JP2001215843A - 定着装置、その温度制御方法、およびその異常検知方法 - Google Patents

定着装置、その温度制御方法、およびその異常検知方法

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JP2001215843A
JP2001215843A JP2000028114A JP2000028114A JP2001215843A JP 2001215843 A JP2001215843 A JP 2001215843A JP 2000028114 A JP2000028114 A JP 2000028114A JP 2000028114 A JP2000028114 A JP 2000028114A JP 2001215843 A JP2001215843 A JP 2001215843A
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temperature
detection sensor
heating roller
heating
temperature detection
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JP2000028114A
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Kazumichi Yamauchi
一道 山内
Yoshiteru Katayama
善輝 片山
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度制御性に優れた定着装置を提供する。 【解決手段】加熱ローラ31の表面層35にカーボンブ
ラックを含有せしめて黒色とすることで、加熱ローラ3
1表面から発せられる赤外線の安定化を達成でき、それ
により加熱ローラの31温度制御を高精度に行うことが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の画像形成装置における、電子写真
方式により形成されたトナー像を転写された転写材を加
熱定着する定着装置、定着装置の温度制御方法、および
定着装置の異常検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を適用した画像形成装置に
用いられる加熱ローラ方式の定着装置においては、加熱
手段としてのハロゲンランプヒータ等を内部に有し、表
面にトナーとの離型性を付与する表面層を設けた加熱ロ
ーラと、表面が弾性ゴム層等からなる加圧ローラとから
構成されている。
【0003】このような定着装置においては、加熱ロー
ラを所定の設定温度に維持するように、加熱ローラ表面
の温度を温度検知センサにより検知し、加熱手段をオン
オフ制御するようになされている。このような温度検知
センサとしては、応答性が要求されることから、加熱ロ
ーラに接触せしめて温度検知センサを設けることが一般
的に行われている。
【0004】しかしながら、温度検知センサを加熱ロー
ラに接触せしめて設けると、加熱ローラの表面に設けら
れている離型性の表面層が温度検知センサにより摺擦さ
れて損傷し、離型性の喪失によるいわゆるオフセット現
象を発生して画像を汚染したりして、加熱ローラの耐久
性を低下せしめてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した加熱ローラの
耐久性を改善するために、加熱ローラに対して非接触に
温度検知センサを設けることが提案されている。しかし
ながら、非接触であるために前記した加熱ローラの損傷
という問題を解消できるものの、応答性や温度検知の精
度においては必ずしも十分ではなく、検知誤差が大きく
て不安定であるために、実用に供し得ないのが実状であ
る。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、温度制御性に優れ、且つ耐久性の
優れた定着装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、非接触温度セ
ンサを用いて優れた温度制御性を有する定着装置の温度
制御方法を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、非接触温度セ
ンサを用いた場合においても良好に温度異常を検知でき
る定着装置の異常検知方法を提供することにある。
【0009】
【課題を達成するための手段】第1の本発明の定着装置
は、転写材上に形成されたトナー像を加熱定着するため
の、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接
してなる加圧ローラ、および該加熱ローラと非接触に配
置され、前記加熱ローラの表面の温度を検知するための
温度検知センサを備えてなる定着装置において、前記温
度検知センサは、赤外線検知センサであり、前記加熱ロ
ーラの表面に、カーボンブラックを含有する表面層を設
けたことを特徴とする。
【0010】第2の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、前記加熱ローラの表面をクリーニングするクリーニ
ング手段、および該加熱ローラと非接触に配置され、前
記加熱ローラの表面の温度を検知するための温度検知セ
ンサを備えてなる定着装置において、前記温度検知セン
サは、赤外線検知センサであり、前記クリーニング手段
の下流に配置してなることを特徴とする。
【0011】第3の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、および該加熱ローラと非接触に配置され、前記加熱
ローラの表面の温度を検知するための温度検知センサを
備えてなる定着装置において、前記温度検知センサは、
温度補償素子を内蔵する赤外線検知センサであり、該温
度検知センサは、断熱部材を介して枠部材に設置される
ことを特徴とする。
【0012】第4の本発明の定着装置の異常検知方法
は、転写材上に形成されたトナー像を加熱定着するため
の、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接
してなる加圧ローラ、および該加熱ローラと非接触に配
置され、前記加熱ローラの表面の温度を検知するための
温度検知センサを備えてなる定着装置の異常検知方法に
おいて、前記温度検知センサは、温度補償素子を内蔵す
る赤外線検知センサであり、前記温度補償素子の出力に
より、定着装置の温度異常を検知することを特徴とす
る。
【0013】第5の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、および前記加熱ローラの表面の温度を検知するため
の温度検知センサを備えてなる定着装置において、前記
温度検知センサは、少なくとも温度補償機能を備えた第
1温度検知センサ、および第2温度検知センサからな
り、前記第1温度検知センサは、前記加熱ローラとは非
接触状態で、転写材の通過領域に設置される赤外線検知
センサであり、前記第2温度検知センサは、前記加熱ロ
ーラとは接触状態で、転写材の通過領域外に設置される
感熱素子からなるセンサであることを特徴とする。
【0014】第6の本発明の定着装置の温度制御方法
は、転写材上に形成されたトナー像を加熱定着するため
の、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接
してなる加圧ローラ、および前記加熱ローラの表面の温
度を検知するための温度検知センサを備えてなる定着装
置の温度制御方法において、前記温度検知センサは、少
なくとも第1温度検知センサ、および第2温度検知セン
サからなり、前記第1温度検知センサは、前記加熱ロー
ラとは非接触状態で、転写材の通過領域に設置される赤
外線検知センサであり、前記第2温度検知センサは、前
記加熱ローラとは接触状態で、転写材の通過領域外に設
置される感熱素子からなるセンサであり、前記第2温度
検知センサの出力を基準として、前記第1温度検知セン
サの出力を補正することで温度検知を行うことを特徴と
する。
【0015】第7の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、および該加圧ローラの表面の温度を検知するための
第3の温度検知センサを備えてなる定着装置において、
前記温度検知センサは、前記加圧ローラと非接触に配置
された赤外線検知センサであることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の本発明の定着装置は、転写材上に形成さ
れたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設けた
加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ローラ、
および該加熱ローラと非接触に配置され、前記加熱ロー
ラの表面の温度を検知するための温度検知センサを備え
てなる定着装置において、前記温度検知センサは、赤外
線検知センサであり、前記加熱ローラの表面に、カーボ
ンブラックを含有する表面層を設けている。すなわち、
前記加熱ローラ表面が白色若しくはグレイ色のような淡
色であると、前記加熱ローラ表面から発せられる赤外線
量が経時的に不安定となり、前記赤外線検知センサによ
る測定値がばらつく恐れがあるが、本発明では、表面層
にカーボンブラックを含有せしめて黒色とすることで、
前記加熱ローラ表面から発せられる赤外線の安定化を達
成でき、それにより前記加熱ローラの温度制御を高精度
に行うことが出来る。
【0017】第2の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、前記加熱ローラの表面をクリーニングするクリーニ
ング手段、および該加熱ローラと非接触に配置され、前
記加熱ローラの表面の温度を検知するための温度検知セ
ンサを備えてなる定着装置において、前記温度検知セン
サは、赤外線検知センサであり、前記クリーニング手段
の下流に配置してなる。すなわち、前記加熱ローラ表面
がトナーや紙粉の付着により汚染されると、前記加熱ロ
ーラ表面から発せられる赤外線量が変化し、検知温度が
変動し正確な温度を検知できなくなるが、本発明によれ
ば、前記加熱ローラの表面をクリーニングするクリーニ
ング手段を設け、表面に付着したトナーや紙粉が除去さ
れた該クリーニング手段の下流にて非接触で温度検知を
行うので、輻射される赤外線がトナーや紙粉に邪魔され
ることがないため、かかる赤外線を検知することによっ
て前記加熱ローラの表面温度を精度良く検知することが
出来る。
【0018】尚、前記温度検知センサが、温度補償機能
を有すれば、温度検知センサの温度の変化に応じて温度
補償を行うことにより、より高精度に前記加熱ローラの
表面温度を測定することが出来る。
【0019】第3の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、および該加熱ローラと非接触に配置され、前記加熱
ローラの表面の温度を検知するための温度検知センサを
備えてなる定着装置において、前記温度検知センサは、
温度補償素子を内蔵する赤外線検知センサであり、該温
度検知センサは、断熱部材を介して枠部材に設置される
ようになっている。すなわち、前記温度検知センサを前
記加熱ローラに対向して配置すると、前記加熱ローラか
らの輻射熱によって前記温度検知センサが徐々に加熱さ
れることになるが、かかるセンサの温度が変化すると出
力に変動をきたしてしまって正確な検知出力が得られな
くなってしまう。そこで、本発明によれば、前記温度検
知センサが前記温度補償素子を内蔵せしめて補償出力に
より検知出力を補正することで、温度検知の精度の向上
が達成できる。又、前記温度検知センサを断熱部材を介
して枠部材に設置し、枠部材との熱的な流通を遮断する
ことで、前記温度検知センサを安定した温度状態に保持
できて、温度検知の精度向上を図ることができる。
【0020】尚、前記温度検知センサは、赤外線受光素
子と、温度補償素子としてのサーミスタ素子とを有して
いると好ましい。
【0021】第4の本発明の定着装置の異常検知方法
は、転写材上に形成されたトナー像を加熱定着するため
の、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接
してなる加圧ローラ、および該加熱ローラと非接触に配
置され、前記加熱ローラの表面の温度を検知するための
温度検知センサを備えてなる定着装置の異常検知方法に
おいて、前記温度検知センサは、温度補償素子を内蔵す
る赤外線検知センサであり、前記温度補償素子の出力に
より、定着装置の温度異常を検知する。すなわち、温度
検知センサを赤外線検知センサで構成した場合、かかる
赤外線検知センサの機能不良などに起因して加熱ローラ
の表面温度が実際より遙かに低く検知された場合には、
異常に高い温度に加熱制御がなされてしまうという恐れ
があるが、従来技術を用いてこれを防止しようとする
と、数多くのセンサを設ける必要がある。これに対し、
本発明によれば、前記温度検知センサに内蔵されている
前記温度補償素子の出力を、温度異常の検知に併用する
ことで、前記赤外線受光素子に異常が発生しても、温度
異常を的確に検知でき、それにより少ない数のセンサを
用いて制御異常を阻止できるため低コスト化が図れるこ
ととなる。
【0022】尚、前記温度補償素子は、サーミスタ素子
であると好ましい。
【0023】第5の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、および前記加熱ローラの表面の温度を検知するため
の温度検知センサを備えてなる定着装置において、前記
温度検知センサは、少なくとも温度補償機能を備えた第
1温度検知センサ、および第2温度検知センサからな
り、前記第1温度検知センサは、前記加熱ローラとは非
接触状態で、転写材の通過領域に設置される赤外線検知
センサであり、前記第2温度検知センサは、前記加熱ロ
ーラとは接触状態で、転写材の通過領域外に設置される
感熱素子からなるセンサである。すなわち、転写材とし
ての白色紙等の通過領域において紙詰まりが発生する
と、前記加熱ローラの表面に白色紙が滞留することがあ
るが、かかる場合、一般的な赤外線検知センサでは、白
色紙からの低い赤外線量を検知するので、前記加熱ロー
ラの表面温度が低下したと誤って判定されて、異常に高
い温度に加熱制御がなされてしまうという恐れがある
が、これを防止するために紙詰まり検出器などを設ける
と、構成が複雑化することとなる。これに対し、本発明
によれば、通過領域外に接触式センサを設け、両方のセ
ンサからの出力を比較することによって、常に赤外線セ
ンサの異常を監視することができ、また構成を簡素化す
ることが出来る。
【0024】尚、前記第1温度検知センサは、前記加熱
ローラの加熱制御に用いられるセンサであり、前記第2
温度検知センサは、前記加熱ローラの温度異常を検知す
るセンサであると好ましい。
【0025】第6の本発明の定着装置の温度制御方法
は、転写材上に形成されたトナー像を加熱定着するため
の、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接
してなる加圧ローラ、および前記加熱ローラの表面の温
度を検知するための温度検知センサを備えてなる定着装
置の温度制御方法において、前記温度検知センサは、少
なくとも第1温度検知センサ、および第2温度検知セン
サからなり、前記第1温度検知センサは、前記加熱ロー
ラとは非接触状態で、転写材の通過領域に設置される赤
外線検知センサであり、前記第2温度検知センサは、前
記加熱ローラとは接触状態で、転写材の通過領域外に設
置される感熱素子からなるセンサであり、前記第2温度
検知センサの出力を基準として、前記第1温度検知セン
サの出力を補正することで温度検知を行うものである。
すなわち、一般的には赤外線センサは、温度変動に対し
て出力変動があり、検知温度と実際の温度には誤差が生
じてくる傾向がある。そこで、本発明においては、端部
の通過領域外に設けられた、精度の高い温度測定が可能
な接触式センサの出力を基準として、赤外線センサの出
力を補正することで、検知温度の一層の精度向上が達成
できる。
【0026】尚、前記第2温度検知センサの感熱素子
は、サーミスタ素子であると好ましい。
【0027】第7の本発明の定着装置は、転写材上に形
成されたトナー像を加熱定着するための、加熱手段を設
けた加熱ローラ、該加熱ローラに圧接してなる加圧ロー
ラ、および該加圧ローラの表面の温度を検知するための
第3の温度検知センサを備えてなる定着装置において、
前記温度検知センサは、前記加圧ローラと非接触に配置
された赤外線検知センサである。すなわち、加圧ローラ
の温度検知センサとして、接触せしめて温度検知センサ
を設けると、表層の弾性層であるシリコンゴム層がセン
サにより摺擦されて局所的に摩耗してしまって、押圧力
が減少して部分的な定着不良を発生してしまう。このよ
うになると加圧ローラは交換しなければならず耐久性の
劣るものとなる。そこで本発明においては、非接触に温
度検知センサを設けることで、加圧ローラの表層の摩耗
を解消することができる。
【0028】尚、前記温度検知センサは、温度補償素子
を内蔵する赤外線検知センサであることが好ましく、赤
外線検知センサの温度変化による誤検知に対して温度補
償を行うことができ、より高精度に前記加圧ローラの表
面温度を検知できる。
【0029】また、前記加圧ローラは、カーボンブラッ
クを含有するシリコンゴムからなる表層を設けることが
好ましく、赤外線検知センサによる不安定な検知を解消
できる。
【0030】また、前記加熱ローラの表面の温度を検知
するための第1の温度検知センサ、および前記加熱手段
のオンオフを制御する制御手段を設け、前記第1の温度
検知センサおよび前記第3の温度検知センサの検知情報
に基づき、前記制御手段は、前記加熱手段のオンオフを
制御することが好ましく、加熱ローラや加圧ローラのそ
れぞれの温度毎に加熱手段を制御でき、より厳密な温度
管理が可能となり、稼働初期において加圧ローラが比較
的低温である場合でも、加熱ロ−ラを通常よりも高温の
設定とする等の対処が可能となり、初期の定着不良等の
問題を解消できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本発明について
図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の電子写
真方式の画像形成装置の構成の主要部の一例を示す説明
図である。この例の画像形成装置は、静電荷像が形成さ
れるドラム状感光体21と、このドラム状感光体21を
帯電させるための帯電部22と、ドラム状感光体21に
形成された静電荷像を顕像化してトナー像を形成する現
像器23と、ドラム状感光体21に形成されたトナー像
を転写材に転写させる転写部24と、ドラム状感光体2
1に密着した転写材を分離させる分離部25と、転写材
の表面に転写されたトナー像を定着させる定着装置30
とを備えている。尚、分離部25から定着装置30へと
転写材を搬送する搬送機構27と、ドラム状感光体21
の表面をクリーニングすべくクリーニング装置28が設
けられている。
【0032】定着装置30は、板金製の筐体30aに囲
われており、その内部に、トナー像が転写された転写材
の一面に接して加熱する加熱ローラ31と、この加熱ロ
ーラ31に圧接してなる加圧ローラ32とを回転自在に
配置してなり、加熱ローラ31内には、加熱手段Hとし
ての第1、第2のハロゲンランプヒータ33a、33b
が設けられている。
【0033】また、加熱ローラ31の表面をクリーニン
グするための定着クリーニング手段34が設けられてお
り、この定着クリーニング手段34は、良く知られたウ
ェブクリーニング方式で加熱ローラ31の表面に付着し
たトナーや紙粉などを排除する機能を有する。
【0034】更に、定着クリーニング手段34の下流側
(加熱ローラ31の回転方向)には、加熱ローラ31の
温度を検知してその温度データ信号を制御手段に出力す
る赤外線検知センサとしての第1温度検知センサS1
と、第2温度検知センサS2とが独立して設けられてい
る。非接触式のセンサである第1温度検知センサS1
は、断熱材30bを介して筐体30aに対して取り付け
られている。接触式のセンサである第2温度検知センサ
S2は、サーミスタ素子などを有しており、その感熱部
を加熱ローラ31の表面に接触させている。尚、第1温
度検知センサS1と、第2温度検知センサS2との配置
位置は、図1においては理解しやすいように、周方向に
異なっているが、図2に示すように周方向に同一位置に
配置されることが望ましい。
【0035】図2は、図1に示す構成をII-II線で切断
して矢印方向に見た図である。図2において、加熱ロー
ラ31は、アルミなどの熱伝導性の高い材料から形成さ
れた中空の芯金36の外周に、カーボンブラックなどを
含有した樹脂材からなる黒色の表面層35を形成してい
る。芯金36内には、第1のハロゲンランプヒータ33
aと、第2のハロゲンランプヒータ33bとが軸線方向
に沿って延在するように配置されている。
【0036】尚、表面層35の長手方向長さは、最大幅
の転写材(本実施の形態ではA3に相当)の通過領域a
3においては、(L2+L1+L2)となっており、小
サイズの幅の転写材(本実施の形態ではB5に相当)の
通過領域b5としては、L1となっている。第1温度検
知センサS1は、かかる通過領域a3,b5の中央にお
ける加熱ローラ31の外表面に対向するようにして配置
されている。第2温度検知センサS2は、かかる通過領
域a3,b5外の、加熱ローラ31の端部外表面に対向
して配置されている。加熱ローラ31の中央と端部とで
は熱収支が異なるため、それに応じて、第1温度検知セ
ンサS1の検知する温度と、第2温度検知センサS2の
検知する温度とは、異なるようになるが、これらの温度
には所定の相関関係があることが判っている。尚、本実
施の形態の変形例として、通過領域b5からは外れる
が、通過領域a3内に含まれる位置に、第1温度検知セ
ンサS1と同様な構成のセンサS1’を設けても良い。
【0037】図3は、第1温度検知センサS1の構成を
模式的に示す図である。図3において、第1温度検知セ
ンサS1は、銅などの熱伝導性に優れた枠部材Sc内に
収容された、赤外線受光素子Srと、温度補償機能を有
するように温度補償素子としてのサーミスタ素子Ssと
を備えている。赤外線受光素子Srは、図2に示す如
く、その検出面が加熱ローラ31の表面に対向してお
り、表面層35から輻射される赤外線の量を検出できる
ようになっている。一方、サーミスタ素子Ssは、赤外
線受光素子Srの温度を直接検知する代わりに、赤外線
受光素子Srの温度と同一温度にある枠部材Scの温度
を検知することで、第1温度検知センサS1の温度を検
知する。
【0038】図3に示すように、第1温度検知センサS
1の枠部材Scは、断熱材30bを介して、定着装置3
0の筐体30aに取り付けられている。従って、筐体3
0aと枠部材Scとの間の熱伝導を抑制できるため、枠
部材Scの温度が安定した状態となり、それにより測定
の精度を向上させることが出来る。尚、枠部材Scの温
度をより安定した状態に維持するため、加熱ローラ31
に対向する面に断熱材30b’(点線で示す)を設け
て、そこからの輻射熱を遮断するようにしても良い。
【0039】図4は、本実施の形態による加熱ローラ3
1の加熱制御系を示すブロック図である。図4におい
て、第1温度検知センサS1の赤外線受光素子Srから
の検出信号(温度データ)と、サーミスタ素子Ssから
の検出信号(補償データ)は、制御手段40に入力され
るようになっている。一方、第2温度検知センサS2の
検出信号も、制御手段40に入力されるようになってい
る。
【0040】制御手段40は、定電圧電源である電源P
を駆動制御して、主加熱用の第1のハロゲンランプヒー
夕33aおよび温度調整用の第2のハロゲンランプヒ―
タ33bの点灯と消灯をそれぞれ独立に制御する。
【0041】第1温度検知センサS1の赤外線受光素子
Srからの検出信号(温度データ)は、赤外線受光素子
Srの温度に応じて変化するという特性を有する。従っ
て、加熱ローラ31の表面温度を測定するには、赤外線
受光素子Srからの検出信号(温度データ)のみでは足
りないこととなる。そこで、本実施の形態においては、
サーミスタ素子Ssからの検出信号(補償データ)を用
いて、赤外線受光素子Srの測定温度を補償するように
している。
【0042】尚、測定前準備として、赤外線受光素子S
rとサーミスタ素子Ssを同一の温度に維持しながら温
度を変化させ、サーミスタ素子Ssの温度毎の検出信号
(補償データ)と、その温度での赤外線受光素子Srの
検出信号(温度データ)と、その時の加熱ローラ表面の
実測温度を対応させて、制御手段40内にテーブルとし
て記憶しておくことが望ましい。他の方法として、各温
度毎のサーミスタ素子Ssの出力信号と赤外線受光素子
Srの出力信号と加熱ローラ表面の実測温度の相関に関
する演算式を予め作成しておき、演算により温度を検出
する方法も適用できる。
【0043】定着装置30の動作に関連して、制御手段
40の制御態様を具体的に説明する。画像形成装置の電
源スイッチ(不図示)が投入されると、制御手段40
は、第1のハロゲンランプヒータ33aと、第2のハロ
ゲンランプヒータ33bとを点灯し、第1温度検知セン
サS1の監視により、加熱ローラ31の表面温度を略一
定に維持するように制御する。加熱ローラ31の表面温
度が所定温度に達したら、搬送機構27により転写材搬
送を許可し、トナー像が形成された転写材を加圧ローラ
32との間で加熱圧接して、トナーを固着した永久画像
を転写材上に形成するようにして定着処理が行われるこ
ととなる。
【0044】加熱制御においては、制御手段40は、サ
ーミスタ素子Ssからの検出信号(補償データ)からま
ず赤外線受光素子Srの温度を求め、かかる温度におけ
る赤外線受光素子Srから出力される検出信号(温度デ
ータ)を、記憶したテーブルに当てはめて、加熱ローラ
31の実際の表面温度を求めることにより温度補償を行
っている。このような温度補償機能に基づき、制御手段
40は、赤外線受光素子Srのみでは得られない高精度
な測定を行うことが出来、かかる測定値を用いて、定電
圧電源Pを駆動制御して、第1及び第2のハロゲンラン
プヒータ33a、33bの点灯を制御すれば、より高精
度な温度制御を達成することが出来る。
【0045】更に、制御手段40は、第1温度検知セン
サS1のサーミスタ素子Ssからの検出信号を監視して
おり、万が一赤外線受光素子Srに機能不良が生じ、加
熱ローラ31の表面温度が実際の温度よりも低く検知さ
れたような場合でも、サーミスタ素子Ssの検出信号が
閾値を超えたことに応動して、第1のハロゲンランプヒ
ータ33a、第2のハロゲンランプヒータ33bを消灯
するため、フェイルセーフ機能に優れている。尚、本実
施の形態においては、制御手段40は、第1温度検知セ
ンサS2からの検出信号も監視しており、サーミスタ素
子Ssの検出信号が閾値を下回っている場合でも、第2
温度検知センサS2からの検出信号が閾値を超えたこと
に応動して、第1のハロゲンランプヒータ33a、第2
のハロゲンランプヒータ33bを消灯するため、加熱ロ
ーラ31の加熱制御を二重に監視出来、より高度なフェ
イルセーフ機能を有している。
【0046】本実施の形態によれば、加熱ローラ31の
表面層35にカーボンブラックを含有せしめて黒色とす
ることで、加熱ローラ31表面から発せられる赤外線の
安定化を達成でき、それにより加熱ローラの31温度制
御を高精度に行うことが出来る。
【0047】更に、本実施の形態によれば、加熱ローラ
31の表面をクリーニングするクリーニング手段として
の定着クリーニング手段34の下流に、第1温度検知セ
ンサS1を配置しているので、加熱ローラ31の表面に
付着したトナーや紙粉が除去された状態で非接触的に温
度検知を行うことができるため、加熱ローラ31の表面
温度を精度良く検知することが出来る。又、定着クリー
ニング手段34の下流に、第2温度検知センサS2を配
置しているので、その接触部に、トナーや紙粉が対流す
ることを防止できるため、加熱ローラ31の表面温度を
より精度良く検知することが出来る。
【0048】又、本実施の形態によれば、第1温度検知
センサS1が温度補償素子としてのサーミスタSsを内
蔵せしめて、その補償出力としての温度データにより、
赤外線受光素子Srから出力される検知出力としての温
度データを補正することで、温度検知の精度の向上が達
成できる。加えて、第1温度検知センサS1を断熱材3
0bを介して枠部材としての筐体30aに設置し、筐体
30aとの熱的な流通を遮断することで、第1温度検知
センサS1を安定した温度状態に保持できて、温度検知
の精度向上を図ることができる。
【0049】又、本実施の形態によれば、第1温度検知
センサS1に内蔵されている温度補償素子としてのサー
ミスタ素子Ssの出力を、温度異常の検知に併用するこ
とで、赤外線受光素子Srに異常が発生しても、それを
的確に検知でき、それにより少ない数のセンサを用いて
制御異常を阻止できるため低コスト化が図れることとな
る。
【0050】ところで、転写材としての白色紙の通過領
域において紙詰まりが発生すると、加熱ローラ31の表
面に白色紙が滞留することがあるが、かかる場合、一般
的な赤外線検知センサでは、白色紙からの低い赤外線量
を検知するので、制御手段40は、加熱ローラ31の温
度が低下したと誤って判定し、加熱ローラ31を加熱し
続ける恐れがあるが、従来技術を用いてこれを防止しよ
うとすると、同じ位置に数多くのセンサを設ける必要が
あって設計の自由度が低下する。これに対し、本実施の
形態によれば、通過領域外に接触式センサとしての第2
温度検知センサS2を設け、制御手段40が双方のセン
サS1,S2からの出力を比較することによって、常に
赤外線受光素子Srの異常を監視することができ、また
同じ位置に複数のセンサを設けなくても良いことから設
計の自由度が向上する。
【0051】従って、第1温度検知センサS1は、主と
して加熱ローラ31の加熱制御に用いられるセンサであ
り、第2温度検知センサS2は、加熱ローラ31の温度
異常を検知するセンサであると言える。
【0052】尚、一般的には赤外線センサは、温度変動
に対して出力変動があり、検知温度と実際の温度には誤
差が生じてくる傾向がある。そこで、端部の通過領域外
に設けられた、精度の高い温度測定が可能な接触式セン
サとしての第2温度検知センサS2の出力を基準とし
て、定期的にもしくは必要に応じて、第1温度検知セン
サS1の赤外線受光素子Srの出力を補正することが望
ましい。かかる補正により、検知温度の一層の精度向上
が期待できる。
【0053】他の実施の態様として、加圧ローラ32の
温度を検知する第3温度検知センサS3を設け、加圧ロ
ーラ32の温度も検知し、加圧ローラ32の温度が低い
場合には加熱ローラ31を通常よりも高温の設定温度に
して加熱手段Hを制御することで、加圧ローラ32が比
較的低温である稼働初期においても稼働初期の定着不良
を改善できる。尚、前記第3温度検知センサS3は、前
記第1温度検知センサS1と同様のものを使用でき、前
記加圧ローラ32と非接触に配置された赤外線検知セン
サであり、温度補償素子を内蔵する。
【0054】この場合、前記加圧ローラ32は、カーボ
ンブラックを含有するシリコンゴムからなる表層37を
設けることが好ましい。加熱ローラについて記載した効
果と同様の効果を得ることができる。
【0055】更に、他の実施の態様として、加圧ローラ
32にハロゲンランプヒータからなる第2の加熱手段3
3cと、前記した第3温度検知センサS3を設け、第1
温度検知センサS1および第3温度検知センサS3の検
知情報に基づき、前記複数の加熱手段Hと第2の加熱手
段33cをそれぞれ制御すると、低温な環境条件におい
ても一層定着性を良好とすることができる。
【0056】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。例えば、第1温度検知センサS1の枠
部材Scは、アルミなどの熱伝導性に優れた素材から形
成しても良い。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、温度制御性に優れ、且
つ耐久性の優れた定着装置を提供でき、また、非接触温
度センサを用いて優れた温度制御性を有する定着装置の
温度制御方法を提供でき、更には、非接触温度センサを
用いた場合においても良好に温度異常を検知できる定着
装置の異常検知方法を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真方式の画像形成装置の構成の
主要部の一例を示す説明図である。
【図2】図1に示す構成をII-II線で切断して矢印方向
に見た図である。
【図3】第1温度検知センサS1の構成を模式的に示す
図である。
【図4】本実施の形態による加熱ローラ31の加熱制御
系を示すブロック図である。
【符号の説明】
21 ドラム感光体 22 帯電部 23 現像器 24 転写部 25 分離部 27 搬送機構 28 クリーニング部 30 定着装置 30b 断熱材 31 加熱ローラ 32 加圧ローラ 33a 第1のハロゲンランプヒータ 33b 第2のハロゲンランプヒータ 33c 第3のハロゲンランプヒータ(第2の加熱手
段) 35 表面層 36 芯金 37 表層 40 制御手段 P 電源 S1 第1温度検知センサ S2 第2温度検知センサ S3 第3温度検知センサ Sr 赤外線受光素子 Ss サーミスタ素子 Sc 枠部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA18 BA31 BB04 CA45 3K058 AA12 AA42 BA18 CA23 CA61 CA70 CA91 CB02 CE16 DA02 GA06 5H323 AA36 BB01 CA08 CB04 CB42 DA01 EE04 EE14 FF01 FF03 FF10 GG04 GG16 HH05 KK05 MM02 QQ06 RR04 SS01 TT02

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材上に形成されたトナー像を加熱定
    着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ロ
    ーラに圧接してなる加圧ローラ、および該加熱ローラと
    非接触に配置され、前記加熱ローラの表面の温度を検知
    するための温度検知センサを備えてなる定着装置におい
    て、 前記温度検知センサは、赤外線検知センサであり、 前記加熱ローラの表面に、カーボンブラックを含有する
    表面層を設けたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 転写材上に形成されたトナー像を加熱定
    着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ロ
    ーラに圧接してなる加圧ローラ、前記加熱ローラの表面
    をクリーニングするクリーニング手段、および該加熱ロ
    ーラと非接触に配置され、前記加熱ローラの表面の温度
    を検知するための温度検知センサを備えてなる定着装置
    において、 前記温度検知センサは、赤外線検知センサであり、前記
    クリーニング手段の下流に配置してなることを特徴とす
    る定着装置。
  3. 【請求項3】 前記温度検知センサは、温度補償機能を
    有することを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装
    置。
  4. 【請求項4】 転写材上に形成されたトナー像を加熱定
    着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ロ
    ーラに圧接してなる加圧ローラ、および該加熱ローラと
    非接触に配置され、前記加熱ローラの表面の温度を検知
    するための温度検知センサを備えてなる定着装置におい
    て、 前記温度検知センサは、温度補償素子を内蔵する赤外線
    検知センサであり、 該温度検知センサは、断熱部材を介して枠部材に設置さ
    れることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 前記温度検知センサは、赤外線受光素子
    と、温度補償素子としてのサーミスタ素子とを有してい
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    定着装置。
  6. 【請求項6】 転写材上に形成されたトナー像を加熱定
    着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ロ
    ーラに圧接してなる加圧ローラ、および該加熱ローラと
    非接触に配置され、前記加熱ローラの表面の温度を検知
    するための温度検知センサを備えてなる定着装置の異常
    検知方法において、 前記温度検知センサは、温度補償素子を内蔵する赤外線
    検知センサであり、 前記温度補償素子の出力により、定着装置の温度異常を
    検知することを特徴とする定着装置の異常検知方法。
  7. 【請求項7】 前記温度補償素子は、サーミスタ素子で
    あることを特徴とする請求項6に記載の定着装置の異常
    検知方法。
  8. 【請求項8】 転写材上に形成されたトナー像を加熱定
    着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱ロ
    ーラに圧接してなる加圧ローラ、および前記加熱ローラ
    の表面の温度を検知するための温度検知センサを備えて
    なる定着装置において、 前記温度検知センサは、少なくとも温度補償機能を備え
    た第1温度検知センサ、および第2温度検知センサから
    なり、 前記第1温度検知センサは、前記加熱ローラとは非接触
    状態で、転写材の通過領域に設置される赤外線検知セン
    サであり、 前記第2温度検知センサは、前記加熱ローラとは接触状
    態で、転写材の通過領域外に設置される感熱素子からな
    るセンサであることを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】 前記第1温度検知センサは、前記加熱ロ
    ーラの加熱制御に用いられるセンサであり、前記第2温
    度検知センサは、前記加熱ローラの温度異常を検知する
    センサであることを特徴とする請求項8に記載の定着装
    置。
  10. 【請求項10】 転写材上に形成されたトナー像を加熱
    定着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱
    ローラに圧接してなる加圧ローラ、および前記加熱ロー
    ラの表面の温度を検知するための温度検知センサを備え
    てなる定着装置の温度制御方法において、 前記温度検知センサは、少なくとも第1温度検知セン
    サ、および第2温度検知センサからなり、 前記第1温度検知センサは、前記加熱ローラとは非接触
    状態で、転写材の通過領域に設置される赤外線検知セン
    サであり、 前記第2温度検知センサは、前記加熱ローラとは接触状
    態で、転写材の通過領域外に設置される感熱素子からな
    るセンサであり、 前記第2温度検知センサの出力を基準として、前記第1
    温度検知センサの出力を補正することで温度検知を行う
    ことを特徴とする定着装置の温度制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第2温度検知センサの感熱素子
    は、サーミスタ素子であることを特徴とする請求項10
    に記載の定着装置の温度制御方法。
  12. 【請求項12】 転写材上に形成されたトナー像を加熱
    定着するための、加熱手段を設けた加熱ローラ、該加熱
    ローラに圧接してなる加圧ローラ、および該加圧ローラ
    の表面の温度を検知するための第3の温度検知センサを
    備えてなる定着装置において、 前記温度検知センサは、前記加圧ローラと非接触に配置
    された赤外線検知センサであることを特徴とする定着装
    置。
  13. 【請求項13】 前記温度検知センサは、温度補償素子
    を内蔵する赤外線検知センサであることを特徴とする請
    求項12記載の定着装置。
  14. 【請求項14】 前記加圧ローラは、カーボンブラック
    を含有するシリコンゴムからなる表層を設けたことを特
    徴とする請求項12記載の定着装置。
  15. 【請求項15】 前記加熱ローラの表面の温度を検知す
    るための第1の温度検知センサ、および前記加熱手段の
    オンオフを制御する制御手段を備えてなり、前記第1の
    温度検知センサおよび前記第3の温度検知センサの検知
    情報に基づき、前記制御手段は、前記加熱手段のオンオ
    フを制御することを特徴とする請求項12記載の定着装
    置。
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