JP6833398B2 - 画像形成システム - Google Patents
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Description
(2)記録材に画像形成を行う画像形成装置と、前記画像形成された記録材を排出する排出装置と、を備える画像形成システムであって、前記画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を記録材に定着する定着手段と、前記定着手段により画像が定着された記録材を前記排出装置へ排出する排出手段と、前記定着手段及び前記排出手段を駆動する第一の駆動源と、前記第一の駆動源を制御する第一の制御手段と、を有し、前記排出装置は、前記画像形成装置から排出された記録材を搬送する搬送手段と、前記搬送手段を駆動する第二の駆動源と、前記第二の駆動源を制御する第二の制御手段と、を有し、前記第一の制御手段は、前記画像形成手段と前記定着手段の間における記録材のループ量が所定の範囲に収まるように、前記定着手段の温度に関する情報に応じて前記第一の駆動源の駆動速度を制御するとともに、前記ループ量に基づいて制御された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報を前記第二の制御手段に通知し、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段より通知された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報に応じて、前記第二の駆動源の駆動速度を制御することを特徴とする画像形成システム。
(3)記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を記録材に定着する定着手段と、前記定着手段により画像が定着された記録材を搬送する第一の搬送手段と、前記定着手段及び前記第一の搬送手段を駆動する第一の駆動源と、前記画像形成手段と前記定着手段の間に形成された記録材のループ量を検知するループ検知手段と、前記第一の搬送手段により搬送された記録材を搬送する第二の搬送手段と、前記第二の搬送手段を駆動する第二の駆動源と、前記第一の駆動源と前記第二の駆動源を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記ループ検知手段により検知される前記ループ量が所定の範囲に収まるように前記第一の駆動源の駆動速度を制御し、前記ループ量に基づいて制御された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報に応じて、前記第二の駆動源の駆動速度を制御することを特徴とする画像形成システム。
実施例1の画像形成装置について、図を用いて説明する。図1は、電子写真方式の画像形成装置の一例であり、ブラックのトナーを用いて画像形成が行われるモノクロプリンタの概略構成を示す断面図である。図1に示す画像形成装置の本体Mには、画像形成された記録材を排紙する排出トレイ184、187を有する、記録材排出装置18(以下、排出装置18という)が装着されている。図1の右側に示す(A)、(B)は、画像形成装置の定着装置Cの周辺、及び排出装置18の破線で囲った部分の構成を拡大した図であり、詳細については後述する。また、画像形成装置は、記録材P上にトナー画像を形成する画像形成部Aと、画像形成部Aに記録材Pを送り出す記録材送り部Bと、記録材P上のトナー画像を記録材Pに加熱定着する画像加熱装置としての定着装置Cを備えている。
本実施例の定着部である定着装置Cについて図2を用いて、説明する。図2(a)は、定着装置Cの構成を示す断面図、図2(b)は、定着フィルム26の構成を示す拡大した模式図である。図2(a)に示すように、定着装置Cは、加熱体(ヒータ部)であるセラミックヒータ20(以下、ヒータ20という)と、加熱回転体としての定着フィルム26と、加圧回転体としての加圧ローラ25を基本構成として備えている。
図2(a)の破線枠部に示す図は、ヒータ20の構成を示す拡大した模式図である。ヒータ20は、窒化アルミニウム、アルミナ等からなる細長い耐熱性のヒータ基盤21を有している。そして、ヒータ基盤21の表面には、電力供給により発熱する発熱抵抗層としての抵抗体パターン22が、ヒータ基盤21の長手方向に形成されている。更に、抵抗体パターン22の表面は、保護のためにセラミック層23で被膜されている。また、ヒータ基盤21の裏側には、ヒータ20の温度を検知する温度部材であるサーミスタ24が設置されている。ヒータホルダ29は、ヒータ20を支持する部材として設けられているが、定着フィルム26の回転をガイドする部材でもある。ヒータホルダ29の材料には、PPS、PEEK、液晶ポリマー、フェノール樹脂等の耐熱性樹脂が用いられている。
図2(a)に示すように、第一の回転体である加圧ローラ25は、中心部に軸芯部251、その外側に弾性層252、更にその外側に表層253を有している。加圧ローラ25の外径は25mmである。軸芯部251には鉄、アルミニウムなどの金属材料が中実、中空で用いられる。本実施例では、弾性層252は断熱性のシリコーンから構成され、カーボンなどの電気伝導材を添加することで、導電化されている。弾性層252はカーボンを適量添加し、体積抵抗率1.0×103〜6.5×104(Ω・cm)程度に調整したシリコーンゴムから構成され、その厚みは3mmにされている。表層253はPFA、PTFE、FEPなどのフッ素樹脂からなる厚さ10〜80μmの離型性チューブである。ここで、PFAはテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、PTFEはポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)、FEPはテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(4.6フッ化)の略称である。
図2(a)に示すように、加熱回転体である耐熱性の無端ベルト(エンドレスベルト)としての定着フィルム26は、直径24mmの円筒形状を有している。定着フィルム26は可撓性を有し、半円弧状のフィルムガイド部材であるヒータホルダ29に対して、ルーズに外嵌されている。定着フィルム26の構造は、図2(b)の円内に示すように、内側から基層261、弾性層262、表層263が設けられた複数の層から構成されている。
第二の回転体である定着排紙ローラ14(以下、排紙ローラ14ともいう)は、断熱性のシリコーンから構成され、カーボンなどの電気伝導材を添加することで、体積抵抗率を1.0×103〜3×104(Ω・cm)程度に調整し、導電化されている。排紙ローラ14の外径は11mmであり、軸芯部には鉄、アルミニウムなどの金属材料が中実、中空で用いられる。また、ゴム材料として、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)やTPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂エラストマー)などを用いることもある。また、排紙ローラ14に対向するローラにはPOM材のコロが用いられており、排紙ローラ14の回転に従動して回転する。
図3を用いて、記録材Pに形成されるループ量を検知する検知手段であるループ検知部12について説明する。図3(a)、(b)に示すように、ループ検知部12は、センサ部であるループセンサ120と、ループセンサフラグ121から構成され、転写ニップ部と定着装置Cとの間の記録材の搬送路にて記録材Pに形成されるループ状態を検知する。図3(a)のP1は、記録材Pの小さなループ状態を示しており、図3(b)のP2は、記録材Pの大きなループ状態を示している。また、ループセンサ120は、発光部と受光部を有し、発光部から出射された光線がスリット120aを通過して受光部により検知される状態を検知し、制御部31に検知結果を出力する。図3(a)は、ループセンサフラグ121がスリット120aを覆うことにより、発光部からの光線が遮光された状態を示しており、このとき、ループセンサ120は制御部31にオフ信号を出力する。一方、図3(b)は、ループセンサフラグ121がスリット120aから外れることにより、発光部からの光線がスリット120aを透過して受光部にて受光される状態を示しており、このとき、ループセンサ120は制御部31にオン信号を出力する。
次に、ループ検知部12の検知結果に基づいて、加圧ローラ25の駆動源の駆動速度を変化させることにより、加圧ローラ25による記録材の搬送速度を加圧ローラ25の外径変動に依らず、ほぼ一定にするループ制御について説明する。定着フィルム26を加熱するヒータ20から伝導される熱により、加圧ローラ25の外径は変動する。そのため、加圧ローラ25が同じ回転速度(駆動速度)で駆動されても、加圧ローラ25が記録材Pを搬送する搬送速度は変動する。その結果、転写ニップ部と定着装置Cとの間の搬送路における記録材Pのループ量が変動する。即ち、加圧ローラ25の外径が大きくなり搬送速度が速くなるとループ量は減少し、加圧ローラの温度が下がり外径が小さくなって搬送速度が遅くなると、ループ量が増加する。そこで、制御部31は、加圧ローラ25の搬送速度、即ち、後述する加圧ローラ25を駆動する駆動源41の駆動速度を調整して、ループ量が所定の範囲内に収まるように制御を行い、記録材搬送を安定させる。
次に、排出装置18の構成と記録材Pの搬送動作について、図1(A)を用いて説明する。排出装置18は、画像形成装置に脱着可能な外部装置(オプション装置)であり、定着装置Cの記録材搬送路の下流側に位置している。画像形成部Aによりトナー像が転写された記録材Pが排紙ローラ14まで搬送される動作に関しては、上述した通りである。ここで、画像形成装置に装着された排出装置18側に記録材Pを搬送する場合には、切換フラッパ15により記録材Pの搬送方向が切り換えられ、排出装置18側に記録材Pが搬送される。切換フラッパ15が、図中、上下方向に向いている場合には排出装置18側に記録材Pが搬送される。なお、切換フラッパ15が、図中、水平方向に向いている場合には、記録材Pは画像形成装置側の排出トレイ17に搬送される。そして、排出装置18側に記録材Pが搬送される場合には、記録材Pは排紙ローラ14から受け渡しローラ181に受け渡され、排出装置18側の切換フラッパ182によって搬送路が分岐する。切換フラッパ182が斜め上方向に向いている場合には、記録材Pは搬送ローラ183により挟持搬送された後、排出トレイ184に排出される。一方、切換フラッパ182が上下方向に向いている場合には、記録材Pは図中の搬送路を上方向に搬送される。上方向に搬送された記録材Pは、搬送ローラ185に挟持搬送され、最終的には排出ローラ186によって挟持搬送され、排出トレイ187に排出される。また、排紙ローラ14から排出装置18側の搬送ローラ183の間に存在する搬送路のガイド壁を、搬送路の上流から下流方向の順にJ1〜J4とする。
排出装置18に設けられた搬送ローラ181、183、185、186は、断熱性のシリコーンゴムから構成されており、カーボンなどの電気伝導材を添加することで、体積抵抗率1.0×103〜3×104(Ω・cm)程度に調整され、導電化されている。搬送ローラ181、183、185、186の外径は12mmであり、軸芯部には鉄、アルミニウムなどの金属材料が中実、中空で用いられる。また、ゴム材料としては、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)やTPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂エラストマー)などが用いられることもある。加えて、搬送ローラ181、183、185、186に対向するローラはPOM材(熱可塑性ポリオキシメチレン)のコロが用いられており、搬送ローラ181、183、185、186の回転に従動して回転する。
まず、画像形成装置と排出装置18との間の記録材Pの搬送速度の制御に関係する構成について図を用いて説明する。図5は、画像形成装置と排出装置18との間の記録材Pの搬送制御に関する構成を示すブロック図である。画像形成装置では、制御部31がループ検知部12の検知結果に基づいて、第一の回転体である加圧ローラ25と第二の回転体である排紙ローラ14を駆動する第一の駆動手段である駆動源41の駆動を制御し、記録材Pの搬送速度を調整する。更に、制御部31は、上述した記録材Pの搬送速度の平均速度V’情報を排出装置18の制御部32に通知する。なお、本実施例では、加圧ローラ25と排紙ローラ14は、同一の駆動源である駆動源41により駆動されるため、加圧ローラ25と排紙ローラ14の駆動速度、即ち回転速度は、比例関係にある。一方、排出装置18は、画像形成装置に脱着可能であり、制御部32は、画像形成装置の制御部31からの記録材Pの搬送速度情報に基づいて、第三の回転体である搬送ローラ181を駆動する第二の駆動手段である駆動源42の駆動を制御する。
本実施例における記録材Pの搬送制御のフローチャートを図8に示す。図8(a)のフローチャートに基づく制御は、画像形成装置の制御部31がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。図8(b)のフローチャートに基づく制御は、排出装置の制御部32がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
上述したように、本実施例では、排紙ローラ14の搬送速度V2と排出装置18の搬送ローラの搬送速度V3は、速度差がほぼ無くなるような速度となっているが、ここでは、2つの搬送速度V2、V3との間に速度差がある場合の搬送状態について説明する。図9は、排紙ローラ14の搬送速度V2と排出装置18の搬送ローラの搬送速度V3が、V2>V3の関係の場合と、V3>V2の関係の場合の搬送性を説明した図である。なお、図9(A)は搬送ローラ181が設けられた場合を示す図であり、図9(B)は搬送ローラ181が設けられていない場合を示す図である。
まずは、加圧ローラ25の加熱度合いについて説明する。一般にヒータ20により発生した熱は、記録材P上の未定着トナー像を過熱して記録材Pに定着させるとともに、ヒータ20の熱の一部は、比較的熱容量の大きな加圧ローラ25に伝導されることが知られている。そのため、プリント動作が繰り返されるに伴い、加圧ローラ25の温度が徐々に上昇していく。そして、この現象は、加圧ローラ25に対するヒータ20からの熱の流入量と、加圧ローラ25からの放熱量との熱収支が釣り合うまで継続される。そのため、加圧ローラ25の温度が比較的低い状態では、ヒータ20において発生した熱量が加圧ローラ25に流入(伝導)しやすいといえる。本実施例では、この流入しやすさの指標として、加圧ローラ25の温度に着目し、加圧ローラ25の加熱度合いと定義する。
本実施例においては、転写ニップ部から定着装置Cまでの搬送路における記録材Pの搬送を安定させるため、ヒータ20の熱により加圧ローラ25の外径膨張による搬送速度の変化を定着カウントにより演算・予測する。そして、予測される搬送速度の変化に応じて、駆動源41の駆動速度を変化させることで、記録材Pの搬送速度を可能な限り一定に保つ速度制御を用いる。図10(b)は、定着カウントと、加圧ローラ25の記録材Pの搬送速度を一定に保つために必要な駆動源41の駆動速度の関係を示す図であり、横軸は定着カウンタのカウント値、縦軸は加圧ローラ25の駆動速度(プロセススピードに対する%で示す)である。図10(b)においては、図10(a)で規定した領域A、B、Cにおける加圧ローラ25の搬送速度を熱膨張によらず一定にするために必要な加圧ローラ25の駆動速度が示されている。ここで、領域Aにおいては、加圧ローラ25の温度は比較的低い領域なので、加圧ローラ25の外径は小さく、駆動速度を少し早く駆動させる必要がある。次に、領域Bは、加圧ローラ25が温まった暖かい状況であり、加圧ローラ25は少し膨張し、外径は領域Aに比べて大きくなる。領域Cでは、加圧ローラ25は熱い状況であり、加圧ローラ25が膨張して、外径が更に大きくなっているため、駆動源41の駆動速度を大きく減速させている。これらの加圧ローラ25の駆動速度の変化により、各領域での加圧ローラ25の搬送速度が大きく変わらず、記録材Pの搬送を安定させている。図10(b)に示すように、定着カウントがカウントアップしても加圧ローラ25の搬送速度を一定に保つには、加圧ローラ25の駆動速度を遅くすることで達成される。本実施例においては、定着カウンタの領域を3つの領域A、B、Cに分け、それぞれの中心値の駆動速度をそれぞれの領域における加圧ローラ25の駆動速度としている。本実施例においては、領域を3つに分割しているが、更に分割してもよい。定着カウンタの精度が高く、分割された領域毎の範囲が細かいほど、加圧ローラ25の搬送速度を一定に保つことができ、転写ニップ部から定着装置Cまでの搬送路における記録材Pの搬送を安定させることができる。
排出装置18の各搬送ローラ(例えば搬送ローラ181等)の搬送速度は、実施例1と同様に、制御部31から通知される、領域A〜C毎の加圧ローラ25の搬送速度に基づいて、制御部32が決定する。表4は、定着カウンタの領域と加圧ローラ駆動速度、排出装置の搬送速度の関係を表した表である。表4の列は、左から定着カウンタ、領域、加圧ローラ駆動速度予測値、排出装置搬送速度から構成されている。定着カウンタには、領域A、B、Cに対応する定着カウンタのカウンタ値の範囲が記載されている。加圧ローラ駆動速度予測値は、領域に対応した加圧ローラ25の駆動速度の予測値、即ち図10(b)で示した各領域における駆動速度の中心値である、101.3%、98.3%、96.2%が記載されている。また、排出装置搬送速度は、加圧ローラ25の駆動速度の予測値に基づいて設定される搬送ローラ181等の搬送速度が記載されている。排出装置18の各搬送ローラの搬送速度は、実施例1と同様に、排紙ローラ14と加圧ローラ25の搬送速度の周速差により決定し、本実施例においては、加圧ローラ25の駆動速度+3%としている。なお、排出装置18の搬送ローラの搬送速度は、駆動源42の駆動速度に比例した速度となる。
本実施例における記録材Pの搬送制御のフローチャートを図11に示す。図11(a)のフローチャートに基づく制御は、画像形成装置の制御部31がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。図11(b)のフローチャートに基づく制御は、排出装置の制御部32がROM等に記憶されているプログラムに基づき実行する。
25 加圧ローラ
31 制御部
32 制御部
41 駆動源
42 駆動源
181 搬送ローラ
Claims (15)
- 記録材に画像形成を行う画像形成装置と、前記画像形成された記録材を排出する排出装置と、を備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を記録材に定着する定着手段と、
前記定着手段により画像が定着された記録材を前記排出装置へ排出する排出手段と、
前記定着手段及び前記排出手段を駆動する第一の駆動源と、
前記第一の駆動源を制御する第一の制御手段と、
前記画像形成手段と前記定着手段の間における記録材のループ量を検知するループ検知手段と、
を有し、
前記排出装置は、
前記画像形成装置から排出された記録材を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を駆動する第二の駆動源と、
前記第二の駆動源を制御する第二の制御手段と、
を有し、
前記第一の制御手段は、前記ループ検知手段により検知される前記ループ量が所定の範囲に収まるように前記第一の駆動源の駆動速度を制御するとともに、前記ループ量に基づいて制御された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報を前記第二の制御手段に通知し、
前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段より通知された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報に応じて、前記第二の駆動源の駆動速度を制御することを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成手段は、像担持体に形成された画像を記録材に転写する転写手段を有し、
前記定着手段は、ヒータ部と、前記ヒータ部により加熱されるフィルムと、前記フィルムに当接してニップ部を形成し、前記ニップ部に搬送される記録材を加圧しながら搬送する加圧ローラと、を有し、
前記排出手段は、排出ローラであり、前記搬送手段は、搬送ローラであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記加圧ローラの外径は、前記フィルムを介して前記ヒータ部より伝導される熱により変動することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
- 前記加圧ローラと前記排出ローラの回転速度は、比例関係にあることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成システム。
- 前記加圧ローラが記録材をニップする力をF1、前記排出ローラが記録材をニップする力をF2、前記搬送ローラが記録材をニップする力をF3とすると、
記録材をニップする力の関係は、F1>F3>F2を満たすことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記ループ検知手段は、発光部と前記発光部からの光を受ける受光部とを有したセンサ部と、当接する記録材のループ状態により回動し、前記発光部から光の透過又は遮光をするフラグと、を有し、前記受光部の前記発光部からの光の検知結果に基づいて、前記記録材のループ量を検知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記第一の制御手段は、前記ループ検知手段の検知結果に基づいて、前記第一の駆動源の駆動速度を第一の速度、又は前記第一の速度よりも遅い第二の速度に切り替えることにより、記録材の前記ループ量が前記所定の範囲に収まるように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記第一の制御手段は、前記定着手段の駆動速度の切り替えを、記録材の先端が前記定着手段に到達してから、前記記録材の後端が前記画像形成手段を通過するまでの第一の区間で行い、前記記録材の後端が前記画像形成手段を通過した後は、前記定着手段を前記第一の区間における前記定着手段の平均速度にて駆動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記第一の制御手段は、記録材の先端が前記定着手段に突入してから、前記記録材の先端が前記排出装置の前記搬送手段に突入するまでの第二の区間における前記定着手段の平均速度、及び前記第一の区間における前記定着手段の平均速度を前記第二の制御手段に通知することを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム、
- 前記第二の制御手段は、前記第二の駆動源を制御して、前記搬送手段を、前記第一の制御手段より通知された前記定着手段の平均速度に、所定の割合を加えた速度で駆動することを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
- 記録材に画像形成を行う画像形成装置と、前記画像形成された記録材を排出する排出装置と、を備える画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を記録材に定着する定着手段と、
前記定着手段により画像が定着された記録材を前記排出装置へ排出する排出手段と、
前記定着手段及び前記排出手段を駆動する第一の駆動源と、
前記第一の駆動源を制御する第一の制御手段と、
を有し、
前記排出装置は、
前記画像形成装置から排出された記録材を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段を駆動する第二の駆動源と、
前記第二の駆動源を制御する第二の制御手段と、
を有し、
前記第一の制御手段は、前記画像形成手段と前記定着手段の間における記録材のループ量が所定の範囲に収まるように、前記定着手段の温度に関する情報に応じて前記第一の駆動源の駆動速度を制御するとともに、前記ループ量に基づいて制御された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報を前記第二の制御手段に通知し、
前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段より通知された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報に応じて、前記第二の駆動源の駆動速度を制御することを特徴とする画像形成システム。 - 前記第一の制御手段は、カウント値に基づいて前記定着手段の温度を予測するためのカウンタを有し、所定の時間毎に前記カウンタのカウント値に、前記画像形成手段の現在の動作状態に応じた所定のカウント値を積算し、前記積算されたカウント値に基づいて前記定着手段の温度を予測することを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
- 前記所定のカウント値は、前記画像形成手段が画像形成動作を行っている場合には、正のカウント値であり、前記画像形成手段が画像形成動作を停止している場合には負のカウント値であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
- 前記第二の制御手段は、前記第二の駆動源を制御して、前記搬送手段を、前記第一の制御手段より通知された前記定着手段の駆動速度に所定の割合を加えた速度で駆動することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により形成された画像を記録材に定着する定着手段と、
前記定着手段により画像が定着された記録材を搬送する第一の搬送手段と、
前記定着手段及び前記第一の搬送手段を駆動する第一の駆動源と、
前記画像形成手段と前記定着手段の間に形成された記録材のループ量を検知するループ検知手段と、
前記第一の搬送手段により搬送された記録材を搬送する第二の搬送手段と、
前記第二の搬送手段を駆動する第二の駆動源と、
前記第一の駆動源と前記第二の駆動源を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記ループ検知手段により検知される前記ループ量が所定の範囲に収まるように前記第一の駆動源の駆動速度を制御し、前記ループ量に基づいて制御された前記第一の駆動源の駆動速度に関する情報に応じて、前記第二の駆動源の駆動速度を制御することを特徴とする画像形成システム。
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