JP2002145027A - 農作業機のペダル操作構造 - Google Patents

農作業機のペダル操作構造

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JP2002145027A JP2000342267A JP2000342267A JP2002145027A JP 2002145027 A JP2002145027 A JP 2002145027A JP 2000342267 A JP2000342267 A JP 2000342267A JP 2000342267 A JP2000342267 A JP 2000342267A JP 2002145027 A JP2002145027 A JP 2002145027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペダルの踏み込み操作位置での維持や維持解
除を簡便に行えるとともに操作ミスを抑制できる操作性
に優れた農作業機のペダル操作構造を提供する。 【解決手段】 ペダル9の踏み込み解除位置からの踏み
込み操作で、揺動アーム19を第2バネ21の付勢に抗
する方向に揺動案内し、ペダル9の所定量以上の踏み込
み操作で、その案内を解除して第2バネ21の付勢によ
る揺動アーム19の揺動を許容する第1案内部29と、
その揺動アーム19を受け取り、ペダル9の踏み込み解
除に伴って、ペダル9が所定の踏み込み操作位置に維持
される係止位置に揺動アーム19を案内して係止保持
し、その後のペダル9の踏み込み操作で、その係止保持
を解除して第2バネ21の付勢による揺動アーム19の
揺動を許容する第2案内部30と、そのペダル9の踏み
込み解除で、揺動アーム19を第1案内部29に向けて
揺動案内する第3案内部31とを装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1バネの付勢に
抗して第1軸心周りに踏み込み操作されるペダルを備え
た農作業機のペダル操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような農作業機のペダル操
作構造においては、例えば特開平11−89342号公
報で開示されているように、踏み込み解除位置に復帰付
勢されたペダルの前方に、その付勢に抗して踏み込み操
作されたペダルとの係合で該ペダルを所定の踏み込み操
作位置に維持する係合位置とペダルから離間する非係合
位置とに亘って前後揺動操作可能で、かつ、非係合位置
に復帰付勢された操作レバーを配備することや、例えば
特開平8−108779号公報で開示されているよう
に、ペダルに、機体の被係合部との係合でペダルを所定
の踏み込み操作位置に維持する係合位置と機体の被係合
部から離間する非係合位置とに亘って前後揺動操作可能
で、かつ、係合位置に復帰付勢された補助ペダルを装備
することで、ペダルを所定の踏み込み操作位置に維持で
きるようにしたものがあった。
【0003】ちなみに、上記従来技術のうちの前者のも
のは、単にペダルを所定の踏み込み操作位置まで踏み込
み操作すると、踏み込み操作の解除に伴ってペダルが踏
み込み解除位置まで自動復帰するようになり、所定の踏
み込み操作位置まで踏み込み操作されたペダルに操作レ
バーを係合させると、踏み込み操作の解除にかかわらず
ペダルを所定の踏み込み操作位置に維持することがで
き、操作レバーとの係合で所定の踏み込み操作位置に維
持されたペダルに対して踏み込み操作を行うと、ペダル
と操作レバーとの係合が解除されてペダルの踏み込み解
除位置への復帰が許容されるようになることから、ペダ
ルを踏み込み解除位置に復帰させることができるように
なっている。
【0004】一方、上記従来技術のうちの後者のもの
は、ペダルと補助ペダルとを共踏みしながら、ペダルを
所定の踏み込み操作位置まで踏み込み操作すると、補助
ペダルと機体の被係合部との係合を阻止できることか
ら、踏み込み操作の解除に伴ってペダルを踏み込み解除
位置まで自動復帰させることができ、補助ペダルを踏ま
ずにペダルを所定の踏み込み操作位置まで踏み込み操作
すると、その操作に伴って補助ペダルが機体の被係合部
に係合するようになることから、踏み込み操作の解除に
かかわらずペダルを所定の踏み込み操作位置に維持する
ことができ、補助ペダルと被係合部との係合でペダルが
所定の踏み込み操作位置に維持されている状態において
補助ペダルを踏むと、補助ペダルと機体の被係合部との
係合が解除されてペダルの踏み込み解除位置への復帰が
許容されることから、ペダルを踏み込み解除位置に復帰
させることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうちの
前者のものは、ペダルを所定の踏み込み操作位置に維持
する場合には、ペダルの所定の踏み込み操作位置への踏
み込み操作を行いながら、操作レバーの操作が可能な状
態に屈み込んで、所定の踏み込み操作位置に踏み込み操
作されたペダルに操作レバーを係合させる必要があるこ
とから、ペダルを所定の踏み込み操作位置に維持する際
の操作が煩わしいものになっていた。
【0006】一方、上記従来技術のうちの後者のもの
は、ペダルを踏み込み操作位置に維持しない場合、ペダ
ルを踏み込み操作位置に維持する場合、あるいは、ペダ
ルの踏み込み操作位置での維持を解除する場合のそれぞ
れに応じて、ペダルと補助ペダルとを共踏み操作する状
態と、ペダル又は補助ペダルのみを踏み込み操作する状
態とに、ペダルと補助ペダルとを踏み換える必要がある
ことから、操作性の面において改善の余地があった。
又、ペダルと補助ペダルとを操作状況に応じて踏み換え
ることによって、例えば、ペダルと補助ペダルとを共踏
みしながらペダルを所定の踏み込み操作位置まで踏み込
み操作することで、ペダルを一時的に踏み込み操作位置
まで踏み込み操作するつもりが、補助ペダルの踏み忘れ
によってペダルが不測に踏み込み操作位置に維持されて
しまう、といった操作ミスを招き易くなっていた。
【0007】本発明の目的は、ペダルを踏み込み操作位
置に維持する場合やペダルの踏み込み操作位置での維持
を解除する場合の操作を簡便に行えるとともに操作ミス
を抑制できる操作性に優れた農作業機のペダル操作構造
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、第
1バネの付勢に抗して第1軸心周りに踏み込み操作され
るペダルを備えた農作業機のペダル操作構造において、
前記ペダルと前記第1軸心周りに一体揺動し、かつ、前
記ペダルに対して第2軸心周りに相対揺動可能な揺動ア
ームを設け、前記ペダルの踏み込み解除位置からの踏み
込み操作に伴って、前記揺動アームを第2バネの付勢に
抗する方向に揺動案内し、かつ、前記ペダルの所定量以
上の踏み込み操作に伴って、その案内を解除して前記第
2バネの付勢による前記揺動アームの揺動を許容する第
1案内部と、前記第2バネの付勢で揺動する前記揺動ア
ームを受け取るとともに、前記ペダルの所定量以上の踏
み込み操作が解除されるのに伴って、前記ペダルが所定
の踏み込み操作位置に維持される係止位置に向けて前記
揺動アームを揺動案内し、その係止位置への到達に伴っ
て前記揺動アームを前記係止位置に係止保持し、かつ、
前記ペダルの前記踏み込み操作位置からの踏み込み操作
に伴って、前記揺動アームの前記係止位置での係止保持
を解除するとともに前記第2バネの付勢による前記揺動
アームの揺動を許容する第2案内部と、前記ペダルの前
記踏み込み操作位置からの踏み込み操作が解除されるの
に伴って、前記第1バネの付勢により前記ペダルと一体
揺動する前記揺動アームを前記第1案内部に向けて揺動
案内する第3案内部とを装備した。
【0009】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、踏み込み解除位置に位置するペダルの踏み込み操作
を行うと、第1案内部によって揺動アームが第2バネの
付勢に抗する方向に揺動案内され、ペダルの踏み込み解
除位置からの踏み込み操作量が所定量に到るまでの間で
ペダルの踏み込み操作を解除すると、この状態では、第
1案内部による揺動アームの揺動案内が継続されている
ことから、第1バネの付勢によってペダルが踏み込み解
除位置に向けて復帰揺動するようになる。
【0010】ペダルの踏み込み解除位置からの踏み込み
操作量が所定量以上になる強い踏み込み操作を行うと、
第1案内部によって第2バネの付勢に抗する方向に揺動
案内された揺動アームの第1案内部による揺動案内が解
除されることから、揺動アームが第2バネの付勢によっ
て第2案内部にて受け取られる位置まで揺動するように
なり、その後、ペダルの踏み込み操作を解除すると、揺
動アームが第2案内部によって係止位置まで揺動案内さ
れて係止位置に係止保持されるようになることから、第
1バネによるペダルの踏み込み解除位置に向けての復帰
揺動が阻止されて、ペダルが所定の踏み込み操作位置に
維持されるようになる。
【0011】所定の踏み込み操作位置に維持されたペダ
ルの踏み込み操作を行うと、第2案内部による揺動アー
ムの係止位置での係止保持が解除されて、揺動アームが
第2バネの付勢によって第3案内部に向けて揺動するよ
うになり、その後、ペダルの踏み込み操作位置からの踏
み込み操作を解除すると、第1バネの付勢によってペダ
ルが踏み込み解除位置に向けて復帰揺動するとともに揺
動アームが第3案内部によって第1案内部に向けて揺動
案内されるようになる。
【0012】つまり、同じペダルの踏み込み操作を行う
だけで、その踏み込み操作の解除に伴ってペダルを踏み
込み解除位置まで自動復帰させる状態と、その踏み込み
操作の解除にかかわらずペダルを所定の踏み込み操作位
置に維持する状態と、ペダルを踏み込み操作位置から踏
み込み解除位置に復帰させる状態とを現出できることか
ら、それらの状態を現出する際の操作性の向上を図れる
ようになる。
【0013】又、同じ踏み込み解除位置からのペダルの
踏み込み操作であっても、踏み込み操作の解除にかかわ
らずペダルを所定の踏み込み操作位置に維持する場合に
は、ペダルの踏み込み解除位置からの踏み込み操作量が
所定量以上になるように、踏み込み操作の解除に伴って
ペダルを踏み込み解除位置まで自動復帰させる場合より
も、より第1バネ及び第2バネの付勢に抗した強いペダ
ルの踏み込み操作を要することから、踏み込み操作の解
除に伴ってペダルを踏み込み解除位置まで自動復帰させ
る場合と、踏み込み操作の解除にかかわらずペダルを所
定の踏み込み操作位置に維持する場合とでは操作感が大
きく異なるようになっており、もって、踏み込み操作の
解除に伴ってペダルを踏み込み解除位置まで自動復帰さ
せるつもりが、踏み込み操作の解除にかかわらずペダル
が所定の踏み込み操作位置に維持されてしまう、といっ
た操作ミスの発生を抑制できるようになる。
【0014】しかも、ペダルの近傍やペダル自体に、ペ
ダルを所定の踏み込み操作位置に維持するための操作具
やペダルの所定の踏み込み操作位置での維持を解除する
ための操作具を装備する必要がないことから、ペダル周
りを外観良くすっきりさせることができるようになる。
【0015】〔効果〕従って、ペダルを踏み込み操作位
置に維持する場合やペダルの踏み込み操作位置での維持
を解除する場合の操作を簡便に行えるとともにペダルの
操作ミスを抑制できる操作性に優れたものである上に、
外観の向上を図ることのできる農作業機のペダル操作構
造を提供できるようになった。
【0016】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記揺動ア
ームを前記第1案内部に向けて揺動付勢する第3バネを
設けた。
【0017】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、ペダルが踏み込み解除位置に位置する状態での機体
の傾斜や振動によって、揺動アームが第1案内部から外
れることを阻止できるようになり、もって、踏み込み解
除位置に位置するペダルを踏み込み操作した場合には、
機体の傾斜や振動にかかわらず、揺動アームを第1案内
部にて揺動案内することができるようになる。
【0018】〔効果〕従って、ペダル操作の確実性の向
上を図れる信頼性の高い農作業機のペダル操作構造を提
供できるようになった。
【0019】
【発明の実施の形態】図1には農作業機の一例である自
脱形コンバインの全体側面が示されており、このコンバ
インは、左右一対のクローラ式走行装置1を装備した走
行機体2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に搬送す
る刈取搬送部3を昇降揺動可能に連結するとともに、走
行機体2に、刈取搬送部3からの刈取穀稈に対して脱穀
処理及び選別処理を施す脱穀装置4や、脱穀装置4から
の穀粒を貯留する穀粒タンク5などを搭載し、穀粒タン
ク5に、その内部に貯留された穀粒を機外に排出するス
クリュー式の排出機構6を装備し、走行機体2における
穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部7を形成して構成
されている。
【0020】搭乗運転部7には、運転座席8やペダル9
の一例であるブレーキペダル10などが配備されてお
り、走行機体2における運転座席8の下方にはエンジン
11が搭載されている。図示は省略するが、エンジン1
1から左右の各クローラ式走行装置1への伝動は、静油
圧式無段変速装置やミッションケースに内装されたギヤ
式変速装置などを介して行われるようになっている。
【0021】図2〜6に示すように、ブレーキペダル1
0は、機体フレーム12に左右向きの第1軸心P1周り
に第1バネ13の付勢に抗して踏み込み操作可能に支持
されるとともに、エンジン11からの動力を静油圧式無
段変速装置に伝達する主クラッチ14に第1連係ロッド
15を介して連係され、かつ、ミッションケースに内装
された走行用のブレーキ16に第2連係ロッド17を介
して連係されており、その踏み込み操作に伴って、主ク
ラッチ14を、エンジン11からの動力を静油圧式無段
変速装置に伝達する入り状態から、エンジン11からの
動力を静油圧式無段変速装置に伝達しない切り状態に切
り換えるとともに、ブレーキ16を、左右のクローラ式
走行装置1に制動作用を及ぼさない非制動状態から、左
右のクローラ式走行装置1に制動作用を及ぼす制動状態
に切り換えるようになっている。
【0022】ブレーキペダル10には、第1軸心P1周
りに一体揺動する連動アーム18が装備されており、そ
の連動アーム18の遊端に、連動アーム18に対して第
2軸心P2周りに相対揺動可能な揺動アーム19が装備
されている。つまり、揺動アーム19は、ブレーキペダ
ル10と第1軸心P1周りに一体揺動し、かつ、ブレー
キペダル10に対して第2軸心P2周りに相対揺動可能
となっている。
【0023】揺動アーム19の遊端には左右向きのピン
20が装備されており、このピン20と機体フレーム1
2とに亘って、揺動アーム19を後方に向けて揺動付勢
する第2バネ21が架設されている。
【0024】機体フレーム12には、ブレーキペダル1
0の踏み込み解除位置からの踏み込み操作に伴って、ピ
ン20を第2バネ21の付勢に抗して前下方に向けて摺
動案内する第1案内面22と、第1案内面22にて案内
されたピン20を第2バネ21の付勢に抗して下方に向
けて摺動案内し、かつ、ブレーキペダル10の所定量以
上の踏み込み操作に伴って、ピン20の下方への摺動案
内を解除して第2バネ21の付勢によるピン20の後方
への移動を許容する第2案内面23と、ブレーキペダル
10の所定量以上の踏み込み操作が解除されるのに伴っ
て、ブレーキペダル10を所定の踏み込み操作位置に維
持する係止位置にピン20を係止保持し、かつ、ブレー
キペダル10の所定の踏み込み操作位置からの踏み込み
操作に伴って、ピン20の係止位置での係止保持を解除
するとともに第2バネ21の付勢によるピン20の後方
への移動を許容する凹入部24と、ブレーキペダル10
の踏み込み操作位置からの踏み込み操作が解除されるの
に伴って、第1バネ13の付勢により上方に向けて移動
するピン20を第1案内面22に向けて摺動案内する第
3案内面25とを備えた第1部材26、及び、ブレーキ
ペダル10の所定量以上の踏み込み操作に伴って後方に
向けて移動するピン20を受け止めるとともに、ブレー
キペダル10の所定量以上の踏み込み操作が解除される
のに伴って、ピン20を第1部材26の凹入部24に案
内する案内面27を備えた第2部材28が装備されてい
る。
【0025】そして、第1部材26の第1案内面22と
第2案内面23によって、ブレーキペダル10の踏み込
み解除位置からの踏み込み操作に伴って、揺動アーム1
9を第2バネ21の付勢に抗する方向に揺動案内し、か
つ、ブレーキペダル10の所定量以上の踏み込み操作に
伴って、その揺動案内を解除して、ブレーキペダル10
を所定の踏み込み操作位置に維持する係止位置に向けて
の第2バネ21の付勢による揺動アーム19の揺動を許
容する第1案内部29が構成され、又、第1部材26の
凹入部24と第2部材28の案内面27によって、第2
バネ21の付勢で揺動する揺動アーム19を受け取ると
ともに、ブレーキペダル10の所定量以上の踏み込み操
作が解除されるのに伴って、ブレーキペダル10が所定
の踏み込み操作位置に維持される係止位置に向けて揺動
アーム19を揺動案内し、その係止位置への到達に伴っ
て揺動アーム19を係止位置に係止保持し、かつ、ブレ
ーキペダル10の所定の踏み込み操作位置からの踏み込
み操作に伴って、揺動アーム19の係止位置での係止保
持を解除するとともに第2バネ21の付勢による揺動ア
ーム19の後方揺動を許容する第2案内部30が構成さ
れ、更に、第1部材26の第3案内面25によって、ブ
レーキペダル10の所定の踏み込み操作位置からの踏み
込み操作が解除されるのに伴って、第1バネ13の付勢
によりブレーキペダル10と一体揺動する揺動アーム1
9を第1案内部29に向けて揺動案内する第3案内部3
1が構成されている。
【0026】連動アーム18と揺動アーム19との間に
は、第2バネ21の付勢力よりも弱い付勢力で揺動アー
ム19を前方に向けて揺動付勢することで、ブレーキペ
ダル10が踏み込み解除位置に位置する状態では、揺動
アーム19を、ピン20が第1案内部29の上方に位置
する垂直姿勢に揺動復帰させる第3バネ32が設けられ
ている。
【0027】以上の構成から、踏み込み解除位置に位置
するブレーキペダル10の踏み込み操作を行うと、第1
案内部29によって揺動アーム19が第2バネ21の付
勢に抗する方向に揺動案内され、ブレーキペダル10の
踏み込み解除位置からの踏み込み操作量が所定量に到る
までの間でブレーキペダル10の踏み込み操作を解除す
ると、第1バネ13の付勢によってブレーキペダル10
が踏み込み解除位置に向けて復帰揺動するようになって
いる。
【0028】つまり、ブレーキペダル10を踏み込み解
除位置から所定量の踏み込み操作量に到るまでの間で踏
み込み操作することで、その踏み込み操作が行われてい
る間、主クラッチ14の切り状態とブレーキ16の制動
状態とを現出する通常の制動操作を行えるようになって
いる。
【0029】又、ブレーキペダル10の踏み込み解除位
置からの踏み込み操作量が所定量以上になる強い踏み込
み操作を行うと、第1案内部29によって第2バネ21
の付勢に抗する方向に揺動案内された揺動アーム19の
第1案内部29による揺動案内が解除されて、揺動アー
ム19が第2バネ21の付勢によって第2案内部30に
て受け取られる位置まで揺動するようになり、その後、
ブレーキペダル10の踏み込み操作を解除すると、揺動
アーム19が第2案内部30によって係止位置まで揺動
案内されて係止位置に係止保持されるようになることか
ら、第1バネ13によるブレーキペダル10の踏み込み
解除位置に向けての復帰揺動が阻止されて、ブレーキペ
ダル10が所定の踏み込み操作位置に維持されるように
なっている。
【0030】つまり、ブレーキペダル10を、その踏み
込み解除位置からの踏み込み操作量が所定量以上になる
ように強く踏み込み操作することで、主クラッチ14の
切り状態とブレーキ16の制動状態とを現出する所定の
踏み込み操作位置にブレーキペダル10を維持すること
ができ、もって、主クラッチ14を切り状態に維持する
とともにブレーキ16を制動状態に維持する駐車状態を
現出できるようになっている。
【0031】更に、所定の踏み込み操作位置に維持され
たブレーキペダル10の踏み込み操作を行うと、第2案
内部30による揺動アーム19の係止位置での係止保持
が解除されて、揺動アーム19が第2バネ21の付勢に
よって第3案内部31に向けて揺動するようになり、そ
の後、ブレーキペダル10の踏み込み操作位置からの踏
み込み操作を解除すると、第1バネ13の付勢によって
ブレーキペダル10が踏み込み解除位置に向けて復帰揺
動するとともに揺動アーム19が第3案内部31によっ
て第1案内部29に向けて揺動案内されるようになって
いる。
【0032】つまり、所定の踏み込み操作位置に維持さ
れたブレーキペダル10を踏み込み操作することで、駐
車状態から通常の制動操作状態に切り換えることができ
るようになっている。
【0033】要するに、ブレーキペダル10の踏み込み
操作を行うだけで、その踏み込み操作量に応じた制動状
態を現出するとともに、その踏み込み操作の解除に伴っ
てブレーキペダル10を踏み込み解除位置まで自動復帰
させて制動状態を解除する通常の制動操作状態と、その
踏み込み操作の解除にかかわらずブレーキペダル10を
所定の踏み込み操作位置に維持する駐車状態とを切り換
え現出することができるようになっており、もって、そ
れらの状態を現出する際の操作性の向上を図れるように
なっている。
【0034】又、同じ踏み込み解除位置からのブレーキ
ペダル10の踏み込み操作であっても、駐車状態を現出
する場合には、ブレーキペダル10の踏み込み解除位置
からの踏み込み操作量が所定量以上になるように、通常
の制動操作を行う場合よりも、より第1バネ13及び第
2バネ21の付勢に抗した強いブレーキペダル10の踏
み込み操作を要することから、駐車状態を現出する場合
と通常の踏み込み操作を行う場合とでは操作感が大きく
異なるようになっており、もって、通常の制動操作を行
ったつもりが駐車状態が現出されてしまう、といった操
作ミスの発生を抑制できるようになっている。
【0035】しかも、ブレーキペダル10の近傍やペダ
ル10自体に、ブレーキペダル10を所定の踏み込み操
作位置に維持するための操作具やブレーキペダル10の
所定の踏み込み操作位置での維持を解除するための操作
具を装備する必要がないことから、ブレーキペダル10
の周りを外観良くすっきりさせることができるようにな
っている。
【0036】更に、第2バネ21と第3バネ32の作用
によって、ブレーキペダル10が踏み込み解除位置に位
置する状態での走行機体2の傾斜や振動などによって、
揺動アーム19が第1案内部29の案内領域から外れる
ことを阻止できるようになっており、もって、踏み込み
解除位置に位置するブレーキペダル10を踏み込み操作
した場合には、走行機体2の傾斜や振動などにかかわら
ず、揺動アーム19を第1案内部29にて揺動案内させ
ることができるようになっている。
【0037】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)農作業機としては、全稈投入形コンバインやトラ
クタあるいは乗用田植機などであってもよい。 (2)ペダル9としては、主クラッチ14のみに連係さ
れるクラッチペダル、走行用のブレーキ16のみに連係
されるブレーキペダル、あるいは、対応するクローラ式
走行装置1又は走行車輪に対する伝動の断続及び制動が
可能な左右のクラッチブレーキに連係される左右一対の
クラッチブレーキペダルなどであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱形コンバインの全体側面図
【図2】ブレーキペダルを踏み込み解除位置に位置させ
た状態を示す要部の側面図
【図3】ブレーキペダルを所定量以上に踏み込み操作し
た状態を示す要部の側面図
【図4】ブレーキペダルを所定の踏み込み操作位置に維
持させた状態を示す要部の側面図
【図5】ブレーキペダルの所定の踏み込み操作位置での
維持を解除した状態を示す要部の側面図
【図6】ペダル操作構造の構成を示す要部の背面図
【符号の説明】
9 ペダル 13 第1バネ 19 揺動アーム 21 第2バネ 29 第1案内部 30 第2案内部 31 第3案内部 32 第3バネ P1 第1軸心 P2 第2軸心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1バネの付勢に抗して第1軸心周りに
    踏み込み操作されるペダルを備えた農作業機のペダル操
    作構造であって、 前記ペダルと前記第1軸心周りに一体揺動し、かつ、前
    記ペダルに対して第2軸心周りに相対揺動可能な揺動ア
    ームを設け、前記ペダルの踏み込み解除位置からの踏み
    込み操作に伴って、前記揺動アームを第2バネの付勢に
    抗する方向に揺動案内し、かつ、前記ペダルの所定量以
    上の踏み込み操作に伴って、その案内を解除して前記第
    2バネの付勢による前記揺動アームの揺動を許容する第
    1案内部と、前記第2バネの付勢で揺動する前記揺動ア
    ームを受け取るとともに、前記ペダルの所定量以上の踏
    み込み操作が解除されるのに伴って、前記ペダルが所定
    の踏み込み操作位置に維持される係止位置に向けて前記
    揺動アームを揺動案内し、その係止位置への到達に伴っ
    て前記揺動アームを前記係止位置に係止保持し、かつ、
    前記ペダルの前記踏み込み操作位置からの踏み込み操作
    に伴って、前記揺動アームの前記係止位置での係止保持
    を解除するとともに前記第2バネの付勢による前記揺動
    アームの揺動を許容する第2案内部と、前記ペダルの前
    記踏み込み操作位置からの踏み込み操作が解除されるの
    に伴って、前記第1バネの付勢により前記ペダルと一体
    揺動する前記揺動アームを前記第1案内部に向けて揺動
    案内する第3案内部とを装備してある農作業機のペダル
    操作構造。
  2. 【請求項2】 前記揺動アームを前記第1案内部に向け
    て揺動付勢する第3バネを設けてある請求項1記載の農
    作業機のペダル操作構造。
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