JP6584200B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセス方式を用いた複写機又はプリンタ等の、記録材上に形成したトナー画像を記録材上に定着する画像形成装置に関する。
従来、複写機、レーザビームプリンタ、又はファクシミリ等の画像形成装置は、記録材上に転写された未定着のトナー画像を定着する定着装置を備えている。未定着のトナー画像を担持した記録材は、定着装置の加熱ローラと加圧ローラとにより形成されるニップ部に搬送され、未定着のトナー画像が記録材に定着される。このような構成では、定着時に定着ローラの表面と溶融状態のトナー画像とが接触することになるため、記録材が定着ローラに巻き付く可能性がある。そこで、従来、定着ローラへの記録材の巻き付きを防止する構成として、定着ローラのニップ部の搬送方向における下流側の位置に分離爪を設ける構成が提案されている。記録材の先端が定着ローラに巻き付きかけた場合、分離爪によって強制的に記録材の先端が定着ローラから剥離させられる。また、定着ローラに付着したトナーを除去するクリーニング部材を備える構成も提案されている。
近年、分離爪の磨耗による分離能力の低下や記録材の搬送速度の高速化に伴うオイル塗布量の減少等に対応するために、記録材の定着ローラへの巻き付きを更に防止する必要がある。従来は、記録材の搬送方向における定着装置の上流側と下流側に、所定の位置関係となるように記録材を検知する2つのセンサを設け、記録材の巻き付きを検知できるようにしている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。記録材Pの先端が、入口センサを通過した後、所定時間以内に出口センサに到達しない場合には、記録材の先端が定着ローラに巻きついた可能性があると判断する。そして、定着ローラと加圧ローラの回転を停止させることにより、記録材が定着装置内に更に進入してしまうことを防止している。
特開2004−354983号公報 特開2000−344395号公報
しかし、従来の構成では、センサからの信号が入力されてから、制御部が記録材の巻き付きジャムを検知してから定着モータを停止させる信号を出力するまでの、ソフト上の処理の時間が考慮されていない。このため、例えば、定着ローラの回転速度が大きく、定着ローラが停止するまでに時間がかかる装置では、定着ローラが完全に停止するまでに時間がかかってしまう。この場合、記録材が定着ローラに巻き付いたまま定着ローラが回転することで、巻き付いた記録材を除去する処理が困難な位置まで記録材が侵入してしまうおそれがある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、記録材の回転体への巻き付きが発生した場合に、記録材が回転体へ巻き付く量を少なくすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)記録材を搬送する回転体を有し、前記記録材に転写されたトナー像を定着させる定着器と、記録材の搬送方向における前記回転体の上流側に設けられ、記録材を検知する第一の検知手段と、記録材の搬送方向における前記回転体の下流側に設けられ、記録材を検知する第二の検知手段と、前記回転体を駆動する駆動手段と、前記回転体の回転及び停止のために前記駆動手段を制御するコントローラと、記第一の検知手段が記録材の先端を検知してから設定時間の経過までに前記第二の検知手段が記録材の先端を検知しない場合に強制停止信号を出力する遅延検知部と、前記駆動手段を強制的に停止させる強制停止回路と、を備え、前記駆動手段は、前記コントローラから出力される駆動信号に応じて前記回転体を回転及び停止させるとともに、前記コントローラから出力されるブレーキ信号に応じて、回転している前記回転体に制動力を作用させ、前記強制停止回路は、前記遅延検知部から出力された前記強制停止信号に応じて、前記コントローラからの指示なしに前記ブレーキ信号を出力すことにより前記駆動手段を強制的に停止させることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、記録材の回転体への巻き付きが発生した場合に、記録材が回転体へ巻き付く量を少なくすることができる。
第一、第二の実施の形態の画像形成装置の縦断面図 第一、第二の実施の形態の画像形成装置のブロック図 第一の実施の形態との比較のための従来の定着器の断面図 第一の実施の形態の巻き付きジャムが発生した場合の記録材の位置を示す図 第一の実施の形態の各出力信号の波形を示すタイミングチャート、記録材の進行距離を示すグラフ 第一の実施の形態との比較のための従来の巻き付きジャムの検知処理を示すフローチャート 第一の実施の形態の定着器のブロック図 第一の実施の形態の巻き付きジャムの検知処理を示すフローチャート 第一の実施の形態の強制停止部を示すブロック図 第二の実施の形態の定着器のブロック図
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳しく説明する。
[第一の実施の形態]
[画像形成装置]
図1は、第一の実施の形態の画像形成装置を示す断面構成図である。カラー電子写真複写機本体(以下、単に本体という)40の上部には、原稿44を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置41と、自動原稿搬送装置41によって搬送される原稿44の画像を読み取る原稿読取装置42が配設されている。原稿読取装置42は、プラテンガラス43上に載置された原稿44に光源45からの光を照射し、原稿44から反射された光を、縮小光学系を介して画像読取素子50上に走査することで露光する。尚、縮小光学系は、光学ミラー46、47、48及び結像レンズ49からなる。また、画像読取素子50は、例えばCCD等である。画像読取素子50は、原稿44上の画像を形成している各色材からの反射光像を、所定のドット密度で読み取る。
原稿読取装置42により読み取られた原稿44の反射光像は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の画像データとして画像処理装置51に送られる。画像処理装置51では、原稿44のR、G、Bの画像データに対して、シェーディング補正、ガンマ補正、色空間処理等の公知の画像処理が施される。画像処理装置51で所定の画像処理が施された画像データは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の画像データとして露光装置5に送信される。露光装置5は、受信した画像データに応じて、レーザ光による露光を行う。露光装置5は、像担持体である感光ドラム1に画像データに基づいた露光を行う。感光ドラム1は、不図示のモータにより図中矢印Aの方向(反時計回り方向)に回転できるように設けられている。感光ドラム1の周囲には、帯電器4、電位センサ37、露光装置5、Y、M、C用の現像装置7、K用の現像装置8、転写装置9、クリーナ装置6が配置されている。
帯電器4は、感光ドラム1の表面を所定の電位で一様に帯電する。電位センサ37は、帯電器4により帯電された感光ドラム1の表面の電位を検出し、検出した結果に基づいて帯電電圧の強度をフィードバック制御している。レーザースキャナからなる露光装置5は、画像データに基づいて、帯電された感光ドラム1上のトナーを付着させる画像部分が所定の電位となるように、感光ドラム1上を露光する。これにより、感光ドラム1上には、潜像が形成される。露光装置5は、画像データに基づいて露光装置5が有する光源をオン又はオフすることにより、入力された画像データに対応した潜像を形成する。
現像装置7は、フルカラーの現像を行うための現像装置7Y、7M、7Cからなる。現像装置7Y、7M、7C及び現像装置8は、感光ドラム1上に形成された潜像を、それぞれY、M、C、Kのトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、不図示の駆動源により現像装置7を矢印R方向(反時計回り方向)に回転させ、対応する色の現像装置が感光ドラム1に当接するように位置合わせされる。感光ドラム1上に現像されたトナー像は、転写装置9によって中間転写体としてのベルト2に転写される。これらの工程がY、M、C、Kについて順次行われ、ベルト2上に4色のトナー像が重ね合わされ、カラーのトナー画像が形成される。ベルト2を挟んでローラ10と対向する位置には、ベルトクリーナ14が設けられている。ベルトクリーナ14は、記録材への転写後にベルト2上に残留したトナーをブレードによって掻き落とす。
ベルト2に転写されたトナー像は、転写装置15により記録材に転写される。フルカラーのプリントが行われる場合には、ベルト2上で4色のトナー像が重ね合わされた後、記録材に転写される。記録材は、カセット16からピックアップローラ17により搬送路に給送され、搬送ローラ対18、19によって転写装置15とベルト2との当接部(以下、ニップ部という)に搬送される。また、感光ドラム1上に残留したトナーはクリーナ装置6によって除去され回収される。その後、感光ドラム1は不図示の除電装置により一様に0ボルト付近まで除電されて、次の画像形成サイクルに備えられる。
トナー像が転写された記録材は、定着器3に搬送される。記録材上の未定着のトナー像は、定着器3で定着された後、装置外へ排出される(白抜き矢印)。定着器3は、内部に発熱手段であるハロゲンヒータ222,223(図2参照)を有する2つのローラが、図示しない加圧機構によって互いに圧接しながら回転可能に配置された回転体対であるローラ対として構成されている。
本体40の画像形成タイミングは、ベルト2上の所定位置を基準として制御されている。ベルト2は、ローラ10、11、12、13に張架されている。ローラ10は、不図示の駆動源により駆動されてベルト2を駆動するローラとして機能している。ローラ11、12は、ベルト2の張力を調節するテンションローラとして機能し、ローラ13は転写装置15のバックアップローラとして機能している。ローラ12近傍で、且つ、ベルト2を挟んでローラ12と対向する位置には、基準位置を検知する反射型のセンサ20が配置されている。センサ20は、ベルト2の移動方向(図中、矢印方向)に直交する方向の端部に配置されている。センサ20は、ベルト2の外周面端部に設けられた反射テープ等のマーキングを検知して、画像形成処理のタイミングの基準となる信号(以下、I−top信号という)を出力する。
感光ドラム1の外周の長さとベルト2の周長は、1:n(nは整数)で表される整数比になっている。このように設定しておくと、ベルト2が1周する間に、感光ドラム1が整数n回転し、ベルト2の1周前と略同じ状態に戻る。このため、ベルト2上に4色のトナー像を重ね合わせる際に、言い換えれば、ベルト2が4周回転する際に、感光ドラム1の回転むらに起因する色ずれを低減することが可能である。
このような中間転写方式の画像形成装置では、I−top信号の発生から所定時間が経過した後に、露光装置5による露光が開始される。また、上述したとおり、ベルト2が1周する間に、感光ドラム1が整数回、回転し、感光ドラム1とベルト2との位置関係がベルト2の1周前の状態と略同じ状態に戻るため、ベルト2上では同じ位置にトナー像が形成される。尚、用紙のサイズが変化すると、用紙に形成されるトナー像のサイズも変化するが、使用可能な用紙の最大サイズよりもベルト2は大きく形成されており、最大サイズ未満の用紙が使用される場合は、ベルト2上にはトナー像が転写されない範囲が存在する。
[制御系のブロック図]
図2は、本実施の形態の制御系のブロック図である。システムコントローラ(以下、単にコントローラという)101は、本体40を統括的に制御している。コントローラ101は、主に本体40内の各負荷の駆動やセンサ類により検知した情報の収集及び解析、操作部102、即ちユーザインターフェースとのデータの送受信を制御している。コントローラ101は、上述した制御を行うために、制御手段であるCPU101aを搭載している。CPU101aは、コントローラ101に搭載したROM101bに格納されたプログラムによって、予め決められた画像形成シーケンスに関する種々のシーケンスを実行する。コントローラ101には、CPU101aが種々のシーケンスを実行する際、一時的又は恒久的に保存することが必要な書き換え可能なデータを格納するために、RAM101cも搭載している。RAM101cには、例えば後述する高圧制御部105への設定値、後述する各種データ、操作部102からの画像形成に関する指令情報などが保存される。コントローラ101は、タイマ部101dを有し、CPU101aはタイマ部101dにより時間を計測することができる。
操作部102は、ユーザにより設定された、例えば複写倍率や、濃度設定値等の情報を得るために用いられる。更に、操作部102は、表示部を有しており、本体40の状態、例えば画像形成枚数や画像形成中か否かの情報、後述するジャムが発生したことやジャムが発生した箇所等をユーザに報知するためにも用いられる。
本体40には、装置内部の各所に単数又は複数のモータ、クラッチ/ソレノイド等の負荷や、フォトインターラプタやマイクロスイッチ等のセンサが配置されている。本体40では、モータや各負荷が駆動されることで、記録材の搬送や各ユニットの駆動が行われる。各種のセンサは、駆動された部材の動作を監視している。コントローラ101は、各種のセンサ類109から出力された信号に基づいて、モータ制御部107により各モータを制御する。また、コントローラ101は、各種のセンサ類109から出力された信号に基づいて、負荷制御部108によりクラッチ/ソレノイドを動作させて画像形成動作を制御する。また、コントローラ101は、高圧制御部105に制御信号を出力する。これにより、コントローラ101は、高圧ユニット106を介して帯電器4、転写装置15、及び現像装置7、8内の部材に適切な高電圧を印加する。
定着器3の加熱回転体としての定着ローラ212には、ローラを加熱するためのヒータ222が内蔵されている(図3参照)。また、加圧ローラ213には、ローラを加熱するためのヒータ223が内蔵されている(図3参照)。ヒータ222、223はドライバ110によって交流電圧の供給がオン又はオフされている。定着ローラ212には、温度を測定するための温度検知体としてのサーミスタ104が設けられている。サーミスタ104は、定着ローラ212の温度変化に応じた抵抗値の変化を示すアナログの電圧値を、検知結果としてA/D103に出力する。A/D103は、入力されたアナログの電圧値をデジタル値に変換して、コントローラ101に出力する。コントローラ101は、A/D103を介してサーミスタ104から入力された温度のデータに基づいて、ドライバ110を制御する。
[定着器]
本実施の形態との比較のために、従来の定着器3の構成を、図3を用いて説明する。定着器3は、第一の回転体である定着ローラ212と、第二の回転体である加圧ローラ213とを有し、図示しない加圧機構によって定着ローラ212と加圧ローラ213が互いに圧接しながら回転可能に配置されている。なお、第一の回転体、第二の回転体はローラではなくベルトや無端フィルムであってもよい。加熱回転体である定着ローラ212は、内部に発熱体としてのハロゲンヒータ等のヒータ222を有する。加圧回転体である加圧ローラ213は、内部に発熱体であるハロゲンヒータ等のヒータ223を有する。定着ローラ212は、駆動手段であるモータ260(図中、Mと記す)によって回転駆動される。加圧ローラ213は定着ローラ212の回転に従動して回転する。なお、モータ260が加圧ローラ213を回転駆動してもよい。コントローラ101は、モータ制御部107を介してモータ260を制御する。モータ260の制御の詳細については後述する。
定着ローラ212及び加圧ローラ213には、温度検知体であるサーミスタ104が当接されており(図2参照)、コントローラ101は、サーミスタ104により検知された結果に基づき定着ローラ212及び加圧ローラ213の表面温度を求める。コントローラ101は、サーミスタ104により検知された温度を参照しながら、ヒータ222、223に供給する電力を制御する。これにより、コントローラ101は、定着ローラ212及び加圧ローラ213の温度が、予め設定された温度に維持されるように、ヒータ222、223を、ドライバ110を介して制御する。このように、コントローラ101は、定着器3が記録材P上のトナー像を定着するために適した所定温度に保たれるように制御する。記録材Pは、定着ローラ212と加圧ローラ213のニップ部に挟持され搬送される。
図3に示すように、記録材Pの搬送方向における定着器3の上流側の搬送路には、第一の検知手段である入口センサ239が設けられている。記録材Pの搬送方向における定着器3の下流側の搬送路には、第二の検知手段である出口センサ240が設けられている。入口センサ239、出口センサ240は、記録材の搬送方向における定着器3の上流側及び下流側で記録材Pの有無を検知するために設けられている。定着ローラ212と加圧ローラ213のニップ部に記録材Pを搬送して定着処理を行う際に、記録材Pが定着ローラ212又は加圧ローラ213に巻き付く現象(以下、巻き付きジャムという)が発生することがある。巻き付きジャムが発生した場合には、定着ローラ212及び加圧ローラ213の回転を可能な限り早いタイミングで停止させる必要がある。そして、定着ローラ212及び加圧ローラ213の回転を停止させることにより、記録材Pが定着ローラ212又は加圧ローラ213に巻き付いたままの状態で記録材Pの後端が定着器3内部に進入してしまうことを防止することが重要である。
[巻き付きジャムの検知]
図4は、定着器3のニップ部に記録材Pを搬送する際の様子を示す図で、定着器3の要部を記載した図である。図5(a)、図5(b)は、各信号のタイミングチャートであり、図5(a)は巻き付きジャムが発生しなかった場合、図5(b)は巻き付きジャムが発生した場合を示す。
また、図5(a)、図5(b)において、(i)は、定着器3に記録材Pを搬送する際の入口センサ239から出力される信号を示し、(ii)は、出口センサ240から出力される信号を示す。また、(iii)は、コントローラ101から出力されるモータ260を駆動するための駆動信号を示し、(iv)は、コントローラ101から出力されるモータ260の回転を停止させるためのブレーキ信号を示す。図4(a)に示すように、入口センサ239が配置されている位置から定着ローラ212と加圧ローラ213のニップ部までの距離をa、定着ローラ212と加圧ローラ213のニップ部から出口センサ240が配置されている位置までの距離をbとする。また、画像形成装置で使用が許可されている記録材Pの中で最小のサイズの記録材Pの搬送方向の長さをeとする。また、図5(c)は、記録材Pの進行距離のグラフを示し、横軸に時間、縦軸に進行距離を示す。更に、図5(d)は、後述する本実施の形態の処理を行ったときの各信号のタイミングチャートであり、(i)は後述する強制停止信号を示し、(ii)はブレーキ信号を示す。
図4(a)は、記録材Pの先端が入口センサ239に到達した状態を示す図である。図4(b)は、記録材Pが定着器3のニップ部に搬送され、定着ローラ212によって搬送されて、記録材Pの先端が出口センサ240に到達した状態を示す図である。図4(b)に示す状態では、記録材Pが定着ローラ212に巻き付くことなく、正常に出口センサ240に到達している。図4(b)のように巻き付きジャムが発生することなく記録材Pを搬送することができた場合のタイミングチャートを図5(a)に示す。
図4(a)に示すように、記録材Pの先端が入口センサ239に到達したタイミングt1では、入口センサ239の出力がローレベルからハイレベルに変化する。記録材Pが入口センサ239を通過している間、入口センサ239の出力はハイレベルを維持する。記録材Pが更に搬送されていくと、タイミングt3で記録材Pの後端が入口センサ239を通過し、入口センサ239の出力はハイレベルからローレベルに変化する。
図4(b)のような記録材Pの先端が出口センサ240に到達したタイミングt2では、出口センサ240の出力がローレベルからハイレベルに変化する。記録材Pが出口センサ240を通過している間、出口センサ240の出力はハイレベルを維持する。記録材Pが更に搬送されていくと、タイミングt4で記録材Pの後端が出口センサ240を通過し、出口センサ240の出力はハイレベルからローレベルに変化する。その後、CPU101aは、タイミングt5でブレーキ信号をハイレベルからローレベルに変化させ、タイミングt6で駆動信号をハイレベルからローレベルに変化させる。
モータ制御部107は、モータ260を回転させるときにハイレベルの駆動信号を出力し、モータ260の回転を停止させる(以下、単にモータ260を停止させるともいう)ときにローレベルの駆動信号を出力する。モータ260は、モータ制御部107からローレベルの駆動信号を入力されると、回転抵抗等によって自然に減速する。モータ制御部107は、モータ260の制動力を高めるためにモータ260にブレーキ信号を出力している。モータ260にハイレベルのブレーキ信号が入力されているときには制動力が働かず、モータ260にローレベルのブレーキ信号が入力されているときには制動力が働き、モータ260を自然に減速させるよりも早く減速させることができる。
駆動信号及びブレーキ信号は、定着器3に記録材Pが搬送されている間、それぞれハイレベルの状態が維持される。記録材Pの後端が出口センサ240を通過した、即ち、出口センサ240の検知信号がハイレベルからローレベルに変化したタイミングt4で、記録材Pの搬送が終了すると、モータ制御部107はモータ260を停止させる。このとき、モータ制御部107は、タイミングt5でブレーキ信号をハイレベルからローレベルに変更することで、モータ260にブレーキをかけ、その後のタイミングt6で駆動信号をハイレベルからローレベルに変化させ、モータ260の駆動を停止させる。
一方、定着器3で巻き付きジャムが発生した場合を説明する。定着器3に搬送されてきた記録材Pの先端側が定着ローラ212に巻き付くと、入口センサ239により記録材Pの先端を検知してから所定の時間(後述するT1)が経過しても、出口センサ240の出力はローレベルのままとなる。図5(b)のタイミングt7に示すように、コントローラ101は、巻き付きジャムが発生したと判断すると、記録材Pが更に定着器3内に侵入しないように、タイミングt8でモータ制御部107によりモータ260を停止させる。
定着ローラ212に記録材Pが巻き付くと、図4(c)に示すように、出口センサ240に記録材Pの先端が到達しない。即ち、出口センサ240から出力される検知信号がローレベルのままとなる。ここで、入口センサ239がローレベルからハイレベルに変化したタイミングt1を基準として、時間T1が経過したタイミングt7で、コントローラ101は、定着ローラ212に記録材Pが巻き付いたと判断する。CPU101aはタイミングt7から内部処理に必要な時間T2が経過したタイミングt8で、モータ制御部107を介してモータ260を停止させる。即ち、CPU101aは、タイミングt8で、モータ制御部107を介してブレーキ信号をハイレベルからローレベルに変化させる。モータ260は、モータ制御部107から入力されているブレーキ信号がハイレベルからローレベルに変化し、回転数やイナーシャ等によって決定される時間T3が経過したタイミングt9に停止する。時間T3は、ブレーキ信号がハイレベルからローレベルに変化してからモータ260が停止するまでに要する時間である。CPU101aは、その後、駆動信号をハイレベルからローレベルにする。
ここで、タイミングt8からタイミングt9まで、即ち、モータ260にブレーキをかけている間に、記録材Pが搬送される距離をzとする。また、記録材Pの搬送速度をvとする。モータ260によって記録材Pは、CPU101aの内部処理にかかる時間T2の遅延分移動することになり、その距離をD1とすると、D1=v×T2だけモータ260の回転により記録材Pが搬送されることとなる。
[従来の巻き付きジャムの検知処理]
図6は、本実施の形態との比較のための、従来の定着器3を通過する記録材Pの巻き付きジャムを検知する処理を説明するフローチャートである。コントローラ101内のCPU101aは、記録材の巻き付きジャムを検知するだけでなく、記録材を正常搬送させるためにモータ260を回転させるための制御も行っている。CPU101aは、入口センサ239及び出口センサ240の出力を監視しており、2つのセンサの出力状態から、巻き付きジャムが発生したことを判断し、モータ260を停止させる処理を行う。また、CPU101aは、以下の処理を開始する際に、タイマ部101dをリセットしておく。
ステップ(以下、Sとする)1でCPU101aは、入口センサ239の出力がローレベルからハイレベルに変化したか否か、即ち、記録材Pの先端が入口センサ239に到達したか否かを判断する。S1でCPU101aは、入口センサ239の出力がハイレベルに変化していないと判断した場合S1の処理を繰り返し、ハイレベルに変化したと判断した場合、処理をS2に進める。S2でCPU101aは、タイマ部101dによる時間の計測をスタートさせる。
S3でCPU101aは、出口センサ240の出力がローレベルからハイレベルに変化したか否か、即ち、記録材Pの先端が出口センサ240に到達したか否かを判断する。S3でCPU101aは、出口センサ240の出力がハイレベルに変化していないと判断した場合、処理をS4に進める。S4でCPU101aは、タイマ部101dによる計測値が、予め設定されているリミット値T1を超えたか否かを判断する。S4でCPU101aは、計測値がリミット値T1を超えていないと判断した場合、処理をS2へ戻す。S4でCPU101aは、計測値がリミット値T1を超えたと判断した場合、処理をS6に進める。S6でCPU101aは、モータ260の停止処理を行うための内部処理を行い、S7でモータ260の停止処理を行う。ここで、S6の内部処理に、CPU101aは、時間T2を要してしまう。
ここで、リミット値T1について説明する。CPU101aが定着ローラ212において記録材Pの巻き付きジャムが発生してもジャム処理を容易にするためには、次のような状態となっている必要がある。即ち、モータ260が停止したときに、記録材Pの後端が入口センサ239を通過してしまわず、入口センサ239が記録材Pを検知している状態となっている必要がある。ブレーキ信号をローレベルにした後に、入口センサ239が記録材Pを検知した状態で記録材Pの搬送が停止されるためには、カウンタのリミット値T1が、以下の式(1)又は式(2)を満たすように決定される。
(a+b)÷v<(T1+T2max)<(e−z)÷v 式(1)
(a+b)÷v<(T1+T2min)<(e−z)÷v 式(2)
ここで、CPU101aの内部処理に必要な時間T2は、使用するCPUやソフトの構造に依存するが、一般的にばらつきを有し、10msから100ms程度の遅延が発生する。そこで、時間T2のばらつきの最小値をT2min、最大値をT2maxとする。
入口センサ239が記録材Pの先端を検知してからリミット値T1の時間が経過するまでに、出口センサ240によって記録材Pの先端を検知することができた場合は、CPU101aは記録材Pが正常に搬送されていると判断する。一方、入口センサ239によって記録材Pの先端を検知してからリミット値T1の時間が経過しても、出口センサ240によって記録材Pの先端を検知することができなかった場合、CPU101aは、次のように判断する。即ち、CPU101aは、定着器3における記録材Pの巻き付きジャムが発生したと判断する。巻き付きジャムが発生した場合、CPU101aはモータ制御部107にブレーキ信号(ローレベル)を出力し、モータ制御部107はモータ260を停止させる。
図6の説明に戻り、S7で巻き付きジャムが発生したと判断し、上述したように記録材Pの搬送を停止させる処理(以下、ジャム停止処理という)を行い、処理を終了する。S3でCPU101aは、出口センサ240の出力がハイレベルに変化したと判断した場合、S5で記録材Pの搬送が正常に行われていると判断し、処理を終了する。しかし、CPU101aの内部処理に要する時間T2のばらつき次第では、上述した式(1)又は式(2)が成り立つような時間T1を設定できないおそれがある。
[遅延検知部]
図7は、本実施の形態の定着器3の制御系を示すブロック図である。尚、図3で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態の画像形成装置は、遅延検知部121と強制停止回路120を有している。遅延検知部121は、モータ260を強制停止させるための信号を出力するが、記録材の正常搬送のためにモータ260を回転させるための制御を行うことはない。システムコントローラ101及びモータ制御部107が正常搬送のためにモータ260を回転させるための制御を行っている。また、システムコントローラ101及びモータ制御部107は、記録材が正常に搬送されて定着器3を通過した後にモータ260の回転を停止させる制御も行っている。システムコントローラ101及びモータ制御部107が行う停止制御には、強制停止回路120を使用する制御及び駆動信号の出力を停止することによりモータ260を自然停止させる停止制御を含む。
一方、遅延検知部121及び強制停止回路120は、システムコントローラ101及びモータ制御部107とは独立して動作する停止手段として機能する。遅延検知部121は、入口センサ239と出口センサ240の検知信号を監視している。遅延検知部121は、入口センサ239及び出口センサ240の検知信号に基づいて、巻き付きジャムが発生したか否かを判断し、モータ260を強制的に停止する際に用いられる強制停止信号を、強制停止回路120に出力する。遅延検知部121は、判断手段としても機能する。また、遅延検知部121は、巻き付きジャムが発生したと判断した場合には、CPU101aに、巻き付きジャムが発生した旨、及びモータ260を強制停止させた旨の情報を通知する。CPU101aは、例えば実験等で予め決定されたリミット値T1をROM101bから読み出し、読み出したリミット値T1を遅延検知部121に設定する。
ここで、遅延検知部121は、例えば、FPGA(Field−Programmable Gate Array)や、専用CPU或いはソフトウェア動作ではないハードウェア回路等により構成される。遅延検知部121は、予めCPU101aからリミット値T1を設定されており、後述する検知処理を実行し、巻き付きジャムが発生したと判断した場合には、最小時間(例えば、1ms以下)で、強制停止回路120に強制停止信号を出力する。遅延検知部121は、コントローラ101のCPU101aよりも動作速度が速い回路で構成されていればよい。
[実施の形態の巻き付きジャムの検知処理]
図8に、本実施の形態の遅延検知部121による巻き付きジャムの検知処理と強制停止回路120によるモータ260の停止処理を行った場合の、遅延検知部121の巻き付きジャムの検知処理を説明するフローチャートを示す。尚、図8の処理は、遅延検知部121により実行される。また、S11〜S15、S17の処理は、図6で説明したS1〜S5、S7の処理と同様であり、説明を省略する。S16で遅延検知部121は、強制停止回路120によって、モータ260へ強制停止信号を出力する。
[強制停止部]
図9にモータ制御部107及び強制停止回路120の一例を示す。CPU101aは、モータ制御部107を介してモータ260に、モータ260の速度制御を行うためのCLK信号と、モータ260を駆動させるための駆動信号と、モータ260の回転を停止させるためのブレーキ信号を出力している。強制停止回路120は、トランジスタ120aを有しており、トランジスタ120aのコレクタ端子はモータ制御部107から出力されるブレーキ信号の信号線に接続されている。また、トランジスタ120aのベース端子には、遅延検知部121からの強制停止信号が入力されており、エミッタ端子は接地されている。
遅延検知部121からハイレベルの強制停止信号が入力されると、トランジスタ120aはオン状態となり、モータ制御部107から出力されているブレーキ信号は、強制的にローレベルとなる。即ち、遅延検知部121はシステムコントローラ101、モータ制御部107とは独立にブレーキ信号を出力する。このように、本実施の形態では、図5(d)のタイミングt7で、遅延検知部121は、強制停止回路120に出力している強制停止信号をローレベルからハイレベルに変化させる。そして、強制停止回路120は、タイミングt7でローレベルのブレーキ信号をモータ260に出力することで、モータ260を停止させるように指示する。強制停止回路120がモータ260を停止させるようにモータ260に指示してからモータ260が停止するまでに、記録材Pは距離zを進む。
これにより、本実施の形態では、CPU101aの内部処理に要していた時間T2分、従来よりも早く記録材Pの搬送を停止させることができ、定着ローラ212に巻き付く量を、従来よりも距離D1分少なくすることができる。図5(c)には、図6で説明した従来の場合のグラフを破線で示し、図8で説明した本実施の形態の場合グラフを実線で示している。尚、遅延検知部121が巻き付きジャムと判断していないときには、ローレベルの強制停止信号が強制停止回路120に入力されている。この場合、トランジスタ120aはオフ状態となっており、強制停止回路120は、モータ制御部107から入力されているブレーキ信号をモータ260にそのまま出力している。
本実施の形態では、遅延検知部121が入口センサ239及び出口センサ240の検知信号に基づいて記録材Pの巻き付きジャムを判断し、強制停止回路120に強制停止信号を出力する。強制停止回路120は、遅延検知部121から入力されたハイレベルの強制停止信号に応じてブレーキ信号をローレベルとすることで、強制的にモータ260を停止させる。このように、本実施の形態では、遅延なくモータ260を強制的に停止させることにより、巻き付きジャムが発生した場合でも、記録材Pが定着ローラ212に巻き付く量を少なくすることができる。尚、本実施の形態では、モータ260を強制停止させたが、モータ260の強制停止とともにヒータ222、223も不図示の停止手段により停止させる構成としてもよい。
以上、本実施の形態によれば、記録材の回転体への巻き付きが発生した場合に、記録材が回転体へ巻き付く量を少なくすることができる。
[第二の実施の形態]
[巻き付きジャムの検知処理]
第二の実施の形態では、所定の時間である時間T1の決定方法について説明する。尚、画像形成装置の概略構成や動作、巻き付きジャムの検知処理やモータ260の強制停止については、第一の実施の形態と同様のため、説明を省略する。図10は、本実施の形態の定着器の構成を示す図である。尚、図7で説明した構成と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。本実施の形態のモータ制御部107は、遅延検知部121にモータ260の回転に応じた信号、例えばCLK信号又はFG信号を出力している。CLK信号又はFG信号は、モータ260の回転数を制御する際に用いられる信号である。遅延検知部121は、モータ制御部107から入力されるCLK信号又はFG信号に基づいて、時間T1を決定する。ここで、時間T1は、次の式(3)を満たすように決定される。
(a+b)÷v<T1<(e−z)÷v 式(3)
遅延検知部121は、モータ制御部107から入力されているCLK信号又はFG信号に基づいて、時間T3(図5(c)参照)に記録材Pが搬送される距離zと、記録材Pの搬送速度vを求める。これにより、遅延検知部121は、式(3)を満たすような時間T1を求めることができる。遅延検知部121は、式(3)を満たすように決定した時間T1を用いて、第一の実施の形態で説明した制御を行う。
以上、本実施の形態によれば、記録材の回転体への巻き付きが発生した場合に、記録材が回転体へ巻き付く量を少なくすることができる。
尚、上述した実施の形態では、リミット値T1を超えたか否かを判断するために、タイマ部101dを用いて時間を計測したが、不図示のカウンタを用いてもよい。また、モータ制御部107から遅延検知部121に出力される信号は、CLK信号又はFG信号としたが、例えば、モータ260の軸にエンコーダを設け、エンコーダからの信号を出力してもよい。また、上述した実施の形態では、定着器3における定着ローラ212への記録材Pの巻き付きを検知する構成であるが、同様の構成を他のローラへの記録材Pの巻き付きの検知に適用してもよい。
101a CPU
120 強制停止回路
121 遅延検知部
212 定着ローラ
239 入口センサ
240 出口センサ
260 モータ

Claims (8)

  1. 記録材を搬送する回転体を有し、前記記録材に転写されたトナー像を定着させる定着器と、
    記録材の搬送方向における前記回転体の上流側に設けられ、記録材を検知する第一の検知手段と、
    記録材の搬送方向における前記回転体の下流側に設けられ、記録材を検知する第二の検知手段と、
    前記回転体を駆動する駆動手段と、
    前記回転体の回転及び停止のために前記駆動手段を制御するコントローラと、
    記第一の検知手段が記録材の先端を検知してから設定時間の経過までに前記第二の検知手段が記録材の先端を検知しない場合に強制停止信号を出力する遅延検知部と、
    前記駆動手段を強制的に停止させる強制停止回路と、
    を備え
    前記駆動手段は、
    前記コントローラから出力される駆動信号に応じて前記回転体を回転及び停止させるとともに、前記コントローラから出力されるブレーキ信号に応じて、回転している前記回転体に制動力を作用させ、
    前記強制停止回路は、
    前記遅延検知部から出力された前記強制停止信号に応じて、前記コントローラからの指示なしに前記ブレーキ信号を出力すことにより前記駆動手段を強制的に停止させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記コントローラは、前記設定時間が経過しても、前記第二の検知手段により前記記録材の先端を検知できない場合に、前記回転体への記録材の巻き付きが発生したと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記強制停止回路は、前記巻き付きが発生せずに前記第二の検知手段が記録材の後端を検知した場合には、前記駆動手段の強制停止を行わないことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記設定時間は、
    前記設定時間をT、
    前記第一の検知手段と前記回転体との距離をa、
    前記回転体と前記第二の検知手段との距離をb、
    記録材の搬送速度をv、
    記録材の搬送方向の長さをe、
    前記強制停止回路が前記駆動手段を停止させるように前記駆動手段に指示してから前記駆動手段が停止するまでに記録材が進む距離をz、
    とすると、
    (a+b)÷v<T<(e−z)÷v
    を満たすように決定されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記強制停止回路には、前記駆動手段の回転に応じた信号が入力されており、
    前記強制停止回路は、前記信号に基づいて、前記vと前記zを求め、前記Tを決定することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記遅延検知部は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)によって構成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記コントローラは、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを搭載しており、
    前記メモリに格納されたプログラムを実行することにより前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記コントローラは、前記設定時間の情報を前記遅延検知部に設定することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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