JP3260809B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3260809B2
JP3260809B2 JP07443892A JP7443892A JP3260809B2 JP 3260809 B2 JP3260809 B2 JP 3260809B2 JP 07443892 A JP07443892 A JP 07443892A JP 7443892 A JP7443892 A JP 7443892A JP 3260809 B2 JP3260809 B2 JP 3260809B2
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健一 水摩
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良博 堺
伶夫 宗像
康則 河石
英樹 上山
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00135Handling of parts of the apparatus
    • G03G2215/00139Belt
    • G03G2215/00143Meandering prevention
    • G03G2215/00156Meandering prevention by controlling drive mechanism
    • GPHYSICS
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    • G03G2215/0016Meandering prevention by mark detection, e.g. optical

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
FAX等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、
詳しくは被担持物としてトナー、転写紙またはトナーお
よび転写紙を担持し、次工程まで前記被担持物を搬送す
る担持体を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トナー像を担持し、回転駆動されること
により、トナー像を次工程領域まで搬送する担持体を有
し、該担持体は無端ベルト状に形成され、複数のローラ
に巻掛けられ張力を付与され回転駆動される画像形成装
置では、重ね画像の位置ズレを測定するには画像を出力
してみて、その画像から読み取るしかなく、またその位
置ずれを防止するにも画像から位置ずれを測定し、それ
をフィードバックするという大変手間のかかるものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像から位
置ズレ量を読み取るのと同等の効果を、ベルトの1回転
するときのベルト駆動ローラの回転パルス数を測定する
だけで得て、容易に位置ズレ量を把握し、そのデータを
フィードバックし、それにより位置ズレ防止の制御を行
い、駆動ローラとベルトのスリップによる位置ズレのな
い画像形成装置を提供する事を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、トナー像と転写紙の少なくとも一方よりなる被担持
物を担持し回転駆動されることにより該被担持物を次工
程領域まで搬送する担持体を有し、該担持体は無端ベル
ト状に形成され、複数のローラに巻掛けられ張力を付与
され回転駆動される画像形成装置において、前記無端ベ
ルトと該ベルトを駆動する駆動ローラとのスリップを測
定するスリップ測定手段と、前記スリップ測定手段によ
り測定した前記無端ベルトと前記駆動ローラとのスリッ
プ値が所定の基準値を超えた場合に警告を表示する警告
手段とを設け、前記無端ベルトが潜像担持体に接離可能
に形成され、前記スリップ測定手段が、前記駆動ローラ
の回転数を測定するエンコーダと、該エンコーダからの
値をカウントするカウンターと、ベルトの1回転を感知
するセンサーとを有し、前記ベルトをフリー状態で1回
転させたときの前記カウンターのカウント値と、前記ベ
ルトを潜像担持体に当接させた状態で1回転させたとき
の前記カウンターのカウント値とを比較して、前記無端
ベルトと前記駆動ローラとのスリップ値を求めることを
特徴とする画像形成装置により解決した。
【0005】
【作用】本発明により、スリップ測定手段により測定し
た無端ベルトと駆動ローラとのスリップ値が所定の基準
値を超えた場合はその旨を警告手段により警告すること
で、ベルト交換や駆動ローラ清掃時期を知らせることが
できる。
【0006】
【実施例】本発明は被担持物としてトナー、転写紙また
はトナーおよび転写紙を担持し、次工程まで前記被担持
物を搬送する担持体を有する画像形成装置に関するもの
である。前記担持体は具体的には、像担持体上から転写
したトナー像を担持し転写紙等の被転写体に転写する工
程まで転写駆動されることによりトナー像を搬送する中
間転写体、または転写紙だけ又はトナー像を担持した転
写紙を搬送する搬送ベルト等であり、他の静電的に被担
持物を担持搬送する担持体に関して共通の技術的思想で
ある。
【0007】以下、本発明の担持体を中間転写ベルトと
した実施例に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明に係わるカラー複写装置の
概略構成図、また図2は感光体・中間転写ベルト回りの
拡大図である。以下に、本装置の構成・動作を説明す
る。
【0009】カラー画像読み取り装置(以下、カラース
キャナーと称す)1は、原稿3の画像を照明ランプ4、
ミラー群5、およびレンズ6を介してカラーセンサー7
に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えばBlue
(Bと略す)、Green(Gと略す)、Red(Rと
略す)の色分解光毎に読み取り電気的な画像信号に変換
する。そして、このカラースキャナー1で得たB、G、
Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、画像処理
部(図示なし)で色変換処理を行い。Black(以
下、Bkと記す)、Cyan(同、C)、Magent
a(同、M)、Yellow(同、Y)のカラー画像デ
ータを得る。
【0010】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、カラープリンターと称す)2によって、Bk、
C、M、Yの顕像化を行い、これを重ね合わして4色フ
ルカラー画像を形成する。
【0011】次にカラープリンター2の概要を説明す
る。書き込み光学ユニット8は、カラースキャナー1か
らのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に
対応した光書き込みを行ない、潜像担持体としての感光
体ドラム9に静電潜像を形成する。
【0012】感光体ドラム9は矢印の如く反時計方向に
回転するが、その回りには感光体クリーニングユニット
(クリーニング前除電器を含む)10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、Bk現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検知器18、担持体としての中間転写ベルト1
9などが配置されている。各現像器は、静電潜像を原稿
するために現像剤を感光体9に対向させるよう回転する
現像スリーブ14a、15a、16a、17aと、現像
剤を汲み上げ・攪拌するために回転する現像パドル14
b、15b、16b、17bおよび現像剤のトナー濃度
検知センサー14c、15c、16c、17cなどで構
成されている。現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、Bk、C、M、Yの例で以下説明する。ただし、画
像形成順序はこれに限定されるものではない。
【0013】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1の所定のタイミングの時点からBk画像データの読
み取りがスタートし、この画像データに基づきレーザー
光による光書き込み・潜像形成が始まる(以下、Bk画
像データによる静電潜像をBk潜像と称す。C、M、Y
についても同じ)。このBk潜像の先端部から現像可能
とすべく、Bk現像器14の現像位置に潜像先端部が到
達する前に現像スリーブ14aを回転開始してBk潜像
をBkトナーで現像する。そして以降、Bk潜像領域の
現像動作を続けるが、Bk潜像後端部がBk現像位置を
通過した時点で現像不作動状態にする。これは少なくと
も、次のC画像データによるC潜像先端部が到達する前
に完了させる。
【0014】感光体9に形成したBkトナー像は、感光
体と等速駆動されている中間転写ベルト19の表面に転
写する(以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー像
転写をベルト転写と称す)。ベルト転写は、感光体9と
中間転写ベルト19が接触状態において、転写バイアス
ローラ20に所定のバイアス電圧を印加することで行
う。なお、中間転写ベルト19には感光体9に順次形成
するBk、C、M、Yのトナー像を同一面に順次位置合
わせして4色重ねてベルト転写画像を形成し、その後転
写紙に一括転写を行う。
【0015】この中間転写ベルトユニットの構成・動作
については後述する。
【0016】感光体9ではBk工程の次にC工程に進む
が所定のタイミングからカラースキャナー1によるC画
像データ読み取りが始まりその画像データによるレーザ
ー光書き込みでC潜像形成を行う。
【0017】C現像器15はその現像位置に対して、先
のBk潜像後端部が通過した後でかつC潜像の先端が到
達する前に現像スリーブ15aを回転開始してC潜像を
Cトナーで現像する。以後C潜像領域の現像を続ける
が、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器の場
合と同様に現像不作動状態にする。これもやはり次のM
潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0018】なおMおよびYの工程については、それぞ
れの画像データ読み取り、潜像形成・現像の動作が上述
のBk・Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0019】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。
【0020】中間転写ベルト19は、駆動ローラ21、
ベルト転写バイアスローラ20、および従動ローラに巻
き掛けられ張力を付与されており、図示してない駆動モ
ータにより後述の如く駆動制御される。
【0021】ベルトクリーニングユニット22は、ブラ
シローラ22a、ゴムブレード22b、およびベルトか
らの接離機構22cなどで構成されており、1色目のB
k画像をベルト転写した後の第2色、第3色、第4色目
をベルト転写している間は、接離機構22cによって中
間転写ベルト19の面から離間させる。
【0022】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23a、ローラークリーニングブレード23b、お
よびベルトからの接離機構23cなどで構成されてい
る。バイアスローラー23aは、通常は中間転写ベルト
19の面から離間しているが、中間転写ベルト19の面
に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括転写する時
にタイミングを取って接離機構23cで押圧され、紙転
写バイアスローラ23aに所定のバイアス電圧を印加し
て紙への転写を行う。
【0023】なお、転写紙24は給紙ローラー25、レ
ジストローラ26によって、中間転写ベルト面の4色重
ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに合
わせて給紙される。
【0024】中間転写ベルト19の動き方は、1色目の
Bkトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の動
作方式として次の3通りが考えられるが、この中の1方
式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度面など
で)効率的な方式の組合わせによって動作させる。
【0025】1)一定速往動方式 1.Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速で
往動を続ける。
【0026】2.そして中間転写ベルト19の面上のB
k画像先端位置が、再び感光体9との接触部のベルト転
写位置に到達した時、感光体9側は次のCトナー像の先
端部が丁度その位置にくるようにタイミングを取って画
像形成されている。
【0027】その結果、C画像はBk画像に正確に位置
合わせして中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写さ
れる。
【0028】3.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0029】4.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのまま往動しながら中間転写ベルト面上の4
色重ねトナー像を、上記したように転写紙24に一括転
写する。
【0030】2)スキップ往動方式 1.Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9
の面からベルト19を離間させ、そのままの往動方向に
高速スキップさせて所定量を移動したら当初の往動速度
に戻す。
【0031】またその結果再び感光体9に中間転写ベル
ト19を接触させる。
【0032】2.そして中間転写ベルト19の面上のB
k画像先端位置が再びベルト転写位置に到達した時、感
光体9の側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置に
くるようにタイミングを取って画像形成されている。
【0033】その結果、C画像はBk画像に正確に位置
合わせして重ねてベルト転写される。
【0034】3.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0035】4.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0036】3)往復動(クイックリターン)方式 1.Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9
の面からベルト19を離間させ、そして往動を停止させ
ると同時に逆方向に高速リターンさせる。
【0037】リターンは、ベルト19の面上のBk画像
先端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通過し、さら
に予め設定された距離分を移動した後に停止させて待機
状態にする。
【0038】2.次に感光体9の側のCトナー像の先端
部がベルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点
に、中間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせ
る。またベルト19を感光体9の面に再び接触させる。
【0039】この場合も、C画像がベルト19の面上で
Bk画像に正確に重なるような条件に制御されてベルト
転写される。
【0040】3.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0041】4.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写紙24に
一括転写する。
【0042】中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を
一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット27によ
り定着器28に搬送され、所定温度にコントロールされ
た定着ローラ28aと加圧ローラ28bでトナー像を溶
融定着してコピートレイ29に搬出されフルカラーコピ
ーを得る。
【0043】ベルト転写後の感光体9は、感光体クリー
ニングユニット10で表面をクリーニングされまた除電
ランプ11で均一に除電する。
【0044】また、転写紙24にトナー像を転写した後
の中間転写ベルト19はクリーニングユニット22を再
び接離機構22cで押圧して表面をクリーニングする。
【0045】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作および感光体9への画像形成は、1枚目のY(4
色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚目の
Bk(1色目)画像工程に進む。
【0046】また、中間転写ベルト19の方は1枚目の
4色重ね画像の転写紙への一括転写工程に引き続き表面
をクリーニングユニット22でクリーニングされた領域
に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにす
る。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0047】なお、転写紙カセット30、31、32、
33には各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
からタイミングを取ってレジストローラ26の方向に給
紙、搬送される。OHP用紙や厚紙などのために手差し
給紙トレイ34を設けることもできる。
【0048】以上は4色フルカラーを得るコピーモード
の説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモー
ドの場合は指定された色と回数の分について上記同様の
動作を行うことになる。また単色コピーモードの場合
は、所定枚数が終了するまでの間その色の現像器のみを
現像作動状態にして、中間転写ベルト19は、感光体9
面に接触したまま往動方向に一定速駆動しさらにベルト
クリーナー22もベルト19に接触したままの状態でコ
ピー動作を行う。
【0049】次に中間転写ベルト19と駆動ローラ21
のスリップ測定方法を説明する。
【0050】図3に示すように中間転写ベルト19上に
マーク37をはりつけ、中間転写ベルト19を回転さ
せ、そのマーク37をマーク検知センサー38で読み取
る。駆動ローラ21に取り付けたエンコーダ35の出力
パルスをカウンタ36でカウントし、マーク検知センサ
ー38から出力された信号によりトリガーをかけて、中
間転写ベルト19の1回転するときの駆動ローラ21の
回転数(パルス数)を読み取ることにより比較する。
【0051】その際、中間転写ベルト19に何も当接し
ない状態での駆動ローラ21のパルス数を読み取り、つ
ぎに感光体ドラム9を中間転写ベルト19に当接してそ
のときのパルス数を測定する。そしてそのパルス数をフ
リー時のパルス数と比較して中間転写ベルト19と駆動
ローラ21のスリップ値を求める。そしてこのスリップ
値がある基準値をこえると操作部に警告やサービスマン
コールを表示する。
【0052】尚 1パルスの長さ=(ベルト周長)/
(ベルト駆動ローラパルス数) で表され、許容できる画像上の位置ずれを0.15mm以
内とすると、ベルト周長が540mmの例では、ベルト駆
動ローラパルス数が28525パルスのとき、1パルス
長さ=540/28525≒18μ となり、目標パル
ス数は0.15/0.018≒8パルスとなる。
【0053】図4はベルト駆動線速比とベルト駆動ロー
ラパルス数の関係を示し、図5はベルト駆動線速比と画
像位置ずれの関係を示し、ベルト駆動線速比は(中間転
写ベルト線速)/(感光体ドラム線速)により求められ
る。
【0054】図4において、曲線Aは、フリー時、即ち
中間転写ベルト19が感光体ドラム9と、ベルトクリー
ニングユニットと紙転写ユニット、例えば紙転写バイア
スローラのいずれからも離間した状態における変化を示
す。此の時のパルス数が基準パルスとなる。理想的に
は、ベルト駆動線速比に関係なく一定である。
【0055】曲線Bは、駆動ローラ21が新品の状態で
摩擦係数が比較的高い時(例えば、対ベルトμ≒1.
5)の、中間転写ベルト19が感光体ドラム9に当接し
た時のベルト駆動線速比と駆動ローラのパルス数の関係
を示し、感光体速度の影響が少なく、パルス数がフリー
時に近似している。従ってフルカラーコピーの画像位置
ずれ量も少ない。
【0056】曲線Cは、機械内部の浮遊トナー、粉塵等
の付着により摩擦係数が低下している(例えば、対ベル
トμ≒0.3〜0.4)駆動ローラ21の場合の、中間
転写ベルト19が感光体ドラム9に当接した時のベルト
駆動線速比と駆動ローラのパルス数の関係を示す。図4
でパルス数が増えるということは、ベルト1周に対して
駆動ローラが多く回転することを示し、スリップしてい
る。逆に少ないときは、感光体駆動力によりベルトが引
っ張られている。
【0057】フリー時は前の説明の高速リターン時に相
当する。
【0058】パルス数がフリー時より、当接時の方が多
い時は、当接時にスリップしているので、ベルトリター
ン量が多くなり、コピー上の位置ずれは作像順と逆にな
る。この場合(+)で示す。フリー時より、当接時の方
が少ない時は、ベルトリターン量の不足となり、コピー
上の位置ずれは作像の順となる。この場合(−)で示
す。
【0059】図5において、曲線Aは図4の曲線Aに対
応し、曲線Bは図4の曲線Cに対応する。
【0060】図4、図5より駆動ローラ21のパルス数
を測定することにより重ね画像の位置ズレを測定するの
と同等の効果があり、画像を出力しなくても位置ズレ量
を推測できる。
【0061】図4より中間転写ベルトをフリーの状態で
回転させたときの駆動ローラのパルス数と感光体ドラム
9に中間転写ベルト19を当接させたときの駆動ローラ
のパルス数との差をとった値をスリップ値とすることに
より図4の重ね画像の位置ズレとスリップ値の対応がと
れており、画像を出力することなく、画像の位置ズレを
検討できる。
【0062】ある値を規定してその値と感光体ドラム9
に中間転写ベルト19を当接したときの駆動ローラ21
のパルス数をスリップ値とすることにより、当接時しか
測定しないので簡単に画像を出力することなく、画像の
位置ズレを検討できる。
【0063】
【発明の効果】本発明により、スリップ測定手段により
測定した無端ベルトと駆動ローラとのスリップ値が所定
の基準値を超えた場合はその旨を警告手段により警告す
るので、ユーザはベルト交換や駆動ローラ清掃時期が来
たことを容易に知ることができる。
【0064】スリップ測定手段は、ベルトをフリー状態
で1回転させたときの駆動ローラの回転数とベルトを潜
像担持体に当接させた状態で1回転させたときの駆動ロ
ーラの回転数とによりスリップ値を算出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー複写装置の概略構成図。
【図2】感光体・中間転写ベルト回りの拡大図。
【図3】中間転写ベルトスリップ測定概略構成図。
【図4】感光体当接時のベルト駆動線速比と駆動ローラ
パルス数の関係を示す図である。
【図5】感光体当接時のベルト駆動線速比と画像位置ズ
レ量の関係を示す図である。
【符号の説明】
19 中間転写ベルト 21 駆動ローラ 35 エンコーダ 36 カウンタ 37 マーク 38 検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 512 G03G 21/00 512 H04N 1/14 H04N 1/14 (72)発明者 堺 良博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 宗像 伶夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 河石 康則 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 上山 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平2−77071(JP,A) 特開 昭58−7650(JP,A) 特開 昭63−282865(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 B41J 29/46 G03G 15/01 114 G03G 15/16 G03G 21/00 370 G03G 21/00 512 G03G 21/14 H04N 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像と転写紙の少なくとも一方より
    なる被担持物を担持し回転駆動されることにより該被担
    持物を次工程領域まで搬送する担持体を有し、該担持体
    は無端ベルト状に形成され、複数のローラに巻掛けられ
    張力を付与され回転駆動される画像形成装置において、 前記無端ベルトと該ベルトを駆動する駆動ローラとのス
    リップを測定するスリップ測定手段と、 前記スリップ測定手段により測定した前記無端ベルトと
    前記駆動ローラとのスリップ値が所定の基準値を超えた
    場合に警告を表示する警告手段とを設け、 前記無端ベルトが潜像担持体に接離可能に形成され、 前記スリップ測定手段が、前記駆動ローラの回転数を測
    定するエンコーダと、該エンコーダからの値をカウント
    するカウンターと、ベルトの1回転を感知するセンサー
    とを有し、前記ベルトをフリー状態で1回転させたとき
    の前記カウンターのカウント値と、前記ベルトを潜像担
    持体に当接させた状態で1回転させたときの前記カウン
    ターのカウント値とを比較して、前記無端ベルトと前記
    駆動ローラとのスリップ値を求めることを特徴とする画
    像形成装置。
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