JP2008299102A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトに斜行が生じるときにより確実に対応することが可能な画像形成装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】制御部の判断部は転写状態変更要因を検出すると(S301)、ベルト斜行状態の予測を行う(S302)。そして、予測した位置ずれ量に応じて、画像形成ユニットの各々のレーザ露光器に対して、感光体ドラムに書き込みを開始する書き込み開始位置の変更指示を行う(S303)。判断部は、ベルト斜行が安定したか否かを判断し(S304)、ベルト斜行がまだ安定していないと判断すると、S302に戻り、安定していると判断すると、判断部は、斜行変動プロファイルの作成を行い(S305)、斜行変動プロファイルの更新を行う(S306)。更新された斜行変動プロファイルは、次回のベルト斜行状態の予測に用いられる。
【選択図】図12

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置及びプログラムに関するものである。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置のなかには、無端状の中間転写ベルト、感光体ベルト又は用紙搬送ベルトを用いて多色(カラー)画像を形成するカラー画像形成装置がある。そして、温度、湿度、用紙サイズ、用紙種類、画像のサイズ、画像の濃度等の外乱によって、ベルトに斜行が発生した場合に対応する技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1は、 複数のロールによって張架搬送される無端状のベルト部材を用いて、画像形成手段によって画像を形成する画像形成装置において、無端状ベルト部材が当該無端状ベルト部材の搬送方向に対して傾斜した状態で搬送されることを検出する斜行検出手段と、斜行検出手段によって無端状ベルト部材の斜行が検出された場合に、斜行検出手段によって検出された無端状ベルト部材の斜行量に基づいて、画像形成手段により画像の歪みを補正する画像補正手段と、を備えた構成が開示されている。
特開2006−276427号公報
ここで、ベルトの斜行状態が急激に変化するときには、従来の技術では画像補正が遅れてしまい、確実な対応をすることが困難である。
本発明の目的は、ベルトに斜行が生じるときにより確実に対応することが可能な画像形成装置及びプログラムを提供することにある。
本発明が適用される画像形成装置は、感光体と、前記感光体に静電潜像を書き込む露光器と、前記感光体に書き込まれた静電潜像を現像剤で現像してトナー像を前記感光体に形成する現像器と、回転可能に支持され、前記感光体に形成されるトナー像が当該感光体から外周面又は当該外周面で保持搬送される記録材に転写されるベルト部材と、前記ベルト部材が幅方向に斜行する際の時間経過に伴う当該ベルト部材の動き方を表す情報を記憶する記憶部と、前記記憶部により記憶される前記情報を用いて、前記ベルト部材の幅方向に対応する前記感光体の方向で前記露光器が前記感光体に書き込む位置を制御する制御手段と、を含むものである。
ここで、前記ベルト部材が斜行する際の時間経過に伴う位置ずれ量を計測する計測手段を更に含み、前記記憶部により記憶される前記情報は、前記計測手段により計測された前回の計測値に基づくものであることを特徴とすることができる。また、前記記憶部により記憶される前記情報は、前記トナー像を転写する際の転写電流値に対応する位置ずれ量であり、前記制御手段は、前記トナー像を転写する際の転写電流に応じて制御することを特徴とすることができる。また、前記記憶部により記憶される前記情報は、前記トナー像の画像密度に対応する位置ずれ量であり、前記制御手段は、前記トナー像の画像密度に応じて制御することを特徴とすることができる。
また、本発明が適用されるプログラムは、感光体に露光器が書き込んだ静電潜像を現像して形成したトナー像をベルト部材又は当該ベルト部材に保持される記録材に転写する画像形成装置が備えるコンピュータ装置に、前記ベルト部材が幅方向に斜行する際の時間経過に伴って当該ベルト部材が動く動き方を表す情報を取得して記憶する記憶機能と、前記記憶機能により記憶される前記情報を用いて、前記ベルト部材の幅方向に対応する前記感光体の方向での前記露光器が書き込む前記感光体の位置を制御する制御機能と、を実現させるものである。
ここで、前記記憶機能は、前記ベルト部材が斜行する際の時間経過に伴う位置ずれ量を計測した値を前記情報として取得することを特徴とすることができる。
請求項1によれば、ベルトに斜行が生じるときに、本発明を適用しない場合と比べて、より確実に対応することが可能になる。
請求項2によれば、請求項1の場合よりも確実に対応することが可能になる。
請求項3によれば、請求項1の場合よりも確実に対応することが可能になる。
請求項4によれば、請求項1の場合よりも確実に対応することが可能になる。
請求項5によれば、ベルトに斜行が生じるときに、本発明を適用しない場合と比べて、より確実に対応することが可能になる。
請求項6によれば、請求項5の場合よりも確実に対応することが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置1を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置1は、所謂タンデム型の画像形成装置であって、例えば電子写真方式にて各色成分のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット10(10Y,10M,10C,10K)を備えている。また、画像形成装置1は、各画像形成ユニット10にて形成された各色成分トナー像を順次転写(一次転写)して保持させる中間転写体である中間転写ベルト(トナー像の担持体)15と、中間転写ベルト15上に転写された重ね画像を転写材としての用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写装置20と、を備えている。また、画像形成装置1は、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置30と、各装置(各部)の動作を制御する制御部40と、各種の情報が保存される記憶部41と、を備えている。なお、制御部40を例えばCPUで構成することができ、また、記憶部41を例えばメモリで構成することができる。
本実施の形態において、各画像形成ユニット10は、矢印Aの方向に回転する感光体ドラム11の周囲に、これらの感光体ドラム11が帯電される帯電器12と、感光体ドラム11上に静電潜像が書込まれるレーザ露光器13(図中露光ビームを符号Bmで示す)と、各色成分トナーが収容されて感光体ドラム11上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置14と、感光体ドラム11上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト15に転写する一次転写ロール16と、感光体ドラム11上の残留トナーが除去されるドラムクリーナ17等との電子写真用デバイスが順次配設されている。これらの画像形成ユニット10は、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)、黒(K色)の順に略直線状に配置されている。
中間転写ベルト15としては、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたものが用いられ、その体積抵抗率が106〜1014Ω・cmとなるように形成されており、中間転写ベルト15は、厚みが例えば0.08mm程度のフィルム状の無端ベルトで構成されている。中間転写ベルト15は、各種ロールによって図1に示すB方向に所定の速度で循環駆動(回動)可能に構成されている。この各種ロールとしては、図示しないモータにより駆動されて中間転写ベルト15を回動させる駆動ロール31と、後述する色ずれ検知センサ42に対して中間転写ベルト15の平面性を保つ為のアイドラロール32と、アイドラロール32に隣接して配置されたアイドラロール33と、後述する二次転写する部分に設けられたバックアップロール22と、がある。
各感光体ドラム11に対向して設けられた中間転写モジュール18において、略直線状に延びる中間転写ベルト15の内側に設けられる各一次転写ロール16には、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重ねトナー像が形成されるようになっている。
二次転写装置20は、中間転写ベルト15のトナー像担持面側に配置される二次転写ロール21と、その対向ロールとしてのバックアップロール22と、を備えている。すなわち、二次転写ロール21は、中間転写ベルト15を挟んでバックアップロール22に圧接配置されている。このように構成された二次転写装置20によって、中間転写ベルト15上に多重転写された可視像が、後述する用紙トレイ50から搬送された用紙Pに転写される。
ここで、バックアップロール22の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面をクリーニングするベルトクリーナ34が設けられている。
黒の画像形成ユニット10Kの下流側には、後述するレジコン動作用に各色のレジコンパターンの位置ずれを検出するとともに画質調整用に各色のトナー画像の濃度を検出するCCDとしての色ずれ検知センサ42が配設されている。
また、黒の画像形成ユニット10Kの下流側にベルト位置センサ(エッジセンサ)44が配設され、また、イエローの画像形成ユニット10Yの上流側にベルト位置センサ43が配設されている。
また、イエローの画像形成ユニット10Yの上流側には、各画像形成ユニット10における画像形成タイミングをとるための基準となるマーク検出信号(基準信号、ベルトホーム信号)を発生するベルトホームセンサ45が配置されている。このベルトホームセンサ45は、中間転写ベルト15の裏側に設けられた図示しないベルトホームマークを認識すると、そのマーク検出信号を制御部40に出力する。付言すると、各画像形成ユニット10は、このマーク検出信号の認識に基づく制御部40からの指示により画像形成を開始する。
更に、本実施の形態では、用紙搬送系として、用紙Pを収容する用紙トレイ50と、この用紙トレイ50に集積された用紙Pを所定のタイミングで取り出して搬送するピックアップロール51と、を備えている。また、用紙搬送系として、ピックアップロール51にて繰り出された用紙Pを搬送する搬送ロール52と、搬送ロール52により搬送されている用紙Pを一旦停止するとともに所定のタイミングで用紙Pを二次転写部に搬送するレジストロール53と、を備えている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1の基本的な作像プロセスについて説明する。図示しない画像読取装置や図示しないコンピュータ装置等から出力される画像データは、画像形成装置1に入力される。画像形成装置1では、図示しない画像処理装置にて所定の画像処理が施された後、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによって作像作業が実行される。図示しない画像処理装置では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々においてレーザ露光器13に出力される。
このレーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、例えば半導体レーザから出射された露光ビームBmを画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々の感光体ドラム11に照射している。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの感光体ドラム11では、帯電器12によって表面が帯電された後に所定のタイミングと所定の書き込み開始位置にてレーザ露光器13により表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにて、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナー像として現像される。更に説明すると、感光体ドラム11の円周方向(副走査方向)における走査露光の書き込み開始位置は、ベルトホームセンサ45から出力されたマーク検出信号を基準に決定される。また、感光体ドラム11の軸方向(主走査方向)における走査露光のタイミングは、後述する中間転写ベルト15の挙動を予測して得た情報を基に決定される。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々の感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、各感光体ドラム11と中間転写ベルト15とが当接する一次転写部にて、走行中の中間転写ベルト15上に転写される。
ここで、この一次転写部について更に説明する。一次転写ロール16には、制御部40により制御される一次転写用電源19が接続されており、その一方で感光体ドラム11は接地されている。一次転写用電源19は、定電流制御を行うことにより一次転写ロール16に正極性の一次転写バイアス(一次転写電流)を供給する。そして、一次転写用電源19から一次転写ロール16、中間転写ベルト15、感光体ドラム11を通して一次転写電流が流れることにより、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との間に転写電界が形成される。そして、感光体ドラム11上のトナー像が被転写体としての中間転写ベルト15に転写する。
このように、一次転写部において、一次転写ロール16にて中間転写ベルト15の基材に対しトナーの帯電極性と逆極性の電圧が付加され、未定着トナー像が中間転写ベルト15の表面に順次重ね合わせられて一次転写が行われる。一次転写された未定着トナー像は、中間転写ベルト15の矢印B方向の回転に伴って二次転写装置20に搬送される。
一方、用紙搬送系では、画像形成のタイミングに合わせてピックアップロール51が回転し、用紙トレイ50から用紙Pが供給される。例えばピックアップロール51により供給された用紙Pは、搬送ロール52により搬送されて二次転写装置20に到達する。その際に、用紙Pは、トナー像が担持された中間転写ベルト15の移動タイミングに合わせてレジストロール53が回転することで、用紙Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写装置20では、用紙Pへの二次転写のタイミングに合わせ、二次転写ロール21がバックアップロール22に押圧される。このとき、タイミングを合わせて搬送された用紙Pは、中間転写ベルト15と二次転写ロール21との間に挟み込まれる。かかる際に、給電ロール23にトナーの帯電極性と同極性の二次転写電圧(正規の転写バイアス)が印加されると、二次転写ロール21に対向電極として転写電界が形成され、二次転写ロール21とバックアップロール22とによって押圧される二次転写位置にて、中間転写ベルト15上に担持された未定着トナー像が用紙Pに静電転写される。
その後、トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト15から剥離されて、二次転写ロール21の用紙搬送方向下流側に設けられた定着装置30まで搬送される。そして、用紙P上の未定着トナー像は、定着装置30によって熱及び圧力で定着処理を受けることで用紙P上に定着される。定着画像が形成された用紙Pは、図示しない排出ロールによって画像形成装置1の外部に排出される。一方、用紙Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回動に伴ってクリーニング部まで搬送され、ベルトクリーナ34によって中間転写ベルト15上から除去される。
図2は、中間転写ベルト15の平面図である。
図2に示すように、中間転写ベルト15に巻き掛けられている駆動ロール31に隣接してベルト位置センサ43が位置し、また、アイドラロール32に隣接してベルト位置センサ44が位置している。これらベルト位置センサ43,44は、中間転写ベルト15の側縁の位置(エッジ15aの位置)を検出するためのものであり、同じ構成のものを用いることができる。ベルト位置センサ43,44での検出結果は、幅方向ベルト位置検出信号として制御部40に出力される。
中間転写ベルト15の矢印Bの方向におけるベルト位置センサ43からベルト位置センサ44までの間には、Y色一次転写位置、M色一次転写位置、C色一次転写位置、K色一次転写位置が順に配置されている。
図3は、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における一次転写用電源19のオンオフのタイミングを示すタイムチャートである。
図3に示すタイムチャートでは、制御部40は、ベルトホームセンサ45からのマーク検出信号が入力されると、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における一次転写用電源19をオンに切り替える。すなわち、制御部40は、まず時間T01で画像形成ユニット10Yの一次転写用電源19をオンにし、時間T02で画像形成ユニット10Mの一次転写用電源19をオンにし、時間T03で画像形成ユニット10Cの一次転写用電源19をオンにし、時間T04で画像形成ユニット10Kの一次転写用電源19をオンにする。そして、所定時間が経過して時間T11になると、制御部40は、画像形成ユニット10Yの一次転写用電源19をオフに切り替える。その後、時間T12で画像形成ユニット10Mの一次転写用電源19をオフにし、時間T13で画像形成ユニット10Cの一次転写用電源19をオフにし、時間T14で画像形成ユニット10Kの一次転写用電源19をオフにする。このように、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における一次転写用電源19のオンオフを同時に切り替えるのではない。
なお、制御部40は、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々において、マーク検出信号を受け取ってから一次転写用電源19をオンにするまでの間に、帯電器12による帯電の開始、レーザ露光器13による書き込みの開始及び現像装置14による現像の開始が行われる。
図4は、ベルト位置センサ43の一例である接触型センサ431を示す概略構成図である。なお、上述したように、ベルト位置センサ44はベルト位置センサ43と構造が同じゆえ、ベルト位置センサ44の図示及びその説明を省略する。
図4に示す接触型センサ431は、中間転写ベルト15のエッジ15aと接触することで、中間転写ベルト15の幅方向(図1の紙面垂直方向)Xに関するエッジ15aの位置を検出する検出器である。
接触型センサ431は、中間転写ベルト15のエッジ15aの近傍に位置する板状の接触子431aと、接触子431aの中間部位を回動自在に支持する支軸431bと、接触子431aがエッジ15aに圧接するように接触子431aに付勢力を付与するスプリング431cと、接触子431aが支軸431b回りを回動することに伴う接触子431aの変位を検出する変位センサ431dと、を備えている。更に説明すると、中間転写ベルト15のエッジ15a側には、スプリング431cの引張り力をもって接触子431aの一端側(同図の上側)が圧接状態に保持されている。この場合、スプリング431cによる接触子431aの圧接力は、中間転写ベルト15を変形させない程度の適度な大きさ(例えば0.1N)に設定されている。接触子431aは、その中間部位を支軸431bにて回動自在に支持され、その支軸431bを境にした接触子431aの他端側(同図の下側)に変位センサ431dが対向状態に配設されている。
この接触型センサ431においては、中間転写ベルト15の幅方向(装置のインアウト方向、主走査方向)Xへの動きが、そのエッジ15aに圧接する接触子431aの動き(揺動動作)に置き換えられる。このとき、接触子431aの動き(変位)に対応して変位センサ431dの出力レベルが変動するため、変位センサ431dの出力に基づいて中間転写ベルト15のエッジ15aの位置変動が検出される。
図5は、ベルト位置センサ43の他の例である非接触型センサ432を示す概略構成図である。
図5に示す非接触型センサ432は、中間転写ベルト15のエッジ15aに近接する発光部432a及び受光部432bを備えている。発光部432aは所定の光を発し、受光部432bは、発光部432aの光を検出して、その検出結果を信号として制御部40に出力する。発光部432aは、中間転写ベルト15の一面側(同図の上面側)に配設され、受光部432bは、中間転写ベルト15の他面側(同図の下面側)に配設されている。また、中間転写ベルト15のエッジ15aが発光部432a及び受光部432bによる検出領域内に位置するように、発光部432a及び受光部432bが配設されている。更に説明すると、発光部432aから発せられた光の一部は、中間転写ベルト15により遮られ、残余の光が受光部432bに受光される。そして、中間転写ベルト15が幅方向Xへ移動すると、中間転写ベルト15のエッジ15aの横を通過する光の光量が変化する。したがって、非接触型センサ432を用いることで、中間転写ベルト15のエッジ15aの幅方向Xの位置が連続的に検出される。
図6は、制御部40のブロック図である。
図6に示すように、制御部40は、受付部401、判断部402、演算部403及び送信部404を備えている。受付部401は、図1に示す画像形成装置1の各装置(各部)からの信号を受け付ける。例えば、受付部401は、ベルトホームセンサ45(図1参照)からのマーク検出信号を受け付けたり、ベルト位置センサ43,44(図1参照)からの幅方向ベルト位置検出信号を受け付けたりする。
また、受付部401は、一次転写位置における合成抵抗を測定する図示しない電流検出部からの測定結果を信号として受け付ける。この合成抵抗とは、感光体ドラム11と中間転写ベルト15と一次転写ロール16との間の抵抗の総和をいう。
また、受付部401は、レーザ露光器13により露光ビームBmを感光体ドラム11上に照射して静電潜像を作成する際の画素情報を信号として受け付ける。更に説明すると、画像の濃淡は、照射画素数によってコントロールされているため、単位面積当たりの画素(ピクセル)数をカウントすることで、画素情報としての画像密度を取得できる。
また、受付部401は、図示しない周囲環境センサによる画像形成装置1の内部温度及び内部湿度の計測結果を信号として受け付ける。
判断部402は、必要に応じて記憶部41に記憶されている情報を読み出し、また、受付部401が受け付けた信号について演算部403に所定の演算を要求する。また、判断部402は、記憶部41から読み出した情報、受付部401が受け付けた情報及び/又は演算部403が演算した演算結果を基に所定の判断を行って、その判断結果に従って各装置(各部)の制御についての指示を送信部404を介して行う。例えば、判断部402は、レーザ露光器13(図1参照)に対して走査露光の開始タイミングを指示すると共に副走査方向での露光ビームの書き込み開始位置を指示する。また、判断部402は、一次転写用電源19(図1参照)に対してオンオフを指示し、また、例えばプロセススピードに応じた適正な転写バイアスが印加されるように一次転写用電源19に転写バイアスを指示する。
図7は、斜行変動プロファイルを作成する手順を示すフローチャートである。また、図8は、中間転写ベルト15の斜行の変化を説明するための図であり、(a)は、ベルト位置を縦軸とし時間を横軸とするグラフであり、(b)は、中間転写ベルト15の安定位置を説明するための図である。
図7に示すフローチャートでは、制御部40の判断部402は、転写状態変更要因を検出すると(ステップ101)、ベルト位置センサ43,44による計測が行われる(ステップ102)。これにより、制御部40の受付部401は、ベルト位置センサ43,44の計測結果を受け付ける。
ここで、転写状態変更要因とは、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々における感光体ドラム11と中間転写ベルト15との静電吸着力が変動する要因をいい、一次転写部での電界が変わるような要因をいう。例えば、画像形成開始の場合やカラーモードと白黒モードとが切り替えられた場合等が該当する。付言すると、カラーモードと白黒モードとの切り替えは、4つの感光体ドラム11の少なくとも一つが中間転写ベルト15に対してコンタクト/リトラクトの切り替わりがなされ、これにより一次転写部での電界が変わる。
更に説明すると、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との間には静電吸着力が発生するため、感光体ドラム11と中間転写ベルト15とのアライメントが揃っていないと、中間転写ベルト15の進行方向に交差する方向の力を受けて中間転写ベルト15が斜行する。そして、感光体ドラム11と中間転写ベルト15との静電吸着力が変動すると、斜行状態が変動する。とりわけ、高速で画像形成処理を行う場合には、静電吸着力が大きくなり、その斜行の度合いが大きくなる。
図8の(a)に示すように、画像形成が開始されると、中間転写ベルト15の斜行が始まり、やがて画像形成中の斜行安定位置に到達する。すなわち、図8の(b)に示すように、画像形成が開始される前には、非画像形成中の安定位置である一方で、画像形成が開始されると、画像形成中の斜行安定位置に移行する。画像形成が終了すると、非画像形成中の安定位置に戻る。
更に説明すると、図8の(a)に示す例では、Y色すなわち画像形成ユニット10Yの一次転写用電源19がオンになると、中間転写ベルト15の斜行が始まり、+側に斜行していく。次に、M色すなわち画像形成ユニット10Mの一次転写用電源19がオンになると、今度は−側に斜行する。このような斜行が生じるのは、中間転写ベルト15に対して画像形成装置ユニット10Yの感光体ドラム11のずれの方向と画像形成装置ユニット10Mの感光体ドラム11のずれの方向とが異なるからである。
その後、C色すなわち画像形成ユニット10Cの一次転写用電源19がオンになると、また+側に斜行し、更に、K色すなわち画像形成ユニット10Kの一次転写用電源19がオンになると、引き続き+側に斜行し、中間転写ベルト15のベルト位置が、画像形成中の斜行安定位置に到達する。なお、図8の(a)におけるグラフの傾きが異なるのは、例えば中間転写ベルト15に対する各色ドラムのずれ量が異なることに起因すると考えられる。
このように、中間転写ベルト15に対する感光体ドラム11の各々の傾き量や傾き方向によって斜行し、やがては斜行しているものの安定する状態になる。安定状態になれば、Y色、M色、C色及びK色の相互のずれは一定であるためレジコンによって書き込み位置を一定量ずらすだけで補正されるが、画像形成開始から画像形成中の斜行安定位置に到達するまでの間では、主走査方向に色ずれが変化するため、書き込み位置を一定量ずらすだけでは補正できず、色ずれが生じてしまう。また、画像形成開始直後以外にも様々な原因で静電吸着力が大きく変化する場合があり、斜行状態が変動して色ずれが生じてしまう。そのような色ずれは、後述する斜行変動プロファイルを用いることにより防止することができる。
図7に戻って説明を続ける。上述したステップ102において行われたベルト位置センサ43,44での計測結果を受付部401が受け付けると、判断部402は、その計測結果を基に、演算部403に所定の演算を行わせて斜行変動プロファイルを作成する(ステップ103)。斜行変動プロファイルが作成されると、判断部402は、それを保存するように記憶部41に指示する。記憶部41は、斜行変動プロファイルを保存する(ステップ104)。
ここで、図7のステップ103における斜行変動プロファイルの作成手順を具体的に説明する。なお、ここにいう斜行変動プロファイルには、Y色一次転写位置におけるもの、M色一次転写位置におけるもの、C色一次転写位置におけるもの及びK色一次転写位置におけるものが含まれる。そして、これらの作成手順はいずれも同じものである。そのため、代表例として、Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルの作成手順を以下説明する。
図9は、Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを完成させる手順を示すフローチャートである。また、図10は、図9の処理手順における演算を説明するための図である。また、図11は、Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを示すグラフであり、縦軸がベルト位置(μm)で、横軸が時間(t)である。
図9に示すフローチャートでは、制御部40の受付部401が、ベルト位置センサ43から時間tでの計測値W43(t)を受け付け、また、ベルト位置センサ44から時間tでの計測値W44(t)を受け付けると、それらを判断部402に受け渡す。これにより、判断部402は、時間tでの計測値W43(t),W44(t)を取得する(ステップ201)。
より具体的に説明すると、図10に示す時間t=T1の中間転写ベルト15の斜行状態において、ベルト位置センサ43での計測結果が計測値W43(T1)であり、また、ベルト位置センサ44での計測結果が計測値W44(T1)であるとする。また、ベルト位置センサ43から所定の一次転写位置までの距離をLyとし、所定の一次転写位置からベルト位置センサ44までの距離をMyとする。なお、距離Ly,Myは、記憶部41に予め記憶されており、判断部402は、必要に応じて距離Ly,Myを記憶部41から読み出すことが可能である。
そして、判断部402は、距離Ly,Myを記憶部41から読み出すと共に、ベルト位置Sy(t)を求める演算式もまた記憶部41から読み出す。判断部402は、読み出した演算式と距離Ly,Myと共に計測値W43(T1),W44(T1)を演算部403に送って、ベルト位置Sy(T1)の演算を指示する。指示を受けた演算部403は、演算式に、計測値W43(T1),W44(T1)及び距離Ly,Myを代入することで、時間t=T1でのY色一次転写位置におけるベルト位置Sy(T1)を演算する(ステップ202)。具体的には、演算部403は、ベルト位置Sy(T1)を次のいずれかの演算式で求めることができる。
Figure 2008299102
判断部402は、演算結果であるベルト位置Sy(T1)を演算部403から取得し、それを記憶部41に記憶させる(ステップ203)。そして、判断部402は、演算を終了するか否かを判断し(ステップ204)、終了しないときには、同様に、t=T2,T3等でのベルト位置Sy(T2),Sy(T3)等を演算で求めて記憶していく。演算を終了するときには、判断部402は、記憶部41から演算結果を読み出し、図11に示すような斜行変動プロファイルを完成させ(ステップ205)、一連の処理を終了する。
図12は、中間転写ベルト15が画像形成中の場合の処理手順を示すフローチャートである。
図12に示すフローチャートでは、制御部40の判断部402は、転写状態変更要因を検出すると(ステップ301)、ベルト斜行状態の予測を行う(ステップ302)。この予測は、記憶部41に記憶されている斜行変動プロファイルを基に、中間転写ベルト15の幅方向の位置ずれ量を予測する。具体的には、中間転写ベルト15におけるY色一次転写位置の位置ずれ量、M色一次転写位置の位置ずれ量、C色一次転写位置の位置ずれ量及びK色一次転写位置の位置ずれ量を予測する。そして、判断部402は、予測した位置ずれ量に応じて、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの各々のレーザ露光器13に対して、感光体ドラム11に書き込みを開始する書き込み開始位置の変更指示を行う(ステップ303)。更に説明すると、中間転写ベルト15の幅方向は、感光体ドラム11の主走査方向に対応する。このため、中間転写ベルト15の予測した位置ずれ量だけ、感光体ドラム11の書き込み開始位置を逆の方向にずらすようにすると、中間転写ベルト15の斜行状態がY色、M色、C色及びK色の相互の位置ずれに与える影響が抑制される。このように、中間転写ベルト15の位置ずれを打ち消すように、感光体ドラム11の主走査方向における書き込み開始位置を変更することで、いわゆるカラーレジずれが防止される。
そして、判断部402は、ベルト斜行が安定したか否かを判断する(ステップ304)。すなわち、判断部402は、ベルト位置センサ43,44の計測結果を基に、中間転写ベルト15が、図8の(b)に示す画像形成中の斜行安定位置に到達したか否かを判断する。この判断は、ベルト位置センサ43,44の変化量から行うことができる。
もし、ベルト斜行がまだ安定していないと判断すると、ステップ302に戻り、安定していると判断すると、判断部402は、斜行変動プロファイルの作成を行う(ステップ305)。すなわち、転写状態変更要因が検出されると、判断部402は、ベルト位置センサ43,44の計測結果を記憶部41に蓄積しておき、斜行変動プロファイルを作成する。作成した斜行変動プロファイルは、記憶部41に記憶される。すなわち、判断部402は、斜行変動プロファイルの更新を行う(ステップ306)。更新された斜行変動プロファイルは、次回のベルト斜行状態の予測に用いられる。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム11のトナー像が中間転写ベルト15に転写される場合の当該中間転写ベルト15の斜行に対応する構成を説明したが、感光体ドラム11のトナー像が、図示しない用紙搬送ベルトの外周面に保持搬送される用紙に転送される場合の当該用紙搬送ベルトの斜行に対応する構成にも適用することが考えられる。
また、本実施の形態では、2つのベルト位置センサ43,44を用いているが、更に数の多いベルト位置センサを用いることで、一次転写位置でのベルトの斜行変動プロファイルをより正確に求めることが可能である。
図13は、Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを示すグラフであり、縦軸がベルト位置(μm)で、横軸が時間(t)である。更に説明すると、図13は、一次転写における転写電流の差による斜行変動プロファイルの差を説明するためのグラフである。
図13に示すように、転写電流が所定の基準(基準電流)よりも大きいと、ベルト位置は当該基準の場合よりも大きくなり、その一方で、転写電流が所定の基準よりも小さいと、ベルト位置は当該基準の場合よりも小さくなる。
ここで、転写電流は、通常は所定の基準で制御されるが、例えば、1分間当たりの出力枚数が多い場合には、転写電流は所定の基準よりも大きくなるように制御され、逆に、1分間当たりの出力枚数が少ない場合には、転写電流は所定の基準よりも小さくなるように制御される。また、周囲環境すなわち機内温度・湿度の変化に応じて、転写電流を所定の基準よりも大きくしたり小さくしたりする。そして、転写電流が大きくなると、一次転写位置での静電吸着力が大きくなり、また、転写電流が小さくなると、一次転写位置での静電吸着力が小さくなる。
したがって、図13に示すように、基準となる一次転写電流とその一次転写電流の時のベルト斜行変動プロファイルを定めておき、転写状態変更要因が検出された際の一次転写電流の基準電流からの変化に応じて斜行変動プロファイルを変化させる。これにより、転写状態変更要因が検出された際の斜行に適切に対応することが可能になる。
ここで、転写状態としては、(a)転写電流がオンで一次転写位置にトナーがある場合、(b)転写電流がオンで一次転写位置にトナーがない場合、および、(c)転写電流がオフで一次転写位置にトナーがない場合の3つの場合がある。そして、転写状態の変化は、これら3つの場合の組み合わせ、すなわち、(a)→(b)、(a)→(c)、(b)→(a)、(b)→(c)、(c)→(a)及び(c)→(b)の6つの変化パターンがある。したがって、転写状態変更要因が検出された際にどの変化パターンに該当するかに応じた斜行変動プロファイルを予測することが考えられる。
更に説明する。図14は、中間転写ベルト15の斜行の変化を説明するためのグラフであり、縦軸がベルト位置、横軸が時間である。また、図15は、一次転写位置の状態を説明するための図であり、(a)はトナー像が一次転写位置に達していない状態を示し、(b)はトナー像が一次転写位置に達している状態を示している。
Y色すなわち画像形成ユニット10Yの一次転写用電源19がオンになると、図14に示す点Yaから点Ybまでの区間では、図15の(a)に示すように、転写電流がオンで一次転写位置にトナーがない状態である。この区間では、ベルト位置の変化が大きい。
そして、図14に示す点Ybから点Ycまでの区間では、図15の(b)に示すように、転写電流がオンで一次転写位置にトナーがある状態である。この区間では、トナーにより感光体ドラム11と中間転写ベルト15との間にすべりが生じて、ベルト位置の変化が小さくなる。その後、図14に示す点YcからYdまでの区間では、Y色一次転写位置での安定状態になり、M色一次転写位置に移行する。
このように、中間転写ベルト15の斜行の変化をより詳細に把握することで、更なる適確な対応が可能になる。
図16は、Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを示すグラフであり、縦軸がベルト位置(μm)で、横軸が時間(t)である。更に説明すると、図16は、一次転写における画像密度の差による斜行変動プロファイルの差を説明するためのグラフである。
図16に示すように、画像密度が所定の基準(基準密度)よりも高いと、ベルト位置は、当該基準の場合よりも大きくなり、その一方で、画像密度が所定の基準よりも低いと、ベルト位置は当該基準の場合よりも小さくなる。
したがって、基準となる画像密度とその画像密度の時のベルト斜行変動プロファイルを定めておき、転写状態変更要因が検出された際の画像密度の基準密度からの変化に応じて斜行変動プロファイルを変化させる。これにより、転写状態変更要因が検出された際の斜行に適切に対応することが可能になる。
なお、上述した図11、図13及び図16の斜行変動プロファイルをすべて考慮すると、一層適確な対応をすることが可能になる。また、更に、周囲温度(機内温度、湿度)を考慮することで、より一層適確な対応が可能になる。
ここで、上述した実施の形態に示す各種処理は、画像形成装置1の作業用メモリを用いて、制御部40にて実行されるアプリケーションプログラムで実現される。このアプリケーションプログラムは、画像形成装置1を顧客(ユーザを含む)に対して提供する際に、装置の中にインストールされた状態にて提供される場合の他、コンピュータに実行させるプログラムをコンピュータが読取可能に記憶した記憶媒体等にて提供する形態が考えられる。この記憶媒体としては、例えばCD−ROM媒体等が該当し、CD−ROM読取装置(図示せず)等によってプログラムが読み取られて実行される。また、これらのプログラムは、例えばプログラム伝送装置(図示せず)によってネットワークを介し、ネットワークインタフェースを経由して提供される形態がある。このプログラム伝送装置としては、例えば、画像形成装置1に設けられ、プログラムを格納するメモリと、ネットワークを介してプログラムを提供するプログラム伝送手段とを備えている。
本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 中間転写ベルトの平面図である。 画像形成ユニットの各々における一次転写用電源のオンオフのタイミングを示すタイムチャートである。 ベルト位置センサの一例である接触型センサを示す概略構成図である。 ベルト位置センサの他の例である非接触型センサを示す概略構成図である。 制御部のブロック図である。 斜行変動プロファイルを作成する手順を示すフローチャートである。 中間転写ベルトの斜行の変化を説明するための図であり、(a)は、ベルト位置を縦軸とし時間を横軸とするグラフ、(b)は、中間転写ベルトの安定位置を説明するための図である。 Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを完成させる手順を示すフローチャートである。 図9の処理手順における演算を説明するための図である。 Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを示すグラフであり、縦軸がベルト位置(μm)で、横軸が時間(t)である。 中間転写ベルトが画像形成中の場合の処理手順を示すフローチャートである。 Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを示すグラフであり、縦軸がベルト位置(μm)で、横軸が時間(t)である。 中間転写ベルトの斜行の変化を説明するためのグラフであり、縦軸がベルト位置、横軸が時間である。 一次転写位置の状態を説明するための図であり、(a)はトナー像が一次転写位置に達していない状態を示し、(b)はトナー像が一次転写位置に達している状態を示している。 Y色一次転写位置での斜行変動プロファイルを示すグラフであり、縦軸がベルト位置(μm)で、横軸が時間(t)である。
符号の説明
1…画像形成装置、10,10Y,10M,10C,10K…画像形成ユニット、11…感光体ドラム、12…帯電器、13…レーザ露光器、14…現像装置、15…中間転写ベルト、15a…エッジ、16…一次転写ロール、17…ドラムクリーナ、18…中間転写モジュール、19…一次転写用電源、20…二次転写装置、21…二次転写ロール、22…バックアップロール、23…給電ロール、30…定着装置、31…駆動ロール、32,33…アイドラロール、34…ベルトクリーナ、40…制御部、401…受付部、402…判断部、403…演算部、404…送信部、41…記憶部、42…色ずれ検知センサ、43,44…ベルト位置センサ、Bm…露光ビーム、P…用紙、X…幅方向

Claims (6)

  1. 感光体と、
    前記感光体に静電潜像を書き込む露光器と、
    前記感光体に書き込まれた静電潜像を現像剤で現像してトナー像を前記感光体に形成する現像器と、
    回転可能に支持され、前記感光体に形成されるトナー像が当該感光体から外周面又は当該外周面で保持搬送される記録材に転写されるベルト部材と、
    前記ベルト部材が幅方向に斜行する際の時間経過に伴う当該ベルト部材の動き方を表す情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部により記憶される前記情報を用いて、前記ベルト部材の幅方向に対応する前記感光体の方向で前記露光器が前記感光体に書き込む位置を制御する制御手段と、
    を含む画像形成装置。
  2. 前記ベルト部材が斜行する際の時間経過に伴う位置ずれ量を計測する計測手段を更に含み、
    前記記憶部により記憶される前記情報は、前記計測手段により計測された前回の計測値に基づくものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記憶部により記憶される前記情報は、前記トナー像を転写する際の転写電流値に対応する位置ずれ量であり、
    前記制御手段は、前記トナー像を転写する際の転写電流に応じて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶部により記憶される前記情報は、前記トナー像の画像密度に対応する位置ずれ量であり、
    前記制御手段は、前記トナー像の画像密度に応じて制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 感光体に露光器が書き込んだ静電潜像を現像して形成したトナー像をベルト部材又は当該ベルト部材に保持される記録材に転写する画像形成装置が備えるコンピュータ装置に、
    前記ベルト部材が幅方向に斜行する際の時間経過に伴って当該ベルト部材が動く動き方を表す情報を取得して記憶する記憶機能と、
    前記記憶機能により記憶される前記情報を用いて、前記ベルト部材の幅方向に対応する前記感光体の方向での前記露光器が書き込む前記感光体の位置を制御する制御機能と、
    を実現させるプログラム。
  6. 前記記憶機能は、前記ベルト部材が斜行する際の時間経過に伴う位置ずれ量を計測した値を前記情報として取得することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010085422A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013164507A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2013257462A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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