JP5447057B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関し、より特定的には、複写機やプリンタなど電子写真方式を用いた画像形成装置であって、定着部と転写部との間における用紙のループ(定着ループ)を制御する画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、およびサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなどがある。
画像形成装置における一般的な画像形成プロセスでは、像担持体表面が帯電装置によって一様に帯電された後、露光装置によって画像情報に従った露光がなされる。これにより、像担持体表面に静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置によってトナーが静電的に付着されてトナー像として現像される。像担持体表面に形成されたトナー像は、中間ベルトに転写され、転写部まで搬送される。そして中間ベルト上のトナー像は、用紙搬送部によって給紙トレイから搬送されてきた用紙に対して、転写部によって静電的に転写される。続いて用紙は定着部へと搬送される。定着部においては、定着ローラ(加熱ローラ)と加圧ローラとによって加熱および加圧することにより、用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、用紙搬送部によって排紙トレイへ排紙される。
定着部における定着ローラおよび加圧ローラの各々は、経時変化による定着ニップ量の変化や、定着熱による膨張または収縮などにより、その外径が変化しやすい。定着ローラおよび加圧ローラの各々の外径が変化すると、定着ローラの周速が変化する。定着ローラの周速は定着部における実際の用紙の搬送速度に対応するため、定着ローラの周速が変化すると、定着部における用紙の搬送速度が正確に把握できなくなる。
一般に、転写部と定着部との各々における用紙の搬送速度はほぼ同一速度に設定される。しかし、上述のように定着ローラの周速が変化すると、定着ローラと、転写部の2次転写ローラとの間に周速差が発生する。定着ローラの周速が2次転写ローラの周速を上回ると、定着ローラと2次転写ローラとに跨る用紙が定着ローラにより引っ張られ、用紙と2次転写ローラとの間に滑りが生じ得る。その結果、2次転写不良が発生し得る。一方、定着ローラの周速が2次転写ローラの周速を下回ると、定着ローラと2次転写ローラとの間の用紙のループが過多となり、用紙が異常な形状に湾曲し得る(Z折れし得る)。
これらの問題を回避する為に、画像形成装置においては、定着ローラと2次転写ローラとの周速差による問題が発生しないように、定着ローラと2次転写ローラとの間の用紙にループが意図的に(強制的に)形成されていた。そして、定着ローラよりも用紙搬送方向上流側に、用紙のループの程度を検知するための定着ループセンサが設けられ、定着ループセンサのオン/オフに従って定着ローラの回転速度が制御されていた。
図9は、従来の画像形成装置における定着モータ(定着ローラを駆動するモータ)の回転速度の時間経過を示す図である。図9において、横軸は時間経過を示しており、縦軸は定着モータの回転速度(モータ回転スピード)を示している。なお図9においては、定着ループセンサの用紙検知信号および定着モータへの速度指令信号の動きも示されている。
図9を参照して、従来の画像形成装置においては、定着開始時(定着ローラへ用紙が搬送されてくる頃)である時間T1では、定着モータの回転速度がたとえば−5%(基準となる回転速度よりも5%だけ遅い速度)に設定されていた。その後、定着中の時間T2において、ループが過多となって定着ループセンサがオンしたときには、定着ローラの回転速度がたとえば+3%(基準となる回転速度よりも3%だけ速い速度)に設定され、ループが過小となって定着ループセンサがオフしたときには、定着ローラの回転速度がたとえば−3%(基準となる回転速度よりも3%だけ遅い速度)に設定されていた。つまり、定着ローラの回転速度は、基準となる回転速度から±3%の範囲で制御されていた。これにより、時間T2においては、定着ローラと2次転写ローラとの間の用紙に、一定のループが形成されていた(定着ループが制御されていた)。
なお、たとえば下記特許文献1および2には、従来の画像形成装置における用紙のループ量の制御方法が開示されている。下記特許文献1には、画像形成部で記録媒体に形成された画像を、定着部によって定着する画像形成装置において、画像形成部から定着部へ搬送される間の記録媒体に生ずるループ量を検出センサによって検出する技術が開示されている。この技術では、検出センサの検出結果に応じて、定着部による記録媒体搬送速度を速度切換手段により切り換えることにより、用紙のループ量が制御されている。特許文献2には、トナー像を担持した記録媒体を加熱定着部材と無担ベルトとの間で挟み込んでトナー像を定着し、モータにより加熱定着部材を回転させるベルト定着器が開示されている。このベルト定着器では、モータの軸にかかるトルクを検出し、その検出結果に応じて無端ベルトの内側面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段の制御が行われている。
特開2003−345150号公報 特開2007−199285号公報
従来の画像形成装置においては、定着ローラにより用紙の定着を開始する際(定着が行われる前)には、定着部の状態が分からず、定着ローラの周速が正確に把握できない状態にあった。このため、定着ローラにより用紙の定着を開始する際には、定着ローラと2次転写ローラとの間の(定着ニップの手前の)用紙にループが確実に(強制的に)形成されるよう、時間T1における定着ローラの回転速度が非常に遅い速度に設定されていた。現に図9において、時間T1における定着ローラの回転速度(−5%)は、時間T2における回転速度(−3%)よりも遅くなっている。その結果、定着に要する時間が増加し、生産性(画像形成速度)が低下していた。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、生産性を向上することのできる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成装置は、用紙を搬送し、かつ用紙に形成された画像を定着するための定着ローラと、用紙を定着ローラに向けて搬送する用紙搬送部と、定着ローラを駆動するモータと、用紙のプリントを開始した場合に、用紙の直前にプリントした用紙である前用紙を搬送した際に設定された速度でモータを駆動する駆動手段と、前用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前におけるモータの電流値、前用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前における定着ローラの温度、および定着ローラを含む所定の区間を前用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を取得する取得手段と、定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の位置において用紙を検知する検知手段と、検知手段にて用紙を検知した場合に、用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前におけるモータの電流値、用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前における定着ローラの温度、および定着ローラを含む所定の区間を用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を検出する検出手段と、取得手段にて取得した情報と、検出手段にて検出した情報との比較により、モータの速度を、駆動手段にて駆動した速度とは異なる値に設定する速度設定手段とを備える。
上記画像形成装置において好ましくは、速度設定手段は、モータの電流値に基づいて定着ローラの周速を評価する第1の周速評価手段を含む。
上記画像形成装置において好ましくは、第1の周速評価手段は、モータの電流値に基づいて定着ローラのニップ量を評価し、ニップ量に基づいて定着ローラの周速を評価する。
上記画像形成装置において好ましくは、第1の周速評価手段は、ニップ量に基づいて定着ローラのコーティングの伸び量をさらに評価する。
上記画像形成装置において好ましくは、速度設定手段は、定着ローラの温度に基づいて定着ローラの周速を評価する第2の周速評価手段を含む。
上記画像形成装置において好ましくは、速度設定手段は、定着ローラを含む所定の区間を用紙が搬送されるのに要する時間に基づいて定着ローラの周速を評価する第3の周速評価手段を含む。
上記画像形成装置において好ましくは、速度設定手段は、評価された定着ローラの周速に基づいて、定着ローラの周速を制御する。
上記画像形成装置において好ましくは、速度設定手段は、評価された定着ローラの周速と、それ以前に評価された定着ローラの周速とを比較することにより、定着ローラの周速を制御する。
本発明の他の局面に従う画像形成装置の制御方法は、用紙を搬送し、かつ用紙に形成された画像を定着するための定着ローラと、用紙を定着ローラに向けて搬送する用紙搬送部と、定着ローラを駆動するモータとを備えた画像形成装置の制御方法であって、制御方法は、用紙のプリントを開始した場合に、用紙の直前にプリントした用紙である前用紙を搬送した際に設定された速度でモータを駆動する駆動ステップと、前用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前におけるモータの電流値、前用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前における定着ローラの温度、および定着ローラを含む所定の区間を前用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を取得する取得ステップと、定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の位置において用紙を検知する検知ステップと、検知ステップにて用紙を検知した場合に、用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前におけるモータの電流値、用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前における定着ローラの温度、および定着ローラを含む所定の区間を用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を検出する検出ステップと、取得ステップにて取得した情報と、検出ステップにて検出した情報との比較により、モータの速度を、駆動手段にて駆動した速度とは異なる値に設定する速度設定ステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従う画像形成装置の制御プログラムは、用紙を搬送し、かつ用紙に形成された画像を定着するための定着ローラと、用紙を定着ローラに向けて搬送する用紙搬送部と、定着ローラを駆動するモータとを備えた画像形成装置の制御プログラムであって、制御プログラムは、用紙のプリントを開始した場合に、用紙の直前にプリントした用紙である前用紙を搬送した際に設定された速度でモータを駆動する駆動ステップと、前用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前におけるモータの電流値、前用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前における定着ローラの温度、および定着ローラを含む所定の区間を前用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を取得する取得ステップと、定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の位置において用紙を検知する検知ステップと、検知ステップにて用紙を検知した場合に、用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前におけるモータの電流値、用紙が用紙搬送部により搬送されて定着ローラに到達する前における定着ローラの温度、および定着ローラを含む所定の区間を用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を検出する検出ステップと、取得ステップにて取得した情報と、検出ステップにて検出した情報との比較により、モータの速度を、駆動手段にて駆動した速度とは異なる値に設定する速度設定ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、生産性を向上することのできる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置の構成を模式的に示す正面図である。 定着部付近の構成を模式的に示す正面図である。 加熱ローラの周速の制御方法を説明するための図であって、用紙の第1の搬送状態を模式的に示す正面図である。 加熱ローラの周速の制御方法を説明するための図であって、用紙の第2の搬送状態を模式的に示す正面図である。 加熱ローラの周速の制御方法を説明するための図であって、用紙の第3の搬送状態を模式的に示す正面図である。 制御部が実行する、第1の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御処理のフローチャートである。 制御部が実行する、第2の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御処理のフローチャートである。 制御部が実行する、第3の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御処理のフローチャートである。 従来の画像形成装置における定着モータの回転速度の時間経過を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置の構成を模式的に示す正面図である。
図1を参照して画像形成装置1000は、給紙トレイ3と、排紙トレイ5と、画像形成部30と、制御部40とを備える。
給紙トレイ3は、画像形成装置1000の下部に、画像形成装置1000の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙トレイ3に装てんされた用紙(記録媒体)は、印字時に、1枚ずつ給紙トレイ3から給紙され、画像形成部30に送られる。
排紙トレイ5は、画像形成装置1000の筐体の上方に配置されている。排紙トレイ5には、画像形成部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
画像形成部30は、画像形成装置1000の筐体の内部に配置されている。画像形成部30は、おおまかに、用紙搬送部100と、トナー像形成部300と、定着部(定着器)400とを有している。画像形成部30は、いわゆるタンデム方式で、必要に応じてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)のYMCKの4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成する。
トナー像形成部300は、4色のトナーボトル301Y、301M、301C、301K(以下、これらをまとめてトナーボトル301と呼ぶことがある。)と、中間転写ベルト305と、2次転写部(2次転写ローラ)307と、4組のプリントユニット310Y、310M、310C、310K(以下、これらをまとめてプリントユニット310と呼ぶことがある。)と、レーザスキャンユニット320などで構成されている。
イエロートナーボトル301Y、マゼンタトナーボトル301M、シアントナーボトル301C、およびブラックトナーボトル301Kは、YMCK各色のトナーを保管する。トナーボトル301Y、301M、301C、301Kは、それぞれ、駆動モータ330Y、330M、330C、330K(以下、これらをまとめて駆動モータ330と呼ぶことがある。)により回転駆動され、内部に保管されているトナーを各プリントユニット310に補給する。トナーの補給動作は、後述するようにして、プリントユニット310の現像器350内のトナーが少なくなると行われる。
中間転写ベルト305は、環状であり、2つのローラ間に架けわたされている。中間転写ベルト305は、用紙搬送部100と連動して回転する。2次転写部307は、中間転写ベルト305のうち一方のローラに接触している部分に対向するように配置されている。2次転写部307と中間転写ベルト305との間隔は、圧接離間機構(図示無し)により調整される。用紙は、中間転写ベルト305と2次転写部307との間で挟まれながら搬送される。
プリントユニット310は、感光体ドラム311、現像器350、クリーナ、および帯電器などを含む。ここで、感光体ドラム311は、プリントユニット310Y、310M、310C、310Kにそれぞれ対応する感光体ドラム311Y、311M、311C、311Kである。現像器350は、感光体ドラム311Y、311M、311C、311Kにそれぞれ対応する現像器350Y、350M、350C、350Kである。イエロープリントユニット310Y、マゼンタプリントユニット310M、シアンプリントユニット310C、ブラックプリントユニット310Kは、それぞれY、M、C、Kの画像を形成するために配置されている。プリントユニット310は、中間転写ベルト305の直下に並置されている。レーザスキャンユニット320は、各感光体ドラム311上にレーザ光を走査可能に配置されている。
トナー像形成部300において、レーザスキャンユニット320は、YMCKの各色別の画像データに基づいて、帯電器により一様に帯電した感光体ドラム311上に潜像を形成する。現像器350は、潜像が形成された各感光体ドラム311上に各色のトナーを付着させることにより、各感光体ドラム311上にトナー像を形成する(現像)。各感光体ドラム311は、トナー像を中間転写ベルト305に転写し、その中間転写ベルト305上に、用紙に形成する4色分のトナー像の鏡像を形成する(1次転写)。その後、高電圧が印加された2次転写部307により、中間転写ベルト305に形成されたトナー像が用紙に転写され、用紙上にトナー像が形成される(2次転写)。
用紙搬送部100は、通紙経路R(図2)に沿って用紙を搬送する。用紙搬送部100は、給紙ローラ101と、タイミングローラ103と、排紙ローラ104とを含む。給紙ローラ101、タイミングローラ103、および排紙ローラ104の各々は、通紙経路Rの用紙搬送方向上流側(図1中下側、以降、上流側と呼ぶことがある)から用紙搬送方向下流側(図1中上側、以降、下流側と呼ぶことがある)へ向かってこの順序で配置されている。タイミングローラ103と排紙ローラ104との間には、2次転写部307および定着部400が配置されており、タイミングローラ103は2次転写部307および定着部400に向けて用紙を搬送する。給紙クラッチ110aおよび手差し給紙クラッチ110bを用いて、給紙ローラ101と駆動部との連結および解除を行うことにより、用紙の給紙が行われ、タイミングクラッチ(図示なし)を用いてタイミングローラ103と駆動部との連結および解除を行うことにより、用紙の搬送が行われる。なお、用紙搬送部100は、これら以外にも用紙を搬送するためなどに用いられるローラを有していてもよい。
画像形成部30には、たとえば、メインモータ501、定着モータ502、黒現像モータ503、カラー現像モータ504、およびカラー感光体モータ505が設けられている(以下、これらのモータについて単にモータ501〜505などと称することがある)。メインモータ501は、給紙工程から転写工程まで、および転写工程から定着工程直前までの用紙搬送と、中間転写ベルト305および黒感光体ドラム311Kの駆動とを行う。定着モータ502は、定着部400を駆動する。黒現像モータ503は、黒現像器350Kなどの黒プリントユニット310Kを駆動する。カラー現像モータ504は、イエロー・マゼンタ・シアンの現像器350などのプリントユニット310Y、310M、310Cを駆動する。カラー感光体モータ505は、イエロー・マゼンタ・シアンの感光体ドラム311Y、311M、311Cを駆動する。これらのモータ501〜505の他、たとえば2次転写部307や定着部400における用紙を挟む圧力を変更するための圧接離間モータなどが設けられてもよい。
図2は、定着部付近の構成を模式的に示す正面図である。図2においては、定着部付近の構成とともに制御部のブロック図も示されている。
図2を参照して、定着部400は、加熱ローラ401(定着ローラの一例)と、加圧ベルト403と、サーミスタ405とを主に含んでいる。定着部400は、加熱ローラ401と加圧ベルト403とにより、トナー像が形成された用紙を挟みながら搬送する。また定着部400は、用紙を搬送する際に、加熱ローラ401と加圧ベルト403とでその用紙に対して加熱および加圧を行うことにより、用紙に形成されたトナー像(画像)を用紙に定着する。サーミスタ405は、加熱ローラ401の外周面に近接して配置されており、加熱ローラ401のたとえば外表面の温度を検出するために用いられる。定着モータ502は、加熱ローラ401を回転駆動するものであり、定着モータ502に流す電流の増加とともに、加熱ローラ401のトルクは増加する。
加熱ローラ401は、ヒータ411と、ローラ本体412と、コーティング413とを含んでいる。ローラ本体412にはヒータ411が内蔵されており、ヒータ411の発熱により加熱ローラ401が加熱される。ローラ本体412の外周にはコーティング413が取り付けられている。コーティング413はたとえばPFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)チューブよりなっている。
加圧ベルト403は、加圧パッド431と、2つの支持ローラ432および433と、フリーベルト434とを含んでいる。フリーベルト434は、ポリイミドフィルムなどの耐熱樹脂フィルムよりなっており、回転自在である2つの支持ローラ432および433の各々と、加圧パッド431とに掛けまわされた状態で設置されている。特にフリーベルト434における加熱ローラ401に対向する部分は、加圧パッド431によって加熱ローラ401に押し付けられている。加圧パッド431はたとえばウレタンなどの弾性体よりなっている。これにより、加圧パッド431およびフリーベルト434は、加熱ローラ401の外周に沿った形状に変形し、加熱ローラ401とフリーベルト434とに挟まれる用紙の幅(ニップ幅)が広くなる。
画像形成装置1000は、さらに定着ループセンサSE1と、排紙センサSE2とを備えている。定着ループセンサSE1は、加熱ローラ401および加圧ベルト403よりも上流側(図2中下側)に配置されており、たとえば加熱ローラ401と加圧ベルト403とのニップ部を通過する直前(定着に噛み込む直前、加熱ローラ401に到達する前)の用紙を検知する。また定着ループセンサSE1は、定着部400と2次転写部307との間における用紙のループ形状を検知してもよい。排紙センサSE2は、排紙ローラ104よりも上流側に配置されており、排紙ローラ104を通過する直前の用紙を検知する。
制御部40は、画像形成装置の全体の動作を一括して制御する。制御部40は、周速評価部41と、速度指令部43と、記憶部45とを含んでいる。周速評価部41は、加熱ローラ401の周速を評価するものであり、電流検出部47と、温度検出部49と、時間計測部51とを含んでいる。電流検出部47は、定着モータ502の電流値を検出し、検出された電流値に基づいて、加熱ローラ401の周速を評価する。温度検出部49は、サーミスタ405を用いて加熱ローラ401の(たとえば外表面の)温度を検出し、その温度に基づいて、加熱ローラ401の周速を評価する。時間計測部51は、定着ループセンサSE1で用紙が検知されてから(定着ループセンサSE1がオンしてから)排紙センサSE2で用紙が検知されるまで(排紙センサSE2がオンするまで)の区間を用紙が搬送されるのに要する時間(以下、通過時間と記すことがある)に基づいて、加熱ローラ401の周速を評価するものである。この区間には加熱ローラ401(加熱ローラ401と加圧ベルト403とのニップ部)が含まれている。速度指令部43は、周速評価部41で評価された加熱ローラ401の周速に基づいて、定着モータ502の速度を制御し、それにより加熱ローラ401の周速を制御するためのものである。記憶部45は、画像形成動作の制御のための制御プログラムなどを記憶している。また記憶部45は、電流検出部47、温度検出部49、および時間計測部51などで計測される、加熱ローラ401の周速に関連する値や、速度指令部43によって制御される定着モータ502のスピード(回転速度)などを記憶している。
なお、周速評価部41は、電流検出部47、温度検出部49、および時間計測部51のうち少なくともいずれか1つを含んでいればよい。
続いて、本実施の形態における加熱ローラの周速の制御方法について説明する。
本実施の形態においては、周速評価部41において評価された加熱ローラ401の周速に基づいて、速度指令部43によって加熱ローラ401の周速が制御される。加熱ローラの周速とは、回転している加熱ローラ401の最大半径位置(外表面)における速さを意味している。加熱ローラ401の周速については、電流検出部47において検出された定着モータ502の電流値に基づいて評価する方法(第1の評価方法)、温度検出部49において検出された加熱ローラ401の温度に基づいて評価する方法(第2の評価方法)、および定着ループセンサSE1において用紙が検知されてから排紙センサSE2において用紙が検知されるまでの区間を用紙が搬送されるのに要する時間に基づいて評価する方法(第3の評価方法)のうち少なくともいずれか1つの方法により評価される。以下、これらの評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法について説明する。
[第1の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法]
始めに、第1の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法について説明する。
第1の評価方法では、用紙が定着部に噛み込まれる直前の定着モータの電流値が検出され、その電流値の検出結果から加熱ローラのニップ量が判断され、その判断結果から加熱ローラの周速が評価される。そして加熱ローラの周速から、適正なループ制御となるように定着モータの速度変化量が自動で設定される。この評価方法によれば、特に経時変化による定着ニップ量の変化による加熱ローラの周速の変化を評価することができる。
図3を参照して、1つのジョブにおけるn頁目(nは自然数)の用紙Sのプリントが開始されると、電流検出部47は、定着ループセンサSE1によって前頁((n−1)頁目、但しn=1の場合には前ジョブにおける最終頁)が検知された際に測定された定着モータ502の電流値Xn-1と、電流値Xn-1に基づいて設定された定着モータ502のスピードAn-1(回転速度)とを記憶部45(メモリ)から呼び出して認識する。また、定着モータ502のスピードAn-1は速度指令部43へ伝達され、速度指令部43は、定着モータ502のスピードをスピードAn-1に設定する。
n頁目の用紙Sは、給紙トレイ3(図1)から給紙され、タイミングローラ103を経て2次転写部307に搬送される。そして用紙Sは、2次転写部307によってトナー像が形成され、定着部400へ搬送される。この時、定着部400における定着モータ502はスピードAn-1で回転している。定着部400に用紙Sが搬送されてくると、定着ループセンサSE1によって用紙Sの先端部が検知される(定着ループセンサが1回目のオンをする)。用紙Sが検知されると、用紙Sが加熱ローラ401の直前に来たと認識して、電流検出部47は、定着モータ502の電流値をモニターし、電流値Xnを測定する。これにより、定着部400に用紙が噛み込まれる直前において、定着モータ502はスピードAn-1で回転し、電流値Xnの電流で駆動されていることが分かる。電流値Xnは記憶部45に記憶される。
ここで、定着モータを駆動する電流は、定着モータにかかる負荷とともに増加する。したがって、定着モータのスピードが一定であっても、経時変化や定着熱などにより加熱ローラの定着ニップ量が増加すると、定着モータを流れる電流は増加する。また、定着ニップ量が増加した状態では、加熱ローラのコーティングの伸び量が増加しており(膨張しており)、加熱ローラの周速が速くなっている。従って、定着モータの電流値は加熱ローラの周速と関連している。
次に電流検出部47は、今回測定された(n頁目の用紙の搬送の際に測定された)電流値Xnと前回測定された((n−1)頁目の用紙の搬送の際に測定された)電流値Xn-1とを比較する。今回測定された電流値Xnの方が大きい場合(Xn>Xn-1の場合)、電流検出部47は、定着モータ502の負荷が重くなっていると判断し、ニップ量が拡大していると判断する。その結果、電流検出部47は、コーティング413の伸び量が増加しており、加熱ローラ401の周速が速くなっていると評価する。
加熱ローラ401の周速が速くなっている場合、速度指令部43は、以下の式(1)に従って算出されたスピードAnに定着モータ502のスピードを設定し、定着モータ502をスピードダウンする。なお以下の式(1)に示すKdは定数で、Kd<1である。
n=Kd×An-1 ・・・(1)
一方、今回測定された電流値Xnの方が小さいか、二つの電流値が等しい場合(Xn≦Xn-1の場合)、電流検出部47は、定着モータ502の負荷が軽くなっていると判断し、ニップ量が縮小していると判断する。その結果、電流検出部47は、コーティング413の伸び量が減少しており、加熱ローラ401の周速が遅くなっていると評価する。
加熱ローラ401の周速が遅くなっている場合、速度指令部43は、以下の式(2)に従って算出されたスピードAnに定着モータ502のスピードを設定し、定着モータ502をスピードアップする。なお、以下の式(2)に示すKuは定数で、Ku>1である。
n=Ku×An-1 ・・・(2)
設定された定着モータ502のスピードAnは、記憶部45に記憶される。
図4を参照して、定着モータ502がスピードAnで回転した状態で、定着部400において用紙Sにトナー像が定着される。定着の際には、定着ループセンサSE1で検知される用紙Sのループ量に基づいて、定着モータ502のスピードが制御されてもよい。この場合、定着モータ502のスピードは、スピードAnから±3%の範囲で制御されてもよい。図5を参照して、定着後用紙Sは排紙ローラ104へ搬送され、排紙トレイ5(図1)へ排紙される。
複数枚プリントする場合であって、次にプリントする用紙があるときは、定着モータ502のスピードがスピードAnに設定され、次頁((n+1)頁目)の用紙に対して上述のシーケンスが繰り返される。
図6は、制御部が実行する、第1の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御処理のフローチャートである。
図6を参照して、プリントが実行(開始)されると(S1)、制御部40は、前頁((n−1)頁目、但しn=1の場合には前回のジョブにおける最終頁)において測定された定着モータ502のスピードAn-1を記憶部45から読み出して、スピードAn-1で定着モータ502を駆動する(S3)。次に制御部40は、前頁において測定された定着モータ502の電流値Xn-1を記憶部45から読み出す(S5)。次に制御部40は、定着ループセンサSE1がオンしたか否かを判別し(S7)、定着ループセンサSE1がオンした場合(S7でYES)、定着モータ502の電流値Xnを測定する(S9)。続いて制御部40は、今回測定された電流値Xnが前頁において測定された電流値Xn-1よりも大きい(Xn>Xn-1)か否かを判別する(S11)。今回測定された電流値Xnが前頁において測定された電流値Xn-1よりも大きい場合(S11でYES)、制御部40は、加熱ローラの周速が速くなったと評価し(S13)、たとえば式(1)で算出されるスピードAnに定着モータ502のスピードを設定する。これにより制御部40は、定着モータ502をスピードダウンし(S15)、n頁目の用紙の定着を行う。その後、次頁のプリントが残っている場合には(S17でYES)、制御部40はステップS3に戻り、(n+1)頁目のプリントを開始する。すなわち制御部40は、n頁目において測定された定着モータ502のスピードAnを記憶部45から読み出して、スピードAnで定着モータ502を駆動する。次頁のプリントが残っていない場合には(S17でNO)、処理が終了する。
一方ステップS11において、今回測定された電流値Xnの方が小さいか、二つの電流値が等しい場合(S11でNO)、制御部40は、加熱ローラの周速が遅くなったと評価し(S21)、たとえば式(2)で算出されるスピードAnに定着モータ502のスピードを設定する。これにより制御部40は、定着モータ502をスピードアップし(S23)、n頁目の用紙の定着を行う。その後、次頁のプリントが残っている場合には(S25でYES)、制御部40はステップS3に戻り、(n+1)頁目のプリントを開始する。次頁のプリントが残っていない場合には(S25でNO)、処理が終了する。
[第2の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法]
次に、第2の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法について説明する。
第2の評価方法では、用紙が定着部に噛み込まれる直前のサーミスタ(定着サーミスタ)の検出温度に基づいて、定着熱による加熱ローラの膨張または収縮による加熱ローラの周速の変化が評価され、適正なループ制御となるように定着モータの速度変化量が自動で設定される。この評価方法によれば、特に定着熱による加熱ローラの膨張または収縮による加熱ローラの周速の変化を評価することができる。
図3を参照して、1つのジョブにおけるn頁目の用紙Sのプリントが開始されると、温度検出部49は、定着ループセンサSE1によって前頁((n−1)頁目、但しn=1の場合には前ジョブにおける最終頁)が検知された際に測定された加熱ローラ401の外表面の温度(定着温度)Xn-1と、温度Xn-1に基づいて設定された定着モータ502のスピードAn-1とを記憶部45(メモリ)から呼び出して認識する。また、定着モータ502のスピードAn-1は速度指令部43へ伝達され、速度指令部43は、定着モータ502のスピードをスピードAn-1に設定する。
第1の評価方法の場合と同様に、定着モータ502がスピードAn-1で回転した状態の定着部400に用紙Sが搬送されてくると、定着部400の直前において、定着ループセンサSE1によって用紙Sの先端部が検知される(定着ループセンサが1回目のオンをする)。用紙Sが検知されると、用紙Sが加熱ローラの直前に来たと認識して、温度検出部49は、加熱ローラ401の温度をモニターし、温度Xnを測定する。これにより、定着部400に用紙が噛み込まれる直前において、定着モータ502はスピードAn-1で回転し、加熱ローラ401の外表面の温度は温度Xnであることが分かる。温度Xnは記憶部45に記憶される。
ここで、定着熱などにより加熱ローラの外周面の温度が上昇すると、加熱ローラのコーティングが伸びて定着ニップ量が増加し、定着モータにかかる負荷が増加する。また、加熱ローラのコーティングが伸びると加熱ローラの周速が速くなる。定着モータを流れる電流は、定着モータにかかる負荷とともに増加するので、加熱ローラの外周面の温度は定着モータの周速と関連している。
次に温度検出部49は、今回測定された温度Xnと前回測定された温度Xn-1とを比較する。今回測定された温度Xnの方が大きい場合(Xn>Xn-1の場合)、温度検出部49は、定着モータ502の負荷が重たくなっていると判断し、ニップ量が拡大していると判断する。その結果、温度検出部49は、コーティング413の伸び量が増加しており、加熱ローラ401の周速が速くなっていると評価する。
加熱ローラ401の周速が速くなっている場合、速度指令部43は、上記の式(1)に従って算出されたスピードAnに定着モータ502のスピードを設定し、定着モータ502をスピードダウンする。
一方、今回測定された温度Xnの方が小さいか、二つの温度が等しい場合(Xn≦Xn-1の場合)、温度検出部49は、定着モータ502の負荷が軽くなっていると判断し、ニップ量が縮小していると判断する。その結果、温度検出部49は、コーティング413の伸び量が減少しており、加熱ローラ401の周速は遅くなっていると評価する。
加熱ローラ401の周速が遅くなっている場合、速度指令部43は、上記の式(2)に従って算出されたスピードAnに定着モータ502のスピードを設定し、定着モータ502をスピードアップする。
設定された定着モータ502のスピードAnは、記憶部45に記憶される。
その後用紙Sは、図4および図5に示す方法と同様の方法で、定着部400でトナー像が定着され、定着後排紙ローラ104から排紙トレイ5(図1)へ排紙される。
複数枚プリントする場合であって、次にプリントする用紙があるときは、定着モータ502のスピードがスピードAnに設定され、次頁((n+1)頁目)の用紙に対して上述のシーケンスが繰り返される。
図7は、制御部が実行する、第2の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御処理のフローチャートである。
図7を参照して、始めに制御部40は、図6に示すフローチャートにおけるステップS1およびS3と同様の処理を行う。次に制御部40は、前頁((n−1)頁目)において測定された加熱ローラ401の温度Xn-1を記憶部45から読み出す(S31)。次に制御部40は、定着ループセンサSE1がオンしたか否かを判別し(S7)、定着ループセンサSE1がオンした場合(S7でYES)、加熱ローラ401の温度Xnを測定する(S33)。続いて制御部40は、今回測定された温度Xnが前頁において測定された温度Xn-1よりも大きい(Xn>Xn-1)か否かを判別する(S35)。今回測定された温度Xnが前頁において測定された温度Xn-1よりも大きい場合(S35でYES)、制御部40は、加熱ローラの周速が速くなったと評価し(S13)、図6に示すフローチャートにおけるステップS15以降と同様の処理を行い、処理が終了する。
一方ステップS35において、今回測定された温度Xnの方が小さいか、二つの温度が等しい場合(S35でNO)、制御部40は、加熱ローラの周速が遅くなったと評価し(S21)、図6に示すフローチャートにおけるステップS23以降と同様の処理を行い、処理が終了する。
[第3の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法]
次に、第3の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御方法について説明する。
第3の評価方法では、通紙時に定着ループセンサのオンから排紙センサのオンまでの時間を計測することにより、加熱ローラの周速が判断される。そして加熱ローラの周速から、適正なループ制御となるように速度量が設定される。この評価方法によれば、特に経時変化による加熱ローラの周速の変化を評価することができる。
図3を参照して、1つのジョブにおけるn頁目のプリントが開始されると、時間計測部51は、前頁((n−1)頁目、但しn=1の場合には前ジョブにおける最終頁)における通過時間Xn-1と、通過時間Xn-1に基づいて設定された定着モータ502のスピードAn-1とを記憶部45(メモリ)から呼び出して認識する。通過時間とは、定着ループセンサSE1によって用紙Sの先端部が検知される位置から排紙センサSE2によって用紙Sの先端部が検知される位置までの区間を、用紙Sが搬送されるのに要する時間である。また、定着モータ502のスピードAn-1は速度指令部43へ伝達され、速度指令部43は、定着モータ502のスピードをスピードAn-1に設定する。
第1の評価方法の場合と同様に、定着モータ502がスピードAn-1で回転した状態の定着部400に用紙Sが搬送されてくると、定着部400の直前において、定着ループセンサSE1によって用紙Sの先端部が検知される(定着ループセンサが1回目のオンをする)。定着ループセンサSE1によって用紙Sの先端部が検知されると、時間計測部51は通過時間の計測を開始する。
図4を参照して、続いて用紙Sは、定着モータ502をスピードAn-1で回転させた状態の定着部400でトナー像が定着され、排紙ローラ104へ搬送される。図5を参照して、用紙Sは、排紙ローラ104へ搬送される際に排紙ローラ104の直前において、排紙センサSE2によってその先端部が検知される。排紙センサSE2によって用紙Sの先端部が検知されると、時間計測部51は通過時間の計測を終了する。これにより通過時間Xnが得られる。この通過時間は、定着部400付近における用紙の搬送速度、すなわち加熱ローラの周速に関連している。
次に時間計測部51は、今回測定された通過時間Xnと前回測定された通過時間Xn-1とを比較する。今回測定された通過時間Xnの方が大きい場合(Xn>Xn-1の場合)、時間計測部51は、加熱ローラ401の周速が遅くなっていると評価する。
加熱ローラ401の周速が遅くなっている場合、速度指令部43は、上記の式(2)に従って算出されたスピードAnに定着モータ502のスピードを設定し、定着モータ502をスピードアップする。
一方、今回測定された通過時間Xnの方が小さいか、二つの通過時間が等しい場合(Xn≦Xn-1の場合)、時間計測部51は、加熱ローラ401の周速が速くなっていると評価する。
加熱ローラ401の周速が速くなっている場合、速度指令部43は、上記の式(1)に従って算出されたスピードAnに定着モータ502のスピードを設定し、定着モータ502をスピードダウンする。
設定された定着モータ502のスピードAnは、記憶部45に記憶される。
定着モータ502のスピードがスピードAnに設定された後の定着の際には、定着ループセンサSE1で検知される用紙Sのループ量に基づいて、定着モータ502のスピードが制御されてもよい。この場合、定着モータ502のスピードは、スピードAnから±3%の範囲で制御されてもよい。その後用紙Sは、排紙ローラ104から排紙トレイ5(図1)へ排紙される。
複数枚プリントする場合であって、次にプリントする用紙があるときは、定着モータ502のスピードがスピードAnに設定され、次頁((n+1)頁目)の用紙に対して上述のシーケンスが繰り返される。
図8は、制御部が実行する、第3の評価方法を用いた加熱ローラの周速の制御処理のフローチャートである。
図8を参照して、始めに制御部40は、図6に示すフローチャートにおけるステップS1およびS3と同様の処理を行う。次に制御部40は、前頁((n−1)頁目)において測定された通過時間Xn-1を記憶部45から読み出す(S41)。次に制御部40は、定着ループセンサSE1がオンしたか否かを判別し(S7)、定着ループセンサSE1がオンした場合(S7でYES)、用紙Sの通過時間の計測を開始する(S43)。続いて制御部40は、排紙センサSE2がオンしたか否かを判別し(S45)、排紙センサSE2がオンした場合(S45でYES)、用紙Sの通過時間の計測を終了する(S47)。続いて制御部40は、今回測定された通過時間Xnが前頁において測定された通過時間Xn-1よりも大きい(Xn>Xn-1)か否かを判別する(S49)。今回測定された通過時間Xnが前頁において測定された通過時間Xn-1よりも大きい場合(S49でYES)、制御部40は、加熱ローラの周速が遅くなったと評価し(S21)、図6に示すフローチャートにおけるステップS23以降と同様の処理を行い、処理が終了する。
一方ステップS49において、今回測定された通過時間Xnの方が小さいか、二つの通過時間が等しい場合(S49でNO)、制御部40は、加熱ローラの周速が遅くなったと評価し(S13)、図6に示すフローチャートにおけるステップS15以降と同様の処理を行い、処理が終了する。
[実施の形態における効果]
本実施の形態によれば、上述の第1〜第3の評価方法のうち少なくともいずれかの評価方法により加熱ローラの周速を正確に把握することができる。このため、定着部により用紙の定着を開始する際の加熱ローラの周速を適正な状態に制御することができ、生産性を向上することができる。特に、定着ループ制御の1回目(図9の時間T2中における定着ループセンサの1回目のオンまで)の速度設定を−5%で開始するのではなく(−5%制御を止めて)、評価された周速に基づいて加熱ローラを適正な速度(適正なループが形成される速度)とすることができるので、生産性が向上する。
特に、上述の第1の評価方法によれば、定着モータの電流値に基づいてモータの負荷が判断され、この負荷に基づいて定着ニップ量およびコーティングの伸び量を評価することができる。また、用紙が定着に噛み込む直前の定着モータの電流値を検出し、その電流値の検出結果から加熱ローラのニップ量を判断することで、その判断結果から加熱ローラの周速を認識することができる。また、定着モータの電流値を検出し、その電流値の検出結果から定着ローラのニップ量を判断し、そのニップ量から定着ローラのコーティングの伸び量を判断し、定着ローラの周速を判断することができる。
特に、上述の第2の評価方法によれば、加熱ローラの外表面の温度に基づいて定着ニップ量およびコーティングの伸び量を評価することができる。
特に、上述の第3の評価方法によれば、用紙の通過時間に基づいて加熱ローラの周速をより正確に評価することができる。
[その他]
本実施の形態においては、加熱ローラの周速が評価される場合について示したが、本発明においては用紙を搬送し、かつ用紙に形成された画像を定着するための定着ローラの周速が評価されればよい。たとえば、加熱ローラの周速を評価する代わりに、加圧ベルトまたは加圧ローラなどの周速が評価されてもよく、また駆動側および従動側のいずれの周速が評価されてもよい。また本実施の形態においては、加熱ローラに加圧ベルトが従動する場合について示したが、加圧ベルトの代わりに加圧ローラが用いられてもよい。
上述の第1および第2の評価方法においては、定着モータの電流値または加熱ローラの温度に基づいてニップ量および定着ローラのコーティングの伸び量が評価される場合について示したが、モータの電流値または加熱ローラの温度に基づいて加熱ローラの周速が直接評価されてもよい。またモータの電流値、加熱ローラの温度、または通過時間に基づいて定着ローラが直接制御されてもよい。
上述の第3の評価方法においては、定着ループセンサSE1で用紙が検知される位置から排紙センサSE2で用紙が検知される位置までの区間を用紙が搬送されるのに要する時間が検出される場合について示した。しかし本発明では、定着ローラを含む所定の区間を用紙が搬送されるのに要する時間が検出されればよい。定着ループセンサは用紙のループ状態を検知するようなものである必要はなく、定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の所定の位置における用紙の存在を検知するものであればよい。
上述の第3の評価方法においては、n頁目の用紙の搬送の際に測定された通過時間Xnに基づいて、n頁目の用紙の搬送中に定着モータのスピードがスピードAnに変更される場合について示した。しかし、このような場合の他、通過時間Xnに基づいて、(n+1)頁目の用紙を定着ローラに向けて搬送する際に定着モータのスピードがスピードAnに変更されてもよい(通過時間Xnに基づいて次ジョブのループ制御が行われてもよい)。
上述の第1〜第3の評価方法では、n頁目の用紙において測定された値Xnと、(n−1)頁目の用紙において測定された値Xn-1とが比較される場合について示したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、評価された定着ローラの周速と、それ以前に評価された定着ローラの周速とが比較されればよい。
上述の第1〜第3の評価方法は、適宜組み合わせることができる。たとえば、上述の第1の評価方法と第2の評価方法とを組み合わせることにより、定着ローラの電流値および定着ローラの温度に基づいて、定着ローラの周速が評価されてもよい。また上述の第2の評価方法と第3の評価方法とを組み合わせることにより、定着ローラの温度および用紙の通過時間に基づいて、定着ローラの周速が評価されてもよい。また上述の第1の評価方法と第3の評価方法とを組み合わせることにより、定着ローラの電流値および用紙の通過時間に基づいて、定着ローラの周速が評価されてもよい。さらに上述の第1の評価方法と第2の評価方法と第3の評価方法とを組み合わせることにより、定着ローラの電流値、定着ローラの温度、および用紙の通過時間に基づいて、定着ローラの周速が評価されてもよい。上述の第1〜第3の評価方法を適宜組み合わせることにより、定着ローラの周速をより正確に評価することができる。
上述の実施の形態においては、周速評価部で評価された加熱ローラの周速に基づいて、定着モータの速度を制御し、それにより加熱ローラの周速を制御する場合について示したが、本発明においては、検出手段の検出結果に基づいて、定着ローラの制御が直接行われてもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウエアにより行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピュータにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 給紙トレイ
5 排紙トレイ
30 画像形成部
40 制御部
41 周速評価部
43 速度指令部
45 記憶部
47 電流検出部
49 温度検出部
51 時間計測部
100 用紙搬送部
101 給紙ローラ
103 タイミングローラ
104 排紙ローラ
110a,110b 給紙クラッチ
300 トナー像形成部
301,301Y,301M,301C,301K トナーボトル
305 中間転写ベルト
307 2次転写部
310,310Y,310M,310C,310K プリントユニット
311,311Y,311M,311C,311K 感光体ドラム
320 レーザスキャンユニット
330,330Y,330M,330C,330K 駆動モータ
350,350Y,350M,350C,350K 現像器
400 定着部
401 加熱ローラ
403 加圧ベルト
405 サーミスタ
411 ヒータ
412 ローラ本体
413 コーティング
431 加圧パッド
432,433 支持ローラ
434 フリーベルト
501〜505 モータ
1000 画像形成装置
R 通紙経路
S 用紙
SE1 定着ループセンサ
SE2 排紙センサ

Claims (10)

  1. 用紙を搬送し、かつ前記用紙に形成された画像を定着するための定着ローラと、
    前記用紙を前記定着ローラに向けて搬送する用紙搬送部と、
    前記定着ローラを駆動するモータと、
    前記用紙のプリントを開始した場合に、前記用紙の直前にプリントした用紙である前用紙を搬送した際に設定された速度で前記モータを駆動する駆動手段と、
    前記前用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記モータの電流値、前記前用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記定着ローラの温度、および前記定着ローラを含む所定の区間を前記前用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を取得する取得手段と、
    前記定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の位置において前記用紙を検知する検知手段と、
    前記検知手段にて前記用紙を検知した場合に、前記用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記モータの電流値、前記用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記定着ローラの温度、および前記定着ローラを含む所定の区間を前記用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を検出する検出手段と、
    前記取得手段にて取得した情報と、前記検出手段にて検出した情報との比較により、前記モータの速度を、前記駆動手段にて駆動した速度とは異なる値に設定する速度設定手段とを備えた、画像形成装置。
  2. 前記速度設定手段は、前記モータの電流値に基づいて前記定着ローラの周速を評価する第1の周速評価手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の周速評価手段は、前記モータの電流値に基づいて前記定着ローラのニップ量を評価し、前記ニップ量に基づいて前記定着ローラの周速を評価する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の周速評価手段は、前記ニップ量に基づいて前記定着ローラのコーティングの伸び量をさらに評価する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記速度設定手段は、前記定着ローラの温度に基づいて前記定着ローラの周速を評価する第2の周速評価手段を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記速度設定手段は、前記定着ローラを含む所定の区間を前記用紙が搬送されるのに要する時間に基づいて前記定着ローラの周速を評価する第3の周速評価手段を含む、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記速度設定手段は、評価された定着ローラの周速に基づいて、前記定着ローラの周速を制御する、請求項2〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記速度設定手段は、前記評価された定着ローラの周速と、それ以前に評価された定着ローラの周速とを比較することにより、前記定着ローラの周速を制御する、請求項に記載の画像形成装置。
  9. 用紙を搬送し、かつ前記用紙に形成された画像を定着するための定着ローラと、
    前記用紙を前記定着ローラに向けて搬送する用紙搬送部と、
    前記定着ローラを駆動するモータとを備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記制御方法は、
    前記用紙のプリントを開始した場合に、前記用紙の直前にプリントした用紙である前用紙を搬送した際に設定された速度で前記モータを駆動する駆動ステップと、
    前記前用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記モータの電流値、前記前用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記定着ローラの温度、および前記定着ローラを含む所定の区間を前記前用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を取得する取得ステップと、
    前記定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の位置において前記用紙を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにて前記用紙を検知した場合に、前記用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記モータの電流値、前記用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記定着ローラの温度、および前記定着ローラを含む所定の区間を前記用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を検出する検出ステップと、
    前記取得ステップにて取得した情報と、前記検出ステップにて検出した情報との比較により、前記モータの速度を、前記駆動手段にて駆動した速度とは異なる値に設定する速度設定ステップとを備えた、画像形成装置の制御方法。
  10. 用紙を搬送し、かつ前記用紙に形成された画像を定着するための定着ローラと、
    前記用紙を前記定着ローラに向けて搬送する用紙搬送部と、
    前記定着ローラを駆動するモータとを備えた画像形成装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、
    前記用紙のプリントを開始した場合に、前記用紙の直前にプリントした用紙である前用紙を搬送した際に設定された速度で前記モータを駆動する駆動ステップと、
    前記前用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記モータの電流値、前記前用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記定着ローラの温度、および前記定着ローラを含む所定の区間を前記前用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を取得する取得ステップと、
    前記定着ローラよりも用紙搬送方向上流側の位置において前記用紙を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにて前記用紙を検知した場合に、前記用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記モータの電流値、前記用紙が前記用紙搬送部により搬送されて前記定着ローラに到達する前における前記定着ローラの温度、および前記定着ローラを含む所定の区間を前記用紙が搬送されるのに要する時間のうち少なくとも1つの情報を検出する検出ステップと、
    前記取得ステップにて取得した情報と、前記検出ステップにて検出した情報との比較により、前記モータの速度を、前記駆動手段にて駆動した速度とは異なる値に設定する速度設定ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
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