JP4641475B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置において、重送検知手段が転写手段上流に設けられているものは見受けられ、例えば、特許文献1(特公平5−32296号)がその中の1つである。特許文献1では、紙捌きローラ(分離ローラを兼ねる給紙ローラに相当)に対する紙捌きパッド(分離パッドに相当)の変位量を検出する。変位量が所定値以上になった場合、すなわち重送が生じた場合には、紙捌きローラの回転を停止させる。これは、重送が生じた場合には用紙の送りを給紙通路の入口段階で止めるものである。
また、特許文献2(特開平09−020439号公報)では、シートに搬送力を付与するために回転可能な第1ローラと、第1ローラに対してシートを押しつけ、シートの厚みに応じて移動可能な第2ローラと、を有する画像形成装置が記載されている。そして第1ローラと第2ローラとの距離を検出してシートの厚みを検出するための厚み検出手段が設けられ、ここでのシートの厚みによって、画像形成条件を決定している。
特公平5−32296号 特開平09−020439号公報
しかしながら、特公平5−32296号の場合、各給紙手段に紙厚検知手段が必要となりコストがかかってしまう。
また、特開平09−020439号公報では紙厚検知をして異常な厚みを検知した場合、転写手段にその厚みのシートが突入してしまうと、転写手段が破損したりするおそれがある。
上記の課題を解決するため本発明の画像形成装置は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されるシートの重送を検知する重送検知手段と、トナー像を担持する像担持部材と、前記重送検知手段の下流側において前記像担持部材に担持されたトナー像を前記搬送手段によって搬送されるシートに転写する転写部材と、を備え、前記重送検知手段によるシートの重送の検知後にも重送したシートの移動を前記搬送手段によって行う画像形成装置であって、前記重送検知手段がシートの重送を検知したことに基づいて前記像担持部材と前記転写部材とを離間し、離間した前記像担持部材と前記転写部材との間を移動するように前記搬送手段が重送したシートを搬送する
本発明は、シートの重送を検知した際に、像担持部材と転写部材とを離間する。したがって、シートが重送した際に像担持部材の破損を防止することができる。
図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す。本実施形態によると本発明は、カラーレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」と呼ぶ。)にて具現化されているが、本発明はこれに限定されるものではないことを理解されたい。
カラーレーザープリンタは、側方にシートが積載される手差し給紙部19を有する。カラーレーザープリンタは、給紙カセット12a、2、12b、12cを装置の下方に有する。
手差し給紙部19は手差しトレイ19bと手差しトレイ19bに載置されたシートを給送する手差し給紙ローラ19bを有する。手差し給紙ローラ19aによって給送されたシートは手差しパスPmに搬送される。
給紙カセット12a,12b、12cのそれぞれに積載されたシートはシート給送ローラ13a、13b。13cによって給送される。シート給送ローラ13a、13b、13cによって給送されたシートはそれぞれパスPa、Pb,Pcを通過して、縦パスPkに導かれる。
縦パスPkと、手差し給紙パスPmとはいずれも主搬送路である画像形成パスPgに合流する。画像形成パスPgには搬送手段としてのレジストローラ対14が設けられている。
カラーレーザープリンタは、感光体ドラム1、露光系4、回動型現像体3a、像担持体としての中間転写ベルト8、転写部材としての2次転写外ローラ5等によって構成される画像形成部を有する。
画像形成部の下流側にはシートを吸引して搬送する搬送ベルトユニット16が設けられている。搬送ベルトユニット16の下流側には定着装置6が設けられている。定着装置は挟持圧と熱とによって画像をシートに定着する回転体対6aを有する。カラーレーザープリンタ側方には画像が形成されたシートが排出される排出トレイDが設けられている。
本実施形態のカラーレーザープリンタの動作概略は次に示す通りである。即ち、電子写真感光体(感光体ドラム)1上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの1色毎のトナー像を順次形成する。感光体ドラム1上の各色のトナー像を更に中間転写ベルト8上に一色毎に転写することを繰り返し、中間転写ベルト8上に例えばフルカラーのトナー像を形成する。その後斯かるフルカラーのトナー像を一括にシート上に転写し、次いで定着装置6によって定着して永久画像を得る。以下に、更に詳しく説明する。
カラーレーザープリンタは、画像形成動作が開始すると感光ドラム1の表面を帯電手段としての帯電ローラ2が所定極性、所定電圧に帯電させる。
感光体ドラム1上のトナー像を中間転写ベルト8上に転写する際の転写位置を考慮して決定される画像書き出し位置を、検知器9が検知する。そして、この検知器9からの基準信号(TOP信号)に同期して画像信号(VDO信号)により変調されたレーザ光Lが感光ドラム1上を走査露光し、先ず1色目の画像信号に対応する静電潜像が露光系4によって感光ドラム1上に形成される。この時、露光の水平走査開始点を示す信号(BD信号)を検知器4eが検知することで、BD信号に同期した露光が行われる。
なお、露光系4はレーザ光Lを発光させるレーザユニット4a、レーザ光Lを水平走査させるポリゴンミラー4b、ポリゴンミラー4bを低速回転させるスキャナモータ4cを有する、さらに露光系4は、レーザ光Lを結像させるfθレンズ4d、水平走査開始点を示すBD信号を検知する上記の光検知器4e、レーザ光Lを感光ドラムに導く反射ミラー4fなどを有する。又、レーザ光Lは、レーザユニット4aの入力信号である上記の画像信号(VDO信号)でオンオフ変調される。
一方、回動型現像体3aには、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックそれぞれの現像剤を有する現像装置3Y、3M、3C、3Bkが設けられている。所望のタイミングにて回動型現像体3aが回転し、所定の位置で停止ことによって、それぞれの現像装置(3Y、3M、3C、3Bk)が感光ドラム1と対向する位置に配置することが可能である。
先ず1色目の静電潜像を現像するためにイエロー現像装置3Yが感光ドラム1と対向する位置に配置され、1色目のイエロートナー像が感光ドラム1上に形成する。
その後、感光ドラム1上のイエロートナー像は、中間転写体であって像担持体としての中間転写ベルト8にトナーと逆極性の転写バイアス電圧が印加されることによって、中間転写ベルト8上に転写される。
上記同様の工程を、2色目、3色目、4色面であるそれぞれマゼンタ、シアン、ブラックについて繰り返し、中間転写ベルト8上に例えばフルカラーのトナー像が形成する。
一方、給紙カセット12a。12b、12cに収容されたシートPを給紙ローラ13a、13b、13cが送り出す。若しくは手差し給紙部19からシートを送り出す。シートが送り出されるタイミングは検知器9からの基準信号(TOP信号)に基づく。給紙ローラ13によって送り出されたシートPは、氏シートPへのトナー像の転写のタイミングを制御するためのレジストローラ31,32まで搬送され、そこで一旦停止させる。
次いで、シートPは所定の転写タイミングに同期してレジストローラ31,32から再給紙される。中間転写ベルト8上のフルカラーのトナー像が再給紙されたシートP上に、転写ローラ5(以下、2次転写外ローラ)によって静電的に一括転写され、シートP上には未定着のフルカラートナー像が形成する。
未定着のフルカラートナー像を担持したシートPは、搬送ベルトユニット16によって定着装置6まで搬送される。搬送ベルトユニット16は吸引搬送ベルト16aの上面にシートPを吸引しながら定着装置6へシートPを搬送する。未定着フルカラートナー像は定着装置6の熱及び圧力によりシートP上に融着されて永久画像となる。トナー画像が定着されたシートPは、搬送ローラ17、18によって、画像形成装置外の排出トレイDに排出される。
尚、中間転写ベルト8上への転写(各色毎)が終了した感光ドラム1の表面に残留するトナーなどはブレード状のクリーニング部材を有するクリーニング装置7によって除去される。また、シートP上へのフルカラートナー像の転写が終了した中間転写ベルト8の表面に残留するトナーなどは、ブレード状のクリーニング部材を有するクリーニング装置11によって除去される。クリーニング装置7、11によって感光ドラム1と中間転写ベルト8のそれぞれに残留したトナーが除去されるので、画像形成を繰り返し行うことができる。又、手差し給紙ローラ19a及び手差し給紙部用の給紙ローラ15を用いることにより、複数種類のシートPの給紙が行える。
次に重送検知手段について、図2を用いて説明する。
本実施形態においては、重送検知手段53をレジストローラ対14に設置してある。シート搬送装置のレジストローラ対14により、搬送するシートPの重送を検出可能に構成している。
図2に示すように、レジストローラ対14は、シートに搬送力を付与するために駆動回転可能な第1ローラである搬送ローラ31と、該搬送ローラ31に記録材Pを押しつけられる加圧ローラ32と、によって構成される。加圧ローラ32と搬送ローラ31とによって挟まれた記録材Pの厚さに応じて加圧ローラ32は移動する。搬送ローラ31,加圧ローラ32とはそれぞれベアリング48a,48bを介して同一の支持部材49に回動自在に支持されている。
搬送ローラ31の一方端部には搬送ローラ31の外径と略同一のピッチ円直径を有する第1ギアである搬送ギア50が固着されている。搬送ギア50がモータ51の軸ギア51aと噛合して駆動回転可能となっている。
加圧ローラ32の一方端部にも加圧ローラ32の外径と略同一のピッチ円直径を有する第2ギアである加圧ギア52が固着されている、加圧ギア52が搬送ギア50と噛合して回転力が伝達される。
上記のようにローラ外径とギアピッチ円直径を等しくすることにより、両ローラ31,32の回転方向の位相関係は常に一定となる。この位相関係が一定となる利点はシートPの重送を検出する際の動作に関わるものであり、この点については後述する。
また、加圧ローラ32の両端を支持するベアリング48bは支持部材49に設けた図1の矢印a方向(上下方向)に長手の孔49aに対してスライド可能に取り付けられている。ベアリング48bは、押圧スプリング59によって搬送ローラ31側(下方)へ付勢されている。加圧ローラ32は矢印a方向のみ移動可能である。加圧ローラ32は押圧スプリング59によって搬送ローラ31に圧接するように付勢される。加圧ローラ32は、シートPを搬送ローラ31へ押しつけると共に、加圧ローラ32と搬送ローラ31とによって挟まれたシートPの厚さに応じて矢印a方向へスライドするようになっている。
従って、加圧ローラ32の移動量を検出することによってシートPが重送しているかを検出することが出来る。このときローラ31,32が変形すると正確に検出することが困難になる。そのために、本実施形態では搬送ローラ31及び加圧ローラ32は共に変形を生じ難い金属製の部材で構成している。
また、両ローラ31,32でシートPを挟持する場合、ローラ対の偏心がシートの厚さ検出時の誤差になるために、両ローラ31,32は極めて高精度に加工する必要がある。例えば、各々のローラ31,32が20μmずつ偏心している場合には、ローラ対を構成したときに、双方のローラの軸距離は位相によって最大±40μmの変化が生じてしまう。よって、100μmと200μmの厚さのシートPの重送を正確に検知することが困難になってしまう。
次に加圧ローラ32の移動量を検出するための構成について説明する。本実施形態では重送検出手段として、反射型のフォトセンサ53が支持部材49に取り付けられている。フォトセンサ53の発光素子53aと受光素子53bとが加圧ローラ32に対向するように配置されている。フォトセンサ53は発光素子53aから赤外光を加圧ローラ32の軸端に照射する。加圧ローラ32からの反射光を受光素子53bで受ける。フォトセンサ53は、反射光量に応じた電圧を出力する。反射光量はセンサ53と加圧ローラ32との距離に比例して変化する。よって、シートPの厚さに応じて上下する加圧ローラ32とフォトセンサ53との距離を電圧変化で検出することができる。フォトセンサ53からの出力をAD変換器によってデジタル信号化した後、CPUやメモリ等を内蔵した制御部54で演算することによってシートが重送しているか否かを検出することが出来る。
ここで、加圧ローラ32のような円筒形状のものの変位を計ろうとした場合、ローラの曲率に対するセンサ53の取り付け誤差が測定値に影響を及ぼす。この影響を少なくするために、加圧ローラ32の曲率を小さくしてローラ径を大きくすることも考えられるが、装置が大型化してしまう。そこで本実施形態ではセンサ53の発光素子53aと受光素子53bを加圧ローラ32の軸方向と平行に配置するようにしている。このように配置すると、ローラの曲率の影響を弱めることが出来るものである。
なお、本実施形態では搬送ローラ31及び加圧ローラ32をレジストローラ対14として機能させている。搬送ローラ対31および加圧ローラ32よりもシート搬送方向上流側に透過型のフォトセンサ55を配設していいる。シートPの先端が透過型のフォトセンサ55の位置を通過して所定時間が経過した後に搬送ローラ31を駆動回転させるようにしている。レジストローラ対14はシートPの先端をレジストローラ対14に突き当て、ループを形成することによって斜行を矯正すると共に、画像形成タイミングに応じてシートPを搬送するものである。
本実施形態では、入力される電圧に基づいて、センサ53と加圧ローラ32との距離が所定の距離より大きくなったときに制御部54はシートPが重送したと判断する。
なお、本実施形態において重送を検知する目的は、転写手段を構成している2次転写外ローラ5及び中間転写ベルト8や、定着装置6が、厚紙の重送によって破損することを防止することである。よって、厚紙重送時の反射光量を目安にして重送の判断を行っている。つまり、厚紙重送時の反射光量を目安にした所定の反射光量以上であれば、シートPが重送したと判断する。
次に、重送を検知した場合のシーケンスについて、図3を用いて説明していく。以下のシーケンスは制御部54が、重送検知部からの信号に基づいて2次転写外ローラの移動や、レジストローラ対14の駆動などを制御することによって行なわれる。
画像形成装置が、スタートして(S301)、重送検知部53をシートが通過した際に、重送検知手段が重送を検知したか否かを判断する(S302)。シートの重送を検知しなければ、そのまま通常動作を行う(S305)。もし、重送を検知した場合、2次転写外ローラ5を中間転写体8より離間させ(S303)、シートの搬送を停止する(S304)。
2次転写外ローラ5を中間転写体8より離間させることによって重送したシートSに未定着トナーが転写されることが防止される。未定着トナーが重送したシートSに転写されないため、ユーザーが重送したシートSを取り除く際に、ユーザーの手を汚すことなく処理することができる。
また、本実施形態では、レジストローラ対14と2次転写外ローラ5との距離が短くすることによって装置の横方向の大きさを小さくしている。このようにレジストローラ対14と2次転写外ローラ5との距離を短くすると、レジストローラ対14において重送を検知したときにシートの先端が2次転写外ローラ5に到達している可能性がある。既述のように重送検知に伴って即座に中間転写ベルト8と2次転写外ローラ5とは離間しているので、重送したシートによる中間転写ベルト8へのダメージをより少なくすることができる。
また、図4に示すフローチャートのように構成してもよい。画像形成装置が、スタートして(S401)、重送検知部であるレジストローラ対14をシートSが通過した際に、重送検知手段がシートが重送したか否かを判断する(S402)。シートの重送を検知しなければ、そのまま通常動作を行う(S403)。重送を検知した場合には、2次転写外ローラ5を中間転写体8より離間させる(S404)。2次転写外ローラ5の中間転写体8からの離間と同時に、レジローラ対31,32の回転時間を計測開始する。レジローラ対31,32の回転時間を計測するのはレジストローラ対14によるシートの送り量を計測するためである。レジストローラ対14が回転を開始してから所定時間が経過したか否かを判断し(S406)、所定時間が経過したらレジストローラ対14の回転を停止する(S407)。その後、プリンタ本体の動作を停止する(S408)。レジストローラ対14が回転を開始してから所定時間が経過後にレジストローラ対14の回転を停止することによって、重送したシートは所定の位置で停止される。
このように重送検知した際にレジストローラ対14によるシートの送り量を制御することによって、ユーザーが重送したシートを取り除きやすい位置にシートを搬送することができる。
ここで、例えば、重送したことを検知した場合には、例えば、図5のような搬送ベルトユニット16上であって、定着装置6にシートの先端が到達しない位置までシートを搬送して停止させる。
本実施形態では、重送したシートの処理を行なうために、図7で斜線によって示した箇所を一体の引き出しユニットUとして装置本体1aから引き出し可能である。つまり引き出しユニットUは、レジストローラ対14、搬送ベルトユニット32、定着装置6、2次転写外ローラ5を保持している。引き出しユニットUは、ガイドレール61によって装置の前奥方向にスライド可能に支持される(画像形成装置の概略斜視図を示す図8を参照。)。引き出しユニットUが引出されると搬送ベルトユニット16の吸引搬送ベルトの上面は露出する。
重送したシートを取り除くため、図8に示したように、定着装置6と、搬送ベルトユニット16と、2次転写外ローラ5と、レジストローラ対14等を保持した引き出しユニットUを装置本体から手前側にユーザーが引出す。ここで既述のように重送したシートはレジストローラ対14によって搬送ベルトユニット16上に搬送されている。よって、引き出しユニットUを引出したときには重送したシートは引き出しユニットの上で露出すると共に、ユーザーが重送したシートを容易に取り除くことができる。
また、図6に示すフローチャートのように構成してもよい。スタートして(S601)、重送検知部であるレジストローラ対14をシートSが通過した際に、重送検知手段がシートが重送したか否かを判断する(S602)。シートの重送を検知しなければ、そのまま通常動作を行う(S603)。重送を検知した場合には、2次転写外ローラ5を離間する(S604)のとほぼ同時に定着ローラ対6を離間させる(S605)。定着ローラ対6を離間させることによって重送シートが定着ローラ対6を傷つけることを確実に防止することができる。2次転写外ローラ5の中間転写体8からの離間や定着ローラ対6の離間と同時に、レジストローラ対14の回転時間を計測開始する(S606)。レジストローラ対14が回転を開始してから所定時間が経過したか否かを判断し(S607)、所定時間が経過したらレジストローラ対14を停止する(S608)。その後、プリンタ本体の動作を停止する(S609)。
本実施形態では、重送したシートを画像形成装置より簡単に除去出来るようにするために、シートの重を送検知した際にシートを所定位置まで搬送することによって、ユーザビリティーの向上が図れる。重送したシートの下流側への搬送に際して、既に中間転写ベルト8と2次転写外ローラ5とは離間している。したがって、重送したシートを下流側に搬送する際に中間転写ベルト8に担持されたトナーがシートに転写されることが少なくなる。したがって、ユーザーが重送したシートを取り除く際に未定着のトナーによって装置やユーザーの手が汚れてしまうことが少なくなる。
また、上述のいずれの実施形態においても、レジストローラ対14に重送検知手段を配置している。レジストローラ対14は、手差し給紙パスPmと縦パスPkとが合流する画像形成パスPgに設けられている。つまり、複数のシート給送部の合流部以降に重送検知手段を配置している。よって、複数のシート給送部の夫々に重送検知手段を配置する構成と比較してコスト的なメリットがある。
本発明に係る画像形成装置の説明図である。 本発明に係る重送検知部の斜視図である。 本発明に係る実施形態におけるフローチャートである。 本発明に係る別の実施形態におけるフローチャートである。 シートの搬送停止位置の概略図である。 本発明に係る別の実施形態におけるフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の断面図である。 本発明に係る画像形成装置の概略斜視図である。
符号の説明
1 感光ドラム
3 回動型現像体
5 2次転写外ローラ
8 中間転写ベルト
14 レジストローラ対
53 重送検知手段

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されるシートの重送を検知する重送検知手段と、
    トナー像を担持する像担持部材と、
    前記重送検知手段の下流側において前記像担持部材に担持されたトナー像を前記搬送手段によって搬送されるシートに転写する転写部材と、
    を備え、
    前記重送検知手段によるシートの重送の検知後にも重送したシートの移動を前記搬送手段によって行う画像形成装置であって、
    前記重送検知手段がシートの重送を検知したことに基づいて前記像担持部材と前記転写部材とを離間し、離間した前記像担持部材と前記転写部材との間を移動するように前記搬送手段が重送したシートを搬送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記重送検知手段が重送を検知した後に、所定の位置まで前記搬送手段がシートを搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写部材によって転写された画像をシートに定着する定着手段を有し、
    前記所定の位置が、前記転写部材と前記定着手段の間で有ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記転写部材によって転写された画像をシートに定着する定着手段と、
    前記転写部材と前記定着手段との間に設けられ、前記転写部材によって画像が転写されたシートを前記定着手段へ搬送するためにシートを吸引して搬送する吸引搬送ベルトと、を有し、
    前記搬送手段と、前記転写部材と、前記吸引搬送ベルトと、前記定着手段と、を一体のユニットとして装置本体から引出し可能であり、前記一体のユニットを前記装置本体から引出したときに前記吸引搬送ベトが露出し、
    前記所定の位置は、前記吸引搬送ベルト上の位置であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の位置は、シートの先端が前記定着手段に到達する前の前記吸引搬送ベルト上の位置であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記重送検知手段によってシートの重送を検知した後に、前記定着手段のニップ部を解除することを特徴とした請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写部材へシートを給送する複数の給紙手段と、
    前記複数の給送手段のそれぞれから給送されるシートを搬送する複数の搬送路と、
    前記複数の搬送路が合流し、前記転写部材が設けられている主搬送路と、を有し、
    前記搬送手段は前記主搬送路に設けられたローラ対を備え、
    前記ローラ対に前記重送検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記ローラ対はレジストローラであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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