JP2007228866A - コンバイン - Google Patents

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Takafumi Akiyama
尚文 秋山
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】コンバインを操縦するオペレータからの操作手段の視認性を高め、操作性が向上するコンバインの提供である。
【解決手段】コンバインの進行方向に向かって操縦席20の前方のフロントカバー40の後方上部に、コンバインを操縦する際のハンドル35と操作スイッチ、ダイヤル類(42、43、44)及びメータ類の表示部38を配置したモニタパネル部39を一体化させて設けることで、オペレータからの視認性が高まり、操作性が向上する。また、コンバインの進行方向に向かって前記把持部35の後方に、操向レバー28を除く操作レバー群(22、23、24)を配置すると、操作レバー群(22、23、24)の視認性、操作性を良好に保つことができ、更に、ハンドル35をコンバインの進行方向の前方側が開放された窪み部を有する平面視略U字形状とし、該窪み部にコンバインの操向レバー28を設けると、コンパクトな構成となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、植立穀稈を収穫するコンバインに関し、操作スイッチや操作レバー、ハンドルなどを設け、特に操縦者の視認性を高め、操作性を向上させた構成のコンバインに関する。
コンバインはクローラを構成する無限履帯の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走行して刈取作業などの農作業を可能としている。
コンバインの操縦席のある運転台には変速レバー、操向レバーなどの各種レバー、各種操作用の操作スイッチ類及び作業内容、車速などを表示する表示装置等が所狭しと配置されている。したがって、操作スイッチ類や各種レバーなどの操作性が悪く、誤操作をも招く場合があり、一連の農作業を行うに当たって作業効率も良いとは言えない。
そこで、これらの操作手段の操作性を改良して、一連の農作業を円滑に行うことができるように機能的に、操作スイッチの配置構造を改良した工夫がなされている(特許文献1)。
特開平8−89057号公報
上記特許文献1記載の構成によれば、運転席の左側に傾斜状に設けた制御パネルの上位に水平状に主制御態様を切り替える第1のスイッチ類を並列配置し、制御パネルの下位には、副制御態様を切り替える第2のスイッチ類を直列配置して、制御態様によって配置を上下に変えて誤操作を抑制する。すなわち特許文献1記載の構成では、左側の一側方に操作スイッチ類が全て配置されている。
しかし、通常、コンバインを操縦するオペレータは、主に前方を見て操作・作業することが多く、また、右方向を向いて作業する場合もある。したがって、特許文献1記載の構成では、オペレータからの操作スイッチ類の視認性が良くなく、すなわちオペレータは、わざわざ左側を向いて、パネル上にあるスイッチ等を確認してから操作しなければならず、操作性や作業性が良いとは言えない。
本発明の課題は、コンバインを操縦するオペレータからの操作スイッチ等の視認性を高め、操作性が向上するコンバインの提供である。
上記課題は次の解決手段により解決できる。
請求項1記載の発明は、操縦席(20)を設けたコンバインにおいて、コンバインの進行方向に向かって前記操縦席(20)の前方に機体壁面(40)と、該機体壁面(40)の後方上部で前記操縦席(20)の前方に、前記機体壁面(40)と間隔を隔てて、コンバインを操縦する際の把持部(35)とを設け、該把持部(35)に各種の操作スイッチ・ダイヤル類(42、43、44)を含む操作部及びメータ類の表示部(38)が一体的に設けられた構成として配置されているコンバインである。
本明細書中、操作スイッチ・ダイヤル類(42、43、44)とは、操作用の電気的接続のオンオフや、電気容量の増減を制御するものを意味する。
請求項2記載の発明は、コンバインの進行方向に向かって前記把持部(35)の後方に、操向レバー(28)を除く操作レバー群(22、23、24)を配置する請求項1記載のコンバインである。
ここで、操作レバーとは、一端が回動支点であり、他端が把持部である棒状の操作用の部材のことを意味する。通常、作業中は操向レバー(28)を常に握った状態であるが、その他の操作レバー(22、23、24)などは、状況に応じて操作するものであり、操向レバー(28)とは操作内容や機能、性質等が相違するため、本請求項では操向レバー(28)を除いた操作レバー群(22、23、24)について、操向レバー(28)とは別の箇所に設置したことを明確に規定している。
請求項3記載の発明は、前記把持部(35)はコンバインの進行方向の前方側が開放された窪み部を有する平面視略U字形状であり、前記窪み部に操向レバー(28)を設けた請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、コンバインの進行方向に向かって操縦席(20)の前方の機体壁面(40)の後方上部に把持部(35)と操作スイッチ、ダイヤル類(42、43、44)及びメータ類の表示部(38)などが設けられているので、コンバインを操縦するオペレータからの操作スイッチ等の視認性が高まり、操作性が向上する。また、機体壁面(40)と間隔を隔てて、操縦する際の把持部(35)を設けているので、開放的でオペレーターの居住性が良い。
また、把持部(35)と操作スイッチ等(38、42、43、44)は一体化した構成を有しているため、これら把持部(35)や操作スイッチ等(38、42、43、44)の構成が簡素化され、コスト低減が図れる。また、従来操作スイッチ類が設けられていた左パネル上が広くなり、操作スイッチ等(38、42、43、44)の作業内容を表示したラベルの文字などを大きくできる。また、左パネル上が広くなるため、これら操作スイッチ等(38、42、43、44)のレイアウトの自由度が高まる。
また、請求項2記載の発明によれば、把持部(35)の後方に操向レバー(28)を除く操作レバー(22、23、24)を配置することで、コンバインを操縦する際の把持部(35)に遮られない位置に、操作レバー(22、23、24)が位置しているため、すなわちオペレータから見て手前側に操作レバー(22、23、24)が配置されているので、操作レバー(22、23、24)の視認性、操作性を良好に保つことができる。更に操作スイッチや表示部等(38、42、43、44)と操作レバー(22、23、24)とを分けて配置することで、わざわざ確認しなくても、それぞれの位置がほぼ分かるため、操作性に優れ、作業効率が向上する。
また、請求項3記載の発明によれば、前記把持部(35)のU字形状の窪み部に操向レバー(28)を設けているので、操作スイッチや表示部等(38、42、43、44)と一体となった把持部(35)をコンパクトに出来ると同時に、操向レバー(28)の操作空間を充分に得ることが出来る。把持部(35)に手を置いて楽に操向レバー(28)の操作ができる。
本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本実施例のコンバインの右側面図であり、図2は図1のコンバインの正面図であり、図3は図1のコンバインの平面図である。なお、本明細書では、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向いたときの方向を言う。
図1から図3に示すように、コンバインの車体2の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行装置(以下、走行クローラと称す。)3を有する走行装置本体4を配設し、車体2の前端側に分草杆8を備えた刈取装置9が設けられている。刈取装置9は車体2の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム(図示せず)で支持されているので、コンバインに搭乗したオペレータが運転台25の操縦席20にあるパワステレバー(操向レバー)28を前後に傾倒操作することにより、刈取装置支持フレームと共に上下に昇降する構成である。
車体2の上方には、刈取装置9から搬送されてくる穀稈を搬送して脱穀、選別する脱穀装置10と該脱穀装置10で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク13が載置され、グレンタンク13の後部に縦オーガ16、横オーガ17からなるオーガ15を連接して、グレンタンク13内の穀粒をグレンタンク下部の螺旋(図示せず)により搬送して、横オーガ17の穀粒排出口17cからコンバインの外部に排出する構成としている。
すなわち、コンバインはオペレータが操縦席20においてHST主変速レバー22および副変速レバー23を操作し、エンジン64の動力を図示しない走行トランスミッションケース内の主変速機を介して変速し、左右の走行クローラ3、3に伝動して任意の速度で走行する。
また、図3に示すように、運転台25の右側面はオペレータの乗降用の空間が設けられている。そして前記運転台25の右側前方には、パワステレバー(操向レバー)28、その後方に近接する位置に、パワステレバー28を操作する時に操作腕や操作手を置くためのハンドル35と該ハンドル35を支持し、かつオペレータが乗降する時の支えバーとなる支持部(アーム)35aが機体に設けられている。またハンドル35の左側には、燃料や走行速度、グレンタンク13内の穀粒の貯留量などを表示する表示パネル部38や、また刈取装置9で刈り取る際の供給深さを手動で調節する供給深さ調節スイッチ42、分草杆8や刈取装置9などを左右に移動させる刈取りスライドスイッチ43、コンビスイッチ44などの刈取装置9や走行用の機器を操縦するための操作スイッチ類が設けられたモニタパネル部39を配置している。これらハンドル35、支持部35a、及びモニタパネル部39は一体成形した合成樹脂から得られる。
パワステレバー(操向レバー)28は、一本のレバーを左右に傾倒すればコンバインを左右に旋回させ、前後に傾倒すれば刈取装置9を下降、上昇できる。コンバインは、オペレータが操縦席20においてパワステレバー28を左右に傾倒操作することにより各種旋回走行することができる。すなわち、コンバインを旋回させようとする方向にパワステレバー28を傾倒操作することにより、左右の走行クローラ3、3に速度差が与えられて走行方向の変更が行われる構成としている。
そして運転台25の左側には、走行装置3を無段階で前進、停止、後退制御できるHSTレバー(主変速レバー)22、走行装置3の速度を低速(作業速)、中速(作業速と走行速)、高速(走行速)の3段階に切り替える副変速レバー23、刈取装置9および脱穀装置10の運転停止を操作する刈取・脱穀レバー24(入り切り位置は図8に図示)などが設けられている。
なお、コンバインの旋回モードは、旋回モードのスイッチ37a(図6)とHSTレバー22のスイッチ22b(図5)の操作によって、標準(ブレーキ)旋回、緩旋回、急旋回に切り替え可能である。旋回モードのスイッチ37aがオフの時にパワステレバー28を左右方向に最大位置まで倒すとコントローラー(図示せず)の制御により標準旋回となる。なお、スイッチ37aとランプ37bは連動しており、スイッチ37aをオンすると、ランプ37bが点灯し、スイッチ37aをオフすると、ランプ37bが消灯する。
また、同様にスイッチ37aがオフの時にHSTレバー22のスイッチ22bを押した状態で、パワステレバー28を左右方向に最大位置まで倒すとコントローラーの制御により緩旋回となり、旋回内側車輪の車速が外側車輪の車速の1/3(+1/3回転)となる。
一方、スイッチ37aがオンの時も、パワステレバー28を左右方向に最大位置まで倒すと、コントローラーの制御により標準旋回となる。
そして、同様にスイッチ37aがオンの時にHSTレバー22のスイッチ22bを押した状態で、パワステレバー28を左右方向に最大位置まで倒すとコントローラーの制御により急旋回となり、旋回内側車輪の車速が外側車輪の車速の−1/3(「−」は外側車輪と逆向きであることを示している)となる。
図4には、本発明の一実施例によるコンバインの前方部分の右側面図を示し、図5には、図4のコンバインの右側部分の正面図を示し、図6には図4のコンバインの操縦席20のモニタパネル部39の平面図を示す。
操縦席20の前方にはフロントカバー40を設けており、該フロントカバー40には照明部50が取り付けられている。また、図4に示すように、前記フロントカバー40の後方上部でフロントカバー40から所定距離L(図2)離れたところにハンドル35と一体となったフローティング式のモニタパネル部39を配置する。フローティング式のモニタパネル部39とは、モニタパネル部39が浮いている、すなわちモニタパネル部39の下部に空間部を有するという意味であり、図5に示すようにモニタパネル部39の下に、点線で示した空間部分Jが設けられている。
従来は、操作席20の左側部のパネルにあった旋回モードのスイッチ37a、ランプ37bを含む自動制御スイッチなどの自動系のスイッチ類を、操作席20の前側のフローティング式のモニタパネル部39の表示パネル部38付近に集中配置したものである。自動系のスイッチ類として、分草杆8による植立穀稈検知によりコンバインの走行方向を自動的にコントロールするための自動方向制御のオン、オフを行うスイッチ37cとランプ37d、刈取装置9から搬送されてくる穀稈を脱穀装置10へ搬送するフィードチェーンの停止制御のオン、オフを行うスイッチ37eとランプ37f、自動扱ぎ深さ制御のオン、オフを行うスイッチ37gとランプ37hなどを備えている。フィードチェーンの停止制御を行うスイッチ37eがオフの時は刈取装置9が所定量上昇すると刈取装置9の駆動が停止し、スイッチ37eがオンの時は刈取装置9が所定量上昇すると刈取装置9の駆動とフィードチェーンの駆動が停止する。
そして、表示パネル部38の左横には、刈取装置9で刈り取る際の供給深さを手動で調節する供給深さ調節スイッチ42(自動で供給深さを調節する場合は自動扱ぎ深さスイッチ37gを使用)、分草杆8や刈取装置9などを左右に移動させる刈取りスライドスイッチ43、ホーン(押すとホーンが鳴る構成)44aとウインカリブ(左右移動)44bとライトノブ(OFF−LOW−HIGH)44cなどが一つになったコンビスイッチ44などの手動スイッチ類を配置している。更に、表示パネル部38にはエンジン回転計48aや作業に使用した時間を示すアワーメーター48b、水温警告灯49a、エンジンオイル警告灯49b、バッテリ充電警告灯49c、更には排藁搬送装置とノッタ(結束機)が詰まったときの警告灯49d等の警告灯などを備えている。そしてこれら自動系のスイッチ類や手動スイッチ類、表示パネル部38を備えたモニタパネル部39と前記ハンドル35を一体化させた構成としている。
本構成を採用することにより、コンバインの進行方向に向かって操縦席20の前方のフロントカバー40の後方上部にハンドル35と、表示パネル部38やスイッチ類(42、43、44)を配置したモニタパネル部39が設けられているので、コンバインを操縦するオペレータからのモニタパネル部39の視認性が高まり、操作性が向上する。また、フロントカバー40から所定距離隔てて、上方にハンドル35を設けているので、開放的でオペレーターの居住性が良い。また、ハンドル35とモニタパネル部39は一体化した構成であるため、これらハンドル35やモニタパネル部39の構成が簡素化され、コスト低減が図れる。また、従来操作スイッチ類が設けられていた左パネル上が広くなり、操作スイッチ等の作業内容を表示したラベルの文字などを大きくできる。また、左パネル上が広くなるため、これら操作スイッチ類のレイアウトの自由度が高まる。
図7には図4のコンバインの前方部分の左側面図を示す。図7に示すように、ハンドル35の後ろ面35cより後側に、主変速レバー22や副変速レバー23や刈取・脱穀レバー24、スロットルレバー27などの操作レバー群(22、23、24)を配置している。ハンドル35の後方に操作レバー群(22、23、24)を配置することで、コンバインを操縦する際のハンドル35に遮られない位置に、操作レバー群(22、23、24)が位置しているため、すなわちオペレータから見て手前側に操作レバー群(22、23、24)が配置されているので、操作レバー群(22、23、24)の視認性、操作性を良好に保つことができる。
また、図7に示すように、フロントカバー40よりも後側で、且つ、スロットルレバー27よりも前側にフローティング式のモニタパネル部39を配置しても良い。
本構成を採用することにより、オペレータの膝元の居住性を充分に確保しつつ、モニタパネル部39をオペレータ側に近付けて配置することでモニタパネル部39の視認性も確保できる。また、スロットルレバー27がオペレータから見てモニタパネル部39に遮られないため、スロットルレバー27の視認性と操作性を良好に保つことが出来る。
また、図4から図6に示すように、ハンドル35の前側とフローティング式のモニタパネル部39の側方とで形成される空間(図6の点線部分K)にパワステレバー28を配置している。これらの図に示すように、ハンドル35部分は、平面視略U字形状であり、該U字形状の窪み部Kにコンバインの操向レバー28を設けているので、モニタパネル部39と一体となったハンドル35をコンパクトに出来ると同時に、パワステレバー28の操作空間を充分に得ることが出来る。また、ハンドル35の後ろ面すなわちオペレータ側の面35c(図7)を平坦にすれば、オペレータ側には障害物がないので、操縦席20のハンドル35付近の空間が広くなり、操作性がよい。すなわちオペレータが立って、コンバインの前方下方をのぞき込んでもハンドル35が障害とならない。
図4に示すように、運転台25の前方にフロントカバー40が設けられているが、フロントカバー40の後面40aよりも後側にフローティング式のモニタパネル部39を配置している。
本構成を採用することにより、オペレータの膝元の居住性を充分に確保しつつ、モニタパネル部39をオペレータ側に近付けて配置することでモニタパネル部39の視認性も確保できる。
また、図4、図6に示すように、フローティング式のモニタパネル部39及びハンドル35の外側の支技部35aの外側面にイグニッションキー41を配置しても良い。
イグニッションキー41は、従来は右膝付近に配置されており、オペレータの足がイグニッションキー41に接触するなどオペレータの居住性や操作性が良くなかった。
本構成を採用することにより、コンバインを操縦するオペレータから見たイグニッションキー41の視認性、操作性が向上する。また、イグニッションキー41を膝元に配置しないため、オペレータの居住性が向上する。
また、図1、図4、図5に示すように駐車ブレーキレバー21を曲げて、フロントカバー40の外側面40bから突出した給油口52に干渉しないようにしても良い。
燃料タンク51の給油口52をフロントカバー40の外側面から突出させて配置する。駐車ブレーキレバー21を機体の前方に湾曲させて、給油口52との干渉を防止する。
本構成を採用することにより、駐車ブレーキレバー21をフロントカバー40の外側面40bから突出した給油口52とほぼ同じ機体幅位置に設けることで、機体の幅を抑えることができる。また、操縦席20からの駐車ブレーキレバー21の位置も近いため、駐車ブレーキレバー21の操作性を良好に保つことができる。
そして、図4に示すようにフロントカバー40の外側面に設けた給油口52の下方に駐車ブレーキレバー21の回動支点Gを配置している。図5に示すように、駐車ブレーキレバー21の回動軸21gをステップ29の左右方向に貫通させて、更に給油パイプ53の下に配置している。回動軸21gは、トランスミッション(図示せず)内のブレーキへと繋がっている。
本構成を採用することにより、燃料タンク51の積み下ろしが容易になる。また、回動軸21gがステップ29の下になるため、コンバインを操縦するオペレータの足元部分が広くでき、オペレータの居住性が向上する。そして回動軸21gがステップ29を左右に貫通するため、ステップ29の剛性を高めることができる。更にステップ29の剛性を高めるパイプとしての作用も回動軸21gは兼ねることができるため、パイプなどの部品点数を少なくできて簡素な構成となり、コストも低減される。
また、図5に示すように、モニタパネル部39及びハンドル35の左側の支持部35bよりも左側に主変速レバー22の支点H及び主変速レバー22のグリップ22aを配置しても良い。
主変速レバー22を前進最高速位置(図8のD位置)に操作しても、主変速レバー22の前方には干渉物がないため、主変速レバー22の操作がスムーズに行える。また、干渉物がないことで、容易に左手を移動させることができるため刈取装置9等に問題があった場合でも、例えば穀稈の搬送部(図3の点線X部分)で穀稈が引っ掛かってスムーズに搬送されない場合でも、すぐに対応が可能である。
図8には、本発明の一実施例によるコンバインの操縦席20付近の右側面図を示す。丸枠内には、パワステレバー28の前後方向の傾動中心Aと左右方向の傾動中心B付近の拡大図を示す。
パワステレバー28は、前後の傾動中心Aを支点として矢印Cに示すように前後に傾倒すれば刈取装置9(図1)を下降、上昇できる。また、左右の傾動中心Bを支点としてパワステレバー28を左右に傾倒すればコンバインを左右に旋回させることができる。本実施例によれば、図8に示すように、パワステレバー28の前後左右の傾動中心A、Bよりも後側にフローティング式のモニタパネル部39を配置している。
パワステレバー28のリンク関係の部品は、前後左右の傾動中心A、B付近に集中して配置されており、本構成を採用することにより、パワステレバー28のリンク関係の部品がモニタパネル部39よりも前方に配置されるため、コンバインを操縦するオペレータの膝元の空間を充分に確保できる。また、パワステレバー28のリンク関係の部品をオペレータ側に設けなくても済むためフロントカバー40の後面40aを平坦にすることができ、オペレータの居住性が向上する。更に、パワステレバー28の前後左右の傾動中心A、Bとモニタパネル部39の位置がずれているため、モニタパネル部39が邪魔にならず、パワステレバー28のメンテナンス性も向上する。
また、主変速レバー22を前進最高速位置に操作した状態で、この主変速レバー22の上部がフローティング式のモニタパネル部39に側面から見てオーバーラップするようにしても良い。
すなわち図8に示すように、主変速レバー22を前進最高速位置(D位置)に操作した時、主変速レバー22の上部が上記モニタパネル部39に側面視でオーバラップするように配置している。
本構成を採用することにより、供給深さ調節スイッチ42、刈取りスライドスイッチ43、コンビスイッチ44などのスイッチ類(図6)や主変速レバー22の前進最高速位置などが集中して配置されるため、コンバインの作業時にオペレータの手の移動量が少なくなり、コンバインを操縦するオペレータが、これらスイッチ類や主変速レバー22を操作する際の操作性が向上する。
また、パワステレバーの基部28bを後方へ曲げ、グリップ部28aを垂直状態になるように再び曲げる構成としても良い。
図8に示すように、パワステレバー28の前後左右の傾動支点A、Bを、上記モニタパネル部39よりも前方に配置し、パワステレバー28の基部28bをFの部分で後方へ曲げ、その上部でグリップ部28aが垂直状態になるように、再度レバーをEの部分で曲げている。
本構成を採用することにより、グリップ部28aが垂直状態であるため握りやすく、パワステレバー28の操作性を良好に保つことができる。また、パワステレバー28の基部28bを二度曲げることでグリップ部28aを後方に設け、パワステレバー28の構成部品をより前方に配置できるため、操縦席20の居住空間を広くでき、コンバインを操縦するオペレータの居住性が向上する。
また、フローティング式のモニタパネル部39及びハンドル35の左右の支持部35a、35bを後上がり傾斜姿勢にしても良い。
図8に示すように、モニタパネル部39及びハンドル35の支持部35aを後上がりの傾斜姿勢にしている。なお、図8は右側面図を示すが、左側にも同様に支持部35bを配置している。
本構成を採用することにより、支持部35aとコンバインを操縦するオペレータの膝付近に空間が生じるため乗降口を広くすることができ、オペレータの乗り降りが容易になる。また、支持部35aが後上がり傾斜姿勢に配置されていることから、オペレータが乗降する時に支持部35aの上方からつかみ易くなり、コンバインの乗り降りが容易になる。
また、図8に示すように、フローティング式のモニタパネル部39を、機体の側面から見て操縦席20の座面20aより上方(高い位置)になるように配置しても良い。
本構成を採用することにより、コンバインを操縦するオペレータの膝がモニタパネル部39の下に入り易くなり、オペレータの居住性が高まる。また、モニタパネル部39がオペレータに近くなり、モニタパネル部39の視認性が高まり、コンバインの操作性も向上する。
本発明はトラクタやコンバインを含む農業用作業車両だけでなく、工業用作業車両においても利用可能性がある。
本発明の一実施例のコンバインの右側面図である。 図1のコンバインの正面図である。 図1のコンバインの平面図である。 本発明の一実施例によるコンバインの前方部分の右側面図である。 図4のコンバインの右側部分の正面図である。 図4のコンバインの操縦席のモニタパネル部の平面図である。 図4のコンバインの前方部分の左側面図である。 本発明の一実施例によるコンバインの操縦席付近の右側面図である。
符号の説明
2 車体 3 走行装置(走行クローラ)
4 走行装置本体 8 分草杆
9 刈取装置 10 脱穀装置
13 グレンタンク 15 オーガ
16 縦オーガ 17 横オーガ
17c 排出口 20 操縦席
20a 座面 21 駐車ブレーキレバー
21g 回動軸 22 HST主変速レバー
22a HSTグリップ 22b スイッチ
23 副変速レバー 24 刈取・脱穀レバー
25 運転台 27 スロットルレバー
28 パワステレバー 28a グリップ
28b 基部 29 ステップ
35 ハンドル 35a、35b 支持部
35c ハンドルの後ろ面 37a、c、e、g スイッチ
37b、d、f、h ランプ 38 表示パネル部
39 モニタパネル部 40 フロントカバー
40a フロントカバー後面 40b フロントカバー外側面
41 イグニッションキー 42 供給深さ調節スイッチ
43 刈取りスライドスイッチ 44 コンビスイッチ
44a ホーン 44b ウインカリブ
44c ライトノブ 48a エンジン回転計
48b アワーメーター 49a、b、c、d 警告灯
51 燃料タンク 52 給油口
53 給油パイプ 64 エンジン

Claims (3)

  1. 操縦席(20)を設けたコンバインにおいて、
    コンバインの進行方向に向かって前記操縦席(20)の前方に壁面(40)と、
    該壁面(40)の後方上部で前記操縦席(20)の前方に、前記壁面(40)と間隔を隔てて、コンバインを操縦する際の把持部(35)とを設け、
    該把持部(35)に各種の操作スイッチ・ダイヤル類(42、43、44)を含む操作部及びメータ類の表示部(38)が一体的に設けられた構成として配置されていることを特徴とするコンバイン。
  2. コンバインの進行方向に向かって前記把持部(35)の後方に、操向レバー(28)を除く操作レバー群(22、23、24)を配置することを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記把持部(35)はコンバインの進行方向の前方側が開放された窪み部を有する平面視略U字形状であり、前記窪み部に操向レバー(28)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のコンバイン。
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