JP6011172B2 - 厚さ検出装置、画像形成装置及び厚さ検出方法、並びに、厚さ検出方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

厚さ検出装置、画像形成装置及び厚さ検出方法、並びに、厚さ検出方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、厚さ検出装置に関する。
画像形成装置などの記録媒体を用いるものには、2つのローラ(ローラ対)の間に記録媒体を挟んだ状態でローラを回転することによって、記録媒体を搬送するものがある。また、画像形成装置などの記録媒体を用いるものには、記録媒体の種類又は重ねて複数の記録媒体を搬送していないか等を判断するために、記録媒体の搬送時に、記録媒体の厚さを検出するものがある。
特許文献1では、ロール対(ローラ対)が用紙類(記録媒体)を挟持して搬送する際に、ロール対の離間距離を検出し、用紙類の厚さを判定する装置(厚さ検出装置)に関する技術を開示している。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、定期的に記録媒体の厚さを検出する場合に、ローラ対に記録媒体を挟んでいないとき及び挟んでいるときのローラ対の離間距離を夫々検出するため、記録媒体の厚さを検出するのに時間を要する場合があった。また、特許文献1に開示されている技術では、ローラ対などの温度が上昇したときにローラ対の離間距離が変化するため、記録媒体の厚さを検出することができない場合があった。
本発明は、ローラ対の間隙近傍の温度に基づいてローラ対の離間距離を検出する時点を判断し、判断した時点に基づいて離間距離を検出し、検出した離間距離に基づいて記録媒体の厚さを算出する厚さ検出装置を提供することを課題とする。
本発明の一の態様によれば、第1のローラ及び/又は第2のローラを回転駆動することによって前記第1のローラと前記第2のローラとの間隙に挟んだ記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段の温度を検出する温度検出部と前記間隙の離間距離を検出する変位検出部とを備える検出手段と、前記温度検出部が検出した前記温度に基づいて前記変位検出部が検出を開始する開始時点を判断する判断手段と、前記変位検出部が検出した前記離間距離に基づいて前記記録媒体の厚さを算出する算出手段とを有する、ことを特徴とする厚さ検出装置が提供される。
本発明の厚さ検出装置によれば、ローラ対近傍の温度に基づいてローラ対の離間距離を検出する時点を判断し、判断した時点に基づいて離間距離を検出し、検出した離間距離に基づいて記録媒体の厚さを算出することができる。
本発明の実施形態に係る厚さ検出装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る厚さ検出装置の一例を示す概略外観図である。 本発明の実施形態に係る厚さ検出装置の検出手段(温度検出部)の一例を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る厚さ検出装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る厚さ検出装置の厚さを検出する動作の一例を説明するフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る厚さ検出装置の検出手段の検出結果の一例を説明する説明図である。 本発明の実施例に係る画像形成装置の一例を示す概略外観図である。
ローラ対(2つのローラ)によって記録媒体を搬送する厚さ検出装置を用いて、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。本発明は、以後に説明する厚さ検出装置以外でも、媒体枚数検出装置、重送検出装置及び搬送位置検出装置、並びに、画像形成装置、画像記録装置、被写機、複合機、プリンタ、スキャナ、プロッタ、ファクシミリ、ファックス及びその他記録媒体を用いるもの(装置、機器、ユニットなど)であれば、いずれのものにも用いることができる。また、本発明に係る厚さ検出装置が厚さを検出することができる記録媒体には、普通紙、上質紙、薄紙、厚紙、記録紙及びロール紙、並びに、OHPシート、合成樹脂フィルム、金属薄膜及びその他ローラ対を用いて搬送される媒体を含む。
なお、以後の説明において、添付の全図面の記載の同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
(厚さ検出装置の構成)
図1〜図3を用いて、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100の構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る厚さ検出装置100は、厚さ検出装置100の動作を制御する制御手段10と、回転するローラ対(後述する第1のローラ21及び第2のローラ22)の間隙に記録媒体を挟んで搬送する搬送手段20とを有する。また、厚さ検出装置100は、搬送手段20の温度及びローラ対の離間距離を検出する検出手段30と、ローラ対の離間距離を検出する時点を判断する判断手段40と、検出した離間距離に基づいて記録媒体の厚さを算出する算出手段50とを有する。更に、厚さ検出装置100は、本実施形態では、厚さ検出装置100の動作状態及び動作条件等を記憶する記憶手段60と、厚さ検出装置100外部と情報の入出力を行うI/F手段70とを更に有する。
本実施形態に係る厚さ検出装置100は、搬送手段20(ローラ対など)を用いて、記録媒体を搬送(移動、搬入(搬出)、挟持など)する。また、厚さ検出装置100は、検出手段30(後述する温度検出部31)及び判断手段40を用いて、ローラ対の離間距離(例えば図6の基準値Do2)を検出するか否かを判断する。更に、厚さ検出装置100は、検出手段30(後述する変位検出部32)及び算出手段50を用いて、搬送手段20のローラ対の離間距離の変位量を検出し、検出した変位量に基づいて記録媒体の厚さを算出する。
制御手段10は、厚さ検出装置100の各構成に動作を指示し、各構成の動作を制御する手段である。制御手段10は、搬送手段20の動作を制御することによって、記録媒体の移動(搬送など)を制御する。また、制御手段10は、検出手段30及び判断手段40の動作を制御することによって、搬送手段20のローラ対の離間距離を検出するか否かを判断する動作を制御する。更に、制御手段10は、検出手段30及び算出手段50の動作を制御することによって、記録媒体の厚さを検出及び算出する動作を制御する。
なお、制御手段10は、公知の技術のCPU(Central Processing Unit)及びメモリ等を含む演算処理装置で構成してもよい。また、制御手段10は、例えば後述する記憶手段60に予め記憶されているプログラム(制御プログラム、アプリケーション等)を用いて、厚さ検出装置100の各構成の動作を制御してもよい。更に、制御手段10は、I/F手段70(入力部など)から入力された情報等に基づいて、厚さ検出装置100の各構成の動作を制御してもよい。
搬送手段20は、ローラ対を用いて、記録媒体を搬送(移動)する手段である。搬送手段20は、図2に示すように、ローラ対として、第1のローラ21と第2のローラ22とを備える。また、搬送手段20は、本実施形態では、異なる直径の第1のローラ21と第2のローラ22とを用いる。更に、搬送手段20は、第1のローラ21を従動ローラとし、第2のローラ22を駆動ローラとする。
なお、本発明に用いることができる搬送手段は、ローラ対を構成する第1のローラ及び第2のローラのいずれか一方又は両方を回転することによって、記録媒体を搬送してもよい。ここで、駆動ローラ(第2のローラ22)の回転軸(22x)は、厚さ検出装置100の任意の位置に固定されている。従動ローラ(第1のローラ21)の回転軸(21x)は、記憶媒体の搬送方向に対して垂直な方向(可動方向)に、移動可能に支持されている。すなわち、従動ローラは、駆動ローラの回転に従動して回転され、搬送している記録媒体の厚さに応じて可動方向に変位する。
具体的には、本実施形態に係る搬送手段20は、図2(b)に示すように、第1のローラ21と第2のローラ22との間隙に記録媒体Msを挟んで、第1のローラ21及び/又は第2のローラ22を回転方向Rbに回転駆動する。これにより、搬送手段20は、第1のローラ21と第2のローラ22との間隙に挟んだ記録媒体Msを搬送方向Maに搬送することができる。
また、本実施形態に係る搬送手段20は、図2(b)に示すように、記録媒体Msの搬送時に、記録媒体Msの搬送方向Maに対して垂直な方向Mbに第1のローラ21を移動する。これにより、厚さ検出装置100は、後述する変位検出部32(検出手段30)を用いて、記録媒体Msの搬送時に、第1のローラ21の変位量(又は移動量)を検出することができる。なお、厚さ検出装置100は、第1のローラ21を駆動ローラとし、第2のローラ22を従動ローラとした場合に、変位検出部32を用いて、第2のローラ22の変位量(又は移動量)を検出してもよい。
検出手段30は、搬送手段20の温度及びローラ対の離間距離を検出する手段である。検出手段30は、搬送手段20の温度としてローラ対近傍の温度(雰囲気温度)を検出する温度検出部31と、搬送手段20の離間距離としてローラ対の間隙の変位量(以下、「変位量Dm」という。)を検出する変位検出部32と、を備える。
本実施形態に係る検出手段30は、温度検出部31を用いて、搬送手段20の雰囲気温度(又はローラ対近傍の温度)を検出する。これにより、検出手段30は、変位検出部32が検出を開始する開始時点を判断する情報を取得することができる。また、本実施形態に係る検出手段30は、変位検出部32を用いて、第1のローラ21の変位量Dmを検出する。これにより、検出手段30は、第1のローラ21と第2のローラ22との離間距離を検出することができる。
温度検出部31は、搬送手段20の雰囲気温度(又はローラ対近傍の温度)を検出する。温度検出部31は、本実施形態では、搬送手段20の雰囲気温度(又はローラ対近傍の温度)として、第1のローラ21、第2のローラ22、搬送されている記録媒体又は搬送路等の温度を検出する。温度検出部31は、例えばサーミスタなどの温度計を用いることができる。
具体的には、温度検出部31は、例えば図3に示すように、センサ部31tと温度電圧変換回路31c及びノイズフィルタ31f等で構成されるサーミスタ31を用いることができる。ここで、サーミスタとは、電気抵抗が温度で変化するもの(金属酸化物又は半導体など)を用いて、電気抵抗(又は出力電圧)を検出することによって温度を測定するセンサである。温度検出部31(検出手段30)は、本実施形態では、サーミスタ31が出力する出力電圧(アナログ電圧)を制御手段10(のアナログ端子)に入力する。このとき、制御手段10は、入力されたアナログ電圧をデジタル値に変換し、変換したデジタル値に基づいて温度を算出(検出)する。
なお、本発明に用いることができる温度検出部31は、上記のサーミスタ31に限定されるものではない。すなわち、温度検出部31は、その他の搬送手段20の雰囲気温度を検出することができるもの(装置、機器、手段など)を用いてもよい。
変位検出部32は、第1のローラ21と第2のローラ22との間隙の離間距離を検出するものである。変位検出部32は、本実施形態では、間隙の離間距離として、変位量Dmを検出する。また、変位検出部32は、後述する判断手段40が判断した判断結果(開始時点)に基づいて、変位量Dmの検出を開始する。変位検出部32は、例えばレバー式エンコーダセンサ、光学式(光学測距)センサ、磁気式(リニア)センサ、静電式センサ又は直動式(微小変位)センサなどを用いることができる。
ここで、レバー式エンコーダセンサとは、ローラ又はローラ軸(以下、この段落では「ローラ等」という。)に回動レバーを配置し、回動レバーの回動量(又は検出するエンコーダスケール)に基づいてローラ等の変位量を検出する方式のセンサ(検出器)である。光学式センサとは、ローラ等に光を照射し、ローラ等から反射した光を受光し、照射(発光)から受光までに要する時間に基づいてローラ等の変位量を検出する方式のセンサである。磁気式リニアセンサとは、ローラ等に磁石を備えるレバーを配置し、ホールICなどを用いて検出した磁石の位置(レバーの移動量、回動量など)に基づいてローラ等の変位量を検出する方式のセンサである。静電式センサとは、ローラ等の可動方向にローラ等との位置関係で静電容量が変動する部材を配置し、配置した部材の静電容量に基づいてローラ等の変位量を検出する方式のセンサである。直動式センサとは、ローラ等の移動量(変位量)をロードセンサ又はひずみケージなどで直接検出する方式のセンサ(検出器)である。
本実施形態に係る変位検出部32は、図2に示すように、第1のローラ21の回転軸21xに接続される。変位検出部32は、第1のローラ21の回転軸21xの位置(移動量)を検出することによって、第1のローラ21と第2のローラ22との離間距離の変位量Dmを検出する。また、変位検出部32は、第1のローラ21と第2のローラ22との間隙に記録媒体Msを挟んでいないとき(図2(a))、及び、その間隙に記録媒体Msを挟んでいるとき(図2(b))の第1のローラ21の回転軸21xの位置(移動量)を検出する。
なお、変位検出部32は、第2のローラ22の回転軸22xに接続されてもよい。このとき、変位検出部32は、回転軸22xの位置を検出することによって、第1のローラ21と第2のローラ22との間隙の離間距離の変位量Dmを検出することができる。
また、本実施形態に係る変位検出部32は、第1のローラ21を回転しながら、第1のローラ21の複数の回転位置(複数の位相)に対応する回転軸21xの複数の位置(移動量)を検出することができる。変位検出部32は、例えば図6に示すように、第1のローラ21の回転を開始してから任意の時間(図中の横軸t)経過時の第1のローラ21(の回転軸21x)の位置(図中の縦軸Dm)を時系列に検出することができる。
判断手段40は、変位検出部32の検出を開始する開始時点を判断する手段である。判断手段40は、温度検出部31が検出した温度に基づいて、変位検出部32が検出を開始する開始時点を判断する。また、判断手段40は、温度検出部31が検出した温度に基づいて搬送手段20の温度変化量を判断し、判断した温度変化量に基づいて開始時点を判断してもよい。ここで、判断手段40は、温度検出部31が間隙に記録媒体を挟んでいないとき及び挟んでいるときの温度を夫々検出した場合に、記録媒体を挟んでいないときと挟んでいるときの搬送手段20の温度を用いて温度変化量を判断してもよい。更に、判断手段40は、判断した温度変化量が所定の値以上になった時点を開始時点であると判断してもよい。
ここで、所定の値とは、搬送手段20の仕様(例えば熱膨張率)に対応する値とする。また、所定の値を、記録媒体の種類、検出手段30及びその他厚さ検出装置100の仕様に更に対応する値とすることができる。更に、所定の値を、実験又は数値計算等で予め定められる値とすることができる。なお、判断手段40は、I/F手段70によって入力された情報又は記憶手段60に記憶されている情報(例えば所定の値に関する情報)を用いて、判断してもよい。
また、判断手段40は、本実施形態では、判断した温度変化量が所定の値以上になった時点を、記録媒体を挟んでいないときの離間距離の検出(更新)を開始する開始時点であると判断する。すなわち、判断手段40は、判断した温度変化量が所定の値以上になったときに、記録媒体を挟んでいないときの離間距離の値(以下、「基準値」という。)を更新するために、再度、記録媒体を挟んでいないときのローラ対の離間距離(の基準値)を検出する。なお、離間距離の基準値を更新する動作は、後述する(厚さを検出する動作)で説明する。
算出手段50は、検出手段30が検出した離間距離に基づいて、記録媒体の厚さ(以下、「厚さTm」という。)を算出する手段である。算出手段50は、本実施形態では、変位検出部32が検出した複数の変位量Dmに基づいて、厚さTmを算出する。また、算出手段50は、検出した複数の変位量Dmを用いて、第1のローラ21と第2のローラ22との間隙に記録媒体を挟んでいないとき及び挟んでいるときの複数の変位量Dmの平均値(例えば図6のDo1、Dm1、Do2、Dm2)を算出することができる。更に、算出手段40は、夫々算出した平均値(例えば図6のDo1及びDm1、又は、Do2及びDm2)を比較することによって、記録媒体の厚さTm(例えば図6のTm1又はTm2)を算出してもよい。算出手段40は、例えば夫々算出した平均値の差分を記録媒体の厚さTm(例えば図6のDm1−Do1、又は、Dm2−Do2)とすることができる。
記憶手段60は、厚さ検出装置100に関する情報(例えば「動作に関する情報」、「状態に関する情報」又は「処理に関する情報」)などを記憶する手段である。記憶手段60は、公知の技術(ハードディスク、メモリ、ROM、RAM、DVDなど)を用いることができる。
I/F手段70は、厚さ検出装置100と厚さ検出装置100外部とで情報(例えば電気信号)の入出力を行う手段である。I/F手段70は、厚さ検出装置100の動作に関する情報などを外部装置(PCなど)から入力することができる。また、I/F手段70は、厚さ検出装置100の動作に関する情報などを外部装置(PCなど)に出力することができる。I/F手段70は、ユーザーによって、厚さ検出装置100外部から情報(記録媒体の情報など)を入力される入力部(例えば操作パネルなどのユーザーインターフェース)を含むことができる。また、I/F手段70は、厚さ検出装置100外部に情報を出力(表示)する出力部(例えばタッチパネルなどの表示部)を含むことができる。
(厚さ検出装置の機能)
図4に、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100の機能の一例を説明する機能ブロック図を示す。
図4に示すように、厚さ検出装置100(図1)は、本実施形態では、I/F手段70を用いて取得した(入力された)厚さ検出装置100の動作に関する情報(以下、「動作指示」という。)を制御手段10に出力する(図中のB01)。なお、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100は、厚さ検出装置100を画像形成装置等に搭載する場合に、画像形成指示(印刷要求、印刷ジョブ)等に関する情報に対応して、「動作指示」を出力してもよい。
制御手段10は、入力された「動作指示」に基づいて、厚さ検出装置100の動作を制御する(B02)。具体的には、制御手段10は、「動作指示」が「記録媒体の厚さを検出する動作に関する指示」である場合に、「搬送指示」を搬送手段20に出力する。また、制御手段10は、「動作指示」が「記録媒体の厚さを検出する動作に関する指示」である場合に、「検出指示」を検出手段30に出力する。更に、制御手段10は、「動作指示」が「記録媒体の厚さを検出する動作に関する指示」である場合に、「算出指示(不図示)」を算出手段50に出力する。
更に、制御手段10は、本実施形態では、「動作指示」が「記録媒体の厚さを検出する動作に関する指示」である場合に、「判断指示」を判断手段40に出力する。なお、制御手段10又はI/F手段70(B01)は、「動作指示」等を記憶手段60に更に出力してもよい。
搬送手段20は、入力された「搬送指示」に基づいて、記録媒体を搬送する(B03)。具体的には、搬送手段20は、「搬送指示」に応じて、ローラ対(第1のローラ21及び第2のローラ22)に記録媒体を挟んで、且つ、第1のローラ21及び/又は第2のローラ22を回転駆動することによって、記録媒体を搬送する(図2)。
検出手段30は、入力された「検出指示」に基づいて、温度検出部31を用いて、搬送手段20の雰囲気温度(ローラ対近傍の温度など)を検出する(B04)。次いで、検出手段30は、検出した温度(「温度データ」)を判断手段40に出力する。また、検出手段30は、後述する判断手段40から入力された「判断データ」に基づいて、第1のローラ21と第2のローラ22との離間距離(変位量Dm)を検出する(B06)。次いで、検出手段30は、検出した離間距離(「変位データ」)を算出手段50に出力する。更に、検出手段30は、検出した温度データ及び変位データなど(「検出データ」)を記憶手段60に出力する。
判断手段40は、温度検出部31から入力された「温度データ」に基づいて、変位検出部32が検出を開始する開始時点(例えば基準値を更新する時点)を判断する(B05)。また、判断手段50は、判断した判断結果(以下、「判断データ」という。)を検出手段30(変位検出部32)に出力する。なお、判断手段40は、記憶手段60に記憶されている情報等を更に用いて、判断してもよい。
算出手段50は、入力された「変位データ」に基づいて、記録媒体の厚さTmを算出する(B07)。また、算出手段50は、算出した算出結果(以下、「算出データ」という。)を記憶手段60及び/又は制御手段10に出力する。なお、算出手段50は、記憶手段60に記憶されているプログラム、数式等を更に用いて、記録媒体の厚さTmを算出してもよい。
記憶手段60は、搬送手段20の動作に関する情報、検出手段30の「検出データ」、判断手段40の「判断データ」及び算出手段50の「算出データ」等を記憶する(B08)。また、記憶手段60は、I/F手段70を用いて、記憶している情報を出力することができる。
(厚さを検出する動作)
本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100が記録媒体の厚さを検出する動作の一例を、図5及び図6を用いて説明する。
先ず、図5に示すように、本実施形態に係る厚さ検出装置100は、ステップS01において、検出手段30(温度検出部31及び変位検出部32)を用いて、搬送手段20(図2(a))の温度及び離間距離を検出する(基準値検出ステップ)。ここで、厚さ検出装置100は、基準値として、ローラ対に記録媒体を挟んでいない状態(図6のt1)の搬送手段20の雰囲気温度(ローラ対近傍の温度)T1及び離間距離(図6のDo1)を検出する。その後、厚さ検出装置100は、ステップS02に進む。
ステップS02において、厚さ検出装置100は、搬送手段20を用いて、ローラ対に記録媒体を挟んだ状態でローラ対を回転し、記録媒体の搬送を開始する(図2(b)、(図6のt1m))。開始後、厚さ検出装置100は、ステップS03に進む。
ステップS03において、厚さ検出装置100は、制御手段10を用いて、記録媒体の厚さTmを検出するか否かを判断する。具体的には、制御手段10は、I/F手段70によって入力された情報(ユーザーによって入力された情報)等に基づいて、記録媒体の厚さTmを検出するか否かを判断することができる。記録媒体の厚さTmを検出する場合には、厚さ検出装置100は、ステップS04に進む。それ以外の場合には、厚さ検出装置100は、図中のENDに進み、記録媒体の厚さTmを検出する動作を中止する。
ステップS04において、厚さ検出装置100は、温度検出部31を用いて、搬送手段20(図2(b))の温度を検出する(経時検出ステップ)。ここで、厚さ検出装置100は、ローラ対に記録媒体を挟んでいる状態(図6のt1m又はt2m)の搬送手段20の雰囲気温度T2を検出する。その後、厚さ検出装置100は、ステップS05に進む。
ステップS05において、厚さ検出装置100は、判断手段40を用いて、ステップS01で検出した離間距離(図6の基準値Do1)を更新するか否かを判断する(判断ステップ)。具体的には、判断手段40は、ステップS04で検出した雰囲気温度T2とステップS01で検出した雰囲気温度T1とを比較することによって、基準値Do1を更新するか否かを判断することができる。ここで、判断手段40は、雰囲気温度T2と雰囲気温度T1との差分(温度変化量)が所定の値以上になったときに、離間距離の値(図6の基準値Do1)を更新すると判断してもよい。
離間距離(基準値Do1)を更新する場合には、厚さ検出装置100は、ステップS06に進む。それ以外の場合には、厚さ検出装置100は、ステップS07に進む。
ステップS06において、厚さ検出装置100は、変位検出部32を用いて、離間距離の値(基準値Do1)を更新するために、再度、記録媒体を挟んでいないときの離間距離(図6の基準値Do2)を検出する(図6のt2)。その後、厚さ検出装置100は、ステップS07に進む。
ステップS07において、厚さ検出装置100は、変位検出部32を用いて、記録媒体を挟んでいるときの離間距離(図6の変位量Dm1又はDm2)を検出する(図6のt1m又はt2m)。その後、厚さ検出装置100は、ステップS08に進む。
ステップS08において、厚さ検出装置100は、算出手段50を用いて、ステップS01で検出した基準値Do1又はステップS06で更新した基準値Do2とステップS07で検出した変位量Dm1又はDm2とを用いて、記録媒体の厚さTmを算出する(厚さ算出ステップ)。算出手段50は、記録媒体の厚さTmとして、例えば図6のTm1又はTm2を算出することができる。その後、厚さ検出装置100は、ステップS09に進む。
ステップS09において、厚さ検出装置100は、記憶手段60等を用いて、雰囲気温度T1を更新する。具体的には、厚さ検出装置100は、ステップS04で検出した雰囲気温度T2を雰囲気温度T1として記憶する。その後、厚さ検出装置100は、ステップS10に進む。
ステップS10において、厚さ検出装置100は、制御手段10を用いて、記録媒体の厚さを検出する動作を終了するか否かを判断する。具体的には、制御手段10は、I/F手段70によって入力された情報等に基づいて、記録媒体の厚さを検出する動作を終了するか否かを判断することができる。記録媒体の厚さを検出する動作を終了する場合には、厚さ検出装置100は、図中のENDに進む。それ以外の場合には、厚さ検出装置100は、ステップS04に戻る。
(厚さ検出方法のプログラム、及び、そのプログラムを記録した記録媒体)
本発明の実施形態に係る厚さ検出方法のプログラムPrによれば、第1のローラと第2のローラとの間隙に記録媒体を挟んでいないときの前記間隙の離間距離の基準値及び前記間隙近傍の温度の基準値を検出する基準値検出ステップと、前記間隙に前記記録媒体を挟んでいるときの前記離間距離の変位量及び前記温度の変化量を検出する経時検出ステップと、前記基準値検出ステップ及び前記経時検出ステップで検出した前記温度の基準値及び前記変化量に基づいて、前記離間距離の基準値を更新するか否かを判断する判断ステップと、前記基準値検出ステップ及び前記経時検出ステップで検出した前記離間距離の基準値及び前記変位量に基づいて、前記記録媒体の厚さを算出する厚さ算出ステップとを含む、ことを特徴とする厚さ検出方法を実行する。この構成によれば、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100と同等の効果が得られる。
また、本発明は、上記プログラムPrを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体Mdとしてもよい。上記プログラムPrを記録した記録媒体Mdは、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disk−ROM)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)及びその他コンピュータ読み取り可能な媒体、並びに、フラッシュメモリ、RAM、ROM等の半導体メモリ、メモリーカード、HDD(Hard Disc Drive)及びその他コンピュータ読み取り可能なものを用いることができる。
以上により、本発明の実施形態に係る厚さ検出装置100によれば、搬送手段20の雰囲気温度(ローラ対近傍の温度)に基づいてローラ対の離間距離を検出する時点(開始時点)を判断し、判断した時点に基づいて離間距離を検出することができる。また、厚さ検出装置100によれば、搬送手段20の雰囲気温度に基づいて判断した時点で離間距離を検出することができるので、温度上昇によってローラ対の離間距離が変化したときに、ローラ対に記録媒体を挟んでいないときの離間距離(基準値)を検出(更新)することができる。すなわち、厚さ検出装置100によれば、温度上昇によってローラ対の離間距離が変化したときのみに、離間距離の基準値を更新するためにローラ対の離間距離を検出する。
これにより、本実施形態に係る厚さ検出装置100によれば、複数回又は定期的に記録媒体の厚さを検出する場合に、ローラ対に記録媒体を挟んでいないときの離間距離(基準値)を検出する回数を低減することができる。このため、厚さ検出装置100によれば、記録媒体の厚さを検出するのに要する時間を短縮することができる。また、厚さ検出装置100によれば、搬送手段20の温度が上昇したときでも、ローラ対に記録媒体を挟んでいないときの離間距離(基準値)を検出(更新)することができるので、更新した基準値に基づいて記録媒体の厚さを検出(算出)することができる。このため、厚さ検出装置100によれば、ローラ対(第1のローラ及び第2のローラ)が偏心した場合でも、ローラ対に記録媒体を挟んでいないとき及び挟んでいるときの離間距離を検出することができるので、記録媒体の厚さを算出(検出)することができる。
実施形態の厚さ検出装置100を含む画像形成装置の実施例を用いて、本発明を説明する。ここで、画像形成装置とは、本実施例では、記録媒体の表面に画像を形成するもの(装置、機器、ユニットなど)である。
(画像投射装置の構成)
図7を用いて、本実施例に係る画像形成装置200の構成を説明する。なお、本実施例に係る画像形成装置200の構成は実施形態に係る厚さ検出装置100の構成を含むため、異なる部分を主に説明する。
図7に示すように、本実施例に係る画像形成装置200は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段80と、記録媒体を給紙(搬入など)する給紙手段81と、原稿に記載(形成)された画像(画像データ)を読み取る画像読取手段82と、原稿を搬送する原稿搬送手段83などを有する。ここで、画像形成装置200は、本実施例では、実施形態に係る厚さ検出装置100を給紙手段81に備える。画像形成装置200は、例えば給紙手段81の搬送ローラ247に厚さ検出装置(100等)を備えることができる。
画像形成手段80は、記録媒体の表面に画像を形成する手段である。画像形成手段80は、無端ベルトである中間転写ベルト210と、中間転写ベルト210表面に転写するトナー像を生成する作像ユニット220とを備える。また、画像形成手段80は、中間転写ベルト210表面のトナー像を記録媒体表面に転写する2次転写ユニット222と、記録媒体表面の転写画像(トナー像)を定着(固定)する定着ユニット225などを備える。
中間転写ベルト210は、例えば複層ベルトを用いることができる。中間転写ベルト210は、伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料を伸びにくい材料(帆布など)に配置した基層に弾性層(平滑性のよいコート層など)を積層した複層ベルトを用いてもよい。ここで、弾性層は、例えばフッ素系ゴム又はアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムの表面にフッ素樹脂をコーティングしたコート層を用いることができる。
中間転写ベルト210は、本実施例では、3つの支持ローラ214〜216に掛けられて、支持される。また、中間転写ベルト210は、支持ローラ214等を時計廻りに回転することによって、時計廻りに旋回(回動駆動)される。
作像ユニット220は、本実施例では、形成する画像に対応するトナー像(静電潜像)を生成する感光体ユニット(感光体ドラムなど)240と、感光体ユニット240を帯電する帯電ユニット218と、感光体ユニット240にトナー像を現像する現像ユニット221とを有する。また、作像ユニット220は、感光体ユニット240を清掃するクリーニングユニットを有する。
作像ユニット220は、本実施例では、各色(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C))に対応する感光体ユニット240等を備える。また、感光体ユニット240等は、第1の支持ローラ214と第2の支持ローラ215との間の中間転写ベルト210の移動方向に沿って、中間転写ベルト210に対向した位置に配置される。なお、作像ユニット220は、例えばICタグを備えるもの、又は、画像形成装置200に脱着可能なものを用いてもよい。
現像ユニット221は、各色の感光体ユニット240(感光体ドラムの表面)にレーザ光を照射する。これにより、現像ユニット221は、各色の感光体ユニット240(感光体ドラムの表面)に各色の画像に対応した静電潜像を生成することができる。
2次転写ユニット222は、中間転写ベルト210上のトナー像(カラー画像)を記録媒体上に転写する。2次転写ユニット222は、中間転写ベルト210上のトナー像を転写される2次転写ベルト224と、画像形成後の中間転写ベルト210上に残留する残留トナーを除去するクリーニングユニット217などを備える。
2次転写ベルト224は、中間転写ベルト210上のトナー像を転写される。また、2次転写ベルト224は、転写されたトナー像を記録媒体上に転写する。2次転写ベルト224は、本実施例では、無端ベルトを用いる。また、2次転写ベルト224は、2つのローラ223に掛け渡されている。更に、2次転写ベルト224は、第3の支持ローラ216に押し上げられた中間転写ベルト210の一部と当接するように配置されている。
クリーニングユニット217は、トナー像を転写した後の中間転写ベルト210上に残留する残留トナーを除去する。クリーニングユニット217は、本実施例では、第3の支持ローラ216の旋回方向に対して下流側に配置されている。
定着ユニット225は、記録媒体上の転写画像(トナー像)を定着(固定)する。定着ユニット225は、本実施例では、2次転写ベルト224の下流側(記録媒体の搬送方向に対して下流側)に配置されている。ここで、定着ユニット225は、無端ベルトの定着ベルト226及び可動する加圧ローラ227を備える。定着ユニット225は、定着ベルト226を用いて記録媒体を加熱し、加圧ローラ227を用いて記録媒体を加圧する。これにより、定着ユニット225は、記録媒体上のトナー像を溶融した後に、固定することができる。
給紙手段81は、画像が形成される記録媒体を給紙(搬入など)する手段である。給紙手段81は、画像形成前の記録媒体を収納する給紙トレイ244と、給紙トレイ244に収納された記録媒体を搬入する給紙ローラ245、給紙路246、搬送ローラ247及びレジストローラ249などを有する。また、給紙手段81は、ユーザーが手差しで記録媒体を配置する手差しトレイ251(及び分離ローラ250など)と、記録媒体の両面に画像を形成するために記録媒体を反転する反転ユニット228などを更に有する。なお、給紙手段81は、記録媒体が好適に搬送されているか否か、又は、搬送ジャム(紙詰まり)が発生していないか否かなどを検出する搬送センサ(実施形態に係る厚さ検出装置100など)を給紙路246等に更に配置してもよい。
給紙トレイ244は、媒体センサ(例えばフォトセンサ)を搭載してもよい。これにより、画像形成装置200は、媒体センサを用いて、給紙トレイ244に収納されている記録媒体の有無、残量、サイズ及び向き、並びに、各トレイが画像形成装置200に正しく装着されているか否か等を検出することができる。
レジストローラ249は、接地してもよい。また、画像形成装置200は、記録媒体の紙粉などを除去するために、レジストローラ249を用いて、記録媒体にバイアス電圧を印加してもよい。
なお、レジストローラ249は、例えば導電性ゴムローラを用いることができる。また、レジストローラ249は、例えば直径18mmの円筒形で、表面を厚さ1mmの導電性NBRゴムで覆われる構成としてもよい。ここで、レジストローラ249の電気抵抗は、前記構成でゴム材の体積抵抗である109Ωcm程度である。
また、バイアスを印加したレジストローラ249を通過した後の記録媒体の表面は、若干マイナスに帯電される。このため、画像形成装置200は、レジストローラ249に印加したバイアス電圧に応じて、中間転写ベルト210のトナー像を転写する側(表側)に電圧を印加してもよい。更に、画像形成装置200は、レジストローラ249にバイアス電圧を印加した場合に、記録媒体の裏面に当接する転写ローラ262に電圧を印加してもよい。画像形成装置200は、例えば中間転写ベルト210に−800V程度、及び、例えば転写ローラ262に+200V程度の電圧を印加してもよい。
反転ユニット228は、記録媒体の裏面に画像を形成するために、表面に画像を形成された記録媒体を反転して搬出する。反転ユニット228は、2転写ユニット222及び定着ユニット225の例えば下方に配置することができる。
画像読取手段82は、原稿に記載された画像(画像データ)を読み取る(取得する)手段である。画像読取手段82は、コンタクトガラス232上に配置された原稿を読み取る。
具体的には、画像読取手段82は、本実施例では、第1キャリッジ233及び第2キャリッジ234を用いて、画像が形成された原稿の表面を走査する。このとき、画像読取手段82は、第1キャリッジ233に搭載した光源を用いて、コンタクトガラス232の方向に光(走査光)を照射する。また、画像読取手段82は、原稿の表面で反射した反射光を第1キャリッジ233に搭載した第1ミラーで反射する。次いで、画像読取手段82は、第1ミラーで反射した反射光を第2キャリッジ234に搭載したミラーで更に反射する。更に、画像読取手段82は、第2キャリッジ234に搭載したミラーで反射した反射光を結像レンズ235に透過し、読取りセンサ236(例えばCCD、イメージセンサ)に結像する。
これにより、画像読取手段82(画像形成装置200)は、読取りセンサ236を用いて、結像した画像に対応する画像データ(画像信号、画素出力信号)を取得することができる。また、画像読取手段82は、取得した画像データに基づいて、各色(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C))に対応する各色の画像データを生成することができる。
原稿搬送手段83は、原稿給紙台230に配置された原稿をコンタクトガラス232上に搬送する手段である。原稿搬送手段83は、本実施例では、原稿自動搬送装置(ADF)を用いる。
(画像を形成する動作)
本発明の実施例に係る画像形成装置200が記録媒体に画像を形成する動作を、図7を用いて説明する。
先ず、本実施例に係る画像形成装置200は、操作部ユニット(図1のI/F手段70)のスタートスイッチを押されると、原稿搬送手段83を用いて、原稿給紙台230に配置された原稿をコンタクトガラス232上に搬送する。次いで、画像形成装置200は、画像読取手段82を用いて、コンタクトガラス232上に搬送された原稿に記載された画像を読み込む。このとき、画像形成装置200は、読取りセンサ236で取得した画像データに基づいて、各色(例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C))に対応する各色の画像データを取得する。
また、画像形成装置200は、中間転写ベルト210の旋回(回動駆動)を開始する。また、画像形成装置200は、作像ユニット220の作像準備を開始する。
更に、画像形成装置200は、各色の作像シーケンスを開始し、各色の感光体ドラム(感光体ユニット240)に、現像ユニット221を用いて各色に対応する画像データに基づいて変調された露光レーザ(照射光)を照射する。次いで、画像形成装置200は、各色に対応するトナー像を中間転写ベルト210上に重畳して転写する。これにより、画像形成装置200は、フルカラーのトナー像を中間転写ベルト210上に形成することができる。
一方、画像形成装置200は、給紙手段81を用いて、画像を形成する記録媒体を搬送する。具体的には、給紙手段81(画像形成装置200)は、給紙ローラ242の1つを回転し、給紙ユニット243に多段で保持された給紙トレイ244の1つから記録媒体を取り出す。また、給紙手段81は、分離ローラ245を用いて記録媒体を1枚だけ分離し、搬送ローラ247等を用いて分離した記録媒体を搬入し、搬入した記録媒体をレジストローラ249に突き当てて、停止させる。
なお、画像形成装置200は、上記の給紙トレイ244に収納された記録媒体と同様に、手差しトレイ251に差し込まれた記録媒体を搬送(給紙)してもよい。具体的には、給紙手段81(画像形成装置200)は、ユーザーが手差しトレイ251に記録媒体を差し込んだ場合に、分離ローラ250を回転して、手差しトレイ251の記録媒体の1枚を分離する。次いで、給紙手段81は、手差し給紙路253に分離した記録媒体を引き込み、レジストローラ249に突き当てて停止させる。
ここで、本実施例に係る画像形成装置200は、実施形態に係る厚さ検出装置100を給紙手段81の搬送ローラ247に備えることができる。このため、本実施例に係る画像形成装置200は、搬送ローラ247の2つのローラ(ローラ対)の間に記録媒体を挟んだときに、記録媒体の厚さTmを検出することができる。また、画像形成装置200は、搬送ローラ247(厚さ検出装置100)を用いて、記録媒体の厚さTmを検出することができるので、検出した厚さTmに基づいて記録媒体の搬送状態を判断することができる。画像形成装置200は、搬送状態として、例えば重送状態であるか否か、又は、搬送ジャム(紙詰まり)が発生していないか否かなどを判断することができる。
その後、画像形成装置200は、中間転写ベルト210上のトナー画像の先端が2次転写ユニット222に進入するタイミングに対応して、レジストローラ249に停止している記録媒体を2次転写ユニット222に搬入する。次いで、画像形成装置200は、画像形成手段80を用いて、中間転写ベルト210上のトナー像を記録媒体表面に転写する。その後、画像形成装置200は、トナー像が転写された記録媒体を定着ユニット225に搬出する。次いで、画像形成装置200は、定着ユニット225を用いて、記録媒体上のトナー像を溶融固定(定着処理)する。
更にその後、画像形成装置200は、切換爪255を用いて、定着ユニット225で定着処理された記録媒体を排出ローラ256に案内し、排紙トレイ257に排出する。なお、画像形成装置200は、切換爪255を用いて、記録媒体を反転ユニット228に案内し、次いで記録媒体の裏面に画像を形成した後に、記録媒体を排紙トレイ257に排出してもよい。
以上より、本発明の実施例に係る画像形成装置200によれば、搬送ローラ247の2つのローラ(ローラ対)の間に記録媒体を挟んだ状態で搬送ローラ247を回転することによって、記録媒体を搬送することができる。また、画像形成装置200によれば、搬送ローラ247の2つのローラの間に記録媒体を挟んで搬送することができるので、記録媒体を搬送する際に記録媒体の厚さTmを検出することができる。更に、画像形成装置200によれば、搬送している記録媒体の厚さTmを検出することができるので、検出した厚さTmに基づいて記録媒体の搬送状態を判断することができる。
また、本発明の実施例に係る画像投射装置200によれば、実施形態に係る厚さ検出装置100と同様の効果を得ることができる。
以上により、本発明の好ましい厚さ検出装置及び画像形成装置に係る実施形態及び実施例について説明したが、本発明は、上述した実施形態及び実施例に制限されるものではない。また、本発明は、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変形又は変更することが可能である。
100 : 厚さ検出装置
200 : 画像形成装置
20 : 搬送手段(ローラ対)
21 : 第1のローラ
22 : 第2のローラ
30 : 検出手段
31 : 温度検出部
32 : 変位検出部
40 : 判断手段
50 : 算出手段
80 : 画像形成手段
Pr : プログラム
Md : プログラムPrを記録した記録媒体
Do、Do1、Do2: 離間距離の基準値
Dm、Dm1、Dm2: 離間距離の変位量
T1、T2: 搬送手段の雰囲気温度(ローラ対近傍の温度)
Tm、Tm1、Tm2 : 記録媒体の厚さ
特開2009−234698号公報

Claims (7)

  1. 第1のローラ及び/又は第2のローラを回転駆動することによって、前記第1のローラと前記第2のローラとの間隙に挟んだ記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記間隙に前記記録媒体を挟んでいないときの該搬送手段の温度である第1の温度と、前記間隙に前記記録媒体を挟んでいるときの該搬送手段の温度である第2の温度とを検出する温度検出部と、
    前記間隙に前記記録媒体を挟んでいないときの前記間隙の離間距離である基準値と、前記間隙に前記記録媒体を挟んでいるときの前記間隙の離間距離である変位量とを検出する変位検出部と、
    前記温度検出部が検出した前記第2の温度と前記第1の温度の差分が所定の値以上になった場合に、前記間隙に前記記録媒体を挟んでいないときの前記間隙の離間距離の検出を前記変位検出部が開始する開始時点を判断する判断手段と、
    前記差分が所定の値より小さい場合は、前記基準値と前記変位量に基づいて、前記記録媒体の厚さを算出し、前記差分が所定の値以上である場合は、前記開始時点に基づいて前記変位検出部が検出した新たな基準値と前記変位量に基づいて前記記録媒体の厚さを算出する算出手段と
    を有する、ことを特徴とする厚さ検出装置。
  2. 前記搬送手段は、前記判断手段が前記開始時点であると判断したときに、前記間隙に前記記録媒体を挟まないで、前記第1のローラ及び/又は前記第2のローラを回転駆動し、
    前記変位検出部は、前記判断手段が前記開始時点であると判断したときに、前記間隙に前記記録媒体を挟まないで回転している前記搬送手段の前記離間距離を検出する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の厚さ検出装置。
  3. 前記変位検出部は、レバー式エンコーダセンサ、光学式センサ、磁気式センサ、静電式センサ又は直動式センサを用いる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の厚さ検出装置。
  4. 請求項1又は2に記載の厚さ検出装置を含む画像形成装置。
  5. 第1のローラと第2のローラとの間隙に記録媒体を挟んでいないときの前記間隙近傍の温度である第1の温度を検出する第1の温度検出ステップと、
    前記第1のローラと前記第2のローラとの間隙に記録媒体を挟んでいないときの前記間隙の離間距離の基準値を検出する基準値検出ステップと
    前記間隙に前記記録媒体を挟んでいるときの前記間隙の近傍の温度である第2の温度を検出する第2の温度検出ステップと、
    前記間隙に前記記録媒体を挟んでいるときの前記離間距離の変位量を検出する変位量検出ステップと、
    前記第2の温度と前記第1の温度の差分が所定の値以上になった場合に、前記間隙に前記記録媒体を挟んでいないときの前記間隙の離間距離の検出を開始させる開始時点を判断する判断ステップと、
    前記差分が所定の値より小さい場合は、前記基準値と前記変位量に基づいて、前記記録媒体の厚さを算出し、前記差分が所定の値以上である場合は、前記開始時点に基づいて検出した新たな基準値と前記変位量に基づいて前記記録媒体の厚さを算出する算出ステップと、
    を有する、ことを特徴とする厚さ検出方法。
  6. 請求項に記載の厚さ検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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