JP4502117B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、植立穀稈を収穫するコンバインなどの自走車両の操作部に関し、特に操作性を高めた各種操作レバーを有する自走車両に関する。
本発明の自走車両の代表例であるクローラを走行手段とする農業用のコンバインを例に、以下説明する。
コンバインはクローラを構成する無限履帯の接地面積を広くし、水田など軟弱な圃場でも自由に走行して刈取作業などの農作業が可能であり、刈取装置で刈り取った穀稈は脱穀装置に送られて脱穀された後、グレンタンクに一時的に貯留される。グレンタンクに貯留されている穀粒はオーガからトラックなどに排出される。
上記コンバインの操縦席に隣接させて左右方向への旋回と刈取装置の昇降動作を行うパワステレバー、エンジンの動力を走行トランスミッションにより変速してクローラに伝達するための変速レバーなどが配置された操作パネルが設けられている。
また、操縦席の足下には駐車ブレーキ作動用のブレーキペタルを設けているが、該駐車ブレーキの解除用のレバーを前記操作パネルに配置している構成が知られている。
特開平9−187145号公報
前記従来のコンバインの操作パネル以外の場所に駐車ブレーキ解除用のレバーが配置されていて、操作性に問題がある。
本発明の課題は操作性が優れ、簡易な構成からなるレバー操作が行える操作部を備えたコンバインなどの自走車両を提供することである。
本発明の上記課題は次の構成によって解決される。
請求項1記載の発明は、走行フレーム(2)の下部にクローラ(4)を備えた走行装置(3)を設け、走行フレーム(2)の前部に刈取装置(6)を設け、前記走行フレーム(2)の上部にエンジンと、脱穀装置(15)と、操縦席(20)と、グレンタンク(30)と、前記エンジンからの駆動力を変速する前後進走行用変速装置28と、駐車ブレーキ24a1と、前記走行用変速装置28による走行装置(3)の前後進駆動操作用のHST変速レバー16と、前記駐車ブレーキ(24a1)の作動用の駐車ブレーキペタル17)と設けコンバインにおいて、前記グレンタンク(30)の前方に前記操縦席(20)の座席シート(27)を設け、前記走行装置(3)の前進方向に向かって前記座席シート(27)の左側方に前記HST変速レバー(16)を備えた第1操作パネル(22)を設け、前記操縦席(20)の前方に第2操作パネル(31)を設け、該第2操作パネル(31)の右端寄りの部位に前記刈取装置(6)の昇降と左右旋回のための操向レバー(10)を設け、前記第1操作パネル(22)は前後方向に2分割して、それぞれ独立して開放可能な前方パネル(22a)と後方パネル(22b)から構成し、前記前方パネル(22a)には前記HST変速レバー(16)と該HST変速レバー(16)の移動用のレバーガイド(37)を設け、前記後方パネル(22b)には前記刈取装置(6)を作動させるための刈取レバー(11)と前記脱穀装置(15)を作動させるための脱穀レバー(12)を設け、前記駐車ブレーキペタル(17)の操作により駐車ブレーキ(24a1)を作動させる駐車ブレーキ(24a1)の作動機構とHST変速レバー16の走行装置の前後進駆動操作方向とは異なる方向へのレバーガイド37における操作により駐車ブレーキ24a1を解除する駐車ブレーキ(24a1)の解除機構とからなる駐車ブレーキ(24a1)の連動機構を備え、該駐車ブレーキ(24a1)の連動機構は、前記ブレーキペタル(17)を先端に設け、基部が回動自在の湾曲アーム(39)と、該湾曲アーム(39)の基部側に一体的に取り付けられ、湾曲アーム(39)と一体で回動する三角プレート(40)と、該三角プレート(40)の中間部に連結し、駐車ブレーキ(24a1)を作動させるワイヤ(41)のインナーワイヤ(41a)と、前記三角プレート(40)の先端部に設けられたギア(40a)と、該ギア(40a)に連動して回動し該ギア(40a)に係合する又は係合が外れるラチェット(43)と、該ラチェット(43)の回動中心(43a)よりずれた位置に連結し、前記HST変速レバー(16)の駐車ブレーキ(24a1)を解除する方向への操作に連動するケーブル(44)とを有し、前記駐車ブレーキ(24a1)の作動機構は、前記ブレーキペタル(17)の踏み込みにより前記湾曲アーム(39)を介して三角プレート(40)が回動することで、インナーワイヤ(41a)が引かれて駐車ブレーキ(24a1)がブレーキ作動すると共に、前記ギア(40a)が前記ラチェット(43)に係合してこのブレーキ作動状態を保持する構成とし、前記駐車ブレーキ(24a1)の解除機構は、前記HST変速レバー(16)の駐車ブレーキ(24a1)を解除する方向への操作により前記ケーブル(44)が連動して前記ラチェット(43)が回動中心(43a)を回動軸として回動し、前記ラチェット(43)と前記ギア(40a)との係合が外れて駐車ブレーキ(24a1)がブレーキ解除する方向に作動してブレーキ解除する構成とし、前記コンバインの外側から手動で駐車ブレーキ(24a1)を解除させる手動操作可能な駐車ブレーキ解除用レバー(46)と該レバー(46)と前記ラチェット(43)を連結するケーブル(42)を設け、前記エンジンからの駆動力を前記前後進走行用変速装置(28)に入力する入力プーリ(35)を設け、該入力プーリ(35)に冷却ファン(55)を設け、該冷却ファン(55)の上方に前後方向に向けて操作コントロールフレーム(56)を設け、該操作コントロールフレーム(56)の冷却ファン(55)上方の部位を冷却ファン(55)を覆う凸状に形成し、該操作コントロールフレーム(56)の冷却ファン(55)を覆う凸状のフレーム部分の左右方向の幅(B)を他のフレーム部分の左右方向の幅(A)より広くして、該幅広部分(B)を前記冷却ファン(55)のダクトとし、前記前方パネル(22a)のレバーガイド(37)にHST変速レバー(16)を中立位置から前進位置へ移動案内する第1ガイド溝(37a)と、HST変速レバー(16)を中立位置から後進位置へ移動案内する第2ガイド溝(37b)と、HST変速レバー(16)の中立位置においてのみ、該HST変速レバー(16)の左右方向の移動操作により駐車ブレーキ(24a1)を解除できる第3ガイド溝(37c)とを、第1ガイド溝(37a)、第3ガイド溝(37c)、第2ガイド溝(37b)の順に前方から後方にかけて設け、前記第3ガイド溝(37c)の左右方向の長さ(C)を第1ガイド溝(37a)の前後方向の長さ(A)及び第2ガイド溝(37b)の前後方向の長さ(B)より短くしたコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、第1操作パネル(22)の前後の操作パネル(22a、22b)がぞれぞれ独立して開放できるので、それぞれ二つに分割された個々の操作パネル(22a、22b)部分がコンパクトになり、製作コストを下げることができる。
また、第1操作パネル(22)を分割し、前方パネル(22a)にはHST変速レバ−(16)を配置し、後方パネル(22b)には刈取レバー(11)、脱穀レバー(12)を配置したことで、レバー(11、12)に対しては後方パネル(22b)が対応し、また変速レバー(16)に対しては前方パネル(22a)が対応するため、これら操作部の組立を各パネル(22a、22b)毎にそれぞれ別々に行え、組み立てが容易になり、レバー(11、12、16)を傷つけることがなくなった。
そして、駐車ブレーキ(24a1)の作動用の専用の手動レバーがなくても、走行用変速装置(28)による走行装置の前後進駆動操作用のHST変速レバー(16)を用いて、該レバー(16)のレバーガイド(37)の移動方向を前後進駆動操作のレバーガイド(37)の移動方向とは異なる方向にしている。
具体的には、駐車ブレーキ(24a1)の解除をHST変速レバー(16)の左右方向へのシフト操作により可能であるため操作性が向上する。
また、HST変速レバー(16)を用いる駐車ブレーキ(24a1)を解除する構成の他に、前記駐車ブレーキ(24a1)を解除する専用のレバー(46)を用いて、例えばそのレバー(46)が車両から降りて操作できるものであれば、車両の外側から駐車ブレーキ(24a1)を解除する操作ができる。
このようにコンバインの操縦席側とコンバインの外側の両方から駐車ブレーキ(24a1)が解除できるので、駐車ブレーキ(24a1)の操作性が向上する。
そして、操作コントロールフレーム(56)の形状を冷却ファン(55)の上部のみ該冷却ファン(55)を覆う凸状に形成することにより、操作パネル(22)、HST変速レバー(16)を支持するコントロールフレーム(56)を比較的低く構成でき、操作パネル(22)を利用する手動操作系をコンパクト化できる。
また、操作コントロールフレーム(56)の冷却ファン(55)を覆う凸状のフレーム部分の幅(B)を他のフレーム部分の幅(A)より広くして、この幅広部分(B)を冷却ファン(55)のダクトとして利用できるようにしたので、HST冷却ファン(55)の送風ダクトを新たな部品として設ける必要がなく安価に製作できる。
更に、HST変速レバー(16)が中立位置にないとき、駐車ブレーキ(24a1)を解除すると急発進して危険であるが、HST変速レバー(16)が必ず中立位置にないと駐車ブレーキ(24a1)が解除できない構成であるため、誤操作による急発進がない。
また、HST変速レバー(16)の前後方向に移動用の第1ガイド溝(37a)及び第2ガイド溝(37b)と、HST変速レバー(16)の左右方向の移動操作により駐車ブレーキ(24a1)を解除できる第3ガイド溝(37c)とを設けているので、HST変速レバー(16)の左右の移動操作と前後の移動操作とのそれぞれの方向への移動操作が容易に区別でき、また確実に行える。
そして、HST変速レバー(16)による駐車ブレーキ解除用の第3ガイド溝(37c)の長さ(C)を該レバー(16)の中立位置から前進位置への移動用の第1ガイド溝(37a)の長さ(A)及び中立位置から後進位置への移動用の第2ガイド溝(37b)の長さ(B)より短くしてある。これにより駐車ブレーキ(24a1)の解除時のHST変速レバー(16)のストロークが少なくてすみ、操作性が向上する。
請求項2記載の発明は、前記第3ガイド溝(37c)のHST変速レバー(16)による解除操作入り口部に隣接して前記第1ガイド溝(37a)と前記第2ガイド溝(37b)とを連結するクランク部を設け、前記第3ガイド溝(37c)の解除操作入り口部に、前記クランク部におけるHST変速レバー(16)の左右操作時の操作荷重よりも重い荷重でHST変速レバー(16)を操作しないとHST変速レバー(16)が通過できない抵抗体(57)を設け、該抵抗体(57)をバネ(57a)と該バネ(57a)で付勢される球体(57b)から構成した請求項1記載のコンバインである。
請求項2記載の発明によれば、前方操作パネル(22a)の駐車ブレーキ解除用ガイド溝(37c)の入り口部にHSTレバーガイド溝のクランク部の左右操作時のレバー荷重より重い荷重でHST変速レバー(16)を操作しないとHST変速レバー(16)が通過できない抵抗体(57)を設け、前記入り口部を狭くした。したがって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の作用に加えて、HST変速レバー(16)による駐車ブレーキ解除時にはレバー操作に荷重の変化を持たせることができる。
請求項1記載の発明によれば、第1操作パネル(22)の個々の前後の操作パネル(22a、22b)部分がコンパクトになり、製作コストを下げることができる。
また、刈取レバー(11)、脱穀レバー(12)に対しては後方パネル(22b)が対応し、また変速レバー(16)に対しては前方パネル(22a)が対応するため、これら操作部の組立を各パネル(22a、22b)毎にそれぞれ別々に行え、組み立てが容易になり、レバー(11、12、16)を傷つけることがなくなった。
そして、駐車ブレーキ(24a1)の解除時には駐車ブレーキ(24a1)の作動用の手動レバーを設けないで、車両の前後進駆動操作用のHST変速レバー(16)を用いることにより、該レバー(16)のレバーガイド(37)の移動方向を車両の前後進駆動操作時における移動方向とは異なるようにした第1操作パネル(22)を備えているので構成が比較的簡単になる。
更に、HST変速レバー(16)を用いる駐車ブレーキ(24a1)を解除する構成の他に、前記駐車ブレーキ(24a1)を解除する手動レバー(46)を用いて、例えばそのレバー(46)が車両から降りて操作できるものであれば、車両の外側から駐車ブレーキ(24a1)を解除する操作ができ、操作性が従来より向上する。
また、前記操作コントロールフレーム(56)の構成により、操作パネル(22)、HST変速レバー(16)を支持するコントロールフレーム(56)を比較的低く構成でき、操作パネル(22)を利用する手動操作系をコンパクト化できる。
そして、操作コントロールフレーム(56)の冷却ファン(55)を覆う凸状のフレーム部分を冷却ファン(55)のダクトとして利用できるようにしたので、HST冷却ファン(55)の送風ダクトを新たな部品として設ける必要がなく安価に製作できる。
更に、左右サイドクラッチ(24a2)を切り、駐車ブレーキ(24a1)を掛ける駐車ブレーキ構成で、HST変速レバー(16)が中立位置にないとき、駐車ブレーキ(24a1)を解除すると、急発進して危険であるが、HST変速レバー(16)が必ず中立位置にないと駐車ブレーキ(24a1)が解除できない構成であるため、誤操作による急発進がなく安全である。
また、HST変速レバー(16)の前後方向に移動用の第1ガイド溝(37a)及び第2ガイド溝(37b)と、HST変速レバー(16)の左右方向の移動操作により駐車ブレーキ(24a1)を解除できる第3ガイド溝(37c)とにより、HST変速レバー(16)の左右の移動操作と前後の移動操作とのそれぞれの方向への移動操作が容易に区別でき、また確実に行え、駐車ブレーキ(24a1)の解除時のHST変速レバー(16)のストロークが車両の前後進の場合のストロークより少なくてすみ、操作性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、駐車ブレーキ解除用ガイド溝(37c)の入り口部に設けた抵抗体(57)により、HST変速レバー(16)による駐車ブレーキ解除時にはレバー操作に荷重の変化を持たせることができるため、無意識に解除操作を行うことが無く安全である。
本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図を示し、図2は図1のコンバインの操縦席部分の平面図、図3は操縦席部分の側面図をそれぞれ示す。 なお、本明細書で、左側及び右側とはコンバインが前進する方向に向かっての方向をいい、前後とはコンバインの前進方向に向かって前方又は後方のことをいう。
図1などに示すコンバイン1の走行フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若干沈下するだけで自由に走行できる構成の走行装置3を備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、走行フレーム2の上部にはエンジン(図示せず)ならびに脱穀装置15、操縦席20およびグレンタンク30を搭載する。
刈取装置6は、図示しない刈取昇降シリンダの伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に植生する穀稈を所定の高さで刈り取りができる構成としている。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾斜状にした図示しない穀稈引起し装置を、その後方底部には刈刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフィードチェン14の始端部との間に、図示しない前部搬送装置、扱深さ調節装置、供給搬送装置9(図1)などを、順次穀稈の受継搬送と扱深さ調節とができるように配置している。
コンバインの刈取装置6の作動は次のように行われる。まず、エンジンを始動して変速レバー16をコンバイン1が前進するように操作し、刈取レバー11と脱穀レバー12により刈取・脱穀クラッチ(図示せず)を入り操作して、エンジン回転軸19(図3)に固定されたプーリ21とベルト23から変速装置の入力プーリ35を介して図示しない機体の回転各部を伝動しながらコンバインを前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。
圃場に植立する穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置の引起し作用によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節装置と供給搬送装置9に受け継がれて順次連続状態で後部上方の脱穀装置15に搬送される。
穀稈は供給搬送装置9からフィードチェン14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給される。脱穀装置15では刈取穀稈が脱穀、数回選別されてグレンタンク30へ搬送され、グレンタンク30に一時貯留される。
脱穀装置15の扱室(図示せず)の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、図示しない排藁チェーンおよび排藁穂先チェーンに挟持されて搬送され、脱穀装置15の後部の藁用カッター(図示せず)に投入された後、切断され、圃場に放出される。
グレンタンク30からはグレンタンク螺旋を駆動する螺旋駆動軸(図示せず)に排殻オーガ18を連接し、グレンタンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ排出口からコンバイン1の外部に排出する。
また、パワステレバー10は後側又は前側に傾倒すると入りになって刈取装置6を昇降するための昇降弁(図示せず)を切り替えるスイッチ(図示せず)を設けており、左側又は右側に傾倒すると入りになって操向電磁弁を切り替えるスイッチ(図示せず)をそれぞれパワステレバー10の下部近くに設けている。
したがって、パワステレバー10を前側又は後側に傾倒して図示しないスイッチを入りにすると、ソレノイドの励磁によって切り替えられた刈取昇降弁を通って昇降用油圧装置のシリンダの中に入り又はシリンダから出て行くオイルの圧力の増減作用により、シリンダ先端からのピストンの突出長さが伸縮して、刈取装置6を昇降する構成である。また、パワステレバー10を左側又は右側に傾倒してスイッチを入りにすると、ソレノイドの励磁によって切り替えられた操向電磁弁を通って変速装置24内に設けられた左側又は右側の操向クラッチ24a2(図4)を入り切りし、機体の進行方向を左側又は右側に旋回する構成である。
操縦席20にはグレンタンク30の前方に設けたシート27と、車体の進行方向に向かってシート27の左側方の操作パネル22と座席前方の操作パネル31(図2)を設け、右側から乗り降りする構成としている。そして、シート27の前方の操作パネル31の左側部に表示部を設け、右端寄りにパワステレバ−10を設けている。
また左側に位置する操作パネル22は前後方向に前方パネル22aと後方パネル22bに2分割され、操作パネル22には、HST変速レバ−16、刈脱操作レバ−11、12、などを設けている。
上記したように、操作パネル22を2分割したことで簡単にパネル22を外すことができ、レバー11、12、16と該レバー11、12、16で作動される装置とのリンク機構などのメンテナンスも容易になった。
また、前後の操作パネル22a、22bがぞれぞれ独立して開放できるので、それぞれ二つに分割された個々の操作パネル22a、22b部分がコンパクトになり、製作コストを下げることができる。
なお、刈取レバー11と脱穀レバー12は次のように連係して回動される場合がある。すなわち、刈取レバー11の前側に脱穀レバー12の一部が係止されており、矢印A方向(図3)に回動する。
後ろに倒してある刈取レバー11を前方に回動させると刈取装置6が作動し、刈取レバー11に係止された脱穀レバー12も前方に回動して脱穀装置15も作動する。一方、レバー11、12の両方が前方にある場合は刈取装置6と脱穀装置15が共に作動中であるが、刈取レバー11を後ろに向けて回動させると刈取装置6は作動停止する。このとき脱穀レバー12はそのまま前側にあるので脱穀装置15は作動状態を継続できる。また、脱穀レバー12を後ろに向けて回動すると刈取レバー11も後ろに向けて回動し、脱穀装置15を作動停止すると同時に刈取装置6も作動停止する。
このように脱穀レバー12は前方に移動するときだけ刈取レバー11に係止する構成であるので、刈取装置6が作動する場合には必ず脱穀装置15も作動し、また刈取装置6の作動停止中にも脱穀装置15が作動可能とし、また、脱穀装置15が作動停止すると刈取装置6も必ず作動停止し、さらに脱穀装置15だけを作動させることができる。
そのため、刈取装置6が上昇して穀稈の刈取作業をしていない時などにも脱穀作業ができ、また刈取装置6が穀稈の刈取作業を始めると必ず脱穀装置15が作動するので、刈り取った穀稈は必ず脱穀装置15で脱穀される。
また、操作パネル22を分割し、前方パネル22aには握り部16aを備えたHST変速レバ−16を配置し、後方パネル22bには刈取レバー11、脱穀レバー12を配置したことで、レバー11、12に対してはレバーガイド34を有する後方パネル22bが対応し、また変速レバー16に対してはレバーガイド37を有する前方パネル22aが対応するため、これら操作部の組立を各パネル22a、22b毎にそれぞれ別々に行え、組み立てが容易になり、レバー11、12、16を傷つけることがなくなった。
従来は、単一の操作パネルに刈取レバー11、脱穀レバー12、及びHST変速レバー16を同時にそれぞれのレバーガイドに通しながら、操作パネル22を組み立てていたので、組立が困難だっただけでなく、組立時に操作パネル22のレバーガイドに各レバー11、12、16を通すとき、ガイドでレバー11、12、16を傷ける不具合があったが、上記したように本実施例ではこのような従来技術の不具合が無くなった。
また、従来は操縦席27に座ったままで操作できる駐車ブレーキ24a1の解除用に専用のレバーを設けていたが、本実施例ではHST変速レバー16を駐車ブレーキ解除用レバーとしても使用できるようにした。
図4には駐車ブレーキペタル17と変速装置の駐車ブレーキの連動機構と変速レバー16とその前後進方向への作動に連動して油圧無段変速装置(HST)28の油圧ポンプ28aの斜板の傾斜角度を変更する構成を図示している。
図4の変速装置24の伝動機構は走行伝動ケ−ス25における伝動経路下手側から操向伝動部24aと中間伝動部24bと副変速部24cとカウンタ−部24d(入出力部26内にある)と入出力部26とを設け、エンジンからの駆動動力を入出力部26からカウンタ−部24d、副変速部24c及び中間伝動部24bを経由して操向伝動部24aに伝動する構成としており、該操向伝動部24aを切り替え操作することにより機体の進行方向を右側又は左側に旋回させることができる構成である。
操向伝動部24aには走行伝動ケ−ス25の壁面と操向伝動部24aの回転軸との間に設けられた多板クラッチから成る駐車ブレーキ24a1が設けられている。駐車ブレーキペタルの踏み込みで、前記ブレーキ用の多板クラッチを押圧して操向伝動部24aの回転軸の作動を不能にする方向に左右のシフタをそれぞれ移動させることでブレーキ24a1が掛かる構成である。
油圧無段変速装置(HST)28はケース32の側方に突出している油圧入力軸33の軸端部にエンジンからの駆動力の入力プーリ35を着脱自在に取り付けているとともにケース32の中に油圧ポンプ28aや回転可能に設けている出力軸を有する油圧モータ28b等を設けており、前記走行伝動ケース25の右側部の上面と左側部の右横側面との間に形成された空間部に位置させて伝動ケース25の左側部の右側面に着脱自在に取り付けている。
図5には変速レバー16を用いる駐車ブレーキ24a1(図4)の解除機構の説明図を示す。
まず、駐車ブレーキ24a1はブレーキペタル17が先端に設けられた湾曲アーム39の基部が回動自在になっており、さらに湾曲アーム39の基部側には三角プレート40が一体的に取り付けられている。該三角プレート40の中間部には変速装置24の駐車ブレーキ24a1を作動させるワイヤ41のインナー41aが連結しているので、ブレーキペタル17を踏み込むと三角プレート40の動きに連動してインナーワイヤ41aが引かれ、駐車ブレーキ24a1が作動する。また、三角プレート40の先端部はギア40aが設けられているので、三角プレート40の回動後は該ギア40aがラチェット43に係合してブレーキ状態を保持できる。
また、三角プレート40の先端部ギア40aの動きに連動するラチェット43は、その回動中心43aよりずれた位置にHST変速レバー16の前記ブレーキ解除の運動に連動するケーブル44が連結しており、変速レバー16が図5のブレーキ解除方向(矢印O)に引かれると、ラチェット43が回動中心43aを回動軸として回動して、該ラチェット43と三角プレート40のギア40aとの係合が外れて駐車ブレーキ24a1をブレーキ解除する方向に作動させる。
図6には変速レバー16の操作パネル22aの拡大平面図を示すが、レバーガイド37には車両の前進と後進時の変速レバー16の前後方向の操作用の溝37a,37bに加えて駐車ブレーキ解除用の左右方向の溝37c〜37fを4カ所設けた例である。
上記図4、図5に示すように、駐車ブレーキ24a1の解除をHST変速レバー16の左右方向へのシフト操作により、駐車ブレーキ24a1が解除できるので操作性が向上する。
また、図7のコンバインの前方部の要部左側面図と図8のコンバインの前方部の要部平面図に示すように、駐車ブレーキ24a1は操縦者がコンバインを降りて、外側から操作できるように駐車ブレーキ操作用レバー45を変速レバー16の他に設けても良い。駐車ブレーキ操作用レバー45を矢印B方向に手動操作することで駐車ブレーキ24a1を作動させることができる。
また、コンバインの外側から手動で駐車ブレーキ24a1を解除させる手動操作可能な駐車ブレーキ解除用レバー46と該レバー46とラチェット43を連結するケーブル42を設けることができる。駐車ブレーキ解除用レバー46を矢印C方向に手動操作することで駐車ブレーキ24a1を解除できる。
このようにコンバインの操縦席側とコンバインの外側の両方から駐車ブレーキ24a1が解除できるので、駐車ブレーキ24a1の操作性が向上する。また、駐車ブレーキ操作用レバー45の操作をする同じ側から駐車ブレーキ24a1の解除もできるので、駐車ブレーキ24a1の解除時に操作席に上がってHST操作レバーを操作する煩わしさが無い。
図9に示すようにHST変速レバー16の基部に設けた駐車ブレーキ24a1の解除機構と前記ラチェット43を接続する駐車ブレーキ解除用のケーブル44は機体の前後方向に配索すると、駐車ブレーキ24a1の解除時にHST変速レバー16と一体の前記ケーブル44が前後方向に大きくストロークするが、ケーブル44は機体の前後方向に配索されているのでコンバインの構成物に干渉することがない。
また、HST変速レバー16のHST28との連動機構の斜視図を図10に示し、正面図を図11に示すが、HST変速レバー16の前後方向への回動中心を正面視で左右方向に傾斜させた構成(図例は右方向に傾斜)で、HST変速アーム47とHSTコントロールアーム48とを直線的に連結ロッド49で連結している。このようにHST変速アーム47とHSTコントロールアーム48とを直線的に連結したため、HST変速アーム47の操作時に発生する操作力を効率よくHSTコントロールアーム48に伝達できる。
従来は図19に示すようにHST変速アーム47とHSTコントロールアーム48はカウンタアーム50と連結ロッド51を介したリンク系により連結していたので、構成が複雑になり、またリンク系にがたつきが発生し易くなるためHST28の中立位置の確保が安定しないことがあった。
しかし図10、図11に示す構成では、HST変速レバー16の機体前後進方向への操作方向とHSTコントロールアーム48との操作方向とを一致させることができるため(図10においてHST変速レバー16を前進方向へシフトした場合HSTコントロールアーム48のアームが前進方向へ移動しないと機体が前進しない構成となっている)、HST変速レバー16の中立位置の確保が安定するだけでなく、部品点数も少ないのでコストダウンが図れる。
また、図12に側面図で示すようにHST変速レバー16の左右方向に動く回動中心16bと、その構成部を覆う操作パネル22aの部分の側面視からの形状を凸部形状22a1として、その他の操作パネル部分は平面形状として、操作パネル22aの高さを全体的には低くしてある。このため操作部のコンパクト化が図れる。
さらに、図13の側面図に示すようにHST変速レバー16により走行方向を前後進方向に切り替える場合に、HST変速レバー16の後進側の最高速レバー握り16a位置をHSTレバー回動中心の鉛直線Rより前方に位置させることにより、HSTレバー握り部16aのフルストローク間(L)を前傾軌跡とした。これは図14の平面図に示すように、HSTレバー握り部16aが後進最高速レバー位置にあるときにはシート27の左サイドに位置することになり、HST変速レバー16の操作はそれから前方へ向けてストロークすることになる。そのため、操縦者はシート27に着座してHST変速レバー16の操作を行う場合に、レバー操作がオペレータサイド位置から斜め前下がり方向となり、HST変速レバー16の操作が容易となる。
図13に示すように、エンジン回転軸19からの駆動力が伝達されるHST入力プーリ35に冷却ファン55を取り付け、冷却ファン55の上方に機体前後方向に操作コントロールフレーム56を配置し、操作コントロールフレーム56の冷却ファン55上部のみを冷却ファン55を覆う形状で凸状とした。このような操作コントロールフレーム56の構成により、操作パネル22、HST変速レバー16を支持するコントロールフレーム56を比較的低く構成でき、操作パネル22を利用する手動操作系をコンパクト化できる。
図15に示すように操作コントロールフレーム56の冷却ファン55を覆う凸状のフレーム部分の幅Bを他のフレーム部分の幅Aより広くして、この幅広部分Bを冷却ファン55のダクトとして利用できるようにしたので、HST冷却ファン55の送風ダクトを新たな部品として設ける必要がなく安価に製作できる。
図2、図16に示す前方操作パネル22aには図6に示す前方操作パネル22aと異なり、HST変速レバー16の中立位置においてのみ、HST変速レバー16の左右方向の回動支点16cを中心とした左右の移動操作により駐車ブレーキ24a1を解除できるガイド溝37cを備えた構成例を示す。このとき変速レバー16の前進と後進は左右の移動操作に対して直交する方向への移動操作で行われることは図2に示す変速レバー16の移動操作と同じである。
この場合は、伝動部24aの中央部の左右サイドクラッチ24a2を切り、駐車ブレーキ24a1を掛ける駐車ブレーキ構成で、HST変速レバー16が中立位置にないとき、駐車ブレーキ24a1を解除すると、急発進して危険であるが、HST変速レバー16が必ず中立位置にないと駐車ブレーキ24a1が解除できない構成であるため、誤操作による急発進がなく安全である。
図2に示す前方操作パネル22aの形状では、駐車ブレーキ24a1の解除時にHST変速レバー16を左方向へ動かすことで駐車ブレーキ24a1を解除できる。HST変速レバー16は座席シート27の左サイドに配置されており、HSTレバー左側は障害物が無いので、駐車ブレーキ24a1の解除をオペレータの左方向へのレバー操作で楽に行える。
また、HST変速レバー16の左右の移動操作との前後の移動操作とが互いに直交する方向への移動操作であるので、それぞれの方向への移動操作が容易にまた確実に行える。
図16に示すようにHST変速レバー16による駐車ブレーキ解除用のガイド溝37cの長さCを該レバー16の中立位置→前進位置への移動用のガイド溝37aの長さA及び中立位置→後進位置への移動用のガイド溝37bの長さBより短くしてある。これにより駐車ブレーキ24a1の解除時のHST変速レバー16のストロークが少なくてすみ、操作性が向上する。
また、中立位置の幅Dと駐車ブレーキ解除用のガイド溝幅Eとをほぼ同等の大きさにしてあるので、中立位置でのみ駐車ブレーキ24a1の解除動作ができるため確実に中立位置で駐車ブレーキ24a1が解除できる。
また、図17に示すように前方操作パネル22aにはHST変速レバー16の駐車ブレーキ解除用ガイド溝37cの幅を入り口程広くし、奥側ほど狭くしたテーパ形状としても良い。この場合には、HST変速レバー16を中立位置にしながら駐車ブレーキ24a1を解除する方向にレバー操作ができ、駐車ブレーキ解除時はHST変速レバー16は確実に中立位置になっている。
図18には前方操作パネル22aの駐車ブレーキ解除用ガイド溝37cの入り口部にHSTレバーガイド溝のクランク部の左右操作時のレバー荷重より重い荷重でないとHST変速レバー16が通過できない抵抗体57を設け、前記入り口部を狭くした構成を示す。抵抗体57はバネ57aと該バネ57aで付勢される球体57bから構成される。
この構成によると、HST変速レバー16による駐車ブレーキ解除時にはレバー操作に荷重の変化を持たせることができるため、無意識に解除操作を行うことが無く安全である。
本発明はコンバインなどの自走車両の操縦席の近傍にある操作パネルに適用できる。
本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図である。 図1のコンバインの操縦席部分の平面概略図である。 図1のコンバインの操縦席部分の右側面図である。 図1のコンバインの駐車ブレーキペタルと変速装置の駐車ブレーキの連動機構と変速レバーとその前後進方向への作動に連動する油圧回路図である。 図1のコンバインの変速レバーを用いる駐車ブレーキの解除機構の説明図である。 図1のコンバインの変速レバーの一部操作パネルの拡大平面図である。 図1のコンバインの前方部の要部左側面図である。 図1のコンバインの前方部の要部平面面図である。 図1のコンバインの前方部の要部左側面図である。 図1のコンバインのHST変速レバーのHSTとの連動機構の斜視図である。 図1のコンバインのHST変速レバーのHSTとの連動機構の平面図である。 図1のコンバインの前方部の要部左側面図である。 図1のコンバインの前方部の左側面図である。 図1のコンバインの前方部の平面図である。 図1のコンバインの前方部の要部左側面図である。 図1のコンバインの前方操作パネルの変形例の平面図である。 図1のコンバインの前方操作パネルの変形例の平面図である。 図1のコンバインの前方操作パネルの変形例の平面図である。 従来のコンバインのHST変速レバーのHSTとの連動機構の斜視図である。
符号の説明
1 コンバイン 2 走行フレーム
3 走行装置 4 クローラ
6 刈取装置 7 分草具
9 供給搬送装置 10 パワステレバー
11 刈取レバー 12 脱穀レバー
14 フィードチェン 15 脱穀装置
16 HST変速レバー 16a 変速レバーグリップ
16b 回動中心 16c 回動支点
17 ブレーキペタル 18 排殻オーガ
19 エンジン回転軸 20 操縦席
21 プーリ 22、31 操作パネル
22a 前方パネル 22a1 凸部形状
22b 後方パネル 23 ベルト
24 変速装置 24a 操向伝動部
24a1 駐車ブレーキ 24a2 サイドクラッチ
24b 中間伝動部 24c 副変速部
24d カウンタ−部 25 走行伝動ケ−ス
26 入出力部 27 シート
28 変速装置(HST) 28a 油圧ポンプ
28b 油圧モータ 30 グレンタンク
32 HSTケース 31 操作パネル
33 油圧入力軸 34、37 レバーガイド
35 入力プーリ 37a〜37f ガイド溝
39 湾曲アーム 40 三角プレート
40a ギア 41 ワイヤ
41a インナーワイヤ 42、44 ケーブル
43 ラチェット 43a 回動中心
45 駐車ブレーキ操作用レバー 46 駐車ブレーキ解除用レバー
47 HST変速アーム 48 HSTコントロールアーム
49 連結ロッド 50 カウンターアーム
51 連結ロッド 55 冷却ファン
56 操作コントロールフレーム 57 抵抗体
57a バネ 57b 球体

Claims (2)

  1. 走行フレーム(2)の下部にクローラ(4)を備えた走行装置(3)を設け、走行フレーム(2)の前部に刈取装置(6)を設け、前記走行フレーム(2)の上部にエンジンと、脱穀装置(15)と、操縦席(20)と、グレンタンク(30)と、前記エンジンからの駆動力を変速する前後進走行用変速装置28と、駐車ブレーキ24a1と、前記走行用変速装置28による走行装置(3)の前後進駆動操作用のHST変速レバー16と、前記駐車ブレーキ(24a1)の作動用の駐車ブレーキペタル17)と設けコンバインにおいて、
    前記グレンタンク(30)の前方に前記操縦席(20)の座席シート(27)を設け、前記走行装置(3)の前進方向に向かって前記座席シート(27)の左側方に前記HST変速レバー(16)を備えた第1操作パネル(22)を設け、前記操縦席(20)の前方に第2操作パネル(31)を設け、該第2操作パネル(31)の右端寄りの部位に前記刈取装置(6)の昇降と左右旋回のための操向レバー(10)を設け、
    前記第1操作パネル(22)は前後方向に2分割して、それぞれ独立して開放可能な前方パネル(22a)と後方パネル(22b)から構成し、
    前記前方パネル(22a)には前記HST変速レバー(16)と該HST変速レバー(16)の移動用のレバーガイド(37)を設け、前記後方パネル(22b)には前記刈取装置(6)を作動させるための刈取レバー(11)と前記脱穀装置(15)を作動させるための脱穀レバー(12)を設け、
    前記駐車ブレーキペタル(17)の操作により駐車ブレーキ(24a1)を作動させる駐車ブレーキ(24a1)の作動機構とHST変速レバー16の走行装置の前後進駆動操作方向とは異なる方向へのレバーガイド37における操作により駐車ブレーキ24a1を解除する駐車ブレーキ(24a1)の解除機構とからなる駐車ブレーキ(24a1)の連動機構を備え、
    該駐車ブレーキ(24a1)の連動機構は、前記ブレーキペタル(17)を先端に設け、基部が回動自在の湾曲アーム(39)と、該湾曲アーム(39)の基部側に一体的に取り付けられ、湾曲アーム(39)と一体で回動する三角プレート(40)と、該三角プレート(40)の中間部に連結し、駐車ブレーキ(24a1)を作動させるワイヤ(41)のインナーワイヤ(41a)と、前記三角プレート(40)の先端部に設けられたギア(40a)と、該ギア(40a)に連動して回動し該ギア(40a)に係合する又は係合が外れるラチェット(43)と、該ラチェット(43)の回動中心(43a)よりずれた位置に連結し、前記HST変速レバー(16)の駐車ブレーキ(24a1)を解除する方向への操作に連動するケーブル(44)とを有し、
    前記駐車ブレーキ(24a1)の作動機構は、前記ブレーキペタル(17)の踏み込みにより前記湾曲アーム(39)を介して三角プレート(40)が回動することで、インナーワイヤ(41a)が引かれて駐車ブレーキ(24a1)がブレーキ作動すると共に、前記ギア(40a)が前記ラチェット(43)に係合してこのブレーキ作動状態を保持する構成とし、
    前記駐車ブレーキ(24a1)の解除機構は、前記HST変速レバー(16)の駐車ブレーキ(24a1)を解除する方向への操作により前記ケーブル(44)が連動して前記ラチェット(43)が回動中心(43a)を回動軸として回動し、前記ラチェット(43)と前記ギア(40a)との係合が外れて駐車ブレーキ(24a1)がブレーキ解除する方向に作動してブレーキ解除する構成とし、
    前記コンバインの外側から手動で駐車ブレーキ(24a1)を解除させる手動操作可能な駐車ブレーキ解除用レバー(46)と該レバー(46)と前記ラチェット(43)を連結するケーブル(42)を設け、
    前記エンジンからの駆動力を前記前後進走行用変速装置(28)に入力する入力プーリ(35)を設け、該入力プーリ(35)に冷却ファン(55)を設け、該冷却ファン(55)の上方に前後方向に向けて操作コントロールフレーム(56)を設け、該操作コントロールフレーム(56)の冷却ファン(55)上方の部位を冷却ファン(55)を覆う凸状に形成し、
    該操作コントロールフレーム(56)の冷却ファン(55)を覆う凸状のフレーム部分の左右方向の幅(B)を他のフレーム部分の左右方向の幅(A)より広くして、該幅広部分(B)を前記冷却ファン(55)のダクトとし、
    前記前方パネル(22a)のレバーガイド(37)にHST変速レバー(16)を中立位置から前進位置へ移動案内する第1ガイド溝(37a)と、HST変速レバー(16)を中立位置から後進位置へ移動案内する第2ガイド溝(37b)と、HST変速レバー(16)の中立位置においてのみ、該HST変速レバー(16)の左右方向の移動操作により駐車ブレーキ(24a1)を解除できる第3ガイド溝(37c)とを、第1ガイド溝(37a)、第3ガイド溝(37c)、第2ガイド溝(37b)の順に前方から後方にかけて設け、
    前記第3ガイド溝(37c)の左右方向の長さ(C)を第1ガイド溝(37a)の前後方向の長さ(A)及び第2ガイド溝(37b)の前後方向の長さ(B)より短くしたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第3ガイド溝(37c)のHST変速レバー(16)による解除操作入り口部に隣接して前記第1ガイド溝(37a)と前記第2ガイド溝(37b)とを連結するクランク部を設け、前記第3ガイド溝(37c)の解除操作入り口部に、前記クランク部におけるHST変速レバー(16)の左右操作時の操作荷重よりも重い荷重でHST変速レバー(16)を操作しないとHST変速レバー(16)が通過できない抵抗体(57)を設け、該抵抗体(57)をバネ(57a)と該バネ(57a)で付勢される球体(57b)から構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
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