JP5049184B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に搭載され、トナー像をシート紙に加熱定着する定着装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形成装置に用いられる加熱加圧方式の定着装置では、定着ローラあるいは定着ベルトの表面温度を温度センサで検知して、温度センサの検知結果に応じて加熱源をON/OFF制御して、定着ローラあるいは定着ベルトの表面温度を一定の定着可能温度に維持している。
この温度センサとして、サーモパイル式の赤外線温度センサのような非接触温度センサを用いた場合、温度検知を行う対象物の表面の汚れ、あるいは非接触温度センサの表面の汚れの温度も検知してしまう。このため、被加熱部材あるいは非接触温度センサの表面に飛散トナーや紙粉等の塵や埃が付着する恐れがある、画像形成装置の定着装置にあっては、対象物の正確な表面温度を得られず、誤検知を生じる恐れがある。
このため従来、同じ検知位置を接触式温度センサと非接触温度センサとを用いて温度検知し、接触式温度センサによる検知結果を用いて非接触温度センサの温度誤差を補正する装置がある(例えば特許文献1参照。)。又、1つの非接触型表面温度検出手段を用いて、定着回転体の複数個所の表面温度を検出する装置がある(例えば特許文献2参照。)。
日本特許特開2005−24436号公報((0048)〜(0053)カラム、図2) 日本特許特開2000−259034号公報((0048)〜(0051)カラム、図4)
しかしながら特許文献の従来の非接触温度センサは、いずれも単眼赤外線温度センサであり、定着装置の複数個所を同時に温度検知出来ない。このため高速機種において定着装置をより高精度に温度制御するには、非接触温度センサを高速で回動する等しなければならず、実用化に適さない。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、非接触温度センサを用いて被加熱部材の表面温度を検知する定着装置において、非接触温度センサを回動することなく、被加熱部材の複数位置の温度を非接触で検知出来、しかも対象物あるいは非接触温度センサの表面の汚れ、非接触温度センサの検出精度の低下に迅速に対処して、被加熱部材を短時間且つ高精度にて温度検知して、定着性を向上し高画質を得ることが出来る定着装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するための手段として、被定着媒体に接触して前記被定着媒体上のトナー像を定着する被加熱部材と、前記被加熱部材を加熱する加熱源部材と、前記被加熱部材の非画像形成領域に接触して前記非画像形成領域の温度を検知する接触型温度センサ部材と、前記被加熱部材の前記接触型温度センサ部材の接触位置と同位相の周上を含む複数位置の温度を検知して、前記被加熱部材の前記接触型温度センサ部材による温度検知位置と同じ位置の温度を検知する非接触温度センサ部材とを備えるものである。
本発明によれば、非接触温度センサによる被加熱部材の温度制御時に、環境変化や汚れによる検知誤差を防止出来、且つ被加熱部材を、短時間で高精度に温度制御することが出来、定着性を向上して高画質を得ることが出来る。
この発明は、被加熱部材の温度制御時に、接触型温度センサ部材により温度検知される位相位置を含む、被加熱部材の複数位置を非接触温度センサ部材により、温度検知する。
以下にこの発明の実施例1を図1乃至図8を参照して詳細に説明する。図1は
この発明の実施例の画像形成装置1を示す概略構成図である。画像形成装置1は上方に自動原稿送り装置4により供給される原稿を読取るスキャナ部6を備える。更に画像形成装置1の上面には表示部材である表示パネル2を有するコントロールパネル1cが設けられる。画像形成装置1は、画像形成ユニット10に被定着媒体であるシート紙Pを供給するカセット機構3を備える。
カセット機構3は第1及び第2の給紙カセット3a、3bを備える。各給紙カセット3a、3bから、画像形成ユニット10に至る搬送路7には、給紙カセット3a、3bからシート紙を取り出すピックアップローラ7a、7b、分離搬送ローラ7c、7d、搬送ローラ7e及びレジストローラ8が設けられる。画像形成ユニット10の下流には、画像形成ユニット10にてシート紙Pに形成されるトナー像を定着する定着装置11が設けられる。定着装置11の下流には、排紙ローラ40が設けられ、定着後のシート紙Pを排紙部1bに搬送する排紙搬送路41が設けられる。
画像形成ユニット10は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーション18Y、18M、18C、18Kを有する。各画像形成ステーション18Y、18M、18C、18Kは、矢印q方向に回転される転写ベルト10aに沿って、タンデムに配列される。
イエロ(Y)の画像形成ステーション18Yは、矢印r方向に回転する像担持体である感光体ドラム12Yの周囲に、プロセス部材である帯電器13Y、現像装置14Y、転写ローラ15Y、クリーナ16Y、除電器17Yを配置してなっている。またイエロ(Y)の画像形成ステーション18Yの上方には、感光体ドラム12Yにレーザビームを照射するレーザ露光装置19が設けられる。
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーション18M、18C、18Kは、イエロ(Y)の画像形成ステーション18Yと同様の構成を有している。
イエロ(Y)の画像形成ステーション18Yにて、感光体ドラム12Yとその周囲の帯電器13Y、現像装置14Y、クリーナ16Y、及び除電器17Yは、プロセスカートリッジを構成していて、本体1aに対して一体的に着脱自在となっている。尚プロセスカートリッジの構成は限定されず、少なくとも帯電器、現像器あるいはクリーナのどれか1つと感光体ドラムとを一体的に支持して、画像形成装置1の本体に対して着脱可能であれば良い。例えば、感光体ドラム周囲の現像器及びクリーナのみを一体化したプロセスカートリッジとして、画像形成装置本体に対して、一体的に着脱自在にする等、任意である。
画像形成ユニット10にてプリント操作が開始されると、イエロ(Y)の画像形成ステーション18Yは、感光体ドラム12Yが矢印r方向に回転し、帯電器13Yにより一様に帯電される。次いで感光体ドラム12Yは、レーザ露光装置19により、スキャナ部6で読取った画像情報に対応する露光々を照射され静電潜像を形成される。この後感光体ドラム12Yは現像装置14Yにてトナー像を形成され、転写ローラ15Y位置で、転写ベルト10a上を矢印q方向に搬送されるシート紙Pにトナー像を転写する。転写終了後、感光体ドラム12Yはクリーナ16Yにより残留トナーをクリーニングされ、除電器17Yにより感光体ドラム12Y表面を除電され、次のプリント可能となる。
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーション18M、18C、18Kは、イエロ(Y)の画像形成ステーション18Yと同様に画像形成操作を行い、シート紙Pにフルカラートナー像を形成する。この後シート紙Pは、定着装置11により加熱加圧定着されプリント画像を完成され排紙部1bに排紙される。
次に定着装置11について述べる。図2は、定着装置11を示す概略構成図である。定着装置11は、被加熱部材であり、ヒートローラ22とプレスローラ23からなる一対の定着ローラ20を有する。ヒートローラ22は、駆動モータ25により矢印s方向に駆動される。プレスローラ23は、圧縮バネ24aを有する加圧機構によりヒートローラ22に圧接される。これによりヒートローラ22とプレスローラ23との間に一定幅のニップ26が形成される。プレスローラ23は、ヒートローラ22に従動して矢印t方向に回転する。
ヒートローラ22は、厚さ2mmのアルミニウムの芯金22a周囲に、厚さ1.5mmのソリッドゴム層22b、厚さ30μmの離型層22cを有してなっている。図3に示すように、ヒートローラ22は芯金22a内に、加熱源部材である第1のハロゲンランプヒータ27a及び第2のハロゲンランプヒータ27bを有する。第1のハロゲンランプヒータ27aは、ヒートローラ22の中央部である[α]領域を加熱する配光特性を有する。第2のハロゲンランプヒータ27bは、第1のハロゲンランプヒータ27aの両端部から、それぞれヒートローラ22の両端部に到る[β1]領域及び[β2]領域を加熱する配光特性を有する。第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを夫々ON/OFF制御することにより、通紙中のシート紙Pサイズにかかわらず、ヒートローラ22温度を、長手方向全長に渡り均一に保持する。
プレスローラ23は、厚さ2mmの芯金23a、厚さ1mmのソリッドシリコンゴム層23b及び、厚さ30μmの離型層23cを有してなっている。ヒートローラ22及びプレスローラ23は、いずれもφ40となっている。シート紙Pは、このようなヒートローラ22及びプレスローラ23間のニップ26を通過することにより、シート紙P上のトナー像を加熱加圧定着される。
ヒートローラ22の外周には、定着後のシート紙Pの巻きつきを防止する剥離爪31、ヒートローラ22の表面温度を検出する非接触温度センサ部材であるサーモパイル式の複眼赤外線温度センサ32、ヒートローラ22の非画像形成領域に接触する、接触型温度センサ部材であるサーミスタ33及び、ヒートローラ22の表面温度の異常を検知して、加熱を遮断するためのサーモスタット34が設けられる。剥離爪31は、接触式あるいは非接触式のいずれであっても良い。プレスローラ23の外周には、定着後のシート紙Pの巻きつきを防止する剥離爪35及びクリーニングローラ36が設けられる。
複眼赤外線温度センサ32は、例えば図4に示すように、シリコン基板45上にポリシリコンとアルミニウムからなる薄膜熱電対を多数直列に接続したサーモパイルからなる第1〜第5の検知素子37a〜37eをハウジング32a内に有する。ハウジング32a内にて、第1〜第5の検知素子37a〜37eは、ヒートローラ22の長手方向と平行に、直線状に配列される。ハウジング32aはシリコンレンズ32bを有し、ヒートローラ22からの赤外線を、第1〜第5の検知素子37a〜37eに集光する。赤外線を受光することにより、第1〜第5の検知素子37a〜37eに発生した温接点部の温度変化を熱電対の起動電力として検出する。又複眼赤外線温度センサ32は、自身の温度を検知するサーミスタ32Cを有する。ヒートローラ22の温度は、第1〜第5の検知素子37a〜37eからの信号に、サーミスタ32Cにより検知される複眼赤外線温度センサ32自身の周囲温度を考慮して求められる。
更に複眼赤外線温度センサ32は、ハウジング32a内に、図5に示す、第1〜第5の検知素子37a〜37eを有するサーモパイル部37、第1〜第5の検知素子37a〜37eの検出出力を夫々増幅する第1〜第5の増幅器38a〜38eを含む電気回路38及び、第1〜第5の検知素子37a〜37eからの出力を切り替えるマルチプレクサ43を一体に構成した、シリコン基板45を収納して構成されている。
第1〜第5の検知素子37a〜37eは、図6に示すヒートローラ22上の[A]〜[E]の複数位置を検知する。第1の検知素子37aは、ヒートローラ22の[α]領域の中心[A]を検知する。第1の検知素子37aは、ヒートローラ22の[α]領域を加熱する第1のハロゲンランプヒータ27aの、ON/OFF制御のために使用される。
第3の検知素子37cは、ヒートローラ22の[β1]領域の中心[C]を検知する。第3の検知素子37cは、ヒートローラ22の[β1]領域及び[β2]領域を加熱する、第2のハロゲンランプヒータ27bの、ON/OFF制御のために使用される。即ち複眼赤外線温度センサ32は、第1のハロゲンランプヒータ27a及び、第2のハロゲンランプヒータ27bにより加熱される、ヒートローラ22の複数位置を同時に検知できる。
第5の検知素子37eは、ヒートローラ22の非画像形成領域に接触するサーミスタ33と同位相の、位置[E]を検知する。第2の検知素子37bは、ヒートローラ22の、位置[A]と、位置[C]の中間の位置[B]を検知する。第4の検知素子37dは、ヒートローラ22の、位置[C]と、位置[E]の中間の位置[D]を検知する。ここで同位相の位置を検知するとは、ヒートローラ22の回転方向の如何にかかわらず、ヒートローラ22が回転する間に、ヒートローラ22の長手方向における任意の同位置を、例えば第5の検知素子37eとサーミスタ33とが検知することであり、検知位置は、ヒートローラ22の長手方向における任意の同位置の周上であればヒートローラ22の回転方向の前後にずれた位置であっても良い。尚後述する剥離爪と検知素子とがヒートローラの同位相の位置を検知する場合についても同様である。
複眼赤外線温度センサ32のサーモパイルからなる第1〜第5の検知素子37a〜37eは、非接触で対象物の温度を検知でき、しかも薄膜熱電対の温接点部の熱容量が小さいので、温度応答性が高い。
第2の検知結果である複眼赤外線温度センサ32の出力は、A/Dコンバータ44でデジタル信号に変換された後、画像形成装置1全体を制御するCPU42に入力される。更にCPU42には、サーミスタ32Cの出力、第1の検知結果であるサーミスタ33からの出力が入力される。図7に示すように、CPU42は、A/Dコンバータ44からの入力信号及びサーミスタ33からの入力信号を温度データに変換する温度変換テーブル42aを有する。又CPU42は、A/Dコンバータ44からの入力信号及びサーミスタ33からの入力信号を比較して第1の比較結果を出力する第1の比較部42bを有する。
温度変換テーブル42aは複眼赤外線温度センサ32の検知結果を補正する補正部材を兼用する。例えば、第1の比較部42bでの複眼赤外線温度センサ32とサーミスタ33の温度差が5℃以内且つ、複眼赤外線温度センサ32がクリーニング終了直後の場合に限り、温度変換テーブル42aは補正可能となっている。温度変換テーブル42aを補正することにより、ヒートローラ22の表面変化或いは複眼赤外線温度センサ32の経時変化による温度誤差を補正する。
次に作用について述べる。画像形成プロセスの開始により画像形成ユニット10では、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ステーション18Y、18M、18C、18Kにて、夫々感光体ドラム12Y、12M、12C、12K上にトナー像を形成する。感光体ドラム12Y、12M、12C、12K上のトナー像を、転写ローラ15Y、15M、15C、15Kにより矢印q方向に回転される転写ベルト10a上のシート紙Pに転写して、シート紙P上にフルカラートナー像を形成する。この後シート紙Pは、160℃の定着可能温度に保持される定着装置11により、加熱加圧定着されプリント画像を完成される。
画像形成プロセス開始により定着装置11では、駆動モータ25によりヒートローラ22が矢印s方向に駆動され、これに従動するプレスローラ23が矢印t方向に回転される。更に定着装置11では、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bがONされ、ヒートローラ22のウォームアップが開始される。複眼赤外線温度センサ32及びサーミスタ33が、ヒートローラ22の表面温度が160℃に達したのを検知すると、ウォームアップを終了する。この後、ヒートローラ22を、160℃のレディ状態に保持するために、CPU42は、複眼赤外線温度センサ32によるヒートローラ22の複数位置の温度検知結果から、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを夫々にON/OFF制御する。
このようにヒートローラ22の表面温度を検知する間に、例えば、ヒートローラ22の表面変化或いは、複眼赤外線温度センサ32の経時変化を生じる。このため、複眼赤外線温度センサ32のサーモパイル部37に到達する赤外線量に比べて、検知温度出力が、実際のヒートローラ22の温度と異なってしまう。あるいは、ヒートローラ22の表面温度を検知する間に、例えば複眼赤外線温度センサ32のシリコンレンズ32b表面やヒートローラ22に、飛散トナーや紙粉等の塵や埃が付着したりする。このため、複眼赤外線温度センサ32では、シリコンレンズ32bを透過してサーモパイル部37に到達する赤外線量が減少して、検知温度出力が実際のヒートローラ22の温度より低くなる。
但しCPU42は、このような複眼赤外線温度センサ32に生じる検知誤差を、図8に示すフローチャートに従い、補正し、あるいはエラーメッセージを表示する。
即ち、画像形成プロセスを行う間、CPU42の第1の比較部42bに、サーミスタ33による温度検知結果及び、ヒートローラ22のサーミスタ33と同位相の位置[E]の温度を検知する第5の検知素子37eによる温度検知結果を入力する(ステップ100)。第1の比較部42bで、サーミスタ33による温度検知結果及び第5の検知素子37eによる温度検知結果を比較する(ステップ101)。
第1の比較部42bによる第1の比較結果から、両者の温度検知結果が同じ(ステップ101でYes)であれば、CPU42は、複眼赤外線温度センサ32の温度検知結果に従い、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bのON/OFF制御を継続する(ステップ102)。両者の温度検知結果が異なる場合(ステップ101でNo)には、複眼赤外線温度センサ32とサーミスタ33の温度差が5℃未満か比較する(ステップ103)。温度差が5℃以上であれば、CPU42は、シリコンレンズ32bが汚れていると認識する。CPU42は、表示パネル2にエラーメッセージを表示する(ステップ104)。又このとき同時に画像形成装置1を停止しても良い。このようにすれば、誤検知により、ヒートローラ22が高温になるのを防止可能となる。
この後サービスマンは、シリコンレンズ32bをクリーニングする。尚シリコンレンズ32bのクリーニングは、マニュアルで無く、ワイパを用いて自動的に行っても良い。シリコンレンズ32bのクリーニング後、ステップ102に戻り、複眼赤外線温度センサ32の温度検知結果に従い、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a,27bのON/OFF制御を継続する。
ステップ103で温度差が5℃未満であれば、シリコンレンズ32bのクリーニング終了後か比較する(ステップ105)。クリーニングしていない場合は、ステップ104に進む。ステップ105でシリコンレンズ32bがクリーニングされていれば、CPU42は、ヒートローラ22の表面変化或いは複眼赤外線温度センサ32の経時変化により、複眼赤外線温度センサ32の応答性が変化したと認識する。CPU42は、温度変換後の複眼赤外線温度センサ32とサーミスタ33の温度検知結果を一致させるよう、温度変換テーブル42aを補正する(ステップ106)。これにより、複眼赤外線温度センサ32の応答性の変化に即座に対応出来る。従って、画像形成装置1のダウンを防止し、又複眼赤外線温度センサ32の長寿命化を図れる。この後ステップ102に戻り、複眼赤外線温度センサ32の温度検知結果に従い、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bのON/OFF制御を継続する。
この実施例によれば、複眼赤外線温度センサ32を用いることにより、センサを機械的に移動することなく、同時にヒートローラ22上の[A]〜[E]の複数位置の温度を検知出来る。これにより複眼赤外線温度センサ32を1つ設けるのみで、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを制御可能となる。又ヒートローラ22上の位置[E]を、第5の検知素子37e及びサーミスタ33とで検知することにより、両センサの誤差を検知できる。検知結果から、複眼赤外線温度センサ32の状況を認識し、複眼赤外線温度センサ32をクリーニングし或いは、温度変換テーブル42aを補正して、ヒートローラ22を高精度に温度制御することが出来、良好な定着性能を得られる。
次にこの発明の実施例2について図9乃至図11を参照して説明する。この実施例2は上述した実施例1において、複眼赤外線温度センサにより定着装置の状況も認識可能とするものであり、他は実施例1と同様である。従ってこの実施例2にあっては、前述の実施例1で説明した構成と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施例2の複眼赤外線温度センサ51の第1〜第5の検知素子51a〜51eは、図9に示すヒートローラ22上の[A]、[C]、[E]、[F]、[G]の複数位置を検知する。第1の検知素子51aは、ヒートローラ22の[α]領域の中心[A]を検知する。第1の検知素子51aは、ヒートローラ22の[α]領域を加熱する第1のハロゲンランプヒータ27aの、ON/OFF制御のために使用される。
第3の検知素子51cは、ヒートローラ22の[β1]領域の中心[C]を検知する。第3の検知素子51cは、ヒートローラ22の[β1]領域あるいは[β2]領域を加熱する、第2のハロゲンランプヒータ27bの、ON/OFF制御のために使用される。即ち複眼赤外線温度センサ32は、第1のハロゲンランプヒータ27a及び、第2のハロゲンランプヒータ27bにより加熱される、ヒートローラ22の複数位置を同時に検知できる。
第5の検知素子51eは、ヒートローラ22のサーミスタ33と同位相の位置[E]を検知する。第2の検知素子51bは、ヒートローラ22の、位置[A]と、位置[C]の間であって、且つ、プレスローラ23側の剥離爪35の1つと同位相の位置[F]を検知する。第4の検知素子51dは、ヒートローラ22の、位置[C]と、位置[E]の間であって、且つプレスローラ23側の剥離爪35の1つと同位相の位置[G]を検知する。尚、本実施例では、第4の検知素子51dは、プレスローラ23側の剥離爪35と同位相の位置を検知しているが、ヒートローラ22側の剥離爪31が、接触式の場合には、第4の検知素子51dをヒートローラ22側の剥離爪31と同位相の位置を検知するようにしても良い。
図10に示すように、複眼赤外線温度センサ51の出力は、A/Dコンバータ52でデジタル信号に変換された後、画像形成装置1全体を制御するCPU53に入力される。CPU53は、第1のデータテーブル53aを有する。第1のデータテーブル53aは、イニシャル時に、常温(25〜30℃)のヒートローラ22を、複眼赤外線温度センサ51の第1〜第5の検知素子51a〜51eで温度検出した温度検出結果をデータとして有する。又CPU53は、ウォームアップ時に、例えばサーミスタ33による検出温度が、25℃のときに、実際にヒートローラ22を、複眼赤外線温度センサ51で検知して、第1〜第5の検知素子51a〜51eから出力される温度検出結果を格納する第2のデータテーブル53bを有する。更にCPU53は、第1のデータテーブル53a及び第2のデータテーブル53bを比較する第2の比較部53cを有する。
次に複眼赤外線温度センサ51の作用について図11に示すフローチャートを参照して述べる。画像形成プロセスの開始により、画像形成ユニット10では画像形成工程を実施され、シート紙P上にトナー像を形成される。定着装置11では、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bがONされて、ヒートローラ22のウォームアップが開始される。このウォームアップ開始時であって、サーミスタ33が25〜30℃の範囲内の温度を検出した時点にて、複眼赤外線温度センサ51により、ヒートローラ22を温度検出して、第2のデータテーブル53bに格納する(ステップ120)。(第2のデータテーブル53bには、25〜30℃の範囲のうちの1ポイントにおいて検出した温度を格納する)第2の比較部53cにより、第2のデータテーブル53bに格納される実際の検出結果を、第1のデータテーブル53aと比較する(ステップ121)。
第2の比較部53cによる第2の比較結果から、両者が全て同じ(ステップ122でYes)であれば、CPU53は、複眼赤外線温度センサ51が高精度に機能していると認識して、複眼赤外線温度センサ51の機能チェックを終了する。
ステップ122でNoの場合、ステップ123に進む。第1〜第5の検知素子51a〜51eの全てが第1のデータテーブル53aと異なる場合(ステップ123でYes)、CPU53は、複眼赤外線温度センサ51のレンズが汚れているか、或いはヒートローラ22が汚れていると認識する。但し、レンズが汚れている可能性がより高い。従ってCPU53は、表示パネル2に、先ず複眼赤外線温度センサ51のクリーニングから対応する旨のエラーメッセージを表示する。(ステップ124)。これによりサービスマンは複眼赤外線温度センサ51のクリーニングを行う。クリーニング終了後、複眼赤外線温度センサ51が正常に検知するか確認する。
ステップ123でNoの場合、第2或いは第4の検知素子51b、51dのいずれかが、第1のデータテーブルと異なれば(ステップ126でYes)、CPU53は、ヒートローラ22或いはプレスローラ23に剥離爪31、35による傷を生じ、或いは、剥離爪31、35が汚れている可能性が高いと認識する。CPU53は、表示パネル2に、ヒートローラ22、プレスローラ23及び剥離爪31、35を確認する旨のエラーメッセージを表示する(ステップ127)。サービスマンは、ヒートローラ22、プレスローラ23、剥離爪31、35に必要なメンテナンスを行い、終了後、複眼赤外線温度センサ51が正常に検知するか確認する。
ステップ126でNoの場合、第1或いは第3の検知素子51a、51cのいずれかが、第1のデータテーブルと異なれば(ステップ128でYes)、CPU53は、ヒートローラ22、プレスローラ23が汚損されている可能性が高いと認識する。CPU53は、表示パネル2にヒートローラ22及びプレスローラ23を確認する旨のエラーメッセージを表示する(ステップ130)。サービスマンは、ヒートローラ22及びプレスローラ23のクリーニング、或いは交換を行い、終了後、複眼赤外線温度センサ51が正常に検知するか確認する。
ステップ128でNoの場合、CPU53は、表示パネル2に原因の特定が難しい旨のエラーメッセージを表示する(ステップ131)。サービスマンは、必要なメンテナンスを行う。
ウォームアップ時、上記工程を経て、複眼赤外線温度センサ51の検知精度を確保する。この後高精度の複眼赤外線温度センサ51によりヒートローラ22を温度検知し、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを夫々にON/OFF制御して、定着操作を実施する。
尚本実施例においても、実施例1と同様に、複眼赤外線温度センサ51の検知結果で誤差を生じた場合に、複眼赤外線温度センサ51のA/Dコンバータ52からの入力信号を温度データに変換する温度変換テーブルを補正することも可能である。例えば、複眼赤外線温度センサ51或いはヒートローラ22が汚れていなくても、ヒートローラ22の表面が変化する場合がある。このような状況は、定着領域外の位置[E]を検知している第5の検知素子51eの検知結果が正常であることから判明可能である。この場合に、CPU53は、温度検知結果が、第1のデータテーブル53aの値と異なった検知素子に関して、温度変換テーブルを補正することにより、ヒートローラ22が表面変化しても、画像形成装置1をダウンさせることなく、ヒートローラ22の温度を高精度に制御可能となる。
この実施例によれば、実施例1と同様、複眼赤外線温度センサ51を機械的に移動することなく、同時にヒートローラ22上の複数位置の温度を検知出来る。これにより複眼赤外線温度センサ51を1つ設けるのみで、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを制御可能となる。又、複眼赤外線温度センサ51の第1〜第5の検知素子51a〜51eによる実際の検知結果と、イニシャル時の検知結果である第1のデータテーブル53aのデータとの比較結果から、必要とするメンテナンスがエラー表示される。これにより、迅速にメンテナンスを行った後に、高精度の複眼赤外線温度センサ51を用いて、ヒートローラ22を高精度に温度制御することが出来、良好な定着性能を得られる。
次にこの発明の実施例3について図12乃至図14を参照して説明する。この実施例3は上述した実施例1において、ヒートローラの同じ位置を複数の赤外線温度センサで温度検知するものであり、他は実施例1と同様である。従ってこの実施例3にあっては、前述の実施例1で説明した構成と同一構成については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施例3は、実施例1の複眼赤外線温度センサ32に変えて、図12に示すように、非接触温度センサ部材であるサーモパイル式の第1の単眼赤外線温度センサ61により、検知位置であるヒートローラ22の[α]領域の中心[A]を温度検知し、非接触温度センサ部材であるサーモパイル式の第2の単眼赤外線温度センサ62により、検知位置であるヒートローラ22の[β1]領域の中心[C]を温度検知する。
第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62は、例えば、図13に示すように、基板63上にサーモパイル素子64を取り付け、ケース66を被せて構成される。ケース66は、シリコンレンズ等からなる受光窓67を持っていて、ヒートローラ22からの赤外線を、サーモパイル素子64に集光する。更に基板63には、単眼赤外線温度センサ61、62自身の温度を検知するサーミスタ68を有する。単眼赤外線温度センサ61、62は、赤外線を受光することによるサーモパイル素子64の出力信号と、サーミスタ68を用いて検出した、単眼赤外線温度センサ61、62自身の周囲温度を基に、ヒートローラ22の温度を、画像形成装置1全体を制御するCPU70で演算する。
第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62によりヒートローラ22を温度検知して、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを夫々にON/OFF制御する。これによりヒートローラ22の長手方向の温度分布を均一化する。
第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62は、可動部材であるプラスチックからなる第1及び第2の支持部材71、72に夫々取り付けられている。第1及び第2の支持部材71、72は、夫々支点71a、72aを軸として回動可能とされる。常時、第1及び第2の支持部材71、72は、図12に示すように、ソレノイド71b、72bをストッパとして、スプリング71d、72dにより、夫々矢印v方向、w方向に夫々付勢される。図14に示すようにソレノイド71b、72bのムーブメント71c、72cが突出されると、支持部材71、72は、スプリング71d、72dに抗して、矢印x方向、y方向に夫々回動される。
支持部材71、72の矢印x方向、y方向への回動により、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62は、ヒートローラ22の、位置[A]と位置[C]との中間の、比較位置である、位置[B]方向に赤外線を照射して、位置[B]を同時に温度検知するようになっている。例えば、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62が正常に作動し、ヒートローラ22の表面変化、第1又は第2の単眼赤外線温度センサ61、62の経時変化が無く、又受光窓67やヒートローラ22に付着物が無い場合、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62による位置[B]の温度検出値は、同じになる。
第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62の出力は、第1及び第2のA/Dコンバータ73、74で夫々デジタル信号に変換された後、CPU70に入力される。CPU70は、第1のA/Dコンバータ73からの入力信号及び第2のA/Dコンバータ74からの入力信号を比較して第3の比較結果を出力する第3の比較部70aを有する。
第3の比較部70aは、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62が、位置[B]を同時に温度検知する同位置検知モードの時に、第1及び第2のA/Dコンバータ73、74の出力を比較する。
次に作用について述べる。画像形成プロセスの開始により、画像形成ユニット10では画像形成工程を実施され、シート紙P上にトナー像を形成される。通常定着装置11では、定着モードとされ、第1及び/又は第2のハロゲンランプヒータ27a、27bがONされて、ヒートローラ22のウォームアップが開始される。画像形成プロセス時即ち定着モード時、第1或いは第2の単眼赤外線温度センサ61、62は、図12に示す位置で、第1或いは第2の支持部材71、72に夫々支持される。
第1の単眼赤外線温度センサ61は、ヒートローラ22の位置[A]を温度検知し、第2の単眼赤外線温度センサ62は、ヒートローラ22の位置[C]を温度検知する。ウォームアップ終了後は、第1又は第2の単眼赤外線温度センサ61、62の温度検知結果に従い第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを夫々にON/OFF制御して、定着操作を実施する。
このようにヒートローラ22の表面温度を検知する間に、例えば、ヒートローラ22の表面変化或いは、第1又は第2の単眼赤外線温度センサ61、62の経時変化を生じる。あるいは、ヒートローラ22の表面温度を検知する間に、例えば第1又は第2の単眼赤外線温度センサ61、62の受光窓67表面やヒートローラ22表面に、飛散トナーや紙粉等の塵や埃が付着する。このような原因から第1又は第2の単眼赤外線温度センサ61、62の出力が低下する。この結果、第1又は第2の単眼赤外線温度センサ61、62による検出温度が実際のヒートローラ22の温度と異なってしまう。
そこで、所定のタイミング或いは必要に応じて、定着装置11を、定着モードから同位置検知モードに切り替えて、ソレノイド71b、72bを駆動して、第1及び第2の支持部材71、72を、図14に示すように回動する。これにより同位置検知モード時には、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62は、ヒートローラ22の位置[B]を同時に温度検知する。
第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62の温度検知結果は、CPU70の第3の比較部70aで比較される。第1の単眼赤外線温度センサ61と第2の単眼赤外線温度センサ62の温度検知結果が異なる場合、CPU70は、受光窓67が汚れている可能性が高いことを認識する。これによりCPU70は、表示パネル2に、第1或いは第2の単眼赤外線温度センサ61、62のクリーニングが必要である旨のエラーメッセージを表示する。これによりサービスマンは受光窓67のクリーニングを行う。クリーニング終了後、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62が正常に検知するか確認する。
尚、第3の比較部70aによる比較結果から、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62の検知結果の誤差が大きい場合には、エラーメッセージの表示と共に画像形成装置1を停止して、誤検知によるヒートローラ22の温度上昇を防止しても良い。更に、ヒートローラ22の表面変化或いは第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62の経時変化を生じた場合に、A/Dコンバータ73,74からの入力信号を温度データに変換する温度変換テーブルを補正しても良い。
クリーニング終了後、定着装置11を定着モードに切り替え、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62の温度検知結果に従い、第1及び第2のハロゲンランプヒータ27a、27bのON/OFF制御を夫々行う。
この実施例によれば、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62を用いて、第1或は第2のハロゲンランプヒータ27a、27bを制御する間に、定着装置を同位置検知モードに切り替えて、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62が、同じ位置[B]の温度検知を行う。第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62の検知結果が異なれば、エラーメッセージを表示する。これにより、迅速に第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62のクリーニングの必要を認識できる。この結果、第1及び第2の単眼赤外線温度センサ61、62は、常にヒートローラ22を高精度に温度制御することが出来、良好な定着性能を得られる。
尚この発明は、上記実施例に限られるものではなく、この発明の範囲内で種々変更可能であり、例えば被加熱部材は、定着ベルトであっても良いし、加熱源部材も誘導加熱コイル等であっても良い。又、複眼のサーモパイル式赤外線温度センサの検知素子の数も限定されない。
この発明の実施例1の画像形成装置を示す概略構成図である。 この発明の実施例1の定着装置を示す概略構成図である。 この発明の実施例1のヒートローラを示す概略説明図である。 この発明の実施例1の複眼赤外線温度センサを示す概略構成図である。 この発明の実施例1の複眼赤外線温度センサの概略回路を示す模式図である。 この発明の実施例1の複眼赤外線温度センサによるヒートローラ上の温度検知位置を示す概略説明図である。 この発明の実施例1の複眼赤外線温度センサの制御系を示す概略ブロック図である。 この発明の実施例1の複眼赤外線温度センサの状況を認識する操作を示すフローチャートである。 この発明の実施例2の複眼赤外線温度センサによるヒートローラ上の温度検知位置を示す概略説明図である。 この発明の実施例2の複眼赤外線温度センサの制御系を示す概略ブロック図である。 この発明の実施例2の複眼赤外線温度センサの状況を認識する操作を示すフローチャートである。 この発明の実施例3の定着モード時の、単眼赤外線温度センサによるヒートローラ上の温度検知位置を示す概略説明図である。 この発明の実施例3の単眼赤外線温度センサの概略構成図である。 この発明の実施例3の同位置検知モード時の、単眼赤外線温度センサによるヒートローラ上の温度検知位置を示す概略説明図である。
符号の説明
1…画像形成装置
10…画像形成ユニット
10a…転写ベルト
11…定着装置
20…定着ローラ
22…ヒートローラ
23…プレスローラ
27a…第1のハロゲンランプヒータ
27b…第2のハロゲンランプヒータ
31…剥離爪
32…複眼赤外線温度センサ
33…サーミスタ
34…サーモスタット
37…サーモパイル部
37a〜37e…第1〜第5の検知素子

Claims (8)

  1. 被定着媒体に接触して前記被定着媒体上のトナー像を定着する被加熱部材と、
    前記被加熱部材を加熱する加熱源部材と、
    前記被加熱部材の非画像形成領域に接触して前記非画像形成領域の温度を検知する接触型温度センサ部材と、
    前記被加熱部材の前記接触型温度センサ部材の接触位置と同位相の周上を含む複数位置の温度を検知して、前記被加熱部材の前記接触型温度センサ部材による温度検知位置と同じ位置の温度を検知する非接触温度センサ部材とを具備することを特徴とする定着装置。
  2. 前記被加熱部材に対する、前記接触型温度センサ部材による第1の検知結果及び、前記接触型温度センサ部材による温度検知位置と同じ位置に対する前記非接触温度センサ部材による第2の検知結果を比較する第1の比較部と、
    前記第1の比較部の第1の比較結果を表示する表示部材を更に有することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 記非接触温度センサ部材により検知された、前記被加熱部材の前記複数位置の温度を比較する第2の比較部を更に具備することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  4. 前記被加熱部材から前記被定着媒体を剥離する剥離部材を更に有し、前記非接触温度センサ部材に検知される前記被加熱部材の前記複数位置の一部が、前記剥離部材と同位相の位置にあり、前記第2の比較部の第2の比較結果を表示する表示部材を更に有することを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 前記非接触温度センサ部材は、複眼のサーモパイル式赤外線温度センサであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 着モード時には、前記被加熱部材の異なる複数の検知位置の温度をそれぞれ検知し、同位置検知モード時には、前記被加熱部材の同じ比較位置を同時に温度検知する複数の単眼の非接触温度センサ部材を更に具備することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  7. 前記同位置検知モード時に前記複数の単眼の非接触温度センサ部材による複数の検知結果を比較する第3の比較部を更に有し、前記第3の比較部の第3の比較結果を表示する表示部材を更に有することを特徴とする請求項6記載の定着装置。
  8. 前記複数の単眼の非接触温度センサ部材を前記検知位置と前記比較位置との間で往復移動する可動部材を更に有することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の定着装置。
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