JP2018074961A - 収穫機 - Google Patents

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順一 平川
Junichi Hirakawa
順一 平川
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Abstract

【課題】昇降口と運転座席との間の空間を広く空けることができ、オペレータが運転部に昇降しやすい収穫機を提供する。【解決手段】機体の前部に設けられると共に圃場の作物を収穫する収穫部と、収穫部よりも後側に設けられた運転部4と、を備え、運転部4は、運転部4の機体左右方向一方側に設けられた昇降口43と、運転座席41と、機体を操作する操縦操作部42と、を有し、操縦操作部42は、運転座席41に対して昇降口43側に配置されており、操縦操作部42を、前後方向において、運転座席41の前端よりも前側に突き出す使用姿勢と、運転座席41の前端よりも後側に位置する格納姿勢と、の間で姿勢変更可能に支持する支持部8が設けられており、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、後退しながら側面視で傾く。【選択図】図3

Description

本発明は、機体を操作する操縦操作部を有する運転部が備えられた収穫機に関する。
上記のような収穫機として、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この収穫機は、機体の前部に設けられると共に圃場の作物を収穫する収穫部(特許文献1では「刈取部」及び「リール装置」)と、収穫部よりも後側に設けられた運転部(特許文献1では「運転キャビン」)と、を備えている。
この運転部は、運転部の機体右側に設けられた昇降口(特許文献1では「乗降口」)と、運転座席と、機体を操作する操縦操作部(特許文献1では「操作ボックス」)と、を有している。そして、この収穫機では、操縦操作部は、運転座席に対して昇降口側に配置されている。
特開2012−100604号公報
上述の収穫機では、操縦操作部は、機体左右方向において、昇降口と運転座席との間に位置している。このような構成では、操縦操作部によって昇降口と運転座席との間の空間が狭められてしまい、オペレータが運転部に昇降する際、オペレータの体や衣服が操縦操作部に干渉する事態が想定される。
本発明の目的は、昇降口と運転座席との間の空間を広く空けることができ、オペレータが運転部に昇降しやすい収穫機を提供することである。
本発明の特徴は、
機体の前部に設けられると共に圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記収穫部よりも後側に設けられた運転部と、を備え、
前記運転部は、前記運転部の機体左右方向一方側に設けられた昇降口と、運転座席と、前記機体を操作する操縦操作部と、を有し、
前記操縦操作部は、前記運転座席に対して前記昇降口側に配置されており、
前記操縦操作部を、前後方向において、前記運転座席の前端よりも前側に突き出す使用姿勢と、前記運転座席の前端よりも後側に位置する格納姿勢と、の間で姿勢変更可能に支持する支持部が設けられており、
前記操縦操作部は、前記使用姿勢から前記格納姿勢へ姿勢変更されるとき、後退しながら側面視で傾くことにある。
本発明であれば、操縦操作部は、前後方向において、運転座席の前端よりも前側に突き出す使用姿勢と、運転座席の前端よりも後側に位置する格納姿勢と、の間で姿勢変更可能である。しかも、操縦操作部は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、単に後方へ平行移動するのではなく、後退しながら側面視で傾く。
従って、オペレータは、運転部に昇降する際、操縦操作部の姿勢を格納姿勢とすることによって、運転座席の前端よりも前側の領域を広く空けることができる。しかも、本発明であれば、操縦操作部が後退しながら側面視で傾くので、操縦操作部が単に後方へ平行移動する構成に比べて、昇降口と運転座席との間の空間をより広く空けることができる。
これにより、昇降口と運転座席との間の空間を広く空けることができ、オペレータが運転部に昇降しやすくなる。
さらに、本発明において、
前記操縦操作部は、支持台と、前記支持台の上面側に設けられた操作レバーと、を有し、
前記操縦操作部は、前記格納姿勢であるとき、側面視で前上がりに傾斜していると好適である。
操縦操作部が格納姿勢であるとき、側面視で後上がりに傾斜する構成では、操縦操作部が格納姿勢であるとき、操作レバーが支持台よりも前側に位置することとなる。そして、オペレータは、運転部に昇降する際、支持台よりも前側の領域を通過しがちであるため、オペレータが運転部に昇降する際、オペレータの体や衣服が操作レバーに干渉する事態が想定される。
ここで、上記の構成によれば、操縦操作部が格納姿勢であるとき、操作レバーが支持台よりも後側に位置することとなる。従って、オペレータが運転部に昇降する際、オペレータの体や衣服が操作レバーに干渉する事態を回避しやすくなる。
さらに、本発明において、
前記支持部は、側面視において互いに交差する第1リンク部材及び第2リンク部材を有し、
前記支持台における前部は、前記第1リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第1枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
前記支持台における後部は、前記第2リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第2枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
前記第1リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
前記第2リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
前記操縦操作部が前記使用姿勢であるとき、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、何れも前上がりに傾斜しており、
前記第1リンク部材の長手方向における長さは、前記第2リンク部材の長手方向における長さよりも長く、
前記操縦操作部の前記使用姿勢と前記格納姿勢との間の姿勢変更に伴う前記第1枢支軸芯の上下方向の移動幅は、前記姿勢変更に伴う前記第2枢支軸芯の上下方向の移動幅よりも大きいと好適である。
この構成によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材のそれぞれの長さや、操縦操作部が使用姿勢であるときの第1リンク部材及び第2リンク部材のそれぞれの傾斜などの設定だけで、格納姿勢の操縦操作部が側面視で前上がりに傾斜する構成を確実に実現することができる。
このため、昇降口と運転座席との間の空間を広く空けることができ、オペレータが運転部に昇降しやすくなるという作用効果を確実に奏することができる。また、オペレータが運転部に昇降する際、オペレータの体や衣服が操作レバーに干渉する事態を回避しやすくなるという作用効果を確実に奏することができる。
しかも、この構成によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材が側面視において互いに交差しているため、第1リンク部材及び第2リンク部材が側面視において互いに交差していない場合に比べて、第1リンク部材及び第2リンク部材の配置に必要なスペースが小さくなる。従って、支持部をコンパクトに設けることが可能となる。
さらに、本発明において、
前記操縦操作部は、支持台と、前記支持台の上面側に設けられた操作レバーと、を有し、
前記支持部は、側面視において互いに交差しない第1リンク部材及び第2リンク部材を有し、
前記支持台における前部は、前記第1リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第1枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
前記支持台における後部は、前記第2リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第2枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
前記第1リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
前記第2リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
前記操縦操作部が前記使用姿勢であるとき、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、何れも前上がりに傾斜しており、
前記第1リンク部材の長手方向における長さは、前記第2リンク部材の長手方向における長さよりも短く、
前記操縦操作部の前記使用姿勢と前記格納姿勢との間の姿勢変更に伴う前記第1枢支軸芯の上下方向の移動幅は、前記姿勢変更に伴う前記第2枢支軸芯の上下方向の移動幅よりも小さいと好適である。
この構成によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材のそれぞれの長さや、操縦操作部が使用姿勢であるときの第1リンク部材及び第2リンク部材のそれぞれの傾斜などの設定だけで、格納姿勢の操縦操作部が側面視で後上がりに傾斜する構成を確実に実現することができる。
このため、昇降口と運転座席との間の空間を広く空けることができ、オペレータが運転部に昇降しやすくなるという作用効果を確実に奏することができる。
しかも、この構成によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材が側面視において互いに交差していないため、第1リンク部材及び第2リンク部材が側面視において互いに交差している場合に比べて、支持部の構造を簡素にすることが可能となる。
コンバインの平面図である。 運転部の横断平面図である。 運転部の一部破断右側面図である。 支持部の構造を示す斜視図である。 第1別実施形態における運転部の一部破断右側面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、図1から図3、図5に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図1及び図2に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。また、図3及び図5に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1に示すように、コンバイン1(本発明に係る「収穫機」に相当)の機体前部には、収穫部2が設けられている。収穫部2は、圃場の穀物(本発明に係る「作物」に相当)を収穫する。
収穫部2の後方には、フィーダ3及び運転部4が設けられている。収穫部2とフィーダ3とは、一体的に上下揺動可能な状態で設けられている。運転部4では、オペレータによって、各種の運転操作が行われる。フィーダ3の後方には、脱穀装置5が設けられている。また、運転部4の後方には、穀粒タンク6が設けられている。
収穫部2で収穫された穀物は、フィーダ3によって脱穀装置5に搬送される。脱穀装置5において、穀物は脱穀処理される。脱穀処理により得られた穀粒は、穀粒タンク6に貯留される。穀粒タンク6に貯留された穀粒は、必要に応じて、穀粒排出装置7によって機外に排出される。
このように、コンバイン1は、機体の前部に設けられると共に圃場の作物を収穫する収穫部2を備えている。また、コンバイン1は、収穫部2よりも後側に設けられた運転部4を備えている。
また、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置(図示せず)を備えている。そして、コンバイン1は、左右一対のクローラ走行装置によって自走可能である。
〔運転部及び操縦操作部の構成〕
図1及び図2に示すように、運転部4は、運転座席41及び操縦操作部42を有している。図2及び図3に示すように、操縦操作部42は、支持台42aと、操作レバー42bと、を有している。操作レバー42bは、支持台42aの上面側に設けられている。
このように、操縦操作部42は、支持台42aと、支持台42aの上面側に設けられた操作レバー42bと、を有している。
操作レバー42bは、前後左右の十字方向に揺動操作が可能であるように構成されている。操作レバー42bが右方向に揺動操作されると、コンバイン1が右方向に旋回するように、クローラ走行装置が操向操作される。また、操作レバー42bが左方向に揺動操作されると、コンバイン1が左方向に旋回するように、クローラ走行装置が操向操作される。
操作レバー42bが前方向に揺動操作されると、図1に示した収穫部2及びフィーダ3が下降する。また、操作レバー42bが後方向に揺動操作されると、図1に示した収穫部2及びフィーダ3が上昇する。
即ち、オペレータは、操作レバー42bを操作することにより、コンバイン1の操向操作と、収穫部2及びフィーダ3の上下揺動操作と、を行うことができる。
また、図2に示すように、運転部4は、昇降口43を有している。昇降口43は、運転部4における右側に設けられている。そして、オペレータは、昇降口43を通して、運転部4に昇降することができる。
このように、運転部4は、運転部4の機体左右方向一方側に設けられた昇降口43と、運転座席41と、機体を操作する操縦操作部42と、を有している。
図2に示すように、操縦操作部42は、運転座席41に対して昇降口43側に配置されている。
また、昇降口43には、ドア44が設けられている。ドア44は、昇降口43を開閉することができるように構成されている。
図2及び図3に示すように、コンバイン1には、運転部4を覆うキャビンCが設けられている。キャビンCの前端部には、フロントガラスFGが設けられている。図3に示すように、フロントガラスFGは、キャビンCの上部から下部に亘って設けられている。また、図2及び図3に示すように、キャビンCの右前部には、ピラーPが設けられている。
また、図2に示すように、運転座席41の左側には、サイドパネルSPが設けられている。サイドパネルSPには、主変速レバー、作業クラッチ、その他の操作スイッチなどが配置されている。尚、オペレータが作業クラッチを操作することによって、収穫部2及び脱穀装置5への動力伝達が入切される。
また、図2に示すように、運転座席41の左前方には、計器パネルMPが設けられている。計器パネルMPは、サイドパネルSPの前端部から右方へ、片持ち状に張り出す状態で設けられている。計器パネルMPの液晶画面では、各種のメータ表示が行われる。
〔支持部の構成〕
図2及び図3に示すように、運転座席41は、運転部4におけるフロア部45に支持されている。また、フロア部45には、支持部8が取り付けられている。そして、支持部8は、操縦操作部42を支持している。
図2から図4に示すように、支持部8は、第1リンク部材81と、第2リンク部材82と、リンク支持部材83と、を有している。図3に示すように、側面視において、第1リンク部材81と第2リンク部材82とは、互いに交差している。
このように、支持部8は、側面視において互いに交差する第1リンク部材81及び第2リンク部材82を有している。
図4に示すように、第1リンク部材81は、右側板状部材81a及び左側板状部材81bを有している。右側板状部材81aと左側板状部材81bとは同一形状であり、何れも、細長い板状の部材である。また、右側板状部材81aの長手方向と左側板状部材81bの長手方向とは、互いに平行である。そして、右側板状部材81aと左側板状部材81bとは、互いに向かい合わせの状態で配置されていると共に、所定の間隔で離間している。
また、第2リンク部材82は、細長い板状の部材である。そして、第2リンク部材82は、右側板状部材81a及び左側板状部材81bの間を通る状態で配置されている。
この構成によれば、第1リンク部材81が単一の板状部材である場合に比べて、第1リンク部材81の剛性を高めることが可能となる。
図3及び図4に示すように、支持台42aにおける前部は、第1リンク部材81の上側端部に、機体左右方向に沿う第1枢支軸芯P1周りに相対回転可能な状態で支持されている。また、支持台42aにおける後部は、第2リンク部材82の上側端部に、機体左右方向に沿う第2枢支軸芯P2周りに相対回転可能な状態で支持されている。
第1リンク部材81の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯Q1周りに揺動可能な状態でリンク支持部材83に支持されている。また、第2リンク部材82の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯Q2周りに揺動可能な状態でリンク支持部材83に支持されている。
そして、リンク支持部材83は、ボルトによってフロア部45に固定されている。これにより、リンク支持部材83は、フロア部45を介して、コンバイン1の機体に支持されている。
即ち、第1リンク部材81の下側端部及び第2リンク部材82の下側端部は、何れも、リンク支持部材83及びフロア部45を介して、機体に支持されている。
このように、第1リンク部材81の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯Q1周りに揺動可能な状態で機体に支持されている。また、第2リンク部材82の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯Q2周りに揺動可能な状態で機体に支持されている。
また、図3に示すように、第1リンク部材81の長手方向における長さA1は、第2リンク部材82の長手方向における長さA2よりも長い。
〔操縦操作部の姿勢変更〕
以下では、操縦操作部42の姿勢変更について説明する。
上述した操縦操作部42及び支持部8の構成により、操縦操作部42は、図3に実線で示す使用姿勢と、図3に仮想線で示す格納姿勢と、の間で姿勢変更を行うことができる。操縦操作部42は、使用姿勢であるとき、前後方向において運転座席41の前端よりも前側に突き出す。また、操縦操作部42は、格納姿勢であるとき、前後方向において運転座席41の前端よりも後側に位置する。
また、操縦操作部42が使用姿勢であるとき、第1リンク部材81及び第2リンク部材82は、何れも前上がりに傾斜している。
このように、コンバイン1には、操縦操作部42を、前後方向において、運転座席41の前端よりも前側に突き出す使用姿勢と、運転座席41の前端よりも後側に位置する格納姿勢と、の間で姿勢変更可能に支持する支持部8が設けられている。
尚、図3に示すように、本実施形態においては、操縦操作部42が使用姿勢であるとき、支持台42a及び操作レバー42bは、何れも、前後方向においてピラーPの後端よりも前側に突き出している。また、操縦操作部42が格納姿勢であるとき、操縦操作部42の全体は、前後方向においてフロア部45の前壁部45aよりも後側に位置している。
オペレータが、使用姿勢の操縦操作部42を後方へ引くと、第1リンク部材81は、第1揺動軸芯Q1周りに、後方へ揺動する。これと同時に、第2リンク部材82は、第2揺動軸芯Q2周りに、後方へ揺動する。
また、このとき、操縦操作部42は、第1枢支軸芯P1周りに、図3における反時計回りの回転方向で、第1リンク部材81に対して相対回転する。これと同時に、操縦操作部42は、第2枢支軸芯P2周りに、図3における反時計回りの回転方向で、第2リンク部材82に対して相対回転する。
このような第1リンク部材81、第2リンク部材82、操縦操作部42の動作によって、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更する。
そして、操縦操作部42が使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、第1リンク部材81の揺動に伴い、第1枢支軸芯P1の位置は、上下方向に移動幅W1だけ上昇する。また、第2リンク部材82の揺動に伴い、第2枢支軸芯P2の位置は、上下方向に移動幅W2だけ上昇する。
第1揺動軸芯Q1及び第2揺動軸芯Q2の位置や、第1リンク部材81の長手方向における長さA1、第2リンク部材82の長手方向における長さA2などは、第1枢支軸芯P1の移動幅W1が第2枢支軸芯P2の移動幅W2よりも大きくなるように設定されている。
このように、操縦操作部42の使用姿勢と格納姿勢との間の姿勢変更に伴う第1枢支軸芯P1の上下方向の移動幅W1は、姿勢変更に伴う第2枢支軸芯P2の上下方向の移動幅W2よりも大きい。
そして、この構成によれば、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、後退しながら側面視で前上がりに傾いていくこととなる。また、操縦操作部42は、格納姿勢であるとき、側面視で前上がりに傾斜することとなる。
このように、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、後退しながら側面視で傾く。また、操縦操作部42は、格納姿勢であるとき、側面視で前上がりに傾斜している。
尚、ここでの「傾く」は、姿勢変更前に水平であったものが姿勢変更によって傾斜を有するようになることだけを意味するのではなく、姿勢変更前に既に傾斜を有していたものが姿勢変更によってさらに大きな傾斜を有するようになることも含む。即ち、操縦操作部42は、使用姿勢において水平であっても良いし、傾斜を有していても良い。
また、ここでの「傾斜」は、水平面に対する傾きを意味する。
以上で説明した構成によれば、操縦操作部42は、前後方向において、運転座席41の前端よりも前側に突き出す使用姿勢と、運転座席41の前端よりも後側に位置する格納姿勢と、の間で姿勢変更可能である。しかも、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、単に後方へ平行移動するのではなく、後退しながら側面視で傾く。
従って、オペレータは、運転部4に昇降する際、操縦操作部42の姿勢を格納姿勢とすることによって、運転座席41の前端よりも前側の領域を広く空けることができる。しかも、以上で説明した構成であれば、操縦操作部42が後退しながら側面視で傾くので、操縦操作部42が単に後方へ平行移動する構成に比べて、昇降口43と運転座席41との間の空間をより広く空けることができる。
これにより、昇降口43と運転座席41との間の空間を広く空けることができ、オペレータが運転部4に昇降しやすくなる。
〔第1別実施形態〕
上記実施形態では、図3に示すように、側面視において、第1リンク部材81と第2リンク部材82とは、互いに交差している。
しかしながら、本発明はこれに限定されない。以下では、本発明に係る第1別実施形態について、上記実施形態とは異なる点を中心に説明する。以下で説明している部分以外の構成は、上記実施形態と同様である。また、上記実施形態と同様の構成については、同じ符号を付している。
図5は、本発明に係る第1別実施形態における支持部18の構成を示す図である。図5に示すように、第1別実施形態では、支持部18は、第1リンク部材181と、第2リンク部材182と、リンク支持部材183と、を有している。図5に示すように、側面視において、第1リンク部材181と第2リンク部材182とは、互いに交差していない。
このように、支持部18は、側面視において互いに交差しない第1リンク部材181及び第2リンク部材182を有している。
第1リンク部材181及び第2リンク部材182は、何れも、細長い板状の部材である。また、リンク支持部材183は、第1支持部材183a及び第2支持部材183bを有している。
第1支持部材183aは、ボルトによってフロア部45に固定されている。また、第2支持部材183bは、ボルトによって運転部4における後壁部46に固定されている。
これにより、第1支持部材183aは、フロア部45を介して、コンバイン1の機体に支持されている。また、第2支持部材183bは、後壁部46を介して、コンバイン1の機体に支持されている。
支持台42aにおける前部は、第1リンク部材181の上側端部に、機体左右方向に沿う第1枢支軸芯P1周りに相対回転可能な状態で支持されている。また、支持台42aにおける後部は、第2リンク部材182の上側端部に、機体左右方向に沿う第2枢支軸芯P2周りに相対回転可能な状態で支持されている。
第1リンク部材181の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯Q1周りに揺動可能な状態で第1支持部材183aに支持されている。また、第2リンク部材182の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯Q2周りに揺動可能な状態で第2支持部材183bに支持されている。
即ち、第1リンク部材181の下側端部は、第1支持部材183a及びフロア部45を介して、機体に支持されている。また、第2リンク部材182の下側端部は、第2支持部材183b及び後壁部46を介して、機体に支持されている。
このように、第1リンク部材181の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯Q1周りに揺動可能な状態で機体に支持されている。また、第2リンク部材182の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯Q2周りに揺動可能な状態で機体に支持されている。
また、図5に示すように、第1リンク部材181の長手方向における長さA3は、第2リンク部材182の長手方向における長さA4よりも短い。
以下では、第1別実施形態における操縦操作部42の姿勢変更について説明する。
上述した操縦操作部42及び支持部18の構成により、操縦操作部42は、図5に実線で示す使用姿勢と、図5に仮想線で示す格納姿勢と、の間で姿勢変更を行うことができる。操縦操作部42は、使用姿勢であるとき、前後方向において運転座席41の前端よりも前側に突き出す。また、操縦操作部42は、格納姿勢であるとき、前後方向において運転座席41の前端よりも後側に位置する。
また、操縦操作部42が使用姿勢であるとき、第1リンク部材181及び第2リンク部材182は、何れも前上がりに傾斜している。
オペレータが、使用姿勢の操縦操作部42を後方へ引くと、第1リンク部材181は、第1揺動軸芯Q1周りに、後方へ揺動する。これと同時に、第2リンク部材182は、第2揺動軸芯Q2周りに、後方へ揺動する。
また、このとき、操縦操作部42は、第1枢支軸芯P1周りに、図5における時計回りの回転方向で、第1リンク部材181に対して相対回転する。これと同時に、操縦操作部42は、第2枢支軸芯P2周りに、図5における時計回りの回転方向で、第2リンク部材182に対して相対回転する。
このような第1リンク部材181、第2リンク部材182、操縦操作部42の動作によって、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更する。
そして、操縦操作部42が使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、第1リンク部材181の揺動に伴い、第1枢支軸芯P1の位置は、上下方向に移動幅W3だけ上昇する。また、第2リンク部材182の揺動に伴い、第2枢支軸芯P2の位置は、上下方向に移動幅W4だけ上昇する。
第1揺動軸芯Q1及び第2揺動軸芯Q2の位置や、第1リンク部材181の長手方向における長さA3、第2リンク部材182の長手方向における長さA4などは、第1枢支軸芯P1の移動幅W3が第2枢支軸芯P2の移動幅W4よりも小さくなるように設定されている。
このように、操縦操作部42の使用姿勢と格納姿勢との間の姿勢変更に伴う第1枢支軸芯P1の上下方向の移動幅W3は、姿勢変更に伴う第2枢支軸芯P2の上下方向の移動幅W4よりも小さい。
そして、この構成によれば、操縦操作部42は、使用姿勢から格納姿勢へ姿勢変更されるとき、後退しながら側面視で後上がりに傾いていくこととなる。また、操縦操作部42は、格納姿勢であるとき、側面視で後上がりに傾斜することとなる。
尚、図5に示すように、第1別実施形態においては、操縦操作部42が使用姿勢であるとき、支持台42a及び操作レバー42bは、何れも、前後方向においてピラーPの後端よりも前側に突き出している。また、操縦操作部42が格納姿勢であるとき、操縦操作部42の全体は、前後方向においてフロア部45の前壁部45aよりも後側に位置している。
〔その他の実施形態〕
(1)左右一対のクローラ走行装置の代わりに、左右一対のホイール式の走行装置が設けられていても良い。また、走行装置は、セミクローラ式であっても良い。
(2)オペレータが操縦操作部42を操作することによって、コンバイン1の走行速度が変化するように構成されていても良い。また、オペレータが操縦操作部42を操作することによって、収穫部2及び脱穀装置5への動力伝達が入切される構成であっても良い。
(3)ドア44は設けられていなくても良い。
(4)操縦操作部42に操作ボタンが設けられると共に、この操作ボタンによって機体が操作される構成であっても良い。
(5)キャビンCは設けられていなくても良い。
本発明は、普通型コンバインの他、自脱型コンバイン、トウモロコシ収穫機等にも利用可能である。
2 収穫部
4 運転部
8、18 支持部
41 運転座席
42 操縦操作部
42a 支持台
42b 操作レバー
43 昇降口
81、181 第1リンク部材
82、182 第2リンク部材
P1 第1枢支軸芯
P2 第2枢支軸芯
Q1 第1揺動軸芯
Q2 第2揺動軸芯

Claims (4)

  1. 機体の前部に設けられると共に圃場の作物を収穫する収穫部と、
    前記収穫部よりも後側に設けられた運転部と、を備え、
    前記運転部は、前記運転部の機体左右方向一方側に設けられた昇降口と、運転座席と、前記機体を操作する操縦操作部と、を有し、
    前記操縦操作部は、前記運転座席に対して前記昇降口側に配置されており、
    前記操縦操作部を、前後方向において、前記運転座席の前端よりも前側に突き出す使用姿勢と、前記運転座席の前端よりも後側に位置する格納姿勢と、の間で姿勢変更可能に支持する支持部が設けられており、
    前記操縦操作部は、前記使用姿勢から前記格納姿勢へ姿勢変更されるとき、後退しながら側面視で傾く収穫機。
  2. 前記操縦操作部は、支持台と、前記支持台の上面側に設けられた操作レバーと、を有し、
    前記操縦操作部は、前記格納姿勢であるとき、側面視で前上がりに傾斜している請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記支持部は、側面視において互いに交差する第1リンク部材及び第2リンク部材を有し、
    前記支持台における前部は、前記第1リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第1枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
    前記支持台における後部は、前記第2リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第2枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
    前記第1リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
    前記第2リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
    前記操縦操作部が前記使用姿勢であるとき、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、何れも前上がりに傾斜しており、
    前記第1リンク部材の長手方向における長さは、前記第2リンク部材の長手方向における長さよりも長く、
    前記操縦操作部の前記使用姿勢と前記格納姿勢との間の姿勢変更に伴う前記第1枢支軸芯の上下方向の移動幅は、前記姿勢変更に伴う前記第2枢支軸芯の上下方向の移動幅よりも大きい請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記操縦操作部は、支持台と、前記支持台の上面側に設けられた操作レバーと、を有し、
    前記支持部は、側面視において互いに交差しない第1リンク部材及び第2リンク部材を有し、
    前記支持台における前部は、前記第1リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第1枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
    前記支持台における後部は、前記第2リンク部材の上側端部に、機体左右方向に沿う第2枢支軸芯周りに相対回転可能な状態で支持されており、
    前記第1リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
    前記第2リンク部材の下側端部は、機体左右方向に沿う第2揺動軸芯周りに揺動可能な状態で前記機体に支持されており、
    前記操縦操作部が前記使用姿勢であるとき、前記第1リンク部材及び前記第2リンク部材は、何れも前上がりに傾斜しており、
    前記第1リンク部材の長手方向における長さは、前記第2リンク部材の長手方向における長さよりも短く、
    前記操縦操作部の前記使用姿勢と前記格納姿勢との間の姿勢変更に伴う前記第1枢支軸芯の上下方向の移動幅は、前記姿勢変更に伴う前記第2枢支軸芯の上下方向の移動幅よりも小さい請求項1に記載の収穫機。
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