JP2010054678A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着巻き付きジャムの発生を安価な構成で迅速かつ確実に検知する画像形成装置およびその制御方法を提供すること目的とする。
【解決手段】トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置であって、前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーの揺動位置を検出する光センサからなる用紙センサと、前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別手段を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置およびその制御方法に関する。
画像形成装置における定着器は、互いに当接回転し用紙に転写されたトナーの定着を行う定着ローラ及び加圧ローラを有する。定着器により溶融される用紙上のトナーは高い粘着性があるため、正常に排紙されずに定着ローラまたは加圧ローラに用紙が巻き付くことがある(定着巻き付きジャム)。定着巻き付きジャムの発生を放置すると、用紙が熱せられ異臭や発煙等の故障が発生する恐れがある。
従来、このような定着巻き付きジャムの発生は、排紙ローラの上流側近傍に配置された排紙センサ(用紙センサ)により検知しており、定着巻き付きジャムが発生した際に、ジャム発生を検知するパターンとして以下の2通りが考えられている。
1.所定時刻になっても排紙センサがオンしないとき
2.排紙センサオン後の所定時間に排紙センサがオフしないとき
一般に、正常に搬送されたと判定する基準は、多少のローラスリップやセンサ誤差等の余裕をみて時刻ではなく時間で設定される。上記2における所定時間とは、用紙が正常に排紙される際に排紙センサが用紙先端を検出してから用紙後端を検出するであろう時刻を基準として、余裕をみた時間を指す。従って、その所定時間(排紙センサオンからT1経過後、T2経過するまでの時間。図8参照。)以外の時刻に排紙センサがオフした場合はジャムと判定できる。
特開2000−344395号公報 特開平07−319333号公報 特開2002−156868号公報
しかしながら、このような従来技術では、次のような2つの課題がある。
(ア)上記2のとき、排紙センサオン後、所定時間経過まで定着巻き付きジャムを検知できない。※注1
(イ)上記1と2だけでは定着巻き付きジャムを検知できない場合がある。※注2
(※注1)所定時間経過する時刻には、既に定着器への巻き付きが進んいる可能性があり、ジャムの除去が大変になる。
(※注2)排紙センサオン後、排紙センサが用紙の中央地点を検出しているときに定着巻き込みジャムが発生した場合である。用紙が定着器に巻き込まれて用紙の先端が排紙センサを抜ける時刻が、正常に搬送した際の所定時間(排紙センサオンからT1経過後、T2経過するまでの時間)に該当するため、正常に搬送できた場合と区別がつかない。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、定着巻き付きジャムの発生を安価な構成で迅速かつ確実に検知する画像形成装置およびその制御方法を提供すること目的とする。
本発明は、トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置であって、前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーの揺動位置を検出する光センサからなる用紙センサと、前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別手段を備えたものである。
また、トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置であって、前記用紙が当接可能な態様で前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーにより遮光される光センサからなる用紙センサと、前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別手段を備えたものである。
また、前記光センサは、前記用紙先端が前記フィラーに接触していない第1の状態と、前記用紙が逆行して前記搬送路の内周壁側に位置している第2の状態で、前記フィラーにより非遮光状態となると共に、前記用紙が順方向に移動して前記搬送路の外周壁側に位置している第3の状態で遮光状態となり、前記判別手段は、前記光センサが非遮光状態であるときは前記第1の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが遮光状態であるときは前記第2の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが非遮光状態から遮光状態へ変化してから、前記光センサが遮光状態から非遮光状態へ変化するまでの時間が、前記用紙が前記フィラーを通過する際に要する所定時間よりも短かった場合、前記第3の検知状態が発生していると判別するようにしたものである。
また、前記判別手段が、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の駆動を停止するようにしたものである。
また、前記判別手段が、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の定着ローラを一定時間逆回転するようにしたものである。
また、トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置の制御方法であって、前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーの揺動位置を検出する光センサからなる用紙センサを備えると共に、前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別ステップを備えたものである。
また、トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置の制御方法であって、前記用紙が当接可能な態様で前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーにより遮光される光センサからなる用紙センサを備えると共に、前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別ステップを備えたものである。
また、前記光センサは、前記用紙先端が前記フィラーに接触していない第1の状態と、前記用紙が逆行して前記搬送路の内周壁側に位置している第2の状態で、前記フィラーにより非遮光状態となると共に、前記用紙が順方向に移動して前記搬送路の外周壁側に位置している第3の状態で遮光状態となり、前記判別ステップは、前記光センサが非遮光状態であるときは前記第1の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが遮光状態であるときは前記第2の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが非遮光状態から遮光状態へ変化してから、前記光センサが遮光状態から非遮光状態へ変化するまでの時間が、前記用紙が前記フィラーを通過する際に要する所定時間よりも短かった場合、前記第3の検知状態が発生していると判別するようにしたものである。
また、前記判別ステップが、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の駆動を停止するようにしたものである。
また、前記判別ステップが、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の定着ローラを一定時間逆回転するようにしたものである。
したがって、本発明によれば、用紙が用紙搬送路の内周壁側にあるか場合には、定着巻き付きジャムが発生していると判定するようにすることで、定着巻き付きジャム発生時に即座に発生を検知することができるとともに、外周壁・内周壁の区別により必ず検知することができるという効果を得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、典型的な電子写真プロセスを用いた画像形成装置であるレーザープリンタの概略図を図1に示す。レーザープリンタ1の本体は、機能別に示すと、給排紙部と搬送部と画像形成部と用紙検知部から成る。
給排紙部は、給紙トレイ2と手差し給紙口21と排紙口3から成る。搬送部は、給紙ローラ20とレジストローラ22と排紙ローラ24から成る。
画像形成部は、転写ベルト10と2次転写ローラ11と、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色から成る各現像ユニット5,6,7,8と、定着器23から成る。さらに、定着器23は、定着ローラ23aと加熱装置(図示略)で構成される。
用紙検知部は、レジストセンサ25と排紙センサ(用紙センサ)26から成る。いずれのセンサも、フィラー型センサである。
給紙トレイ2は、本体の下層部に収納されており、ここから給紙ローラ20により給紙する。同様に、手差し給紙口21からも給紙することができ、搬送された用紙は、排紙口3から排紙される。
給紙ローラ20は、給紙トレイ2にある用紙を搬送するためのローラであり、レジストローラ22は、搬送された用紙を所定時間保持し、その後下流へ搬送する。排紙ローラ24は、排紙口3から用紙を排紙するためのローラである。
用紙は、給紙ローラ20から排紙ローラ24までの用紙搬送路12,13に沿って搬送され、定着器23から排紙口3にかけての部分の用紙搬送路13は湾曲している。転写ベルト10は、現像ユニット5,6,7,8が形成したトナー画像を搬送し、2次転写ローラ11の位置で用紙にトナー画像を転写する。
定着器23は、用紙に転写されたトナー画像を、熱と圧力で定着させる。レジストセンサ25は、レジストローラ22付近上流側に設けられており、レジストローラ22に搬送された用紙を検知する。排紙センサ26は、定着器23と排紙ローラ24との間の用紙搬送路に設けられており、排紙される用紙を検知する。
給紙トレイ2に積載された用紙に画像を形成する際の、用紙搬送動作について具体的に説明する。給紙トレイ2に積載された用紙は、給紙ローラ20が反時計回転することにより、上に重ねられた用紙から一枚ずつ搬送路に搬送される。レジストセンサ25が用紙先端の到達を検出した後も、給紙ローラ20は所定時間回転を継続し、レジストローラ22に先端を突き当てた状態で用紙を待機させる。
その際、レジストローラ22に用紙先端を突き当てることで、用紙にたわみを作り、用紙の搬送開始位置や用紙の向きを補正する。レジストローラ22の駆動は、2次転写ローラ11上で転写ベルト10により搬送されるトナー画像と、用紙上の画像形成位置とが重なり合うタイミングで開始される。
用紙にトナー画像が転写された後、定着器23にてトナー画像を定着し、反時計回りに回転駆動された排紙ローラ24によって排紙口3に排紙される。なお、給紙ローラ20、レジストローラ22、定着ローラ23、排紙ローラ24は、図示しない駆動モータによって駆動力を与えられている。
さて、本実施例では、用紙が用紙搬送路13の外周壁側にあるか、内周壁側にあるか区別して監視することにより、用紙の定着巻き付きジャムを判定するようにしている。
図2は、レーザプリンタ1の制御系の要部のブロック図である。レーザプリンタ1の制御系は、CPU(中央処理装置)31と画像メモリ32とI/O(入出力)33とI/F(インターフェース)34とROM35とRAM36を備えている。
CPU31は、プログラム命令を解釈して実行する演算装置である。CPU31の内部には、演算器38とタイマ39が備えられている。演算器37は、距離を演算するときに、CPU31へ送られてきた各データを処理する手段である。タイマ38は、I/O33とのやり取りをトリガとして時間を計測する手段である。
また、画像メモリ32は、レーザプリンタ1が印刷するデータを格納するメモリである。I/O33は、センサやモータやクラッチなどの電装品の入出力を制御する手段である。I/F34は、レーザプリンタ1とレーザプリンタ1に印刷要求を行う端末とのインターフェースである。
ROM35は、CPU31で実行するプログラムを格納した読み出し専用の半導体メモリである。RAM6は、任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。操作パネル9は、操作用の入力手段と表示手段である。
図3(a),(b)及び図4は、排紙センサ26により、用紙PPが用紙搬送路13の外周壁13b側にあるか、内周壁13a側にあるか区別して検出する原理を説明するための概略図である。まず、排紙センサ26は、搬送路13に先端が挿入され、支点26bにより指示されて揺動するフィラー26aと、フィラー26aによりオンオフされる光センサ26cからなる。
図3(a)は、用紙搬送路13に用紙PPがないときの状態を示している。
排紙センサ26のフィラー26aは、支点26bを中心に第1の検知状態となっている。そして、このときフィラー26bは、「用紙を検知していないとき」の状態になっていて、光センサ26cを遮光しない状態になっている。そのため、光センサ26cの出力信号はオフ状態となる。
図3(b)は、定着ローラ23aから排紙ローラ24の方向に用紙PPが搬送されているときの状態を示している。
排紙センサ26のフィラー26aは、支点26bを中心に第2の検知状態となっている。排紙口3方向に用紙が搬送されている場合、用紙PPは用紙搬送路13の外周壁13bに支持されながら搬送される。このときフィラー26aは、「用紙を外周壁で検知しているとき」の状態になっていて、光センサ26cを遮光する状態になっている。そのため、光センサ26cの出力信号はオン状態となる。
図4は、定着巻き付きジャム発生時に、排紙ローラ24から定着ローラ23aの方向に用紙PPが引き込まれているときの状態を示している。
排紙センサ26のフィラー26aは、支点26bを中心に第3の検知状態となっている。定着ローラ23a方向に用紙PPが搬送されている場合、用紙PPは用紙搬送路13の内周壁13bに支持されながら搬送される。このときフィラー26aは、「用紙を内周壁で検知しているとき」の状態になっていて、光センサ26cを遮光しない状態になっている。そのため、光センサ26cの出力信号はオフ状態となる。
なお、用紙PPの先端が排紙センサ26に到達しないうちに発生する定着巻き付きジャムは、排紙センサ26の出力が所定時間内にオンにならないことで判定することができる。
次に、排紙センサ26の出力がオンになって以後に発生する定着巻き付きジャムについて、図5のフロー図を用いて、動作手順を説明する。
給紙トレイ2から定着ローラ23aに搬送された(処理101)用紙は、用紙搬送路13の外周壁13bに沿って排紙センサ26に突入する。このとき、オフだった排紙センサ26の出力はオンになる(判断102の結果がYES)。
ここで、正常に搬送が行われた場合には、用紙PPの後端が排紙センサ26を抜けるまでの所定時間後に元のオフに戻る(処理103、判断104の結果がYES)。しかし、正常に搬送が行われず、定着ローラ23aへの巻き付きが発生すると、正常に搬送が行われた場合に用紙後端が排紙センサを抜けるまでの時間を経過するまでの間に、用紙搬送路13の内周壁13bに沿って用紙PPが引き込まれることとなる。
つまり、正常に搬送が行われた場合に用紙PPの後端が排紙センサ26を抜けるまでの時間までの間に、排紙センサ26の出力がオフになった場合に(判断105の結果がYES)、定着巻き付きジャムと判定することが可能になる。
上記のように、本発明の実施例1では、画像形成装置を、用紙が用紙搬送路の外周壁側にあるか、内周壁側にあるか区別して監視する排紙センサ構成としたので、用紙後端が排紙センサを抜ける時刻まで待って定着巻き付きジャムを検出する必要や、排紙を誤検知する可能性がなくなり、定着巻き付きジャムを迅速かつ確実に検出できる。
さて、着巻き付きジャムの発生と判定した場合に、即座にすべてのローラの駆動を停止することで、事故を未然に防止することができる。
図6は、定着巻き付きジャム発生時のローラ停止処理手順のフロー図である。定着巻き付きジャム発生判定までのフローは図5と同じである。定着巻き付きジャム発生判定後、定着ローラをはじめすべてのローラを停止する(処理207)。
上記のように、本発明の実施例2では、定着巻き付きジャム発生を迅速に検知できるため、判定時点で定着ローラはじめすべてのローラの駆動を停止することから、定着巻き付き用紙の除去が容易にできる。
また、定着巻き付きジャムの発生と判定した場合に、定着ローラ23aの駆動を一定時間反転することで、定着ローラ23aに巻き付いた用紙PPをある程度戻すことができ、事故を未然に防止することができる。
図7は、定着巻き付きジャム発生時の定着ローラ逆転処理手順のフロー図である。定着巻き付きジャム発生判定までのフローは図5と同じである。
定着巻き付きジャム発生判定後(判断305の結果がYES)、定着ローラの駆動を逆転する。定着巻き付きジャム発生直後に逆転することで、それ以上の定着ローラへの巻き付きを防ぐことができる。そして、所定時間後に元の正回転に戻すが、これは、排紙ローラの駆動はそのままであるため、排紙口方向に用紙を搬送しようと試みるために行う(処理307,308、判断309、処理310)。
ここで、所定時間は、実際の定着巻き付き発生から巻き付き発生判定までに要する時間(メカ構成に依る)分である。これは、定着ローラ23aに巻き付いた用紙PPの長さ分に相当する時間であり、巻き付いた用紙の長さ分逆転させることで、用紙の巻き付き始めの状態から再度排紙口への搬送を試みることができる。
以上、いずれの実施例においても、用紙が用紙搬送路の外周壁側にあるか、内周壁側にあるかを識別可能なセンサであれば、フィラーおよび透過型センサを用いた排紙センサに限らない。(例えば、対象物との距離を測定可能な反射型センサなど)
このようにして、本発明では、第1〜3の検知状態を検出する用紙検知手段を備えているので、湾曲した用紙搬送路の外周壁側あるいは内周壁側に用紙があることを検出できる。
また、用紙検知手段が第1・第3の検知状態と、第2の検知状態において別の信号を出力するため、オンとオフのみを出力するセンサを利用することができる。
また、フィラーの支点が湾曲した用紙搬送路の内側にあるため、フィラーの角度により用紙が第1〜3の検知状態を検出することができる。また、従来から用紙検知センサの一部として利用されている遮光型センサを用いるため、新たに装置を追加することなく第1〜3の検知状態を検出することができる。また、用紙検知信号の出力を監視するため、出力信号が異常な振る舞いをした場合に定着巻き付きジャムの発生を判定することができる。また、正常に用紙搬送が行われた場合に、用紙長分の搬送にかかる所定の時間よりも短い時間で、用紙検知手段の出力が第2の状態信号から第1の状態信号になることはないため、上記になった場合を定着巻き付きジャム発生と判定することができる。また、定着器の駆動を停止するため、定着器へのさらなる巻き付きを防ぐことができる。また、定着巻き付きジャム発生判定時に、巻き付き発生時の時点の状態に用紙を戻すため、再度排紙口への搬送を試みることができる。
なお、上述した各実施例では、1つの光センサ26cを用いて、フィラー26aの位置を検出するようにしているが、フィラー26aの上述した3つの検知状態をそれぞれ検知する位置検出センサ(例えば、複数の光センサを配列して構成する等)を用いることもできる。その場合、上述した3つの検知状態を直接的に検知することが可能である。
典型的な電子写真プロセスを用いた画像形成装置であるレーザープリンタの概略構成を示した概略図。 レーザプリンタ1の制御系の要部を示したブロック図。 排紙センサ(用紙センサ)の動作を説明するための概略図(図4に続く)。 排紙センサ(用紙センサ)の動作を説明するための概略図(図3の続き)。 処理の一例を示すフローチャート。 処理の他の例を示すフローチャート。 処理のさらに他の例を示すフローチャート。 従来の問題点を説明するための波形図。
符号の説明
13 用紙搬送路
13a 内周壁
13b 外周壁
26 排紙センサ(用紙センサ)
26a フィラー
26b 支点
26c 光センサ
31 CPU(中央処理装置)
35 ROM(リード・オンリ・メモリ)
36 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)

Claims (10)

  1. トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置であって、
    前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーの揺動位置を検出する光センサからなる用紙センサと、
    前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置であって、
    前記用紙が当接可能な態様で前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーにより遮光される光センサからなる用紙センサと、
    前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記光センサは、前記用紙先端が前記フィラーに接触していない第1の状態と、前記用紙が逆行して前記搬送路の内周壁側に位置している第2の状態で、前記フィラーにより非遮光状態となると共に、前記用紙が順方向に移動して前記搬送路の外周壁側に位置している第3の状態で遮光状態となり、
    前記判別手段は、前記光センサが非遮光状態であるときは前記第1の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが遮光状態であるときは前記第2の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが非遮光状態から遮光状態へ変化してから、前記光センサが遮光状態から非遮光状態へ変化するまでの時間が、前記用紙が前記フィラーを通過する際に要する所定時間よりも短かった場合、前記第3の検知状態が発生していると判別することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記判別手段が、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の駆動を停止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  5. 前記判別手段が、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の定着ローラを一定時間逆回転することを特徴とする請求項1乃至3記載の画像形成装置。
  6. トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーの揺動位置を検出する光センサからなる用紙センサを備えると共に、
    前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別ステップを備えたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. トナー像が転写された用紙を定着ローラと加熱手段からなる熱定着装置で熱定着した後、湾曲した搬送路を通過させて、排紙ローラに導く用紙搬送系を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記用紙が当接可能な態様で前記搬送路に先端が挿入され、前記用紙の搬送方向に揺動するフィラーと、当該フィラーにより遮光される光センサからなる用紙センサを備えると共に、
    前記用紙センサの光センサの検出出力に基づいて、前記用紙を検出していない第1の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の外周壁側にあることを示す第2の検知状態と、前記用紙が前記搬送路の内周壁側にあることを示す第3の検知状態を判別する判別ステップを備えたことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 前記光センサは、前記用紙先端が前記フィラーに接触していない第1の状態と、前記用紙が逆行して前記搬送路の内周壁側に位置している第2の状態で、前記フィラーにより非遮光状態となると共に、前記用紙が順方向に移動して前記搬送路の外周壁側に位置している第3の状態で遮光状態となり、
    前記判別ステップは、前記光センサが非遮光状態であるときは前記第1の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが遮光状態であるときは前記第2の検知状態が発生していると判別し、前記光センサが非遮光状態から遮光状態へ変化してから、前記光センサが遮光状態から非遮光状態へ変化するまでの時間が、前記用紙が前記フィラーを通過する際に要する所定時間よりも短かった場合、前記第3の検知状態が発生していると判別することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記判別ステップが、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の駆動を停止するようにしたことを特徴とする請求項6乃至8記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 前記判別ステップが、前記第3の検知状態の発生を判別している場合、前記熱定着装置の定着ローラを一定時間逆回転することを特徴とする請求項6乃至8記載の画像形成装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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