JP4893111B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

この発明は、コンバインに関するものである。
従来より、走行装置を有する機体の一側に脱穀装置を設け、該脱穀装置の横側に穀粒貯留装置を設け、該穀粒貯留装置の前側に操縦部を設けたコンバインにおいては、前記穀粒貯留装置を、該穀粒貯留装置の後側に設置した穀粒排出装置の揚穀部よりも前側に配置して構成している。
また、コンバイン作業において、収穫された穀粒は穀粒貯留装置へ一時的に貯留されるが、この穀粒貯留装置が満杯になると、収穫作業を中断して、圃場脇に待機する運搬車の荷台へ穀粒を排出せねばならない。このような穀粒排出作業が頻繁に行なわれると、収穫作業の能率が低下してしまう。
そこで、特許文献1に示すように、穀粒貯留装置の前部を前方へ膨出させて、この穀粒貯留装置の容量を拡大しようとする技術が実施されている。
特許第3743940号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、穀粒貯留装置の前部を、操縦部のエンジンカバーとの干渉を避けるべく、該エンジンカバーの上側に重合するように膨出させねばならない。このため、穀粒貯留装置の前部におけるエンジンカバーよりも高い部分しか前方へ膨出させることができず、結果として、穀粒貯留装置の容積を大きく拡大することはできない。
また、このようにエンジンカバーよりも高い部分を膨出させた場合、この穀粒貯留装置に穀粒が充填されて重量が増すと、機体の重心位置が高くなって機体が不安定になったり、重心位置が前方へ移動して、機体の前部に設ける刈取装置が圃場面に突っ込み易くなる欠点がある。
また、穀粒貯留装置の前部を大きく前方へ膨出させた場合、エンジンカバーの前側に設置される操縦席に近付き、該操縦席に着座した操縦者の頭部等に干渉し易くなって、操縦部の居住性を阻害する欠点がある。
この発明は、上述の如き課題を解決するために、次のような技術的手段を講じる。
即ち、請求項1に記載の発明は、走行装置(1)を有する機台フレーム(2)の前部一側に操縦部(3)を搭載し、機台フレーム(2)における操縦部(3)の後側の部位に穀粒排出装置(43)を備えた穀粒貯留装置(4)を搭載し、機台フレーム(2)における穀粒貯留装置(4)の横側の部位に脱穀装置(5)を搭載し、該脱穀装置(5)の前側に刈取装置(6)を昇降自在に設け、脱穀装置(5)の後側には排藁処理装置(7)を設けたコンバインにおいて、前記機台フレーム(2)上における排藁処理装置(7)よりも前方の位置に、平面視で四角形状の受樋(35)を設置し、該受樋(35)の上縁部に、下端部を開放した合成樹脂製の上部タンク(37)の下縁部を着脱自在に嵌合させて前記穀粒貯留装置(4)を構成し、前記上部タンク(37)後部の機体内側の部分に、機体平面視でL字形状に屈曲した段部を形成し、該段部の隅部に穀粒排出装置(43)の揚穀筒(44)を位置させて、上部タンク(37)後部の機体外側の部分を該揚穀筒(44)に対して機体側面視で重合する位置にまで後方へ膨出させ、該上部タンク(37)の後部上面を後下がり傾斜面に形成すると共に、上部タンク(37)の後部下面は穀粒の安息角以上に急傾斜した後上がり傾斜面に形成し、前記機台フレーム(2)の後部上面から支持フレーム(53)を立ち上げ、該支持フレーム(53)の上端部に取り付けた揚穀筒ホルダー(54)によって揚穀筒(44)の上部外周を回転自在に支持し、前記支持フレーム(53)の上端後部に、コ字形状に屈曲した作業機支持フレーム(55)の上端部を固定し、該作業機支持フレーム(55)の下端部を支持フレーム(53)の下側後部に固定し、該作業機支持フレーム(55)において上下方向に直線状を呈した部分の下部に作業機開閉支持ステー(56,56)を設け、該作業機開閉支持ステー(56,56)に排藁処理装置(7)を側方回動可能に軸支し、前記作業機支持フレーム(55)において上下方向に直線状を呈した部分の上部には上部タンク開閉支持ステー(62,62)を設け、前記上部タンク(37)の後端部に固定した上部タンク支持ステー(60,60)を機体前後方向に沿う姿勢から機体左右方向に沿う姿勢に屈曲させ、該上部タンク支持ステー(60,60)の端部を前記上部タンク開閉支持ステー(62,62)に外側方へ回動自在に軸支したことを特徴とするコンバインとしたものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記上部タンク(37)後部の機体外側の部分を排藁処理装置(7)に対して機体側面視で重合する位置まで後方へ膨出させ、該上部タンク(37)後部の機体外側部分の上面における最後部の位置を、排藁処理装置(7)の上面の位置と略同じ高さに設置すると共に、該上部タンク(37)後部の機体外側部分の上面における最前部の位置を、排藁処理装置(7)の上面の位置よりも高い位置に設置したことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記上部タンク(37)の後部下面の下方に形成される空間に、揚穀筒(44)を揚穀螺旋軸中心に回動させる旋回用電動モータ(48)を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバインとしたものである。
請求項1に記載の発明によると、上部タンク(37)後部の機体内側の部分にL字形状に屈曲した段部を形成し、この段部の隅部に穀粒排出装置(43)の揚穀筒(44)を位置させて、上部タンク(37)後部の機体外側の部分をこの揚穀筒(44)に対して機体側面視で重合する位置まで後方へ膨出させたことにより、穀粒貯留装置(4)の容積を拡大してコンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。また、機体の重心位置の前方への移動を少なくして刈取装置(6)が圃場面に突っ込むような不具合を少なくすることができるうえに、例えば機体が転倒しても、揚穀筒(44)によって上部タンク(37)の後方及び機体内側への移動を阻止して、穀粒貯留装置(4)からの穀粒の洩れを防止することができる。
そして、上部タンク(37)の後部上面を後下がり傾斜面に形成すると共に、上部タンク(37)の後部下面は穀粒の安息角以上に急傾斜した後上がり傾斜面に形成することで、この後上がり傾斜面の下方の空間にバッテリーや燃料タンク等の機器を配置することができ、上部タンク(37)を装着した状態でも、このバッテリーや燃料タンク等の機器のメンテナンスを行なうことができる。
また、排藁処理装置(7)と上部タンク(37)を機体外側方へ回動させることができる。
請求項2に記載の発明によると、上記請求項1に記載の発明の効果に加え、上部タンク(37)後部の機体外側の部分を、排藁処理装置(7)に対して機体側面視で重合する位置まで後方へ膨出させ、この上部タンク(37)後部の機体外側部分の上面における最後部の位置を、排藁処理装置(7)の上面の位置と略同じ高さに設置すると共に、上部タンク(37)後部の機体外側部分の上面における最前部の位置を、排藁処理装置(7)の上面の位置よりも高い位置に設置することで、穀粒貯留装置(4)の容積を大きくしながらも、操縦部(3)に搭乗した作業者の後方視界を妨げにくくすることができる。
請求項3に記載の発明によると、上記請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、後上がりに急傾斜した上部タンク(37)の後部下面の下方に形成される空間に、旋回用電動モータ(48)を配置することで、上部タンク(37)を装着した状態でも、この旋回用電動モータ(48)のメンテナンスを行なうことができる。
この発明におけるコンバインの実施の形態を、自脱型のコンバインを例示して説明する。
図1、図3に示すように、このコンバインは、走行装置1の上側に機台フレーム2を搭載し、該機台フレーム2の前部一側に操縦部3を搭載し、機台フレーム2における操縦部3の後側に穀粒貯留装置4を搭載し、機台フレーム2における穀粒貯留装置4の横側に脱穀装置5を搭載し、該脱穀装置5の前側に刈取装置6を昇降自在に設け、脱穀装置5の後側に排藁処理装置7を設けて構成する。
前記走行装置1は、機台フレーム2上に搭載したエンジン8の駆動力を静油圧式無段変速装置を介して変速するミッションケース10と、該ミッションケース10によって駆動される左右の駆動スプロケット9,9と、前記機台フレーム2の下部から斜め下方に延びる前後左右のフレームフット11,11の下端部に連結した転輪フレーム12,12に軸支した複数の転輪13,13とにわたって無端帯であるクローラ14,14を巻き掛けて構成する。
前記操縦部3には、前記エンジン8を包囲するように設けた開閉自在のエンジンカバー15と、該エンジンカバー15の上面に取り付けた座席16と、該エンジンカバー15の上面側において前記座席16の後側に露出させて設けたエアクリーナ17と、前記エンジンカバー15の前側に空間を置いて立設したフロントポスト18と、該フロントポスト18の上面側に立設した操向レバー19と、該操向レバー19の側部から起立して門型に屈曲させて設けたハンドル20と、前記フロントポスト18の外側面に回動自在に設けた駐車ブレーキ解除レバー21と、前記フロントポスト18の機体内側端部に続いて座席16の側部へ配置した側部操作パネル22と、該側部操作パネル22に立設した主変速レバー23及び副変速レバー24及びスロットルレバー25と排藁処理装置切換レバー(図示省略)と排出オーガの旋回操作レバー(図示省略)とを設ける。前記操向レバー19はミッションケース10内に設ける左右のサイドクラッチを択一的に遮断してこの側の駆動スプロケット9の駆動を停止させて機体を操向するように連繋する。前記主変速レバー23はミッションケース10に設ける静油圧式無段変速装置を変速操作するように連繋し、前記副変速レバー24はミッションケース10内に設ける副変速ギヤの噛み合いを切り換え操作するように連繋する。
前記刈取装置6は、機台フレーム2上に上下回動自在に軸着した主フレーム26と、該主フレーム26と機台フレーム2側との間にわたって設けて主フレーム26を上下回動させる油圧シリンダ27と、前記主フレーム26の先端部側に平行リンク機構を介して左右移動自在に支持した刈取フレーム28と、該刈取フレーム28に取り付けた分草体29及び引起装置30及び刈刃装置31及び掻込搬送装置32と、刈取穀稈を後方の脱穀装置5に供給する供給搬送装置33とから構成する。
前記脱穀装置5は、扱胴(図示省略)を内装し後側に排藁搬送装置(図示省略)を備えた上側の扱室5aと、揺動棚及び唐箕及び一番螺旋及び二番螺旋(いずれも図示省略)を内装した下側の選別室5bと、前記供給搬送装置33から刈取穀稈を引き継いで扱室5aに供給するフィードチェン34とから構成する。
前記排藁処理装置7は、前記脱穀装置5における排藁搬送装置によって搬送されてくる脱穀後の排藁を細断して圃場に放出する排藁カッターである。尚、この排藁カッターの後側に排藁結束装置を設けてもよい。
前記穀粒貯留装置4は、機台フレーム2上における排藁処理装置7よりも前方位置に、平面視四角形状の鉄板製の受樋35を設置し、該受樋35内の左右中央部に前後方向の底部搬送螺旋36を駆動回転自在に設け、該受樋35の上縁部及び該上縁部に形成した載置面に、合成樹脂製の上部タンク37の下縁部を着脱自在に嵌合させて構成する。このように上部タンク37を受樋35に装着した状態で、該上部タンク37の穀粒投入口38に、脱穀装置5の一番螺旋に連通した一番揚穀筒39上端部の吐出口40を連通させ、該一番揚穀筒39側と上部タンク37側とを、穀粒投入口38と吐出口40との連通部近傍においてノブボルト41,41によって締結固定する。42は、前記底部搬送螺旋36の突出端部に取り付けた入力プーリであり、操縦部3に設ける排出クラッチレバーの操作により、エンジン8の駆動力が入力される。
また、前記穀粒貯留装置4には、穀粒排出装置43を設ける。該穀粒排出装置43は、前記底部搬送螺旋36の後方突出端部から連動する揚穀螺旋(図示省略)を内装した揚穀筒44と該揚穀筒44の上端部に連通して揚穀螺旋から連動される排出螺旋(図示省略)を内装した排出筒45とから構成する。前記受樋35の後壁外面側にL字形状の基部筒体46を取り付け、該基部筒体46の上面に前記揚穀筒44の下端面を載置し、該揚穀筒44の下端部外周にギヤ47を設け、該ギヤ47に対して、前記基部筒体46側に固定した旋回用電動モータ48の出力ギヤ49を噛み合わせる。これにより、前記旋回用電動モータ48を操縦部3に設ける旋回操作レバーの操作によって駆動させると、前記基部筒体46に対して揚穀筒44が揚穀螺旋軸中心に回動し、該揚穀筒44の上端部に連通した排出筒45が旋回する。尚、前記排出筒45は、揚穀筒44の上端部に上下回動自在に連通した基部排出筒45aと、該基部排出筒45aに対して長手方向に摺動自在に嵌合した先端部排出筒45bとから構成し、該先端部排出筒45bを基部排出筒45aに対して摺動駆動する伸縮駆動機構50を設けて構成する。尚、前記先端部排出筒45bの内部には、短く分割された螺旋単体を六角軸に摺動自在且つ駆動可能に嵌合して設け、該螺旋単体どうしの間隔を変更自在に構成する。これにより、排出筒45を伸縮調節自在に構成するものである。
しかして、図2に示すように、前記上部タンク37は、該上部タンク37の下端部を開放し、該上部タンク37の上端部に点検口及び該点検口を開閉する点検蓋51を備え、該上部タンク37における機体奥側の上部側面に前記穀粒投入口38を開口し、該上部タンク37の前側上部をエンジンカバー15の上側へ膨出させて該膨出部の下側空間に前記エアクリーナ17を配置できるように形成し、該上部タンク37の後部の外側部を前記揚穀筒44に側面視で重合させながら更に後方の排藁処理装置7に側面視で重合する位置まで膨出させて、合成樹脂のブロー成形によって一体成形して構成する。これにより、該上部タンク37は、平面視において後部の機体奥側の部分がL字形状の段部を有し、該L字形状に屈曲した段部の隅部に、前記揚穀筒44が位置することとなる。これにより、例えば機体が転倒しても、揚穀筒44によって上部タンク37の後方及び機体奥側への移動を阻止して、穀粒貯留装置4からの穀粒の洩れを防止することができる。また、図6に示すように、前記受樋35の底部搬送螺旋36は、上部タンク37における揚穀筒44に側面視で重合する部分よりも、機体奥側に配置される。また、該上部タンク37における後部上面は後下がり傾斜面となり、該上部タンク37における後部下面は穀粒の安息角以上の急傾斜の後上がり傾斜面となって、該後上がり傾斜面の下方空間に、バッテリーや燃料タンク等の機器52や前記旋回用電動モータ48を配置することができる。これにより、上部タンク37の後方膨出部の下方の空間を有効利用でき、また、上部タンク37を外側方へ回動させなくても、狭い場所で、このバッテリーや燃料タンク等の機器52及び旋回用電動モータ48のメンテナンス(バッテリーの液補充や燃料タンクへの燃料補給など)を行うことができる。また、図2に示すように、上部タンク37における後部上面は、最後部の位置が排藁処理装置7の上面位置と略同じ高さであり、最前部の位置が排藁処理装置7の上面位置よりも高い位置に設置される。これにより、穀粒貯留装置4の容積を大きく設定しながらも、操縦部3に搭乗した作業者の後方視界を妨げにくくすることができる。尚、図8に示すように、上部タンク37の下縁部は、受樋35の上部内面に沿うように傾斜面を形成している。
そして、前記機台フレーム2の後部上面から支持フレーム53を立ち上げて設け、該支持フレーム53の上端部に揚穀筒ホルダー54を取り付けて該揚穀筒ホルダー54によって揚穀筒44の上部外周を回転自在に把持して支持する。
また、前記支持フレーム53の上端後部に、コ字形状に屈曲形成した作業機支持フレーム55の上端部を連結固定し、該作業機支持フレーム55の下端部を前記支持フレーム53の下側後部に連結固定する。該作業機支持フレーム55において上下方向に直線状を呈する部分の下側位置には、2つの作業機開閉支持ステー56,56を上下に所定間隔をおいて設け、該作業機開閉支持ステー56,56の先端部に固着した支点ピン57,57に、排藁処理装置7側の支持ステー58,58の先端部に固着した支持ボス59,59を嵌合して、排藁処理装置7を側方回動可能に軸支する。
また、前記上部タンク37の後端部の外面に2本の上部タンク支持ステー60,60のホルダ部を当て、該ホルダ部を上部タンク37の内側からボルト連結して固定する。尚、上部タンク37の後端部の壁の肉厚内には、鋼板を埋め込んでおり、前記ホルダ部のボルト連結部を補強している。そして、前記2本の上部タンク支持ステー60,60は、機体の前後方向に沿う姿勢から機体の左右方向に沿う姿勢に屈曲させており、その前後方向に沿う部分の端部を前記ホルダ部に一体的に設け、その左右方向に沿う部分の端部に支持ボス61,61を固着して設ける。
そして、前記作業機支持フレーム55において上下方向に直線状を呈する部分の上側位置に、2つの上部タンク開閉支持ステー62,62を上下に間隔をおいて設け、該上部タンク開閉支持ステー62,62の先端部に固着した支点ピン63,63に、上部タンク支持ステー60,60の端部に固着した支持ボス61,61を嵌合して、上部タンク37を外側方へ回動自在に軸支する。
以上の構成により、上部タンク37を機体奥側へ回動させて、該上部タンク37の下端部を受樋35の上端部に嵌合させ、該上部タンク37の穀粒投入口38に一番揚穀筒39上端部の吐出口40を連通させ、該一番揚穀筒39側と上部タンク37側とを、穀粒投入口38と吐出口40との連通部近傍においてノブボルト41,41によって締結固定する。これにより、上部タンク37を作業状態に安定して保持することができる。そして、上述の上部タンク37の形状設定により、穀粒貯留装置4の容積を拡大してコンバインによる刈取脱穀作業の能率を向上させることができる。そして、該穀粒貯留装置4内の貯留穀粒量が増加しても、コンバインの機体の重心位置の上昇を少なくして安定した作業走行を行なうことができると共に、機体の重心位置の前方への移動を少なくして刈取装置6が圃場面に突っ込むような不具合を少なくすることができる。
また、図3、図4に示すように、前記ノブボルト41,41を外し、上部タンク37を外側方へ引き出すと、該上部タンク37は上部タンク支持ステー60,60を介して作業機支持フレーム55(支持フレーム53)に支持された状態で、機体外側方へ開放される。
尚、図3、図4に示すように、穀粒貯留装置4の下部外側面を隠すようにカバー64を設ける。該カバー64は、板体を平面視でL字形状に屈曲させて形成し、該カバー64の屈曲後端部内側に支持ステー65,65を固着して、該支持ステー65,65の先端部に支持ボス66,66を固着する。一方、前記作業機支持フレーム55にカバー開閉支持ステー67,67を固着し、該カバー開閉支持ステー67,67に支点ピン68,68を固着して設ける。そして、前記支点ピン68,68に対して支持ボス66,66を嵌合させ、カバー64を機体外側方へ回動自在に軸支する。これにより、該カバー64を開放すれば、前記上部タンク37の回動操作や、バッテリーや燃料タンク等の機器52及び旋回用電動モータ48のメンテナンス(バッテリーの液補充や燃料タンクへの年燃料補給など)を行うことができる。
以上の構成により、排藁処理装置7と上部タンク37とカバー64とを、共通の作業機支持フレーム55に支持することができるため、別々に支持フレームを設ける場合に比較して、構成を簡素化して安価に提供することができる。また、カバー64と上部タンク37とは、共に、穀粒貯留装置4の後側に回動中心を設置しているため、狭い場所でも同時に開放することができる。
また、図4、図7に示すように、上部タンク37内における穀粒投入口38付近の左右両壁間を、連結フレーム69によって連結して該上部タンク37の剛性を高める。そして、該連結フレーム69に案内板70を固着して設け、前記穀粒投入口38から投入される穀粒を該案内板70に衝突させて、上部タンク37における後部の膨出部側へ穀粒を流下案内することができるように構成する。これにより、上部タンク37における後部の膨出部へも穀粒を円滑に充填することができる。
コンバインの側面図である。 コンバインの要部の側面図である。 コンバインの説明用平面図である。 コンバインの要部の説明用平面図である。 コンバインの後方斜視図である。 コンバインの説明用背面図である。 コンバインの要部の後方斜視図である。 穀粒貯留装置の説明用斜視図である。
1 走行装置
2 機台フレーム
3 操縦部
4 穀粒貯留装置
5 脱穀装置
6 刈取装置
7 排藁処理装置
35 受樋
37 上部タンク
43 穀粒排出装置
44 揚穀筒
48 旋回用電動モータ
53 支持フレーム
54 揚穀筒ホルダー
55 作業機支持フレーム
56 作業機開閉支持ステー
60 上部タンク支持ステー
62 上部タンク開閉支持ステー

Claims (3)

  1. 走行装置(1)を有する機台フレーム(2)の前部一側に操縦部(3)を搭載し、機台フレーム(2)における操縦部(3)の後側の部位に穀粒排出装置(43)を備えた穀粒貯留装置(4)を搭載し、機台フレーム(2)における穀粒貯留装置(4)の横側の部位に脱穀装置(5)を搭載し、該脱穀装置(5)の前側に刈取装置(6)を昇降自在に設け、脱穀装置(5)の後側には排藁処理装置(7)を設けたコンバインにおいて、前記機台フレーム(2)上における排藁処理装置(7)よりも前方の位置に、平面視で四角形状の受樋(35)を設置し、該受樋(35)の上縁部に、下端部を開放した合成樹脂製の上部タンク(37)の下縁部を着脱自在に嵌合させて前記穀粒貯留装置(4)を構成し、前記上部タンク(37)後部の機体内側の部分に、機体平面視でL字形状に屈曲した段部を形成し、該段部の隅部に穀粒排出装置(43)の揚穀筒(44)を位置させて、上部タンク(37)後部の機体外側の部分を該揚穀筒(44)に対して機体側面視で重合する位置にまで後方へ膨出させ、該上部タンク(37)の後部上面を後下がり傾斜面に形成すると共に、上部タンク(37)の後部下面は穀粒の安息角以上に急傾斜した後上がり傾斜面に形成し、前記機台フレーム(2)の後部上面から支持フレーム(53)を立ち上げ、該支持フレーム(53)の上端部に取り付けた揚穀筒ホルダー(54)によって揚穀筒(44)の上部外周を回転自在に支持し、前記支持フレーム(53)の上端後部に、コ字形状に屈曲した作業機支持フレーム(55)の上端部を固定し、該作業機支持フレーム(55)の下端部を支持フレーム(53)の下側後部に固定し、該作業機支持フレーム(55)において上下方向に直線状を呈した部分の下部に作業機開閉支持ステー(56,56)を設け、該作業機開閉支持ステー(56,56)に排藁処理装置(7)を側方回動可能に軸支し、前記作業機支持フレーム(55)において上下方向に直線状を呈した部分の上部には上部タンク開閉支持ステー(62,62)を設け、前記上部タンク(37)の後端部に固定した上部タンク支持ステー(60,60)を機体前後方向に沿う姿勢から機体左右方向に沿う姿勢に屈曲させ、該上部タンク支持ステー(60,60)の端部を前記上部タンク開閉支持ステー(62,62)に外側方へ回動自在に軸支したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記上部タンク(37)後部の機体外側の部分を排藁処理装置(7)に対して機体側面視で重合する位置まで後方へ膨出させ、該上部タンク(37)後部の機体外側部分の上面における最後部の位置を、排藁処理装置(7)の上面の位置と略同じ高さに設置すると共に、該上部タンク(37)後部の機体外側部分の上面における最前部の位置を、排藁処理装置(7)の上面の位置よりも高い位置に設置したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記上部タンク(37)の後部下面の下方に形成される空間に、揚穀筒(44)を揚穀螺旋軸中心に回動させる旋回用電動モータ(48)を配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
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