JP4877053B2 - コンバインの操作装置 - Google Patents
コンバインの操作装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4877053B2 JP4877053B2 JP2007118790A JP2007118790A JP4877053B2 JP 4877053 B2 JP4877053 B2 JP 4877053B2 JP 2007118790 A JP2007118790 A JP 2007118790A JP 2007118790 A JP2007118790 A JP 2007118790A JP 4877053 B2 JP4877053 B2 JP 4877053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedal
- lever
- speed change
- roller
- change lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
すなわち、請求項1記載の発明は、走行装置(1)への動力伝動を断つ掻込ペダル(2)と走行装置(1)の走行方向と走行速度を変更する変速レバー(3)とを、該変速レバー(3)が前進側に操作されている状態では掻込ペダル(2)の踏込みを不可とし、変速レバー(3)が中立位置または後進側に操作されている状態では掻込ペダル(2)の踏込みを可能とし、変速レバー(3)が後進側に操作されている状態で掻込ペダル(2)を踏込むとその踏込みに伴って変速レバー(3)を後進側から中立域側に移動させるよう掻込ペダル(2)と変速レバー(3)を連繋させる連繋機構(21)を設けたコンバインの操作装置とした。
請求項3記載の発明は、前記変速レバー(3)を前後回動する取付板(28)に取り付け、該取付板(28)と車体(10)の下部に枢支した回動アーム(31a)とをロッド(29)で連結し、前記回動アーム(31a)と一体のアーム(31b)と、走行変速用の油圧変速アーム(25)に連動するカム板(34)とをリンク(33)で連結し、前記カム板(34)の上部にはカム面を有する凹部(35)を形成し、前記掻込ペダル(2)を支持するペダルアーム(40)には、前記カム板(34)の外周に近接するローラ(39)を枢着し、前記凹部(35)には、変速レバー(3)が中立位置にある状態で掻込ペダル(2)を踏込むことでローラ(39)が落ち込む開口部(37)と、該ローラ(39)が落ち込んだ状態で変速レバー(3)を前進側へ回動操作できる逃げ部(32)を形成し、前記カム板(34)における開口部(37)の前側の部位には、変速レバー(3)を後進位置に操作したときにローラ(39)を凹部(35)側へ案内する斜面(43)を形成し、掻込ペダル(2)を踏込むとローラ(39)が斜面(43)に当たってカム板(34)を回動させて変速レバー(3)を中立位置側へ戻しながらローラ(39)が凹部(35)に落ち込む構成とした請求項2記載のコンバインの操作装置とした。
変速レバー(3)を前進側へ操作した状態では、ローラ(39)がカム板(34)の外周に当たって掻込ペダル(2)を踏み込めないが、変速レバー(3)を中立位置にした状態と後進位置にした状態では、掻込ペダル(2)を踏むと、ローラ(39)がカム板(34)の凹部(35)に落ち込んで、踏み込むことが出来る。このように、掻込ペダル(2)の踏み込みが変速レバー(3)を中立位置と後進位置にした場合に可能になる。そして、掻込ペダル(2)を踏み込んだ状態では、カム板(34)の凹部(35)の逃げ部(32)により変速レバー(3)を前進側へのみ操作することが可能になる。掻込ペダル(2)を踏込み込んで変速レバー(3)を前進側へ操作した状態では、左右のサイドクラッチが切られているので、走行装置が駆動されることが無くコンバイン前部の刈取部(4)が駆動される。
請求項3記載の発明によると、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、掻込ペダル(2)を踏み込んで変速レバー(3)を前進側へ操作すると、左右のサイドクラッチが切られているために、走行装置(1)を駆動すること無く刈取部(4)を駆動して、畦際の穀稈を刈り取ることができる。
本明細書では、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向いたときの方向を言う。
図4から図6は、主変速レバー3と掻込ペダル2の連係状態を示すもので、図4は主変速レバー3を前進側へ回動操作した状態で掻込ペダル2を踏込めなく、図5は主変速レバー3が中立位置の状態で掻込ペダル2を踏込むことが可能で、図6は主変速レバー3を後進側へ回動操作した状態で掻込ペダル2を踏込むと主変速レバー3を中立へ戻すことを示している。
以上の連繋機構21で、図4の主変速レバー3を前進側へ回動操作した状態では、ローラ39がカム板34の外周41に当たって掻込ペダル2を踏み込めないが、主変速レバー3を中立位置にした図5と後進位置にした図6の状態では、掻込ペダル2を踏むと、ローラ39がカム板34の凹部35に落ち込んで、踏み込むことが出来る。このように、掻込ペダル2の踏込みが主変速レバー3を中立位置と後進位置にした場合に可能になる。そして、掻込ペダル2を踏込み込んだ状態では、カム板34の凹部35の逃げ部32により主変速レバー3を前進側へのみ操作することが可能になる。
次に、コンピュータを用いた走行装置1と刈取部4の制御を説明する。
図11は、制御信号の流れを示すブロック図で、コントローラ60に入力する信号は、主変速センサ61から主変速レバー3の変速位置、脱穀センサ62から脱穀装置の駆動入切信号、掻き込みペダルセンサ63から掻込ペダル2の踏込みによる入切信号、刈取センサ64から刈取レバーの入切信号、傾斜センサ65から車体10の傾き角度、車速センサ66から機体の走行速度、刈り高さセンサ67から刈取部4の地面からの高さである。
図12は、制御のフローチャート図で、ステップS1で主変速センサ61等の各データを読込み、ステップS2でまず主変速レバー3の変速位置が中立であるかの判定を行い、YESであればステップS3の脱穀レバーが入かの判定を行い、この判定がYESであればステップS4の刈取レバーが入かの判定を行い、この判定がYESであればステップS5の機体の傾きが5°以下かの判定を行い、この判定がYESであればステップS6の車速が零かの判定を行い、この判定がYESであればステップS7の掻込ペダル2が踏み込まれて入かの判定を行う。すなわち、ステップS2からステップS7までの全ての判定がYESならばステップS8の掻込制御を行う。掻込制御は走行を停止して刈取部4を駆動する制御である。どれかの判定がNOであれば、掻込制御を行わない。なお、ステップS2からステップS7までのどれかの判定を省略しても良い。
次に、このコンバインにおける油圧制御回路を図16と図17で説明する。
まず、走行系油圧回路104へ送られた圧油は、左右の電磁パイロット弁108,109へ送られ、この電磁パイロット弁108,109から直接供給する左右の走行油圧クラッチ112,114と左右の電磁比例弁110,111を介して供給する左右のブレーキシリンダ113,115を作動する。
車体制御回路127に供給される油圧は、車体10とクローラ走行装置11の間に設ける左ローリングシリンダ128と右ローリングシリンダ129及びピッチングシリンダ130へ送られている。各シリンダ128,129,130へは電磁制御弁134,135,136とチェック弁137,138,139及び絞り付チェック弁131,132,133を介して送っている。
2 掻込ペダル
3 主変速レバー(変速レバー)
4 刈取部
10 車体
21 連繋機構
25 油圧変速アーム
28 取付板
29 ロッド
31a 回動アーム
31b 他方アーム(アーム)
32 逃げ部
33 リンク
34 カム板
35 凹部
37 開口部
39 ローラ
40 ペダルアーム
43 斜面
Claims (3)
- 走行装置(1)への動力伝動を断つ掻込ペダル(2)と走行装置(1)の走行方向と走行速度を変更する変速レバー(3)とを、該変速レバー(3)が前進側に操作されている状態では掻込ペダル(2)の踏込みを不可とし、変速レバー(3)が中立位置または後進側に操作されている状態では掻込ペダル(2)の踏込みを可能とし、変速レバー(3)が後進側に操作されている状態で掻込ペダル(2)を踏込むとその踏込みに伴って変速レバー(3)を後進側から中立域側に移動させるよう掻込ペダル(2)と変速レバー(3)を連繋させる連繋機構(21)を設けたコンバインの操作装置。
- 前記連繋機構(21)を、掻込ペダル(2)の踏込み状態を保ったままで変速レバー(3)を前進側へ操作して刈取部(4)を駆動できる構成とした請求項1に記載のコンバインの操作装置。
- 前記変速レバー(3)を前後回動する取付板(28)に取り付け、該取付板(28)と車体(10)の下部に枢支した回動アーム(31a)とをロッド(29)で連結し、前記回動アーム(31a)と一体のアーム(31b)と、走行変速用の油圧変速アーム(25)に連動するカム板(34)とをリンク(33)で連結し、前記カム板(34)の上部にはカム面を有する凹部(35)を形成し、前記掻込ペダル(2)を支持するペダルアーム(40)には、前記カム板(34)の外周に近接するローラ(39)を枢着し、前記凹部(35)には、変速レバー(3)が中立位置にある状態で掻込ペダル(2)を踏込むことでローラ(39)が落ち込む開口部(37)と、該ローラ(39)が落ち込んだ状態で変速レバー(3)を前進側へ回動操作できる逃げ部(32)を形成し、前記カム板(34)における開口部(37)の前側の部位には、変速レバー(3)を後進位置に操作したときにローラ(39)を凹部(35)側へ案内する斜面(43)を形成し、掻込ペダル(2)を踏込むとローラ(39)が斜面(43)に当たってカム板(34)を回動させて変速レバー(3)を中立位置側へ戻しながらローラ(39)が凹部(35)に落ち込む構成とした請求項2記載のコンバインの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007118790A JP4877053B2 (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | コンバインの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007118790A JP4877053B2 (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | コンバインの操作装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008271847A JP2008271847A (ja) | 2008-11-13 |
JP2008271847A5 JP2008271847A5 (ja) | 2011-09-22 |
JP4877053B2 true JP4877053B2 (ja) | 2012-02-15 |
Family
ID=40050627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007118790A Active JP4877053B2 (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | コンバインの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4877053B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6489147B2 (ja) * | 2017-03-30 | 2019-03-27 | 井関農機株式会社 | クラッチ操作装置 |
JP6452055B2 (ja) * | 2017-02-24 | 2019-01-16 | 井関農機株式会社 | コンバインの作業クラッチ切替装置 |
JP7289250B2 (ja) * | 2019-10-10 | 2023-06-09 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | コンバイン |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2932082A1 (de) * | 1979-07-11 | 1981-01-29 | Bbc Brown Boveri & Cie | Bypassteuereinrichtung fuer turboaufgeladene verbrennungsmotoren |
JPS56167522A (en) * | 1980-05-27 | 1981-12-23 | Iseki & Co Ltd | Operating device for agricultural machine |
JP2003225013A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-12 | Iseki & Co Ltd | コンバインの走行操作装置 |
JP2004283055A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバイン |
JP5115005B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2013-01-09 | 井関農機株式会社 | コンバインの伝動装置 |
-
2007
- 2007-04-27 JP JP2007118790A patent/JP4877053B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008271847A (ja) | 2008-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3013036B2 (ja) | コンバイン | |
JP5628483B2 (ja) | コンバインのクラッチ操作装置 | |
JP4877053B2 (ja) | コンバインの操作装置 | |
JP2008271847A5 (ja) | ||
JP4897744B2 (ja) | コンバイン | |
JP5115005B2 (ja) | コンバインの伝動装置 | |
JP5262269B2 (ja) | コンバイン | |
JP2008141999A (ja) | 作業車両 | |
JP4502117B2 (ja) | コンバイン | |
JP5005594B2 (ja) | コンバインの脱穀・刈取クラッチ制御装置 | |
JP5232026B2 (ja) | 刈取収穫機 | |
JP7145418B2 (ja) | コンバイン | |
JP5034681B2 (ja) | コンバイン | |
JP7190991B2 (ja) | 作業車 | |
JP4904790B2 (ja) | コンバイン | |
JP5244143B2 (ja) | コンバインの操作装置 | |
JP2019010015A (ja) | 収穫機 | |
JP3067770B2 (ja) | コンバインの操作装置 | |
JP2007300894A (ja) | 刈取クラッチ機構 | |
JP4960939B2 (ja) | コンバインの変速制御装置 | |
JP2007228866A (ja) | コンバイン | |
JP5322466B2 (ja) | コンバインの脱穀・刈取クラッチ制御装置 | |
JP3294743B2 (ja) | 刈取り収穫機 | |
JP2016202103A (ja) | コンバイン | |
JP5232028B2 (ja) | 刈取収穫機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111101 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4877053 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |