JP2000153755A - コンバインの駐車ブレーキ機構及び、乗用型移動農機 のブレーキペダル装置 - Google Patents

コンバインの駐車ブレーキ機構及び、乗用型移動農機 のブレーキペダル装置

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JP2000153755A
JP2000153755A JP33058898A JP33058898A JP2000153755A JP 2000153755 A JP2000153755 A JP 2000153755A JP 33058898 A JP33058898 A JP 33058898A JP 33058898 A JP33058898 A JP 33058898A JP 2000153755 A JP2000153755 A JP 2000153755A
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昇一 佐藤
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正剛 三好
Akihiro Kitsuta
晃広 橘田
Terumasa Miki
輝正 三木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインから下車した状態の作業者が便利
に駐車ブレーキレバー43を操作することができ、また
運転操作部に乗った作業者が下車することなく駐車ブレ
ーキをかけることができると共に、駐車ブレーキ作動位
置に操作された駐車ブレーキレバー43をやはり下車す
ることなく非作動状態になし得るものとしたコンバイン
の駐車ブレーキ機構を提供する。 【解決手段】 駐車ブレーキレバー43を備えたコンバ
インにおいて、その運転操作部にも駐車ブレーキペダル
38を設け、この駐車ブレーキペダル38と駐車ブレー
キレバー43とを連係機構72を介して結合し、駐車ブ
レーキペダル38がブレーキ作動位置s2側へ一定量以
上に踏み込まれると、駐車ブレーキ作動位置b2に係止
されている駐車ブレーキレバー43が自動的にブレーキ
非作動位置b1に復帰作動される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの駐車
ブレーキ機構及び、乗用型移動農機のブレーキペダル装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインには駐車ブレーキレバーによ
り操作される駐車ブレーキ機構が設けてあるが、このブ
レーキ機構が駐車ブレーキ作動状態となされているとき
は、走行に際して、これを非作動状態に復帰操作するこ
とが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】駐車ブレーキレバー
は、コンバインを運搬車の荷台と地上の間で積み降ろし
するようなとき等に、作業者がコンバインから降りた状
態の下で便利に操作できるようなものであることが好ま
しい。
【0004】このような条件を厳密に充足するものとし
た駐車ブレーキレバーは運転操作部に乗った状態の作業
者にとって操作し難いものとなり、何等の対策もしなけ
ればその駐車ブレーキ作動状態を解除操作する際、作業
者は一旦、下車することが必要となる。
【0005】本発明は、コンバインから下車した状態の
作業者が便利に駐車ブレーキレバーを操作することがで
きる上に、運転操作部に乗った作業者が下車することな
く便利に駐車ブレーキの作動操作及び非作動操作を行い
得るものとしたコンバインの駐車ブレーキ機構を提供す
るほか、この駐車ブレーキ機構の構成要素として使用さ
れる乗用型移動農機のブレーキペダル装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、駐車ブレーキレバーを備えたコンバインに
おいて、その運転操作部にも駐車ブレーキペダルを設
け、また前記駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ作動位
置での係止を解除させるための操作部材を運転操作部に
設け、この操作部材が操作されると、駐車ブレーキ作動
位置に係止されている駐車ブレーキレバーが自動的に駐
車ブレーキ非作動位置に復帰作動される構成となす。さ
らに具体的には駐車ブレーキペダルを操作部材と兼用さ
せるがよいのであって、即ち、駐車ブレーキペダルと駐
車ブレーキレバーとを連係機構を介して結合し、駐車ブ
レーキペダルがブレーキ作動位置側へ一定量以上に踏み
込まれると、駐車ブレーキ作動位置に係止されている駐
車ブレーキレバーが自動的に駐車ブレーキ非作動位置に
復帰作動されるようになすのである。
【0007】上記駐車ブレーキ機構において、運転操作
部に乗った作業者が駐車ブレーキをかけるときは、駐車
ブレーキペダルを踏み込み、これをその踏込み位置に係
止させるのであり、これにより駐車ブレーキペダルによ
るブレーキ作動状態が保持される。この駐車ブレーキペ
ダルによるブレーキ作動状態を解除するときは、駐車ブ
レーキ作動位置に踏み込まれた駐車ブレーキペダルの係
止を解除操作するのであり、これにより駐車ブレーキペ
ダルはブレーキ非作動位置に自動的に復帰作動する。
【0008】またコンバインから降りた状態の作業者が
駐車ブレーキをかけるときは、駐車ブレーキレバーを駐
車ブレーキ作動位置へ揺動させるのであり、これにより
駐車ブレーキレバーは駐車ブレーキ作動位置に自動的に
係止された状態となる。
【0009】この駐車ブレーキレバーによる駐車ブレー
キ作動状態を解除するときは、コンバインから降りた作
業者が直接、駐車ブレーキレバーをブレーキ比作動側へ
揺動させるようにする直接的操作によるか、或いは運転
操作部に乗った作業者が駐車ブレーキペダルを一定量以
上に踏み込むようにする間接的操作によるのであり、何
れの操作によっても駐車ブレーキレバーによる駐車ブレ
ーキ作動状態は解除されるが、間接的操作によるときは
駐車ブレーキレバーが駐車ブレーキペダルと連動してブ
レーキ非作動側へ自動的に復帰作動される。従って、駐
車ブレーキレバーはコンバインから降りた作業者にとっ
て操作し易いものであれば足りるものとなり、このこと
がその装着位置の最適化を促進させるのである。
【0010】上記発明は、さらに次のように具体化され
る。即ち、駐車ブレーキレバーが特定支点軸回りへ揺動
可能となされ且つスプリングにより常にブレーキ非作動
側へ付勢されたものとなされ、また連係機構が駐車ブレ
ーキレバーの駐車ブレーキ作動位置への揺動操作により
駐車ブレーキレバーを一定力以上で駐車ブレーキ作動位
置へ引張するものとなる連係ワイヤを有し、この連係ワ
イヤは、駐車ブレーキペダルがブレーキ作動側へ一定量
以上に踏み込まれると、駐車ブレーキレバーが前記スプ
リングの弾力によりブレーキ非作動側へ復帰揺動し得る
ように移動される構成となすのであり、このようにすれ
ば駐車ブレーキ機構が簡易且つ安価に形成されるものと
なる。
【0011】また駐車ブレーキペダルを横向きの特定支
点軸回りへ揺動可能となし且つスプリングにより常にブ
レーキ非作動側である上方へ付勢されたものとなし、一
方では駐車ブレーキペダルに係合されてこのペダルを駐
車ブレーキ作動位置に係止するものとした係合ロッドを
運転操作部に装設し、このロッドは駐車ブレーキペダル
の一定量以上の踏込みによりスプリング力でこのペダル
を自由状態とするように作動する構成とする。このよう
にすれば、駐車ブレーキペダルによる駐車ブレーキの作
動及び非作動操作が簡易な構造により行えるものとな
る。
【0012】さらに、運転操作部の側部に形成したサイ
ドコラムの下部に存在するシャーシフレームに固定され
たミッションの上部前後個所から2本の支柱54、54
を起立させると共にこれら支柱の上端は前記シャーシフ
レームに固定されたサイドコラム用の支持フレーム構造
部材60、63に支持させ、一方の支柱54の高さ途中
からは横向きの支軸を張り出させ、この支軸に駐車ブレ
ーキペダルと連動される連動部材72を揺動可能に装着
すると共にこの連動部材には駐車ブレーキ操作入力部3
9aを引張するための引張ワイヤと前記連係ワイヤとを
他方の支柱64を介して結合させ、さらに前記他方の支
柱64と前記支軸の先端部とを補強部材で結合した構成
とする。このようにすれば、サイドコラム個所に形成さ
れる駐車ブレーキ機構全体の剛性が大きくなり、駐車ブ
レーキの作動が的確に行われるものとなる。
【0013】本発明に係る乗用型移動農機のブレーキペ
ダル装置においては、運転操作部のステップ板の近傍に
横向きのペダル支点軸を設け、この支点軸にペダルアー
ムの基端部を支持させると共に、ペダルアームをステッ
プ板の上方に位置させ且つ、このアームの基部側の長さ
途中の一定範囲を上方へ湾曲させる。これによれば、ス
テップ板上に缶や工具等を意図的に或いは不用意に載せ
て運転した際、これらが誤ってペダルアームの下方に位
置しても、ペダルアームの湾曲個所がペダルアームとこ
れらの干渉を回避させて、ペダルアームの踏込みを可能
となし、ブレーキ装置の適正な作動が得られるものとな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンバインの
一実施例を図面に基づいて詳述すると、図1は前記コン
バインの全体側面図、図2は前記コンバインの平面図で
ある。これらの図において、1は左右一対の走行クロー
ラ2を装設するトラックフレームで、3はこのトラック
フレーム1に架設するシャーシフレームである。4は刈
刃5及び穀稈搬送機構6等を備える刈取部でシャーシフ
レーム3の前部に配置されている。7は刈取部4の骨組
みをなす刈取フレーム8を介して刈取部4をシャーシフ
レーム3に対し昇降させるための油圧シリンダである。
【0015】9はシャーシフレーム3上に載設した脱穀
部で、左側にフィードチェン10を張設すると共に内部
に扱胴11及び処理胴12を軸架したものとなされてい
る。13は排藁処理部であり、脱穀部9の後部に配設さ
れ且つ排藁チェン14終端を臨ませてなる。15は脱穀
部9から送り出された穀粒を揚穀筒16を介して搬入さ
れる穀物タンク、17は前記タンク15内の穀粒を機外
に搬出するための排出オーガである。そして18は丸形
操向ハンドル19及び運転席20等を備える運転操作部
であり、21は運転席20下方に設けたエンジン、22
は燃料タンクである。
【0016】上記コンバインはエンジン21の動力によ
り各部を作動されるもので、走行クローラ2の作動によ
り走行し、前進中に刈刃5が植立穀稈を刈り取り、これ
を穀稈搬送機構6が脱穀部9まで搬送し、脱穀部9に達
した後はフィードチェン10が挟持搬送し、この搬送中
に、扱胴11及び処理胴12が脱穀するのであり、脱穀
部9で生じた排藁は排藁チェン14で排藁処理部13ま
で送られ、排藁処理部13が排藁を短く切断する等して
機外へ排出するものとなる。
【0017】次に運転操作部18周辺の外部構造につい
て、図1〜図4を参照して説明する。ここに、図3は前
記コンバインの前部右側面図であり、図4は前記運転操
作部18の平面図、図5は前記運転操作部18周辺の左
側面図である。図3に示すように運転操作部18には床
面23が形成してあり、この床面23は図4及び図5に
示すようにシャーシフレーム3の運転操作部存在個所か
らステップ支持部材24を起立させ、このステップ支持
部材24を介してステップ板25を水平状に敷設した構
成としてある。このステップ板25は主部材25aと左
右の前部材25b、25cとからなっている。左右の前
部材25b、25cの間となるシャーシフレーム3部分
からはステアリングコラム26が起立させてあり、この
ステアリングコラム26の上部に前記操向ハンドル19
が設けられ、またステアリングコラム26の側面にはエ
ンジン21の出力を増減させるためのアクセルレバー2
7が設けられている。
【0018】ステップ板25及び運転席20の左側には
図2及び図3に示すようにサイドコラム28が形成して
あり、このサイドコラム28の上面はサイドパネル29
で覆い、サイドコラム28の運転操作部18側の側面は
開閉カバー30a付の側板30で覆い、そして図2に示
すように穀稈搬送機構6側の側面はゴム板31等で覆っ
ている。サイドパネル29には複数のレバー溝が形成し
てあり、これらの溝を通じてサイドコラム28の内方側
から主変速レバー32、副変速レバー33、刈取クラッ
チレバー34及び脱穀クラッチレバー35が上向きに延
出させてある。
【0019】上記開閉カバー30aの下縁でステップ板
25近傍個所には切欠aが形成してあり、この切欠aを
通じてサイドコラム28の内方から横向きのペダル支点
軸36がステップ板25上まで延出され、この支点軸3
6の外方端にペダルアーム37の基端を固定すると共に
このアーム37をステップ板25の上方に位置させて前
上がり状になし、さらにペダルアーム37の先端に駐車
ブレーキペダル38を固着している。この際、ペダルア
ーム37はその長さ途中の基端部寄りの10cm以上の
範囲をペダルアーム37前部軸線から上方へ例えば5c
m程度突出するように湾曲させてあって、たとえこのペ
ダルアーム37とステップ板25との間に意図しない他
物が存在しても、踏込み操作に支障を来さないようなし
てある。
【0020】次にサイドコラム28下方の構造につい
て、図2、図3及び図5を参照して説明する。図2及び
図3に示すように、サイドコラム28の下方に位置する
シャーシフレーム3部分には一対の走行クローラ2を駆
動するものとしたミッション39が固定してあり、この
ミッション39は走行主変速用の油圧式無段変速機構を
形成する直進用HST40と、旋回用の油圧式無段変速
機構を形成する旋回用HST41とを備えている。ここ
に、HSTとは油圧駆動装置のことで、原動機で油圧ポ
ンプを駆動し、発生した圧力油を油圧モータに導き、任
意回転速度の回転動力を取り出す構造となされたもので
ある。
【0021】上記直進用HST40は主変速レバー32
の揺動操作により操作入力部を操作されるもので、主変
速レバー32の操作量に関連して一対の走行クローラ
2、2をその各々の回転速度を同一に保持したまま変速
させるようにミッション39の内部機構に作用するもの
となされており、また上記旋回用HST41は操向ハン
ドル19の回転操作により操作入力部を操作されるもの
で、操向ハンドル19の操作量に関連して一対の走行ク
ローラ2、2の速度差を大小に変化させたり回転方向を
正逆に変化させるようにミッション39の内部機構に作
用するものとなされている。直進用HST40と旋回用
HST41の構造は近似したものであり、これらの本体
フレームは鋳造品で形成する等して剛性の大きいものと
なされている。
【0022】またミッション39の前部には図5に示す
ように副変速入力部42が設けてある。この入力部42
は副変速レバー33により操作されるもので、直進用H
ST40から走行クローラ2へ伝達される回転伝動機構
部の回転比を変化させるものとなされている。
【0023】次に駐車ブレーキをレバー操作するための
機構について、図1、図3及び、図6〜図8を参照して
説明する。ここに、図6は前記運転操作部18の正面視
断面図であり、図7は前記運転操作部18のブレーキ機
構等を示す側面視説明図であり、図8は前記運転操作部
18のレバー機構を示す平面図である。
【0024】図1及び図3に示すように、運転操作部1
8の前部外側面には走行クローラ2の回転を継続的に停
止させるための駐車ブレーキレバー43が設けてある。
この駐車ブレーキレバー43は基端を図6に示すように
レバー支点軸44の外方端に固定されており、レバー支
点軸44はシャーシフレーム3に固着された支持片45
にボルト固定されている軸受体46の筒部材47に揺動
自在に挿通されている。そして、レバー支点軸44の内
方端に図8に示すようにアーム部材48を固定すると共
に、アーム部材48と軸受体46の間に、アーム部材4
8を矢印方向f1(図7参照)へ付勢するためのコイル
バネ49を装着し、またアーム部材48の片面にピン部
材50を突設し、このピン部材50が駐車ブレーキレバ
ー43の揺動範囲の各端部で軸受体46の特定個所と衝
接し、図7に示すブレーキ非作動位置b1と駐車ブレー
キ作動位置b2とで係止されるようになしてある。
【0025】次にサイドコラム28内方の支持フレーム
構造等について、図5及び図9を参照して説明する。こ
こに、図9は前記サイドコラム28内の支持フレーム構
造等を示す正面図である。
【0026】これらの図に示すように、サイドコラム2
8の内方にはサイドパネル29や側板30等を支持する
ための支持フレーム構造51が形成してある。この支持
フレーム構造51は、シャーシフレーム3の支持座3a
に前支柱52をボルト固定すると共に、直進用HST4
0及び旋回用HST41をミッション39本体部に結合
させた結合板53の上面cに後支柱54を3つの板部材
55、56、57を介してボルト固定し、また前支柱5
2の高さ途中から傾斜部材58を機体左方へ張り出さ
せ、これの先端に縦部材59を固着すると共に、縦部材
59の上端と後支柱54の上端とを第一前後向き部材6
0で結合し、且つ前支柱52の上端と縦部材59の上部
とを前左右向き部材61で結合すると共に前支柱52の
上端から後方へ向け第二前後向き部材62を延出させ、
この第二前後向き部材62の後端と第一前後向き部材6
0の後端とを図示しない後左右向き部材で結合すると共
に縦部材59の下部と後支柱54の高さ途中とを中間前
後向き部材63で結合し、さらに操向用HST41の上
面に中間支柱64をボルト固定すると共に、この中間支
柱64の上端を中間前後向き部材63に結合片65を介
しボルト固定している。
【0027】次に上記運転操作部周辺に形成したブレー
キ機構の細部構造について、図4、図5、図7及び、図
9〜図12を参照して説明する。ここに、図10は前記
運転操作部18周辺の左側面図であり、図11は前記主
変速レバー32とブレーキ機構との連係機構部を示す左
側面図であり、図12は前記連係機構部の一部を示す側
面視説明図である。
【0028】図4及び図7に示すように、上記サイドコ
ラム28近傍に位置するステップ支持部材24個所に軸
受体66がボルト固定してあり、この軸受体66に固着
された筒部材67には前記ペダル支点軸36が回動自在
に挿通させてある。ペダル支点軸36のサイドコラム2
8内方端にはアーム部材68が固定してあり、このアー
ム部材68と軸受体66との間に係着片を介してリター
ンバネ69が張架されている。
【0029】図5及び図9に示すように前記後支柱54
の下部には横向きの支軸70を固定すると共に、図7に
示すようにこの支軸70に回動自在に外嵌された筒部材
71に連動板部材72を固着し、この板部材72の下部
に固定された張出しピン73の先端部とアーム部材68
の先端部とを長さ調節手段付連結ロッド74で結合して
いる。図5中の75は支軸70の先端と中間支柱64に
固着された板片との間に架設した補強部材である。
【0030】一方、図10に示すように駐車ブレーキレ
バー43のアーム部材48と板部材72との間に第一の
引張ワイヤ手段76を配設し、また前記板部材72の上
部折曲げ部とミッション39のブレーキ操作入力部39
aとの間に第二の引張ワイヤ手段77を配設している。
各引張ワイヤ手段76、77はアウタとインナからなっ
ており、第一の引張ワイヤ手段76のアウタe1は一端
を駐車ブレーキレバー43近傍のシャーシフレーム3に
固着された支持片78に、そして他端を中間支柱64の
高さ途中に固着された鈎形支持片79に支持され、その
インナe2である連係ワイヤは一端をアーム部材48の
端部に、そして他端を張出しピン73に外挿された長孔
を有する平面視コ形の遊動許容連結具80(図4参照)
に結合されており、また第二の引張ワイヤ手段77のア
ウタe3は一端を中間支柱64の高さ途中に固着された
他の鈎形支持片81に、そして他端を前記結合板53に
固着された支持片82に支持され、そのインナe4は一
端をスプリング83を介して板部材72の上部折曲げ部
に、そして他端をミッション39のブレーキ操作入力部
39aに結合されている。ここに、ブレーキ操作入力部
39aはその自由状態ではミッション39の内部機構に
よりブレーキ非作動側へ戻るようになされている。
【0031】また図10に示すように前支柱52の上下
二個所には軸受片84、85が設けてあり、これら軸受
片84、85を介して、係合ロッド86が縦軸回りの揺
動可能に装着されると共に図4に示すように、このロッ
ド86を一定方向へ揺動させるためのスプリング87が
係着されている。
【0032】係合ロッド86は上下を横向きに折り曲げ
られて、上端部h1が操作部となされ、下端部h2がペ
ダルアーム37との係合部となされ、ペダルアーム37
を踏み込んで操作部h1をスプリング87の弾力に抗し
て回動させると、係合部h2がペダルアーム37の上側
に交差状に位置するものとなされている。ペダルアーム
37の長さ途中には図7に示すように上記係合部h2が
衝接するものとなる横向きの凹みmが形成されている。
【0033】図5及び図9に示すように中間前後向き部
材63にはレバー支軸88が横向きに固定してあり、こ
の支軸88には図11に示すように摩擦付与手段89を
介して支点板90が支軸88回りの回動可能に装着して
ある。ここに、摩擦付与手段89は支点板90の回動に
対し摩擦を付与するものである。支点板90の上辺部に
は筒部材91を前後向きに固着し、この筒部材91に主
変速レバー32の下端折曲げ部を左右への揺動のみ可能
に挿設している。そして支点板90はリンク機構92を
介して直進用HST40の操作入力部と連動連結されて
おり、主変速レバー32のレバー支軸88回りの揺動変
位が直進用HST40の操作入力部に伝達されるように
なしてある。
【0034】そして支点板90の右側に隣接した位置に
は板部材72にボルト固定された牽制板93が配置され
ており、この牽制板93は図12に示すように上部が前
後へ広く且つ下方になるに伴って狭くなる溝孔nを形成
されたものとなされている。この溝孔nの内方には前記
支点板90に装着されたローラ94が溝孔nに対し一定
相対配置となされて位置され、牽制板93の変位の際に
溝孔nの内周縁に干渉して変位される構成となされてい
る。
【0035】上記のように構成した本発明に係るコンバ
インの使用例及びその作動を説明する。コンバインを走
行させるときは、駐車ブレーキレバー43はブレーキ非
作動位置b1に位置させ、また駐車ブレーキペダル38
は自由状態となしてブレーキ非作動位置s1に位置させ
る。この状態では、ブレーキ操作入力部39aは図10
に示すブレーキ非作動位置に保持される。この際、駐車
ブレーキレバー43はコイルバネ49の弾力によりレバ
ー支点軸44回りの矢印方向f1(図7参照)へ揺動し
ようとすると同時にピン部材50を介してこの揺動を軸
受体46に係止されるためブレーキ非作動位置b1に保
持される。また駐車ブレーキペダル38はリターンバネ
69の弾力と図示しない適宜な係止手段の作用により上
方へ揺動した位置であるブレーキ非作動位置s1に保持
される。
【0036】この状態では牽制板93が支点板90に対
し図12中の実線で示すように位置すると共に、ローラ
94は溝孔n内の上部中央に位置して前後方向への移動
を許容されるのであり、従って主変速レバー32の揺動
操作が可能となり、このレバー32を揺動操作すること
により直進用HST40を介して機体を前後進させるこ
とができる。
【0037】走行速度の減速は通常では主変速レバー3
2を中立位置N(図12参照)へ向けて揺動させること
により行うのであるが、緊急を要するような場合等には
駐車ブレーキペダル38を踏み込むことも差し支えな
い。
【0038】駐車ブレーキペダル38が駐車ブレーキ作
動位置s2へ向け踏み込まれると、アーム部材68がペ
ダル支点軸36回りへリターンバネ69等の張力に抗し
て揺動され、この揺動が連結ロッド74を介して板部材
72を支軸70回りへ揺動させる。この揺動に関連し
て、牽制板93が図12中に仮想線kで示す位置に移動
してローラ94を溝孔nの下部に位置させ、この際のロ
ーラ94の移動が支点板90を支軸88回りの実線位置
に揺動させ、主変速レバー32は強制的に中立位置Nに
復帰されるのであり、直進用HST40は走行クローラ
2に回転力を伝達しなくなる。そして、これと同時に板
部材72の揺動がインナe4(引張ワイヤ)を引張移動
させてブレーキ操作入力部39aを駐車ブレーキ作動位
置に変位させ、ミッション39内の駐車ブレーキを駐車
ブレーキ作動状態とする。これにより、走行駆動系に無
理な駆動力が作用することなく、コンバインの走行は停
止される。
【0039】上記のように踏み込まれた駐車ブレーキペ
ダル38を解放すると、アーム部材68がペダル支点軸
36回りへリターンバネ69等の張力により揺動されて
駐車ブレーキペダル38は元位置s1へ上昇復帰し、ま
たペダルアーム37の揺動は連結ロッド74を介して牽
制板93を図12中の実線で示す位置に復帰させて、ロ
ーラ94を溝孔nの上部に位置させるものとなり、一方
主変速レバー32は摩擦付与手段89の作用により中立
位置Nを保持されると共に前後への揺動操作を許容され
た状態となる。
【0040】次に駐車ブレーキペダル38の操作により
駐車ブレーキを作動状態或いは非作動状態とする場合に
ついて説明する。駐車ブレーキを作動状態とするとき
は、運転席20に座わる等した状態の下で駐車ブレーキ
ペダル38を図7に示す駐車ブレーキ作動位置s2より
さらに少し大きく踏み込む。次に図4に実線で示すよう
な収納状態にある係合ロッド86の操作部h1をスプリ
ング87の弾力に抗して仮想線k1で示す位置へ水平揺
動させ、この状態の下で、駐車ブレーキペダル38の踏
込みを解放する。これにより、駐車ブレーキペダル38
はリターンバネ69の弾力による上向き揺動力により上
方へ揺動されて係合ロッド86の係合部h2が図6に示
すように圧接した状態なり、その上方揺動を駐車ブレー
キ作動位置s2で係止されるのである。この係止状態は
リーンバネ69の弾力で保持されるのであり、また先と
同様にミッション39内の駐車ブレーキを駐車ブレーキ
作動状態に保持すると共に主変速レバー32を中立位置
Nに規制するものとなる。
【0041】この駐車ブレーキ作動状態を非作動状態と
するには、駐車ブレーキ作動位置s2にある駐車ブレー
キペダル38をさらに踏み込み、ペダルアーム37と係
合部h2とが離れた状態とする。これにより、係合ロッ
ド86はスプリング87の弾力でその収納位置に復帰さ
れる。これを確認した後、駐車ブレーキペダル38の踏
込み操作を完全に解放する。これにより、先と同様にミ
ッション39内の駐車ブレーキはブレーキ非作動状態と
なり、また主変速レバー32は中立位置Nを保持され且
つ前後への揺動操作を許容された状態となる。
【0042】次に駐車ブレーキレバー43の操作により
駐車ブレーキを作動状態となし或いはこの作動状態を非
作動状態とする場合について説明する。駐車ブレーキを
作動状態とするときは、ブレーキ非作動位置b1にある
駐車ブレーキレバー43を前方へ倒すように揺動操作し
てこれを駐車ブレーキ作動位置b2に位置させる。これ
により、アーム部材48はレバー支点軸44回りへ揺動
されて連係ワイヤe2をリターンバネ69等の弾力に抗
して一定距離だけ引張変位させるものとなる。
【0043】この際、連係ワイヤe2がコイルバネ49
による揺動力よりも強い力でこの揺動力作用方向に抗す
る側へ引張すると共にピン部材50が軸受体46に衝接
して連係ワイヤe2による揺動を係止するため、駐車ブ
レーキ作動位置b2にある駐車ブレーキレバー43はそ
の位置を保持される。
【0044】上記連係ワイヤe2の引張変位は、連結具
80及び張出しピン73を介して板部材72を支軸70
回りへ揺動させる。これにより、ブレーキ機構の各部は
先に駐車ブレーキペダル38を踏み込んで駐車ブレーキ
をかけたときと同様の状態となる。この際、駐車ブレー
キペダル38は連結ロッド74及びアーム部材68等を
介して駐車ブレーキ作動位置s2まで下降揺動される。
【0045】この駐車ブレーキ作動状態を非作動状態と
するには、二通りの方法がある。その一つは駐車ブレー
キレバー43を起立させるように操作してこれをブレー
キ非作動位置b1に復帰させるのである。この復帰によ
りアーム部材48が前とは逆へ揺動されて連係ワイヤe
2を弛緩させる。この連係ワイヤe2の弛緩は板部材7
2をリターンバネ69等の弾力によりブレーキ非作動側
へ揺動復帰させる。これにより、ブレーキ機構の各部は
先に駐車ブレーキペダル38を完全に解放してブレーキ
非作動状態にしたときと同様の状態となる。この際、駐
車ブレーキペダル38はブレーキ非作動位置に復帰され
る。
【0046】他の一つは先ず駐車ブレーキ作動位置s2
にある駐車ブレーキペダル38をさらに幾分踏み込むの
である。駐車ブレーキペダル38が一定量以上に踏み込
まれると、アーム部材68及び連結ロッド74が前方変
位されて連係ワイヤe2が弛緩される。この連係ワイヤ
e2の弛緩は、コイルバネ49の弾力が駐車ブレーキレ
バー43をブレーキ非作動位置b1へ向け揺動させるこ
とを許容するものとなり、これにより駐車ブレーキレバ
ー43はブレーキ非作動位置b1に復帰揺動し、この位
置でピン部材50が軸受体46に衝接して係止される。
この復帰揺動に関連してアーム部材48が後方揺動さ
れ、連係ワイヤe2はブレーキ非作動状態の形成に足り
るように弛緩される。しかし、この時点では駐車ブレー
キペダル38が踏み込まれているため、未だミッション
39内の駐車ブレーキは駐車ブレーキ作動状態となって
いる。
【0047】次に、上記駐車ブレーキレバー43の復帰
揺動を確認して駐車ブレーキペダル38の踏込み状態を
完全に解放するのである。これにより駐車ブレーキペダ
ル38はブレーキ非作動位置s1に復帰し、前述同様に
ブレーキ機構の各部はブレーキ非作動状態となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
運転操作部に乗った作業者が下車することなく駐車ブレ
ーキペダルにより便利に駐車ブレーキの作動及び非作動
操作を行うことができるようになると同時に、駐車ブレ
ーキレバーを運転席とは無関係に最も使い勝手のよい位
置に設けることができ、これによりコンバインから降り
た状態の作業者でも駐車ブレーキレバーを便利に操作す
ることのできるものとなり、また駐車ブレーキ作動位置
に操作された駐車ブレーキレバーによる駐車ブレーキ作
動状態を下車することなく非作動状態に変化させること
ができ、機体の運転が簡易迅速且つ安全に行えるものと
なる。
【0049】請求項2によれば駐車ブレーキ作動位置に
操作された駐車ブレーキレバーのブレーキ解除操作を、
駐車ブレーキペダルを踏み込むという簡易な操作により
下車することなく行えるものとなる。
【0050】請求項3によれば、駐車ブレーキ作動位置
に操作された駐車ブレーキレバーを駐車ブレーキペダル
の踏込み操作により自動的にブレーキ非作動位置へ復帰
させる作動を、簡易な構造により実現できるものであ
る。
【0051】請求項4によれば、駐車ブレーキペダルに
よる駐車ブレーキの作動操作及び非作動操作が簡易な構
造により便利に行えるものとなる。そして請求項5によ
れば、サイドコラム内におけるブレーキ機構全体の剛性
が大となり、連係ワイヤe2や引張ワイヤe4の作動ロ
ス等が減少して的確な作動が得られるものとなる。特に
補強部材75は前後の支柱54、64が連係ワイヤや引
張ワイヤの引張力で近接変位するのを阻止する上で寄与
する。
【0052】請求項6によれば、ステップ板上に仮置き
した缶や工具等が不用意にペダルアームの下方に位置し
ても駐車ブレーキペダルの踏込みが可能となって安全性
が向上するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンバインの全体側面
図である。
【図2】上記コンバインの平面図である。
【図3】上記コンバインの前部右側面図である。
【図4】上記コンバインの運転操作部を示す平面図であ
る。
【図5】上記運転操作部周辺の左側面図である。
【図6】上記運転操作部の正面視断面図である。
【図7】上記運転操作部のブレーキ機構等を示す左側面
図である。
【図8】上記運転操作部のレバー機構を示す平面図であ
る。
【図9】上記コンバインのサイドコラム内の支持フレー
ム構造等を示す正面図である。
【図10】上記運転操作部周辺の左側面図である。
【図11】上記コンバインの主変速レバーとブレーキ機
構との連係機構部を示す左側面図である。
【図12】上記連係機構部の一部を示す側面視説明図で
ある。
【符号の説明】
3 シャーシフレーム 18 運転操作部 25 ステップ板 28 サイドコラム 36 ペダル支点軸 37 ペダルアーム 38 駐車ブレーキペダル(操作部材) 39 ミッション 39a 駐車ブレーキ操作入力部 43 駐車ブレーキレバー 44 支点軸 51 サイドコラム用の支持フレーム構造 54 後支柱 60 第一前後向き部材(支持フレーム構造部材) 63 中間前後向き部材(支持フレーム構造部材) 64 中間支柱 69 リターンバネ(スプリング) 70 支軸 72 板部材(連動部材) 75 補強部材 76 引張ワイヤ手段(連係機構) 86 係合ロッド 87 スプリング b1 駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ非作動位置 b2 駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ作動位置 s1 駐車ブレーキペダルの駐車ブレーキ非作動位置 s2 駐車ブレーキペダルの駐車ブレーキ作動位置 e2 連係ワイヤ(連係機構) e4 引張ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘田 晃広 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株 式会社内 (72)発明者 三木 輝正 岡山県岡山市江並428番地セイレイ工業株 式会社内 Fターム(参考) 2B076 DA03 DB09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車ブレーキレバーを備えたコンバイン
    において、その運転操作部にも駐車ブレーキペダルを設
    け、また前記駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ作動位
    置での係止を解除させるための操作部材を運転操作部に
    設け、この操作部材が操作されると、駐車ブレーキ作動
    位置に係止されている駐車ブレーキレバーが自動的に駐
    車ブレーキ非作動位置に復帰作動されることを特徴とす
    るコンバインの駐車ブレーキ機構。
  2. 【請求項2】 駐車ブレーキレバーを備えたコンバイン
    において、その運転操作部にも駐車ブレーキペダルを設
    け、この駐車ブレーキペダルと駐車ブレーキレバーとを
    連係機構を介して結合し、駐車ブレーキペダルがブレー
    キ作動位置側へ一定量以上に踏み込まれると、駐車ブレ
    ーキ作動位置に係止されている駐車ブレーキレバーが自
    動的に駐車ブレーキ非作動位置に復帰作動されることを
    特徴とするコンバインの駐車ブレーキ機構。
  3. 【請求項3】 駐車ブレーキレバーが特定支点軸回りへ
    揺動可能となされ且つスプリングにより常にブレーキ非
    作動側へ付勢されたものとなされ、また連係機構が駐車
    ブレーキレバーの駐車ブレーキ作動位置への揺動操作に
    より駐車ブレーキレバーを一定力以上で駐車ブレーキ作
    動位置へ引張するものとなる連係ワイヤを有し、この連
    係ワイヤは、駐車ブレーキペダルがブレーキ作動側へ一
    定量以上に踏み込まれると、駐車ブレーキレバーが前記
    スプリングの弾力によりブレーキ非作動側へ復帰揺動し
    得るように移動されることを特徴とする請求項2記載の
    コンバインの駐車ブレーキ機構。
  4. 【請求項4】 駐車ブレーキペダルを横向きの特定支点
    軸回りへ揺動可能となし且つスプリングにより常にブレ
    ーキ非作動側である上方へ付勢されたものとなし、一方
    では駐車ブレーキペダルに係合されてこのペダルを駐車
    ブレーキ作動位置に係止するものとした係合ロッドを運
    転操作部に装設し、このロッドは駐車ブレーキペダルの
    一定量以上の踏込みによりスプリング力でこのペダルを
    自由状態とするように作動することを特徴とする請求項
    2又は3記載のコンバインの駐車ブレーキ機構。
  5. 【請求項5】 運転操作部の側部に形成したサイドコラ
    ムの下部に存在するシャーシフレームに固定されたミッ
    ションの上部前後個所から2本の支柱を起立させると共
    にこれら支柱の上端は前記シャーシフレームに固定され
    たサイドコラム用の支持フレーム構造部材に支持させ、
    一方の支柱の高さ途中からは横向きの支軸を張り出さ
    せ、この支軸に駐車ブレーキペダルと連動される連動部
    材を揺動可能に装着すると共にこの連動部材には駐車ブ
    レーキ操作入力部を引張するための引張ワイヤと前記連
    係ワイヤとを他方の支柱を介して結合させ、さらに前記
    他方の支柱と前記支軸の先端部とを補強部材で結合した
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のコンバ
    インの駐車ブレーキ機構。
  6. 【請求項6】 運転操作部のステップ板の近傍に横向き
    のペダル支点軸を設け、この支点軸にペダルアームの基
    端部を支持させると共に、ペダルアームをステップ板の
    上方に位置させ且つ、このアームの基部側の長さ途中の
    一定範囲を上方へ湾曲させたことを特徴とする乗用型移
    動農機のブレーキペダル装置。
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