JP4237310B2 - コンバインの駐車ブレーキ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの駐車ブレーキ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインには駐車ブレーキレバーにより操作される駐車ブレーキ機構が設けてあるが、このブレーキ機構が駐車ブレーキ作動状態となされているときは、走行に際して、これを非作動状態に復帰操作することが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
駐車ブレーキレバーは、コンバインを運搬車の荷台と地上の間で積み降ろしするようなとき等に、作業者がコンバインから降りた状態の下で便利に操作できるようなものであることが好ましい。
【0004】
このような条件を厳密に充足するものとした駐車ブレーキレバーは運転操作部に乗った状態の作業者にとって操作し難いものとなり、何等の対策もしなければその駐車ブレーキ作動状態を解除操作する際、作業者は一旦、下車することが必要となる。
【0005】
本発明は、コンバインから下車した状態の作業者が便利に駐車ブレーキレバーを操作することができる上に、運転操作部に乗った作業者が下車することなく便利に駐車ブレーキの作動操作及び非作動操作を行い得るものとしたコンバインの駐車ブレーキ機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明では、駐車ブレーキレバーを備えたコンバインにおいて、その運転操作部にも駐車ブレーキペダルを設け、この駐車ブレーキペダルと駐車ブレーキレバーとを連係機構を介して結合し、駐車ブレーキペダルがブレーキ作動位置側へ一定量以上に踏み込まれると、駐車ブレーキ作動位置に係止されている駐車ブレーキレバーが自動的に駐車ブレーキ非作動位置に復帰作動されるコンバインの駐車ブレーキ機構であって、前記駐車ブレーキレバーが特定支点軸回りへ揺動可能で、スプリングにより常にブレーキ非作動位置側へ付勢されたものとなされ、また、前記連係機構が駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ作動位置への揺動操作により駐車ブレーキレバーを一定力以上で駐車ブレーキ作動位置へ引張するものとなる連係ワイヤを有し、この連係ワイヤは、駐車ブレーキペダルがブレーキ作動側へ一定量以上に踏み込まれると、駐車ブレーキレバーが前記スプリングの弾力によりブレーキ非作動側へ復帰揺動し得るように移動されることを特徴とするコンバインの駐車ブレーキ機構にしている。
【0007】
上記駐車ブレーキ機構において、運転操作部に乗った作業者が駐車ブレーキをかけるときは、駐車ブレーキペダルを踏み込み、これをその踏込み位置に係止させるのであり、これにより駐車ブレーキペダルによるブレーキ作動状態が保持される。この駐車ブレーキペダルによるブレーキ作動状態を解除するときは、駐車ブレーキ作動位置に踏み込まれた駐車ブレーキペダルの係止を解除操作するのであり、これにより駐車ブレーキペダルはブレーキ非作動位置に自動的に復帰作動する。
【0008】
またコンバインから降りた状態の作業者が駐車ブレーキをかけるときは、駐車ブレーキレバーを駐車ブレーキ作動位置へ揺動させるのであり、これにより駐車ブレーキレバーは駐車ブレーキ作動位置に自動的に係止された状態となる。
【0009】
この駐車ブレーキレバーによる駐車ブレーキ作動状態を解除するときは、コンバインから降りた作業者が直接、駐車ブレーキレバーをブレーキ非作動側へ揺動させるようにする直接的操作によるか、或いは運転操作部に乗った作業者が駐車ブレーキペダルを一定量以上に踏み込むようにする間接的操作によるのであり、何れの操作によっても駐車ブレーキレバーによる駐車ブレーキ作動状態は解除されるが、間接的操作によるときは駐車ブレーキレバーが駐車ブレーキペダルと連動してブレーキ非作動側へ自動的に復帰作動される。従って、駐車ブレーキレバーはコンバインから降りた作業者にとって操作し易いものであれば足りるものとなり、このことがその装着位置の最適化を促進させるのである。
【0010】
上記発明は、さらに次のように具体化される。駐車ブレーキペダルを横向きの特定支点軸回りへ揺動可能となし且つスプリングにより常にブレーキ非作動側である上方へ付勢されたものとなし、一方では駐車ブレーキペダルに係合されてこのペダルを駐車ブレーキ作動位置に係止するものとした係合ロッドを運転操作部に装設し、このロッドは駐車ブレーキペダルの一定量以上の踏込みによりスプリング力でこのペダルを自由状態とするように作動する構成とする。このようにすれば、駐車ブレーキペダルによる駐車ブレーキの作動及び非作動操作が簡易な構造により行えるものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコンバインの一実施例を図面に基づいて詳述すると、図1は前記コンバインの全体側面図、図2は前記コンバインの平面図である。これらの図において、1は左右一対の走行クローラ2を装設するトラックフレームで、3はこのトラックフレーム1に架設するシャーシフレームである。
4は刈刃5及び穀稈搬送機構6等を備える刈取部でシャーシフレーム3の前部に配置されている。7は刈取部4の骨組みをなす刈取フレーム8を介して刈取部4をシャーシフレーム3に対し昇降させるための油圧シリンダである。
【0012】
9はシャーシフレーム3上に載設した脱穀部で、左側にフィードチェン10を張設すると共に内部に扱胴11及び処理胴12を軸架したものとなされている。13は排藁処理部であり、脱穀部9の後部に配設され且つ排藁チェン14終端を臨ませてなる。15は脱穀部9から送り出された穀粒を揚穀筒16を介して搬入される穀物タンク、17は前記タンク15内の穀粒を機外に搬出するための排出オーガである。そして18は丸形操向ハンドル19及び運転席20等を備える運転操作部であり、21は運転席20下方に設けたエンジン、22は燃料タンクである。
【0013】
上記コンバインはエンジン21の動力により各部を作動されるもので、走行クローラ2の作動により走行し、前進中に刈刃5が植立穀稈を刈り取り、これを穀稈搬送機構6が脱穀部9まで搬送し、脱穀部9に達した後はフィードチェン10が挟持搬送し、この搬送中に、扱胴11及び処理胴12が脱穀するのであり、脱穀部9で生じた排藁は排藁チェン14で排藁処理部13まで送られ、排藁処理部13が排藁を短く切断する等して機外へ排出するものとなる。
【0014】
次に運転操作部18周辺の外部構造について、図1〜図4を参照して説明する。ここに、図3は前記コンバインの前部右側面図であり、図4は前記運転操作部18の平面図、図5は前記運転操作部18周辺の左側面図である。図3に示すように運転操作部18には床面23が形成してあり、この床面23は図4及び図5に示すようにシャーシフレーム3の運転操作部存在個所からステップ支持部材24を起立させ、このステップ支持部材24を介してステップ板25を水平状に敷設した構成としてある。
このステップ板25は主部材25aと左右の前部材25b、25cとからなっている。左右の前部材25b、25cの間となるシャーシフレーム3部分からはステアリングコラム26が起立させてあり、このステアリングコラム26の上部に前記操向ハンドル19が設けられ、またステアリングコラム26の側面にはエンジン21の出力を増減させるためのアクセルレバー27が設けられている。
【0015】
ステップ板25及び運転席20の左側には図2及び図3に示すようにサイドコラム28が形成してあり、このサイドコラム28の上面はサイドパネル29で覆い、サイドコラム28の運転操作部18側の側面は開閉カバー30a付の側板30で覆い、そして図2に示すように穀稈搬送機構6側の側面はゴム板31等で覆っている。
サイドパネル29には複数のレバー溝が形成してあり、これらの溝を通じてサイドコラム28の内方側から主変速レバー32、副変速レバー33、刈取クラッチレバー34及び脱穀クラッチレバー35が上向きに延出させてある。
【0016】
上記開閉カバー30aの下縁でステップ板25近傍個所には切欠aが形成してあり、この切欠aを通じてサイドコラム28の内方から横向きのペダル支点軸36がステップ板25上まで延出され、この支点軸36の外方端にペダルアーム37の基端を固定すると共にこのアーム37をステップ板25の上方に位置させて前上がり状になし、さらにペダルアーム37の先端に駐車ブレーキペダル38を固着している。
この際、ペダルアーム37はその長さ途中の基端部寄りの10cm以上の範囲をペダルアーム37前部軸線から上方へ例えば5cm程度突出するように湾曲させてあって、たとえこのペダルアーム37とステップ板25との間に意図しない他物が存在しても、踏込み操作に支障を来さないようなしてある。
【0017】
次にサイドコラム28下方の構造について、図2、図3及び図5を参照して説明する。図2及び図3に示すように、サイドコラム28の下方に位置するシャーシフレーム3部分には一対の走行クローラ2を駆動するものとしたミッション39が固定してあり、このミッション39は走行主変速用の油圧式無段変速機構を形成する直進用HST40と、旋回用の油圧式無段変速機構を形成する旋回用HST41とを備えている。
ここに、HSTとは油圧駆動装置のことで、原動機で油圧ポンプを駆動し、発生した圧力油を油圧モータに導き、任意回転速度の回転動力を取り出す構造となされたものである。
【0018】
上記直進用HST40は主変速レバー32の揺動操作により操作入力部を操作されるもので、主変速レバー32の操作量に関連して一対の走行クローラ2、2をその各々の回転速度を同一に保持したまま変速させるようにミッション39の内部機構に作用するものとなされており、また上記旋回用HST41は操向ハンドル19の回転操作により操作入力部を操作されるもので、操向ハンドル19の操作量に関連して一対の走行クローラ2、2の速度差を大小に変化させたり回転方向を正逆に変化させるようにミッション39の内部機構に作用するものとなされている。
直進用HST40と旋回用HST41の構造は近似したものであり、これらの本体フレームは鋳造品で形成する等して剛性の大きいものとなされている。
【0019】
またミッション39の前部には図5に示すように副変速入力部42が設けてある。この入力部42は副変速レバー33により操作されるもので、直進用HST40から走行クローラ2へ伝達される回転伝動機構部の回転比を変化させるものとなされている。
【0020】
次に駐車ブレーキをレバー操作するための機構について、図1、図3及び、図6〜図8を参照して説明する。
ここに、図6は前記運転操作部18の正面視断面図であり、図7は前記運転操作部18のブレーキ機構等を示す側面視説明図であり、図8は前記運転操作部18のレバー機構を示す平面図である。
【0021】
図1及び図3に示すように、運転操作部18の前部外側面には走行クローラ2の回転を継続的に停止させるための駐車ブレーキレバー43が設けてある。この駐車ブレーキレバー43は基端を図6に示すようにレバー支点軸44の外方端に固定されており、レバー支点軸44はシャーシフレーム3に固着された支持片45にボルト固定されている軸受体46の筒部材47に揺動自在に挿通されている。
そして、レバー支点軸44の内方端に図8に示すようにアーム部材48を固定すると共に、アーム部材48と軸受体46の間に、アーム部材48を矢印方向f1(図7参照)へ付勢するためのコイルバネ49を装着し、またアーム部材48の片面にピン部材50を突設し、このピン部材50が駐車ブレーキレバー43の揺動範囲の各端部で軸受体46の特定個所と衝接し、図7に示すブレーキ非作動位置b1と駐車ブレーキ作動位置b2とで係止されるようになしてある。
【0022】
次にサイドコラム28内方の支持フレーム構造等について、図5及び図9を参照して説明する。
ここに、図9は前記サイドコラム28内の支持フレーム構造等を示す正面図である。
【0023】
これらの図に示すように、サイドコラム28の内方にはサイドパネル29や側板30等を支持するための支持フレーム構造51が形成してある。この支持フレーム構造51は、シャーシフレーム3の支持座3aに前支柱52をボルト固定すると共に、直進用HST40及び旋回用HST41をミッション39本体部に結合させた結合板53の上面cに後支柱54を3つの板部材55、56、57を介してボルト固定し、また前支柱52の高さ途中から傾斜部材58を機体左方へ張り出させ、これの先端に縦部材59を固着すると共に、縦部材59の上端と後支柱54の上端とを第一前後向き部材60で結合し、且つ前支柱52の上端と縦部材59の上部とを前左右向き部材61で結合すると共に前支柱52の上端から後方へ向け第二前後向き部材62を延出させ、この第二前後向き部材62の後端と第一前後向き部材60の後端とを図示しない後左右向き部材で結合すると共に縦部材59の下部と後支柱54の高さ途中とを中間前後向き部材63で結合し、さらに操向用HST41の上面に中間支柱64をボルト固定すると共に、この中間支柱64の上端を中間前後向き部材63に結合片65を介しボルト固定している。
【0024】
次に上記運転操作部周辺に形成したブレーキ機構の細部構造について、図4、図5、図7及び、図9〜図12を参照して説明する。ここに、図10は前記運転操作部18周辺の左側面図であり、図11は前記主変速レバー32とブレーキ機構との連係機構部を示す左側面図であり、図12は前記連係機構部の一部を示す側面視説明図である。
【0025】
図4及び図7に示すように、上記サイドコラム28近傍に位置するステップ支持部材24個所に軸受体66がボルト固定してあり、この軸受体66に固着された筒部材67には前記ペダル支点軸36が回動自在に挿通させてある。ペダル支点軸36のサイドコラム28内方端にはアーム部材68が固定してあり、このアーム部材68と軸受体66との間に係着片を介してリターンバネ69が張架されている。
【0026】
図5及び図9に示すように前記後支柱54の下部には横向きの支軸70を固定すると共に、図7に示すようにこの支軸70に回動自在に外嵌された筒部材71に連動板部材72を固着し、この板部材72の下部に固定された張出しピン73の先端部とアーム部材68の先端部とを長さ調節手段付連結ロッド74で結合している。
図5中の75は支軸70の先端と中間支柱64に固着された板片との間に架設した補強部材である。
【0027】
一方、図10に示すように駐車ブレーキレバー43のアーム部材48と板部材72との間に第一の引張ワイヤ手段76を配設し、また前記板部材72の上部折曲げ部とミッション39のブレーキ操作入力部39aとの間に第二の引張ワイヤ手段77を配設している。
各引張ワイヤ手段76、77はアウタとインナからなっており、第一の引張ワイヤ手段76のアウタe1は一端を駐車ブレーキレバー43近傍のシャーシフレーム3に固着された支持片78に、そして他端を中間支柱64の高さ途中に固着された鈎形支持片79に支持され、そのインナe2である連係ワイヤは一端をアーム部材48の端部に、そして他端を張出しピン73に外挿された長孔を有する平面視コ形の遊動許容連結具80(図4参照)に結合されており、また第二の引張ワイヤ手段77のアウタe3は一端を中間支柱64の高さ途中に固着された他の鈎形支持片81に、そして他端を前記結合板53に固着された支持片82に支持され、そのインナe4は一端をスプリング83を介して板部材72の上部折曲げ部に、そして他端をミッション39のブレーキ操作入力部39aに結合されている。ここに、ブレーキ操作入力部39aはその自由状態ではミッション39の内部機構によりブレーキ非作動側へ戻るようになされている。
【0028】
また図10に示すように前支柱52の上下二個所には軸受片84、85が設けてあり、これら軸受片84、85を介して、係合ロッド86が縦軸回りの揺動可能に装着されると共に図4に示すように、このロッド86を一定方向へ揺動させるためのスプリング87が係着されている。
【0029】
係合ロッド86は上下を横向きに折り曲げられて、上端部h1が操作部となされ、下端部h2がペダルアーム37との係合部となされ、ペダルアーム37を踏み込んで操作部h1をスプリング87の弾力に抗して回動させると、係合部h2がペダルアーム37の上側に交差状に位置するものとなされている。
ペダルアーム37の長さ途中には図7に示すように上記係合部h2が衝接するものとなる横向きの凹みmが形成されている。
【0030】
図5及び図9に示すように中間前後向き部材63にはレバー支軸88が横向きに固定してあり、この支軸88には図11に示すように摩擦付与手段89を介して支点板90が支軸88回りの回動可能に装着してある。
ここに、摩擦付与手段89は支点板90の回動に対し摩擦を付与するものである。支点板90の上辺部には筒部材91を前後向きに固着し、この筒部材91に主変速レバー32の下端折曲げ部を左右への揺動のみ可能に挿設している。そして支点板90はリンク機構92を介して直進用HST40の操作入力部と連動連結されており、主変速レバー32のレバー支軸88回りの揺動変位が直進用HST40の操作入力部に伝達されるようになしてある。
【0031】
そして支点板90の右側に隣接した位置には板部材72にボルト固定された牽制板93が配置されており、この牽制板93は図12に示すように上部が前後へ広く且つ下方になるに伴って狭くなる溝孔nを形成されたものとなされている。この溝孔nの内方には前記支点板90に装着されたローラ94が溝孔nに対し一定相対配置となされて位置され、牽制板93の変位の際に溝孔nの内周縁に干渉して変位される構成となされている。
【0032】
上記のように構成した本発明に係るコンバインの使用例及びその作動を説明する。コンバインを走行させるときは、駐車ブレーキレバー43はブレーキ非作動位置b1に位置させ、また駐車ブレーキペダル38は自由状態となしてブレーキ非作動位置s1に位置させる。
この状態では、ブレーキ操作入力部39aは図10に示すブレーキ非作動位置に保持される。この際、駐車ブレーキレバー43はコイルバネ49の弾力によりレバー支点軸44回りの矢印方向f1(図7参照)へ揺動しようとすると同時にピン部材50を介してこの揺動を軸受体46に係止されるためブレーキ非作動位置b1に保持される。
また駐車ブレーキペダル38はリターンバネ69の弾力と図示しない適宜な係止手段の作用により上方へ揺動した位置であるブレーキ非作動位置s1に保持される。
【0033】
この状態では牽制板93が支点板90に対し図12中の実線で示すように位置すると共に、ローラ94は溝孔n内の上部中央に位置して前後方向への移動を許容されるのであり、従って主変速レバー32の揺動操作が可能となり、このレバー32を揺動操作することにより直進用HST40を介して機体を前後進させることができる。
【0034】
走行速度の減速は通常では主変速レバー32を中立位置N(図12参照)へ向けて揺動させることにより行うのであるが、緊急を要するような場合等には駐車ブレーキペダル38を踏み込むことも差し支えない。
【0035】
駐車ブレーキペダル38が駐車ブレーキ作動位置s2へ向け踏み込まれると、アーム部材68がペダル支点軸36回りへリターンバネ69等の張力に抗して揺動され、この揺動が連結ロッド74を介して板部材72を支軸70回りへ揺動させる。この揺動に関連して、牽制板93が図12中に仮想線kで示す位置に移動してローラ94を溝孔nの下部に位置させ、この際のローラ94の移動が支点板90を支軸88回りの実線位置に揺動させ、主変速レバー32は強制的に中立位置Nに復帰されるのであり、直進用HST40は走行クローラ2に回転力を伝達しなくなる。そして、これと同時に板部材72の揺動がインナe4(引張ワイヤ)を引張移動させてブレーキ操作入力部39aを駐車ブレーキ作動位置に変位させ、ミッション39内の駐車ブレーキを駐車ブレーキ作動状態とする。これにより、走行駆動系に無理な駆動力が作用することなく、コンバインの走行は停止される。
【0036】
上記のように踏み込まれた駐車ブレーキペダル38を解放すると、アーム部材68がペダル支点軸36回りへリターンバネ69等の張力により揺動されて駐車ブレーキペダル38は元位置s1へ上昇復帰し、またペダルアーム37の揺動は連結ロッド74を介して牽制板93を図12中の実線で示す位置に復帰させて、ローラ94を溝孔nの上部に位置させるものとなり、一方主変速レバー32は摩擦付与手段89の作用により中立位置Nを保持されると共に前後への揺動操作を許容された状態となる。
【0037】
次に駐車ブレーキペダル38の操作により駐車ブレーキを作動状態或いは非作動状態とする場合について説明する。駐車ブレーキを作動状態とするときは、運転席20に座わる等した状態の下で駐車ブレーキペダル38を図7に示す駐車ブレーキ作動位置s2よりさらに少し大きく踏み込む。次に図4に実線で示すような収納状態にある係合ロッド86の操作部h1をスプリング87の弾力に抗して仮想線k1で示す位置へ水平揺動させ、この状態の下で、駐車ブレーキペダル38の踏込みを解放する。
これにより、駐車ブレーキペダル38はリターンバネ69の弾力による上向き揺動力により上方へ揺動されて係合ロッド86の係合部h2が図6に示すように圧接した状態なり、その上方揺動を駐車ブレーキ作動位置s2で係止されるのである。この係止状態はリーンバネ69の弾力で保持されるのであり、また先と同様にミッション39内の駐車ブレーキを駐車ブレーキ作動状態に保持すると共に主変速レバー32を中立位置Nに規制するものとなる。
【0038】
この駐車ブレーキ作動状態を非作動状態とするには、駐車ブレーキ作動位置s2にある駐車ブレーキペダル38をさらに踏み込み、ペダルアーム37と係合部h2とが離れた状態とする。これにより、係合ロッド86はスプリング87の弾力でその収納位置に復帰される。
これを確認した後、駐車ブレーキペダル38の踏込み操作を完全に解放する。これにより、先と同様にミッション39内の駐車ブレーキはブレーキ非作動状態となり、また主変速レバー32は中立位置Nを保持され且つ前後への揺動操作を許容された状態となる。
【0039】
次に駐車ブレーキレバー43の操作により駐車ブレーキを作動状態となし或いはこの作動状態を非作動状態とする場合について説明する。
駐車ブレーキを作動状態とするときは、ブレーキ非作動位置b1にある駐車ブレーキレバー43を前方へ倒すように揺動操作してこれを駐車ブレーキ作動位置b2に位置させる。これにより、アーム部材48はレバー支点軸44回りへ揺動されて連係ワイヤe2をリターンバネ69等の弾力に抗して一定距離だけ引張変位させるものとなる。
【0040】
この際、連係ワイヤe2がコイルバネ49による揺動力よりも強い力でこの揺動力作用方向に抗する側へ引張すると共にピン部材50が軸受体46に衝接して連係ワイヤe2による揺動を係止するため、駐車ブレーキ作動位置b2にある駐車ブレーキレバー43はその位置を保持される。
【0041】
上記連係ワイヤe2の引張変位は、連結具80及び張出しピン73を介して板部材72を支軸70回りへ揺動させる。
これにより、ブレーキ機構の各部は先に駐車ブレーキペダル38を踏み込んで駐車ブレーキをかけたときと同様の状態となる。この際、駐車ブレーキペダル38は連結ロッド74及びアーム部材68等を介して駐車ブレーキ作動位置s2まで下降揺動される。
【0042】
この駐車ブレーキ作動状態を非作動状態とするには、二通りの方法がある。その一つは駐車ブレーキレバー43を起立させるように操作してこれをブレーキ非作動位置b1に復帰させるのである。この復帰によりアーム部材48が前とは逆へ揺動されて連係ワイヤe2を弛緩させる。
この連係ワイヤe2の弛緩は板部材72をリターンバネ69等の弾力によりブレーキ非作動側へ揺動復帰させる。これにより、ブレーキ機構の各部は先に駐車ブレーキペダル38を完全に解放してブレーキ非作動状態にしたときと同様の状態となる。この際、駐車ブレーキペダル38はブレーキ非作動位置に復帰される。
【0043】
他の一つは先ず駐車ブレーキ作動位置s2にある駐車ブレーキペダル38をさらに幾分踏み込むのである。
駐車ブレーキペダル38が一定量以上に踏み込まれると、アーム部材68及び連結ロッド74が前方変位されて連係ワイヤe2が弛緩される。この連係ワイヤe2の弛緩は、コイルバネ49の弾力が駐車ブレーキレバー43をブレーキ非作動位置b1へ向け揺動させることを許容するものとなり、これにより駐車ブレーキレバー43はブレーキ非作動位置b1に復帰揺動し、この位置でピン部材50が軸受体46に衝接して係止される。
この復帰揺動に関連してアーム部材48が後方揺動され、連係ワイヤe2はブレーキ非作動状態の形成に足りるように弛緩される。しかし、この時点では駐車ブレーキペダル38が踏み込まれているため、未だミッション39内の駐車ブレーキは駐車ブレーキ作動状態となっている。
【0044】
次に、上記駐車ブレーキレバー43の復帰揺動を確認して駐車ブレーキペダル38の踏込み状態を完全に解放するのである。これにより駐車ブレーキペダル38はブレーキ非作動位置s1に復帰し、前述同様にブレーキ機構の各部はブレーキ非作動状態となる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように構成した本発明によれば、運転操作部に乗った作業者が下車することなく駐車ブレーキペダルにより便利に駐車ブレーキの作動及び非作動操作を行うことができるようになると同時に、駐車ブレーキレバーを運転席とは無関係に最も使い勝手のよい位置に設けることができ、これによりコンバインから降りた状態の作業者でも駐車ブレーキレバーを便利に操作することのできるものとなり、また駐車ブレーキ作動位置に操作された駐車ブレーキレバーによる駐車ブレーキ作動状態を下車することなく非作動状態に変化させることができ、機体の運転が簡易迅速且つ安全に行えるものとなる。
【0046】
また、駐車ブレーキ作動位置に操作された駐車ブレーキレバーのブレーキ解除操作を、駐車ブレーキペダルを踏み込むという簡易な操作により下車することなく行えるものとなり、また、駐車ブレーキ作動位置に操作された駐車ブレーキレバーを駐車ブレーキペダルの踏込み操作により自動的にブレーキ非作動位置へ復帰させる作動を、簡易な構造により実現でき、駐車ブレーキペダルによる駐車ブレーキの作動操作及び非作動操作が簡易な構造により便利に行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンバインの全体側面図である。
【図2】上記コンバインの平面図である。
【図3】上記コンバインの前部右側面図である。
【図4】上記コンバインの運転操作部を示す平面図である。
【図5】上記運転操作部周辺の左側面図である。
【図6】上記運転操作部の正面視断面図である。
【図7】上記運転操作部のブレーキ機構等を示す左側面図である。
【図8】上記運転操作部のレバー機構を示す平面図である。
【図9】上記コンバインのサイドコラム内の支持フレーム構造等を示す正面図である。
【図10】上記運転操作部周辺の左側面図である。
【図11】上記コンバインの主変速レバーとブレーキ機構との連係機構部を示す左側面図である。
【図12】上記連係機構部の一部を示す側面視説明図である。
【符号の説明】
3 シャーシフレーム
18 運転操作部
25 ステップ板
28 サイドコラム
36 ペダル支点軸
37 ペダルアーム
38 駐車ブレーキペダル(操作部材)
39 ミッション
39a 駐車ブレーキ操作入力部
43 駐車ブレーキレバー
44 支点軸
51 サイドコラム用の支持フレーム構造
54 後支柱
60 第一前後向き部材(支持フレーム構造部材)
63 中間前後向き部材(支持フレーム構造部材)
64 中間支柱
69 リターンバネ(スプリング)
70 支軸
72 板部材(連動部材)
75 補強部材
76 引張ワイヤ手段(連係機構)
86 係合ロッド
87 スプリング
b1 駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ非作動位置
b2 駐車ブレーキレバーの駐車ブレーキ作動位置
s1 駐車ブレーキペダルの駐車ブレーキ非作動位置
s2 駐車ブレーキペダルの駐車ブレーキ作動位置
e2 連係ワイヤ(連係機構)
e4 引張ワイヤ
Claims (2)
- 駐車ブレーキレバー( 43)を備えたコンバインにおいて、その運転操作部( 18)にも駐車ブレーキペダル( 38)を設け、この駐車ブレーキペダル ( 38)と駐車ブレーキレバー ( 43)とを連係機構 ( e2)を介して結合し、駐車ブレーキペダル ( 38)がブレーキ作動位置 ( s2)側へ一定量以上に踏み込まれると、駐車ブレーキ作動位置 ( b2)に係止されている駐車ブレーキレバー ( 43)が自動的に駐車ブレーキ非作動位置 ( b1)に復帰作動されるコンバインの駐車ブレーキ機構であって、前記駐車ブレーキレバー(43)が特定支点軸 ( 44)回りへ揺動可能でスプリングにより常にブレーキ非作動位置 (b 1 ) 側へ付勢されたものとなされ、また、前記連係機構 ( e2)が駐車ブレーキレバー ( 43)の駐車ブレーキ作動位置 (b 2 ) への揺動操作により駐車ブレーキレバー ( 43)を一定力以上で駐車ブレーキ作動位置 (b 2 ) へ引張するものとなる連係ワイヤ ( e2)を有し、この連係ワイヤ ( e2)は、駐車ブレーキペダル ( 38)がブレーキ作動側へ一定量以上に踏み込まれると、駐車ブレーキレバー ( 43)が前記スプリングの弾力によりブレーキ非作動側へ復帰揺動し得るように移動されることを特徴とするコンバインの駐車ブレーキ機構。
- 駐車ブレーキペダル ( 38)を横向きの特定支点軸 ( 36)回りへ揺動可能となし且つスプリング ( 69)により常にブレーキ非作動側である上方へ付勢されたものとなし、一方では駐車ブレーキペダル ( 38)に係合されてこのペダル ( 38)を駐車ブレーキ作動位置に係止するものとした係合ロッド ( 86)を運転操作部 ( 18)に装設し、このロッド ( 86)は駐車ブレーキペダル ( 38)の一定量以上の踏込みによりスプリング力でこのペダル ( 38)を自由状態とするように作動することを特徴とする請求項1記載のコンバインの駐車ブレーキ機構。
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-
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