JP3067770B2 - コンバインの操作装置 - Google Patents

コンバインの操作装置

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JP3067770B2
JP3067770B2 JP11190305A JP19030599A JP3067770B2 JP 3067770 B2 JP3067770 B2 JP 3067770B2 JP 11190305 A JP11190305 A JP 11190305A JP 19030599 A JP19030599 A JP 19030599A JP 3067770 B2 JP3067770 B2 JP 3067770B2
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lever
threshing
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栄治 篠崎
昌一 山本
謙二 重松
善正 松田
一志 大原
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの操作装置
に関し、乗用型のコンバインに利用されるものである。 【0002】 【従来の技術】従来のコンバインにおける操作装置は、
たとえば、実開昭57−28618号公報に示されてい
るように、各種の操作レバ−を操縦席の周辺に集中させ
て設けているが、車台の進行方向を変更する走向クラッ
チレバ−は、左右一対からなるのが普通であって、しか
も、この一対の走向クラッチレバ−は操縦席の前方中央
位置に設けられていた。 【0003】また、実開昭58−50626号公報に示
されているように、操縦装置の横側に外側へ突出させた
状態にサイドクラッチを操作する操作レバ−を設けた構
成のものもあったが、構成が複雑になると共に、横側に
突出させた操作レバ−が車幅より外方へ突出しているた
め走行障害となり不便であった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】コンバインは、操作個
所が多く当然レバ−数も多くなって、操縦席の周辺に集
中的に配置されているが、課題としては構成の簡略化と
操作の簡易化、単純化が要求されている。特に、最近、
コンバインも老人や婦女子の操縦が増え、簡単に操作が
できて操作間違いの起きない構造が要求されている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の如き課
題を解決するために次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、刈取装置と脱穀装置と脱穀装置に続いて
後処理作業を行なう後処理装置を設け、車台の前部に前
進方向に向かって前側操縦台と左側操縦台とを配置し後
側に操縦席を設けて右側から乗降できるように右側のみ
開放し、該前側操縦台は、右側端部の所定位置に車台の
進行方向の操向操作および刈取装置の昇降操作を行う一
本の走向クラッチレバ−を設けるが他の操作を行うレバ
−を設けない構成とし、車台の前後方向に対して横方向
における走向クラッチレバ−の仮想延長線よりも後方に
おける左側操縦台の上面に設けた前後方向のガイド溝を
貫通すると共に、上端位置が走向クラッチレバ−の上端
位置よりも低くした走行装置を変速操作するレバ−と脱
穀クラッチ及び刈取クラッチを入り切り操作するレバ−
とを前後に配置し、該レバ−の後方に、前記後処理装置
を操作するレバ−を設けてなるコンバインの操作装置と
した。 【0006】さらに、脱穀装置と刈取装置と脱穀装置に
続いて後処理作業を行なう後処理装置を設け、車台の前
部に前進方向に向かって前側操縦台と左側操縦台とを配
置し後側に操縦席を設けて右側から乗降できるように右
側のみ開放し、該前側操縦台は、右側端部の所定位置に
車台の進行方向の操向操作および刈取装置の昇降操作を
行う一本の走向クラッチレバ−を設けるが他の操作を行
うレバ−を設けない構成とし、車台の前後方向に対して
横方向における走向クラッチレバ−の仮想延長線よりも
後方における左側操縦台の上面に設けた前後方向のガイ
ド溝を貫通すると共に、上端位置が走向クラッチレバ−
の上端位置よりも低くした走行装置を変速操作するレバ
−を操縦席から遠い側に設けると共に走行装置を変速操
作するレバ−を間隔をおいて手前側に設け、該両レバ−
の後方に脱穀クラッチ及び刈取クラッチを入り切り操作
する2本のレバ−を左右方向に間隔をおいて設け、該両
レバ−の後方に、脱穀装置に続いて後処理作業を行なう
後処理装置を操作する複数個のレバ−を設けてなるコン
バインの操作装置とした。 【0007】 【作用】機体の回転各部を駆動してから、レバ−の操作
により、脱穀クラッチ、刈取クラッチを入りにし、走向
クラッチレバ−を操作して進行方向の操向操作および刈
取装置の昇降操作を行い、走行装置を変速操作するレバ
−を操作して車台を前進させ作業を開始する。後処理作
業を行なうレバ−を操作すると、後処理装置によって脱
穀装置につづく後処理作業を行なう。 【0008】 【効果】本発明は、コンバインの操向操作を操作間違い
を少なくし、容易に行うことが出来る。その上、一本の
走向クラッチレバ−により車台の操向操作と刈取装置の
昇降操作とを行うことができるので、穀稈列の屈曲や圃
場の凹凸にもレバ−を持ち替る必要がなく右手で素早く
対応できる。 【0009】そして、変速レバ−を走向クラッチレバ−
とは遠く離れているが運転者の左側で近くに設けること
ができるので、左手での走行速度の変速操作を行い易
い。また、変速レバ−よりも使用頻度の少ない脱穀クラ
ッチや刈取クラッチを入り切りするレバ−を運転者の近
くに設けることができるので、運転者は左手による走行
速度の変速操作と共に脱穀・刈取クラッチの入り切り操
作を容易に行うことができる。 【0010】さらに、脱穀クラッチ及び刈取クラッチを
入り切り操作するレバ−とを前後に配置し、該レバ−の
後方に、脱穀装置に続いて後処理作業を行なう後処理手
段を設けているので、収穫作業の中で比較的使用頻度の
少ないレバ−が後方に配置することになり、レバ−の誤
操作がなく、操作性を向上する。そして、複数の後処理
作業を誤操作なく操作できる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本願発明の1実施の形態に
ついて説明する。まず、その構成について述べると、車
台3は、クロ−ラ9を有し前部には刈取装置2を設け、
上部には脱穀装置1を搭載して刈取脱穀作業ができる構
成としている。そして、アタッチメント装置10は、カ
ッタ−とノッタ−からなり択一的に切替えていずれか一
方を使用できるようにし、前記脱穀装置1の排藁部に装
着して脱穀後の排藁を切断したり結束することができる
構成としている。11はエンジンル−ムを示す。 【0012】そして、オペレ−タが乗車する操縦空間7
は、車台3の進行方向に向かって前記エンジンル−ム1
1の前側に設けた操縦席6と、その操縦席6に対向させ
て前側に設けた前側操縦台4と、左側に設けた左側操縦
台5とによって三方を囲んで右側のみを開放してここか
ら乗降が出来る構成としている。走向クラッチレバ−8
は、操縦座6に座して右手による操縦が楽なように前側
操縦台4の右側寄りの所定位置に設け、車台3の走行ク
ラッチ機構と連結して左右方向に操作すると、車台3の
進行方向を左右方向へ変更できる構成としている。そし
て、走向クラッチレバ−8は、油圧機構にも操作可能に
連結し、前後方向に操作すると、刈取装置2を昇降作動
できる構成としている。 【0013】変速レバ−12と副変速レバ−13は、左
側操縦台5の前部に2本のガイド溝14、15を形成
し、それぞれ挿入して前後方向に移動操作できる構成と
している。16はスロットルレバ−を示す。なお、従来
知られているように、上記変速レバ−12は、油圧変速
装置を介して走行速度を変速し、副変速レバ−13は、
走行速度を高低に切替できる構成になっている。 【0014】そして、脱穀クラッチレバ−17と刈取ク
ラッチレバ−18は、左側の操縦台5の後部に前後方向
に沿う2本のクラッチガイド溝19、20を設けて操作
可能に挿通している。脱穀クラッチレバ−17は、前記
エンジンル−ム11に内装したエンジン(図示せず)の
回転動力を脱穀装置1に伝動したり中断したりできる構
成としている。刈取クラッチレバ−18は、エンジンの
回転動力を刈取装置2に伝動したり、中断したり操作が
できる構成としている。 【0015】なお、図1および図2から明らかなよう
に、車台3の前後方向に対して横方向における走向クラ
ッチレバ−8の仮想延長線よりも後方における左側操縦
台5に、上端位置が走向クラッチレバ−8の上端位置よ
りも低くした走行装置3を変速操作する変速レバ−12
と脱穀クラッチレバ−17及び刈取クラッチレバ−18
とを前後に配置している21は作業切替レバ−であっ
て、前述のアタッチメント装置10においてカッタ−と
ノッタ−とを選択的に切替操作ができる構成としてい
る。22は脱穀装置1の唐箕回転数調節レバ−である。 【0016】つぎにその作用について説明すると、ま
ず、エンジンを始動して、刈取クラッチレバ−18と脱
穀クラッチレバ−17を入りにし、切替レバ−21を操
作してアタッチメント装置10をカッタ−の使用に切替
て準備をする。つぎに、副変速レバ−13を低速側(作
業速)にしておいて、変速レバ−12を操作して車台3
を前進させながら刈取脱穀作業を開始する。すると、圃
場の穀稈は、前部の刈取装置2によって刈り取られた
後、脱穀装置1に供給されて脱穀処理させる。 【0017】このようにして穀稈は、順次連続的に脱穀
されるが、それにともなって穀粒が回収され、藁は脱穀
装置1の終端部からアタッチメント装置10であるカッ
タ−に供給されて切断処理される。さて、このような刈
取脱穀作業中において、オペレ−タは、車台3を圃場の
穀稈条列に沿わせながら走行して刈り残しの発生をなく
さなければいけない。車台3の方向変換の操作は、走向
クラッチレバ−8を左側に倒すと車台3が左側に方向変
更し、右に倒すと右に方向変換して穀稈条列に沿わせる
ことができるが、この操作を通常の人の利き腕である右
手で行うことが出来る。 【0018】この操作は、走向クラッチレバ−8を1本
方式にしていることに加え前側操縦台4の右寄りに位置
しているから利き腕である右手による操作をきわめて行
い易くしている。そして、オペレ−タは、操縦席に座っ
たままでは確認出来ない作業状態や安全性の確認のため
に、車台3の右側の状態や後部のアタッチメント装置1
0の作動状態を見る必要があるが、そのときは、操縦空
間7から圃場に降る。この場合でも、オペレ−タは、確
認をしながら車台3の横を歩いて前進し、前方を見て必
要に応じて圃場から手を伸ばして走行クラッチ8を操作
することもできる。したがって、車台3は、オペレ−タ
が圃場に降りても前進しながら刈取脱穀作業を続けるこ
とが可能であり、穀稈条列に合わせて刈り取ることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であって、コンバインの側面
図である。 【図2】本発明の一実施例であって、その要部を示す平
面図である。 【符号の説明】 1 脱穀装置 2 刈取装置 3 車台 4 前側操縦台 5 左側操縦台 6 操縦席 7 操縦空間 8 走向クラッチレバ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 一志 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 山田 昭次 (56)参考文献 特開 昭56−88716(JP,A) 実開 昭57−52123(JP,U) 実開 昭53−128638(JP,U) 実開 昭55−88632(JP,U) 実開 昭58−38249(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 67/00 A01D 41/00 - 41/12 A01D 69/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.刈取装置と脱穀装置と脱穀装置に続いて後処理作業
    を行なう後処理装置を設け、車台の前部に前進方向に向
    かって前側操縦台と左側操縦台とを配置し後側に操縦席
    を設けて右側から乗降できるように右側のみ開放し、該
    前側操縦台は、右側端部の所定位置に車台の進行方向の
    操向操作および刈取装置の昇降操作を行う一本の走向ク
    ラッチレバ−を設けるが他の操作を行うレバ−を設けな
    い構成とし、車台の前後方向に対して横方向における走
    向クラッチレバ−の仮想延長線よりも後方における左側
    操縦台の上面に設けた前後方向のガイド溝を貫通すると
    共に、上端位置が走向クラッチレバ−の上端位置よりも
    低くした走行装置を変速操作するレバ−と脱穀クラッチ
    及び刈取クラッチを入り切り操作するレバ−とを前後に
    配置し、該レバ−の後方に、前記後処理装置を操作する
    レバ−を設けてなるコンバインの操作装置。 2.脱穀装置と刈取装置と脱穀装置に続いて後処理作業
    を行なう後処理装置を設け、車台の前部に前進方向に向
    かって前側操縦台と左側操縦台とを配置し後側に操縦席
    を設けて右側から乗降できるように右側のみ開放し、該
    前側操縦台は、右側端部の所定位置に車台の進行方向の
    操向操作および刈取装置の昇降操作を行う一本の走向ク
    ラッチレバ−を設けるが他の操作を行うレバ−を設けな
    い構成とし、車台の前後方向に対して横方向における走
    向クラッチレバ−の仮想延長線よりも後方における左側
    操縦台の上面に設けた前後方向のガイド溝を貫通すると
    共に、上端位置が走向クラッチレバ−の上端位置よりも
    低くした走行装置を変速操作するレバ−を操縦席から遠
    い側に設けると共に走行装置を変速操作するレバ−を間
    隔をおいて手前側に設け、該両レバ−の後方に脱穀クラ
    ッチ及び刈取クラッチを入り切り操作する2本のレバ−
    を左右方向に間隔をおいて設け、該両レバ−の後方に、
    脱穀装置に続いて後処理作業を行なう後処理装置を操作
    する複数個のレバ−を設けてなるコンバインの操作装
    置。
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JP2007104982A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
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