JP4731341B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クリーニングユニットを備えた定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置では、所望のトナー像を感光体ドラム上に形成し、そのトナー像を用紙上に転写した後、定着装置によって用紙上にトナー像を定着させることを行う。定着装置は、通常、一対の加熱部材を備えている。この一対の加熱部材の代表例として、用紙搬送路を挟んで互いに圧接するように配置される定着ローラ及び加圧ローラが挙げられる。定着ローラ及び加圧ローラは搬送されてくる用紙を挟持し、熱及び圧力を加えることによりトナー像を熱圧着させ、用紙上への画像形成を完成させる。
ところで、このような定着装置では、定着ローラは用紙上に付着したトナーに接触することとなるため、定着処理においてトナーが定着ローラに付着する場合がある。また、定着ローラに付着したトナーは、両者の圧接部位を介して加圧ローラにも付着する場合がある。
そこで、従来では、クリーニングローラを定着ローラに当接させることにより、定着ローラに付着したトナーを取り除く定着装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−119661号公報
前述した従来の定着装置では、定着処理を行った後に定着ローラに付着したトナーはクリーニングローラによって除去される構成であるが、除去したトナーはクリーニングローラに付着することとなるため、クリーニングローラが一回転したときに両者の当接部位を介して定着ローラにトナーが再付着する。また、定着ローラに付着したトナーの量が増加すると、定着ローラとクリーニングローラとの摩擦力が増大し、定着動作時に用紙詰りなどの問題が生じていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、定着ローラを回転駆動する駆動手段の負荷変動を検出し、その検出結果に基づいて定着ローラのクリーニング状態を検出する構成とすることにより、クリーニングローラの交換時期等を適切に報知することができる定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定着装置は、定着ローラと、該定着ローラに圧接する加圧ローラと、前記定着ローラを回転駆動する駆動手段とを備え、現像剤による画像を担持したシートを、回転駆動させた定着ローラ及び加圧ローラにより挟持しながら搬送して前記シート上に画像を定着させる定着装置において、前記定着ローラを所定回転速度で回転させるべく前記駆動手段を制御する制御手段と、前記定着ローラに付着した未定着の現像剤を除去するクリーニング手段と、前記定着ローラの回転速度を検出することにより前記駆動手段の負荷の変動を検出する検出手段と、該検出手段により前記駆動手段の負荷の増大を検出した場合、前記クリーニング手段の交換時期である旨を報知する報知手段とを備え、前記制御手段は、シート上に画像を定着させる際、第1回転速度で前記定着ローラを回転させるべく前記駆動手段を制御し、前記検出手段により負荷変動を検出する際、前記第1回転速度より速い第2回転速度で回転させるべく前記駆動手段を制御するようにしてあり、前記制御手段が前記定着ローラを前記第2回転速度で回転させるべく前記駆動手段を制御した際に、前記定着ローラの回転速度が第2回転速度に到達しないことを検出した場合、前記検出手段は、前記駆動手段の負荷の増大を検出したと判断し、前記報知手段が前記クリーニング手段の交換時期である旨を報知するようにしてあることを特徴とする。
定着ローラに付着した未定着の現像剤の量が多くなると、定着ローラとクリーニングローラとの摩擦力が大きくなるため、定着ローラを回転駆動する駆動手段の負荷が増大する。本発明にあっては、駆動手段の負荷変動を検出することにより、定着ローラのクリーニング状態が検出される。
本発明にあっては、シート上に画像を定着させる際、定着ローラは第1回転速度で回転し、クリーニング状態の検出を行う際、定着ローラは第1回転速度より速い第2回転速度で回転する。
本発明に係る定着装置は、前記制御手段は、シート上への画像の定着を行う場合、前記検出手段による負荷変動の検出を実施しないようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、通常の画像形成動作が行われている間はクリーニング状態の検出が行われない。
本発明に係る定着装置は、前記定着ローラを加熱する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、定着ローラを加熱する手段を備えているため、この定着ローラは、現像剤による画像が転写された面に接することとなり、未定着の現像剤が残留する虞があるローラ表面のクリーニング状態が検出される。
本発明に係る定着装置は、前記クリーニング手段は、前記定着ローラの周面に当接する部材を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、クリーニング手段は、定着ローラの周面に当接する部材を備えており、この部材により定着ローラの周面に付着した現像剤が除去される。
本発明にあっては、クリーニング状態の検出結果を報知する手段を備えているため、クリーニング手段の交換時期が報知される。
本発明に係る画像形成装置は、画像データを受付ける手段と、受付けた画像データに基づいて現像剤による画像をシート上に転写する転写手段と、前述した発明の何れか1つに記載の定着装置とを備え、前記転写手段により転写されたシート上の画像を前記定着装置により定着させて画像形成を行うようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、転写手段により転写されたシート上の画像を前述した何れかの定着装置により定着させて画像形成を行うようにしている。定着装置内の定着ローラ及び加圧ローラ周面のクリーニング状態は良好に保たれ、定着処理での画像劣化が防止される。
本発明による場合は、駆動手段の負荷変動を検出することにより、定着ローラのクリーニング状態を検出することができる。すなわち、定着ローラに付着した未定着の現像剤の量が多くなると、定着ローラとクリーニングローラとの摩擦力が大きくなり、定着ローラを回転駆動する駆動手段の負荷が増大することとなるため、負荷変動を検出することにより間接的に定着ローラのクリーニング状態を検出することができる。
本発明による場合は、シート上に画像を定着させる際、定着ローラは第1回転速度で回転し、クリーニング状態の検出を行う際、定着ローラは第1回転速度より速い第2回転速度で回転する。したがって、通常の定着動作時にはトルクの上限値までマージンがある状態で動作させておき、クリーニング状態の検出時には定着ローラの回転速度を上昇させることにより、トルクの上限値までマージンがほとんどない状態にすることができる。このとき、小さな負荷変動でも確実に検出することが可能となり、クリーニング状態の劣化を速やかに検出することができる。
本発明による場合は、通常の画像形成動作が行われている間はクリーニング状態の検出を禁止しているため、定着処理を優先させることができる。
本発明による場合は、定着ローラを加熱する手段を備えているため、この定着ローラは、現像剤による画像が転写された面に接することとなり、未定着の現像剤が残留する虞があるローラ表面のクリーニング状態を検出することができる。
本発明による場合は、クリーニング手段は、定着ローラの周面に当接する部材を備えており、この部材により定着ローラの周面に付着した現像剤を除去することができる。
本発明による場合は、クリーニング状態の検出結果を報知する手段を備えているため、クリーニング手段の交換時期を報知することができる。
本発明による場合は、転写手段により転写されたシート上の画像を前述した何れかの定着装置により定着させて画像形成を行うようにしている。したがって、定着装置内の定着ローラ及び加圧ローラ周面のクリーニング状態は良好に保たれることになり、定着処理での画像劣化を防止することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を示す模式的断面図である。本実施の形態に係る画像形成装置は、具体的には、デジタルカラープリンタ、デジタルカラー複写機、デジタルカラー複合機等である。画像形成装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の各色を用いて多色画像を形成するために、各色に応じた4種類の潜像を形成する露光ユニット1a,1b,1c,1d、各色の潜像を現像する現像器2a,2b,2c,2d、現像されたトナー像を担持するための感光体ドラム3a,3b,3c,3d、トナー像を転写した後の残留トナーを除去するクリーナユニット4a,4b,4c,4d、感光体ドラム3a〜3dの表面を一様に帯電させる帯電器5a,5b,5c,5dを備えている。なお、各符号に付したa、b、c、dの記号は、それぞれブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の各色に対応するように記載している。
露光ユニット1aは、レーザダイオード及び反射ミラーを備えており、他の色成分の露光ユニット1b〜1dと共にレーザスキャニングユニット(LSU)を構成する。なお、露光ユニット1aは、EL(Electro Luminescence)、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子をアレイ状に並べた書込みヘッドを用いたものであってもよい。露光ユニット1aは、入力される画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム3a上に静電潜像を形成する。現像器2aは、感光体ドラム3a上に形成された静電潜像をブラックのトナーによって顕像化する。感光体ドラム3aは、画像形成装置の中心部に配置され、その表面に静電潜像又はトナー像を形成して担持する。クリーナユニット4aは、感光体ドラム3a上に残留したトナーの除去および回収を行う。帯電器5aは、感光体ドラム3aの表面を所定の電位に均一に帯電させる。帯電器5aは、感光体ドラム3aに接触するローラ型やブラシ型の他に、感光体ドラム3aに接触しないチャージャー型等が用いられる。図1に示した画像形成装置ではチャージャー型帯電器を用いている。
ブラック以外の色に対応した露光ユニット1b〜1d、現像器2b〜2d、感光体ドラム3b〜3d、クリーナユニット4b〜4d、及び帯電器5b〜5dの構成についても前述と同様である。
感光体ドラム3a〜3dの下方には転写搬送ベルトユニット7が配置される。転写搬送ベルトユニット7は、転写ベルト70、転写ベルト駆動ローラ71、転写従動ローラ73、転写ベルトテンションローラ72,74、転写ローラ6a,6b,6c,6d、及び転写ベルトクリーニングユニット9を備える。これらのローラ6a〜6d,71〜74は、転写ベルト70を張架して図1に示した白抜矢符の方向に回転駆動させるものである。
転写ローラ6a〜6dは、転写搬送ベルトユニット7のハウジングに回転可能に支持されており、直径8〜10mmの金属軸をベースとし、その表面は、EPDM(Ethylene Propylene Diene Monomer)、発泡ウレタン等の導電性の弾性材によって覆われている。転写ローラ6a〜6dには、トナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が均一的に印加され、感光体ドラム3a〜3dに形成されたトナー像を、転写ベルト70又は転写ベルト70上に吸着されて搬送される記録用紙に転写する。
転写ベルト70は、厚さ100μm程度のポリカーボネイト、ポリイミド、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン重合体、エチレンテトラルフルオロエチレン重合体等で形成され、感光体ドラム3a〜3dに接触するように設けられている。この転写ベルト70上に吸着されて搬送される記録用紙上に、感光体ドラム3a〜3dにて形成された各色のトナー像を順次転写することによって多色トナー像を形成する。転写ベルトクリーニングユニット9は、転写ベルト70に残留するトナーを除去および回収する。
以上の構成を有する画像形成装置の動作について次に説明する。画像形成装置に出力用の画像データが入力された場合、入力された画像データに基づいて露光ユニット1a〜1dが感光体ドラム3a〜3d上に静電潜像を書込む。現像器2a〜2dは各色のトナーを供給することによって感光体ドラム3a〜3d上に書込まれた静電潜像を現像する。一方、給紙トレイ10に蓄積された記録用紙は、ピックアップローラ10aによって1枚ずつ取り出された後、用紙搬送路11を通じて搬送され、レジストローラ14にて一旦保持される。レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの検知信号に基づいて感光体ドラム3a〜3d上のトナー像の先端を記録用紙の画像形成領域の先端に合わせるようなタイミングに制御し、記録用紙を感光体ドラム3a〜3dの回転に合わせて転写ベルト70へ導く。転写ベルト70に導かれた記録用紙はその表面にて吸着されて搬送される。
感光体ドラム3a〜3dから記録用紙へのトナー像の転写は、感光体ドラム3a〜3dに対向して設けられている転写ローラ6a〜6dによって行われる。転写ローラ6a〜6dにはトナーと逆極性を有する高電圧が印加されており、これによって記録用紙にトナー像が転写される。転写ベルト70によって吸着される記録用紙には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロに対応したトナー像が順次的に重ねられる。
各色のトナー像が転写された記録用紙は、転写搬送ベルトユニット7の後段に設けられた定着ユニット80へ導かれる。定着ユニット80は、定着ローラ81及び加圧ローラ82を備えている。定着ローラ81は、温度センサ121(図2参照)によって検出された温度検出値に基づいてヒータ81c,81c(図2参照)をオン・オフすることにより所定の温度(例えば、160〜200℃)となるように制御されている。定着ローラ81及び加圧ローラ82は、トナー像が転写された記録用紙を挟んで回転させ、定着ローラ81の熱により、記録用紙にトナー像を熱圧着させる。
定着ユニット80を通過した記録用紙は、装置側面に設けられた排紙トレイ40上に排出されるか、又は用紙搬送路41に沿って設置された搬送ローラ42,43により装置上方へ搬送され、排紙ローラ44を通じて排紙トレイ45上へ排出される。なお、排出先のトレイの選択は、本画像形成装置へ画像データを入力させる際にユーザが設定した条件に依存する。画像形成装置では、画像データが入力されたときに設定されている条件に従って搬送切替えガイド46を切替え、ユーザが所望する排紙トレイ(40又は45)への排出を行う。
図2は定着ユニットの構成を示す模式的断面図である。定着ユニット80は、用紙Pの搬送方向に対して上側に配置されるハウジング80Aと、下側に配置されるハウジング80Bとを備えており、それらの内側に定着ローラ81、加圧ローラ82、クリーニングローラ83等を配置している。ハウジング80A,80Bは、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の熱硬化樹脂により形成されており、両者を近接して配置することにより定着ユニット80の外部へ熱が拡散することを防止している。
定着ローラ81は、芯金81a及び離型層81bにより形成されており、芯金81aの内部に熱源となるヒータ81c,81cを備えている。芯金81aの素材としては、鉄、ステンレス鋼、銅、アルミニウム等の金属又はこれらの合金を採用することができる。芯金81aは、例えば、直径40mm、肉厚1mm程度の中空円筒形状に形成されており、その軸長方向の長さは、A4サイズの用紙の縦の長さと略同一の長さを有している。ここで、芯金81aの肉厚を1mm程度に設定しているのは熱容量を低く抑えるためである。
離型層81bの素材としては、PFA(テトラフルオロエチレンとペルフルオトアルキルビニルエーテルとの共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、シリコーンゴム、フッ素ゴム等が用いられる。離型層81bの肉厚は、例えば25μm程度であり、芯金81aの周面に形成される。
ヒータ81cは、ハロゲンヒータによって構成されており、後述するヒータ制御回路120(図3参照)からの制御によって通電されることにより発光し、赤外線を放射する。定着ローラ81の内周面(すなわち、芯金81aの内周面)は、ヒータ81c,81cから放射される赤外線により加熱される。また、定着ローラ81の表面温度を検出するために温度センサ121を備えている。温度センサ121としては、サーミスタを用いることができ、定着ローラ81の外周面(すなわち、離型層81bの表面)に接触するように設けられている。なお、温度センサ121としては、サーミスタの他、非接触式の赤外線センサを用いることができる。
加圧ローラ82は、芯金82a、耐熱弾性材層82b、離型層82cにより構成されている。芯金82a及び離型層82cは、定着ローラ81に用いられる芯金81a及び離型層81bと同様の材料により形成されている。また、耐熱弾性材層82bの素材としてはシリコーンゴムが使用され、厚さ6mm程度のシリコーンゴム(ゴム硬度JIS−A50°)が芯金82aの周面に形成されている。
クリーニングローラ83は、直径15mm程度の円筒状の芯金83aと、定着ローラ81表面に付着したトナーを除去するクリーニング部材83bとにより構成されている。クリーニング部材83bは、定着ローラ81の離型層81bよりも離型性が悪い材料(例えば、フェルト等)により形成されている。クリーニングローラ83は、クリーニング部材83bの外周面と定着ローラ81の離型層81bとが当接するようにハウジング80Aの適宜箇所に設置されている。そのため、定着ローラ81の表面に付着しているトナーは、定着ローラ81とクリーニングローラ83との当接部位においてクリーニングローラ83側へ移り、定着ローラ81の表面をクリーニングした状態に保つことができる。
このような構成の定着ユニット80に、トナーTが付着した用紙Pが搬送されてきた場合、その用紙Pは、定着ユニット80の側面上流側に設けられた用紙搬送ガイド86A,86Bにより、定着ローラ81と加圧ローラ82との圧接部位(定着ニップ)に導かれる。定着ローラ81及び加圧ローラ82は、用紙Pを挟持しながら用紙搬送路41の下流側へ搬送することにより熱と圧力とを加え、用紙P上に付着しているトナーTをその用紙P上に定着させる。トナーTが定着した用紙Pは、定着ローラ81及び加圧ローラ82の表面の離型性により自然に剥がれるか、又は定着ローラ81及び加圧ローラ82の周面に当接させた状態で配置した分離爪87A,87Bにより剥がされ、用紙搬送路41の下流側へ搬送される。
図3は画像形成装置の制御系の構成を説明するブロック図である。画像形成装置は、ハードウェア全体を制御するCPU101を備えている。CPU101にはバス102を介してROM103及びRAM104が接続されている。ROM103は、半導体メモリにより構成されており、各種ハードウェアを制御するための制御プログラム、制御する際に必要なデータ、テーブル等が予め記憶されている。RAM104は、揮発性の半導体メモリにより構成されており、CPU101が前記プログラムを実行して各種ハードウェアの制御を行う際に生成する各種データ、又は外部から入力される各種データが一時的に記憶される。
CPU101が制御すべき各種ハードウェアは入出力インタフェース105を介して接続されている。入出力インタフェース105に接続されているハードウェアとしては、操作パネル110、通信IF111、ファクシミリモデム112、ヒータ制御回路120、温度センサ121、モータユニット130等が挙げられる。
操作パネル110は、利用者による操作指示を受付ける操作部110aと、利用者に対して報知すべき情報を表示する表示部110bとにより構成される。通信IF111は、図に示していないLAN等のネットワークへ接続するためのインタフェースであり、ネットワーク上のパーソナルコンピュータ等から送信されるプリントジョブを受信して出力用の画像データに展開する。また、ファクシミリモデム112は、外部のファクシミリ装置を接続するための回線終端回路を備えており、公衆回線網を介してファクシミリデータを送受信できるようにしている。
ヒータ制御回路120は、ヒータ81c,81cへの通電を行うことにより定着ローラ81を加熱する制御と、ヒータ81c,81cへの通電を停止することにより定着ローラ81を冷却(除熱)する制御とを行う。温度センサ121は、定着ローラ81の表面温度に応じた出力値を出力する。例えば、温度センサ121としてサーミスタを用いている場合、CPU101は、温度センサ121の抵抗値を所定のサンプリング周期にて所得した後、ROM103に予め記憶されている変換テーブルに従って温度のデータに変換し、定着ローラ81の表面温度の情報を取得する。
モータユニット130は、モータコントローラ131、モータドライバ132、モータ133、及びエンコーダ134を備えている。モータユニット130としては、例えば、シナノケンシ株式会社製の「テイチャクモーター(DR−6236−163)」を使用することができる。モータコントローラ131は、DSP(Digital Signal Processor)を備えており、CPU101と通信を行い、モータドライバ132を介してPWM制御によりモータ133の回転速度、位相制御を行う。モータ133は、例えば、DCブラシレスモータであり、図に示していないギア等を介して、少なくとも定着ユニット80の定着ローラ81を回転駆動する。エンコーダ134は、モータ133の回転速度及び位置を検出するセンサであり、検出結果をモータコントローラ131へフィードバックする。
本実施の形態では、エンコーダ134の出力を基にしてモータ133の負荷変動を検出することにより、クリーニングローラ83による定着ローラ81のクリーニング状態を検出する。図4はモータ133の特性を表すグラフである。横軸はモータ133の出力トルク(N・m)を表し、縦軸はモータ133の回転速度(回転/分)又はモータ133に流れる電流(アンペア)を表している。「○」及び「●」のシンボルを付したグラフは、回転速度に対する出力トルクの特性を示しており、印加電圧をそれぞれ34.2V及び38Vとしている。一方、「◇」及び「◆」のシンボルを付したグラフは、モータ133に流れる電流に対する出力トルクの特性を示しており、印加電圧をそれぞれ34.2V及び38Vとしている。
定着ローラ81に付着したトナーの量が多くなると、定着ローラ81とクリーニングローラ83との摩擦力が大きくなるため、定着ローラ81を回転駆動しているモータ133にかかる負荷が増大する。負荷の増大は、モータ133の回転速度の減少として検出される。すなわち、モータ133にかかる負荷が増大したとき、回転速度が減少することになるが、これはエンコーダ134により検出され、検出信号がモータコントローラ131に入力される。モータコントローラ131は、モータドライバ132に入力する信号波形とエンコーダ134から出力される信号波形とを比較することにより、実際のモータ133の回転速度が、設定してある回転速度と相違するか否かを判断し、相違する場合には、回転速度を調整すると共に、入出力インタフェース105を通じてエラー信号をCPU101へ送信する。CPU101は、このエラー信号を受信したか否かにより、モータ133の負荷変動が生じたか否かを判断することができる。
本発明では、クリーニングローラ83によるクリーニング状態を検出する際、モータ133の負荷変動を確実に検出するために、以下の制御を行う。
通常の定着動作時は、例えば、印加電圧を38vとし、回転速度2000回転/分、負荷トルク0.15N・mでマージンをもって動作させる。定着ローラ81に付着したトナーの量が多くなり、定着ローラ81とクリーニングローラ83との摩擦力が増大した場合、定着ローラ81を駆動しているモータ133の負荷が増大する。例えば、負荷が0.17N・mとなった場合、クリーニングローラ83の交換時期として検知するよう、モータ133の回転速度を、例えば、3000回転/分に上昇させる。このとき、モータ133は負荷トルク0.17N・mの時に3000回転/分で回転させる駆動能力がないので、実際のモータ133の回転速度はおよそ2900回転/分となり、所望の回転速度3000回転/分を下回る。これをエンコーダ134により検出することで、クリーニングローラ83の交換時期として検出する。
図5は画像形成装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。まず、画像形成装置のCPU101は、定着ローラ81のクリーニング状態を検出すべきタイミングであるか否かを判断する(ステップS1)。検出すべきタイミングとしては、画像形成装置の電源投入時または休止時などの定着動作が行われていない任意の時点を選択することができる。また、予め定めた時刻に検出を行うこととしておき、その時刻に定着動作が行われている場合には、検出動作を禁止し、定着動作の完了後にクリーニング状態の検出を行うようにしてもよい。なお、検出すべきタイミングの情報は、ROM103内に格納しておけばよい。
クリーニング状態を検出すべきタイミングでないと判断した場合(S1:NO)、CPU101は待機する。クリーニング状態を検出すべきタイミングであると判断した場合、CPU101はモータユニット130と通信を行い、クリーニング状態検出時の回転速度でモータ133を駆動する(ステップS2)。本実施の形態では、クリーニング状態検出時のモータ133の回転速度を、定着動作時のモータ133の回転速度よりも高く設定している。
次いで、CPU101は、クリーニング状態が良好であるか否かを判断する(ステップS3)。負荷変動を検出した場合、モータユニット130は、その旨を表すエラー信号(前述した「テイチャクモーター」にあってはロック信号)を出力するので、このエラー信号を受信した場合、CPU101は、定着ローラ81のクリーニング状態が良好でないと判断し(S3:NO)、クリーニングローラ83の交換時期である旨を報知する(ステップS4)。操作パネル110は表示部110bを備えているため、この表示部110bに文字情報を表示することにより、クリーニングローラ83の交換時期である旨を報知することができる。また、画像形成装置は、通信IF111を備えているため、この通信IF111を介して接続されているパーソナルコンピュータ等へクリーニング状態が悪化している旨の情報を通知する構成としてもよい。
CPU101は、モータユニット130からのエラー信号を受信しない場合、クリーニング状態が依然として良好であると判断し(S3:YES)、本フローチャートによる処理を終了する。
本実施の形態に係る画像形成装置の内部構成を示す模式的断面図である。 定着ユニットの構成を示す模式的断面図である。 画像形成装置の制御系の構成を説明するブロック図である。 モータの特性を表すグラフである。 画像形成装置が実行する処理の手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
101 CPU
103 ROM
104 RAM
110 操作パネル
111 通信IF
112 ファクシミリモデム
130 モータユニット
131 モータエンコーダ
132 モータドライバ
133 モータ
134 エンコーダ

Claims (5)

  1. 定着ローラと、該定着ローラに圧接する加圧ローラと、前記定着ローラを回転駆動する駆動手段とを備え、現像剤による画像を担持したシートを、回転駆動させた定着ローラ及び加圧ローラにより挟持しながら搬送して前記シート上に画像を定着させる定着装置において、
    前記定着ローラを所定回転速度で回転させるべく前記駆動手段を制御する制御手段と、前記定着ローラに付着した未定着の現像剤を除去するクリーニング手段と、前記定着ローラの回転速度を検出することにより前記駆動手段の負荷の変動を検出する検出手段と、該検出手段により前記駆動手段の負荷の増大を検出した場合、前記クリーニング手段の交換時期である旨を報知する報知手段とを備え、
    前記制御手段は、シート上に画像を定着させる際、第1回転速度で前記定着ローラを回転させるべく前記駆動手段を制御し、前記検出手段により負荷変動を検出する際、前記第1回転速度より速い第2回転速度で回転させるべく前記駆動手段を制御するようにしてあり、
    前記制御手段が前記定着ローラを前記第2回転速度で回転させるべく前記駆動手段を制御した際に、前記定着ローラの回転速度が第2回転速度に到達しないことを検出した場合、前記検出手段は、前記駆動手段の負荷の増大を検出したと判断し、前記報知手段が前記クリーニング手段の交換時期である旨を報知するようにしてあることを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御手段は、シート上への画像の定着を行う場合、前記検出手段による負荷変動の検出を実施しないようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着ローラを加熱する手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記クリーニング手段は、前記定着ローラの周面に当接する部材を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の定着装置。
  5. 画像データを受付ける手段と、受付けた画像データに基づいて現像剤による画像をシート上に転写する転写手段と、請求項1から請求項4の何れか1つに記載の定着装置とを備え、前記転写手段により転写されたシート上の画像を前記定着装置により定着させて画像形成を行うようにしてあることを特徴とする画像形成装置。
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