JP5715424B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
前記運転座席が前記エンジンを覆うエンジンカバーの上部に備えられ、前記排出レバーが前記運転座席の近傍で横向き姿勢の支持軸芯周りでの揺動により前後方向へ操作自在に支持され、前記排出クラッチが前記グレンタンクの下部の前方側に配置され、この排出クラッチに前記排出レバーの操作力を伝えるクラッチ操作機構が備えられると共に、
このクラッチ操作機構が、前記エンジンカバーの上面より上方位置において前後向き姿勢で配置され前記排出レバーに接続する第1作動体と、前記エンジンカバーの後方側で縦向き姿勢で配置され前記排出クラッチに接続する第2作動体と、前記第1作動体の前後方向への作動を縦方向への作動に変換して前記第2作動体に伝えるように横向き姿勢の揺動軸芯周りで揺動自在に支持された揺動体とを備え、
前記エンジンに供給する空気の清浄化を図るエアークリーナが、前記運転座席の後方位置に備えられ、
前記排出レバーが、前記運転座席及び前記エアークリーナよりも機体横方向内方側に位置する状態で備えられるとともに、機体前部側に操作することで前記排出クラッチが入り状態に切り換わり、機体後部側に操作することで前記排出クラッチが切り状態に切り換わるように構成され、
前記排出レバーの操作領域が、機体側面視において、前記運転座席のシートバックと、前記エアークリーナと、これらに亘る領域とに重複するように形成され、
前記クラッチ入り状態では、機体側面視において、レバー握り部が前記運転座席のシートバックよりも機体前部側に位置し、前記クラッチ切り状態では、機体側面視において、前記レバー握り部が前記エアークリーナよりも上方に位置するように設けられ、
前記レバー握り部が、レバー基端部に対して前記運転座席から離間する側に向けて曲げ形成されている点にある。
この構成では、第1作動体、揺動体、第2作動体により排出レバーの操作力をエンジンカバーの上面からエンジンカバーの後面側に伝えるクラッチ操作機構を構成することが可能になると共に、揺動体に対する第1作動体と第2作動体との連結位置の設定により、第1作動体の単位作動量に対する第2作動体の作動量を必要とする作動量に設定できる。
従って、グレンタンクから穀粒を排出するための排出クラッチを、排出レバーの適正量の操作で制御すると共に、エンジンの配置スペースに侵入することのないクラッチ操作機構が合理的に構成された。
本発明は、前記排出レバーの前記支持軸芯が、前記運転座席の機体横方向内方側端部よりも機体横方向外方側に位置して、機体正面視において、前記運転座席と重複する状態で備えられていても良い。
本発明は、前記エンジンカバーの後端位置よりも後部側箇所において機体フレームから立設される状態で支持フレームが設けられ、前記揺動体が、前記支持フレームに対して機体後上方向きに突出する状態で支持されていても良い。
〔コンバインの全体構成〕
図1、図2に示すように、左右一対のクローラ走行装置1によって走行する走行機体2の前端に刈取部3を昇降自在に備えると共に、刈取部3で刈り取られた刈取穀稈が供給される脱穀装置4と、この脱穀装置4から送られる穀粒を貯留するグレンタンク5とを走行機体2の左右位置に並列配置し、グレンタンク5には穀粒を排出するアンローダ6を備え、走行機体2の前部でグレンタンク5の前部位置に作業者が搭乗する運転部10を備えて自脱型のコンバインが構成されている。尚、この実施形態では自脱型のコンバインを示しているが、コンバインは普通型のものであっても良い。
運転部10には、作業者が搭乗するステップ11と、作業者が着座する運転座席12とが備えられると共に、運転座席12の前方位置に作業者が操作する操縦レバー13が備えられている。運転座席12の側部位置のパネル部14に主変速レバー15と、副変速レバー16とが備えられ、パネル部14の側部に排出レバー18が備えられている。
図1、図2、図9、図10に示すように、グレンタンク5の底部には、グレンタンク5に貯留されている穀粒を送り出す排出コンベア31を構成する底スクリュー31Sが底軸芯Xと同軸芯上に配置されている。アンローダ6は、底スクリュー31Sから送られる穀粒を上方に案内するエルボ状の搬出ケース32と、この搬出ケース32から送られる穀粒を上方に搬送する縦搬送コンベア33と、この縦搬送コンベア33から送られる穀粒を水平方向に搬送する中間コンベア34と、この中間コンベア34から送られる穀粒を横方向に送る横搬送コンベア35とを備えている。また、横搬送コンベア35は、中間部分で折り曲げ自在に構成され、排出側の端部に排出部36が形成されている。
図8、図9に示すように、エンジンEの駆動力を底スクリュー31Sに伝えるベルト式の伝動機構と、駆動力の断続を行う排出クラッチCとを備えてアンローダ6の駆動系が構成されている。つまり、エンジンEの出力軸に備えた出力プーリ61と、ギヤボックス62の入力軸に備えたと中間入力プーリ63とに亘って無端ベルトで成る中間ベルト64が巻回されている。ギヤボックス62は入力軸に伝えられる回転動力を、入力軸と直交する姿勢の出力軸に伝えるように一対のベベルギヤを内蔵しており、このギヤボックス62の出力軸に備えた中間出力プーリ65と、底スクリュー31Sの外端の入力軸に備えた入力プーリ66とに亘って無端ベルトで成る伝動ベルト67が巻回され、この伝動ベルト67に張力を作用させるテンションプーリ68を備えている。
クラッチ操作機構Fが、エンジンカバー20の上方に配置された第1作動ロッド75と、これに連係する揺動体74とを備えると共に、この揺動体74に連係する第2作動ロッド76をエンジンカバー20の後方側に備えて構成しているので、排出レバー18の操作力を、エンジンEが配置された空間を避ける形態でエンジンカバー20の上面からエンジンカバー20の後面側に伝えることが可能になる。また、揺動体74に対する第1作動ロッド75と第2作動ロッド76との連結位置の設定により、第1作動ロッド75の単位作動量に対する第2作動ロッド76の作動量を必要とする作動量に設定できる。これにより、排出レバー18の操作ストロークを作業者の操作に適した量に設定して排出クラッチCの操作が可能になる。
5 グレンタンク
6 アンローダ
12 運転座席
12A シートバック
17 ベースフレーム
18 排出レバー
20 エンジンカバー
23 エアークリーナ
42 旋回アクチュエータ(旋回モータ)
45 昇降アクチュエータ(昇降シリンダ)
74 揺動体
75 第1作動体(第1作動ロッド)
76 第2作動体(第2作動ロッド)
77 第2作動体(コイルスプリング)
81 制御操作具(制御ボタン)
C 排出クラッチ
E エンジン
F クラッチ操作機構
P 開閉軸芯
Q 支持軸芯
R 揺動軸芯
Y 縦軸芯
Claims (5)
- 走行機体の前部位置に運転座席とエンジンとが配置され、これらの後方に穀粒を貯留するグレンタンクが配置され、このグレンタンクから穀粒を排出するアンローダと、前記エンジンから前記アンローダに伝えられる駆動力の断続を行うベルトテンション式の排出クラッチと、この排出クラッチの断続を人為的に行う排出レバーとが備えられているコンバインであって、
前記運転座席が前記エンジンを覆うエンジンカバーの上部に備えられ、前記排出レバーが前記運転座席の近傍で横向き姿勢の支持軸芯周りでの揺動により前後方向へ操作自在に支持され、前記排出クラッチが前記グレンタンクの下部の前方側に配置され、この排出クラッチに前記排出レバーの操作力を伝えるクラッチ操作機構が備えられると共に、
このクラッチ操作機構が、前記エンジンカバーの上面より上方位置において前後向き姿勢で配置され前記排出レバーに接続する第1作動体と、前記エンジンカバーの後方側で縦向き姿勢で配置され前記排出クラッチに接続する第2作動体と、前記第1作動体の前後方向への作動を縦方向への作動に変換して前記第2作動体に伝えるように横向き姿勢の揺動軸芯周りで揺動自在に支持された揺動体とを備え、
前記エンジンに供給する空気の清浄化を図るエアークリーナが、前記運転座席の後方位置に備えられ、
前記排出レバーが、前記運転座席及び前記エアークリーナよりも機体横方向内方側に位置する状態で備えられるとともに、機体前部側に操作することで前記排出クラッチが入り状態に切り換わり、機体後部側に操作することで前記排出クラッチが切り状態に切り換わるように構成され、
前記排出レバーの操作領域が、機体側面視において、前記運転座席のシートバックと、前記エアークリーナと、これらに亘る領域とに重複するように形成され、
前記クラッチ入り状態では、機体側面視において、レバー握り部が前記運転座席のシートバックよりも機体前部側に位置し、前記クラッチ切り状態では、機体側面視において、前記レバー握り部が前記エアークリーナよりも上方に位置するように設けられ、
前記レバー握り部が、レバー基端部に対して前記運転座席から離間する側に向けて曲げ形成されているコンバイン。 - 前記排出レバーの前記支持軸芯が、前記運転座席の機体横方向内方側端部よりも機体横方向外方側に位置して、機体正面視において、前記運転座席と重複する状態で備えられている請求項1記載のコンバイン。
- 前記エンジンカバーの後端位置よりも後部側箇所において機体フレームから立設される状態で支持フレームが設けられ、
前記揺動体が、前記支持フレームに対して機体後上方向きに突出する状態で支持されている請求項1又は2記載のコンバイン。 - 前記排出レバーが、前記操作領域において垂直姿勢にある場合に、この排出レバーの上端位置が前記シートバックより高い位置にある請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記アンローダが、旋回アクチュエータによる縦軸芯周りでの旋回と、昇降アクチュエータによる昇降とが行われるように構成され、前記旋回アクチュエータと前記昇降アクチュエータとの制御を行う制御操作具が、前記排出レバーに対して機体横方向外方側に備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
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