JP5083942B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機やレーザープリンタ等の画像形成装置に関し、特に、定着器に対する巻付ジャムを検出する画像形成装置に関する。
従来の電子写真プロセスを用いたレーザープリンタの概略図を図6(a)に示す。レーザープリンタの本体は、機能別に示すと、給排紙部と搬送部と画像形成部と用紙検知部から成る。給排紙部は、給紙トレイと手差し給紙口21と排紙口から成る。搬送部は、給紙ローラ20とレジストローラ22と排紙ローラ24から成る。画像形成部は、転写ベルト10と2次転写ローラ11と、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色から成るトナー部と、定着器から成る。さらに、定着器は、定着ローラ23と加熱装置で構成される。用紙検知部は、レジストセンサ25と排紙センサ26から成る。いずれのセンサも、フィラー型センサである。
給紙トレイは、本体の下層部に収納されており、ここから給紙ローラ20により給紙する。同様に、手差し給紙口21からも給紙することができ、搬送された用紙は、排紙口から排紙される。給紙ローラ20は、給紙トレイにある用紙を搬送するためのローラであり、レジストローラ22は、搬送された用紙を所定時間保持し、その後下流へ搬送する。排紙ローラ24は、排紙口から用紙を排紙するためのローラである。用紙は、給紙ローラ20から排紙ローラ24までの用紙搬送路に沿って搬送される。転写ベルト10は、トナー部が形成したトナー画像を搬送し、2次転写ローラ11の位置で用紙にトナー画像を転写する。定着器は、用紙に転写されたトナー画像を、熱と圧力で定着させる。レジストセンサ25は、レジストローラ22付近上流側に設けられており、レジストローラ22に搬送された用紙を検知する。排紙センサ26は、排紙ローラ24付近上流側に設けられており、排紙される用紙を検知する。
給紙トレイに積載された用紙に画像を形成する際の、用紙搬送動作について具体的に説明する。給紙トレイに積載された用紙は、給紙ローラが反時計回転することにより、上に重ねられた用紙から一枚ずつ搬送路に搬送される。レジストセンサが用紙先端の到達を検出した後も、給紙ローラは所定時間回転を継続し、レジストローラに先端を突き当てた状態で用紙を待機させる。その際、レジストローラに用紙先端を突き当てることで、用紙にたわみを作り、用紙の搬送開始位置や用紙の向きを補正する。レジストローラの駆動は、2次転写ローラ上で転写ベルトにより搬送されるトナー画像と、用紙上の画像形成位置とが重なり合うタイミングで開始される。用紙にトナー画像が転写された後、定着器にてトナー画像を定着し、反時計回りに回転駆動された排紙ローラによって排紙口に排紙される。なお、給紙ローラ、レジストローラ、定着ローラは、図示しない駆動モータ(例えばDCモータ)によって駆動力を与えられている。排紙ローラは、回転速度を変更可能な図示しない排紙モータ(例えばステッピングモータ)によって駆動力を与えられている。
画像形成装置における定着器では、用紙に転写されたトナーの定着を行う定着ローラ23と加圧ローラが互いに当接して回転している。用紙上で定着器により溶融されたトナーは高い粘着性があるため、用紙が定着ローラ23や加圧ローラに巻き付いて正常に排紙されないことがある。これを定着巻付ジャムとよんでいる。定着巻付ジャムを放置すると用紙が熱せられて、異臭が発生して煙が出ることや、故障に至ることもある。排紙ローラ24の上流側近傍に排紙センサ26を配置して、このような定着巻付ジャムの発生を検知している。定着後に排紙センサ26がオンしないときや、排紙センサ26がオンしてから所定時間後に排紙センサ26がオフしないときに、定着巻付ジャムが発生したと判断している。
一般に、正常に搬送されたと判定する基準としては、多少のローラスリップやセンサ誤差等の余裕をみて、単一の一定時間ではなく時間幅をもつ時間として設定される。上記の所定時間とは、用紙が正常に排紙される際に、排紙センサ26が用紙先端を検出してから用紙後端を検出するまでの時間を基準として、余裕をみた時間幅をもつ時間を指す。図6(b)に示すように、排紙センサ26のオンからT1時間経過後で、T2時間経過するまでの時間を、所定時間とする。したがって、その所定時間以外の時に排紙センサ26がオフした場合は、ジャムと判定できる。
図7は、用紙先端が排紙センサ26に到達してオンした後に発生する定着巻付ジャムを検知するための一般的なフロー図である。用紙長はLであり、用紙搬送速度はV1である。トナー画像が転写された用紙が定着ローラ23を通過し、排紙センサ26が用紙先端を検知したときに、タイマ計時を開始する(タイマ値をTとする)。正常に搬送された場合には、タイマ値Tが(L÷V1)となったときに排紙センサ26がオフする。逆に、タイマ値Tが(L÷V1)未満で排紙センサ26がオフしたときと、タイマ値Tが(L÷V1)を超えても排紙センサ26がオフしないとき、ジャムが発生したと判断できる。以下に、これに関連する従来技術の例をいくつかあげる。
特許文献1に開示された「画像形成装置」は、定着ローラ前のセンサがオフになるよりも前に、排紙センサがオフになった場合は、定着巻き付きジャムと判定することで、分離爪を設けることなく、記録材の巻付きによる損傷を防止するものである。定着ローラの上流側と下流側で、記録材の有無を検知する。上流側で記録材を検知している間に、下流側で記録材が有りから無しに変わると、駆動を停止する。上流側に記録材が有るときは、定着ローラから記録材が排紙されていないと検知できるので、上流側に記録材が有るのに下流側で記録材が無くなるとき、排紙と誤検知することはない。したがって、記録材の巻付きを検知でき、画像形成装置の損傷を防止できる。
特許文献2に開示された「画像形成装置」は、定着ローラ表面の反射光量を検出して定着巻付ジャムを検知することで、反射型センサを用いても、確実に転写紙の巻付き検知できるものである。定着ローラが転写紙と接する位置と、定着ローラが転写紙と接しない位置へ、巻付検知センサを移動させる。それぞれの位置で、定着ローラの反射光量を読み込んで記憶する。記憶した2つのデータを比較し、差が所定値以上かどうか調べる。所定値以上のときには、定着ローラに転写紙が巻き付いていることを、操作部上のLCDに警告表示すると共に、所定の異常処理を行う。
特許文献3に開示された「画像形成装置」は、排紙センサで定着巻付ジャムを検知して本体の駆動を停止することで、巻付ジャムを検知して復帰処理を行い、巻付きが進行するのを防止するものである。画像信号に応じて、レーザスキャナ部により感光ドラムを走査する。感光ドラム上の潜像を現像してトナー像を形成する。トナー像を記録紙に転写した後、熱定着して排出する。その際、排紙センサにより、記録紙が所定位置を通過する状態を検知する。記録紙の先後端の検知状態を、所定時間監視することにより、記録紙の巻付きの発生を検知する。巻付ジャムが発生した場合は、装置の駆動を停止して、その旨をユーザに知らせる。
特許文献4に開示された「画像形成装置」は、定着装置内の巻付ジャムと用紙ジャムを、安価な構成で容易かつ確実に検知し、用紙ジャムの再発を防止するものである。定着部材の表面温度が設定温度に達した際に、2箇所の温度を検出し、予め基準温度値を設定する。動作中に、定着部材の表面温度が設定温度に達した際の2箇所の検出温度に基づいて、温度値を算出する。温度値と基準温度値とを比較して、定着部材に対する用紙の巻き付きジャムが発生しているか否かを判断する。用紙の巻き付きジャムが発生している場合には、熱源への通電を停止する。
特許第2858441号公報(特開平04-110880号公報) 特開平07-319333号公報 特開2000-344395号公報 特開2002-156868号公報
しかし、従来の定着巻付ジャムの検知方法には、次のような問題がある。つまり、用紙が定着ローラに巻き込まれて、用紙が逆方向に引かれて、用紙の先端が排紙センサを抜けるまでの時間が、正常に搬送した際の所定時間(排紙センサオンからT1経過後、T2経過するまでの時間)と一致すると、正常に搬送できた場合と区別がつかない。
そこで本発明の目的は、定着巻付ジャムの発生をより確実に検知できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明にかかる画像形成装置は、用紙を載置する給紙トレイと、前記給紙トレイから所定の搬送速度にて搬送された用紙上に転写されたトナー画像を定着させる定着ローラと、前記定着ローラの下流側に配置され、前記用紙を機外へ搬送するための排紙ローラと、前記定着ローラと前記排紙ローラとの間に配置され、前記用紙を検知する用紙検知手段と、前記用紙の搬送速度を制御する搬送制御手段と、前記用紙検知手段による検知結果に応じて前記用紙の定着巻付ジャムを検出するジャム検出手段と、を具備し、前記搬送制御手段は、定着巻付ジャムが発生したときに、前記用紙の先端でオンした前記用紙検知手段を、正常に排紙される前記用紙の後端でオフする時間が経過する前に、減速前の用紙の搬送速度で排紙と逆方向に引かれる前記用紙の先端でオフできるように、前記排紙ローラの用紙の搬送速度を減速させる構成とした。
本発明にかかる画像形成装置は、定着巻付ジャムの発生をより確実に検出することができる
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例1は、正常状態であれば用紙が定着ローラを抜けてから排紙ローラを抜けるまでの間、排紙ローラの回転速度を所定の速度に減速し、定着ローラと排紙口との間の用紙の通過状態を所定時間監視して、用紙の定着巻付ジャムを判定する画像形成装置である。
本発明の実施例1における画像形成装置の基本的な構成は、図6(a)に示した従来のものと同様である。図1(a)は、本発明の実施例1における画像形成装置の要部のブロック図である。画像形成装置は、CPU1と画像メモリ2とI/O(入出力)3とI/F(インターフェース)4とROM5とRAM6を備えている。CPU1は、プログラム命令を解釈して実行する演算装置である。CPU1の内部には、演算器7とタイマ8が備えられている。演算器7は、距離を演算するときに、CPU1へ送られてきた各データを処理する手段である。タイマ8は、I/O3とのやり取りをトリガとして時間を計測する手段である。画像メモリ2は、画像形成装置が印刷するデータを格納するメモリである。I/O3は、センサやモータやクラッチなどの電装品の入出力を制御する手段である。I/F4は、画像形成装置と画像形成装置に印刷要求を行う端末とのインターフェースである。ROM5は、CPU1で実行するプログラムを格納した読み出し専用の半導体メモリである。RAM6は、任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。操作パネル9は、操作用の入力手段と表示手段である。
図2は、用紙の後端が定着ローラを通過するはずの時点で排紙ローラを減速する場合の、ジャム検出処理手順および排紙ローラ減速処理手順のフロー図である。
上記のように構成された本発明の実施例1におけるレーザープリンタの機能と動作を説明する。最初に、本発明の動作原理を説明する。定着巻込ジャムを検出できない場合は、次の2条件が同時に成立しているときである。
(1)正常に排紙される際に用紙後端が排紙センサをオフするまでの時間と、定着巻込ジャムにより用紙先端が排紙センサをオフにするまでの時間とが等しくなる危険位置が、用紙に存在している。
(2)危険位置に排紙センサがあるときに、定着巻込みが発生する。
用紙後端が定着ローラを抜けたあと、排紙速度(排紙ローラの速度)を遅くすることで、正常に排紙されたのか、定着巻付ジャムが発生したのか区別できるようにする。図1(b)に示すように、定着ローラと排紙センサとの距離をSとし、用紙長をLとし、定着ローラの回転速度をV1とし、変更後の排紙ローラの速度をV2とする。2S>Lの場合は、用紙が短くて危険位置がないため、2S>Lとなるような装置とすることで解決可能である。しかし、装置の大きさが大きくなってしまう。同様に、2S>Lである用紙の場合には、問題は存在しない。
当初、排紙ローラを定着ローラと同じ速度(V1)で回転させておき、正常に搬送されていれば用紙の後端が定着ローラを抜けるはずの時点から、排紙ローラの速度をV1よりも遅いV2にする。後端が定着ローラを抜けた後にする理由は、定着時間が異なると画質が変わってしまうためである。減速するタイミングは、定着ローラを抜けるはずの時点以降であればよい。
ここでさらに、条件(1)の危険位置を、用紙後端からXの位置だと仮定すると、条件(1)の「正常に排紙される際に用紙後端が排紙センサをオフするまでの時間」は、((X−S)÷V1+S÷V2)である。定着ローラの速度はV1のままなので、「定着巻込ジャムにより用紙先端が排紙センサをオフにするまでの時間」は、((L−X)÷V1)である。両式が等しくなる位置Xは、式(イ)の値となる。
X=(1/2){L+(1−(V1/V2))S}・・・(イ)
ここで、V2を充分に小さくすれば、式(イ)の解が負数となり、危険位置が用紙に存在しなくなる。つまり、条件(1)が成立しなくなるため、正常排紙か定着巻付ジャムか区別できない場合がなくなる。
しかし、連続印刷時や生産性(スループット)が求められる際には、V2を極端に小さくすることは、排紙速度が遅くなるため、現実的ではない。しかし、条件(1)は成立しているが、条件(2)は成立していない場合、V2が最大となるのは、XとSとが等しい場合である。なぜなら、条件(2)を成立させないためには、XがS以下である必要があり、式(イ)を変形した式(ロ)から、Xが大きいほどV2が大きくなることが分かる。
V2=S/(L+S−2X)×V1・・・(ロ)
すなわち、V2を式(ハ)で表される値とすれば、正常排紙か定着巻付ジャムか区別できない場合がなくなり、かつV2が最大になる。
V2=S/(L−S)×V1・・・(ハ)
次に、図2のフロー図を用いて、動作手順を説明する。処理制御は、CPU1が実行する。また、使用する記号V1は、定着ローラおよび排紙ローラの回転速度であり、記号V2は、減速後の排紙ローラの回転速度であり、記号Lは、用紙の長さであり、記号Sは、定着ローラと排紙センサとの距離である。用紙後端が定着ローラを通過するはずの時点を、排紙センサが用紙先端を検出した時点を基準として判断する。従来のジャム発生検知処理フローに、排紙ローラの回転速度をV2に減速する処理を加えたものである。
((L−S)÷V1)は、搬送速度V1で用紙が搬送された際に、排紙センサがオンしてから用紙の後端が定着ローラを抜けるまでにかかる時間であり、そのタイミングで排紙ローラの回転速度をV2とする。V2は、演算式(a÷(L+a−2S))×V1によって算出され、用紙後端が定着ローラを抜けた時に排紙ローラを減速するということは、a=Sであるので、V2=(S÷(L−S))×V1に排紙ローラを減速する。搬送の途中で減速することから、正常に搬送が行われた際に、排紙センサがオンしてからオフするまでの時間は、((L−S)÷V1+(S÷V2))となる。したがって、この時間より早く排紙センサがオフした場合や、この時間を経過しても排紙センサがオフしない場合には、ジャムが発生したと判定する。このように制御することで、定着ジャムの発生を確実に検知することが可能になる。
図2に示すステップ1で、トナー画像が転写された用紙を速度V1で定着器に搬送する。ステップ2で、排紙センサがオンになるまで待つ。ステップ3で、タイマ計時を開始する。経過した時間をTとする。ステップ4で、排紙センサがオフになったかどうか調べる。オフになっていなければ、ステップ5で、経過時間Tが((L−S)÷V1)であるかどうか調べる。そうであれば、ステップ6で、排紙ローラの回転速度をV2に下げる。ステップ7で、経過時間Tが((L−S)÷V1+(S÷V2))より長いかどうか調べる。そうでなければ、ステップ4に戻る。長ければ、ジャム発生と判する。ステップで、排紙センサがオフであれば、ステップ8で、経過時間Tが((L−S)÷V1+(S÷V2))より短いかどうか調べる。短ければ、ジャム発生と判する。そうでなければ、正常に搬送完了と判する。
上記のように、本発明の実施例1では、画像形成装置を、正常状態であれば用紙が定着ローラを抜けてから排紙ローラを抜けるまでの間、排紙ローラの回転速度を所定の速度に減速し、定着部材と排紙口との間の用紙の通過状態を所定時間監視して、用紙の定着巻付ジャムを判定する構成としたので、排紙を誤検知する可能性がなくなり、定着巻付ジャムをより確実に検出できる。
本発明の実施例2は、レジストセンサが用紙後端を検出した時点を基準として、排紙ローラの回転速度を減速する時点を判断し、用紙の後端が定着ローラを通過するはずの時点で排紙ローラを減速する画像形成装置である。
本発明の実施例2における画像形成装置の基本的な構成は、図6(a)に示した従来のものと同様である。図3は、レジストセンサのオフを基準とした排紙ローラ減速処理手順のフロー図である。記号S2は、レジストセンサと定着ローラとの距離である。V2は、実施例1と同じ演算式により算出される。図4は、用紙の後端が定着ローラを通過するはずの時点で排紙ローラを減速する場合の、ジャム検知処理手順のフロー図である。従来のジャム検知処理フロー図と同じ形のフロー図であり、ジャム発生と判定する基準は、実施例1と同じである。
レジストセンサを用紙後端が通過、すなわちレジストセンサがオフになったら、タイマ計時を開始する(タイマ値T)。レジストセンサがオフになってからS2÷V1時間後の時刻は、正常に搬送された場合に用紙後端が定着ローラを通過する時刻である。したがって、T=S2÷V1になったら排紙ローラの回転速度をV2とすることで、排紙ローラの回転速度を減速する。図3の処理と図4の処理とを行うことで、レジストセンサオフを基準として排紙ローラの回転速度を減速した場合でも、定着ジャムの発生を確実に検知することが可能になる。なお、図3と図4のTはそれぞれ別のタイマ値である。
図3に示すステップ11で、トナー画像が転写された用紙を速度V1で定着器に搬送する。ステップ12で、レジストセンサがオフになるまで待つ。ステップ13で、タイマ計時を開始する。経過した時間をTとする。ステップ14で、経過時間Tが(S2÷V1)になるまで待つ。ステップ15で、排紙ローラの回転速度をV2に下げる。
図4に示すステップ21で、トナー画像が転写された用紙を速度V1で定着器に搬送する。ステップ22で、排紙センサがオンになるまで待つ。ステップ23で、タイマ計時を開始する。経過した時間をTとする。ステップ24で、排紙センサがオフになったかどうか調べる。オフになっていなければ、ステップ25で、経過時間Tが((L−S)÷V1+(S÷V2))より長いかどうか調べる。そうでなければ、ステップ24に戻る。長ければ、ジャム発生と判する。ステップ24で、排紙センサがオフであれば、ステップ26で、経過時間Tが((L−S)÷V1+(S÷V2))より短いかどうか調べる。短ければ、ジャム発生と判する。そうでなければ、正常に搬送完了と判する。
上記のように、本発明の実施例2では、画像形成装置を、レジストセンサが用紙後端を検出した時点を基準として、排紙ローラの回転速度を減速する時点を判断し、用紙の後端が定着ローラを通過するはずの時点で排紙ローラを減速する構成としたので、排紙を誤検知する可能性がなくなり、定着巻付ジャムをより確実に検出できる。
本発明の実施例3は、排紙ローラの回転速度を減速するか否かを判断して、用紙長および用紙に転写されたトナー画像におけるベタ画像の位置によっては、定着巻付ジャムの発生する可能性が小さいため、排紙ローラの回転速度の減速を行わず、定着巻付ジャムが発生する可能性がある場合にのみ、排紙ローラの回転速度を減速する画像形成装置である。
本発明の実施例3における画像形成装置の基本的な構成は、図6(a)に示した従来のものと同様である。図5は、用紙長およびベタ画像の位置に応じて排紙ローラの減速を行うか否かの判定手順のフロー図である。
用紙長Lが2S未満である場合には、排紙ローラの減速をせずに排紙しても、定着巻付ジャムの発生を正常排紙と誤判定する恐れがないため、排紙ローラの減速を実施しない。また、定着巻付ジャムは、用紙上のベタ画像位置で発生する可能性が高い。排紙ローラの減速をせずに排紙した場合に、定着巻付ジャムの発生を正常排紙と誤判定するのは、用紙の中央より後端側で定着巻付ジャムが発生したときである。すなわち、ベタ画像が用紙中央より後端側に存在しなければ、誤判定する可能性は小さい。したがって、上記の場合は、排紙ローラを減速せずに、従来のようにジャムを検知すればよい。逆に、用紙長Lが2S以上であり、かつ、ベタ画像が用紙中央より後端側に存在する場合にのみ排紙ローラの減速を実施する。これにより、不必要な排紙ローラの減速をなくし、画像形成装置としての生産性を高めることができる。
図5に示すステップ31で、用紙長Lが2S以上かどうか調べる。2S以上でなければ、排紙ローラを減速しない。2S以上の場合は、ステップ32で、べた画像が用紙の中央より後端側に存在するかどうか調べる。そうでなければ、排紙ローラを減速しない。そうであれば、排紙ローラを減速する。
上記のように、本発明の実施例3では、画像形成装置を、排紙ローラの回転速度を減速するか否かを判断して、定着巻付ジャムが発生する可能性がある場合にのみ、排紙ローラの回転速度を減速する構成としたので、排紙を誤検知する可能性がなくなり、定着巻付ジャムをより確実に検出でき、効率もよくなる。
本発明の画像形成装置は、電子写真プロセスを用いた複写機やレーザープリンタ等の定着器に対する巻付ジャムを検出するものとして最適である。
本発明の実施例1における画像形成装置の要部のブロック図と、排紙センサ周辺の概念図である。 本発明の実施例1における画像形成装置の用紙の後端が定着ローラを通過するはずの時点で排紙ローラを減速する場合のジャム検出処理手順と排紙ローラ減速処理手順のフロー図である。 本発明の実施例2における画像形成装置のレジストセンサのオフを基準とした排紙ローラ減速処理手順のフロー図である。 本発明の実施例2における画像形成装置の用紙の後端が定着ローラを通過するはずの時点で排紙ローラを減速する場合のジャム検知処理手順のフロー図である。 本発明の実施例3における画像形成装置の用紙長およびベタ画像の位置に応じて排紙ローラの減速を行うか否かの判定手順のフロー図である。 従来の電子写真プロセスを用いたレーザープリンタの概略図と、排紙センサのタイミング図である。 従来の用紙先端が排紙センサに到達してオンした後に発生する定着巻付ジャムを検知するための一般的なフロー図である。
符号の説明
1・・・CPU、2・・・画像メモリ、3・・・I/O、4・・・I/F、5・・・ROM、6・・・RAM、7・・・演算器、8・・・タイマ、9・・・操作パネル、10・・・転写ベルト、11・・・2次転写ローラ、20・・・給紙ローラ、21・・・給紙口、22・・・レジストローラ、23・・・定着ローラ、24・・・排紙ローラ、25・・・レジストセンサ、26・・・排紙センサ。

Claims (4)

  1. 用紙を載置する給紙トレイと、
    前記給紙トレイから所定の搬送速度にて搬送された用紙上に転写されたトナー画像を定着させる定着ローラと、
    前記定着ローラの下流側に配置され、前記用紙を機外へ搬送するための排紙ローラと、
    前記定着ローラと前記排紙ローラとの間に配置され、前記用紙を検知する用紙検知手段と、
    前記用紙の搬送速度を制御する搬送制御手段と、
    前記用紙検知手段による検知結果に応じて前記用紙の定着巻付ジャムを検出するジャム検出手段と、を具備し、
    前記搬送制御手段は、定着巻付ジャムが発生したときに、前記用紙の先端でオンした前記用紙検知手段を、正常に排紙される前記用紙の後端でオフする時間が経過する前に、減速前の用紙の搬送速度で排紙と逆方向に引かれる前記用紙の先端でオフできるように、前記排紙ローラの用紙の搬送速度を減速させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送制御手段は、前記用紙検知手段が用紙の先端を検知してから、減速前における前記用紙の搬送速度と前記用紙の用紙長とに応じた搬送時間が経過したタイミングで前記用紙の搬送速度を減速させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙トレイと前記定着ローラとの間に配置され、前記用紙を検知するセンサを備え、
    前記搬送制御手段は、前記センサが用紙の後端を検知してから、減速前における前記用紙の搬送速度及び前記センサと前記定着ローラとの距離に応じた搬送時間が経過したタイミングで前記用紙の搬送速度を減速させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送制御手段は、前記用紙の用紙長が、前記定着ローラと前記用紙検知手段との距離の2倍より小さい場合には、用紙の搬送速度を減速させないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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