JP3610076B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、材質の異なる記録媒体を給紙可能な複数の給紙手段を有する記録装置に係り、特に記録媒体の材質や給紙手段等の給紙条件を可変可能な記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の記録装置において、入力される画像情報に基づく光信号を感光体に描画して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して給送された記録媒体となる記録シートに転写し、定着を行って記録シートを機外に排出するように構成されている。
【0003】
ところで、この種の記録装置では、給紙された記録シートと感光体に現像される画像先端との位置を合せるための何らかのレジストレーション処理が必要となるため、例えば給紙手段から給紙された記録シートの搬送状態を検出して感光体に書き込む画像書出しタイミング等を制御して、給送される記録シートに画像切れなく転写できるように構成されている。
【0004】
一方、記録装置が出力する内容も多種多様であり、単純な文書情報から,画像情報,グラフィック情報等はもちろんのこと、宛名印刷,葉書印刷等のように記録媒体の材質が異なる記録シートにも記録処理が可能に構成されており、そのためカセット等の給紙手段ばかりでなく、手差し給紙機構を備えた記録装置も実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の記録装置は、給紙された記録シートの斜行等を修正するため、タイミングローラ(例えばレジストローラ)位置で一旦記録シートを一定量ループ状にたわませた後、画像転写方向に給送するループ給送を行う場合がある。この場合、通常の記録シートがコピー用紙程度の厚みのカットシートであればさほど問題とはならないが、封筒等のような厚みのある記録シートの場合は変形自由度が小さいため、給送経路の形状によって、例えば図15に示すように給紙ローラ71により給紙された封筒75が搬送ガイド72,73を介してレジストローラ74に到達した時点で記録シートたる封筒75が蛇腹状に折れ曲がってしまう等の問題が発生する。
【0006】
また、複数の給紙機構を備え、異なる搬送経路を介して上記レジストローラ74の配設位置に記録シートを搬送する記録装置においては、同一の記録シートであっても搬送経路によって蛇腹状になったりならなかったりする等のバラツキも発生してしまう等の問題点もあった。
【0007】
さらに、搬送路が湾曲していると、紙の種類によって給紙された紙がタイミングローラまで到達する時間が異なり、特に厚紙では到達時間が大幅に遅れてしまうので、一義的なタイマ監視を実行してもジャム発生状態を正確に検知できない等の問題点もあった。
【0008】
また、従来の記録装置では、種々の制御タイミングの基準を画像の垂直方向の同期信号の出力タイミングとしているため、下記(1)〜(4)に示す問題点があった。
【0009】
(1)記録媒体のサイズが不明、例えば不定形の用紙、あるいはユーザが適当な大きさに裁断した縦横の長さが不明な用紙等の場合、画像記録制御の終了タイミングが特定できず、各駆動系の停止タイミングを精度良く制御できず、仮に、周知の電子写真プロセスによる記録装置において、当該記録装置で扱える最長のプリント用紙と同じサイズであると想定して制御したとすると、実際には用紙後端が通過した後も画像記録制御を継続するので、トナー飛散等により本体内部が汚損してしまう。
【0010】
(2)仮想した長さの分だけ画像記録制御を継続する必要があり、画像記録終了までの間が不当に長くなる。同様に、電源投入後の装置内残留紙の自動排紙処理も長時間を要してしまう等言う問題点があった。すなわち、上記自動排紙処理では、その処理時間は装置で扱う最大長の用紙が、その先端を用紙搬送経路入り口に位置させていると、無条件に想定し、搬送開始から用紙後端が搬送経路出口を通過するまでの時間として制御しているからである。
【0011】
(3)上記制御により、排紙処理時間,駆動系停止までの時間等が単にかさむというだけではなく、その間の駆動に伴って装置内温度が上昇(クラッチのデューティが大きくなる)し、装置寿命が短くなり、メインティナンス負担が増大してしまう問題点があった。以下、所定の位置における用紙の滞留ジャム処理への影響を例にして説明する。
【0012】
例えば、搬送経路中の所定の位置を用紙後端が通過すべき時刻に(もちろんマージン有り)、用紙が未だ通過していない場合と定義されるのは周知のとおりでるが、上記(1)、(2)に示したように、給送可能な最大用紙の用紙搬送長に基づいて滞留ジャム検知を行うと、上記最大用紙の用紙搬送長よりも極端に短い用紙搬送長を有する用紙が搬送された場合、その発見が遅れ、却って用紙除去が困難な箇所へ用紙を侵入させてしまうとか、その用紙の侵入により各部を損傷させてしまう等の問題を引き起こしてしまう。
【0013】
(4)用紙の搬送長があらかじめ判別できる場合であっても、給紙されてから搬送経路出口に到達する時間は、用紙搬送系を構成するローラの滑りや、摩耗による小径化により、搬送スピードが遅くなり、用紙後端が出口にする時には誤差が累積されてマージンが小さくなるため、搬送経路出口における滞留ジャムを検知するタイミングを容易に設定できない等の問題点も有った。
【0014】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、第1のモードを選択することにより、カセット給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記カセット給紙機構に対して定められた第1ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、レジストローラの付近であって且つレジストローラの上流となる位置で記録媒体の先端が検出されてから第1計時時間を計時したときに前記カセット給紙機構の駆動を停止させることができ、なおかつ第2のモードを選択することにより、手差し給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記手差し給紙機構に対して定められた第2ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、前記第2計時手段が前記レジストローラの付近であって且レジストローラの上流となる位置で記録媒体の先端が検出されてから前記第1計時時間よりも短い第2計時時間を計時したときに前記手差し給紙機構の駆動を停止させることができる記録装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る記録装置は、カセットに収納された記録媒体を給紙するカセット給紙機構と、手差しされた記録媒体を給紙する手差し給紙機構と、これらの給紙機構から給送される記録媒体の有無をレジストローラの付近であって且つレジストローラの上流となる位置で検出する検出手段であって、記録媒体の無から有及び有から無への変化を検出することにより記録媒体の前端及び後端を検出可能な検出手段と、これらの給紙機構により記録媒体が給紙開始されてからの経過時間を計時する第1計時手段と、前記検出手段が記録媒体を検出することなく、前記第1計時手段が第1ジャム判定時間又は第2ジャム判定時間を計時したとき、給送ジャムが発生したものと判定する給送ジャム判定手段と、前記検出手段により記録媒体の先端が検出されてからの経過時間を計時する第2計時手段と、給送している記録媒体が前記レジストローラに突き当たった位置で停止するように、前記第2計時手段の計時時間に基づいて前記給紙機構の駆動を停止させる駆動制御手段と、前記検出手段により記録媒体の後端が検出されてからの経過時間を計時する第3計時手段と、前記第3計時手段が所定時間を計時したときに記録シーケンス終了動作を行わせる終了制御手段と、を具備し、前記カセット給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記給送ジャム判定手段は前記カセット給紙機構に対して定められた第1ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、前記第2計時手段が前記検出手段により記録媒体の先端が検出されてから第1計時時間を計時したときに前記駆動制御手段が前記カセット給紙機構の駆動を停止させる第1のモードと、前記手差し給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記給送ジャム判定手段は前記手差し給紙機構に対して定められた第2ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、前記第2計時手段が前記検出手段により記録媒体の先端が検出されてから前記第1計時時間よりも短い第2計時時間を計時したときに前記駆動制御手段が前記手差し給紙機構の駆動を停止させる第2のモードとを備えたものである。
【0020】
また、電源の投入時に前記検出手段が記録媒体を検出したとき、自動排紙シーケンスを実行する自動排紙制御手段であって、前記自動排紙シーケンス実行中の前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングに基づいて、前記自動排紙シーケンスを制御する自動排紙制御手段を具備したものである。
【0021】
さらに、排紙部近傍で記録媒体の有無を検出する排紙検出手段と、搬送ジャムが発生したことを判定する搬送ジャム判定手段とを有し、前記自動排紙制御手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間後に、前記自動排紙シーケンスを終了させるとともに、前記搬送ジャム判定手段は、前記自動排紙シーケンスを終了したときに前記排紙検出手段が記録媒体を検出している場合に搬送ジャムが発生したことを判定するものである。
【0022】
さらに、排紙部近傍で記録媒体の有無を検出する排紙検出手段であって、記録媒体の有から無への変化を検出することにより記録媒体の後端を検出可能な排紙検出手段と、搬送ジャムが発生したことを判定する搬送ジャム判定手段とを有し、前記自動排紙制御手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間経過前に前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出した場合、前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出した所定時間後に前記自動排紙シーケンスを終了させ、前記搬送ジャム判定手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間を経過しても前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出しない場合に搬送ジャムが発生したことを判定するものである。
【0031】
【実施例】
図1は本発明の一実施例を示す記録装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0032】
図において、1はCPUで、記録装置のプリントシーケンスを図示しないROMに記憶された制御プログラムに基づいて各部を総括的に制御する。1−aはRAMで、CPU1のワークメモリとして機能する。1−b,1−c,1−dはタイマである。2は本体にオプション接続可能なオプション給紙機構(オプションフィーダ)で、カセットサイズ検出スイッチ3,紙有り検知センサ4,給紙ローラを駆動するクラッチ5等を備えている。
【0033】
6は標準カセット給紙機構(標準カセットフィーダ)であり、カセットサイズ検出スイッチ7,紙有り検知センサ8,給紙ローラを駆動するクラッチ9等を備えている。
【0034】
10はマルチパーパス給紙機構(マルチパーパスフィーダ機構)で、紙有り検知センサ11,給紙ローラクラッチ12,給紙プレートリフタ13等を備えている。14はレジスト前センサで、各給紙機構から給紙される記録シートが所定位置に到達したことを検知して、CPU1にその旨を通知する。15はレジストローラクラッチで、後述するレジストローラへの駆動力伝達状態をON/OFFする。16は高圧回路ブロックで、図示しない転写帯電器等への高圧印加を行う。17は定着器で、熱ローラと加圧ローラとで構成され、搬送パスを介して給送される記録シートに転写された現像剤(トナー)を記録シート上に定着させる。18は排紙部紙センサで、定着プロセスの終了した記録シートの排紙状態を監視し、その旨をCPU1に通知する。19はメインモータで、記録装置の給紙/搬送機構,プロセスカートリッジ等のローラ類に動力を伝達する。20はファンモータで、機内を冷却するファンを駆動する。21はレーザユニットで、感光体に走査するレーザ光を発生させる半導体レ−ザ,fθレンズ,ポリゴンミラー,スキャナモ−タ等およびこれらの駆動制御(水平方向印字制御,レーザパワー制御)を行うコントローラを備えている。22は表示部で、オペレータにプリンタ状態を表示する。23はインタフェース部で、図示しない外部装置と共に、コマンド,ステータス,プリンタ制御信号,画像信号のやり取りを行う。
【0035】
このように構成された記録装置において、検出手段(本実施例ではレジスト前センサ)が各給紙駆動機構(本実施例ではオプション給紙機構2,標準カセット給紙機構6,マルチパーパス給紙機構10)から給送される記録媒体の先端を所定位置で検出すると、第1の設定手段(CPU1の機能処理による)が給紙条件に基づいて可変設定されたループ給送時間を計時するタイマ1−b(第1のタイマとして機能する)の計時を開始させ、制御手段(本実施例ではCPU1)がタイマ1−bの計時終了状態に基づいて給紙駆動機構の駆動を制御し、給紙条件に最適な量のループを記録媒体に形成させることを可能とする。
【0036】
また、第1の設定手段が選択手段(図示しない操作部または外部装置からのコマンド等)による給紙口先選択状態に応じてタイマ1−bが計時するループ給送時間をタイマに可変設定し、制御手段(本実施例ではCPU1)がタイマ1−bの計時終了状態に基づいて給紙駆動機構の駆動を制御し、搬送経路の長短に左右されることなく損傷なく最適な量のループを記録媒体に形成させることを可能とする。
【0037】
さらに、第1の設定手段(本実施例ではCPU1)が指示手段(外部装置等)による紙質指定状態に応じてタイマ1−bが計時するループ給送時間を可変設定し、制御手段(本実施例ではCPU1)がタイマ1−bの計時終了状態に基づいて給紙駆動機構の駆動を制御し、給紙する記録媒体の材質に左右されることなく損傷なく最適な量のループを記録媒体に形成させることを可能とする。
【0038】
また、所定の給紙駆動機構と、この給紙駆動機構から給送される記録媒体の先端を所定位置で検出する検出手段(レジスト前センサ14)と、所定の給紙条件に基づいて給送開始からの給送経過時間を給紙条件に基づいて可変設定する第2の設定手段と、この第2の設定手段により設定された給送経過時間を計時する第2のタイマ(タイマ1−c)と、この第2のタイマの計時状態および検出手段の出力状態に応じて給送ジャム発生有無を判定する判定手段とを有するものである。
【0039】
さらに、複数の給紙駆動機構と、これらの給紙駆動機構から給紙する記録媒体の給紙口先を選択する選択手段(CPU1)を設け、第2の設定手段が前記選択手段による給紙口先選択状態に応じて第2のタイマ(タイマ1−c)が計時する給送経過時間を可変設定するように構成したものである。
【0040】
また、所定の給紙口から給紙される記録媒体の紙質を指示する指示手段を設け、第2の設定手段が指示手段による紙質指定状態に応じて第2のタイマ(タイマ1−c)が計時する給送経過時間を可変設定するように構成したものである。
【0041】
図2は、図1に示した記録装置の機械構成の一例を説明する断面図であり、以下、構成ならびに動作について説明する。
【0042】
図において、30はオプションフィーダにセットされているオプションカセットで、収容される記録シートは図示しないスプリングによりリフティングされたプレート31により、常にオプション給紙ローラ32に当接している。メインモータ19を駆動している時にクラッチ5をオンすると、オプション給紙ローラ32により記録シートは搬送され、オプションフィーダ搬送ローラ対33を通過して搬送パスPに沿ってレジスト前センサ14の配設位置まで給送されて、記録シートの先端がレジスト前センサ14に検知された後、所定時間経過後にクラッチ5をオフする。この時、記録シートは所定量のループ(たわみ)をもってその先端がレジストローラ対40に当接された状態となる。34は当該記録装置内にセットされている標準カセットであり、これに収容される記録シートもプレート35により標準カセット給紙ローラ36に当接している。標準カセット34から給紙された場合、記録シートは搬送パスPに沿って送され、所定量のループをもってレジストローラ対40にその先端を当接する。37は前カバーであるが、図2の紙面に向かって右側にやや水平になるまで開くことにより、マルチパーパストレイ(MPT)として機能する。38はMPT給紙プレートであり、プリント動作以外では下方に降ろされているが、紙有り検知センサ11にて紙有り、かつMPTが給紙口として指定されている場合にプリント動作を行う時は、図示されるように給紙ローラ39に加圧され、MPTとして機能する前カバー37から記録シートを給紙する場合も搬送パスPに沿って用紙は給送され所定量のたわみをもってレジストローラ対40にその先端が当接される。このように本実施例の記録装置には、記録シートを給送するための搬送経路となる搬送パスP〜Pが設けられており、各搬送パスP〜Pに記録シートを給送するための給紙機構を駆動可能に構成されている。
【0043】
この後、記録装置のCPU1は、外部装置より垂直同期信号を受信すると、先ず、レジストローラクラッチ15をオンさせ、レジストローラ対40を回転させることにより、記録シートを搬送パスP に沿って搬送する。
【0044】
ところで、カートリッジ41には感光ドラム42があり、図2に示す紙面に対して反時計回りに回転している。感光ドラム42はその周辺に配置されている一次帯電ローラ43により先ず均一に帯電される。44は外部装置から送出されてきた画像信号により変調されたレーザ光を発する半導体レ−ザであり、既に規定回転数に制御されて回転しているポリゴンミラー45に向けてレーザ光が照射され、感光ドラム42上を水平方向に走査しながら潜像を形成する。このようにしてできた潜像は、感光ドラム42の回転に伴い、現像シリンダ46によりトナー現像され、現像された像が転写ローラ47により搬送されてきた記録シート上に転写される。記録シートは、定着ローラ対48によりトナー像が定着されて排紙ローラ対49を通過して、ローラ群50により歪曲が矯正されながら排紙トレイ51に排紙される。
【0045】
図3は、図1に示したCPU1と外部装置との通信コマンドの一例を示す図であり、特に給紙制御に関するコマンドを示す。
【0046】
この図に示されるコード「4AH」は、給紙動作を行う場合はオプションカセット30の記録シートを給紙するように、外部装置が記録装置に対して指示するコマンドに対応する。また、コード「4CH」は標準カセット34の記録シートを給紙するように指示するコマンドに対応する。さらに、「4FH」はマルチパーパストレイとなる前カバー37の記録シートを給紙するように指示するコマンドに対応する。また、「9DH・XXH」はマルチパーパストレイとなる前カバー37から給紙する記録シートの用紙サイズ・種類を外部装置が記録装置に対して指示するコマンドに対応し、サイズはXXHによって示され、そのデータ構成は、例えば図4に示されるように、8ビットの最上位ビットMSBおよび最下位ビットLSBを除く6ビットにより記録シートサイズ・種類コードを指示する構成となっている。
【0047】
以下、図5に示すフローチャートおよび図6に示すタイミングチャートを参照しながら本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御動作について説明する。
【0048】
図5は本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(12)は各ステップを示す。また、初めにRAM1−aには次の給紙制御はどの給紙口に対して行われるかが記憶されている。このRAM1−aの内容は図3に示したオプションカセット給紙指示コマンド,標準カセット給紙指示コマンドまたはマルチパーパストレイ給紙指示コマンドにより変更される。
【0049】
給紙制御がスタートすると、給紙口がどこであるかをRAM1−aの内容から判断し(1)、給紙口がオプションカセットならば、オプション給紙用のクラッチ5をONし(2)、ループ量(たわみ量)8mmに相当するタイマ値TM1をタイマ1−bにセットする(3)。このタイマ値TM1は、オプションカセットから給紙している時に、レジスト前センサ14にて用紙先端を検知したタイミングT2(図6の(a)参照)からオプションカセット給紙用のクラッチ5をOFFする(タイミングT3)まで時間である。
【0050】
一方、ステップ(1)の判定で、給紙口が標準カセットならば、標準カセット用のクラッチ9をONし(4)、ループ量(たわみ量)8mmに相当するタイマ値TM2をタイマ1−bにセットする(5)。このタイマ値TM2は、標準カセットから給紙している時に、レジスト前センサ14にて用紙先端を検知したタイミングT2(図6の(a)参照)から標準カセット給紙用のクラッチ9をOFFする(タイミングT3)まで時間である。なお、標準カセット給紙の給紙スピードは、オプションカセット給紙に比べて遅いので、タイマ値TM2はタイマ値TM1より大きく設定されている。
【0051】
一方、ステップ(1)の判定で、給紙口がマルチパーパストレイならば、図6の(b)に示すタイミングT4でプレートリフタ13をONし(6)、さらにマルチパーパストレイ用のクラッチ12をONし(7)、ループ量(たわみ量)8mmよりも少ないループ量(たわみ量)6mmに相当するタイマ値TM3をタイマ1−bにセットする(8)。このタイマ値TM3は、マルチパーパストレイから給紙している時に、レジスト前センサ14にて用紙先端を検知したタイミングT5(図6の(b)参照)からオプション給紙用のクラッチ5をOFFする(タイミングT6)まで時間である。なお、MPT給紙の給紙スピードは、標準カセット給紙の給紙スピードと同速度なので、タイマ値TM3はタイマ値TM2より小さく設定されている。
【0052】
次いで、レジスト前センサ14の配設位置に各給紙口から給送されたいずれかの記録シートが到達したかどうかを判定し(9) 、記録シートの先端を検知したら、既に値をセットしてあるタイマ1ーbをスタートさせ(10)、タイマがターミネートしたら(11)、ステップ(2) ,(4) ,(7) でON状態に設定したいずれかの給紙クラッチをOFFし(12)、処理を終了する。
【0053】
以下、図7に示すフローチャートおよび図6に示すタイミングチャートを参照しながら本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御およびジャム検出制御動作について説明する。
【0054】
図7は本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御およびジャム検出制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(21)は各ステップを示す。また、初めにRAM1−aには次の給紙制御はどの給紙口に対して行われるかが記憶されている。このRAM1−aの内容は図3に示したオプションカセット給紙指示コマンド,標準カセット給紙指示コマンドまたはマルチパーパストレイ給紙指示コマンドにより変更される。
【0055】
給紙制御がスタートすると、給紙口がどこであるかをRAM1−aの内容から判断し(1)、給紙口がオプションカセット30ならば、タイマ1−cにタイマ値TMN1をセットする(2)。タイマ値TMN1は、オプションカセット30から給紙された用紙がレジストローラ40に到達するでに要する時間に、途中の搬送パスのバラツキ,給紙ローラ32,搬送ローラ33でのスリップによるロスタイム,レジスト前センサ14の応答時間の最悪値を加算した値に相当する。
【0056】
次いで、オプション給紙用のクラッチ5をONするとともに(3) 、タイマ1−cの計時を開始し(4) 、ループ量(たわみ量)8mmに相当するタイマ値TM1をタイマ1−bにセットする(5) 。このタイマ値TM1は、オプションカセット30から給紙している時に、レジスト前センサ14にて用紙先端を検知したタイミングT2(図6の(a)参照)からオプションカセット給紙用のクラッチ5をOFFする(タイミングT3)までの時間である。
【0057】
一方、ステップ(1)の判定で、給紙口が標準カセットならば、タイマ1−cにタイマ値TMN2をセットする(6)。なお、タイマ値TMN2は、標準カセット34から給紙された用紙がレジストローラ40に到達するでに要する時間に、途中の搬送パスのバラツキ,給紙ローラ3でのスリップによるロスタイム,レジスト前センサ14の応答時間の最悪値を加算した値に相当する。
【0058】
次いで、標準カセット用のクラッチ9をONするとともに(7) 、タイマ1−cの計時を開始し(8) 、ループ量(たわみ量)8mmに相当するタイマ値TM2をタイマ1−bにセットする(9) 。このタイマ値TM2は、標準カセットから給紙している時に、レジスト前センサ14にて用紙先端を検知したタイミングT2(図6の(a)参照)から標準カセット給紙用のクラッチ9をOFFする(タイミングT3)までの時間である。なお、標準カセット給紙の給紙スピードは、オプションカセット給紙に比べて遅いので、タイマ値TM2はタイマ値TM1より大きく設定されている。
【0059】
一方、ステップ(1)の判定で、給紙口がマルチパーパストレイ37ならば、図6の(b)に示すタイミングTM4でプレートリフタ13をONし(10)、タイマ1−cにタイマ値TMN3をセットする(11)。なお、タイマ値TMN3は、マルチパーパストレイ37から給紙された用紙がレジストローラ40に到達するでに要する時間に、途中の搬送パスのバラツキ,給紙ローラ39でのスリップによるロスタイム,レジスト前センサ14の応答時間の最悪値を加算した値に相当する。
【0060】
次いで、マルチパーパストレイ用のクラッチ12をONし(12)、タイマ1−cの計時を開始し(13)、ループ量(たわみ量)8mmよりも少ないループ量(たわみ量)6mmに相当するタイマ値TM3をタイマ1−bにセットする(14)。このタイマ値TM3は、マルチパーパストレイから給紙している時に、レジスト前センサ14にて用紙先端を検知したタイミングT5(図6の(b)参照)からオプション給紙用のクラッチ5をOFFする(タイミングT6)までの時間である。なお、MPT給紙の給紙スピードは、標準カセット給紙の給紙スピードと同速度なので、タイマ値TM3はタイマ値TM2より小さく設定されている。
【0061】
次いで、タイマ1−cの計時終了を判定し(15)、終了していなければレジスト前センサ14の配設位置に各給紙口から給送されたいずれかの記録シートが到達したかどうかを判定し(16)、記録シートの先端を検知したら、既に値をセットしてあるタイマ1ーbをスタートさせ(17)、タイマがターミネートしたら(18)、ステップ(3) ,(7) ,(12)でON状態に設定したいずれかの給紙クラッチをOFFし(19)、ステップ(15)に戻る。
【0062】
一方、ステップ(15)の判定でYESの場合は、レジスト前センサ14に用紙が到達しているかどうかを判定し(20)、OFFならばジャムと判別し、装置のプリント動作を停止させるジャム処理を実行し(21)、処理を終了し、ONならばそのまま給紙プログラムから抜ける。
【0063】
上記実施例では各給紙口により給紙する記録シートに設定するループ量および給紙ジャム検知タイマ値を切り換える場合について説明したが、特にマルチパーパストレイから給紙する記録シートの種類は、普通紙,葉書,封筒等があり、厚さもまちまちであり、図8の(a),(b)に示すようにレジストローラ対40の配設位置への突き当て状態、すなわち未到達量差が厚みが増すごとに大きくなる。さらに、給紙ローラ39でのスリップの程度も異なり、レジストローラ対40に到達するまでに要する時間のバラツキが増し、普通紙用にセットしたタイマ値TMN3では正常給紙をジャムと判断する場合がある。
【0064】
図8の(a)は記録シートの種類が、普通紙の場合のレジストローラ40の配設位置への突き当て状態を示し、(b)は記録シートの種類が、封筒の場合のレジストローラ40の配設位置への突き当て状態を示す。また、葉書,封筒は郵送を目的としているため、一般にこしが強く普通紙と同じループ量では蛇腹状に折れ曲がってしまうことがある。
【0065】
具体的には、上記図5に示したフローチャートのステップ(1)の判定でマルチパーパストレイの場合に、MPT給紙紙サイズ・種類指示コマンドにより指示された紙サイズおよび種類に基づきループ量を制御し、すなわち紙サイズコードから記録シートが普通紙であるのか葉書または封筒であるのかを判別し、前者ならばループ量6mm、後者ならばならばループ量3mmとなるようなタイマ値をタイマ1−bにセットする。このように、上記ループ量を制御することにより葉書や封筒が蛇腹状に折れ曲がってしまうこと避けることができる。また、ジャム検知用のタイマ値TMN1〜3は普通紙で到達遅れを20mm見込むとすると、葉書,封筒では2〜3倍の40mm〜60mm相当分のれまで対応できるようなタイマ値TMN3(MPT給紙時)をセットする。
【0066】
なお、上記実施例では各給紙口から給紙される記録シートの種類または給紙口先の相違により給送する記録シートのループ量を可変設定する場合について説明したが、同一サイズの普通紙の記録シートであっても、使用する各国毎にその厚みが異なる場合がある。この厚みの差が図8に示したレジストローラ40への未到達量に反映されてしまうので、記録装置の仕向地別に記録シートの厚みの別を指定できるように構成し、仕向地別に記録シートの厚みの差によるレジストレーションずれを防止できるように構成しても良い。
【0067】
具体的には、図9に示すように記録シートの厚み状態を指定するジャンパ線24を設け、ジャンパ線24の切断状態を本体CPU1に通知するにより、例えばジャンパ線24の切断されている場合は使用される用紙が厚みがあるものとして上記ステップ(1)の判定でカセット給紙の際に設定されるループ量を7mmに設定し、ジャンパ線24の接続されている場合は使用される用紙が薄いものとして上記ステップ(1)の判定でカセット給紙の際に設定されるループ量を8mmに設定し、仕向地の相違による不具合を解消することができる。これと同時に、ジャム検知用タイマ値TMN1〜TMN3もジャンパ線24の切断時は、用紙遅れ40mm相当に設定し、ジャンパ線24の接続時には用紙遅れ20mm相当に設定する。
【0068】
以下、図10〜図12を参照しながら本発明に係る記録装置における記録シーケンス終了タイミング制御動作について説明する。
【0069】
具体的には、図1に示した印刷装置において、検出手段(レジスト前センサ14)により給紙駆動機構から給送される記録媒体の所定位置通過状態が検出されると、第3のタイマ(タイマ1−d)が所定位置通過からの経過時間の計時を開始し、この第3のタイマの計時状態に基づいて終了制御手段(CPU1)が記録シーケンス終了タイミングを制御することにより、給送される記録媒体の搬送長に左右されることなく、かつ各像記録系または記録媒体駆動形に負荷または損傷を与えることのない最適なタイミングで記録シーケンスを終了することを可能とする。
【0070】
また、検出手段(レジスト前センサ14,排紙部センサ18)により給紙駆動機構から給送される記録媒体の所定位置通過状態が検出されると、第3のタイマ(タイマ1−d)が所定位置通過からの経過時間の計時を開始し、この第3のタイマの計時状態に基づいて排紙制御手段(CPU1)が記録媒体の自動排紙シーケンスを制御することにより、給送される記録媒体の搬送長に左右されることない最適なタイミングで滞留する記録媒体の排出を完了できるとともに、自動排出ジャム検出を行うことを可能とする。
【0071】
図10は本発明に係る記録装置における記録シーケンス終了を判定するためのデータテーブルの一例を示す図であり、図1に示したCPU1のROMに記憶されている。
【0072】
この図に示すように、ROM上には図1に示したタイマ1−dが計時するタイマ値TMC1〜TMC8が格納されている。なお、タイマ値TMC1〜TMC8の値は後述する。
【0073】
図11は本発明に係る記録装置における記録シーケンスを説明するタイミングチャートである。
【0074】
図12は本発明に係る記録装置における記録シーケンス終了タイミング制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示す。
先ず、上述した給紙制御をスタートして(1)、給紙制御が終了すると(2)、図1に示すタイミングで垂直同信号を外部装置に対して要求する垂直同期信号要求を送出し(3)、外部装置より垂直同期信号が入力されると(4)、当該垂直同期信号要求を解除する(5)。また、直ちに、タイマ1−dを「0」からスタートする(6)。タイマ1−dは順次カウントアップされるが、タイマ1−dのタイマ値がTMC1に到達すると(7)、レジストクラッチ15がONされることにより、レジストローラ対40の駆動が開始される(8)。さらに、タイマ1−dの値がTMC2に到達すると(9)、潜像形成が開始される(10)。この潜像形成は、前述のように感光ドラム42の回転制御,高圧回路ブロック16の制御,レーザユニット21中のレーザ44やポリゴンミラー45の回転制御等により実行される。
【0075】
この後、レジスト前センサ14によるプリント用紙の通過状態をチェックし(11)、用紙の後端がレジスト前センサ14の検知位置を通過すると、タイマ1−dを「0」から再びスタートする(12)。タイマ1−dの値がTMC3に到達すると(13)、潜像形成処理を終了させ(14)、さらにタイマ1−dの値がTMC4に到達すると(15)、レジストローラクラッチ15がオフされることにより、レジストローラ対40の駆動が終了される(16)。なお、本実施例では上記タイマ値TMC3は、レジスト前センサ14による用紙後端検知タイミングから用紙後端から余白部の2mm分先端側によった位置に対応する感光ドラム42上の位置において潜像が形成されるタイミングまでの時間に対応している。また、タイマ値TMC4は、レジスト前センサ14による用紙後端検知タイミングから用紙後端がレジストローラ対40を通過してさらに2mm進むまでの時間に対応している。
【0076】
以下、本発明に係る記録装置における滞留する記録媒体の自動排紙制御動作について説明する。
【0077】
図13は本発明に係る記録装置における滞留する記録媒体の第1の自動排紙制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(12)は各ステップを示す。また、各ステップは記録装置の電源を投入した直後に起動され、電源投入時に装置内に滞留していた記録媒体(用紙)を機外に排出させるためものであり、これを以下自動排紙処理という。
【0078】
先ず、レジスト前センサ14において用紙の有無を検知し(1) 、レジスト前センサ14がONとなったら、レジスト前センサ14の配設位置を含む搬送経路上で自動排紙をスタートする(2) 。自動排紙は、メインモータ19を駆動し、さらにレジストローラクラッチ15をオンすることにより、レジストローラ対40をも駆動することにより行われる。また、自動排紙のスタートとともに、直ちにタイマ1−dも「0」よりスタートする(3) 。ステップ(2) において、スタートした自動排紙中には、レジスト前センサ14により用紙の通過状態が常に監視され(4) 、もし通過したなら、すなわち用紙の後端がレジスト前センサ14により検出されたら、ステップ(9) 移行に進む。ただし、タイマ1−dの値がタイマ値TMC5に到達するまでに用紙の後端が通過できない場合(5) 、自動排紙をストップし(6) 、ジャムが発生したものとして処理される。なお、本実施例において、上記タイマ値TMC5は、用紙先端がレジストローラ対40に当接している長さ432mmの用紙がレジストローラ対40の駆動により搬送され始めてから、レジスト前センサ14が用紙の有無を検知している位置を用紙後端が通過してさらに30mm進むまでの時間に対応している。
【0079】
ところで、ステップ(1) の判定で、用紙が検出されなかった場合には、排紙部センサ18においても用紙の検知が行われる(7) 。ここで、用紙有りとなると、自動排紙処理をスタートさせると同時に(8) 、タイマ1−dを「0」よりスタートする(9) 。なお、ステップ(4) によりステップ(9) に移行した場合も、タイマ1−dを「0」よりスタートする。
【0080】
次いで、タイマ1−dの値が上記タイマ値TMC6に到達するのを待機する(10)。なお、本実施例において、上記タイマ値TMC6は、自動排紙処理がなされている用紙の後端がレジスト前センサ14において通過を検知してから図1に示したローラ群50の配設位置を通過するまでの時間に対応する。
【0081】
このようにして、タイマ1−dの値が上記タイマ値TMC6に到達したら、自動排紙処理をストップする(11)。そして、この時、排紙部紙センサ18により用紙の有無を検知し(12)、紙有りを検知したら、ジャムとして処理され、紙無しを検知したら、他の処理に移行するためリターンする。なお、上記ステップ(1) ,(7) において、レジスト前センサ14,排紙部紙センサ18がともにOFFの場合も同様にリターンする。
【0082】
なお、上記図1に示すフローでは、排紙部紙センサ18がタイマ1−dによるタイマ値TMC6経過後における排紙部紙センサ18の用紙有無により排紙部ジャムを検出する場合について説明したが、搬送状態によっては、排紙部紙センサ18が用紙後端を検知してから、図1に示したローラ群50の配設位置通過までに、タイマ値TMC6経過を待つことが必ずしも必要ではないという場合もあり、この場合はその分の処理時間が不当に長くなる。
【0083】
そこで、図14に示すように、図13に示したステップ(9) 移行の処理を変更することによりその不具合を解消するように構成しても良い。
【0084】
図14は本発明に係る記録装置における滞留する記録媒体の第2の自動排紙制御手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(14)は各ステップを示す。また、各ステップは記録装置の電源を投入した直後に起動されるものである。なお、ステップ(1)〜(8)は上記図13と同様なので説明を省略する。
【0085】
ステップ(9)において、タイマ1−dを0からスタートし、排紙部紙センサ18が用紙を検知している間に(10)、タイマ値TMC7に到達してしまった場合には(11)、ステップ(6)に移り、ジャムが発生したものとして処理する。
【0086】
なお、本実施例において、上記タイマ値TMC7は、ステップ(2)において、自動排紙処理がなされている用紙の後端がレジスト前センサ14において通過が検知されてから排紙部紙センサ18において通過が検知された後、さらに30mm搬送されるまでの時間に対応する(TMC6と同様である)
【0087】
一方、タイマ1−dの値がタイマ値TMC7に到達する前に用紙後端が排紙部紙センサ18により通過が検知された場合は、タイマ1−dを再び0からスタートし(12)、この値がタイマ値TMC8になるのを待って(13)、自動排紙処理を終了する(14)。
【0088】
なお、本実施例において、上記タイマ値TMC8は、用紙後端が排紙部紙センサ18の検知位置を通過してから、ローラ群50を通過するまでの時間に対応する。
【0089】
また、上記実施例では電源ON後の自動排紙処理について説明したが、プリン実行中に、排紙部滞留ジャム検知手順を実行することにより、搬送経路出口における滞留ジャムを検知するタイミングを容易に設定することができる。さらに、プリント用紙の長さが既知の場合は、プリント動作中、排紙部紙センサ18で用紙先端の通過を検知したことをトリガとし、排紙部滞留ジャム検知のタイマをスタートさせる構成でっても良く、この場合、タイマでカウントする時間は、用紙の長さと余裕(例えば30mm)分だけ搬送させるのに必要な時間となる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1のモードを選択することにより、カセット給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記カセット給紙機構に対して定められた第1ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、レジストローラの付近であって且つレジストローラの上流となる位置で記録媒体の先端が検出されてから第1計時時間を計時したときに前記カセット給紙機構の駆動を停止させることができ、なおかつ第2のモードを選択することにより、手差し給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記手差し給紙機構に対して定められた第2ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、前記第2計時手段が前記レジストローラの付近であって且つレジストローラの上流となる位置で記録媒体の先端が検出されてから前記第1計時時間よりも短い第2計時時間を計時したときに前記手差し給紙機構の駆動を停止させることができる。
【0095】
また、電源の投入時に前記検出手段が記録媒体を検出したとき、自動排紙シーケンスを実行する自動排紙制御手段であって、前記自動排紙シーケンス実行中の前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングに基づいて、前記自動排紙シーケンスを制御する自動排紙制御手段を具備したので、滞留する記録媒体の除去を容易にすることができる。
【0096】
さらに、排紙部近傍で記録媒体の有無を検出する排紙検出手段と、搬送ジャムが発生したことを判定する搬送ジャム判定手段とを有し、前記自動排紙制御手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間後に、前記自動排紙シーケンスを終了させるとともに、前記搬送ジャム判定手段は、前記自動排紙シーケンスを終了したときに前記排紙検出手段が記録媒体を検出している場合に搬送ジャムが発生したことを判定するので、最適なタイミングで滞留する記録媒体のジャムを検知することができ、除去が困難な箇所への記録媒体の侵入を防止することができる。
【0097】
さらに、排紙部近傍で記録媒体の有無を検出する排紙検出手段であって、記録媒体の有から無への変化を検出することにより記録媒体の後端を検出可能な排紙検出手段と、搬送ジャムが発生したことを判定する搬送ジャム判定手段とを有し、前記自動排紙制御手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間経過前に前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出した場合、前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出した所定時間後に前記自動排紙シーケンスを終了させ、前記搬送ジャム判定手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間を経過しても前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出しない場合に搬送ジャムが発生したことを判定するので、最適なタイミングで排紙部近傍での記録媒体のジャムを検知することができ、記録媒体の除去を容易にすることができる。
【0098】
従って、給送される記録媒体の材質やサイズに関わらず、給送異常発生を個別的に監視しながら記録媒体を最適な状態で給送できるとともに、任意長さの記録媒体に対する給送または搬送駆動系の停止タイミングおよび画像記録処理の停止タイミングを個別的に決定できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す記録装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した記録装置の機械構成の一例を説明する断面図である。
【図3】図1に示したCPUと外部装置との通信コマンドの一例を示す図である。
【図4】本発明の記録装置における所定通信コマンドのビット構成を説明する図である。
【図5】本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御動作タイミングを説明するタイミングチャートである。
【図7】本発明に係る記録装置における記録シートのループ設定制御および給送ジャム検出制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図2に示したレジストローラ対への記録シートの突き当て状態を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す記録装置のループ量指定回路の一例を示す回路ブロック図である。
【図10】本発明に係る記録装置における記録シーケンス終了または自動排紙シーケンス終了を判定するためのデータテーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明に係る記録装置における記録シーケンスを説明するタイミングチャートである。
【図12】本発明に係る記録装置における記録シーケンス終了タイミング制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る記録装置における滞留する記録媒体の第1の自動排紙制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る記録装置における滞留する記録媒体の第2の自動排紙制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】この種の記録装置における給紙機構の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
CPU
1−a RAM
1−b タイマ
1−c タイマ
1−d タイマ
2 オプション給紙機構
6 標準カセット給紙機構
10 マルチパーパス給紙機構
14 レジスト前センサ

Claims (4)

  1. カセットに収納された記録媒体を給紙するカセット給紙機構と、
    手差しされた記録媒体を給紙する手差し給紙機構と、
    これらの給紙機構から給送される記録媒体の有無をレジストローラの付近であって且つレジストローラの上流となる位置で検出する検出手段であって、記録媒体の無から有及び有から無への変化を検出することにより記録媒体の前端及び後端を検出可能な検出手段と、
    これらの給紙機構により記録媒体が給紙開始されてからの経過時間を計時する第1計時手段と、
    前記検出手段が記録媒体を検出することなく、前記第1計時手段が第1ジャム判定時間又は第2ジャム判定時間を計時したとき、給送ジャムが発生したものと判定する給送ジャム判定手段と、
    前記検出手段により記録媒体の先端が検出されてからの経過時間を計時する第2計時手段と、
    給送している記録媒体が前記レジストローラに突き当たった位置で停止するように、前記第2計時手段の計時時間に基づいて前記給紙機構の駆動を停止させる駆動制御手段と、
    前記検出手段により記録媒体の後端が検出されてからの経過時間を計時する第3計時手段と、
    前記第3計時手段が所定時間を計時したときに記録シーケンス終了動作を行わせる終了制御手段と、
    を具備し、
    前記カセット給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記給送ジャム判定手段は前記カセット給紙機構に対して定められた第1ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、前記第2計時手段が前記検出手段により記録媒体の先端が検出されてから第1計時時間を計時したときに前記駆動制御手段が前記カセット給紙機構の駆動を停止させる第1のモードと、
    前記手差し給紙機構から記録媒体を給紙するとともに、前記給送ジャム判定手段は前記手差し給紙機構に対して定められた第2ジャム判定時間に基づいて給送ジャムの判定を行い、給送ジャムと判定されなかった場合、前記第2計時手段が前記検出手段により記録媒体の先端が検出されてから前記第1計時時間よりも短い第2計時時間を計時したときに前記駆動制御手段が前記手差し給紙機構の駆動を停止させる第2のモードと、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. さらに、電源の投入時に前記検出手段が記録媒体を検出したとき、自動排紙シーケンスを実行する自動排紙制御手段であって、前記自動排紙シーケンス実行中の前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングに基づいて、前記自動排紙シーケンスを制御する自動排紙制御手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. さらに、排紙部近傍で記録媒体の有無を検出する排紙検出手段と、
    搬送ジャムが発生したことを判定する搬送ジャム判定手段とを有し、
    前記自動排紙制御手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間後に、前記自動排紙シーケンスを終了させるとともに、前記搬送ジャム判定手段は、前記自動排紙シーケンスを終了したときに前記排紙検出手段が記録媒体を検出している場合に搬送ジャムが発生したことを判定することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. さらに、排紙部近傍で記録媒体の有無を検出する排紙検出手段であって、記録媒体の有から無への変化を検出することにより記録媒体の後端を検出可能な排紙検出手段と、
    搬送ジャムが発生したことを判定する搬送ジャム判定手段とを有し、
    前記自動排紙制御手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間経過前に前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出した場合、前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出した所定時間後に前記自動排紙シーケンスを終了させ、前記搬送ジャム判定手段は、前記検出手段による記録媒体の後端の検出タイミングから所定時間を経過しても前記排紙検出手段が記録媒体の後端を検出しない場合に搬送ジャムが発生したことを判定することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
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