JP5232026B2 - 刈取収穫機 - Google Patents
刈取収穫機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5232026B2 JP5232026B2 JP2009011020A JP2009011020A JP5232026B2 JP 5232026 B2 JP5232026 B2 JP 5232026B2 JP 2009011020 A JP2009011020 A JP 2009011020A JP 2009011020 A JP2009011020 A JP 2009011020A JP 5232026 B2 JP5232026 B2 JP 5232026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- cutting
- traveling
- state
- travel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
この種の刈取収穫機として、従来、たとえば特許文献1に記載されたコンバインがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、エンジン8の出力軸8aの回動力を、伝動ベルト17を介して走行用変速装置18の入力軸18aに伝達し、この走行用変速装置18の出力軸18bの回動力を、走行用ミッションMを介して左右の走行装置1に伝達する。走行用変速装置18の出力軸18bの回動力を、刈取クラッチ19を介して刈取部3の入力軸3dに伝達する。(各符号は、公報に記載されたものである。)
この図に示すように、畦80に沿った作業走行を行なって未刈り地81の一辺側および他辺側と畦80との間に移動走行地82ができると、未刈り地81の移動走行地82に沿った方向での一端部に位置する作業対象列に対する作業走行を行なう。この作業走行を終えて一方の移動走行地82に至ると、この移動走行地82を未刈り地81の他端部に向けて移動走行する。未刈り地81の他端部に到達すると、この端部に位置する作業対象列に対する作業走行を行う。この作業走行を終えて他方の移動走行地82に至ると、この移動走行地82を未刈り地81の一端部に向けて移動走行してこの端部に位置する作業対象列に対する作業走行を行う。このように、未刈り地81の両端部での作業走行と、各移動走行地82での移動走行とを繰り返して行なうという作業形態を採用されることがある。
つまり、作業走行を終えて枕地に至ると、枕地で旋回を行なって先の作業走行箇所に隣り合って位置する次の作業対象列に対する作業走行を行なうという作業形態を採用した場合、枕地での旋回に前後進の繰り返しが必要になるなどによって時間が掛かりがちになる。これに対し、上記した如く未刈り地の一端部と他端部の間を移動走行する作業形態を採用した場合、枕地での煩わしい旋回が不要になる。
前記刈取クラッチを入り状態に切り換える操作によって前記走行変速装置が設定高速位置から減速操作されるように、かつ前記刈取クラッチが入り状態に切り換わるに先立って前記走行変速装置が減速されるように、前記刈取クラッチと前記走行変速装置とを連係させた連係手段を備えて、
前記刈取部を前記下降作業高さから前記上昇非作業高さに上昇させる操作によって前記刈取クラッチが切り状態に切換え操作されるように、かつ前記刈取部を前記上昇非作業高さから前記下降作業高さに下降させる操作によって前記刈取クラッチが入り状態に切換え操作されるように、前記刈取部と前記刈取クラッチとを連係させたオートクラッチ手段を備えて、
前記刈取部を前記下降作業高さに下降させる操作をすることにより、前記刈取部が前記下降作業高さに下降すると共に、前記走行変速装置が減速され、前記走行変速装置が減速された後に前記刈取クラッチが入り状態に切り換わるように構成し、
前記刈取クラッチを入り状態に切換える操作をすることにより、前記走行変速装置が減速され、前記走行変速装置が減速された後に前記刈取クラッチが入り状態に切り換わるように構成してある。
本第1発明の構成によると、走行変速装置が減速操作目標の速度位置に切り換わり、走行装置を作業走行の速度で駆度する駆動力が走行変速装置によって出力されるようになってから刈取クラッチが入り状態に切り換わるから、走行変速装置の出力が刈取部に伝達されるものであっても、かつ刈取クラッチを入り状態に切り換える操作に連係させて走行変速装置が減速操作されても、刈取部に適切な速度の駆動力が伝達されて刈取部の駆動速度が許容速度を超えるなどの駆動トラブルが発生しない。
本第2発明は、前記オートクラッチ手段を、前記刈取部と前記刈取クラッチとを連係させたオン状態と、前記刈取部と前記刈取クラッチとの連係を絶ったオフ状態とに切り換え自在に構成し、前記刈取クラッチを入り状態に切り換え操作させる入り指令を出力する入り位置と、前記刈取クラッチを切り状態に切り換え操作させる切り指令を出力する切り位置とに人為切り換え操作自在なクラッチ操作手段を備え、前記クラッチ操作手段が前記切り位置に切り換え操作されることにより、前記オートクラッチ手段が前記オフ状態に切り換え制御されるように構成してある。
本第3発明は、オン操作状態とオフ操作状態とに人為切り換え操作自在なオート切り換え操作手段を備え、前記オート切り換え操作手段が前記オン操作状態に切り換え操作され、前記クラッチ操作手段が前記入り位置に切り換え操作されることにより、前記オートクラッチ手段が前記オン状態に切り換え制御され、前記クラッチ操作手段が前記切り位置に切り換え操作されることにより、前記オート切り換え操作手段の操作状態に無関係に、前記オートクラッチ手段が前記オフ状態に切り換え制御されるように構成してある。
本第4発明は、前記クラッチ操作手段が操作レバーであり、前記オート切り換え操作手段がスイッチである。
本第5発明は、前記走行変速装置は、作業走行に適切な速度で前記走行装置を駆動する標準位置と、作業走行に適切な速度であって前記標準位置に対応する速度よりも低速で前記走行装置を駆動する低速位置と、移動走行に適切な速度であって前記標準位置に対応する速度よりも高速で前記走行装置を駆動する高速位置と、に切換可能であり、前記高速位置が前記設定高速位置に対応し、前記走行変速装置が前記高速位置の場合のみ、前記走行変速装置が前記高速位置から前記標準位置に減速操作されるよう構成してある。
図1は、本発明の実施例に係る刈取収穫機の全体を示す側面図である。この図に示すように、本発明の実施例に係る刈取収穫機は、左右一対のクローラ式の走行装置1,1によって自走するように構成され、かつ運転座席3aが装備された運転部3を有した走行機体を備え、この走行機体の機体フレームの前部に連結された刈取部2を備え、走行機体の機体フレームの後部側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置4と穀粒タンク5を備えて構成されている。
つまり、刈取部2は、機体フレームに軸芯P1まわりに上下揺動自在に支持された刈取部フレーム20、この刈取部フレーム20に支持された分草具21、引起し装置22、バリカン形の刈取装置23、供給装置24を備えている。この刈取部2は、刈取部フレーム20が油圧式でかつ単動形の昇降シリンダ27によって上下に揺動操作されることにより、分草具21が地面の近くに下降した下降作業高さと、分草具21が地面から高く上昇した上昇非作業高さとに昇降する。
刈取変速装置18は、シフトギヤ16が摺動操作されて低速伝動ギヤ14に噛み合うことによって低速位置に切り換わり、シフトギヤ16が摺動操作されて高速伝動ギヤ15に噛み合うことによって高速位置に切り換わる。
すなわち、走行変速装置7は、標準位置に切り換えられると、左右の走行装置1,1を植立穀稈の倒伏が無いとか少ない場合の作業走行に適切な標準速度で駆動する。走行変速装置7は、低速位置に切り換えられると、左右の走行装置1,1を標準速度よりも低速であって、植立穀稈の倒伏が激しい場合の作業走行に適切な速度で駆動する。走行変速装置7は、高速位置に切り換えられると、左右の走行装置1,1を標準速度よりも高速であって、移動走行に適切な速度で駆動する。
すなわち、オートクラッチ手段70は、上げスイッチ67及び下げスイッチ68からの情報を基に昇降レバー29が上げ位置[U]に操作されたか、下げ位置[D]に操作されたかを判断する。
オートクラッチ手段70は、昇降レバー29が上げ位置[U]に操作されたと判断した場合、昇降シリンダ27を上げ側に切り換え操作し、昇降レバー29の上げ位置[U]への操作が解除されるまで、あるいは刈取部2が上限高さに上昇するまで刈取部2を上げ操作する。このとき、オートクラッチ手段70は、昇降センサ61による検出情報と、制御装置31が備える連結高さ設定手段76による設定連結高さとを基に、刈取部2の連結高さが設定連結高さよりも高くなったか否かを判断し、刈取部2の連結高さが設定連結高さよりも高くなったと判断した場合、刈取クラッチ17の操作モータ36を切り側に操作して刈取クラッチ17を切り状態に切り換え操作する。
設定連結高さとして、作業走行に使用される連結高さのうちの最も高い連結高さよりもやや高い連結高さであって、下限の連結高さと上限の連結高さとの間に位置する連結高さを設定してある。
刈取部昇降手段72は、昇降レバー29が上げ位置[U]に操作されたと判断した場合、昇降シリンダ27を上げ側に切り換え操作し、昇降レバー29の上げ位置[U]への操作が解除されるまで、あるいは刈取部2が上限高さに上昇するまで刈取部2を上げ操作する。
刈取部昇降手段72は、昇降レバー29が下げ位置[D]に操作されたと判断した場合、昇降シリンダ27を下げ側に切り換え操作し、昇降レバー29の下げ位置[D]への操作が解除されるまで、あるいは刈取部2が下限高さに下降するまで刈取部2を下げ操作する。
刈取クラッチ制御手段73は、刈取クラッチレバー26が入り位置[ON]に操作されたと判断した場合、操作モータ36を入り側に切り換え操作して刈取クラッチ17を入り状態に切り換え操作する。
刈取クラッチ制御手段73は、刈取クラッチレバー26が切り位置[OFF]に操作されたと判断した場合、操作モータ36を切り側に切り換え操作して刈取クラッチ17を切り状態に切り換え操作し、後述する変速制御に移行する(図15参照)。
2 刈取部
7 走行変速装置
17 刈取クラッチ
26 クラッチ操作手段(刈取りクラッチレバー)
30 オート切り換え操作手段(オートスイッチ)
70 オートクラッチ手段
71 連係手段
Claims (5)
- 走行機体に刈取部が上昇非作業高さと下降作業高さとに昇降操作自在に連結され、前記刈取部に対する伝動を入り切りする刈取クラッチと、前記走行機体の走行装置を変速駆動する走行変速装置と、を備えた刈取収穫機であって、
前記刈取クラッチを入り状態に切り換える操作によって前記走行変速装置が設定高速位置から減速操作されるように、かつ前記刈取クラッチが入り状態に切り換わるに先立って前記走行変速装置が減速されるように、前記刈取クラッチと前記走行変速装置とを連係させた連係手段を備えて、
前記刈取部を前記下降作業高さから前記上昇非作業高さに上昇させる操作によって前記刈取クラッチが切り状態に切換え操作されるように、かつ前記刈取部を前記上昇非作業高さから前記下降作業高さに下降させる操作によって前記刈取クラッチが入り状態に切換え操作されるように、前記刈取部と前記刈取クラッチとを連係させたオートクラッチ手段を備えて、
前記刈取部を前記下降作業高さに下降させる操作をすることにより、前記刈取部が前記下降作業高さに下降すると共に、前記走行変速装置が減速され、前記走行変速装置が減速された後に前記刈取クラッチが入り状態に切り換わるように構成し、
前記刈取クラッチを入り状態に切換える操作をすることにより、前記走行変速装置が減速され、前記走行変速装置が減速された後に前記刈取クラッチが入り状態に切り換わるように構成してある刈取収穫機。 - 前記オートクラッチ手段を、前記刈取部と前記刈取クラッチとを連係させたオン状態と、前記刈取部と前記刈取クラッチとの連係を絶ったオフ状態とに切り換え自在に構成し、
前記刈取クラッチを入り状態に切り換え操作させる入り指令を出力する入り位置と、前記刈取クラッチを切り状態に切り換え操作させる切り指令を出力する切り位置とに人為切り換え操作自在なクラッチ操作手段を備え、
前記クラッチ操作手段が前記切り位置に切り換え操作されることにより、前記オートクラッチ手段が前記オフ状態に切り換え制御されるように構成してある請求項1記載の刈取収穫機。 - オン操作状態とオフ操作状態とに人為切り換え操作自在なオート切り換え操作手段を備え、
前記オート切り換え操作手段が前記オン操作状態に切り換え操作され、前記クラッチ操作手段が前記入り位置に切り換え操作されることにより、前記オートクラッチ手段が前記オン状態に切り換え制御され、前記クラッチ操作手段が前記切り位置に切り換え操作されることにより、前記オート切り換え操作手段の操作状態に無関係に、前記オートクラッチ手段が前記オフ状態に切り換え制御されるように構成してある請求項2記載の刈取収穫機。 - 前記クラッチ操作手段が操作レバーであり、前記オート切り換え操作手段がスイッチである請求項3記載の刈取収穫機。
- 前記走行変速装置は、作業走行に適切な速度で前記走行装置を駆動する標準位置と、作業走行に適切な速度であって前記標準位置に対応する速度よりも低速で前記走行装置を駆動する低速位置と、移動走行に適切な速度であって前記標準位置に対応する速度よりも高速で前記走行装置を駆動する高速位置と、に切換可能であり、
前記高速位置が前記設定高速位置に対応し、前記走行変速装置が前記高速位置の場合のみ、前記走行変速装置が前記高速位置から前記標準位置に減速操作されるよう構成してある請求項1〜4のいずれか一項に記載の刈取収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009011020A JP5232026B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 刈取収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009011020A JP5232026B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 刈取収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010166838A JP2010166838A (ja) | 2010-08-05 |
JP5232026B2 true JP5232026B2 (ja) | 2013-07-10 |
Family
ID=42699539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009011020A Active JP5232026B2 (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 刈取収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5232026B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6071777B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-02-01 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | コンバイン |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS611321A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-07 | 三菱農機株式会社 | コンバインの速度制御装置 |
JPS62175833U (ja) * | 1986-04-24 | 1987-11-09 | ||
JP2002017134A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-22 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバインのオートクラッチ制御装置 |
JP3881000B2 (ja) * | 2005-11-22 | 2007-02-14 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインにおける刈取前処理装置の昇降・駆動制御装置 |
-
2009
- 2009-01-21 JP JP2009011020A patent/JP5232026B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010166838A (ja) | 2010-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4944836B2 (ja) | 作業車の操作制御装置 | |
JP4882373B2 (ja) | コンバイン | |
JP2007174972A5 (ja) | ||
JP4897744B2 (ja) | コンバイン | |
JP2007228837A5 (ja) | ||
JP4393237B2 (ja) | コンバインの走行用変速操作装置 | |
JP5232026B2 (ja) | 刈取収穫機 | |
JP5452114B2 (ja) | コンバイン | |
JP5075076B2 (ja) | 刈取作業機 | |
JP5232028B2 (ja) | 刈取収穫機 | |
JP2009089618A (ja) | コンバインの操作制御装置 | |
JP3847187B2 (ja) | 収穫作業機の変速操作構造 | |
JP4914310B2 (ja) | 作業車の操作制御装置 | |
WO2019172129A1 (ja) | 収穫機 | |
JP2010172213A (ja) | 刈取収穫機 | |
JP4529898B2 (ja) | コンバイン | |
JP4507800B2 (ja) | コンバイン | |
JP4960939B2 (ja) | コンバインの変速制御装置 | |
JP5308113B2 (ja) | コンバインの変速制御装置 | |
JP5044349B2 (ja) | コンバインの変速制御装置 | |
JP5123886B2 (ja) | 車速制御装置 | |
JP2007174971A5 (ja) | ||
JP2009159892A (ja) | コンバイン | |
JP5069698B2 (ja) | 刈取収穫機 | |
JP5129780B2 (ja) | コンバインの車速制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110329 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120719 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120914 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130322 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5232026 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |