JP6257480B2 - 収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、穀粒を貯留するグレンタンクと燃料タンクとを隣り合わせの状態で備えた収穫機に関する。
上記のように穀粒を貯留するグレンタンクと燃料タンクとを隣り合わせの状態で備えた収穫機としては、下記[1]及び[2]に記載のものがある。
[1]グレンタンクの後方側箇所で機体フレーム上に燃料タンクを配設したもの(特許文献1参照)。
[2]グレンタンクの傾斜した下面側に平面視で重複する状態に燃料タンクを配設したもの(特許文献2参照)。
特開2012−90556号公報(段落「0021」、及び図面の「図2」、「図4」参照) 特開平9−263146号公報(段落「0009」、「0018」、及び図面の「図1」、「図2」、「図3」、「図7」参照)
特許文献1に示された構造のものでは、グレンタンクの後方側箇所における機体フレーム上の空間に燃料タンクが配設されるものであるから、大きな燃料タンクを配設しようとすれば機体フレームも大型化されることになるので、燃料タンクの容量をあまり大きくすることが行い難い点で改善の余地がある。
特許文献2に示された構造のものでは、グレンタンクの下側空間を利用して燃料タンクを配設するものであるから、機体フレームの大型化を招くことなく燃料タンクを配設し得る点では有用である。しかしながらこの構造のものでは、機体フレームとグレンタンクの傾斜した下面との間の僅かな空間を利用するものであるため、燃料タンクとして十分に大きな容量のものを配設することが困難であった。
本発明は、機体フレームの大型化を避けながら、大きな容量の燃料タンクを配設することが可能な収穫機を得ようとするものである。
本発明における収穫機の技術手段は、次の点に構成上の特徴、及び作用効果がある。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために講じた本発明の技術手段は、収穫された作物を脱穀処理する脱穀装置と、穀粒貯留用のグレンタンクと、を左右に並ぶ状態で備えるとともに、前記グレンタンクの後方に、前記グレンタンクに貯留された穀粒を機外に排出するアンローダを備え、燃料タンクを、前記脱穀装置の後部と前記グレンタンクの後部との間において、前記脱穀装置のうち前記グレンタンクの側の側部に設けられた二番還元装置の後方に位置する状態、かつ、前記グレンタンクの後部の下方に入り込む状態、かつ、前記グレンタンクと隣り合わせの状態で備え、前記グレンタンクの後部のうち、前記燃料タンクに対向する側の壁面に凹入部を形成してあり、前記燃料タンクは前記凹入部に入り込む状態、かつ、前記グレンタンクのうち前記脱穀装置の側の側部よりも前記脱穀装置の側へ突出する状態で配設され、前記燃料タンクのうち前記グレンタンクよりも前記脱穀装置の側へ突出する部分は、左右方向において、前記二番還元装置と重複しており、前記燃料タンクの前部は、前記二番還元装置の後端部まで延ばされ、かつ、前記燃料タンクの後部は、前記グレンタンクよりも後側へ突出され、前記燃料タンクのうち前記グレンタンクよりも後側への突出する突出部分は、前記アンローダの縦搬送筒部分と前記脱穀装置の後部との間に位置しており、前記突出部分の上部に給油口を備えていることである。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記解決手段1にかかる発明によると、燃料タンクに対向する側の壁面に凹入部がグレンタンクに形成されていて、その凹入部に入り込む状態で燃料タンクが配設されるので、凹入部の容量分だけ燃料タンクの容量を増大することが可能である。
したがって、機体フレームの大型化などを避けながら燃料タンク容量を増大し得る利点がある。
また、グレンタンクの凹入部がグレンタンクの後部側に形成されているので、燃料タンクはその一部をグレンタンクの後方側にも延出することができる。これによって、燃料タンク容量を一層増大することができる利点がある。
更に、給油口がグレンタンクよりも後方へ突出する突出部分に設けられるので、外部からの給油作業を行い易いという利点がある。
〔解決手段2〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記グレンタンク及び前記燃料タンクは、それぞれが機体フレームに載置支持され、前記凹入部は前記グレンタンクの下部に設けられていることである。
〔解決手段2にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段2にかかる発明によると、グレンタンク及び燃料タンクのそれぞれを機体フレームによって安定的に支持することができ、かつグレンタンクの下部に設けられた凹入部を利用して、グレンタンクの下部と機体フレームとの間隔を拡げて、燃料タンクの配設用空間を拡張し得る利点がある。
〔解決手段3〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記グレンタンクの下方には下窄まりの傾斜部が形成され、前記凹入部は、その下窄まりの傾斜部に形成されていることである。
〔解決手段3にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段3にかかる発明によると、凹入部がグレンタンクの下方の下窄まりの傾斜部に形成されているので、グレンタンクの下方側の空間を有効利用し得るとともに、凹入部にも下窄まりの傾斜が存在する状態に形成し易い。したがって、グレンタンクの内部における穀粒の流下を妨げることなく凹入部を形成し易い点で有利である。
〔解決手段4〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記凹入部は、前記グレンタンクのうち、平面視で前記燃料タンクが重複する箇所のみに形成されていることである。
〔解決手段4にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段4にかかる発明によると、グレンタンクに形成される凹入部は、平面視で燃料タンクが重複する箇所のみに形成されるので、凹入部の形成によるグレンタンク内の容量の削減は必要最小限で済む。これによって、燃料タンク容量の増大と、グレンタンク容量の削減度合いの低減とが可能であるという利点がある。
〔解決手段5〕
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記燃料タンクは前記凹入部の形状に沿った形状に形成されていることである。
〔解決手段5にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段5にかかる発明によると、燃料タンクの形状は、凹入部の形状に沿っているので、燃料タンク側でも、グレンタンク側でも、無駄な空間が生じる可能性を少なくして、機体フレーム上における空間の利用効率を高め得る利点がある。
〔解決手段
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記グレンタンクの後方位置に、前記燃料タンクへの給油時に給油用容器を載置可能な給油補助台が備えられていることである。
〔解決手段にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段にかかる発明によると、給油用容器を給油補助台に載置しながら、燃料タンクの給油作業を容易に行い易いという利点がある。
〔解決手段
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、前記グレンタンクが穀粒排出用のアンローダを備え、前記アンローダと前記燃料タンクとの間に前記アンローダを支持する支持フレームが立設され、この支持フレームに前記給油補助台が設けられていることである。
〔解決手段にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段にかかる発明によると、アンローダを支持するための支持フレームを給油補助台の取付手段として兼用することができ、構造の簡素化を図り得る利点がある。
〔解決手段
上記課題を解決するために講じた本発明の他の技術手段は、穀粒貯留用のグレンタンクと燃料タンクとを隣り合わせの状態で備えるとともに、前記グレンタンクの後方に、前記グレンタンクに貯留された穀粒を機外に排出するアンローダを備え、前記グレンタンクの後部のうち、前記燃料タンクに対向する側の壁面に凹入部を形成してあり、前記燃料タンクは前記凹入部に入り込む状態で配設され、前記グレンタンクの後方位置に、前記燃料タンクへの給油時に給油用容器を載置可能な給油補助台が備えられ、前記アンローダは、そのアンローダの縦搬送筒部分を、当該縦搬送筒部分の筒軸心回りで旋回駆動する旋回駆動機構を備え、その旋回駆動機構を覆うカバー体が前記給油補助台に支持されていることである。
〔解決手段にかかる発明の作用及び効果〕
上記の解決手段にかかる発明によると、給油補助台を旋回駆動機構を覆うカバー体の取付手段として兼用することができ、構造の簡素化を図り得る利点がある。
普通型コンバイン全体の右側面図である。 普通型コンバイン全体の平面図である。 機体フレーム上に設置されたグレンタンクや脱穀装置と燃料タンクとの位置関係を示す右側面図である。 機体フレーム上に設置されたグレンタンクや脱穀装置と燃料タンクとの位置関係を示す後面図である。 図4におけるV-V線断面での矢視図である。 グレンタンク及びアンローダの支持構造を示す後面視での部分拡大図である。 グレンタンクを示し、(a)は左側面図、(b)は後面図である。 グレンタンク及びアンローダの支持構造を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1及び図2に収穫機の一例としての普通型コンバインが示されている。
この普通型コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1で走行する自走機体Aを備えている。この自走機体Aに対して、その前部位置に運転部Bと、刈取前処理装置C(刈取部に相当する)とが備えられている。そして自走機体Aの後部位置には、刈取前処理装置Cで刈り取られた穀稈が送り込まれる全稈投入型の脱穀装置Dと、脱穀装置Dから供給される穀粒を貯留するグレンタンクE(穀粒貯留部に相当する)と、グレンタンクEに貯留された穀粒を機外に排出するためのアンローダFとが備えられている。また、自走機体Aの後端部でグレンタンクEと脱穀装置Dとの間に相当する箇所の機体フレーム10上に燃料タンク40が備えられている。
〔運転部〕
運転部Bの運転座席2の下方位置には、機体フレーム10上に搭載されたエンジン3が配置され、自走機体Aの前部の中央位置にはエンジン3からの駆動力を左右のクローラ走行装置1に伝えるミッションケース4が、機体フレーム10の上下にわたって備えられている。このミッションケース4にはエンジン3からの駆動力を無段階に変速する無段変速装置(図示せず)が備えられると共に、左右のクローラ走行装置1に伝える駆動力の断続を行う操向クラッチ(図示せず)が内蔵されている。
前記運転部Bには、前記エンジン3の上方側を覆う箱状のエンジンカバー11が備えられ、エンジンカバー11の上面に運転座席2が備えられている。このエンジンカバー11の外側部には吸気ケース11Aが形成され、吸気ケース11Aの外面側には冷却風の吸気するため防塵網が張設された吸気部11Bが形成されている。
運転座席2の前方側には操縦塔12が立設され、操縦塔12の上面側に、自走機体Aの操向制御を行う操作具と、刈取前処理装置Cの昇降制御を行う操作具とを兼ねる操作レバー13が、前後及び左右に揺動自在に設けられている。
図1及び図2に示すように、運転座席2の左側部には、操縦塔12の左横端部位置から後方側へ向けて延設されたサイドパネル14が設けられている。このサイドパネル14の前端部の上面14Aには、自走機体Aの走行速度を制御する変速操作具15として、主変速レバー15Aと副変速レバー15Bとが設けられている。
そして、サイドパネル14の上面14A側で、変速操作具15よりも後方側位置に、作業クラッチレバー16として、脱穀クラッチレバー16Aと刈取クラッチレバー16Bとが左右に並ぶ状態で設けてある。この脱穀クラッチレバー16Aと刈取クラッチレバー16Bとは、脱穀クラッチレバー16Aの前後揺動操作で脱穀装置Dにおける脱穀クラッチ(図示せず)を入り切り操作し、刈取クラッチレバー16Bの前後揺動操作で刈取前処理装置Cにおける刈取クラッチ(図示せず)の入り切り操作を行うように構成されている。
さらに、その脱穀クラッチレバー16Aと刈取クラッチレバー16Bとの後方側におけるサイドパネル14上に、排出クラッチレバー(図示せず)が設けられている。排出クラッチレバーは、エンジン3からの駆動力をグレンタンクEの底スクリュー21に対して断続する排出クラッチG(図1参照)の入り切り操作を行って、アンローダFによる穀粒排出を可能にする状態と穀粒排出を停止する状態とに切換操作するための操作具である。
〔刈取処理装置〕
刈取前処理装置Cは、植立穀稈の穂先側を掻き込みリール5の回転作動により掻き起こし、その穀稈の株元をカッター6で切断するように構成されている。刈り取られた穀稈(刈取穀稈)は、横送りオーガ7によって横送りされてフィーダ8の入り口近くに寄せ集められる。その全稈がフィーダ8により後方送りされて脱穀装置Dに送り込まれるように構成されている。
また、刈取前処理装置Cは、フィーダ8の後端部側の横軸心(図外)周りで上下揺動自在に構成されている。フィーダ8の上下揺動は、機体フレーム10とフィーダ8の下部とにわたって設けられた油圧シリンダ等のアクチュエータ18によって行われる。このアクチュエータ18の作動による揺動量の設定により穀稈の刈高さの調節が可能に構成されている。
フィーダ8の前端側の上方位置に配備された掻き込みリール5は、後端部側の揺動支点(図示せず)回りで前側を上下揺動することにより、フィーダ8に対する掻き込み高さ位置を変更可能に構成されている。このように掻き込みリール5のフィーダ8に対する相対高さを変更することで、刈り高さを変えずに植立穀稈などの刈取対象作物に対する掻き込み高さを変更することができる。この掻き込みリール5の高さ位置の変更は、フィーダ8の上部との間に介装した油圧シリンダで構成されるリール昇降装置(図示せず)の伸縮作動によって行われる。リール昇降装置による昇降作動は、操作レバー13の握り部に設けた図示しない押しボタンスイッチ等の操作入力部からの指令によって行われる。
〔脱穀装置〕
脱穀装置Dは、扱室に供給された刈取穀稈の扱き処理を行うように自走機体Aの前後方向に沿う姿勢の軸心周りに駆動回転する軸流型の扱胴(図示せず)、及び扱き処理によって得られた処理物から穀粒を選別する選別処理装置(図示せず)を備えている。
この選別処理装置においては、選別された穀粒のうち、一番物は揚穀装置9によってグレンタンクEに供給し、二番物は二番還元装置19によって扱胴が旋回する扱室(図示せず)に戻され、穀粒以外の藁屑等は、選別処理装置の後部から自走機体Aの後方に落下放出される。
〔グレンタンク〕
グレンタンクEは、揚穀装置9から供給される穀粒を貯留するためのタンク本体20を備えている。
このタンク本体20は、自走機体Aへの収納姿勢で、機体前方側に向く前壁20aと、機体後方側に向く後壁20bと、機体内方側である左側方へ向く左横壁20cと、機体外方側である右側方へ向く右横壁20dとを備えて、ほぼ矩形箱状に形成されている。また、タンク本体20は、自走機体Aの後部位置の縦向き姿勢の上下軸心Y周りでの旋回により自走機体Aに収納される作業姿勢(図2において実線で示す姿勢)と、自走機体Aから横方向に張り出す点検姿勢(図2において仮想線で示される姿勢)とに、姿勢切換自在に支持されている。
このグレンタンクEの旋回中心となる前記上下軸心Yは、タンク本体20の後面側に設けたアンローダFが備える縦搬送筒31の筒軸心と合致するように構成されている。
図1乃至図4に示すように、前記グレンタンクEは、タンク本体20に貯留した穀粒を後方に向けて送り出す底スクリュー21をタンク本体20の底部に備えている。
タンク本体20の底壁20Aの大部分は、タンク本体20が自走機体Aに収納された作業姿勢において、揚穀装置9から供給される穀粒がタンク本体20の左右方向での底部中央側へ集められるように、左右方向で中央側ほど低位となる先細り形状の傾斜面に形成されている。このような構造であるため、底スクリュー21は、タンク本体20の左右方向でのほぼ中央位置に配設されている。
底壁20Aの傾斜面は、底スクリュー21に向けて穀粒が自重で滑落し得る程度の傾斜角度に設定されている。このような傾斜面に形成された底壁20Aを備える部位が、グレンタンクEの下部で下窄まりの傾斜部に相当する。この傾斜部に後述する凹入部22が形成されている。
底スクリュー21は、そのスクリュー軸21Aの前端がタンク本体20の前壁20aよりも前方側に突出されている。このスクリュー軸21Aの前端に対してエンジン3からの駆動力が伝達されるように、かつ伝動上手側に設けてある排出クラッチG(図1参照)を介して、エンジン3からの駆動力が断続可能であるように構成されている。
タンク本体20の後壁20bには、底スクリュー21から送られる穀粒をアンローダFに送る排出用筒部23が後方向きに突出する状態で設けられている。排出用筒部23は、後端側が上向きに屈曲形成され、その上向きの端面にアンローダFの縦搬送筒31の下端側が接続されている。
縦搬送筒31の内部に設けられた縦スクリュー軸31Aの下端部のベベルギヤ31Aaに対して、底スクリュー21のスクリュー軸21Aの後端部に備えたベベルギヤ21Aaを噛合させて動力を伝達するように構成されている。これによって、底スクリュー21からアンローダFの縦搬送筒31側へ穀粒が搬出される状態となる。
〔アンローダ〕
アンローダFは、上向きに立設された直管状の縦搬送筒31と、その縦搬送筒31の上端部に接続された横搬送筒32とを備えて構成されている。横搬送筒32は、縦搬送筒31とともに前記上下軸心Y回りで左右揺動可能に、かつ、水平横軸心X回りで起伏揺動可能に構成されている。
縦搬送筒31は、内部に前記縦スクリュー軸31Aを内装していて、底スクリュー21の後端部から送り出される穀粒を上昇搬送する上向きの縦搬送経路を構成している。縦搬送筒31の上端部に接続された横搬送筒32は、内部に横スクリュー軸32Aを内装していて、縦搬送筒31の上端部から受け継いだ穀粒を、水平方向などの機体外方側へ向けて搬送する横向きの搬送経路を構成している。
アンローダFは、その縦搬送筒31が、グレンタンクEの排出用筒部23に対して、縦搬送筒31の筒軸心に沿う上下軸心Y回りで旋回可能に接続されている。そして、縦搬送筒31の上下軸心Y回りでの旋回作動は、旋回駆動機構30によって行われる。
旋回駆動機構30は、図3乃至図6に示すように、縦搬送筒31の下端部外周に備えた旋回用ギヤ部31aと、その旋回用ギヤ部31aに噛合するピニオンギヤ33a、及びピニオンギヤ33aを駆動する電動モータ33等を備えて構成されている。
前記電動モータ33は、機体固定部として機体フレーム10から立設された支持フレーム50に、駆動機構取付部54を介して支持されており、その電動モータ33の出力軸に備えたピニオンギヤ33aが前記旋回用ギヤ部31aに噛合するように組み付けられている。これにより、電動モータ33の正転もしくは逆転にともなって、アンローダFの横搬送筒32が、上下軸心Yまわりで時計回り、もしくは反時計回りに旋回作動可能に構成されている。
また、横搬送筒32の水平横軸心X回りでの起伏揺動は、縦搬送筒31の上部との間にわたって設けられた油圧シリンダ34の伸縮作動によって行われるように構成されている。
〔燃料タンク〕
図2乃至図6に示すように、燃料タンク40は、自走機体Aの後端部の機体フレーム10上で、グレンタンクEと脱穀装置Dとの間に相当する箇所に配設されている。
燃料タンク40の本体部分41は、前後方向では、脱穀装置Dの二番還元装置19の後端近くに前端側が位置している。そして、二番還元装置19の後方側に位置する本体部分41は、後端側がグレンタンクEの後壁20bよりも後方側に延出されて、機体フレーム10の後端を越え、アンローダFの後端部とほぼ同位置にわたる範囲にまで配設されている。この本体部分41のグレンタンクEの後壁20bよりも後方側に延出された部分の上部に、斜め後方上部に向いて開口する給油口42を備えている。この本体部分41は、取付バンド43によって機体フレーム10に固定されている。
グレンタンクEの後壁20bよりも後方側に延出された本体部分41の後端側は、図1乃至図5に示すように、機体フレーム10の後端部に連結したガード部材80により、下方側から、あるいは後方側からの他物との接触が抑制されるように構成してある。つまり、ガード部材80は、鋼管製のパイプ部材で構成され、平面視でU字状に形成された後端側が燃料タンク40及びアンローダFの後端部よりも後方側に突出して保護部材として用いられている。また、左右方向では、燃料タンク40の左側端部よりも左側から、アンローダFの縦搬送筒31の右側端部よりも右側にわたる範囲に設けてある。
燃料タンク40の本体部分41には、本体部分41の上壁を構成する面として、水平又はほぼ水平姿勢の上向き面44Aと、グレンタンクEの下部に備えた下窄まりの傾斜部に相当する底壁20Aに沿う外下がりの傾斜面44Bとが、前後方向でのほぼ全長にわたって形成されている。上向き面44Aと傾斜面44Bとは、図4乃至図6に示すように、本体部分41の左右方向での、ほぼ1/2ずつの範囲にわたって形成されている。
上記の外下がりの傾斜面44Bは、グレンタンクEの下部に備えた下窄まりの傾斜部に相当する底壁20Aの傾斜に平行もしくはほぼ平行になるような傾斜角度に設定されている。燃料タンク40の外下がりの傾斜面44Bは、グレンタンクEの凹入部22に対向する位置に形成されており、凹入部22に入り込む状態で配設される。
この燃料タンク40では、前記上向き面44Aと外下がりの傾斜面44Bとが本体部分41の上壁を構成する面となる。そして、前記傾斜面44Bと、その傾斜面44Bの下端に連なる立ち上がり壁面44Cとが、燃料タンク40の本体部分41のうち、グレンタンクEに近い側に位置する横壁となる。このように、傾斜面44Bは、燃料タンク40の上壁の一部でもあり、横壁の一部でもある。
このように構成された燃料タンク40の、グレンタンクEに近い側に位置する横壁のうち、傾斜面44Bの下端に連なる立ち上がり壁面44Cの上端は、グレンタンクEの下端よりも上側で、下窄まりの傾斜部に相当する底壁20Aのほぼ中間の高さ位置と同程度の高さ位置に設けられている。
これによって、燃料タンク40の立ち上がり壁面44Cと、グレンタンクEの底壁20Aの下半側と、機体フレーム10の上面とによって、ほぼ三角形状の空間s1が形成される。後面視でこの空間s1に入り込む状態で、図4及び図5に示すように、燃料タンク40からエンジン3への給油経路に介在させたセパレータ45、及び燃料用フィルタ装置46が配設されている。つまり、支持フレーム50と、燃料タンク40の後側における突出部分と、の間に、燃料用機器としてのセパレータ45及び燃料用フィルタ装置46が備えられている。燃料タンク40内の燃料は、前記セパレータ45、及び燃料用フィルタ装置46の順で送られながら燃料中の不純物が除去されエンジン3に供給される。
燃料タンク40の本体部分41内には、液面検出用のフロートセンサ(図示せず)を設けてあり、そのフロートセンサによる液面レベルの検出値は、操縦塔12の上面部に備えた燃料残量表示装置(図示せず)に伝えられる。この燃料残量表示装置によって、燃料タンク40内の燃料残量が表示される。燃料残量表示装置としては、満杯量に対する残量割合を指針でアナログ表示するものや、バーグラフ等の図形でデジタル表示するもの、あるいは残量の絶対量を数値で示すものなど、任意のものを単独で、あるいは組み合わせて表示するようにした構造のものを採用することができる。
〔グレンタンクの凹入部構造〕
グレンタンクの凹入部22は、図4乃至図7に示されるように形成されている。
すなわち、タンク本体20は、自走機体Aに収納された作業姿勢において、そのタンク本体20の左側で、かつ後端側の傾斜部に凹入部22が形成されている。
この凹入部22は、前後方向では、タンク本体20の前後方向長さのうちの後半側の1/3程度の前後方向長さに相当する程度の長さを有している。そして、上下方向では、下窄まりの傾斜部に相当する底壁20Aの上下方向での中間部位置から、傾斜した底壁20Aの上端縁よりも少し上方側に至る範囲にわたって形成されている。
つまり、凹入部22は、タンク本体20の左側の底壁20Aと、その少し上方箇所の左横壁20cとにわたって形成されている。
凹入部22は、その前端部に位置する凹入前壁22aと、その後方側に位置する凹入斜壁22b及び凹入横壁22cとの三壁面によって、前側と上側及び右横側が囲まれ、後側と左横側及び下側が開放された凹入部分となっている。
前記凹入前壁22aは、タンク本体20の左側の底壁20Aと、その少し上方箇所の左横壁20cとに交差する状態で連なり、タンク本体20の内方側へ凹入した部分に凹入斜壁22b及び凹入横壁22cの前端側が連なる。
凹入斜壁22bは、前端側が凹入前壁22aに連なるとともに、後端側がタンク本体20の後壁20bに連なり、さらに上端側が左横壁20cに連なり、下端側が凹入横壁22cに連なる状態で設けられている。
凹入横壁22cは、前端側が凹入前壁22aに連なるとともに、後端側がタンク本体20の後壁20bに連なり、さらに上端側が凹入斜壁22bの下縁に連なり、下端側が左側の底壁20Aに連なる状態で設けられている。
このように構成された凹入部22は、図3乃至図6に示すように、凹入部22の上端部が燃料タンク40の上向き面44Aよりも高い位置にあり、かつ凹入部22の下端部が燃料タンク40の立ち上がり壁面44Cの上端よりも低い位置にある。
したがって、この凹入部22の内部空間に、後面視における燃料タンク40の傾斜面44B部分の全体が入り込む状態となり、比較的容量の大きい燃料タンク40を、グレンタンクEと脱穀装置Dとの左右方向での間隔内に支障なく配設することができる。
凹入部22の内奥側に位置する前記凹入斜壁22bは、燃料タンク40の外下がりの傾斜面44Bに対して、平行もしくはほぼ平行になるような傾斜角度に設定されている。したがって、燃料タンク40の傾斜面44Bが、凹入部22のより内奥側に入り込む状態に配設し易くなる。
また、凹入斜壁22bの傾斜角度は、底壁20Aの傾斜角度と同程度に設定され、かつ、タンク本体20の内側の面に接する穀粒が自重で滑落し得る程度の傾斜角度に設定されている。凹入横壁22cはタンク本体20の左横壁20cとほぼ平行な鉛直線に沿う面に形成されている。
〔支持構造〕
グレンタンクE及びアンローダFを支持するための支持構造について説明する。
図3乃至図6、及び図8に示すように、支持構造は機体フレーム10に立設された支持フレーム50を備えている。
この支持フレーム50は、角筒材によって矩形柱状に形成された縦柱状部51と、下端側に備えた機体フレーム10への取付座板52と、縦柱状部51の上端部に設けられたアンローダ連結部53及び脱穀連結部56と、縦柱状部51の上下方向での中途位置に設けられた駆動機構取付部54とを備えている。このように構成された支持フレーム50は、下端の取付座板52を機体フレーム10にボルト連結することによって、縦柱状部51が起立姿勢で機体フレーム10に固定される。
縦柱状部51の上端部では、図4及び図8に示すように、縦柱状部51の上端部近くの左側に、脱穀装置Dに対する連結用の横向きフレーム55がボルト連結され、縦柱状部51の上端部が横向きフレーム55を介して脱穀装置Dと一体的に固定されている。
また、縦柱状部51の上端部近くの右側では、アンローダ連結部53を介してアンローダFが支持されている。アンローダ連結部53は、図3,4及び図8に示すように、縦柱状部51の右側から後方側に向けて延出された状態で溶接固定された第1取付片53Aと、その第1取付片53Aに対して右側に対向し、第1取付片53Aとの間に縦搬送筒31を挟み込む第2取付片53Bとを備えている。
第1取付片53Aは、縦搬送筒31の外周部のうちの1/3周ほどの範囲に沿う湾曲凹部53Aaを有し、第2取付片53Bは、縦搬送筒31の外周部のうちの残りの2/3周ほどの範囲を囲繞する湾曲凹部53Baを有した円弧状の部材で構成され、第1取付片53Aにボルト連結されている。
第2取付片53Bの湾曲内周側には縦搬送筒31のほぼ半周にわたるグリス溜まり溝53Bbが形成されていて、外周部に設けたグリスニップル53Bcを介してグリス溜まり溝53Bbにグリスを注入可能に構成してある。この第2取付片53Bと第1取付片53Aとの間に縦搬送筒31を挟み込んだ状態で、相対回動自在に支持している。
縦柱状部51の中途位置に設けられた駆動機構取付部54は、次のように構成されている。
すなわち、図6及び図8に示すように、縦柱状部51の中途位置に水平方向横向きに取付ブラケット54Aが延出され、この取付ブラケット54Aに旋回駆動機構30の搭載台54Bがボルト連結されている。この搭載台54Bに対して、旋回駆動機構30を構成する電動モータ33、及び縦搬送筒31の旋回用ギヤ部31aに噛合するピニオンギヤ33aが取り付けられている。
したがって、電動モータ33のピニオンギヤ33aが縦搬送筒31の旋回用ギヤ部31aに噛合するように、搭載台54Bに対して旋回駆動機構30を組み付けることにより、電動モータ33の駆動によってアンローダFを上下軸心Yまわりで旋回駆動し得る状態に配備することができる。
〔給油補助台〕
縦柱状部51の中途位置には、図3乃至図6、及び図8に示すように、駆動機構取付部54よりも上方位置に、給油補助台60が取り付けられている。
この給油補助台60は、燃料タンク40に燃料を補給する際に、重い補給用容器を一時的に載置して燃料補給を楽に行えるようにするためのものであり、次のように構成されている。
すなわち、縦柱状部51の中途位置で前記取付ブラケット54Aよりも高い位置に、補助台取付部材57が設けられている。この補助台取付部材57は、図6及び図8に示すように、縦柱状部51の上下方向での中途位置に溶接固定された矩形断面の角パイプ57Aと、その角パイプ57Aに対して溶接固定された連結板57Bとを備え、角パイプ57Aは縦柱状部51の左側方から機体後方側へ向けて延出されている。
連結板57Bは、断面L字状の板材で構成され、角パイプ57Aの左側方の面に対して、下半側が下方にはみ出す状態で溶接されており、そのはみ出した箇所に、後述する連結金具62をボルト連結するためのボルト孔57Baが形成されている。
給油補助台60は、平面視でほぼ矩形に形成された扁平板状の台板61と、その台板61の下面側に溶接固定された連結金具62とを備えている。
連結金具62は、台板61の下面と、角パイプ57Aの右側方の面及び下面、ならびに連結板57Bの下方へのはみ出し部分とに面接触するようにクランク状に屈曲形成された板材で構成され、台板61の下面に対向する面部分で台板61に溶接固定され、その他の面接触部分は溶接固定されていない。そして、連結金具62のうち、連結板57Bの下方へのはみ出し部分に面接触する箇所で、その連結板57Bのボルト孔57Baに対向する箇所に、止めナット62a付きのボルト孔(図示せず)が形成されている。
したがって、連結板57Bと連結金具62とにわたって連結ボルト63を挿抜することにより、給油補助台60を補助台取付部材57に対して脱着操作することができる。
上記の給油補助台60には、旋回駆動機構30の周部を遮蔽するためのカバー体35を支持させてある。
つまり、図6及び図8に示すように、台板61の下面側に、下向きに突出する下向き突片64と、水平方向でアンローダFの縦搬送筒31が存在する側へ突出する横向き突片65とを設けてある。
そして、カバー体35には、旋回駆動機構30の左側及び後方側、ならびに縦搬送筒31の後方側にわたる範囲に上下方向に沿う垂れカバー部36が備えられている。その垂れカバー部36の上部側には、台板61の縦搬送筒31側寄りの箇所から、縦搬送筒31の後方側周部を覆うように、上カバー部37が備えられている。この上カバー部37と垂れカバー部36とを備えることによって旋回駆動機構30の周辺を覆うカバー体35が構成されている。
このように構成されたカバー体35と前記給油補助台60とは、前記下向き突片64に形成したボルト孔(図示せず)と垂れカバー部36の上部に形成したボルト孔(図示せず)とに挿通される連結ボルトによってボルト連結されている。また、横向き突片65に形成したボルト孔(図示せず)には、上カバー部37に形成したボルト孔(図示せず)が合致する状態で連結ボルトが挿通され、ボルト連結される。これによって、カバー体35が給油補助台60に対して支持された状態とすることができる。
また、カバー体35の下部は、図6及び図8に示すように、縦柱状部51の途中位置で、カバー体35の下端近くから横側方へ延出された下側フレーム部材58の一部に対して、後方側からボルト連結されている。
このように下向き突片64、横向き突片65、及び下側フレーム部材58のそれぞれに形成されたボルト孔には、下向き突片64の前面側、横向き突片65の下面側、及び下側フレーム部材58の前面側のそれぞれに、止めナットが設けてあって、カバー体35の外方側から連結ボルトを差し込んでの連結及び連結解除により、カバー体35の脱着操作を外部からの操作で行えるように構成されている。
さらにカバー体35の左側の端部では、縦柱状部51に一端側を溶接固定さえた取付ブラケット59が左横方向に延出されていて、その取付ブラケット59の左側の端部に、垂れカバー部36の左側の端部をボルト連結するように構成されている。この箇所でも、取付ブラケット59に形成されている連結孔の内側(右側)には止めナットが設けてあって、垂れカバー部36の脱着操作は外部(左側)からの操作で行えるように構成されている。
前記カバー体35の右横側方の端部は、アンローダFの縦搬送筒31が存在する箇所の右横外方側に位置し、右端側が開放された状態となっている。このカバー体35の右端側の開放箇所に対して、その右端側を覆うように、グレンタンクEの後壁20bから後方側へ向けて遮蔽体38が突出形成されている。
この遮蔽体38は、上下方向長さが垂れカバー部36の上下方向長さよりも少し短く形成され、カバー体35の上カバー部37よりも下側に位置している。そして、図5に実線で示すように、グレンタンクEが作業姿勢に位置している状態では、縦搬送筒31が存在する箇所の右横外方側でカバー体35の右端側の開放箇所を覆うように配設されている。
そして、図5に仮想線で示すように、グレンタンクEが上下軸心Yまわりで前端側を横外方に向けた点検姿勢に姿勢切換された状態では、遮蔽体38が縦搬送筒31の外周と垂れカバー部36の内側との間で、上カバー部37の下側に潜り込む状態に姿勢変更される。したがって、グレンタンクEの姿勢変更にかかわらず、遮蔽体38がカバー体35とともに旋回駆動機構30の周辺を覆う状態に位置する。
〔別実施形態の1〕
実施の形態では、燃料タンク40として、本体部分41の上面側からグレンタンクEに近い側の一部が外下がりの傾斜面を形成した構造のものを例示したが、本発明の燃料タンク40は、このような構造に限られるものではない。
例えば、グレンタンクEに近い側の全体がグレンタンクEの底壁20Aに沿う傾斜面に形成されたり、あるいは、傾斜面ではなく湾曲面に形成されるなど、適宜の構造を採用することができる。
このとき、グレンタンクEに形成される凹入部22の形状に沿う形で形成されるのが望ましい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
実施の形態では、グレンタンクEに凹入部22を形成するにあたり、グレンタンクEの前後方向での途中位置から、グレンタンクEの後端にわたる範囲で形成したが、これに限られるものではない。
例えば、グレンタンクEの前後方向で前部側の途中位置から、後部側の途中位置までの範囲に形成したもの、あるいは、グレンタンクEの前後方向での途中位置から、グレンタンクEの前端にわたる範囲で形成したもの、あるいは、グレンタンクEの前端から後端までの全体にわたって形成したもの、など適宜の構造を採用することが可能である。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
実施の形態では、グレンタンクEに凹入部22を形成するにあたり、グレンタンクEの底壁20Aに沿って形成された構造のものを示したが、これに限られるものではない。
例えば、底壁20Aとは異なる箇所に凹入部22に形成して、その凹入部22に入り込む状態で燃料タンク40を配設してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
実施の形態では、グレンタンクEに凹入部22を形成するにあたり、給油補助台60を、アンローダFの上部を支持する支持フレーム50に支持させた状態で設けた構造のものを例示したが、これに限らず、給油補助台60を、別途設けた支柱などに支持させるようにしてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、普通型のコンバインに限らず、自脱型のコンバインにも適用することができる。
10 機体フレーム
20A 傾斜部
22 凹入部
30 旋回駆動機構
31 縦筒部
35 カバー体
40 燃料タンク
42 給油口
50 支持フレーム
60 給油補助台
E グレンタンク
F アンローダ
Y 筒軸心

Claims (8)

  1. 収穫された作物を脱穀処理する脱穀装置と、穀粒貯留用のグレンタンクと、を左右に並ぶ状態で備えるとともに、前記グレンタンクの後方に、前記グレンタンクに貯留された穀粒を機外に排出するアンローダを備え、
    燃料タンクを、前記脱穀装置の後部と前記グレンタンクの後部との間において、前記脱穀装置のうち前記グレンタンクの側の側部に設けられた二番還元装置の後方に位置する状態、かつ、前記グレンタンクの後部の下方に入り込む状態、かつ、前記グレンタンクと隣り合わせの状態で備え、
    前記グレンタンクの後部のうち、前記燃料タンクに対向する側の壁面に凹入部を形成してあり、
    前記燃料タンクは前記凹入部に入り込む状態、かつ、前記グレンタンクのうち前記脱穀装置の側の側部よりも前記脱穀装置の側へ突出する状態で配設され
    前記燃料タンクのうち前記グレンタンクよりも前記脱穀装置の側へ突出する部分は、左右方向において、前記二番還元装置と重複しており、
    前記燃料タンクの前部は、前記二番還元装置の後端部まで延ばされ、かつ、前記燃料タンクの後部は、前記グレンタンクよりも後側へ突出され、
    前記燃料タンクのうち前記グレンタンクよりも後側への突出する突出部分は、前記アンローダの縦搬送筒部分と前記脱穀装置の後部との間に位置しており、
    前記突出部分の上部に給油口を備えている収穫機。
  2. 前記アンローダと前記突出部分との間に、前記アンローダを支持する支持フレームが立設され、
    前記支持フレームと前記突出部分との間に、燃料用機器を備えている請求項1に記載の収穫機。
  3. 穀粒貯留用のグレンタンクと燃料タンクとを隣り合わせの状態で備えるとともに、前記グレンタンクの後方に、前記グレンタンクに貯留された穀粒を機外に排出するアンローダを備え、
    前記グレンタンクの後部のうち、前記燃料タンクに対向する側の壁面に凹入部を形成してあり、
    前記燃料タンクは前記凹入部に入り込む状態で配設され、
    前記グレンタンクの後方位置に、前記燃料タンクへの給油時に給油用容器を載置可能な給油補助台が備えられ、
    前記アンローダは、そのアンローダの縦搬送筒部分を、当該縦搬送筒部分の筒軸心回りで旋回駆動する旋回駆動機構を備え、
    その旋回駆動機構を覆うカバー体が前記給油補助台に支持されている収穫機。
  4. 前記アンローダと前記燃料タンクとの間に前記アンローダを支持する支持フレームが立設され、この支持フレームに前記給油補助台が設けられている請求項記載の収穫機。
  5. 前記グレンタンク及び前記燃料タンクは、それぞれが機体フレームに載置支持され、
    前記凹入部は前記グレンタンクの下部に設けられている請求項1〜4のいずれか一項記載の収穫機。
  6. 前記グレンタンクの下方には下窄まりの傾斜部が形成され、前記凹入部は、その下窄まりの傾斜部に形成されている請求項1〜5のいずれか一項記載の収穫機。
  7. 前記凹入部は、前記グレンタンクのうち、平面視で前記燃料タンクが重複する箇所のみに形成されている請求項1〜のいずれか一項記載の収穫機。
  8. 前記燃料タンクは前記凹入部の形状に沿った形状に形成されている請求項1〜のいずれか一項記載の収穫機。
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