JP2008271847A5 - - Google Patents

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コンバインの操作装置
この発明は、コンバインの操作装置に関するものである。
コンバインは、圃場を走行しながら機体の前部に備えた刈取部で穀稈を株元から刈り取って後方へ送り、機体の中央部に設ける脱穀装置で脱穀して穀粒を収穫する。そして、畦際の穀稈を収穫するために、下記特許文献1〜3に記載の如く、畦際で走行を停止させて刈取装置のみを駆動して穀稈を刈り取ることが出来るようにしている。
特許文献1に記載のコンバインでは、操縦部の足元に設けた掻込ペダルを踏み込むと走行装置へ動力を伝動する副変速装置を中立位置に切り換えて走行を停止し、刈取部のみを駆動するようにしている。
特許文献2に記載のコンバインでは、操縦部の足元に設けた掻込ペダルを踏み込むと走行装置へ動力を伝動するミッションケース内の左右サイドクラッチを切って動力伝動を断ち、刈取部のみを駆動するようにしている。
特許文献3に記載のコンバインでは、走行装置を変速する主変速レバーが走行装置への駆動力伝動を行わない中立位置でのみ刈取部の駆動を入切する強制掻込みスイッチが機能するようにしている。
特開2005−46046号公報 特開2001−54314号公報 特許第3848876号公報
前記特許文献1や特許文献2に記載のコンバインでは、走行中に操縦部の足元に設けた掻込ペダルを踏み込むと走行装置への動力伝動が断たれて急激なブレーキ作用が働き危険を感じることがある。また、踏み込んだ掻込ペダルをなにげなく戻すと走行装置への動力伝動が回復して機体が急に走行を開始するために、オペレータがびっくりして以後の操縦操作を誤ることがある。
また、特許文献3に記載のコンバインでは、強制掻込みスイッチを入にしている時に走行装置への動力伝動が回復して機体が急に走行を開始するようなことが無いが、機体の走行を停止してからでないと刈取部を駆動できないために畦際の穀稈を刈り取ろうと停止する際に刈取位置を微妙に調整することが困難で、刈取り位置調整に手間取り刈り残しが生じ易い。
そこで、本発明では、前進走行中に誤って掻込ペダルを踏むことがあっても急停止することが無く、掻込ペダルで畦際での穀稈刈取停止位置を調整し易くして刈り残しを無くすることを課題とする。
この発明は、上述の如き課題を解決するために、以下のような技術的手段を講じる。
すなわち、請求項1記載の発明は、走行装置(1)への動力伝動を断つ掻込ペダル(2)と走行装置(1)の走行方向と走行速度を変更する変速レバー(3)とを、該変速レバー(3)が前進側に操作されている状態で掻込ペダル(2)の踏込み不可とし変速レバー(3)が中立位置または後進側に操作されている状態では掻込ペダル(2)の踏込みを可能とし、変速レバー(3)が後進側に操作されている状態で掻込ペダル(2)を踏込むとその踏込みに伴って変速レバー(3)を後進側から中立域側に移動させるよう掻込ペダル(2)と変速レバー(3)を連繋させる連繋機構(21)を設けたコンバインの操作装置とした。
この構成で、掻込ペダルの踏込みによる走行装置への動力切断が変速レバーを中立か後進側にしている場合のみ行え、後進中に踏込むと変速レバーを中立に戻して走行が停止する。
求項2記載の発明は前記連繋機構(21)を、掻込ペダル(2)の踏込み状態を保ったままで変速レバー(3)を前進側へ操作して刈取部(4)を駆動できる構成た請求項1に記載のコンバインの操作装置とした。
この構成で、掻込ペダルを踏み込んだ後に変速レバーを前進側へ操作すると走行装置を駆動しないで刈取部を駆動できる。
請求項3記載の発明は、前記変速レバー(3)を前後回動する取付板(28)に取り付け、該取付板(28)と車体(10)の下部に枢支した回動アーム(31a)とをロッド(29)で連結し、前記回動アーム(31a)と一体のアーム(31b)と、走行変速用の油圧変速アーム(25)に連動するカム板(34)とをリンク(33)で連結し、前記カム板(34)の上部にはカム面を有する凹部(35)を形成し、前記掻込ペダル(2)を支持するペダルアーム(40)には、前記カム板(34)の外周に近接するローラ(39)を枢着し、前記凹部(35)には、変速レバー(3)が中立位置にある状態で掻込ペダル(2)を踏込むことでローラ(39)が落ち込む開口部(37)と、該ローラ(39)が落ち込んだ状態で変速レバー(3)を前進側へ回動操作できる逃げ部(32)を形成し、前記カム板(34)における開口部(37)の前側の部位には、変速レバー(3)を後進位置に操作したときにローラ(39)を凹部(35)側へ案内する斜面(43)を形成し、掻込ペダル(2)を踏込むとローラ(39)が斜面(43)に当たってカム板(34)を回動させて変速レバー(3)を中立位置側へ戻しながらローラ(39)が凹部(35)に落ち込む構成とした請求項2記載のコンバインの操作装置とした。
変速レバー(3)を前進側へ操作した状態では、ローラ(39)がカム板(34)の外周に当たって掻込ペダル(2)を踏み込めないが、変速レバー(3)を中立位置にした状態と後進位置にした状態では、掻込ペダル(2)を踏むと、ローラ(39)がカム板(34)の凹部(35)に落ち込んで、踏み込むことが出来る。このように、掻込ペダル(2)の踏み込みが変速レバー(3)を中立位置と後進位置にした場合に可能になる。そして、掻込ペダル(2)を踏み込んだ状態では、カム板(34)の凹部(35)の逃げ部(32)により変速レバー(3)を前進側へのみ操作することが可能になる。掻込ペダル(2)を踏込み込んで変速レバー(3)を前進側へ操作した状態では、左右のサイドクラッチが切られているので、走行装置が駆動されることが無くコンバイン前部の刈取部(4)が駆動される。
請求項1記載の発明によると、主変速レバーを前進側に操作して前進走行している状態では掻込ペダルを踏み込めないので、誤操作で掻込ペダルを踏んでも踏込めず、高速走行中に走行動力が断たれて急減速するようなことが少なく、主変速レバーを中立位置にして停止した場合か後進にしてゆっくりと後進している場合にしか掻込ペダルを踏込めないので、急減速による危険性が無く、後進によって畦からの停止位置を容易に調整出来る。
求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、畦際まで移動して掻込ペダルを踏み込んで走行を停止した後に、再び主変速レバーを前進側へ操作して刈取部を駆動することで畦際の穀稈を刈取でき、掻込ペダル)と変速レバーのみの操作で畦際の穀稈刈り取りが出来て操作が単純化される。
請求項3記載の発明によると、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、掻込ペダル(2)を踏み込んで変速レバー(3)を前進側へ操作すると、左右のサイドクラッチが切られているために、走行装置(1)を駆動すること無く刈取部(4)を駆動して、畦際の穀稈を刈り取ることができる。
次に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
本明細書では、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向いたときの方向を言う。
図1に示すように、コンバインの車体10の下部側に土壌面を走行する左右一対の走行クローラ11を有するクローラ走行装置1を配設し、車体10の前端側に分草杆12を備えた刈取部4が設けられている。刈取部4の後方には操縦席13を備えた運転台14があり、また車体10の上方には刈取部4から搬送されてくる穀桿を引き継いで搬送して脱穀・選別する脱穀装置(図示せず)が運転台14の左後方に設けられ、該脱穀装置で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク15が脱穀装置の右側に配置されている。グレンタンク15の後部にオーガ16を連接して、グレンタンク15内の穀粒をコンバインの外部に排出する構成としている。
このコンバインはオペレータが操縦席13に着座して左側に立設する主変速レバー(変速レバー)3および副変速レバー17を操作し、エンジンの動力をトランスミッションケース9内の主変速機構を介して変速し、左右の走行クローラ11,11に伝動して任意の速度で走行する。穀稈の収穫を行う場合には、脱穀レバー5を脱穀クラッチ入にして脱穀装置を駆動しながら走行する。
また、操縦席13の前側に立設する操向レバー18を左右に傾倒操作することにより各種旋回走行をすることができる。すなわち、操向レバー18をコンバインを旋回させようとする方向に傾倒操作することにより、左右の走行クローラ11,11に速度差が与えられて走行方向の変更が行われる構成としている。
運転台14の足元フロアー19上には、図2に示すように、アクセルペダル26とブレーキペダル20及び掻込ペダル2をオペレータが足で踏み込むことによって作動するように設けている。アクセルペダル26は、エンジンの回転を上昇させて出力を増大させ、ブレーキペダル20は、トランスミッションケース9内のブレーキデスクを締めて走行装置1の回転を停止する。さらに、掻込ペダル2は、トランスミッションケース9内の左右サイドクラッチを切り作動して走行装置1への動力伝動を切るもので、畦際の穀稈を刈り取る際に使用する。
前記主変速レバー3は、トランスミッションケース9内の油圧無段変速装置の回転出力を変速するもので、走行装置1を前進、中立、後進に切り替えると共に走行速度を変速する。前進走行の速度は後進走行よりも高速である。図3に示す如く、この主変速レバー3と掻込ペダル2は、後で詳述する連繋機構21を介してワイヤー22,23でトランスミッションケース9のサイドクラッチアーム24と油圧変速アーム25に連結している。
また、主変速レバー3は、前進側へ操作すると刈取部4のクラッチが入って刈取部4を駆動する。
図4から図6は、主変速レバー3と掻込ペダル2の連係状態を示すもので、図4は主変速レバー3を前進側へ回動操作した状態で掻込ペダル2を踏込めなく、図5は主変速レバー3が中立位置の状態で掻込ペダル2を踏込むことが可能で、図6は主変速レバー3を後進側へ回動操作した状態で掻込ペダル2を踏込むと主変速レバー3を中立へ戻すことを示している。
連係機構21の詳細は図3に示す如く、主変速レバー3は枢支軸27で前後に回動する取付板28にボス42で取り付けて、取付板28と下部の枢支軸30に枢支した回動アーム31aとロッド29で連結する。さらに、回動アーム31aと一体の他方アーム(アーム)31bとカム板34をリンク33で連結する。カム板34は横軸36に固着してカム板34を回すと横軸36が回って、横軸36の他の部分で連結したワイヤー23を引いて油圧変速アーム25を回動し走行装置1を変速する。
図7と図8は連繋機構21を詳細に示す図で、主変速レバー3を後進位置にした場合の位置関係を示している。カム板34には、上側にカム面を形成する凹部35を設け、後述する掻込ペダル2のローラ39が落ち込んで掻込ペダル2の動きを規制するようにしている。凹部35は、ローラ39が入り込んだ状態で主変速レバー3を前進側へ回動操作できるよう逃げ部32を形成し、主変速レバー3を中立に近づけると掻込ペダル2の戻り付勢力でローラ39が凹部35から抜け出し易い形状としている。
また、掻込ペダル2は横軸36の上側に設ける別の横軸38へペダルアーム40を固着し、掻込ペダル2を踏み込んで横軸38を回すと横軸38の他の部分で連結したワイヤー22を引いてサイドクラッチアーム24を回動して走行装置1への動力伝動を断つようになる。ペダルアーム40には前記カム板34の外周41に接近してローラ39を枢着している。
カム板34の凹部35は、主変速レバー3が中立位置で掻込ペダル2の踏込みによってローラ39が落ち込ように開口部37を設けているが、この開口部37の前側に主変速レバー3を後進位置にした時にローラ39を凹部35内へ案内する斜面43を形成して、掻込ペダル2を踏込むとローラ39が斜面43に当たってカム板34を回動して主変速レバー3を中立位置へ戻しながらローラ39が凹部35に落ち込むようになる。
枢支軸30と横軸36と横軸38は同一のフレーム(図示省略)へ平行に取り付けることで位置関係を正確に組み付けられるようにしている。
以上の連繋機構21で、図4の主変速レバー3を前進側へ回動操作した状態では、ローラ39がカム板34の外周41に当たって掻込ペダル2を踏み込めないが、主変速レバー3を中立位置にした図5と後進位置にした図6の状態では、掻込ペダル2を踏むと、ローラ39がカム板34の凹部35に落ち込んで、踏み込むことが出来る。このように、掻込ペダル2の踏込みが主変速レバー3を中立位置と後進位置にした場合に可能になる。そして、掻込ペダル2を踏込み込んだ状態では、カム板34の凹部35の逃げ部32により主変速レバー3を前進側へのみ操作することが可能になる。
掻込ペダル2を踏込み込んで主変速レバー3を前進側へ操作した状態では、左右サイドクラッチが切られているので、走行装置が駆動されることが無くコンバイン前部の刈取部4が駆動されるのである。
図9と図10には、本発明の第二実施例として、掻込ペダル2の踏込み可能状態を主変速レバー3の操作位置との関連だけでなく、副変速レバー17の操作位置とも関連付けた連繋機構21を示している。副変速レバー17はトランスミッションケース9内で走行装置1への出力回転数を高・低に切換えるのである。この連係機構21はコンバイン機体の高い位置に設けるので、走行装置1からの泥はねを受けることが無く、作動不良を起こすことが無い。
運転台14の側部で、主変速レバー3の取付板28と副変速レバー17の枢支軸49に固着したカム板48の上側をリンク51で連結している。このカム板48には円弧溝53と外周から円弧溝53に斜めに通じる導入溝54を形成している。副変速レバー17の枢支軸49下方の横軸45には、掻込ペダル2とワイヤ44で連結した連係アーム46を枢着している。この連係アーム46には横軸45に対してワイヤ44との連結部と対称位置にピン47を突設している。連係アーム46は戻りばね でワイヤ44の引き力を受けるようにしている。
連係アーム46のピン47とカム板48の導入溝54の関係は、主変速レバー3を前進側にしていると導入溝54の上端部55がピン47に当たって掻込ペダル2を踏込めず、主変速レバー3を中立位置にしていると導入溝54にピン47が入り込んで掻込ペダル2を踏込むことが可能になり、主変速レバー3を後進位置にしているとピン47が導入溝54の下端部52に沿って円弧溝53に入りながらカム板48を動かして主変速レバー3を中立へ戻すようになる。
ピン47が円弧溝53に入り込んだ状態では、ピン47の外周と円弧溝53の外側内周面との間隔aがピン47の外周と円弧溝53の内側内周面との間隔bよりも広くしてピン47が円弧溝53に入り込んだ状態でカム板48が円滑に動くようにしている。(図10参照)
次に、コンピュータを用いた走行装置1と刈取部4の制御を説明する。
図11は、制御信号の流れを示すブロック図で、コントローラ60に入力する信号は、主変速センサ61から主変速レバー3の変速位置、脱穀センサ62から脱穀装置の駆動入切信号、掻き込みペダルセンサ63から掻込ペダル2の踏込みによる入切信号、刈取センサ64から刈取レバーの入切信号、傾斜センサ65から車体10の傾き角度、車速センサ66から機体の走行速度、刈り高さセンサ67から刈取部4の地面からの高さである。
コントローラ60からの制御信号は、刈取部4の駆動入切制御信号とクローラ走行装置1の駆動入切制御信号が出力される。
図12は、制御のフローチャート図で、ステップS1で主変速センサ61等の各データを読込み、ステップS2でまず主変速レバー3の変速位置が中立であるかの判定を行い、YESであればステップS3の脱穀レバーが入かの判定を行い、この判定がYESであればステップS4の刈取レバーが入かの判定を行い、この判定がYESであればステップS5の機体の傾きが5°以下かの判定を行い、この判定がYESであればステップS6の車速が零かの判定を行い、この判定がYESであればステップS7の掻込ペダル2が踏み込まれて入かの判定を行う。すなわち、ステップS2からステップS7までの全ての判定がYESならばステップS8の掻込制御を行う。掻込制御は走行を停止して刈取部4を駆動する制御である。どれかの判定がNOであれば、掻込制御を行わない。なお、ステップS2からステップS7までのどれかの判定を省略しても良い。
そして、ステップS9で主変速レバー3の変速位置が中立であるかの判定がYESでステップS10の掻込ペダル2が踏み込まれて入かの判定がYESであれば、掻込制御を解除し、どちらかの判定がNOであれば、掻込制御を続行する。
なお、刈取部4を一定高さ以上に上昇させると脱穀装置を駆動したままで刈取部4と穀稈搬送装置を停止させる機能を持たせたコンバインであっても、上記条件を充たせば掻込制御になるようにすれば良い。
図13、14は、コンバインの搭乗用ステップ近傍の図面で、第一ステップ70の上側でオイルタンク74の上に位置して第二ステップ71をカバー72の開口部73から突出して設けている。カバー72の内部には前側に二つのオイルフィルター76,77を左右に並べて配置し、後側にバッテリ75を配置している。このオイルフィルター76,77とバッテリ75の外側近くの配置で、カバー72を外してメンテナンスする場合に作業性が良くなっている。
図15は、コンバインの操縦席13の下部に設けるエンジン収納ケース側部を示し、冷却風を吸入するラジエータカバー80の内側に該ラジエータカバー80内面に沿って回転する上下の防塵スクリーン81,82を設けている。
防塵スクリーン81,82を取り付ける軸89,90にはギア84,86が固定され、両ギア84,86が中間に設けるギア85に噛み合っていて、上側のギア84をモータ83で駆動することで、上下の防塵スクリーン81,82が同方向へ同じ速度で回転する。
ラジエータカバー80の内側には、オイルクーラ88、インタークーラ87等を配置している。
次に、このコンバインにおける油圧制御回路を図16と図17で説明する。
図16において、オイルタンク100から吸い込まれて油圧ポンプ101で送り出される圧油は、メインリリーフ弁102で高圧力の一定圧力に維持され、サブリリーフ弁103を介して走行系油圧回路104へ送る低圧の流れと、直接的に作業系油圧回路105の第一分流弁106へ送る高圧の流れに分けられる。
油圧ポンプ101の供給側では、走行速度を変速する油圧無段変速装置107にもオイルを送っている。
まず、走行系油圧回路104へ送られた圧油は、左右の電磁パイロット弁108,109へ送られ、この電磁パイロット弁108,109から直接供給する左右の走行油圧クラッチ112,114と左右の電磁比例弁110,111を介して供給する左右のブレーキシリンダ113,115を作動する。
第一分流弁106へ送られた圧油は、作業切換弁117へ送る流れと車体制御回路116へ供給する流れに分岐される。作業切換弁117を通った圧油は、パイロット弁121と絞り付チェック弁125を通って刈取シリンダ123へ送る流れと、パイロット弁122と絞り付チェック弁126を通ってオーガ用シリンダ124へ送る流れに分岐される。
作業切換弁117に供給される油圧は、高圧リリーフ弁120で上限圧を調整され、固定絞り弁119でバルブ中立時の供給圧を所定圧以上に保持している。
車体制御回路127に供給される油圧は、車体10とクローラ走行装置11の間に設ける左ローリングシリンダ128と右ローリングシリンダ129及びピッチングシリンダ130へ送られている。各シリンダ128,129,130へは電磁制御弁134,135,136とチェック弁137,138,139及び絞り付チェック弁131,132,133を介して送っている。
また、車体制御回路116には手動閉鎖弁118を連結し、車体制御回路127の左ローリングシリンダ128と右ローリングシリンダ129及びピッチングシリンダ130を手動で操作する場合に閉じる。
図17の油圧回路図は、図16の油圧回路に電磁切換弁140とパイロット付手動切換弁141を追加したもので、電磁切換弁140の切換によって作業切換弁117へ送る圧油を直接パイロット弁121へ送ると共に作業切換弁117の戻り圧をパイロット付手動切換弁141のパイロット圧に供給し、パイロット付手動切換弁141で刈取下げと車体制御回路127への圧油供給を制御可能にした。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの一部正面図である。 連動機構の概念図である。 連動機構の作動図である。 連動機構の作動図である。 連動機構の作動図である。 一部の拡大側面図である。 一部の拡大側面図である。 一部の拡大側面図である。 一部の拡大側面図である。 制御ブロック図である。 制御フローチャート図である。 一部の拡大側面図である。 一部の拡大平面図である。 一部の拡大側面図である。 油圧制御回路図である。 別実施例の油圧制御回路図である。
1 走行装置
2 掻込ペダル
3 主変速レバー(変速レバー)
4 刈取部
10 車体
21 連繋機構
25 油圧変速アーム
28 取付板
29 ロッド
31a 回動アーム
31b 他方アーム(アーム)
32 逃げ部
33 リンク
34 カム板
35 凹部
37 開口部
39 ローラ
40 ペダルアーム
43 斜面

Claims (3)

  1. 走行装置(1)への動力伝動を断つ掻込ペダル(2)と走行装置(1)の走行方向と走行速度を変更する変速レバー(3)とを、該変速レバー(3)が前進側に操作されている状態で掻込ペダル(2)の踏込み不可とし変速レバー(3)が中立位置または後進側に操作されている状態では掻込ペダル(2)の踏込みを可能とし、変速レバー(3)が後進側に操作されている状態で掻込ペダル(2)を踏込むとその踏込みに伴って変速レバー(3)を後進側から中立域側に移動させるよう掻込ペダル(2)と変速レバー(3)を連繋させる連繋機構(21)を設けたコンバインの操作装置。
  2. 前記連繋機構(21)を、掻込ペダル(2)の踏込み状態を保ったままで変速レバー(3)を前進側へ操作して刈取部(4)を駆動できる構成た請求項1に記載のコンバインの操作装置。
  3. 前記変速レバー(3)を前後回動する取付板(28)に取り付け、該取付板(28)と車体(10)の下部に枢支した回動アーム(31a)とをロッド(29)で連結し、前記回動アーム(31a)と一体のアーム(31b)と、走行変速用の油圧変速アーム(25)に連動するカム板(34)とをリンク(33)で連結し、前記カム板(34)の上部にはカム面を有する凹部(35)を形成し、前記掻込ペダル(2)を支持するペダルアーム(40)には、前記カム板(34)の外周に近接するローラ(39)を枢着し、前記凹部(35)には、変速レバー(3)が中立位置にある状態で掻込ペダル(2)を踏込むことでローラ(39)が落ち込む開口部(37)と、該ローラ(39)が落ち込んだ状態で変速レバー(3)を前進側へ回動操作できる逃げ部(32)を形成し、前記カム板(34)における開口部(37)の前側の部位には、変速レバー(3)を後進位置に操作したときにローラ(39)を凹部(35)側へ案内する斜面(43)を形成し、掻込ペダル(2)を踏込むとローラ(39)が斜面(43)に当たってカム板(34)を回動させて変速レバー(3)を中立位置側へ戻しながらローラ(39)が凹部(35)に落ち込む構成とした請求項2記載のコンバインの操作装置。
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