送経路上を搬送することで、画像形成部へ送り込んで、当該用紙へ画像を形成する画像形成装置の用紙搬送管理装置であって、前記搬送経路の所定位置に配置され、前記搬送経路における用紙支持面位置及び当該用紙支持面上に支持された用紙上面位置の2位置と取り得る接触子が設けられ、この接触子の位置データを電気信号に変換して出力する用紙対応センサと、確実に前記搬送経路の支持面位置である用紙無しとなるタイミングで前記用紙対応センサによる接触子の位置データを読取って記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された用紙無しの位置データを、用紙搬送時に逐次前記用紙対応センサからの用紙有りの位置データの変化に基づいて用紙無しの位置データを補正する補正手段と、前記用紙上面位置である用紙有りとなるタイミングで前記用紙対応センサによる接触子の位置データを読み取ったときに、前記補正手段で補正された用紙なしの位置データとの差に基づいて、用紙の厚さを演算する用紙厚さ演算手段と、前記用紙厚さ演算手段で演算した用紙厚さを過去の用紙厚さと比較することで、前記搬送路上の用紙の重送の有無を判別する判別手段と、を有している。
【0013】
第1の発明によれば、用紙対応センサでは、接触子を搬送経路上の用紙支持面に配置しているため、この接触子が配置された位置を用紙が通過することで、位置が変移する。その際、補正手段によって、記憶手段に記憶された用紙無しの位置データを、用紙搬送時に逐次前記用紙対応センサからの用紙有りの位置データの変化に基づいて用紙無しの位置データを補正する。これにより、経時的な環境の変化(例えば、温度変化等)に応じて接触子の用紙の厚さに応じて変移の変動を用紙無し時の位置データに反映することができる。このため、補正手段によって補正された接触子の位置データを読み取ることで、用紙の有り無しを判別することができる。すなわち、用紙がないときの位置データと、用紙が有る時の位置データとの差が用紙の厚さとなる。
【0014】
ここで、この用紙の厚さを判別可能であることを利用し、さらに、用紙の厚さを監視して、搬送経路上に用紙が重送、すなわち2枚以上重なって搬送されてきたことを、画像形成部へ至る前に判別することで、不適正な画像形成処理を行わないようにしている。これは、例えば、用紙の厚さの判別時に、基準値、或いはそれ依然に判別し終えている用紙の厚さとを比較することで、認識した用紙の厚さが所定値を超えている場合には、用紙が2枚以上重なって搬送されたと判別することができる。
【0015】
ところで、画像形成装置においては、迅速処理を要求されており、このニーズに応えるべく、用紙をほぼ隙間なく連続的に画像形成部へ搬送することが余儀なくされている。
【0016】
このため、用紙無しの状態が、例えば、装置稼動開始時は、一連の連続処理のインタバル等に制限され、用紙単位(用紙と用紙との間)で用紙無しの位置データを得ることが困難となっている。そこで、第1の発明では、記憶手段に、確実に用紙無しとなるタイミングで前記用紙対応センサによる接触子の位置データを読取って記憶しておき、用紙有りとなるタイミングで前記用紙対応センサによる接触子の位置データを読み取ったときに、前記記憶手段に記憶された用紙なしの位置データとの差に基づいて、用紙の厚さを演算する。これにより、用紙間に用紙無しの位置データを読み取る隙間がほとんど無くても、重送の判別が可能となる。
【0019】
さらに、第1の発明では、前記補正手段が、用紙有りの位置データの変化量と同一の変化量、或いは用紙有りの位置データの変化率と同一の変化率で、前記記憶手段に記憶された用紙無しの位置データを補正することを特徴とする。
【0020】
補正手段による補正は、用紙有りの位置データの変化量であっても変化率であってもよい。
【0021】
また、第1の発明において、前記変化量又は変化率が複数の用紙有りの位置データの統計データを基準とした変化量又は変化率であることを特徴とする。
【0022】
統計データを用いることで、単発的に起こり得る誤検知による影響を少なくすることができ、長期的に精度安定性を図ることができる。
【0023】
第2の発明は、搬送路上を搬送する用紙と接触可能な接触子によって、用紙の無い時の位置データと、用紙が有る時の位置データとを読取り、前記用紙の無いときの位置データと用紙の有るときの位置データとの差から用紙の厚さを演算し、前に測定した用紙の厚さと今回の用紙の厚さを比較することにより、前記搬送経路上で重送しているか否かを判断する場合に、少なくとも一度の用紙無しのタイミングにて、用紙無しの位置データのサンプリングを実施し、以降、用紙が有るときにサンプリングした位置データを利用して用紙無しの位置データを補正する。
【0024】
第2の発明によれば、重送の判別のためには、用紙の厚さを検出する必要があり、この用紙の厚さは、接触子における用紙無しの位置データと用紙有りの位置データとの差によって演算している。
【0025】
このとき、用紙無しの位置データは、少なくも一度、例えば、装置稼動開始時の確実に用紙無しと判定できるタイミングでサンプリングしておき、以後、このときにサンプリングした位置データを利用する。これにより、連続的にほぼ隙間無く搬送されてくる各用紙の厚さを演算することができる。
【0026】
また、用紙無しの位置データは、各用紙における用紙有りの位置データを利用して補正する。このため、温度等における接触子の変移の経時的な変動分を無視することができ、正確な用紙の厚さを演算することができる。
【0027】
この第2の発明において、今回読み取った用紙有り時の位置データと、少なくとも1枚前までの用紙における、用紙有り時にサンプリングした位置データとの差分または、割合に基づいて、用紙無し時の位置データを補正する。
【0028】
或いは、今回読み取った用紙有り時の位置データと、少なくとも1枚前までの用紙における、用紙有り時にサンプリングした位置データを利用した統計データとの差分または、割合に基づいて、用紙無し時の位置データを補正する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係る画像形成装置10の概略図が示されている。
【0030】
この画像形成装置10は、サイズ、材質等が異なる2種類の用紙12がそれぞれ分類されて収容体としての給紙トレイ14、16に収容されている。給紙トレイ14、16には、前記用紙12が層状に積み重ねられており、図示しない枚葉機構によって、それぞれの給紙トレイ14、16の最上層の用紙12から1枚ずつ取り出すようになっている。
【0031】
各給紙トレイ14、16から取り出された用紙12は、取り出し後に共通の搬送経路18に案内されて画像形成部20へ搬送される。なお、搬送経路18は、搬送方向と直交する幅方向には図示しないガイド板等が設けられ、このガイド板等により用紙12の姿勢を矯正している。
【0032】
また、この画像形成部20へ送るときの搬送経路18上には、用紙12の有無を検出するレジストレーションセンサ22が設けられており、コントローラ24では、このレジストレーションセンサ22からの検出信号に基づいて、画像形成部20における後述する転写部26での画像転写時期の同期を制御するようになっている。
【0033】
画像形成部20は、画像データに基づいて光ビームBを走査する光走査部28と、一部で前記光走査部28の光によって帯電露光されるループ状に図1の反時計回り方向に駆動するベルト状感光体30と、前記光走査部28の下流側に設けられ、前記光走査部28の走査によりベルト状感光体30に帯電露光された潜像画像にトナーを付着させて現像する現像部32と、前記ベルト状感光体30が前記搬送経路18と対向する位置であり、現像部32で現像された顕像画像を前記搬送経路18に沿って搬送される用紙12に転写する転写部26と、前記転写部26での転写が終了したベルト状感光体30の画像形成領域を清掃し、かつ一定の帯電量に戻す清掃・帯電部34と、で構成されている。
【0034】
前記転写部26で画像が転写された用紙12は、さらに搬送経路18に沿って移動することで、定着部36へ送られる。この定着部36では、用紙12が加圧・加熱され、転写された画像が定着される。定着後の用紙12は、搬送経路18に沿って移動し、排出トレイ38へと送り出される。
【0035】
なお、この排出トレイ38が配置された搬送経路18の直前には、経路切替ゲート40が配設されている。この経路切替ゲート40は、前記搬送経路18上の用紙を排出トレイ38へと送り出す位置(通常位置)と、所謂NGと判断された用紙12を排出トレイ38とは別に設けられたパージトレイ42へと送り出す位置(異常位置)と、に選択的に切り替えられるようになっている。
【0036】
また、定着部36の下流側、かつ前記経路切替ゲート40の上流側の搬送経路18には、画像が形成された用紙12を表裏反転して、再度転写部26へ送り込む両面画像搬送経路44への分岐ゲート45が設けられている。両面画像搬送経路44は、用紙12の搬送方向を逆転させ、かつ表裏を反転させるスイッチバック部46が設けられ、スイッチバック部46から排出された用紙12は、転写部26の上流側(レジストレーションセンサ22の上流側)で通常の搬送経路18に合流する。
【0037】
上記画像形成装置10には、前記給紙トレイ14(又は16)からの用紙12の枚葉時に、2枚以上同時に枚葉されて搬送(重送)されたことを画像形成前(転写前)に判別し、この重送された用紙12をパージトレイ42へ排出する重送判別機能が備えられている。
【0038】
重送判別機能は、前記レジストレーションセンサ22を重送判別時期のトリガとして利用しており、このレジストレーションセンサ22の下流側近傍に、予めレジストレーションセンサ22との検出位置が既知である重送センサ48が配設されている。
【0039】
図2に示される如く、重送センサ48は、所謂角度磁気センサであり、センサ部50には、回転軸52が設けられており、この回転軸52の回転位置によって異なる信号を出力する。
【0040】
回転軸52には、半径方向に突出する接触子54が取り付けられている。この接触子54の先端部は、前記搬送経路18の用紙搬送軌跡上に配置されている。この接触子54は、通常は接触子54は、搬送経路18の用紙支持面に当接して保持されている。
【0041】
この位置は、用紙無しの状態であり、このときの接触子54の回転位置でのセンサ部50の読取り値が用紙無しの位置データとなる。
【0042】
また、搬送経路18に沿って用紙12が搬送されてくると、用紙12上に前記接触子54が乗り上がり、接触子54の回転角度(回転軸52の回転角度)が変化し、センサ部50の読取値が用紙12の厚さ分の差を持った位置データとなる。これらの位置データは、コントローラ24へ送出される。
【0043】
コントローラ24では、搬送される用紙12毎に、前記レジストレーションセンサ22からの用紙有無の検出時期を基準に、用紙12の厚さを演算して監視することで、重送の有無を判別することができる(図3(A)参照)。
【0044】
しかし、用紙12が連続的に搬送されると、用紙12と用紙12との間に隙間、すなわち用紙無しの領域が極めて少なく、用紙無しのサンプリングができない状況が起こり得る(図3(B)参照)。
【0045】
そこで、本実施の形態では、用紙無しの位置データを得るための、用紙毎の用紙無しの重送センサ48からの読み取り(サンプリング)を無くし、画像形成装置10の稼動時、或いは画像形成装置の長時間の未処理中にに読取り、コントローラ24に記憶しておくことで、各用紙12の用紙有り時の位置データと、記憶した用紙無し時の位置データとを比較対象として、重送の判別を行っている(図3(C)参照)。
【0046】
また、本実施の形態では、前記コントローラ24に記憶した用紙無しの位置データを、毎回検出される用紙有りの位置データの変動量に基づいて補正し、画像形成装置10内外の温度特性等に起因する経時的な変化を相殺するようになっている。
【0047】
すなわち、図4(A)に示される如く、画像形成装置10の環境(特に内部温度)は、経時的に上昇傾向にある。この変化は、用紙毎に検出する用紙有り位置データの検出値に影響を及ぼし、図4(B)に示される如く、プリントボリュームに応じて用紙有り位置データが変化する。これに対して、予め記憶した用紙無し位置データは不変であり、両者の間にプリントボリュームに応じて差が広がる。
【0048】
そこで、図4(C)に示される如く、用紙無し位置データを用紙有り位置データの変動に追従させるようにしている。
【0049】
図5には、コントローラ24における、重送判別、並びに温度変化による用紙無し位置データの補正のための機能ブロック図が示されている。
【0050】
前記レジストレーションセンサ22は、用紙有りサンプリング時期指示部56に接続されている。また、用紙有りサンプリング時期指示部56には、搬送制御系から画像処理状態信号(例えば、画像形成指示があったことを示す信号等)が入力されており、現在の画像形成装置10の状態を把握する。
【0051】
これにより、用紙12を給紙トレイ14(又は16)から取り出す時期が、ある程度に認識され、その後、レジストレーションセンサ22により用紙12の有り(用紙12の先端)を検出した時点で、用紙有りサンプリング部58へ重送センサ48からの出力値のサンプリングの開始を指示する。
【0052】
用紙有りサンプリング部58では、複数回の用紙有り時の出力値をサンプリングし、用紙有り位置データ確定部60へ送出することで、この用紙有り位置データ確定部60において、用紙有りの位置データを確定する。すなわち、用紙12が搬送中であることを考慮して、接触子54の機械的変動を複数のサンプリングの平均をとることで、正確性を高めている。
【0053】
用紙有り位置データ確定部60で確定した用紙有りの位置データは、用紙厚さ演算部62へと送出される。この用紙厚さ演算部62では、この用紙有りの位置データと、用紙無し位置データメモリ64に記憶されている用紙無しの位置データとの差分に基づいて用紙厚さを演算し、演算結果を重送判別部66へ送出する。重送判別部66では、用紙の厚さが異常に厚いと判断すると、重送と判定し、画像処理制御系へ画像処理中止信号を送出すると共に、切替ゲートドライバ68を制御して、経路切替ゲート40をパージトレイ42に用紙12を案内するように移動させる。
【0054】
前記用紙無し位置データメモリ64には、予め用紙無しの位置データが記憶されている。この記憶は、前記搬送制御系からの画像処理状態信号に基づいて、この画像形成装置10の起動時、長時間のインタバル(待機状態)時に実行されるようになっている。
【0055】
すなわち、前記画像処理状態信号は、用紙無しサンプリング時期指示部70に入力され、サンプリング時期を判断すると、用紙無しサンプリング部72にサンプリングを指示する信号を送出する。用紙無しサンプリング部72では、重送センサ48からの出力値を読取り、用紙無し位置データ確定部74へそのサンプリングした出力値を送出することで、用紙無しの位置データを確定する。
【0056】
用紙無し位置データ確定部74で確定した用紙無しの位置データは、用紙無し位置データメモリ64に送出され、記憶される。
【0057】
また、本実施の形態では、この用紙無し位置データメモリ64は、逐次補正される。すなわち、前記用紙有り位置データ確定部60で確定した各用紙の位置データは、用紙有り位置データ統計管理部76へ送られて統計がとられ、用紙無し位置データ補正値演算部78へ統計データが送出される。用紙無し位置データ補正値演算部78では、用紙有りの変動分を差分或いは差分の変化率が演算され、用紙無し位置データ補正値を得て、用紙無し位置データ補正処理部80へ送出する。
【0058】
すなわち、用紙有りの位置データの変動は、理論的には、同一の用紙ではあり得ないが、環境(装置内外の温度変化等)によって重送センサ48そのものの機械的な変動が起こり得る。このような経時的な変動分を予め設定した用紙無しの位置データにも反映するべく、用紙無し位置データ補正処理部80によって用紙無し位置データメモリ64に記憶されている用紙無し位置データを補正するようにしている。これにより、補正有りの位置データと補正無しの位置データとの間の相対的な差は、用紙厚さのみとなり、前記環境等に起因する変動分を相殺することができる。
【0059】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0060】
まず、画像形成処理の通常の流れを説明する。
【0061】
画像形成の指示がくると、その指示内容に含まれるサイズ、材質等に基づいて何れかの給紙トレイ14(又は16)が選択され、選択された給紙トレイ14(又は16)からの用紙12の枚葉が開始される。
【0062】
枚葉された用紙12は、所定の搬送経路18に案内されて、まず、レジストレーションセンサ22によって搬送中の用紙12を検出する。この用紙12の検出位置により用紙12は必要に応じて待機する。
【0063】
一方、画像形成部20では、光走査装置28からの光ビームBによりベルト状感光体30に潜像画像が形成され、このベルト状感光体30が図1の反時計回り方向へ回転することで、潜像画像形成領域が現像部32に対応する。現像部32ではトナーが供給され、潜像画像に対して露光部分或いは非露光部分とを区別してトナーが付着する。
【0064】
この状態では、ベルト状感光体30がさらに駆動を続けると、前記光ビームBによる走査時期を基準として所定時間経過後に転写部26へ至ることになる。この時間に同期するように、前記レジストレーションセンサ22により検出され、必要に応じて待機していた用紙12も、転写部26へ搬送を再開する。
【0065】
転写部26では、用紙12とトナー画像(ベルト状感光体30上)とが重ね合わされ、トナー画像が用紙12に転写される。
【0066】
転写後のベルト状感光体30は、さらに駆動を継続することで、清掃、帯電部34において不要なトナーが除去され、かつ一様に帯電されて次の画像形成を待つ。
【0067】
一方、トナー画像が転写された用紙12は、定着部34を通過することで、画像が定着され、排出トレイ38へ排出される。ここで、NGと判定された用紙12の場合には、経路切替ゲート40の切り替え方向が制御され、パージトレイ42へと用紙12を送り出す。
【0068】
なお、用紙12に対して両面画像形成の指示がなされていた場合には、分岐ゲート45を制御して、一方の面の画像形成が終了した用紙12を両面画像搬送経路44へ送り込み、スイッチバック部46によって搬送方向、並びに表裏を反転し、前記レジストレーションセンサ22の配置位置の手前で搬送経路18に合流させる。これにより、上記と同様の動作によって他方の面の画像形成が実行される。
【0069】
ここで、本実施の形態における画像形成装置10は、重送判別機能を持っている。従来の重送判別機能は、各用紙12毎に、判別する用紙12が重送センサ48の接触子54との当接位置にくる前に、搬送経路18の支持面の位置(用紙無し時の位置データ)と、用紙12によって接触子54が回転したときの位置(用紙有り時の位置データ)と、の差に基づいて用紙12の厚さを演算し、この厚さが異常に大きいときに重送と判断していた。
【0070】
これに対して本実施の形態では、用紙無し時の位置データを用紙毎の検出を必要としない。
【0071】
以下、図6及び図7のフローチャートに従い、用紙重送判別制御ルーチンを説明する。
【0072】
ステップ100では、装置電源がオンされたか否か判断され、肯定判定されるとステップ102へ移行してスタンバイ状態であるか否かが判断される。
【0073】
装置がスタンバイ状態となると(ステップ102での肯定判定)、ステップ104へ移行して重送センサ48からの出力値を読み取る。このときの読み取り値は、用紙無しの値となり、この場合、複数の出力値を読み取る。
【0074】
次のステップ106では、前記複数の出力値の平均を演算し、用紙無し位置データを求め、次いでステップ108において用紙無し位置データを用紙無し位置データメモリ64に記憶する。
【0075】
次のステップ110では、画像形成処理指示があったか否かが判断され、このステップ110で肯定判定されると、ステップ112へ移行してレジストレーションセンサ22による用紙検出を待つ。すなわち、画像形成処理指示があった場合、搬送制御系では、給紙トレイ14(又は16)から用紙12を枚葉し、搬送経路18に沿って搬送するため、この搬送経路18上に配置されたレジストレーションセンサ22で検出することができる。
【0076】
なお、レジストレーションセンサ22での用紙12の検出は、前述のとおり、ベルト状感光体30に形成されたトナー画像を転写部26で同期させるためであるが、ここでは、重送検出時期の基準となる。
【0077】
ステップ114では、レジストレーションセンサ22で検出してから所定時間経過したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ116へ移行して、重送センサ48からの出力値を読み取る。この場合、接触子54は、用紙12の上に乗り上がっているため、用紙有りの出力値である。なお、この場合、複数の出力値を読み取る。
【0078】
次のステップ118では、前記複数の出力値の平均を演算することで、用紙有り位置データを得て、ステップ120へ移行する。
【0079】
ステップ120では、前記ステップ108で前記用紙無し位置データメモリに記憶された用紙無し位置データと、ステップ118で得た用紙有り位置データとの差分を演算することで、用紙厚さを求める。
【0080】
次のステップ122では、用紙無し位置データの補正が実行され、ステップ124へ移行する。なお、用紙無し位置データの補正制御については、後述する。
【0081】
ステップ124では、前記ステップ120で求めた用紙厚さに基づいて、重送が発生したか否かが判断される。
【0082】
このステップ124で肯定判定された場合には、ステップ126へ移行して経路切替ゲート40を切り替えて、搬送経路18をパージトレイ42への案内側として、ステップ110へ戻り、上記工程を繰り返す。また、ステップ124で否定判定された場合は、ステップ128へ移行して経路切替ゲート40を切り替えて、搬送経路18を排出トレイ38への案内側として、ステップ110へ戻り、上記工程を繰り返す。
【0083】
次に図7に従い、用紙無し位置データ補正制御について説明する。
【0084】
ステップ150では、新しい用紙有り位置データを読み込み、次いでステップ152では、1回前の用紙有り位置データを読み出す。この1回前の用紙有り位置データは、このルーチンの最終ステップで記憶する今回の用紙有り位置データである。
【0085】
次のステップ154では、用紙有り位置データの差分を演算し、次いでステップ156では、用紙無し位置データメモリ64から用紙無し位置データを読み出す。このとき、用紙無し位置データを求めた複数の重送センサ48からの出力値(すなわち、用紙無し位置データを得るための基となる値)を読み出すことが好ましい。
【0086】
次のステップ158では、前記差分を用紙無し位置データに反映させる。この場合、用紙無し位置データそのものに加算してもよいし、重送センサ48からの複数の出力値の最初の検出値と入替えて、再度平均値を求めてもよい。
【0087】
次のステップ160では、用紙無し位置データメモリ64へ、前記差分を反映した用紙無し位置データを再登録し、次いでステップ162で今回の用紙有り位置データを記憶し、このルーチンは終了する。
【0088】
上記実施の形態によれば、用紙12が途切れることなく、次々の搬送されて画像形成処理される場合において、従来、用紙12と用紙12との間で検出していた用紙無し位置データを用紙毎に検出できなくなっても、予め用紙無し位置データを確実に検出できる状況下で検出して、用紙無し位置データメモリ64に記憶しておくことで、この用紙無し位置データメモリ64に記憶した用紙無し位置データを常に適用し、重送判別を行うようにした。
【0089】
また、画像形成装置10の経時的な温度上昇等に基づく、重送センサ48の出力値の変動を、用紙有り位置データの変動に基づいて、予め記憶した用紙無し位置データに反映させたため、用紙無し位置データと用紙有り位置データとの間の経時的変動分は相殺することができ、精度よく重送判別を行うことができる。
【0090】
【実施例】
図8には、用紙12が連続的に処理される場合の用紙有り位置データ及び用紙無し位置データによる重送判別、並びに用紙無し位置データの補正の状況が、画像形成処理の流れに基づいて示されている。
【0091】
まず、最初に用紙12がないときに用紙無し位置データを得るべく、重送センサ48からの複数の出力値を読取り、その平均値(ここでは、平均値「70」)を用紙無し位置データとする。
【0092】
最初の用紙12が搬送され用紙有り位置データを得るべく、重送センサ48から複数の出力値を読取った平均値は「85」となる。この場合、用紙有り位置データが「85」であり、用紙無し位置データが「70」であるため、その差が用紙厚さ「15」となり、正常な用紙12の厚さとなる。
【0093】
2枚目の用紙有り位置データは「86」となり、前回に比べて差分が「+1」となる。このとき、この用紙有り位置データの差分を用紙無し位置データ「70」に加算して(「71」)、次の用紙無し位置データを算出する基となる重送センサ48からの出力値に先入れ先出し(FIFO)の規則に従って入替えて、新たな平均値を演算する。結果としては、用紙無し位置データは「70」となる。
【0094】
続いて、3枚目の用紙有りの位置データは「84」であり、前回の差分が「−2」となるため、最新に入替えた数値(擬似出力値)である「71」に「−2」を加算し、「69」とし、新たに用紙無し位置データを算出する基とする。
【0095】
4枚目は、用紙有り位置データが「100」であり、用紙無し位置データが「70」であるため、用紙厚さが異常に大きく、重送と判別する。
【0096】
なお、本実施の形態(並びに実施例)では、補正を用紙有り位置データの差分としたが、補正を用紙有り位置データの変化率としてもよい。
【0097】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、処理の高速化に伴う、用紙の連続搬送によって用紙間の隙間(用紙無し領域)が狭まり、特に用紙無しの領域でのデータサンプリングができない場合でも、確実に用紙有り無しの判別を行い、用紙の重送を精度よく検知することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る画像形成装置の概略図である。
【図2】 重送センサの構成を示す正面図である。
【図3】 重送センサによるサンプリング時期を示すタイムチャートである。
【図4】 (A)は画像形成装置における時間−温度特性図、(B)はプリントボリューム(画像形成枚数)に対する重送センサの出力値の変動特性であり、用紙無し位置データの補正なしの状態を示す特性図、(C)はプリントボリューム(画像形成枚数)に対する重送センサの出力値の変動特性であり、用紙無し位置データの補正ありの状態を示す特性図である。
【図5】 本実施の形態に係る画像形成装置における重送判別のための機能ブロック図である。
【図6】 本実施の形態係る重送判別制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】 図6における用紙無し位置データ補正制御サブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】 本実施の形態において、用紙有り/用紙無しの位置データの具体的数値で示した一実施例を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 用紙
14 給紙トレイ
16 給紙トレイ
18 搬送経路
20 画像形成部
22 レジストレーションセンサ
24 コントローラ
26 転写部
28 光走査装置
30 ベルト状感光体
32 現像部
34 清掃、帯電部
36 定着部
38 排出トレイ
40 経路切替ゲート
42 パージトレイ
44 両面画像搬送経路
45 分岐ゲート
46 スイッチバック部
48 重送センサ
50 センサ部
52 回転軸
54 接触子
56 用紙有りサンプリング時期指示部
58 用紙有りサンプリング部
60 用紙有り位置データ確定部
62 用紙厚さ演算部
64 用紙無し位置データメモリ
66 重送判別部
68 切替ゲートドライバ
70 用紙無しサンプリング時期指示部
72 用紙無しサンプリング部
74 用紙無し位置データ確定部
76 用紙有り位置データ統計管理部
78 用紙無し位置データ演算部
80 用紙無し位置データ補正処理部

Claims (6)

  1. 用紙を収容する収容部から用紙を1枚ずつ取り出して、所定の搬送経路上を搬送することで、画像形成部へ送り込んで、当該用紙へ画像を形成する画像形成装置の用紙搬送管理装置であって、
    前記搬送経路の所定位置に配置され、前記搬送経路における用紙支持面位置及び当該用紙支持面上に支持された用紙上面位置の2位置と取り得る接触子が設けられ、この接触子の位置データを電気信号に変換して出力する用紙対応センサと、
    確実に前記搬送経路の支持面位置である用紙無しとなるタイミングで前記用紙対応センサによる接触子の位置データを読取って記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された用紙無しの位置データを、用紙搬送時に逐次前記用紙対応センサからの用紙有りの位置データの変化に基づいて用紙無しの位置データを補正する補正手段と、
    前記用紙上面位置である用紙有りとなるタイミングで前記用紙対応センサによる接触子の位置データを読み取ったときに、前記補正手段で補正された用紙なしの位置データとの差に基づいて、用紙の厚さを演算する用紙厚さ演算手段と、
    前記用紙厚さ演算手段で演算した用紙厚さを過去の用紙厚さと比較することで、前記搬送路上の用紙の重送の有無を判別する判別手段と、
    を有する画像形成装置の用紙搬送管理装置。
  2. 前記補正手段が、用紙有りの位置データの変化量と同一の変化量、或いは用紙有りの位置データの変化率と同一の変化率で、前記記憶手段に記憶された用紙無しの位置データを補正することを特徴とする請求項記載の画像形成装置の用紙搬送管理装置。
  3. 前記変化量又は変化率が複数の用紙有りの位置データの統計データを基準とした変化量又は変化率であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置の用紙搬送管理装置。
  4. 搬送路上を搬送する用紙と接触可能な接触子によって、用紙の無い時の位置データと、用紙が有る時の位置データとを読取り、前記用紙の無いときの位置データと用紙の有るときの位置データとの差から用紙の厚さを演算し、前に測定した用紙の厚さと今回の用紙の厚さを比較することにより、前記搬送経路上で重送しているか否かを判断する場合に、
    少なくとも一度の用紙無しのタイミングにて、用紙無しの位置データのサンプリングを実施し、以降、用紙が有るときにサンプリングした位置データを利用して用紙無しの位置データを補正することを特徴とする重送判別方法。
  5. 今回読み取った用紙有り時の位置データと、少なくとも1枚前までの用紙における、用紙有り時にサンプリングした位置データとの差分または、割合に基づいて、用紙無し時の位置データを補正することを特徴とする請求項記載の重送判別方法。
  6. 今回読み取った用紙有り時の位置データと、少なくとも1枚前までの用紙における、用紙有り時にサンプリングした位置データを利用した統計データとの差分または、割合に基づいて、用紙無し時の位置データを補正することを特徴とする請求項記載の重送判別方法。
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