JP6849447B2 - 像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
よって行われるため、毎回正しく記録材がセットされるとは限らない。特にA4サイズの記録材をセットする場合、紙幅がLetterサイズと非常に近いため、規制板の位置がLetterサイズの位置にセットされたまま、記録材が給紙口にセットされてしまう可能性がある。規制板の位置がLetterサイズの位置のまま、A4サイズの記録材が給紙口にセットされた場合、記録材が左右どちらかの規制板に寄せられた状態でプリントが行われる可能性がある。
前記回転体の内部空間に設けられており前記回転体の母線方向に沿って細長いヒータであって、前記ヒータの長手方向の中央の発熱量に対する端部の発熱量の比率を制御可能なヒータと、
前記ヒータの前記長手方向の中央の温度を検知する第1温度検知素子と、
前記ヒータ又は前記回転体の内面の前記長手方向の端部の温度を検知する第2温度検知素子と、
前記第1温度検知素子の検知温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
を備え、記録材に形成された画像を、前記回転体を介した前記ヒータの熱で加熱処理し、
前記制御部が、前記第2温度検知素子の検知温度が所定の閾値を超えた場合に、前記比率が小さくなるように前記ヒータを制御する像加熱装置において、
前記制御部は、前記閾値を像加熱装置の暖まり具合に応じて変更すると共に、
複数枚の記録材を連続して加熱処理する連続加熱処理の期間中であって前記暖まり具合が小さな前記連続加熱処理の初期の期間における前記閾値を、前記長手方向の幅が第1の幅の記録材を加熱処理する時よりも、前記長手方向の幅が前記第1の幅よりも狭い第2の幅の記録材を加熱処理する時のほうを高く設定することを特徴とする像加熱装置。
(画像形成装置)
図1は、本発明の実施例に係る像加熱装置を搭載したカラー画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置は電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置の構成は、4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これらの4つの画像形成部は一定の間隔をおいて一列に配置されている。画像形成部は、イエロー色の画像を形成する画像形成部1Yと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部1Mと、シアン色の画像を形成する画像形成部1Cと、ブラック色の画像を形成する画像形成部1Bkである。
図2は、像加熱装置としての定着装置12の概略構成模型図である。定着装置12は、トナー像を記録材上に加熱定着するもので、通電発熱抵抗層を有する加熱体としてのヒータ16と、記録材とともに移動する第1の回転体としての定着スリーブ20とを備えている。定着スリーブ20は、回動可能であって回動方向に交差する長手方向に加熱可能に設けられる。定着装置12は、更に定着スリーブ20に圧接する第2の回転体としての加圧ローラ22を備え、定着スリーブ20と加圧ローラ22とによって形成される定着ニップ27において、記録材上のトナー像を加熱定着する構成となっている。
図3に定着ヒータ16の断面図を示す。定着ヒータ16は、以下の〔1〕〜〔5〕等からなる。
〔1〕記録材Pの搬送方向すなわち通紙方向と直交する方向を長手方向とする横長長手方向に細長のセラミック基板である窒化アルミ基板41。
〔2〕〔1〕の窒化アルミ基板41の表面側に長手方向に沿ってスクリーン印刷により線状あるいは帯状に塗工した、厚み10μm程度、幅1mm程度の抵抗発熱体層42および43(43a、43b)。抵抗発熱体層42、43は、銀パラジウム(Ag/Pd)合金を含んだ導電ペーストを窒化アルミ基板41上に印刷したものである。
〔3〕〔2〕の抵抗発熱体層42および43に対する給電パターンとして、窒化アルミ基板41の表面側に銀ペーストのスクリーン印刷等によりパターン形成した、電極部44(図4)。
〔4〕抵抗発熱体層42および43の保護と絶縁性を確保するための、厚み80μm程度の薄肉のガラスコート45。
〔5〕窒化アルミ基板41と定着スリーブ20の接触面に設けたガラスからなる摺動層46。
の発熱量が中央部の0.6倍となるようにした放物線分布としている。
次に通紙時のメインヒータ43および、サブヒータ42への通電比率制御について説明する。通紙が開始されると、非通紙部昇温により、サブサーミスタ19aおよび19bの温度が上昇する。このサブサーミスタの温度を監視し、ある閾値を超えた場合に、サブヒータ42への通電比率を下げる制御を行う。通電比率とは、メインヒータ43とサブヒータ42への供給電力の比である。サブヒータ42は端部の発熱量が大きい発熱体であるため、通電比率が下がると、定着ヒータ16の端部の発熱量が下がることになる。すなわち、複数の発熱体によって形成される定着ヒータ16の加熱領域の、記録材の搬送方向と直交する長手方向の中央部における発熱量(第1発熱量)と、長手方向の端部における発熱量(第2発熱量)と、の比率を制御可能となっている。これによって、非通紙部昇温を抑制することができるようになる。
ETTERサイズの通紙ではサブサーミスタ19の高いほうの温度がメインサーミスタ18の温度よりも10℃高くなったらサブヒータ42の通電比率を10%下げ、メインヒータ43:サブヒータ42=100:90の比率に変更する。これにより、サブヒータ42の発熱量が下がり、非通紙部昇温が緩和される。
本実施例では、第2の記録材としてのA4サイズの通紙において、通電比率レベル変更の閾値を、第1の記録材としてのLetterサイズの通紙における閾値(第1閾値)とは異なる値(第2閾値)に設定している。
ま定常状態となる。
以上を鑑み、本実施例ではA4サイズ紙における通電比率レベル変更の閾値をLetterサイズ紙とは異なる値とし、さらに通紙枚数に応じて閾値を設定、変化させた。
℃程度を推移し、その後通紙とともに徐々に低くなり、グラフの後半部分では250℃を推移した。これは、図8で説明した通り、通電比率変更の閾値を通紙枚数によって変えているからである。Letter通紙時よりもサブサーミスタの温度が高くなってしまうが、通紙初期段階においては定着フィルム温度が十分に低いため、フィルム弾性層のシリコンゴムの連続使用可能温度の230℃を超えてしまうことはない。従って、高いサブサーミスタ温度を許容しても問題がない。
枚目からベタ画像中に細かい白点がみられるようになった。これは用紙に定着できなかったトナーが定着フィルムに持ち去られることによって発生している現象で、トナーの用紙に対する定着強度が低いために発生するものである。通紙とともに白点の数が増えかつ大きくなり、15枚目付近では画像の欠けとしてはっきりと視認できる状況となった。
また、本実施例では、複数の発熱体が記録材の搬送方向に並んだ構成のヒータを用いたが、ヒータの構成はこれに限定されない。例えば、複数の発熱体が記録材の搬送方向と直交する長手方向に並んで配置(発熱体が長手方向に分割)され、複数の発熱体の通電を個別にオンオフ制御するような構成のヒータを用いてもよい。
実施例1で説明した制御は、プリント枚数(画像を加熱した記録材の数)によって通電比率レベル変更の閾値を変化させている。プリント枚数とともに定着器が暖まっていくため、定着装置が冷えている通紙初期は通電比率レベル変更の閾値を大きくし、定着装置が暖まった通紙後半で通電比率レベル変更の閾値を小さくしている。しかしながら、プリント開始時における定着装置の暖まり具合は必ずしも同じではない。例えば前のプリントジョブから時間があまり経過していなければ、前ジョブの時の熱でまだ定着装置が暖まったままの状態の可能性がある。また、前ジョブのプリント枚数によっても定着装置の暖まり具合は影響を受けるものと考えられる。このため、プリント開始時における、定着装置の暖まり具合を把握し、それを考慮に入れることができれば、より幅広い状況に対応することのできる通電比率制御を行うことができる。
て行う。暖機指数が0〜2の場合、すなわち、定着装置12の蓄熱量が低く、暖まっていない状態では通電比率レベル変更の閾値を25℃とする。暖機指数が3〜4の場合には通電比率レベル変更の閾値を20℃、暖機指数が5〜10の場合には通電比率レベル変更の閾値を15℃、暖機指数が11以上の場合には通電比率レベル変更の閾値を10℃とした。このように、定着装置の暖まり具合を表す可変値によって通電比率レベル変更の閾値を変える方法によれば、プリント開始時の定着装置の暖まり具合が如何なる場合においても、適した通電比率レベルでプリントを行うことができる。そのため、より幅広い使用状況に対応することができる。
Claims (9)
- 筒状の回転体と、
前記回転体の内部空間に設けられており前記回転体の母線方向に沿って細長いヒータであって、前記ヒータの長手方向の中央の発熱量に対する端部の発熱量の比率を制御可能なヒータと、
前記ヒータの前記長手方向の中央の温度を検知する第1温度検知素子と、
前記ヒータ又は前記回転体の内面の前記長手方向の端部の温度を検知する第2温度検知素子と、
前記第1温度検知素子の検知温度が目標温度になるように前記ヒータを制御する制御部と、
を備え、
記録材に形成された画像を、前記回転体を介した前記ヒータの熱で加熱処理し、
前記制御部が、前記第2温度検知素子の検知温度が所定の閾値を超えた場合に、前記比率が小さくなるように前記ヒータを制御する像加熱装置において、
前記制御部は、前記閾値を像加熱装置の暖まり具合に応じて変更すると共に、
複数枚の記録材を連続して加熱処理する連続加熱処理の期間中であって前記暖まり具合が小さな前記連続加熱処理の初期の期間における前記閾値を、前記長手方向の幅が第1の幅の記録材を加熱処理する時よりも、前記長手方向の幅が前記第1の幅よりも狭い第2の幅の記録材を加熱処理する時のほうを高く設定することを特徴とする像加熱装置。 - 前記制御部は、
前記暖まり具合を、画像を加熱した記録材の数に基づいて判断し、
前記第2の幅の記録材を加熱処理する時、画像を加熱した記録材の数が増えるほど、前記閾値を小さい値に設定することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。 - 前記制御部は、
前記暖まり具合を、少なくとも、前記連続加熱処理の時の加熱の回数に応じて加算され、加熱を行わない期間の長さに応じて減算されるカウント値に基づいて判断し、
前記第2の幅の記録材を連続加熱処理する時、前記カウント値が大きくなるほど、前記閾値を小さい値に設定することを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。 - 前記制御部は、
前記閾値を、
前記第1の幅の記録材を連続加熱処理する場合には、像加熱装置の暖まり具合によらず一定の閾値に設定し、
前記第2の幅の記録材を連続加熱処理する場合には、像加熱装置の暖まり具合が大きくなるに連れて低い値に設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の像加熱装置。 - 前記ヒータは、
板状の基板と、
前記基板上に記録材の搬送方向に並ぶ複数の発熱体であって、
前記長手方向における単位長さあたりの発熱量が、相対的に前記長手方向の中央において大きく端部において小さい第1発熱体と、
前記長手方向における単位長さあたりの発熱量が、相対的に前記長手方向の中央において小さく端部において大きい第2発熱体と、
を有し、
前記制御部は、
前記第1発熱体と前記第2発熱体との通電比率を制御することで、前記比率を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像加熱装置。 - 前記ヒータは、
板状の基板と、
前記基板上の前記長手方向の中央に設けられた第1発熱体と、
前記基板上の前記長手方向の端部に設けられた第2発熱体と、
を有し、
前記制御部は、
前記第1発熱体と前記第2発熱体との通電比率を制御することで、前記比率を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の像加熱装置。 - 前記制御部は、
前記第2温度検知素子の検知温度が所定の閾値を超えた場合に、前記第1発熱体の発熱量に対して前記第2発熱体の発熱量が小さくなるように前記通電比率を制御することを特徴とする請求項5または6に記載の像加熱装置。 - 前記回転体はフィルムであり、
前記像加熱装置は更に、前記フィルムを介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧ローラを有し、
前記ニップ部で記録材に形成された画像が前記フィルムを介して加熱されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の像加熱装置。 - 記録材に画像を形成する画像形成部と、
記録材に形成された画像を記録材に定着させる定着部として、請求項1〜8のいずれか1項に記載の像加熱装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2017008670A JP6849447B2 (ja) | 2017-01-20 | 2017-01-20 | 像加熱装置及び画像形成装置 |
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- 2017-01-20 JP JP2017008670A patent/JP6849447B2/ja active Active
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