JP2004113191A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】走行変速レバーの操作とともに、各種スイッチ類の操作を容易に実行可能にする。
【解決手段】走行装置1を有する車台2の上方には脱穀装置3を有し、該脱穀装置3の前方には、多条列の植立穀稈を引き起こす複数の引起装置4と、該引起装置4で引き起こした穀稈を刈り取って後方の脱穀装置3へ向けて搬送する刈取装置5を設け、前記脱穀装置3の右側にはこの脱穀装置3で脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6を設け、該グレンタンク6の前方には操作部7を設けたコンバインにおいて、該操作部7には走行変速レバー62を設け、該走行変速レバー62と一体的に移動する操作パネル68を走行変速レバー62の前方に設けるにあたり、前記走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設けたことを特徴とするコンバインとする。
【選択図】 図5
【解決手段】走行装置1を有する車台2の上方には脱穀装置3を有し、該脱穀装置3の前方には、多条列の植立穀稈を引き起こす複数の引起装置4と、該引起装置4で引き起こした穀稈を刈り取って後方の脱穀装置3へ向けて搬送する刈取装置5を設け、前記脱穀装置3の右側にはこの脱穀装置3で脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6を設け、該グレンタンク6の前方には操作部7を設けたコンバインにおいて、該操作部7には走行変速レバー62を設け、該走行変速レバー62と一体的に移動する操作パネル68を走行変速レバー62の前方に設けるにあたり、前記走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設けたことを特徴とするコンバインとする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインに関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術は、コンバインの前後進と車速の変速を行う走行変速レバーにおいて、この走行変速レバーの握り部分にコンバインの各部の操作を実行する各種スイッチを設ける構成であった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−201521号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような構成では、走行変速レバーの本体にスイッチを設ける構成であるので、スイッチの数が限定されていた。このため、使用頻度の多いスイッチであっても走行変速レバーの本体にスイッチを設けることができず、このため、作業者側方のパネル部分にスイッチ類を設けており、スイッチの操作が容易にできないという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、請求項1記載の発明では、走行装置1を有する車台2の上方には脱穀装置3を有し、該脱穀装置3の前方には、多条列の植立穀稈を引き起こす複数の引起装置4と、該引起装置4で引き起こした穀稈を刈り取って後方の脱穀装置3へ向けて搬送する刈取装置5を設け、前記脱穀装置3の右側にはこの脱穀装置3で脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6を設け、該グレンタンク6の前方には操作部7を設けたコンバインにおいて、該操作部7には走行変速レバー62を設け、該走行変速レバー62と一体的に移動する操作パネル68を走行変速レバー62の前方に設けるにあたり、前記走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0006】
上記構成によると、作業者は走行変速レバー62を把持した状態で操作パネル68を操作する。また、走行変速レバー62を操作しながら操作パネル68を操作する。
請求項2記載の発明では、前記操作パネル68は走行変速レバー62に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
【0007】
上記構成によると、請求項1の作用とともに、保守管理等の作業時に操作パネル68を走行変速レバー62から外して作業を行う。
請求項3記載の発明では、前記操作パネル68は、走行変速レバー62に対して位置変更可能に構成したことを特徴とする請求項2記載のコンバインとしたものである。
【0008】
上記構成によると、請求項2の作用とともに、作業の状況や作業者の好みに応じて、操作パネル68を走行変速レバー62に対して位置変更する。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、前述のごとく構成したので、請求項1記載の発明では、走行変速レバー62を把持した状態や、走行変速レバー62を操作してコンバインの前後進の車速を変えながら操作パネル68を操作できるので、操作性が容易となる。また、走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設ける構成としたので、走行変速レバー62を上方から覆うように把持できるので、走行変速レバー62の変速操作が容易となる。
【0010】
請求項2記載の発明においては、請求項1の効果とともに、保守管理や組立て性能が向上するようになる。また、コンバインの仕様によって操作パネル68の後付けが容易となる。
請求項3記載の発明においては、請求項2の効果とともに、作業の状況や作業者の好みに応じて操作パネル68を走行変速レバー62に対して位置変更可能なので、操作性が向上して作業能率の低下を防止できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の実施の形態を具現化したコンバインが示されている。
走行装置1を有する車台2の前方には、刈取装置5が設けられている。この刈取装置5には、植立穀稈を分草する分草具11と、植立穀稈を引き起こす引起装置4と、植立穀稈を刈り取る刈刃13と、該刈刃13にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元搬送装置14が設けられている。この株元搬送装置14の後方には、この株元搬送装置14から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送する供給搬送装置15が設けられている。
【0012】
前記刈取装置5は、走行伝動装置16の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム17にて、その略左右中間部で支持されていて、刈取装置5は刈取装置支持フレーム17と共に上下動する構成である。
車台2の上方には、前記供給搬送装置15から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェン18を有する脱穀装置3と、該脱穀装置3の右側方であって、この脱穀装置3で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク6と、該グレンタンク6の前方に位置していてコンバインの各種操作を実行する操作部7が載置されている。
【0013】
脱穀装置3の後方には、前記フィードチェン18から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送する排稈チェン12と、該排稈チェン12の終端部下方には排稈を切断するカッター装置19が設けられている。また、この実施例のカッター装置19の後方には、排稈を結束するノッター等の他の作業機を装着してもよい。
【0014】
前記グレンタンク6内の穀粒量が満杯となると、揚穀筒20と穀粒排出オーガ21から穀粒を機外へと排出する。揚穀筒20は電気モータ(図示せず)にて旋回可能に構成され、また、穀粒排出オーガ21油圧シリンダ22にて昇降可能に構成されている。そして、穀粒排出オーガ21は揚穀筒20の上部に連結されていて一体構成なので、揚穀筒20が旋回すると、穀粒排出オーガ21も一緒に旋回する構成となっている。
【0015】
このようなコンバインを前進させて刈取作業を実行すると、圃場面に植立している穀稈は、分草具11にて分草され、その後、引起装置4にて引き起こされて刈刃13にて刈り取られる。その後、株元搬送装置14にて後方へ搬送され、供給搬送装置15へ引き継ぎ搬送される。この供給搬送装置15に引き継がれた穀稈は、さらに後方へと搬送されていく。そして、脱穀装置16のフィードチェン18へと引継ぎ搬送されて、穀稈はフィードチェン18で後方へ搬送されながら脱穀装置3にて脱穀選別される。
【0016】
このように脱穀選別された穀粒は、一番揚穀筒23からグレンタンク6内へと搬送されて一時貯留される。該グレンタンク6内に貯留される穀粒量が満杯になると、操作部7の報知手段(ブザーや表示装置)でオペレータに報知される。するとオペレータは刈取作業を中断して、グレンタンク6内の穀粒を機外へと排出する作業を開始する。コンバインを任意の位置(トラック近傍位置)へと移動させ、穀粒排出オーガ21をオーガ受け24から離脱させて穀粒排出口21aをトラックの荷台等の位置へ移動させる。そして、操作部7に設けている穀粒排出レバー25を入り状態として、グレンタンク6内の穀粒を機外へと排出する。グレンタンク6内の穀粒排出が終了すると、穀粒排出オーガ21は再びオーガ受け24へと収納されていく。
【0017】
前記走行伝動装置16の詳細構成について、図3により説明する。エンジン26の出力軸26aにはプーリ26b,プーリ26c及びプーリ26dが取り付けられている構成である。プーリ26bが回転駆動するとともに、クラッチが入り状態になるとグレンタンク6内の下部ラセン(図示せず)が駆動して、穀粒排出オーガ21の穀粒排出口21aから穀粒が機外へと排出される構成である。前記プーリ26dが回転駆動するとともに、脱穀クラッチ(図示せず)が入り状態になると、脱穀装置3が駆動する構成である。前記プーリ26cは走行伝動装置16を駆動するプーリである。
【0018】
プーリ26cからベルト28,プーリ29を介して油圧無段変速装置27の可変油圧ポンプ27aの入力軸30に動力が伝達される構成である。この可変油圧ポンプ27aの斜板の傾斜角度を変更することにより、定量油圧モータ27bへの送油量と送油方向が変わり、出力軸31の回転数と回転方向が変わる構成である。32は、入力軸30に固定のファンであり、このファン33によって起風された風は油圧無段変速装置27方向へ送風されていき、油圧無段変速装置27を冷却する構成である。
【0019】
前記出力軸31の動力は、迂回伝動ケース33内の歯車34,歯車35,歯車36及び歯車37を介して減速伝動されていき、走行伝動装置16の入力軸38に動力伝達されていく。この入力軸38には歯車40と歯車41を有する移動体39が設けられていて、この移動体39は軸38の長手方向に移動する。歯車41には爪部49bがあり、歯車42にも爪部49aが構成されている。また、入力軸38には長手方向に移動しない歯車38が遊嵌して設けられている。43は刈取装置5へ動力伝達するプーリであり、入力軸38に対して固着して設けられている。
【0020】
前記入力軸38の下手側には軸44が設けられていて、この軸44には、歯車45,歯車46,歯車47及び歯車48が固着して設けられている。前記移動体39が移動して歯車41の爪部49bと歯車42の爪部49aが噛み合うと、入力軸38の動力は歯車42と歯車45で低速変速されて軸44に伝達される構成である。移動体39が移動して歯車41と歯車47が噛み合うと、入力軸38の動力は歯車41と歯車47で中速変速されて軸44に伝達される構成である。さらに、移動体39が移動して歯車40と歯車48が噛み合うと、入力軸38の動力は歯車40と歯車48で高速変速されて軸44に伝達される構成である。
【0021】
このように、軸44に伝達された回転動力は、軸44に固定の歯車46から下手側のサイドクラッチ軸49に遊嵌のセンタギヤ50に伝達されていく構成である。サイドクラッチ軸49より下手側は左右対称なので、右側の経路について説明する。サイドクラッチ軸49には右側移動体51Rが長手方向に移動可能に設けられている。この右側移動体51Rがセンタギヤ50に接続している状態にあっては、センタギヤ50の動力は右側移動体51Rに構成されている歯車52Rから右側走行軸53Rに固定の歯車54Rを介して右側走行軸53Rが回転駆動する構成である。55Lと55Rはサイドクラッチ軸49の両端部に設けられているブレーキである。
【0022】
サイドクラッチ軸49より下手側の左側の経路は、直進状態が断たれていて、左側走行軸53Lにブレーキが作用して、コンバインが左方向にブレーキ旋回をしている状態を示している。即ち、左側移動体51Lはセンタギヤ50との接続状態が解除されており、さらに、左側移動体51Lは左側に移動して左側ブレーキ55Lを押圧して左側走行軸53Lの回転を止めている構成である。
【0023】
次に、図4について説明する。
操作部7に設けているパワステレバー8の具体的構成を示している。パワステレバー8は操作部7の前面パネル56の右側端部に立設して設けられている。このパワステレバー8を後方へ傾動すると刈取装置5が上昇し、パワステレバー8を前方へ傾動すると刈取装置5が下降する構成である。また、パワステレバー8を左方向へ傾動すると、前記左側移動体51Lとセンタギヤ50との接続状態が断たれるとともに、左ブレーキ55Lが作動してコンバインが左方向へと旋回する構成である。そして、パワステレバー8を右方向へ傾動すると、前記右側移動体51Rとセンタギヤ50との接続状態が断たれるとともに、右ブレーキ55Rが作動してコンバインが右方向へと旋回する構成である。
【0024】
また、操作部7の左パネル61にはコンバインの前後進と車速を変更する走行変速レバー62が設けられている。この走行変速レバー62を前方へ移動させると、油圧無段変速装置27の油圧モータ27の斜板が正転側へ傾動してコンバインは前進し、走行変速レバー62を後方へ移動させると、油圧無段変速装置27の油圧モータ27の斜板が逆転側へ傾動してコンバインが後進する構成である。また、コンバインの前進方向の車速と後進方向の車速は、走行変速レバー62の移動量によって決定される。
【0025】
前記パワステレバー8の上面部8aには複数のスイッチ類が設けられている。このスイッチ類は何でもよいが、通常、左スイッチ57を押圧するとは車台2は左傾斜して、右スイッチ58を押圧すると車台22は右傾斜する構成である。また、前スイッチ59を押圧すると車台2は前傾斜して、後スイッチ60を押圧すると車台2は後傾斜する構成である。この前スイッチ59と後スイッチ60を操作すると、それぞれ、刈取装置5の下降と上昇が実行されるように構成してもよい。このように、パワステレバー8の上面部8aにスイッチ類を設けると、パワステレバー8を操作しながらスイッチ類が操作できるので、コンバインの運転操作が容易となる。
【0026】
しかしながら、上面部8aの面積は狭いため、スイッチの配置数に限界がある。そこで、従来においては、操作部7の左パネル61の部分に別のスイッチ類を配置する構成としていたので、操作性が悪いものとなっていた。特に、コンバインにおいては、右手でパワステレバー8を把持し、左手で走行変速レバー62を把持しているので、左パネル61に設けているスイッチ類を操作するときには、走行変速レバー62から左手を離さなくてはならず、従って、左パネル61のスイッチ類を操作するときには、コンバインの車速が変更できないという欠点があった。
【0027】
そこで、図4に示すように、パワステレバー8と一体的に移動する操作パネル9をパワステレバー8の前方に設ける構成とする。この操作パネル9は支持ステー9aによって支持されている。操作パネル9には、コンバインが穀稈列に沿って自動的に走行する自動方向制御スイッチ63,脱穀装置での扱ぎ深さを自動的に調節する自動扱ぎ深さスイッチ64,車台2を自動的に水平状態に保持する自動車体水平スイッチ65,刈取装置5の刈り高さを自動的に調節する自動刈り高さスイッチ66及び脱穀装置での扱ぎ深さを手動で調節する手動扱深さスイッチ67が設けられている構成である。これらのスイッチ群は、コンバインが刈取作業中に使用頻度が高いものである。
【0028】
このように、パワステレバー8の前方に操作パネル9を設け、この操作パネル9には使用頻度の高いスイッチを設ける構成としたので、作業者は右手でパワステレバー8を把持し、左手で走行変速レバー62を把持した状態、即ち、コンバインを運転しながら容易に操作パネル9のスイッチ群が操作可能になる。また、パワステレバー8を前後左右方向へ操作しながら操作パネル9を操作できるので、操作性が向上する。また、コンバインを運転中は作業者の視界は前方にあるが、この前方視界から目をそらすことなく操作パネル9を操作するので安全な作業が可能となる。
【0029】
次に、図5について説明する。
走行変速レバー62の前方にも操作パネル68を設ける構成とする。具体的には、支持アーム68aを介して取り付けられている。この操作パネル68にも、前記自動方向制御スイッチ63,自動扱ぎ深さスイッチ64,自動車体水平スイッチ65,自動刈り高さスイッチ66及び手動扱深さスイッチ67が設けられている構成である。これにより、走行変速レバー62を把持した状態や、走行変速レバー62を操作してコンバインの前後進の車速を変えながら操作パネル68のスイッチ類を操作できるので、操作性が容易となる。さらに、走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設ける構成としたので、作業者は走行変速レバー62を上方から覆うように把持できるので、走行変速レバー62の変速操作が容易となる。
【0030】
前記スイッチ類(自動方向制御スイッチ63,自動扱ぎ深さスイッチ64,自動車体水平スイッチ65,自動刈り高さスイッチ66,手動扱深さスイッチ67)は前記パワステレバー8のみに設けてもよいし、走行変速レバー62のみに設けてもよいし、パワステレバー8と走行変速レバー62の両方に設けてもよい。パワステレバー8と走行変速レバー62の両方に設けると、さらに、操作性が向上して作業能率が向上すりょうになる。
【0031】
次に、図6について説明する。
前記走行変速レバー62に設けている操作パネル68を着脱自在に構成する。操作パネル68の支持アーム68aを固定しているボルト69を外すと操作パネル68は走行変速レバー62から外れる構成である。これにより、保守管理や組立て性能が向上するようになる。また、コンバインの仕様によって操作パネル68の後付けが容易となる。
【0032】
また、支持アーム68a側を上下方向の長穴70に構成しておくと、ボルト69を緩めることにより、操作パネル68の上下位置の調節が可能となる。これにより、作業の状況や作業者の好みに応じて操作パネル68を走行変速レバー62に対して上下位置変更可能なので、操作性が向上して作業能率の低下を防止できるようになる。前記操作パネル68の位置変更は、走行変速レバー62に対して左右方向であってもよいし、斜め方向であってもよい。
【0033】
次に、図7について説明する。
操作パネル68には前述のように複数のスイッチ群が設けられているので、これらスイッチ群の電線71を支持アーム68a内の空間部72を通過させて、走行変速レバー62内の空間部73へと配策する構成とする。これにより、電線71は外部に露出しないので、耐久性が向上し外部の環境から保護できるようになる。
【0034】
次に、図8について説明する。
走行変速レバー62に対して、さらに上方へ延出する第二走行変速レバー74を設ける構成とする。具体的には、走行変速レバー62のアーム62aの中間部に第二走行変速レバー74のアーム74aを設ける構成とする。さらに、この第二走行変速レバー74のアーム74aは、走行変速レバー62の外側に配置する構成とする。作業者は操作部7のシート75に着座した状態においては、走行変速レバー62を操作し、作業者がシート75に着座していない状態の立ち姿勢においては、第二走行変速レバー74を操作する。これにより、作業者が立ち姿勢でコンバインで刈取作業を行うとき、楽な姿勢で第二走行変速レバー74を把持してコンバインの変速操作が容易に実行できるようになる。
【0035】
また、第二走行変速レバー74は、走行変速レバー62の外側に配置する構成としているので、シート75に着座した状態での走行変速レバー62の操作が容易となる。即ち、第二走行変速レバー74が邪魔にならないので作業能率の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左側面図
【図2】右側面図
【図3】伝動機構線図
【図4】斜視図
【図5】斜視図
【図6】斜視図
【図7】断面図
【図8】正面図
【符号の説明】
1…走行装置、2…車台、3…脱穀装置、4…引起装置、5…刈取装置、6…グレンタンク、7…操作部、62…走行変速レバー、68…操作パネル、L…所定間隔。
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインに関するもので、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術は、コンバインの前後進と車速の変速を行う走行変速レバーにおいて、この走行変速レバーの握り部分にコンバインの各部の操作を実行する各種スイッチを設ける構成であった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−201521号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のような構成では、走行変速レバーの本体にスイッチを設ける構成であるので、スイッチの数が限定されていた。このため、使用頻度の多いスイッチであっても走行変速レバーの本体にスイッチを設けることができず、このため、作業者側方のパネル部分にスイッチ類を設けており、スイッチの操作が容易にできないという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。すなわち、請求項1記載の発明では、走行装置1を有する車台2の上方には脱穀装置3を有し、該脱穀装置3の前方には、多条列の植立穀稈を引き起こす複数の引起装置4と、該引起装置4で引き起こした穀稈を刈り取って後方の脱穀装置3へ向けて搬送する刈取装置5を設け、前記脱穀装置3の右側にはこの脱穀装置3で脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6を設け、該グレンタンク6の前方には操作部7を設けたコンバインにおいて、該操作部7には走行変速レバー62を設け、該走行変速レバー62と一体的に移動する操作パネル68を走行変速レバー62の前方に設けるにあたり、前記走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
【0006】
上記構成によると、作業者は走行変速レバー62を把持した状態で操作パネル68を操作する。また、走行変速レバー62を操作しながら操作パネル68を操作する。
請求項2記載の発明では、前記操作パネル68は走行変速レバー62に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
【0007】
上記構成によると、請求項1の作用とともに、保守管理等の作業時に操作パネル68を走行変速レバー62から外して作業を行う。
請求項3記載の発明では、前記操作パネル68は、走行変速レバー62に対して位置変更可能に構成したことを特徴とする請求項2記載のコンバインとしたものである。
【0008】
上記構成によると、請求項2の作用とともに、作業の状況や作業者の好みに応じて、操作パネル68を走行変速レバー62に対して位置変更する。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、前述のごとく構成したので、請求項1記載の発明では、走行変速レバー62を把持した状態や、走行変速レバー62を操作してコンバインの前後進の車速を変えながら操作パネル68を操作できるので、操作性が容易となる。また、走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設ける構成としたので、走行変速レバー62を上方から覆うように把持できるので、走行変速レバー62の変速操作が容易となる。
【0010】
請求項2記載の発明においては、請求項1の効果とともに、保守管理や組立て性能が向上するようになる。また、コンバインの仕様によって操作パネル68の後付けが容易となる。
請求項3記載の発明においては、請求項2の効果とともに、作業の状況や作業者の好みに応じて操作パネル68を走行変速レバー62に対して位置変更可能なので、操作性が向上して作業能率の低下を防止できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の実施の形態を具現化したコンバインが示されている。
走行装置1を有する車台2の前方には、刈取装置5が設けられている。この刈取装置5には、植立穀稈を分草する分草具11と、植立穀稈を引き起こす引起装置4と、植立穀稈を刈り取る刈刃13と、該刈刃13にて刈り取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元搬送装置14が設けられている。この株元搬送装置14の後方には、この株元搬送装置14から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送する供給搬送装置15が設けられている。
【0012】
前記刈取装置5は、走行伝動装置16の上方の支点を中心にして上下動する刈取装置支持フレーム17にて、その略左右中間部で支持されていて、刈取装置5は刈取装置支持フレーム17と共に上下動する構成である。
車台2の上方には、前記供給搬送装置15から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送するフィードチェン18を有する脱穀装置3と、該脱穀装置3の右側方であって、この脱穀装置3で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンク6と、該グレンタンク6の前方に位置していてコンバインの各種操作を実行する操作部7が載置されている。
【0013】
脱穀装置3の後方には、前記フィードチェン18から搬送されてくる排稈を引き継いで搬送する排稈チェン12と、該排稈チェン12の終端部下方には排稈を切断するカッター装置19が設けられている。また、この実施例のカッター装置19の後方には、排稈を結束するノッター等の他の作業機を装着してもよい。
【0014】
前記グレンタンク6内の穀粒量が満杯となると、揚穀筒20と穀粒排出オーガ21から穀粒を機外へと排出する。揚穀筒20は電気モータ(図示せず)にて旋回可能に構成され、また、穀粒排出オーガ21油圧シリンダ22にて昇降可能に構成されている。そして、穀粒排出オーガ21は揚穀筒20の上部に連結されていて一体構成なので、揚穀筒20が旋回すると、穀粒排出オーガ21も一緒に旋回する構成となっている。
【0015】
このようなコンバインを前進させて刈取作業を実行すると、圃場面に植立している穀稈は、分草具11にて分草され、その後、引起装置4にて引き起こされて刈刃13にて刈り取られる。その後、株元搬送装置14にて後方へ搬送され、供給搬送装置15へ引き継ぎ搬送される。この供給搬送装置15に引き継がれた穀稈は、さらに後方へと搬送されていく。そして、脱穀装置16のフィードチェン18へと引継ぎ搬送されて、穀稈はフィードチェン18で後方へ搬送されながら脱穀装置3にて脱穀選別される。
【0016】
このように脱穀選別された穀粒は、一番揚穀筒23からグレンタンク6内へと搬送されて一時貯留される。該グレンタンク6内に貯留される穀粒量が満杯になると、操作部7の報知手段(ブザーや表示装置)でオペレータに報知される。するとオペレータは刈取作業を中断して、グレンタンク6内の穀粒を機外へと排出する作業を開始する。コンバインを任意の位置(トラック近傍位置)へと移動させ、穀粒排出オーガ21をオーガ受け24から離脱させて穀粒排出口21aをトラックの荷台等の位置へ移動させる。そして、操作部7に設けている穀粒排出レバー25を入り状態として、グレンタンク6内の穀粒を機外へと排出する。グレンタンク6内の穀粒排出が終了すると、穀粒排出オーガ21は再びオーガ受け24へと収納されていく。
【0017】
前記走行伝動装置16の詳細構成について、図3により説明する。エンジン26の出力軸26aにはプーリ26b,プーリ26c及びプーリ26dが取り付けられている構成である。プーリ26bが回転駆動するとともに、クラッチが入り状態になるとグレンタンク6内の下部ラセン(図示せず)が駆動して、穀粒排出オーガ21の穀粒排出口21aから穀粒が機外へと排出される構成である。前記プーリ26dが回転駆動するとともに、脱穀クラッチ(図示せず)が入り状態になると、脱穀装置3が駆動する構成である。前記プーリ26cは走行伝動装置16を駆動するプーリである。
【0018】
プーリ26cからベルト28,プーリ29を介して油圧無段変速装置27の可変油圧ポンプ27aの入力軸30に動力が伝達される構成である。この可変油圧ポンプ27aの斜板の傾斜角度を変更することにより、定量油圧モータ27bへの送油量と送油方向が変わり、出力軸31の回転数と回転方向が変わる構成である。32は、入力軸30に固定のファンであり、このファン33によって起風された風は油圧無段変速装置27方向へ送風されていき、油圧無段変速装置27を冷却する構成である。
【0019】
前記出力軸31の動力は、迂回伝動ケース33内の歯車34,歯車35,歯車36及び歯車37を介して減速伝動されていき、走行伝動装置16の入力軸38に動力伝達されていく。この入力軸38には歯車40と歯車41を有する移動体39が設けられていて、この移動体39は軸38の長手方向に移動する。歯車41には爪部49bがあり、歯車42にも爪部49aが構成されている。また、入力軸38には長手方向に移動しない歯車38が遊嵌して設けられている。43は刈取装置5へ動力伝達するプーリであり、入力軸38に対して固着して設けられている。
【0020】
前記入力軸38の下手側には軸44が設けられていて、この軸44には、歯車45,歯車46,歯車47及び歯車48が固着して設けられている。前記移動体39が移動して歯車41の爪部49bと歯車42の爪部49aが噛み合うと、入力軸38の動力は歯車42と歯車45で低速変速されて軸44に伝達される構成である。移動体39が移動して歯車41と歯車47が噛み合うと、入力軸38の動力は歯車41と歯車47で中速変速されて軸44に伝達される構成である。さらに、移動体39が移動して歯車40と歯車48が噛み合うと、入力軸38の動力は歯車40と歯車48で高速変速されて軸44に伝達される構成である。
【0021】
このように、軸44に伝達された回転動力は、軸44に固定の歯車46から下手側のサイドクラッチ軸49に遊嵌のセンタギヤ50に伝達されていく構成である。サイドクラッチ軸49より下手側は左右対称なので、右側の経路について説明する。サイドクラッチ軸49には右側移動体51Rが長手方向に移動可能に設けられている。この右側移動体51Rがセンタギヤ50に接続している状態にあっては、センタギヤ50の動力は右側移動体51Rに構成されている歯車52Rから右側走行軸53Rに固定の歯車54Rを介して右側走行軸53Rが回転駆動する構成である。55Lと55Rはサイドクラッチ軸49の両端部に設けられているブレーキである。
【0022】
サイドクラッチ軸49より下手側の左側の経路は、直進状態が断たれていて、左側走行軸53Lにブレーキが作用して、コンバインが左方向にブレーキ旋回をしている状態を示している。即ち、左側移動体51Lはセンタギヤ50との接続状態が解除されており、さらに、左側移動体51Lは左側に移動して左側ブレーキ55Lを押圧して左側走行軸53Lの回転を止めている構成である。
【0023】
次に、図4について説明する。
操作部7に設けているパワステレバー8の具体的構成を示している。パワステレバー8は操作部7の前面パネル56の右側端部に立設して設けられている。このパワステレバー8を後方へ傾動すると刈取装置5が上昇し、パワステレバー8を前方へ傾動すると刈取装置5が下降する構成である。また、パワステレバー8を左方向へ傾動すると、前記左側移動体51Lとセンタギヤ50との接続状態が断たれるとともに、左ブレーキ55Lが作動してコンバインが左方向へと旋回する構成である。そして、パワステレバー8を右方向へ傾動すると、前記右側移動体51Rとセンタギヤ50との接続状態が断たれるとともに、右ブレーキ55Rが作動してコンバインが右方向へと旋回する構成である。
【0024】
また、操作部7の左パネル61にはコンバインの前後進と車速を変更する走行変速レバー62が設けられている。この走行変速レバー62を前方へ移動させると、油圧無段変速装置27の油圧モータ27の斜板が正転側へ傾動してコンバインは前進し、走行変速レバー62を後方へ移動させると、油圧無段変速装置27の油圧モータ27の斜板が逆転側へ傾動してコンバインが後進する構成である。また、コンバインの前進方向の車速と後進方向の車速は、走行変速レバー62の移動量によって決定される。
【0025】
前記パワステレバー8の上面部8aには複数のスイッチ類が設けられている。このスイッチ類は何でもよいが、通常、左スイッチ57を押圧するとは車台2は左傾斜して、右スイッチ58を押圧すると車台22は右傾斜する構成である。また、前スイッチ59を押圧すると車台2は前傾斜して、後スイッチ60を押圧すると車台2は後傾斜する構成である。この前スイッチ59と後スイッチ60を操作すると、それぞれ、刈取装置5の下降と上昇が実行されるように構成してもよい。このように、パワステレバー8の上面部8aにスイッチ類を設けると、パワステレバー8を操作しながらスイッチ類が操作できるので、コンバインの運転操作が容易となる。
【0026】
しかしながら、上面部8aの面積は狭いため、スイッチの配置数に限界がある。そこで、従来においては、操作部7の左パネル61の部分に別のスイッチ類を配置する構成としていたので、操作性が悪いものとなっていた。特に、コンバインにおいては、右手でパワステレバー8を把持し、左手で走行変速レバー62を把持しているので、左パネル61に設けているスイッチ類を操作するときには、走行変速レバー62から左手を離さなくてはならず、従って、左パネル61のスイッチ類を操作するときには、コンバインの車速が変更できないという欠点があった。
【0027】
そこで、図4に示すように、パワステレバー8と一体的に移動する操作パネル9をパワステレバー8の前方に設ける構成とする。この操作パネル9は支持ステー9aによって支持されている。操作パネル9には、コンバインが穀稈列に沿って自動的に走行する自動方向制御スイッチ63,脱穀装置での扱ぎ深さを自動的に調節する自動扱ぎ深さスイッチ64,車台2を自動的に水平状態に保持する自動車体水平スイッチ65,刈取装置5の刈り高さを自動的に調節する自動刈り高さスイッチ66及び脱穀装置での扱ぎ深さを手動で調節する手動扱深さスイッチ67が設けられている構成である。これらのスイッチ群は、コンバインが刈取作業中に使用頻度が高いものである。
【0028】
このように、パワステレバー8の前方に操作パネル9を設け、この操作パネル9には使用頻度の高いスイッチを設ける構成としたので、作業者は右手でパワステレバー8を把持し、左手で走行変速レバー62を把持した状態、即ち、コンバインを運転しながら容易に操作パネル9のスイッチ群が操作可能になる。また、パワステレバー8を前後左右方向へ操作しながら操作パネル9を操作できるので、操作性が向上する。また、コンバインを運転中は作業者の視界は前方にあるが、この前方視界から目をそらすことなく操作パネル9を操作するので安全な作業が可能となる。
【0029】
次に、図5について説明する。
走行変速レバー62の前方にも操作パネル68を設ける構成とする。具体的には、支持アーム68aを介して取り付けられている。この操作パネル68にも、前記自動方向制御スイッチ63,自動扱ぎ深さスイッチ64,自動車体水平スイッチ65,自動刈り高さスイッチ66及び手動扱深さスイッチ67が設けられている構成である。これにより、走行変速レバー62を把持した状態や、走行変速レバー62を操作してコンバインの前後進の車速を変えながら操作パネル68のスイッチ類を操作できるので、操作性が容易となる。さらに、走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設ける構成としたので、作業者は走行変速レバー62を上方から覆うように把持できるので、走行変速レバー62の変速操作が容易となる。
【0030】
前記スイッチ類(自動方向制御スイッチ63,自動扱ぎ深さスイッチ64,自動車体水平スイッチ65,自動刈り高さスイッチ66,手動扱深さスイッチ67)は前記パワステレバー8のみに設けてもよいし、走行変速レバー62のみに設けてもよいし、パワステレバー8と走行変速レバー62の両方に設けてもよい。パワステレバー8と走行変速レバー62の両方に設けると、さらに、操作性が向上して作業能率が向上すりょうになる。
【0031】
次に、図6について説明する。
前記走行変速レバー62に設けている操作パネル68を着脱自在に構成する。操作パネル68の支持アーム68aを固定しているボルト69を外すと操作パネル68は走行変速レバー62から外れる構成である。これにより、保守管理や組立て性能が向上するようになる。また、コンバインの仕様によって操作パネル68の後付けが容易となる。
【0032】
また、支持アーム68a側を上下方向の長穴70に構成しておくと、ボルト69を緩めることにより、操作パネル68の上下位置の調節が可能となる。これにより、作業の状況や作業者の好みに応じて操作パネル68を走行変速レバー62に対して上下位置変更可能なので、操作性が向上して作業能率の低下を防止できるようになる。前記操作パネル68の位置変更は、走行変速レバー62に対して左右方向であってもよいし、斜め方向であってもよい。
【0033】
次に、図7について説明する。
操作パネル68には前述のように複数のスイッチ群が設けられているので、これらスイッチ群の電線71を支持アーム68a内の空間部72を通過させて、走行変速レバー62内の空間部73へと配策する構成とする。これにより、電線71は外部に露出しないので、耐久性が向上し外部の環境から保護できるようになる。
【0034】
次に、図8について説明する。
走行変速レバー62に対して、さらに上方へ延出する第二走行変速レバー74を設ける構成とする。具体的には、走行変速レバー62のアーム62aの中間部に第二走行変速レバー74のアーム74aを設ける構成とする。さらに、この第二走行変速レバー74のアーム74aは、走行変速レバー62の外側に配置する構成とする。作業者は操作部7のシート75に着座した状態においては、走行変速レバー62を操作し、作業者がシート75に着座していない状態の立ち姿勢においては、第二走行変速レバー74を操作する。これにより、作業者が立ち姿勢でコンバインで刈取作業を行うとき、楽な姿勢で第二走行変速レバー74を把持してコンバインの変速操作が容易に実行できるようになる。
【0035】
また、第二走行変速レバー74は、走行変速レバー62の外側に配置する構成としているので、シート75に着座した状態での走行変速レバー62の操作が容易となる。即ち、第二走行変速レバー74が邪魔にならないので作業能率の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左側面図
【図2】右側面図
【図3】伝動機構線図
【図4】斜視図
【図5】斜視図
【図6】斜視図
【図7】断面図
【図8】正面図
【符号の説明】
1…走行装置、2…車台、3…脱穀装置、4…引起装置、5…刈取装置、6…グレンタンク、7…操作部、62…走行変速レバー、68…操作パネル、L…所定間隔。
Claims (3)
- 走行装置1を有する車台2の上方には脱穀装置3を有し、該脱穀装置3の前方には、多条列の植立穀稈を引き起こす複数の引起装置4と、該引起装置4で引き起こした穀稈を刈り取って後方の脱穀装置3へ向けて搬送する刈取装置5を設け、前記脱穀装置3の右側にはこの脱穀装置3で脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク6を設け、該グレンタンク6の前方には操作部7を設けたコンバインにおいて、該操作部7には走行変速レバー62を設け、該走行変速レバー62と一体的に移動する操作パネル68を走行変速レバー62の前方に設けるにあたり、前記走行変速レバー62と操作パネル68との間には所定間隔Lを設けたことを特徴とするコンバイン。
- 前記操作パネル68は走行変速レバー62に対して着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
- 前記操作パネル68は、走行変速レバー62に対して位置変更可能に構成したことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
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