JP2003263088A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003263088A
JP2003263088A JP2002063176A JP2002063176A JP2003263088A JP 2003263088 A JP2003263088 A JP 2003263088A JP 2002063176 A JP2002063176 A JP 2002063176A JP 2002063176 A JP2002063176 A JP 2002063176A JP 2003263088 A JP2003263088 A JP 2003263088A
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roller
sheet
image forming
forming apparatus
fixing device
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JP2002063176A
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Akihiro Sato
彰洋 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着部と排紙部の速度関係を常に一定に保
ち、排紙駆動モータに係る負荷変動を最低限に抑えるこ
とにより、負荷変動に伴う排紙駆動モータのトルク変動
による稼動音増大を防止する。 【解決手段】 定着器と排出ローラを備えた画像形成装
置において、定着器と排出ローラの速度関係が常に一定
になるように排出ローラの速度制御が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機、レーザビームプリンタ
(LBP)、ファクシミリ、マクロフィルムリーダプリ
ンタ、画像表示(ディスプレイ)装置、記録機等の画像
形成装置において、電子写真、静電記録、磁気記録等の
適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融性樹脂等よ
り成る現像剤(トナー)を用いて被記録材(転写材シー
ト、エレクトロファックスシート、静電記録シート、印
刷紙等)の面に間接(転写)方式若しくは直接方式で形
成担持させた目的の画像情報に対応した未定着トナー画
像を該被記録材面に永久固着画像として加熱定着処理す
る加熱装置(像加熱装置、画像加熱定着装置)として
は、所定の温度に維持された加熱体としての加熱ローラ
と弾性層を有して前記加熱ローラに圧接される加圧部材
としての加圧ローラによって被加熱材としての被記録材
を狭持搬送しつつこれを加熱処理する熱ローラ方式が多
用されている。
【0003】最近では、このような方式に代わってフィ
ルム加熱方式の加熱装置が提案されている。このフィル
ム加熱方式の加熱装置は、固定支持された加熱体と、該
加熱体に対向圧接されつつ搬送される耐熱性フィルム
(定着フィルム)と、該定着フィルムを介して被加熱材
としての被記録材を加熱体に密着させる加圧部材を有
し、加熱体の熱を定着フィルムを介して被記録材へ付与
することによって被記録材面に形成担持されている未定
着画像を被記録材面に加熱定着させるものである。
【0004】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜の定着フィルム
を用いることができるため、省電力化やウェイトタイム
の短縮化(クイックスタート化)が可能となる他、画像
形成装置等の本機の機内昇温を低く抑えることができる
等の利点を有している。
【0005】また、近年、OA機器の普及と共にオフィ
ス環境について関心が高まってきており、例えばドイツ
国では、機械装置から生じる稼働音について規定するブ
ルーエンジェル等の基準や稼働音そのものが商品価値や
コンセプトとして打ち出されてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】熱ローラ方式やフィル
ム加熱方式の加熱装置のように加熱体と加圧部材との圧
接ニップ部に被加熱材を導入して両部材により被加熱材
を狭持搬送して被加熱材を加熱処理する装置において
は、構成部材の温度状態によって被加熱材の狭持搬送速
度に変動が生じる。例えば、フィルム加熱方式の加熱装
置であって、加熱体にフィルムを介して圧接される加圧
部材(以下、加圧ローラと称する)を駆動回転させるこ
とによってフィルムを加熱体に摺動移動させつつ、フィ
ルム若しくはフィルムと被加熱材を共に加熱体と加圧ロ
ーラとの圧接ニップ部を狭持搬送させる加圧部材駆動式
の装置では、装置の稼働に伴って加圧ローラの温度が上
昇するために該加圧ローラの外径がゴム部の熱膨張によ
って大きくなる。
【0007】加圧ローラは通常一定回転数で回転駆動さ
れているため、該加圧ローラが高温のときは低温のとき
よりも熱膨張が大きくなって回転周速度が増加し、被加
熱材の狭持搬送速度が速くなってしまう。即ち、加圧ロ
ーラの温度状態によって被加熱材の狭持搬送速度に変動
が生じる。
【0008】そのため、例えば加熱装置を画像加熱定着
装置として画像形成装置に使用した場合、該加熱装置よ
りも下流側の排紙部での被記録材の搬送は一定に保たれ
ているため、被記録材が排紙部のローラニップ部到達し
て狭持搬送状態になると、加圧ローラが高温状態にある
ときには定着部での被記録材の搬送速度よりも排紙部に
おける搬送速度の方が小さくなるために、排紙部を駆動
しているモータの負荷変動が生じてしまう。そのためト
ルク余りが発生し、稼動音が増大してしまうという問題
点があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、定着部と排紙部の速度関
係を一定に保ち、排紙駆動モータにかかる負荷変動を最
低限に抑え、負荷変動に伴う排紙駆動モータのトルク余
りによる稼動音増大を防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、定着ローラと加圧ローラとのニッ
プ部にシートを通過させることによってシート上の現像
剤を加圧加熱してシートに固着してなる定着器と、シー
トを排出させるための排出ローラを備えた画像形成装置
において、該排出ローラの速度制御が可能である。
【0011】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記定着器は、加圧ローラの回転速度検出手段を有
する。
【0012】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記定着器は、加圧ローラの温度検出手段を有す
る。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記排出ローラの速度制御は、前記加圧ローラの回
転速度検出手段の結果に基づいて制御される。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記排出ローラの速度制御は、前記加圧ローラの温
度検出手段に基づいて制御される。
【0015】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記排出ローラは、排出ローラ回転速度検出手段を
有する。
【0016】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記排出ローラの速度制御は、前記加圧ローラの回
転速度検出手段の結果と排出ローラ回転速度検出手段の
結果に基づいて制御される。
【0017】また、上記目的を達成するために本発明で
は、定着ローラと加圧ローラとのニップ部にシートを通
過させることによってシート上の現像剤を加圧加熱して
シートに固着してなる定着器と、シートを排出させるた
めの排出ローラを備えた画像形成装置において、定着温
度検出手段と、定着温度上昇予測手段と、プリント枚数
カウント手段と、排紙ローラ速度制御手段と、を備え、
シートの給紙動作開始時に定着器の温度を検出し、プリ
ント枚数に従って定着器の温度上昇を予測し、同時に定
着器の回転速度を算出し、その算出値に基づいて排紙ロ
ーラの速度制御を行う。
【0018】また、上記目的を達成するために本発明で
は、シートサイズ検出手段と、定着ローラと加圧ローラ
とのニップ部にシートを通過させることによってシート
上の現像剤を加圧加熱してシートに固着してなる定着器
と、排出ローラを備えた画像形成装置において、前記シ
ートサイズ検出手段によりシートがラージサイズである
ことを検出した場合に、前記排出ローラの回転速度を前
記排出ローラによるシート搬送途中で切り換える。
【0019】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記排出ローラは、前記定着器の次に配置されてい
る。
【0020】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記ラージサイズは、A4サイズよりも大きなシー
トサイズである。
【0021】また、上記目的を達成するために本発明で
は、前記排出ローラの回転速度の切り換えは、シート先
端が前記定着器を抜けてからおよそ210mm(A4
幅)搬送されたところで行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施例1 以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を
例示的に詳しく説明する。
【0023】はじめに、図1および図2を参照して、本
発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成について説
明する。
【0024】図1は画像形成装置の概観図であり、図2
は作像部の構成を示した断面図である。この図に示す画
像形成装置100は、その本体101と、本体101の
下部にオプションとして装着された給紙テーブル103
と、本体101の上面に装着された圧板104または本
体101の上面にオプションとして装着された自動原稿
給送装置(以下、ADFという)102とで構成され
る。
【0025】この画像形成装置100は、複写機の機能
とファクシミリの機能とを併せ持ち、また、読み取った
原稿の画像情報(光信号)を電気信号に変換して作像を
行う、いわゆるデジタル複合機である。
【0026】本体101は、そのほぼ中央部に作像部1
が配置され、その下方に給紙部2が位置している。ま
た、本体最上部には画像読取部たるスキャナ部3が配置
されている。そして、そのスキャナ部3と作像部1との
間に空間が設けられ排紙空間部4を形成している。本実
施の形態における本体101は、デジタル機の特性を生
かして作像部1とスキャナ部3とを分離し、両者の間を
排紙空間とすることによりウイングレス化を図り、装置
側面に出っ張りのない省スペースな画像形成装置を実現
させたものである。
【0027】本体101において、作像部1は従来周知
の電子写真方式によるプリントエンジンとして構成さ
れ、図示しないレーザ書き込み装置、電子写真プロセス
手段150、定着装置151等を内蔵している(図
2)。給紙部2は、2段の給紙カセット21を有してお
り、作像部1にシートを供給する。各給紙カセット21
は装置手前側に引き出してシート補給を行うフロントロ
ーディング・タイプであり、カセット前面の右方部に設
けられた丸型のボタンを押すことにより、カセットが手
前側に飛び出す構成になっている。
【0028】スキャナ部3では、その上面にコンタクト
ガラス(図示せず)が配置され、その下方に図示しない
スキャナユニットが配設される。
【0029】排紙空間部4は、正面および右側面を除く
二方の側面、すなわち図4における左側と装置奥側が壁
面によって取り囲まれ、さらに、スキャナ部3及び作像
部1により上下を囲まれている。
【0030】ADF102は、装置奥側に設けられたヒ
ンジ(図示せず)により本体101の上部に装着され、
スキャナ部3の上面のコンタクトガラスを開閉及び閉鎖
可能に覆うように設置されている。ADF102の構成
及び作用は従来周知のものと同様であるので詳しい説明
を省略するが、その原稿台71上にセットされた原稿束
(図示せず)は、下側から1枚ずつコンタクトガラス上
に搬送され、スキャナ部3による読み取り走査が終了し
た原稿は、原稿排出台72上に排出される。
【0031】自動給紙によらないコピーや、本又はノー
トなどのコピーのときは、ADF102を圧板として用
いることができる。
【0032】給紙テーブル103は、本体101の給紙
部2と同様、2段の給紙カセットを有している。従っ
て、本実施の形態の画像形成装置100においては、計
4段の給紙カセットで給紙部が構成されることになる。
なお、本体給紙部2の上側カセットを自動両面ユニット
(両面トレイ)に変更して、両面複写を可能とすること
もできる。
【0033】次に定着装置の構成について説明する。図
3は画像形成装置本体の定着部から排紙部までの断面図
である。本実施の形態に係る定着装置151は加圧部材
駆動式・テンションレスタイプのフィルム加熱方式の加
熱装置である。
【0034】図3において83は耐熱性樹脂製の横長ス
テイであり、この横長ステイ83はエンドレスの耐熱性
フィルム(定着フィルム)82の内面ガイド部材を構成
している。
【0035】エンドレスの耐熱性フィルム82は、加熱
体としてのヒータ81を含む前記ステイ83に外嵌され
ている。尚、このエンドレスの耐熱性フィルム82の内
周長はヒータ81を含むステイ83の外周長よりも例え
ば3mm程度長く設定されており、従って、耐熱性フィ
ルム82はヒータ81を含むステイ83に対して周長に
余裕をもってルーズに外嵌されている。
【0036】耐熱性フィルム82は、熱容量を小さくし
てクイックスタート性を向上させるためにその膜厚は総
厚40〜100μm程度に設定され、耐熱性、離型性、
強度及び耐久性が高いポリイミドフィルムの外周表面に
PTFE、PFA等のフッ素樹脂に導電剤を添加したコ
ート層を形成して構成されている。
【0037】80はフィルム加圧ローラであり、これは
ヒータ81との間でフィルム82を挟んで圧接ニップで
ある定着部Nを形成し、フィルム82を駆動する回転体
であり、アルミニウム、鉄、ステンレス等の芯軸80a
とこの芯軸80aに外装されたシリコンゴム等の離型性
の良い肉厚3mm、外径20mmの耐熱ゴム弾性体から
成るローラ部80bとで構成されている。尚、加圧ロー
ラ80の表面には、被記録材と定着フィルム82の搬送
性向上、トナー汚れ防止の理由からフッ素樹脂を分散さ
せたコート層が形成されている。
【0038】而して、加圧ローラ80は芯金80aの端
部が定着装置駆動用モータM2によって駆動されると図
示矢印e方向(反時計方向)に回転駆動され、この加圧
ローラ80の回転によりエンドレスの耐熱性フィルム8
2がヒータ81の面に密着摺動しながら図示矢印c方向
(時計方向)に回転駆動される。
【0039】また、83は定着装置151に設けられた
定着排紙ローラ83であり、定着された被記録材を安定
して排紙部へ搬送する。定着排紙ローラ83は定着装置
駆動用モータM2により回転駆動される。84は定着排
紙ローラ83に対向して設けられた定着排紙コロであ
る。
【0040】91は加圧ローラ80に接続された速度検
出手段であり、例えば反射型センサで構成される。そし
て、この速度検出手段91からの信号をCPU90に送
る。すると、CPU90は、その信号に基づいて加圧ロ
ーラ80が1周するのに要する時間を算出する。
【0041】排紙部には、排紙縦パスローラ57、排紙
ローラ51が設けられている。これら2つのローラは、
排紙駆動モータM1により回転駆動される。
【0042】定着装置151を抜けた被記録材はばねフ
ラッパ58を押し上げながら排紙部へと搬送される。そ
して、排紙縦パスローラ57、排紙ローラ51により搬
送され、A方向より排紙トレイへ排出される。152は
両面パスである。
【0043】次に具体的な制御手順について説明する。
図5は具体的な制御手順を示すフローチャートである。
【0044】コピーを開始すると、定着装置151の加
圧ローラ80の速度検知を開始する。そして、加圧ロー
ラ80の速度が所定の速度より速い場合には、排紙駆動
モータM1の回転数を上げ、排紙縦パスローラ57と排
紙ローラ51の回転速度を上昇させる。加圧ローラ80
の速度が所定の速度より遅い場合には、排紙駆動モータ
M1の回転数を下げ、排紙縦パスローラ57と排紙ロー
ラ51の回転速度を減速させる。このようにして定着部
の搬送速度と排紙部の搬送速度の関係を常に一定にす
る。これにより排紙駆動モータM1の負荷変動を抑制す
ることができる。
【0045】実施例2 基本的な構成は実施例1と同様であるため省略する。な
お本実施例においては、図3における91は定着温度検
知手段となっている。具体的な制御手順について説明す
る。図6は具体的な制御手段を示すフローチャートであ
る。
【0046】コピーを開始すると、定着装置151の加
圧ローラ91に接続された温度検知手段91により加圧
ローラ91の温度を検出する。そしてその検出した温度
を元に、予めCPU90に入力されている加圧ローラ9
1の周速を読み出す。そして、その読み出した加圧ロー
ラ80の速度が所定の速度より速い場合には、排紙駆動
モータM1の回転数を上げ、排紙縦パスローラ57と排
紙ローラ51の回転速度を上昇させる。加圧ローラ80
の速度が所定の速度より遅い場合には、排紙駆動モータ
M1の回転数を下げ、排紙縦パスローラ57と排紙ロー
ラ51の回転速度を減速させる。このようにして定着部
の搬送速度と排紙部の搬送速度の関係を常に一定にす
る。これにより排紙駆動モータM1の負荷変動を抑制す
ることができる。
【0047】実施例3 図4は画像形成装置本体の定着部から排紙部までの断面
図である。基本的な構成は実施例1と同様であるので詳
細な説明は省略する。図7は具体的な制御手順を示すフ
ローチャートである。
【0048】排紙縦パスローラ57には、その回転速度
を検出する速度検出装置92が接続されている。具体的
な制御手順は、まずコピーを開始すると定着装置151
の加圧ローラ80の速度V1の検知を開始する。次に排
紙縦パスローラ57の速度V2の検知を開始する。つぎ
に加圧ローラ速度V1と排紙縦パスローラ速度V2の関
係が V2 = m × V1 であるかどうかをCPU90において判断する。ここで
mはある所定の数値である。上式の関係を満たす場合に
は、この動作を繰り返す。上式の関係を満たしていない
場合、 V2 > m × V1 の関係を満たしていれば、すなわち、加圧ローラ80の
速度が所定の値よりも小さければ排紙部の速度を減速さ
せる。また、 V2 < m × V1 の関係、すなわち、加圧ローラ80の速度が所定の値よ
りも大きければ排紙部の速度を増加させる。そして、再
度加圧ローラ速度V1の検知および排紙縦パスローラ速
度V2の検知を繰り返す。
【0049】このようにして定着部の搬送速度と排紙部
の搬送速度の関係を常に一定にし、排紙駆動モータM1
にかかる負荷変動を抑制する。
【0050】実施例4 本実施例の概要は、用紙サイズがA4より大きい場合に
は、排紙部のローラ速度を制御するというものである。
【0051】図8は、本実施例の具体的制御を示すフロ
ーチャートである。
【0052】コピーを開始すると、CPU90は用紙サ
イズを検知する。そして、用紙サイズがA4以下の場合
には排紙部の排紙縦パスローラ57および排紙ローラ5
1の速度は初期設定のままとする。用紙サイズがA4よ
りも大きい場合には、まず、被記録材の先端が定着装置
151を抜け始めてから210mm(A4サイズ幅)搬
送されるまでは、排紙縦パスローラ57の回転速度は初
期所定速度よりも若干早く回転する。210mm搬送さ
れた後は、排紙駆動モータM1の回転数を低下し、排紙
縦パスローラ57の速度を初期所定速度よりも減少させ
る。例えばA3のような長尺の用紙の場合、加圧ローラ
80の速度よりも排紙縦パスローラ57の速度の方が速
いと、両ローラ間で用紙の引っ張りが発生してしまう。
【0053】このような場合には、排紙駆動モータM1
に非常に大きな負荷がかかり脱調の原因となる。このよ
うな関係にならないように初期状態では、加圧ローラ8
0の速度よりも排紙縦パスローラ57の速度の方が若干
遅くなるように設定している。しかし、定着装置151
の温度上昇により加圧ローラ80の速度が変動し、両ロ
ーラ間の速度差が大きくなると、両ローラ間で用紙のた
るみが発生し、座屈してしまう恐れがある。そのため上
記のように、被記録材の前半は所定速度よりも速く搬送
し、後半は所定速度よりも遅く搬送することで、両ロー
ラ間の速度差を抑制している。これにより排紙駆動モー
タM1の負荷変動が大きくならないようにしている。
【0054】実施例5 図9は、本実施例の具体的制御を示すフローチャートで
ある。
【0055】コピーを開始すると、まずコピー開始時の
加圧ローラ80の速度を温度検出装置91により検出す
る。次にプリント枚数をカウント(n=n+1)する。
そしてカウントしたプリント枚数nに基づいて加圧ロー
ラ80の温度上昇をCPU90において予測する。次に
その予測した温度上昇値に対する加圧ローラ80の回転
速度を算出する。そして、算出した加圧ローラ80の回
転速度が所定の速度よりも速い場合には排紙駆動モータ
M1の回転数を上げ、排紙縦パスローラ57と排紙ロー
ラ51の回転速度を上昇させる。加圧ローラ80の回転
速度が所定の速度よりも遅い場合には、排紙駆動モータ
M1の回転数を下げ、排紙縦パスローラ57と排紙ロー
ラ51の回転速度を減速させる。このようにして定着部
の搬送速度と排紙部の搬送速度の関係を常に一定にす
る。これにより排紙駆動モータM1の負荷変動を抑制す
ることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、定着装
置における加圧ローラの回転速度を検出し、その速度に
よって排紙部のローラ回転速度を制御させるようにし
た。これにより定着部と排紙部の速度関係を一定に保
ち、排紙駆動モータにかかる負荷変動を最低限に抑え、
負荷変動に伴う排紙駆動モータのトルク余りによる稼動
音増大を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す図である。
【図2】 本発明の実施例を示す図である。
【図3】 本発明の実施例を示す図である。
【図4】 本発明の実施例を示す図である。
【図5】 本発明の実施例を示す図である。
【図6】 本発明の実施例を示す図である。
【図7】 本発明の実施例を示す図である。
【図8】 本発明の実施例を示す図である。
【図9】 本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 作像部 2 給紙部 3 スキャナ部 4 排紙空間部 21 給紙カセット 41 排紙トレイ 51 排紙ローラ 57 排紙縦パスローラ 80 加圧ローラ 81 ヒータ 82 定着フィルム(耐熱性フィルム) 91 加圧ローラ速度検出装置(温度検出装置) 92 排紙速度検出装置 71 原稿台 90 CPU 100 画像形成装置 102 ADF 103 給紙テーブル 151 定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA16 DA46 DC19 DE07 ED19 ED25 EE03 2H033 AA40 BA10 CA07 CA13 CA17 2H072 AA01 AA16 AA30 AB20 CA01 JA02 3F049 DA12 EA10 LA02 LB03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと加圧ローラとのニップ部に
    シートを通過させることによってシート上の現像剤を加
    圧加熱してシートに固着してなる定着器と、シートを排
    出させるための排出ローラを備えた画像形成装置におい
    て、 前記排出ローラの速度制御が可能であり、前記定着器の
    搬送速度と前記排出ローラの搬送速度の関係が常に一定
    であること、を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着器は、加圧ローラの回転速度検
    出手段を有すること、を特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記定着器は、加圧ローラの温度検出手
    段を有すること、を特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記排出ローラの速度制御は、前記加圧
    ローラの回転速度検出手段の結果に基づいて制御される
    こと、を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記排出ローラの速度制御は、前記加圧
    ローラの温度検出手段に基づいて制御されること、を特
    徴とする請求項1,2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記排出ローラは、排出ローラ回転速度
    検出手段を有すること、を特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記排出ローラの速度制御は、前記加圧
    ローラの回転速度検出手段の結果と排出ローラ回転速度
    検出手段の結果に基づいて制御されること、を特徴とす
    る請求項1,2又は6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 定着ローラと加圧ローラとのニップ部に
    シートを通過させることによってシート上の現像剤を加
    圧加熱してシートに固着してなる定着器と、シートを排
    出させるための排出ローラを備えた画像形成装置におい
    て、定着温度検出手段と、定着温度上昇予測手段と、プ
    リント枚数カウント手段と、排紙ローラ速度制御手段
    と、を備え、 シートの給紙動作開始時に定着器の温度を検出し、プリ
    ント枚数に従って定着器の温度上昇を予測し、同時に定
    着器の回転速度を算出し、その算出値に基づいて排紙ロ
    ーラの速度制御を行うこと、を特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 シートサイズ検出手段と、定着ローラと
    加圧ローラとのニップ部にシートを通過させることによ
    ってシート上の現像剤を加圧加熱してシートに固着して
    なる定着器と、排出ローラを備えた画像形成装置におい
    て、 前記シートサイズ検出手段によりシートがラージサイズ
    であることを検出した場合に、前記排出ローラの回転速
    度を前記排出ローラによるシート搬送途中で切り換える
    こと、を特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記排出ローラは、前記定着器の次に
    配置されていること、を特徴とする請求項9記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 前記ラージサイズは、A4サイズより
    も大きなシートサイズであること、を特徴とする請求項
    9記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記排出ローラの回転速度の切り換え
    は、シート先端が前記定着器を抜けてからおよそ210
    mm(A4幅)搬送されたところで行われること、を特
    徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331910A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Canon Electronics Inc シート材排出装置及びこれを備えた画像読取装置、その制御方法並びにプログラム
JP2017075053A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 キヤノン株式会社 画像形成システム

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