JP2014074897A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な画像を形成することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 カラープリンタは、定着装置2050、反射型光学センサ2245、熱遮蔽部材100、及びプリンタ制御装置などを備えている。反射型光学センサ2245は、y軸方向に沿って等間隔で配置され、定着ベルト502に向けて光を射出する24個の発光部、及び定着ベルト502で反射された光を受光する24個の受光部などを有している。熱遮蔽部材100は、z軸方向に関して、定着ベルト502と反射型光学センサ2245との間に配置され、反射型光学センサ2245から定着ベルト502に向かう光、及び定着ベルト502で反射され反射型光学センサ2245に向かう光が通過することができる光通過部を有し、加熱ローラ504から反射型光学センサ2245への伝熱を抑制する。
【選択図】図4
【解決手段】 カラープリンタは、定着装置2050、反射型光学センサ2245、熱遮蔽部材100、及びプリンタ制御装置などを備えている。反射型光学センサ2245は、y軸方向に沿って等間隔で配置され、定着ベルト502に向けて光を射出する24個の発光部、及び定着ベルト502で反射された光を受光する24個の受光部などを有している。熱遮蔽部材100は、z軸方向に関して、定着ベルト502と反射型光学センサ2245との間に配置され、反射型光学センサ2245から定着ベルト502に向かう光、及び定着ベルト502で反射され反射型光学センサ2245に向かう光が通過することができる光通過部を有し、加熱ローラ504から反射型光学センサ2245への伝熱を抑制する。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置に係り、更に詳しくは、トナーを用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、一般的に、感光体ドラム及びその周囲に配置された帯電装置、露光装置、現像装置などを有している。感光体ドラムの表面は帯電装置により一様に帯電され、その帯電部分が露光装置から射出されたレーザ光によって露光される。これにより感光体ドラム上に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置により現像され、トナー画像となる。
感光体ドラム上のトナー画像は、搬送ベルトで搬送されてきた用紙に転写される。トナー画像が転写された用紙は、搬送ベルトから剥離されて定着装置に搬送され、ここでトナーが定着され、排紙される。
定着装置は、用紙を加熱及び加圧するための定着ベルトを有している。
例えば、A4サイズ用紙及びA3サイズ用紙を使用可能な画像形成装置において、A4サイズ用紙の定着を縦通紙の状態で繰り返すと、定着ベルト表面におけるA4サイズ用紙の用紙幅方向の端部が通過する位置に縦筋状の傷が発生することがある。これは用紙端の紙粉により定着ベルトの表面が荒らされることによって生じる。
このとき、A4横通紙あるいはA3縦通紙がなされると、上記縦筋状の傷に対応して画像表面にいわゆる光沢スジが現れ、画像品質が劣化する。
そこで、定着ベルト表面の荒れを考慮した画像形成装置が考案された(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
画像形成装置における画像品質に対する要求は、年々高くなってきている。しかしながら、特許文献1〜特許文献4に開示されている画像形成装置では、要求されるレベルの画像品質を得るのは困難であった。
本発明は、第1軸方向に移動している記録媒体上の画像を定着させる定着部材を有する画像形成装置において、前記定着部材に向けて光を射出し、前記定着部材で反射された光を受光する少なくとも1つの反射型光学センサと、前記定着部材と前記少なくとも1つの反射型光学センサとの間に配置され、前記少なくとも1つの反射型光学センサから前記定着部材に向かう光、及び前記定着部材で反射され前記少なくとも1つの反射型光学センサに向かう光が通過できる光通過部を有し、前記定着部材から前記少なくとも1つの反射型光学センサへの伝熱を抑制する熱遮蔽部材と、前記少なくとも1つの反射型光学センサの出力信号に基づいて、前記定着部材の表面状態を求める処理装置と、を備える画像形成装置である。
本発明の画像形成装置によれば、良好な画像を形成することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図21に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係るカラープリンタ2000の概略構成が示されている。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、光走査装置2010、4つの感光体ドラム(2030a、2030b、2030c、2030d)、4つのクリーニングユニット(2031a、2031b、2031c、2031d)、4つの帯電装置(2032a、2032b、2032c、2032d)、4つの現像ローラ(2033a、2033b、2033c、2033d)、中間転写ベルト2040、2次転写ローラ2042、定着装置2050、給紙コロ2054、排紙ローラ2058、給紙トレイ2060、排紙トレイ2070、通信制御装置2080、反射型光学センサ2245、熱遮蔽部材100、操作パネル(図示省略)及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置2090などを備えている。
通信制御装置2080は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
プリンタ制御装置2090は、CPU、該CPUにて解読可能なコードで記述されたプログラム及び該プログラムを実行する際に用いられる各種データが格納されているROM、作業用のメモリであるRAM、増幅回路、アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換回路などを有している。そして、プリンタ制御装置2090は、通信制御装置2080を介して受信した上位装置からの多色の画像情報(ブラック画像情報、シアン画像情報、マゼンタ画像情報、イエロー画像情報)を光走査装置2010に通知する。
操作パネルは、作業者が各種設定を行うための複数のキー、及び各種情報を表示するための表示器を有している。
感光体ドラム2030a、帯電装置2032a、現像ローラ2033a、及びクリーニングユニット2031aは、組として使用され、ブラックの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Kステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030b、帯電装置2032b、現像ローラ2033b、及びクリーニングユニット2031bは、組として使用され、シアンの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Cステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030c、帯電装置2032c、現像ローラ2033c、及びクリーニングユニット2031cは、組として使用され、マゼンタの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Mステーション」ともいう)を構成する。
感光体ドラム2030d、帯電装置2032d、現像ローラ2033d、及びクリーニングユニット2031dは、組として使用され、イエローの画像を形成する画像形成ステーション(以下では、便宜上「Yステーション」ともいう)を構成する。
各感光体ドラムはいずれも、その表面に感光層が形成されている。ここでは、各感光体ドラムの表面がそれぞれ被走査面である。各感光体ドラムは、不図示の回転機構により、図1における面内で矢印方向に回転する。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面をそれぞれ均一に帯電させる。
光走査装置2010は、プリンタ制御装置2090からの多色の画像情報に基づいて色毎に変調された光で、対応する帯電された感光体ドラムの表面を走査する。これにより、画像情報に対応した潜像が各感光体ドラムの表面にそれぞれ形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラムの回転に伴って対応する現像装置の方向に移動する。
各現像ローラは、回転に伴って、対応するトナーカートリッジ(図示省略)からのトナーが、その表面に薄く均一に塗布される。そして、各現像ローラの表面のトナーは、対応する感光体ドラムの表面に接すると、該表面における光が照射された部分にだけ移行し、そこに付着する。すなわち、各現像ローラは、対応する感光体ドラムの表面に形成された潜像にトナーを付着させて顕像化させる。ここでトナーが付着した像(トナー画像)は、感光体ドラムの回転に伴って中間転写ベルト2040の方向に移動する。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナー画像は、所定のタイミングで中間転写ベルト2040上に順次転写され、重ね合わされてカラー画像が形成される。
給紙トレイ2060には記録紙が格納されている。この給紙トレイ2060の近傍には給紙コロ2054が配置されており、該給紙コロ2054は、記録紙を給紙トレイ2060から1枚ずつ取り出す。該記録紙は、所定のタイミングで中間転写ベルト2040と2次転写ローラ2042との間隙に向けて送り出される。これにより、中間転写ベルト2040上のトナー画像が記録紙に転写される。トナー画像が転写された記録紙は、定着装置2050に送られる。
定着装置2050では、熱と圧力とが記録紙に加えられ、これによってトナーが記録紙上に定着される。トナーが定着された記録紙は、排紙ローラ2058を介して排紙トレイ2070に送られ、排紙トレイ2070上に順次積み重ねられる。
各クリーニングユニットは、対応する感光体ドラムの表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラムの表面は、再度対応する帯電装置に対向する位置に戻る。
反射型光学センサ2245は、定着装置2050の近傍に配置されている。この反射型光学センサ2245の詳細については後述する。
上記定着装置2050は、一例として図2に示されるように、加圧ローラ501、定着ベルト502、定着ローラ503、加熱ローラ504、テンションローラ505、分離爪506、及び温度センサ(図示省略)などを有している。
ここでは、xyz3次元直交座標系において、定着装置2050に搬送される記録紙の紙面に直交する方向をz軸方向とする。また、記録紙の搬送方向を+x方向とする。
加圧ローラ501は、アルミニウム又は鉄などの金属の芯金をシリコーンゴムなどの弾性部材で被覆し、表面をフッ素樹脂でコーティングしたものである。
定着ベルト502は、ニッケルやポリイミドなどを基材とし、表面をフッ素樹脂でコーティングしたものである。なお、基材とフッ素樹脂との間に、シリコーンゴムなどの弾性部材が付加されていても良い。
定着ベルト502は、定着ローラ503と加熱ローラ504とに掛けまわされており、テンションローラ505によって適切な張力に保たれている。
定着ローラ503は、アルミニウム又は鉄などの金属の芯金をシリコーンゴムで被覆したものである。
加熱ローラ504は、アルミニウム又は鉄の中空ローラ、及び該中空ローラの内部に設けられたハロゲンヒータなどの熱源を有している。
テンションローラ505は、アルミニウム又は鉄などの金属の芯金をシリコーンゴムで被覆したものである。
分離爪506は、定着ローラ503の回転軸に平行な方向(ここでは、y軸方向)に沿って複数個設けられている。そして、各分離爪506の先端は、定着ローラ503の表面に接している。
温度センサは、加熱ローラ504上の定着ベルト502の温度を非接触で検出する。なお、温度センサとして、接触型の温度センサを用いても良い。
この定着装置2050では、定着ローラ503と加圧ローラ501とにより形成されるニップ部に記録紙が進入すると、該ニップ部において所定の圧力と熱とが記録紙に付与され、記録紙上のトナー画像が定着される。
この定着装置2050で、A4サイズの記録紙の定着を縦通紙の状態で繰り返すと、定着ベルト502の表面における記録紙の幅方向の端部が通過する位置に縦筋状の傷が発生することがある(図3参照)。これは記録紙端部の紙粉により定着ベルト502の表面が荒らされることによって生じる。
このとき、記録紙をA4横通紙あるいはA3縦通紙させると、上記傷に対応して画像表面にいわゆる光沢スジが現れ、画像品質が劣化する。
そこで、定着ベルト502における上記傷の位置及び傷の状態(傷の深さ、傷の幅)を知るために、定着装置2050の近傍に反射型光学センサ2245が配置されている。
次に、前記反射型光学センサ2245について説明する。
反射型光学センサ2245は、定着装置2050の+z側に配置されている。そして、y軸方向に関しては、反射型光学センサ2245は、定着ベルト502における上記傷が発生する部位(以下では、「傷発生部位」と略述する)の1つに対向する位置に配置されている(図4参照)。なお、図4では、2つの傷発生部位のうち、−y側の傷発生部位に対向する位置に反射型光学センサ2245が配置されているが、+y側の傷発生部位に対向する位置に反射型光学センサ2245が配置されても良い。
反射型光学センサ2245は、一例として図5〜図8に示されるように、24個の発光部(E1〜E24)を含む照射系、24個の照明用マイクロレンズ(LE1〜LE24)を含む照明光学系、24個の受光用マイクロレンズ(LD1〜LD24)を含む受光光学系、24個の受光部(D1〜D24)を含む受光系、遮光板601、及びこれらを保持する保持部材602などを備えている。なお、図7は、反射型光学センサ2245のxz断面図であり、図8は、反射型光学センサ2245のxy断面図である。
24個の発光部(E1〜E24)は、y軸方向に沿って等しい間隔(中心間距離)Peで配置されている。ここでは、一例として、Pe=1mmとしている。
最も−y側にある発光部が発光部E1であり、最も+y側にある発光部が発光部E24である。
各発光部には、LED(Light Emitting Diode)を用いることができる。各発光部から射出される光の波長は850nmである。なお、以下では、便宜上、点灯される発光部を「点灯発光部」ともいう。
各発光部は、プリンタ制御装置2090の指示によって、個別に点灯され、個別に消灯される。
24個の照明用マイクロレンズ(LE1〜LE24)は、y軸方向に沿って等しい間隔(中心間距離)で配置され、それぞれ24個の発光部(E1〜E24)に個別に対応している。
各照明用マイクロレンズは、対応する発光部から射出された光を定着ベルト502の表面に向けて集光的に導く。各照明用マイクロレンズでは、レンズ径、レンズの曲率半径、及びレンズ厚は同一である。また、各照明用マイクロレンズの光軸は、対応する発光部の光射出面に直交する方向(ここでは、z軸方向)に平行である。
各照明用マイクロレンズでは、入射側の光学面は集光パワーを有し、射出側の光学面は集光パワーを有していない。そして、入射側の光学面は、x軸方向及びy軸方向に関して集光機能を有する球面である。
ここでは、説明をわかりやすくするため、各発光部から射出され対応する照明用マイクロレンズを通過した光のみが、検出用光(S1〜S24)として定着ベルト502を照明し、定着ベルト502の表面に検出用光スポット(SP1〜SP24)を形成するものとする(図9及び図10参照)。
各検出用光スポットの大きさ(直径)は、一例として、1mmである。
なお、以下において、発光部を特定する必要がない場合には、煩雑さを避けるため、1〜24の整数iを用い、「発光部Ei」と表記する。そして、発光部Eiに対応する照明用マイクロレンズを「照明用マイクロレンズLEi」と表記する。また、発光部Eiから射出され照明用マイクロレンズLEiを通過した光を、「検出用光Si」と表記する。
また、検出用光Siによって定着ベルト502の表面に形成される光スポットを、「検出用光スポットSPi」と表記する。
ここでは、発光部E1から−y方向に距離Peだけ離れた位置を基準位置とする。そして、該基準位置を0としたときの、y軸方向に関する検出用光スポットSPiの中心位置を「光照射位置Ri」と表記する。すなわち、光照射位置R1はPe、光照射位置R2は2×Pe、光照射位置R3は3×Pe、・・・・・、光照射位置R24は24×Peである。
定着ベルト502に照射された検出用光は、定着ベルト502の表面で正反射及び拡散反射される(図11参照)。
図8に戻り、24個の受光部(D1〜D24)は、y軸方向に沿って等しい間隔(中心間距離)Pdで配置されている。ここでは、一例として、Pd=1mmとしている。各受光部は、定着ベルト502の表面で反射された光を受光する。
発光部E3から射出され、定着ベルト502の表面で反射された光は、受光部D1、受光部D2、受光部D3、受光部D4、受光部D5の5つの受光部で受光されるように設定されている。
また、発光部E4から射出され、定着ベルト502の表面で反射された光は、受光部D2、受光部D3、受光部D4、受光部D5、受光部D6の5つの受光部で受光されるように設定されている。
また、発光部E5から射出され、定着ベルト502の表面で反射された光は、受光部D3、受光部D4、受光部D5、受光部D6、受光部D7の5つの受光部で受光されるように設定されている。
すなわち、発光部Eiから射出され、定着ベルト502の表面で反射された光は、受光部D(i−2)、受光部D(i−1)、受光部Di、受光部D(i+1)、受光部D(i+2)の5つの受光部で受光されるように設定されている。
なお、以下では、受光部D(i−2)、受光部D(i−1)、受光部Di、受光部D(i+1)、受光部D(i+2)の5つの受光部を、発光部Eiに対応する受光部ともいう。
各受光部には、PD(フォトダイオード)を用いることができる。そして、各受光部は、受光量に応じた信号を出力する。各受光部の出力信号は、プリンタ制御装置2090に送られる。
24個の受光用マイクロレンズ(LD1〜LD24)は、それぞれ24個の受光部(D1〜D24)に個別に対応し、定着ベルト502の表面で反射された光を集光する。この場合、各受光部の受光量を増加させることができる。すなわち、検出感度を向上させることができる。各受光用マイクロレンズでは、レンズ径、レンズの曲率半径、及びレンズ厚は同一である。
各受光用マイクロレンズでは、射出側の光学面は集光パワーを有し、入射側の光学面は集光パワーを有していない。そして、射出側の光学面は、x軸方向に関して集光機能を有し、y軸方向に関して集光機能を有さないシリンドリカル面である。
本実施形態では、各マイクロレンズは樹脂製であり、24個の照明用マイクロレンズ(LE1〜LE24)と24個の受光用マイクロレンズ(LD1〜LD24)は、一体化され、マイクロレンズアレイとなっている。この場合は、各マイクロレンズを所定位置に組み付ける際の作業性を向上させることができる。また、複数のマイクロレンズにおけるレンズ面間の位置精度を高めることができる。
遮光板601は、照射系と受光系との間に配置され、フレア光が各受光部で受光されるのを抑制する。ここでは、遮光板601として、樹脂製の板部材が用いられている。
保持部材602は、照射系及び受光系を保持する板部材と、照明光学系、受光光学系及び遮光板601を保持する板部材とを有している。ここでは、各板部材として樹脂製の板部材が用いられている。
なお、保持部材602と上記マイクロレンズアレイは、素材が同じであれば、一体成型されていても良い。また、保持部材602と遮光板601は、素材が同じであれば、一体成型されていても良い。
図4に戻り、熱遮蔽部材100は、z軸方向に関して、定着ベルト502と反射型光学センサ2245との間に配置されている。
この熱遮蔽部材100は、反射型光学センサ2245が加熱ローラ504からの熱の影響を受けるのを抑制するための部材であり、一例として図12に示されるように、反射型光学センサ2245から射出され、定着ベルト502に向かう光、及び定着ベルト502で反射され反射型光学センサ2245に向かう光が通過することができる光通過部101を有している。
熱遮蔽部材100のy軸方向に関する長さは、加熱ローラ504のy軸方向に関する長さとほぼ同じ、あるいは少し長くなるように設定されている。
熱遮蔽部材100の素材としては、耐熱性を有する不透明なエンジニアリングプラスチック(いわゆる「エンプラ」)や金属を用いることができる。
光通過部101は、開口であっても良いし、該開口が耐熱性を有する透明なエンプラ板やガラス板で覆われていても良い。
プリンタ制御装置2090は、A4の記録紙を縦状態で所定の枚数(例えば、500枚)印刷した後に、A4の記録紙を横状態で印刷する際、あるいはA3の記録紙を印刷する際などに、反射型光学センサ2245を用いて、定着ベルト502の表面状態をチェックする。この表面状態チェック処理について、図13を用いて説明する。図13のフローチャートは、表面状態チェック処理の際に、プリンタ制御装置2090によって実行される一連の処理アルゴリズムに対応している。
最初のステップS401では、繰り返し回数を示す変数mに初期値1をセットする。
次のステップS403では、点灯発光部を示す変数iに初期値3をセットする。
次のステップS405では、発光部Eiを点灯させる。
次のステップS407では、発光部Eiに対応する受光部である、受光部D(i−2)、受光部D(i−1)、受光部Di、受光部D(i+1)、及び受光部D(i+2)の出力信号を取得する。
次のステップS409では、発光部Eiを消灯させる。
次のステップS411では、発光部Eiに対応する受光部の出力信号を、発光部Eiに対応させてプリンタ制御装置2090のRAMに保存する。
次のステップS413では、iの値が22以上であるか否かを判断する。iの値が22以上でなければ、ここでの判断は否定され、ステップS415に移行する。
このステップS415では、iの値を+1して上記ステップS405に戻る。
以下、ステップS413での判断が肯定されるまで、ステップS405からステップS415の処理を繰り返す。
iの値が22になると、ステップS413での判断は肯定され、ステップS417に移行する。
このステップS417では、mの値が予め設定されている整数M(M≧2)以上であるか否かを判断する。mの値がM以上でなければ、ここでの判断は否定され、ステップS419に移行する。
このステップS419では、mの値を+1して上記ステップS403に戻る。
以下、ステップS417での判断が肯定されるまで、ステップS403からステップS419の処理を繰り返す。
mの値がMになると、ステップS417での判断は肯定され、ステップS431に移行する。
このステップS431では、RAMに保存されている点灯タイミング毎の点灯発光部に対応する受光部、すなわち5つの受光部の出力信号のレベルの合計値(以下では、「合算レベル値」ともいう)を求める。ここでは、点灯発光部毎に、M個の合算レベル値が得られる。
次のステップS433では、点灯発光部毎に、得られたM個の合算レベル値の平均値、得られたM個の合算レベル値における中央値、異常値を除いた複数の合算レベル値の平均値、異常値を除いた複数の合算レベル値における中央値のいずれかを検出値として求める(図14参照)。なお、検出値の単位は、任意単位(arbitrary unit:a.u.)である。
次のステップS435では、図14における点灯発光部を光照射位置に変換し、光照射位置と検出値との関係を求める(図15参照)。
次のステップS437では、全ての検出値について、y軸方向に関して互いに隣接する2つの光照射位置での検出値を直線で結び(図16参照)、その傾きを該2つの光照射位置の中点での微分値とする。そして、光照射位置と微分値との関係を求める(図17参照)。
次のステップS439では、傷があるか否かを判断する。ここでは、絶対値が20(a.u.)を越える微分値があれば、傷ありと判断され、次のステップS441に移行する。
このステップS441では、傷のある位置を求める。ここでは、微分値が−20(a.u.)よりも小さい値から+20(a.u.)よりも大きな値に変化する際に、微分値が0(a.u.)となる位置である、いわゆるゼロクロス位置を求める(図18参照)。このゼロクロス位置に対応する光照射位置が傷のある位置である。図18では、12.5mmの位置に傷があると判定される。
次のステップS443では、傷の深さを求める。ところで、傷の深さが深いほど、受光部で受光される反射光の強度の低下は大きいと考えられる。すなわち、反射光強度の低下量は、傷の深さと対応している。
そこで、傷のある位置での検出値から傷の深さを求めても良いが、反射型光学センサ2245の取り付け誤差や定着ベルト502の傾きなどに起因して、光照射位置と検出値との関係に傾き成分が重畳されている場合がある。
この場合、先ず、光照射位置と微分値との関係を参照し、傷のある位置の−y側及び+y側において、傷のないことが明確な光照射位置を求める(図19参照)。図19では、光照射位置が6mmのところと15mmのところは、微分値が0に近く、傷のないことが明確である。
次に、光照射位置と検出値との関係において、傷のないことが明確な2つの光照射位置での検出値を直線Lで結ぶ(図20参照)。この直線Lの傾きが上記傾き成分である。
次に、傷のある位置を挟む2つの検出値の平均値、あるいは小さいほうの値を、傷のある位置での検出値とする。
次に、傷のある位置での直線Lの値と傷のある位置での検出値との差k(図20参照)を算出する。図20では、kは反射光強度の低下率として約16%に対応している。
次に、予め実験などで取得され、ROMに格納されているkの値と傷の深さとの関係を参照し、上記算出されたkから傷の深さを求める。
次のステップS445では、傷の幅を求める。ここでは、k/2に対応する光照射位置の幅を傷の幅wとする(図21参照)。図21では、傷の幅wは約3mmである。そして、表面状態チェック処理を終了する。
なお、上記ステップS439において、全ての微分値の絶対値が20(a.u.)以下であれば、傷なしと判断され、表面状態チェック処理を終了する。
本実施形態では、加熱ローラ504と反射型光学センサ2245との間に熱遮蔽部材100が配置され、反射型光学センサ2245が加熱ローラ504からの熱の影響を受けるのを抑制しているため、定着ベルト502における傷のある位置、傷の深さ、及び傷の幅を精度良く求めることができる。
そして、プリンタ制御装置2090は、傷の深さ及び傷の幅の少なくとも一方が、予め設定されているそれらの閾値を越えていると、操作パネルの表示器に、定着ベルト502の表面に傷がある旨のメッセージとともに、傷のある位置、傷の深さ、及び傷の幅を表示する。作業者は、表示器の表示内容をメンテナンス業者に通知する。なお、この情報は、カラープリンタ2000から自動的に公衆回線を介してメンテナンス業者に通知されても良い。
メンテナンス業者は、傷のある位置、傷の深さ、及び傷の幅に応じて、定着ベルト502の表面を削る。この場合、傷のある位置、傷の深さ、及び傷の幅が高い精度で得られているため、削り不足や削り過ぎを防止することができる。すなわち、定着ベルト502のメンテナンスを適切に行うことができる。
そこで、プリンタ制御装置2090は、安定して良好な画像を形成することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るカラープリンタ2000によると、光走査装置2010、4つの画像形成ステーション、中間転写ベルト2040、2次転写ローラ2042、定着装置2050、反射型光学センサ2245、熱遮蔽部材100、操作パネル及びプリンタ制御装置2090などを備えている。
反射型光学センサ2245は、y軸方向に沿って等間隔Peで配置され、定着ベルト502に向けて光を射出する24個の発光部(E1〜E24)、及び定着ベルト502で反射された光を受光する24個の受光部(D1〜D24)などを有している。
熱遮蔽部材100は、z軸方向に関して、定着ベルト502と反射型光学センサ2245との間に配置され、反射型光学センサ2245から定着ベルト502に向かう光、及び定着ベルト502で反射され反射型光学センサ2245に向かう光が通過することができる光通過部101を有し、加熱ローラ504から反射型光学センサ2245への伝熱を抑制する。
この場合、プリンタ制御装置2090は、反射型光学センサ2245の出力信号に基づいて、定着ベルト502における傷のある位置、傷の深さ、及び傷の幅を従来よりも精度良く求めることができる。
その結果、定着ベルト502のメンテナンスを適切に行うことが可能となり、カラープリンタ2000は、良好な画像を安定して形成することができる。
なお、上記実施形態では、熱遮蔽部材100のy軸方向に関する長さが、加熱ローラ504のy軸方向に関する長さとほぼ同じ、あるいは少し長くなるように設定されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、加熱ローラ504の発熱量があまり大きくないときは、一例として図22に示されるように、熱遮蔽部材100のy軸方向に関する長さが、上記実施形態よりも小さくても良い。
また、上記実施形態において、一例として図23に示されるように、反射型光学センサ2245をy軸方向に移動させるための駆動機構200を備えていても良い。この場合は、検出対象の傷発生部位が互いに異なる複数機種に用いたり、検出対象の傷発生部位が変動する機種に用いたり、あるいは検出対象の傷発生部位が明確でない機種に用いることが可能であり、汎用性を向上させることができる。
駆動機構200は、y軸方向を長手方向とするシャフト201、該シャフト201がねじ込まれる貫通孔を有し、シャフト201が回転するとy軸方向に沿って移動する移動部材202、シャフト201を回転させるモータ203、移動部材202が載置されるステージ204などを有している。反射型光学センサ2245は、移動部材202に固定されている。
この場合、一例として図24に示されるように、y軸方向に関する光通過部101の位置がそれぞれ異なる複数の熱遮蔽部材を用意しておき、反射型光学センサ2245のy軸方向に関する位置に適した熱遮蔽部材を選択しても良い。
また、この場合、一例として図25に示されるように、複数の液晶シャッタ102がy軸方向に沿って配置された液晶シャッタアレイを用い、反射型光学センサ2245のy軸方向に関する位置に適切な液晶シャッタのみを開状態としても良い。なお、液晶シャッタに代えて、メカニカルシャッタを用いても良い。
また、上記実施形態において、一例として図26に示されるように、y軸方向に関して、反射型光学センサ2245の取り付け部を複数有するステー210を用い、反射型光学センサ2245のy軸方向に関する位置を手動で調整しても良い。
この場合、一例として図27に示されるように、熱遮蔽部材を取り外し可能な複数の板部材で構成し、そのうちの1枚のみに光通過部101を設け、反射型光学センサ2245のy軸方向に関する位置に応じた適切な位置に光通過部101を有する板部材を取り付けても良い。
また、上記実施形態では、複数の発光部がy軸方向に沿って配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の発光部がy軸方向に対して傾斜した方向に沿って配置されても良い。
例えば、図28に示されるように、複数の発光部がy軸方向に沿って配置されている場合の検出範囲をA、複数の発光部がy軸方向に対して45°傾斜した方向に沿って配置されている場合の検出範囲をA’とすると、検出範囲A’は検出範囲Aの1/√2倍と小さくなるが、定着ベルト502における傷の位置及び傷の状態(傷の深さ、傷の幅)を求める際の位置分解能を高くすることができる。
また、上記実施形態では、発光部の数及び受光部の数が24個の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光部の数と受光部の数とが等しい場合について説明したが、これに限定されるものではなく、受光部の数が発光部の数より多くても良い。
また、上記実施形態では、発光部Eiに対応する受光部が、受光部D(i−2)、受光部D(i−1)、受光部Di、受光部D(i+1)、受光部D(i+2)の5つの受光部である場合について説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、発光部Eiに対応する受光部が、受光部D(i−1)、受光部Di、受光部D(i+1)の3つの受光部であっても良い。
また、上記実施形態では、表面状態チェック処理の際に、発光部E3〜発光部E22を用いる場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、光照射位置R13付近に傷のあることが予想されるときには、発光部E8〜発光部E18を用いても良い。
また、上記実施形態では、24個の照明用マイクロレンズ(LE1〜LE24)と24個の受光用マイクロレンズ(LD1〜LD24)が一体化されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、反射型光学センサ2245に処理装置を設け、表面状態チェック処理におけるプリンタ制御装置2090での処理の少なくとも一部を、該処理装置が行っても良い。
また、上記実施形態では、反射型光学センサ2245が1個設けられる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、反射型光学センサ2245が複数個設けられても良い(図29参照)。
また、上記実施形態では、画像形成装置として、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタの場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、更に補助色を用いる多色カラープリンタであっても良いし、単色の画像を形成するプリンタであっても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置として、カラープリンタの場合について説明したが、これに限らず、プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機であっても良い。
図30には、定着ベルト502の上方領域が示されている。ここでは、カラープリンタ2000は、yz面に平行な床面上に配置されている。そして、+x方向が該床面に対して鉛直方向に関する上方向である。定着ベルト502からの熱は主にこの上方領域に上昇していくので,反射型光学センサ2245をこの領域から逃がすことで、熱の影響を受け難くすることができる。発明者らの実験によれば、定着ベルト502の上方領域での温度は100℃近くまで達するのに対し、図30に示される反射型光学センサ2245の位置での温度は70℃以下に抑えられることが分かった。70℃であれば光学樹脂材料が特性を維持することができる。
図31には、反射型光学センサ2245からの光の照射位置、及び加熱ローラ504の中心位置であるローラ中心が示されている。定着ベルト502や熱源(加熱ローラ504)からの熱の上昇の拡がりも加味して、反射型光学センサ2245の位置をローラ中心より低くすることで、より熱の影響を受け難くすることができる。
図32には、加圧ローラ501の内部にも熱源が設けられている場合が示されている。この場合には、熱源である加熱ローラ504の中心、及び加圧ローラ501の中心より高い位置には、反射型光学センサ2245を配置しないようにすることが良い。すなわち、反射型光学センサ2245の位置を全ての熱源より低くすることで、より熱の影響を受け難くすることができる。
図33には、さらに熱遮蔽部材100が設けられている場合が示されている。この場合には、熱の影響をより抑制することが可能となる。
すなわち、反射型光学センサ2245を発熱体である定着ベルト502の上方領域から逃がすことにより、熱の影響を受け難くくし、検出精度の低下を抑えることができる。さらに、反射型光学センサ2245の位置を加熱ローラ504の中心位置以下とすることで、より熱の影響を受け難くすることができる。
100…熱遮蔽部材、101…光通過部、102…液晶シャッタ、200…駆動機構、201…シャフト、202…移動部材、203…モータ、204…ステージ、210…ステー、501…加圧ローラ、502…定着ベルト、503…定着ローラ、504…加熱ローラ、505…テンションローラ、2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、2030a〜2030d…感光体ドラム、2040…中間転写ベルト、2050…定着装置、2090…プリンタ制御装置(処理装置)、2245…反射型光学センサ、D1〜D24…受光部、E1〜E24…発光部、LD1〜LD24…受光用マイクロレンズ、LE1〜LE24…照明用マイクロレンズ。
Claims (14)
- 第1軸方向に移動している記録媒体上の画像を定着させる定着部材を有する画像形成装置において、
前記定着部材に向けて光を射出し、前記定着部材で反射された光を受光する少なくとも1つの反射型光学センサと、
前記定着部材と前記少なくとも1つの反射型光学センサとの間に配置され、前記少なくとも1つの反射型光学センサから前記定着部材に向かう光、及び前記定着部材で反射され前記少なくとも1つの反射型光学センサに向かう光が通過できる光通過部を有し、前記定着部材から前記少なくとも1つの反射型光学センサへの伝熱を抑制する熱遮蔽部材と、
前記少なくとも1つの反射型光学センサの出力信号に基づいて、前記定着部材の表面状態を求める処理装置と、を備える画像形成装置。 - 前記第1軸方向に直交する第2軸方向に関する前記少なくとも1つの反射型光学センサの位置を調整するための調整機構を更に備え、
前記熱遮蔽部材における前記光通過部は、前記少なくとも1つの反射型光学センサの位置に応じて、前記第2軸方向に関する位置が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 第1軸方向に移動している記録媒体上の画像を定着させる定着部材を有する画像形成装置において、
前記定着部材は、定着ベルト、加圧ローラ及び熱源を有し、
前記定着ベルトに向けて光を射出し、前記定着ベルトで反射された光を受光する少なくとも1つの反射型光学センサと、
前記少なくとも1つの反射型光学センサの出力信号に基づいて、前記定着ベルトの表面状態を求める処理装置とを備え、
前記記録媒体は前記定着ベルトと前記加圧ローラとによって形成されるニップを通過し、
前記熱源は、前記通過の際に前記定着ベルト及び前記加圧ローラのいずれかを介して前記記録媒体に熱を付加し、
前記少なくとも1つの反射型光学センサは、鉛直方向に関して、前記定着ベルト及び前記熱源の上方以外の位置に配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 第1軸方向に移動している記録媒体上の画像を定着させる定着部材を有する画像形成装置において、
前記定着部材は、定着ベルト、複数のベルト搬送ローラ、加圧ローラ及び熱源を有し、
前記定着ベルトに向けて光を射出し、前記定着ベルトで反射された光を受光する少なくとも1つの反射型光学センサと、
前記少なくとも1つの反射型光学センサの出力信号に基づいて、前記定着ベルトの表面状態を求める処理装置とを備え、
前記定着ベルトは、前記複数のベルト搬送ローラ間に掛け渡されて回転し、
前記記録媒体は前記定着ベルトと前記加圧ローラとによって形成されるニップを通過し、
前記熱源は、前記通過の際に前記定着ベルト及び前記加圧ローラのいずれかを介して前記記録媒体に熱を付加し、
前記反射型光学センサからの光が照射される前記定着ベルト上の位置は、鉛直方向に関して、前記複数のベルト搬送ローラの中心以下であることを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数のベルト搬送ローラは、前記熱源を有する加熱ローラを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記複数のベルト搬送ローラは、前記定着ベルトを間に挟んで前記加圧ローラと対向する定着ローラを含み、
前記反射型光学センサからの光が照射されている前記定着ベルト上の位置は、鉛直方向に関して、前記定着ローラを除く全てのベルト搬送ローラの中心以下であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記定着ベルトと前記反射型光学センサとの間に配置され、前記反射型光学センサから前記定着ベルトに向かう光、及び前記定着ベルトで反射され前記反射型光学センサに向かう光が通過できる光通過部を有し、前記定着ベルトから前記反射型光学センサへの伝熱を抑制する熱遮蔽部材を備えることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記第2軸方向に関する前記少なくとも1つの反射型光学センサの位置は、手動で調整可能であることを特徴とする請求項2又は7に記載の画像形成装置。
- 前記第1軸方向に直交する第2軸方向に関する前記熱遮蔽部材の長さは、前記第2軸方向に関する前記定着部材の長さ以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記少なくとも1つの反射型光学センサは、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に沿って配置された複数の発光部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記少なくとも1つの反射型光学センサは、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に対して傾斜した方向に沿って配置された複数の発光部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記少なくとも1つの反射型光学センサは、前記複数の発光部を順次、点灯及び消灯することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
- 前記少なくとも1つの反射型光学センサは、1つの反射型光学センサであり、
前記記録媒体は、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に関する長さが互いに異なる複数の記録媒体であり、
前記1つの反射型光学センサは、前記第2軸方向に関する長さが最も大きい記録媒体以外の記録媒体の、前記第2軸方向の一方の端部が通過する前記定着部材での位置に対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記定着部材は定着ベルトであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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